JP2002225687A - 作業車のジャッキ装置 - Google Patents
作業車のジャッキ装置Info
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- JP2002225687A JP2002225687A JP2001023094A JP2001023094A JP2002225687A JP 2002225687 A JP2002225687 A JP 2002225687A JP 2001023094 A JP2001023094 A JP 2001023094A JP 2001023094 A JP2001023094 A JP 2001023094A JP 2002225687 A JP2002225687 A JP 2002225687A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、作業車を安定支承するジャッキ装
置において、傾斜地等においても安定した支持状態が得
られると共に、ジャッキ装置の張出し幅を増大して吊上
げ能力を向上させた作業車のジャッキ装置を提供する。 【解決手段】 接地板24をシリンダチューブ21bの下端
であってシリンダチューブ幅方向中心oより車輌側方に
偏寄した位置に設けた水平支軸26に揺動自在に軸支し、
シリンダチューブ21bとジャッキ外筒12間にシリンダチ
ューブの軸線廻りの回動を規制する回動規制具28を取付
けて構成した。
置において、傾斜地等においても安定した支持状態が得
られると共に、ジャッキ装置の張出し幅を増大して吊上
げ能力を向上させた作業車のジャッキ装置を提供する。 【解決手段】 接地板24をシリンダチューブ21bの下端
であってシリンダチューブ幅方向中心oより車輌側方に
偏寄した位置に設けた水平支軸26に揺動自在に軸支し、
シリンダチューブ21bとジャッキ外筒12間にシリンダチ
ューブの軸線廻りの回動を規制する回動規制具28を取付
けて構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーン装置や高
所作業装置等の作業機を搭載した作業車に取付けられ、
作業機使用時における作業車を安定支承する作業車のジ
ャッキ装置に関するものである。
所作業装置等の作業機を搭載した作業車に取付けられ、
作業機使用時における作業車を安定支承する作業車のジ
ャッキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の作業車を、車輌の運転室後方に
小型のクレーン装置を搭載して荷物の積降し作業を行う
よう構成したクレーン付き貨物自動車Aを例に、図3に
基づき説明する。当該クレーン付き貨物自動車Aは、車
輌1の運転室2後方に位置する車輌フレーム1a上に、ク
レーン基台3と、当該クレーン基台3上に旋回自在に立
設した旋回ポスト4、当該旋回ポスト4の上部に起伏自
在に枢支され先端部5aからウインチ装置6で巻上げ巻下
げ駆動されるワイヤロープ7により荷役用フックブロッ
ク8を吊下げた伸縮ブーム5とから成るクレーン装置9
を搭載して構成されている。なお、10は伸縮ブーム5を
起伏駆動するための起伏シリンダである。
小型のクレーン装置を搭載して荷物の積降し作業を行う
よう構成したクレーン付き貨物自動車Aを例に、図3に
基づき説明する。当該クレーン付き貨物自動車Aは、車
輌1の運転室2後方に位置する車輌フレーム1a上に、ク
レーン基台3と、当該クレーン基台3上に旋回自在に立
設した旋回ポスト4、当該旋回ポスト4の上部に起伏自
在に枢支され先端部5aからウインチ装置6で巻上げ巻下
げ駆動されるワイヤロープ7により荷役用フックブロッ
ク8を吊下げた伸縮ブーム5とから成るクレーン装置9
を搭載して構成されている。なお、10は伸縮ブーム5を
起伏駆動するための起伏シリンダである。
【0003】また、当該貨物自動車Aには、積降し作業
時に車輌1を安定支承するための車輌側方に張出して設
置する例えば実公平4-23908号公報に記載された如きジ
ャッキ装置11が取付けられている。当該ジャッキ装置11
