JP2002225013A - U溝ブロックの成形方法及びその成形品 - Google Patents

U溝ブロックの成形方法及びその成形品

Info

Publication number
JP2002225013A
JP2002225013A JP2001025526A JP2001025526A JP2002225013A JP 2002225013 A JP2002225013 A JP 2002225013A JP 2001025526 A JP2001025526 A JP 2001025526A JP 2001025526 A JP2001025526 A JP 2001025526A JP 2002225013 A JP2002225013 A JP 2002225013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
molding
main body
blocks
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001025526A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Umezawa
徳弘 梅沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2001025526A priority Critical patent/JP2002225013A/ja
Publication of JP2002225013A publication Critical patent/JP2002225013A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体ブロックと蓋版ブロック間の独立した歪
みをなくし、蓋版ブロック上を走行する自動車などによ
ってガタ付き騒音が発生しないU溝ブロックとその成形
方法を提供する。 【解決手段】 一組の本体ブロック10と蓋版ブロック
20よりなるU溝ブロックを製造するとき、一方のブロ
ックを先に成形して養生硬化させる。次に他方のブロッ
クを成形するに当り、その成形型枠の一部として既成形
品のブロックを使用し、これに生コンクリート40を充
填して、両ブロックを分離可能に打ち継ぎ成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、一般に道路の側
溝構築用のセメントコンクリートまたはレジンコンクリ
ートよりなる蓋版付きの側溝ブロックの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】 従来この種のブロックは、U字型の側
溝ブロックの本体ブロックと、本体ブロックの上面開放
部に掛けられる蓋版ブロックは、それぞれの成形型枠に
生コンクリートを流し込んで別個に成形している。とこ
ろが、本体ブロックと蓋版ブロックはその形状と肉厚に
おいて異なり、成形型枠を如何に精密に形成したとして
も、硬化時及び養生時に起こる収縮変形には差異が生じ
るものである。そのため、これらのブロックを後に組み
合わせて使用するとき、若干の隙間が不可避的に生じ、
この上を走行する車輌や歩行者によって、ガタ付き騒音
を発生する。また、重量車輌の繰り返しの走行によっ
て、繰り返しの衝撃荷重が両ブロックに与えられること
になり、両ブロックが疲労したり破損し、これらの耐用
期間を短くしている。また、各ブロックの成形型枠を徒
らに精密にすることは、これらの成形コストを押し上げ
るため、好ましいことではない。いくら精密に型枠を成
形しても前記収縮変形や歪みは完全に無くすことはでき
ない。また、耐用期間を延長するために、両ブロックの
接合面を金属材料で補強したものなども見受けられる
が、やはり成形コストや成形品の価格を押し上げること
になる。
【0003】前記の本体ブロックと蓋版ブロック間のガ
タによる騒音の発生を防止するため、接合面にゴム板な
どを介在させる方法も一部において採用されているが、
ゴム板をインサートしたり、成形後貼り付けるとなる
と、中々面倒で、成形コストを押し上げるし、自動車な
ど頻繁に通る場所においては、ゴム板の疲労もあり、張
り替えることは現実にコスト高となりできない。また、
ボルト締め等で蓋版ブロックを本体ブロックに固定する
ことも、コストの上昇となるし、本体ブロックの通水部
の清掃時などには、その都度ボルトを外す必要があり、
余り実用的ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は前記した従
来技術の欠点を根本的に解消するものであり、従来技術
レベルの成形枠を用いながら、本体ブロックと蓋版ブロ
ック間に不均一な隙間が成形されない、すなわちガタ付
き騒音が生じないU溝ブロックの成形方法及び成形品を
市場に提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 前記の課題を達成する
ために、請求項1の発明は、U溝型の本体ブロック10
とその蓋版ブロック20よりなるコンクリート成形品の
成形方法において、前記一組のブロックのうち何れか一
方に既成形品を用い、これと密着組み合わせられる他方
の前記ブロツクを成形するに際し、前記一組のブロック
が密着接合する部分の成形型枠の一部に、前記既成形品
の密着接合部分を用い、これらによって成形された空間
に生コンクリートを充填して、既成形品ブロックに対し
コンクリートを打ち継ぎ、前記一組のブロックが分離可
能な程度に結合するものである。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明の前
記構成に加えて、密着接合部分に生コンクリートミルク
ないしペースト非透過性または難透過性柔軟シートを敷
きこんだ後、前記打ち継ぎを行う。
【0007】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2の発明の前記構成において、前記一組のブロックの
うち、既成形品とする一方の部材を本体ブロックとす
る。
【0008】請求項4の発明では、請求項1ないし請求
項3の発明の前記構成において、蓋版ブロックを打ち継
ぎ成形するに当って、本体ブロックの通水部が上向き又
は下向きとなるように本体ブロックを配置する。
【0009】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
4の方法により成形されたU溝ブロック成形品であり、
本体ブロツクと蓋板ブロックの打継部が分離可能な程度
に結合されている。
【0010】請求項6の発明では、請求項5の発明の前
記構成に加えて、本体ブロックと蓋版ブロックの前記打
ち継ぎ面に非透水性または難透水性シートを挟み込んで
形成してある。
【0011】本発明のU溝ブロック成形品は、一般には
道路側溝の構築に用いられるが、路地などの中央部、広
い作業ヤードの中央部、道路を横断する排水溝、その他
農業用水路の構築に用いられるものも含まれる。また、
本発明において、コンクリートブロックとはセメントコ
ンクリート製に限定されず、廃棄プラスチックの再成材
料などを主材とするレジンコンクリート製、あるいは、
これらの混合物も含まれるものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】実施形態1 先ず、本体ブロック10が通常設置される状態と同じ上
下姿勢、すなわち通水部が上向きに配置される姿勢とし
て、本体ブロック成形用の本体型枠11を組み、必要に
応じて本体型枠11の組立時に鉄筋12及び吊り下げ用
のアイボルト螺合用アンカーナット13、吊り下げ棒挿
入孔形成用のパイプ14などをインサートする。本体型
枠11は通常鋼板またはエンジニアリングプラスチック
板などで作製される。これらインサート部品たるアンカ
ーナット13やパイプ14は鉄筋12に溶接したり針金
で縛り付けて固定する。更に必要に応じて、U字溝の内
面となる部分に、耐薬品性のライナー材をインサートす
る場合もある(第1工程、図1の符号1の図参照)。
【0013】このようにして形成される本体型枠内11
に、例えば生コンクリート40を打設し(図1の白抜き
矢印参照)、コンクリートの硬化後に脱型し、必要十分
に養生硬化させて本体ブロック10を得る(第2工程、
図1符号2の図参照)。この本体ブロック10の両側壁
15の上端面には、公知のU溝ブロック同様に蓋版ブロ
ック20の側縁21を受ける受け顎16が形成されてい
る。
【0014】次に蓋版ブロック20を成形するには、前
記本体ブロック10の通水部17内に蓋版ブロック20
の底面形成用の底型枠23を組み付ける。前記受け顎1
6部分及びこれより上方に伸びる起立壁18の内面部分
は、そのまゝ露出させ、蓋版ブロック成形用の蓋版型枠
22の一部として利用する(図1の符号3の図参照)。
蓋版ブロック20に、雨水導入孔24または手掛け孔2
5を設ける場合には、これに対応する型部材を、前記底
型枠23にインサートして固定する(第2工程、図1及
び図4参照)。更に必要がある場合は、補助筋26を蓋
版型枠22内に敷設する(図1及び図4のC参照)。こ
のようにして形成された蓋版型枠22内に生コンクリー
トを打ち継ぐと、本体ブロック10の受け顎16部分に
おいては蓋版ブロック20の生コンクリート40が直接
接触し、この形状に倣った形状となる。つまり密着接合
部30においては、本体ブロック10と蓋版ブロック2