は、図4に示す如く下端12bに開口部13を備えたジャッ
キ外箱12と、ピストンロッド端部14aを当該ジャッキ外
箱12の上板12aにボルト等の締結手段を用いて固定する
と共に、下端に接地板15を備えたシリンダチューブ14b
を前記開口部13から下方に向けて伸縮可能に嵌挿したジ
ャッキシリンダ14とで構成されている。当該ジャッキ装
置11は、ジャッキシリンダ14の伸長側油室(図示せず)
に圧油を供給して伸長駆動すれば、シリンダチューブ14
bが下方に伸長して車輌前部をジャッキアップし、車輌
1を安定支承(図4実線図示状態)するよう構成されて
いる。また、当該ジャッキシリンダ14の伸長側油室から
圧油を排出して縮小駆動すれば、シリンダチューブ14b
がジャッキ外箱12内に収納されて走行移動に支障のない
格納状態(図4二点鎖線図示状態)にすることができる
ようになっている。
時に車輌1を安定支承するための車輌側方に張出して設
置する例えば実公平4-23908号公報に記載された如きジ
ャッキ装置11が取付けられている。当該ジャッキ装置11
は、図4に示す如く下端12bに開口部13を備えたジャッ
キ外箱12と、ピストンロッド端部14aを当該ジャッキ外
箱12の上板12aにボルト等の締結手段を用いて固定する
と共に、下端に接地板15を備えたシリンダチューブ14b
を前記開口部13から下方に向けて伸縮可能に嵌挿したジ
ャッキシリンダ14とで構成されている。当該ジャッキ装
置11は、ジャッキシリンダ14の伸長側油室(図示せず)
に圧油を供給して伸長駆動すれば、シリンダチューブ14
bが下方に伸長して車輌前部をジャッキアップし、車輌
1を安定支承(図4実線図示状態)するよう構成されて
いる。また、当該ジャッキシリンダ14の伸長側油室から
圧油を排出して縮小駆動すれば、シリンダチューブ14b
がジャッキ外箱12内に収納されて走行移動に支障のない
格納状態(図4二点鎖線図示状態)にすることができる
ようになっている。
【0004】また、当該ジャッキ装置11は、車輌フレー
ム1aに取付けた外筒16と、当該外筒16内に車輌側方に向
けて張出し可能に嵌挿した内筒17とで構成したスライド
筒18における内筒先端部17aに取付けられている。これ
は、積降し作業時にジャッキ装置11を車輌側方に張出し
て設置すれば、車輌1の安定性が高まり吊上げ能力を増
大させることができるため、ジャッキ装置11の車輌側方
への張出し幅aをできるだけ大きくとり、吊上げ能力を
増大させるためである。
ム1aに取付けた外筒16と、当該外筒16内に車輌側方に向
けて張出し可能に嵌挿した内筒17とで構成したスライド
筒18における内筒先端部17aに取付けられている。これ
は、積降し作業時にジャッキ装置11を車輌側方に張出し
て設置すれば、車輌1の安定性が高まり吊上げ能力を増
大させることができるため、ジャッキ装置11の車輌側方
への張出し幅aをできるだけ大きくとり、吊上げ能力を
増大させるためである。
【0005】一方、この種のジャッキ装置11には、地面
に設置した際に車輌1を安定して支持できるようシリン
ダチューブ14bの下端に接地板15が取付けられている
が、従来の接地板15はシリンダチューブ14bに固定的に
取付けたもの(図4図示のもの)と、シリンダチューブ
14b下端の幅方向中央部に球面受座19を取付け、当該球
面受座19に揺動自在に取付けたもの(図5図示のもの)
が広く用いられていた。
に設置した際に車輌1を安定して支持できるようシリン
ダチューブ14bの下端に接地板15が取付けられている
が、従来の接地板15はシリンダチューブ14bに固定的に
取付けたもの(図4図示のもの)と、シリンダチューブ
14b下端の幅方向中央部に球面受座19を取付け、当該球
面受座19に揺動自在に取付けたもの(図5図示のもの)
が広く用いられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ものは、接地板15が固定的に取付けられているため、傾
斜地等に設置した場合、接地板15が完全に接地せず支持
状態が不安定になるという問題があった。一方、後者の