0の表面形状が合致した状態となる。コンクリートが硬
化する前に表面に化粧モルタル、化粧タイル、反射標識
などの付加材料や附帯部品を流し込み成形したり、埋設
あるいは貼付けて仕上げる(第3工程、図1の符号3の
図参照)。
【0015】この状態において、蓋版ブロック20のコ
ンクリートが必要十分に硬化した段階で底型枠23を取
外し、全体を養生すると、本体ブロック10と蓋版ブロ
ックの密着接合部30においては、強固ではないが、一
応固着された状態となる(第4工程、図1の符号4の図
参照)。従って、蓋版ブロック20の手掛孔25等を利
用して、結合力よりも大きな力で、上方に引き上げれ
ば、蓋版ブロック20は本体ブロック10から容易に分
離される。分離された本体ブロック10と蓋版20の密
着接合部30の形状は、正確に対応しているから再び閉
じても、両ブロック間にガタは生じない。(第4工程、
図1の符号4の図参照)。なお、底型枠23は、本体ブ
ロック10に埋め殺し装着しておき、底型枠23の下方
の支持台枠だけを取外すようにすることも出来る。本体
ブロック10の成形および蓋版ブロック20の成形のい
ずれにおいても、振動台や棒バイブレータなどによって
振動を付与することができる。
【0016】実施形態2この形態においては、蓋版ブロ
ック20が既成形品として先に成形される(図2の各図
参照)。U溝ブロックの敷設後、蓋版ブロック20の上
面となるべき部分が蓋版型枠22の内底面となるように
蓋版型枠22を配置する(第1工程、図2の1図参
照)。この成形方法は、蓋版ブロック20の表面に凹凸
型状27や化粧層28があるものを製造するのに適す
る。即ち、前記蓋版型枠22の内底面を凹凸形状にした
り、予め隅角部に補強型材29、化粧用の砂利タイル2
8、あるいは滑り止めゴム材などを固定し、この中に生
コンクリートを打設し、硬化後、脱型し、後養生を充分
にして硬化させる。
【0017】次に、この蓋版ブロック20を上面に下向
きにして配置し、この上に本体型枠11をうつ伏せ状
に、すなわち本体ブロック10の通水部が下向きとなる
ように配置して組み立てる。このとき、本体ブロック1
0の蓋版ブロック20と嵌合する密着接合部30につい
ては、先に成形した蓋版ブロック20の接合部分を露出
させて使用する。このように配置することによって、本
体型枠11の最上面は本体ブロック10の底となる部分
であり、この部分の本体型枠11は開放口19としてあ
り、これより生コンクリート40を充填すると、この生
コンクリート40は左右の両壁部15に流入し、その最
下端において、前記蓋版ブロック20と打ち継がれた形
状となる(第3工程、図2の符号3の図参照)。このよ
うにして、本体ブロック10を形成するコンクリートが
充分に固化したならば脱型し、養生硬化させることによ
って、本体ブロック10と蓋版ブロック20が密着接合
部30において分離可能な程度に結合された蓋版一体の
U溝ブロックが成形される(図2の符号4の図参照)。
この実施の形態においては、本体ブロックの生コンクリ
ート注入口が大きくとれ、生コンクリートの充填作業性
がよく、側壁部15への充填も容易となる。本体ブロッ
ク10の成形および蓋版ブロック20の成形のいずれに
おいても、振動台や棒バイブレータなどによって振動を
付与することができる。
【0018】実施形態3及び実施形態4 前記実施形態1または実施形態2において、第2番目の
ブロックの生コンクリートを打設するのに先だって、前
記密着接合部30となる部分に生コンクリートミルク非
透過性または難透過性の柔軟シート35として、例えば
極く薄い(厚さ20ないし15ミクロンなどの)ポリエ
チレンシートを被せ、その後生コンクリートを打設す
る。このようにすると、既成形品であるブロックの接合
面の形状に倣って前記ポリエチレンシートが曲り変形
し、両者の結合面は完全な嵌合状態となり、ガタを生じ
ない。前記ポリエチレンシートに代え、油などを含浸さ
せた新聞紙を介在させたものも、非透過性ないし難透過
性柔軟シートの範囲に入るものである。
【0019】本体ブロック10と蓋版ブロック20の何
れかに既成形品のブロックを用いる本発明方法において
は、両ブロックは同一工場内で成形されるのが品質管理
上は好ましいが、別の工場の成形品、若しくは第三者が
製造した市販成形品を用いる場合も、本発明の実施形態
の範囲にあり、製造されたものは、請求項5または請求
項6に記載の物の発明の実施の形態に含まれる。
【0020】前記本体ブロック10は鉄筋の有無、左右
対称、非対称の形状を問わない。また、蓋版ブロック2
0の表面は緩い山形(図2の4の図参照)、浅いV溝
(図4のA図参照)27a、片流れ傾斜(図4のDの図
参照)、または表面に凹凸形状27のあるもの(図4の
Bの図参照)、化粧層28ないし補助表層材が一体に埋