ものは、接地板15aが揺動自在に取付けられているため
前述の如き問題点は生じないものの、接地板15aを揺動
自在に支持する球面受座19がシリンダチューブ14bの幅
方向中央部に取付けられているため、ジャッキ装置11の
支持位置は当該球面受座19の配置位置であるシリンダチ
ューブ14bの幅方向中央部となる。このため、ジャッキ
装置11の支持位置は、車輌1の内側寄り位置となり、ジ
ャッキ装置11の張出し幅aが狭く吊上げ能力が低いとい
う問題があった。
ものは、接地板15が固定的に取付けられているため、傾
斜地等に設置した場合、接地板15が完全に接地せず支持
状態が不安定になるという問題があった。一方、後者の
ものは、接地板15aが揺動自在に取付けられているため
前述の如き問題点は生じないものの、接地板15aを揺動
自在に支持する球面受座19がシリンダチューブ14bの幅
方向中央部に取付けられているため、ジャッキ装置11の
支持位置は当該球面受座19の配置位置であるシリンダチ
ューブ14bの幅方向中央部となる。このため、ジャッキ
装置11の支持位置は、車輌1の内側寄り位置となり、ジ
ャッキ装置11の張出し幅aが狭く吊上げ能力が低いとい
う問題があった。
【0007】本発明は、上記した従来の問題点に鑑み、
傾斜地等においても安定した支持状態が得られ、しかも
ジャッキ装置の張出し幅を可及的に大きく設定して吊上
げ能力を向上させることができる作業車のジャッキ装置
を提供することを目的とする。
傾斜地等においても安定した支持状態が得られ、しかも
ジャッキ装置の張出し幅を可及的に大きく設定して吊上
げ能力を向上させることができる作業車のジャッキ装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、次の如き構成を有している。
すなわち、本発明の作業車のジャッキ装置は、車輌フレ
ームに車輌側方に張出し可能に取付けられ下端に開口部
を備えたジャッキ外筒と、ピストンロッド端部を当該ジ
ャッキ外筒の内側上部に固定すると共に下端に接地板を
取付けたシリンダチューブを前記開口部から下方に向け
て伸縮可能に嵌挿したジャッキシリンダとで構成した作
業車のジャッキ装置を対象としている。
決するための手段として、次の如き構成を有している。
すなわち、本発明の作業車のジャッキ装置は、車輌フレ
ームに車輌側方に張出し可能に取付けられ下端に開口部
を備えたジャッキ外筒と、ピストンロッド端部を当該ジ
ャッキ外筒の内側上部に固定すると共に下端に接地板を
取付けたシリンダチューブを前記開口部から下方に向け
て伸縮可能に嵌挿したジャッキシリンダとで構成した作
業車のジャッキ装置を対象としている。
【0009】そして、本発明のジャッキ装置は、接地板
をシリンダチューブの下端であってシリンダチューブ幅
方向中心より車輌側方に偏寄した位置に設けた水平支軸
に揺動自在に軸支すると共に、前記シリンダチューブと
ジャッキ外筒間にシリンダチューブの軸線廻りの回動を
規制する回動規制具を取付けて構成している。
をシリンダチューブの下端であってシリンダチューブ幅
方向中心より車輌側方に偏寄した位置に設けた水平支軸
に揺動自在に軸支すると共に、前記シリンダチューブと
ジャッキ外筒間にシリンダチューブの軸線廻りの回動を
規制する回動規制具を取付けて構成している。
【0010】このように構成した本発明のジャッキ装置
は、接地板がシリンダチューブ下端に設けた水平支軸に
揺動自在に軸支されているので、ジャッキ装置を傾斜地
等に設置した場合でも接地板が地面の傾斜に沿って揺動
して完全に接地させることができ、ジャッキ装置による
車輌の支持が安定して行えるのである。また、接地板を
揺動自在に軸支する水平支軸が、従来のものに比して車
輌側方に偏寄した位置に取付けられているため、ジャッ
キ装置による車輌の支持位置が車輌側方寄り位置となっ
て、実質的なジャッキ装置の張出し幅が増大し吊上げ能
力を向上させることができるのである。
は、接地板がシリンダチューブ下端に設けた水平支軸に
揺動自在に軸支されているので、ジャッキ装置を傾斜地
等に設置した場合でも接地板が地面の傾斜に沿って揺動
して完全に接地させることができ、ジャッキ装置による
車輌の支持が安定して行えるのである。また、接地板を
揺動自在に軸支する水平支軸が、従来のものに比して車
輌側方に偏寄した位置に取付けられているため、ジャッ
キ装置による車輌の支持位置が車輌側方寄り位置となっ
て、実質的なジャッキ装置の張出し幅が増大し吊上げ能
力を向上させることができるのである。
【0011】また、シリンダチューブとジャッキ外筒間
にシリンダチューブの軸線廻りの回動を規制する回動規
制具を取付けたので、ジャッキシリンダを伸縮駆動させ
た際にシリンダチューブが軸線廻りに回動するのを防止
することができるのである。このため、シリンダチュー
ブが軸線廻りに回動して水平支軸が車輌の内側寄りに変
移し、ジャッキ装置の実質的な張出し幅が減少するのを
未然に防止することができるのである。
にシリンダチューブの軸線廻りの回動を規制する回動規
制具を取付けたので、ジャッキシリンダを伸縮駆動させ
た際にシリンダチューブが軸線廻りに回動するのを防止
することができるのである。このため、シリンダチュー
ブが軸線廻りに回動して水平支軸が車輌の内側寄りに変
移し、ジャッキ装置の実質的な張出し幅が減少するのを
未然に防止することができるのである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図2に基づき本発明
の具体的な構成について説明する。なお、本発明に係る
ジャッキ装置は、前述した従来のジャッキ装置に比して
接地板の取付け方法を変更すると共に、シリンダチュー
ブの軸線廻りの回動を回動規制具により規制するよう構
成したものであり、以下の説明ではその相違点を中心に
説明するものとする。
の具体的な構成について説明する。なお、本発明に係る
ジャッキ装置は、前述した従来のジャッキ装置に比して
接地板の取付け方法を変更すると共に、シリンダチュー
ブの軸線廻りの回動を回動規制具により規制するよう構
成したものであり、以下の説明ではその相違点を中心に
説明するものとする。
【0013】図1において、21はジャッキシリンダであ
る。当該ジャッキシリンダ21は、従来のものと同様にピ
ストンロッド端部21aを前記ジャッキ外箱12の上部に設
けた上板12aの取付座22にボルト等の締結手段23を用い
て固定されている。また、シリンダチューブ21bは、前
記ジャッキ外箱12の下端12bに設けた開口部13から下方
に向けて伸縮可能に嵌挿されている。このため、当該ジ
ャッキシリンダ21は、伸長側油室(図示せず)に圧油を
供給して伸長駆動すれば、シリンダチューブ21bが下方
に伸長して、接地板24が接地し車輌前部をジャッキアッ
プさせて車輌1を安定支承(図1実線図示状態)するよ
うになっている。また、当該ジャッキシリンダ21の伸長
側油室から圧油を排出して縮小駆動すれば、シリンダチ
ューブ21bがジャッキ外箱12内に収納されて走行移動に
支障のない格納状態(図1二点鎖線図示状態)にするこ
とができるようになっている。なお、当該ジャッキシリ
ンダ21におけるピストンロッド端部21aの固定方法とし
ては、上記の方法の他にジャッキ外箱12の上部適所とピ
ストンロッド端部21aに夫々ボス穴を設け、当該両ボス
穴相互を連結ピンで連結することで固定するよう構成し
てもよい。
る。当該ジャッキシリンダ21は、従来のものと同様にピ
ストンロッド端部21aを前記ジャッキ外箱12の上部に設
けた上板12aの取付座22にボルト等の締結手段23を用い
て固定されている。また、シリンダチューブ21bは、前
記ジャッキ外箱12の下端12bに設けた開口部13から下方
に向けて伸縮可能に嵌挿されている。このため、当該ジ
ャッキシリンダ21は、伸長側油室(図示せず)に圧油を
供給して伸長駆動すれば、シリンダチューブ21bが下方
に伸長して、接地板24が接地し車輌前部をジャッキアッ
プさせて車輌1を安定支承(図1実線図示状態)するよ
うになっている。また、当該ジャッキシリンダ21の伸長
側油室から圧油を排出して縮小駆動すれば、シリンダチ
ューブ21bがジャッキ外箱12内に収納されて走行移動に