設されたもの(図2及び図4のE図参照)、もしくは蓋
版ブロック20部を肉厚とし、通水部17の長さ方向に
ケーブル敷設用の中央穴31を設けたもの(図4のCの
図参照)、その他蓋版ブロック20の表層方向に貫通す
る雨水導入孔24、手掛け孔を設けたもの(図4のD、
E図、図5、図6参照)なども、本発明のU溝ブロック
の範囲に含まれる。また、一つの本体ブロック10がや
ゝ長尺であって、これに対し、数枚の蓋版ブロック20
が嵌合するもの(図5参照)、本体ブロック10の一部
のみがU溝形状で、その他は、断面角筒形状(暗渠)3
2のもの(図6参照)も、本発明のU溝ブロックの概念
に含まれる。
【0021】請求項1ないし請求項4に記載の方法によ
り成形された請求項5又は6記載のU溝ブロック成形品
は、ストックヤードに正姿勢のまゝストックされる。従
って長期保存中に成形品が仮に歪むことがあったとして
も、結合されている2部分のブロックが独立して変形す
ることがない。使用に際しては、そのまゝ現場まで、運
搬し適宜の扛重装置を用いて敷設現場に吊り込み、順次
接合して連結する。多数の蓋版ブロック20のうち、外
したい位置の蓋版ブロツク20には予め強い力を加えて
一旦外し、その後、本体ブロック10に再嵌合させるこ
ともでき、この場合、再嵌合した蓋版ブロックには目印
を施しておくことが好ましい。
【0022】前記各実施例においては、セメントコンク
リートブロックについて説明したが廃棄熱可塑性合成樹
脂を用いて成形する場合は、加熱可塑化されたされた再
生コンパンドを、金属などで形成された丈夫な型枠内に
入れ、プレス成形によって成形する。なお、廃棄再生粉
末若しくはペレットを用い粉末成形技術により、型枠内
で加熱成形する方法も、請求項1ないし請求項4に記載
の方法の実施形態に含まれる。
【0023】また一組のブロックのうち、既成形品とな
る側のブロックを前記廃棄物再成レジンコンクリート製
とし、前記打ち継ぎブロックの方を生コンクリートで打
設成形することも、本発明の方法に含まれる。
【0024】
【発明の効果】 請求項1の発明の方法は前述のように
構成したから、本体ブロックと蓋版ブロックは従来各種
の規格に適合させて、従来通りの精度でもって能率良く
製造することができる。また、本体ブロック及び蓋版ブ
ロックという一組のブロックは、一方のブロックを成形
して養生硬化した後、この既成形品のブロックの適所に
生コンクリートを充填して他方のブロックを打ち継ぎ成
形するものであるから、他方のブロックの接合部分の形
状は、既成形品ブロックの接合部分の形状に倣ってこれ
を正確に転写したものとなり、養生硬化後に両ブロック
の接合部分にガタ付きの原因となる隙間を発生させるこ
とがない。
【0025】請求項2の発明においては、前述のように
生コンクリートミルク非透過性または難透過性の柔軟シ
ートを前記接合面に敷き込んだ後、生コンクリートを打
ち継ぐものであるから、後成形されるブロックの接合面
の形状には、当該柔軟シートを介して既成形品ブロック
の接合部の形状が正確に写し取られることになり、両ブ
ロックが硬化した後においても、一対一の対応となり歪
みやガタ付き隙間を生じることがない。また、前記柔軟
性シートが挟まれているため、成形後に両ブロックを分
離するにも、大きな力を必要としない。接合面も滑らか
なものに形成され、この部分の丈夫なものが得られる。
【0026】請求項3の発明においては、既成形品を本
体ブロックとし、後から蓋版ブロックをその上で形成す
るのであるから、蓋版ブロックの成形型枠が組立て作業
ながど容易に行なえる。
【0027】請求項4の発明において、本体ブロックを
最終敷設状態の姿勢通りに、通水部が上向きになるよう
に形成する場合は、形成後に上下姿勢の反転などの追加
工程が不要となり、また、蓋版ブロックの上面が成形中
に観察でき、化粧用モルタルや砂利、タイル材などの充
填施工や貼付け施工、あるいは道路標識や反射器具など
の取付け施工がその状況を目視観察しながら能率良く的
確に作業することができる。
【0028】請求項5の発明のU溝ブロックは前述のよ
うに構成され、常に本体ブロックに蓋版ブロックが結合
されており、一括して運搬、吊り込み及び敷設作業が能
率良く行なえ、作業中に分離することもない。また、一
部の蓋版ブロックを取り外したいときは、当該蓋版ブロ
ックを強く引き上げれば、これは本体ブロックから容易
に分離できるため、本体ブロツク同士の接合作業も容易
にできるし、敷設後における本体ブロックの通水部の清
掃作業も容易となる。一旦、取り外した蓋版ブロツクは
元々本体ブロックに打ち継ぎ成形されていたものである
から、清掃作業の終了後、蓋版ブロックを当初の取外し
位置において本体ブロックに合わせれば、両ブロックは