支障のない格納状態(図1二点鎖線図示状態)にするこ
とができるようになっている。なお、当該ジャッキシリ
ンダ21におけるピストンロッド端部21aの固定方法とし
ては、上記の方法の他にジャッキ外箱12の上部適所とピ
ストンロッド端部21aに夫々ボス穴を設け、当該両ボス
穴相互を連結ピンで連結することで固定するよう構成し
てもよい。
【0014】25は、前記ジャッキ外箱12下端の開口部13
内側に取付けたスライドプレートである。当該スライド
プレート25には、図2に示す如く平面視円形の摺動面25
aが設けられており、当該摺動面25aは前記シリンダチュ
ーブ21bの外周面に摺接してジャッキシリンダ21に作用
する横方向力を支持するよう構成されている。
内側に取付けたスライドプレートである。当該スライド
プレート25には、図2に示す如く平面視円形の摺動面25
aが設けられており、当該摺動面25aは前記シリンダチュ
ーブ21bの外周面に摺接してジャッキシリンダ21に作用
する横方向力を支持するよう構成されている。
【0015】26は、シリンダチューブ21b下端に突設し
た支持ブラケット27に取付けられ、接地板24を揺動自在
に軸支する水平支軸である。当該水平支軸26は、図2に
示す如く支持ブラケット27のシリンダチューブ幅方向中
心oより所定量sだけ車輌側方に偏寄した位置に水平に
取付けられている。そして、当該水平支軸26の両端部に
は、接地板24がブラケット24aを介して揺動自在に軸支
されている。このため、ジャッキ装置20の支持力は水平
支軸26を介して接地板24に伝達され、当該水平支軸26の
配置位置がジャッキ装置20の実質的な支持位置となる。
従って、ジャッキ装置20の張出し幅a1は、従来のもの
に比して偏寄量sだけ拡大され、その分車輌1の安定性
が高まって吊上げ能力が増大するのである。
た支持ブラケット27に取付けられ、接地板24を揺動自在
に軸支する水平支軸である。当該水平支軸26は、図2に
示す如く支持ブラケット27のシリンダチューブ幅方向中
心oより所定量sだけ車輌側方に偏寄した位置に水平に
取付けられている。そして、当該水平支軸26の両端部に
は、接地板24がブラケット24aを介して揺動自在に軸支
されている。このため、ジャッキ装置20の支持力は水平
支軸26を介して接地板24に伝達され、当該水平支軸26の
配置位置がジャッキ装置20の実質的な支持位置となる。
従って、ジャッキ装置20の張出し幅a1は、従来のもの
に比して偏寄量sだけ拡大され、その分車輌1の安定性
が高まって吊上げ能力が増大するのである。
【0016】なお、当該接地板24は、車輌走行時に障害
物等に接触しないよう車幅内に格納する必要がある。こ
のため、水平支軸26を上記の如く車輌側方に偏寄して取
付けた場合には、車幅方向における接地板24の重量バラ
ンスが崩れ接地板24が傾斜して保持されることがある。
この場合には、接地板24の上方傾斜部に重り(図示せ
ず)を取付けて重量バランスを取るか、バネ等(図示せ
ず)を用いて水平状態に保持するよう構成すればよい。
物等に接触しないよう車幅内に格納する必要がある。こ
のため、水平支軸26を上記の如く車輌側方に偏寄して取
付けた場合には、車幅方向における接地板24の重量バラ
ンスが崩れ接地板24が傾斜して保持されることがある。
この場合には、接地板24の上方傾斜部に重り(図示せ
ず)を取付けて重量バランスを取るか、バネ等(図示せ
ず)を用いて水平状態に保持するよう構成すればよい。
【0017】28aは、前記シリンダチューブ21bの外周面
における長手方向略全域に渡って突設した廻止め片であ
る。当該廻止め片28aは、前記スライドプレート25の摺
動面25aに設けた切欠き部28bに係合して、シリンダチュ
ーブ21bが軸線廻りに回動しないよう規制するようにな
っている。当該廻止め片28aと切欠き部28bで、請求項1
における回動規制具28を構成している。また、当該回動
規制具28は、この実施形態のものの他に、図1鎖線図示
の如くシリンダチューブ21bの上端部にジャッキ外箱12
の内面に係合する突起29を取付け、当該突起29とジャッ