隙間なしに再嵌合し、ガタ付き騒音の発生はない。ま
た、ガタ付き隙間がないから、重量車輌の走行によって
繰り返しの衝撃荷重が両ブロックに与えられることがな
く、両ブロックの疲労や破損が防止され、耐用期間を長
くする。
【0029】請求項6の発明においては、請求項5の発
明の前記効果に加えて、本体ブロックと蓋版ブロックの
接合面が非透過性または難透過性の柔軟フイルムで区画
されて成形されているから、蓋版ブロックを本体ブロッ
クから分離するのは容易であり、その接合面の形状も一
対一対応に形成されているから、歪曲した不均一な隙間
は生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の成形方法を示す概略工
程図である。
【図2】 本発明の実施形態2の成形方法を示す概略工
程図である。
【図3】 本発明の実施形態3及び実施形態4により成
形されたU溝ブロックの概略端面図である。
【図4】 本発明のU溝ブロックの各種の変形形態を示
す端面図である。
【図5】 本発明の他の実施形態である長尺ブロックの
斜視図である。
【図6】 本発明の更に他の実施形態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 本体ブロック 11 本体型枠 12 鉄筋 13 アンカーナット 14 パイプ 15 両側壁 16 受け顎 17 通水部 18 起立壁 19 開口部 20 蓋版ブロック 22 蓋版型枠 23 底型枠 24 雨水導入孔 25 手掛け孔 26a 蓋鉄筋 27 凹凸形状 27a 浅い溝 28 化粧層 29 補強アングル 30 密着接合部 31 中央穴 32 角筒部 40 生コンクリート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U溝型の本体ブロック10とその蓋版ブ
    ロック20よりなるコンクリート成形品の成形方法にお
    いて、 前記一組のブロックのうち何れか一方に既成形品を用
    い、これと密着組み合わせられる他方の前記ブロックを
    成形するに際し、前記一組のブロックが密着接合する部
    分の成形型枠の一部として、前記既成形品の密着接合部
    分を用い、これらによって成形された空間に生コンクリ
    ートを充填して、既成形品ブロックに対しコンクリート
    を打ち継ぎ、前記一対のブロックが分離可能な程度に相
    結合したU溝ブロックの成形方法。
  2. 【請求項2】 前記密着接合部分に生コンクリートミル
    クないしペースト非透過性または難透過性柔軟シートを
    敷きこんだ後、前記打ち継ぎを行うことを特徴とする請
    求項1に記載のU溝ブロックの成形方法。
  3. 【請求項3】 前記一組のブロックのうち、既成形品と
    する一方の部材が本体ブロックであることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のU溝ブロックの成形方
    法。
  4. 【請求項4】 前記蓋版ブロックを打ち継ぎ成形するに
    当って、本体ブロックの通水部が上向き又は下向きとな
    るように本体ブロックを配置することを特徴とする請求
    項1ないし請求項3に記載のU溝ブロックの成形方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4に記載の方法に
    より成形された本体ブロツクと蓋板ブロックの打ち継ぎ
    部が分離可能な程度に結合されていることを特徴とする
    U溝ブロック成形品。
  6. 【請求項6】 前記打ち継ぎ面には非透水性ないし難透
    水性シートが挟み込んで形成してあることを特徴とする
    請求項5に記載のU溝ブロック成形品。
JP2001025526A 2001-02-01 2001-02-01 U溝ブロックの成形方法及びその成形品 Pending JP2002225013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001025526A JP2002225013A (ja) 2001-02-01 2001-02-01 U溝ブロックの成形方法及びその成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001025526A JP2002225013A (ja) 2001-02-01 2001-02-01 U溝ブロックの成形方法及びその成形品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002225013A true JP2002225013A (ja) 2002-08-14

Family