キ外箱12との係合で当該シリンダチューブ21bの軸線廻
りの回動を規制するよう構成してもよい。
における長手方向略全域に渡って突設した廻止め片であ
る。当該廻止め片28aは、前記スライドプレート25の摺
動面25aに設けた切欠き部28bに係合して、シリンダチュ
ーブ21bが軸線廻りに回動しないよう規制するようにな
っている。当該廻止め片28aと切欠き部28bで、請求項1
における回動規制具28を構成している。また、当該回動
規制具28は、この実施形態のものの他に、図1鎖線図示
の如くシリンダチューブ21bの上端部にジャッキ外箱12
の内面に係合する突起29を取付け、当該突起29とジャッ
キ外箱12との係合で当該シリンダチューブ21bの軸線廻
りの回動を規制するよう構成してもよい。
【0018】このように構成した本発明のジャッキ装置
20は、接地板24がシリンダチューブ21b下端に揺動自在
に軸支されているので、ジャッキ装置20を傾斜地等に設
置しても接地板24が地面の傾斜に沿って揺動して接地
し、車輌1を安定して支承することができるのである。
また、接地板24を揺動自在に軸支する水平支軸26が、従
来のものに比して車輌側方に偏寄した位置に取付けられ
ているため、実質的なジャッキ装置20の張出し幅a1が
広くなり、車輌1の安定性が高まって吊上げ能力を増大
させることができるのである。
20は、接地板24がシリンダチューブ21b下端に揺動自在
に軸支されているので、ジャッキ装置20を傾斜地等に設
置しても接地板24が地面の傾斜に沿って揺動して接地
し、車輌1を安定して支承することができるのである。
また、接地板24を揺動自在に軸支する水平支軸26が、従
来のものに比して車輌側方に偏寄した位置に取付けられ
ているため、実質的なジャッキ装置20の張出し幅a1が
広くなり、車輌1の安定性が高まって吊上げ能力を増大
させることができるのである。
【0019】また、シリンダチューブ21bとジャッキ外
筒12間にシリンダチューブ21bの軸線廻りの回動を規制
する回動規制具28を取付けたので、ジャッキシリンダ21
を伸縮駆動させてもシリンダチューブ21bが軸線廻りに
回動せず、安定した車輌1の支持が可能となるのであ
る。
筒12間にシリンダチューブ21bの軸線廻りの回動を規制
する回動規制具28を取付けたので、ジャッキシリンダ21
を伸縮駆動させてもシリンダチューブ21bが軸線廻りに
回動せず、安定した車輌1の支持が可能となるのであ
る。
【0020】
【発明の効果】本発明の作業車のジャッキ装置は、接地
板をシリンダチューブ下端におけるシリンダチューブ幅
方向中心より車輌側方に偏寄した位置に設けた水平支軸
に揺動自在に軸支し、更にシリンダチューブの軸線廻り
の回動を回動規制具を用いて規制するよう構成したの
で、傾斜地等においても安定した支持が得られ、しかも
ジャッキ装置の張出し幅を可及的に増大して吊上げ能力
を向上することができるのである。
板をシリンダチューブ下端におけるシリンダチューブ幅
方向中心より車輌側方に偏寄した位置に設けた水平支軸
に揺動自在に軸支し、更にシリンダチューブの軸線廻り
の回動を回動規制具を用いて規制するよう構成したの
で、傾斜地等においても安定した支持が得られ、しかも
ジャッキ装置の張出し幅を可及的に増大して吊上げ能力
を向上することができるのである。
【図1】本発明のジャッキ装置の説明図(側面図)であ
る。
る。
【図2】同、ジャッキ装置の説明図である。
【図3】ジャッキ装置を装備した作業車の説明図であ
る。
る。
【図4】従来のジャッキ装置の説明図(側面図)であ
る。
る。
【図5】同、他の実施形態の説明図である。
1;車輌、 1a;車輌フレーム、 2;運転室、 3;クレー
ン基台、4;旋回ポスト、 5;伸縮ブーム、 6;ウイン
チ装置、7;ワイヤロープ、 8;フックブロック、 9;
クレーン装置、10;起伏シリンダ、 11,20;ジャッキ装
置、 12;ジャッキ外箱、 13;開口部、14,21;ジャッキシ
リンダ、 14a,21a;ピストンロッド端部、14b,21b;シリ
ンダチューブ、 15,24;接地板、 16;外筒、 17;内筒、1
8;スライド筒、 25;スライドプレート、 26;水平支軸、
28;回動規制具、
ン基台、4;旋回ポスト、 5;伸縮ブーム、 6;ウイン
チ装置、7;ワイヤロープ、 8;フックブロック、 9;
クレーン装置、10;起伏シリンダ、 11,20;ジャッキ装
置、 12;ジャッキ外箱、 13;開口部、14,21;ジャッキシ
リンダ、 14a,21a;ピストンロッド端部、14b,21b;シリ
ンダチューブ、 15,24;接地板、 16;外筒、 17;内筒、1
8;スライド筒、 25;スライドプレート、 26;水平支軸、
28;回動規制具、
Claims (1)
- 【請求項1】 車輌フレームに車輌側方に張出し可能に
取付けられ下端に開口部を備えたジャッキ外筒と、ピス
トンロッド端部を当該ジャッキ外筒の内側上部に固定す
ると共に下端に接地板を取付けたシリンダチューブを前
記開口部から下方に向けて伸縮可能に嵌挿したジャッキ
シリンダとで構成した作業車のジャッキ装置において、 前記接地板をシリンダチューブの下端であってシリンダ
チューブ幅方向中心より車輌側方に偏寄した位置に設け
た水平支軸に揺動自在に軸支すると共に、前記シリンダ
チューブとジャッキ外筒間にシリンダチューブの軸線廻
りの回動を規制する回動規制具を取付けて構成したこと
を特徴とする作業車のジャッキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001023094A JP2002225687A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 作業車のジャッキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001023094A JP2002225687A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 作業車のジャッキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002225687A true JP2002225687A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18888420
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001023094A Pending JP2002225687A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 作業車のジャッキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002225687A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110217209A (zh) * | 2019-07-13 | 2019-09-10 | 阮保国 | 一种车辆原地调头装置 |
JP2021011922A (ja) * | 2019-07-08 | 2021-02-04 | コベルコ建機株式会社 | ピン回り止め構造 |
-
2001
- 2001-01-31 JP JP2001023094A patent/JP2002225687A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021011922A (ja) * | 2019-07-08 | 2021-02-04 | コベルコ建機株式会社 | ピン回り止め構造 |
JP7293921B2 (ja) | 2019-07-08 | 2023-06-20 | コベルコ建機株式会社 | ピン回り止め構造 |
CN110217209A (zh) * | 2019-07-13 | 2019-09-10 | 阮保国 | 一种车辆原地调头装置 |
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