ID=18890497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001025526A Pending JP2002225013A (ja) 2001-02-01 2001-02-01 U溝ブロックの成形方法及びその成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002225013A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348705A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Niporo Japan Kk 側溝蓋用埋設型枠、及び側溝の蓋体の形成方法
JP2014201979A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 大和コンクリート工業株式会社 蓋ずれ防止落ちふた式u形側溝
CN107869101A (zh) * 2017-10-27 2018-04-03 广州番禺职业技术学院 一种预制装配式公路截水沟及其制造方法
KR20180052222A (ko) * 2016-11-10 2018-05-18 주식회사 팔마 배수용 콘크리트관
CN111633807A (zh) * 2020-05-15 2020-09-08 中铁五局集团有限公司 一种隧道内沟槽盖板现场预制安装方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006348705A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 Niporo Japan Kk 側溝蓋用埋設型枠、及び側溝の蓋体の形成方法
JP4489644B2 (ja) * 2005-06-20 2010-06-23 ニポロジャパン株式会社 側溝蓋用埋設型枠、及び側溝の蓋体の形成方法
JP2014201979A (ja) * 2013-04-05 2014-10-27 大和コンクリート工業株式会社 蓋ずれ防止落ちふた式u形側溝
KR20180052222A (ko) * 2016-11-10 2018-05-18 주식회사 팔마 배수용 콘크리트관
KR101928972B1 (ko) * 2016-11-10 2018-12-13 주식회사 팔마 배수용 콘크리트관
CN107869101A (zh) * 2017-10-27 2018-04-03 广州番禺职业技术学院 一种预制装配式公路截水沟及其制造方法
CN111633807A (zh) * 2020-05-15 2020-09-08 中铁五局集团有限公司 一种隧道内沟槽盖板现场预制安装方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7794825B2 (en) Prefabricated lightweight concrete structure including columns
US11873613B2 (en) Lightweight molded cover
EP2155455A2 (en) Amorphous formwork
JP2002225013A (ja) U溝ブロックの成形方法及びその成形品
JP3037442B2 (ja) 構造材及びその接合方法
JP2002225019A (ja) 暗渠ブロックの成形方法及びその成形品
JP3806218B2 (ja) 合成樹脂製マンホールの施工方法及び合成樹脂製マンホール
JPH08184016A (ja) コンクリート防護柵の施工方法及びコンクリート防護柵用型
JP2005097882A (ja) 増厚・剥落防止併用工法
CN1525023A (zh) 一种现浇钢筋砼空心楼盖
KR101944336B1 (ko) 유리섬유보강시멘트(grc) 소재를 이용한 인조 마감재 제조방법 및 그 제조장치
JPH07119305A (ja) プレキャスト製鉄筋先組用治具とそれを用いた鉄筋コンクリート構造物の構築方法並びにプレキャスト部材
JP2004300764A (ja) 型枠用化粧パネル
KR101944335B1 (ko) 유리섬유보강시멘트(grc) 소재를 이용한 인조 마감재 제조방법 및 그 제조장치
JP3058503B2 (ja) 自然石プレキャスト版およびその施工法
KR200343278Y1 (ko) 분리된 구성부재에 이용 가능한 망형 다우얼 박스
JP2857643B2 (ja) 耐食ライニングの施工方法
CN204914202U (zh) 一种软索固定模具
JPH02113905A (ja) Pc版製造用型枠の製造方法
JP5812893B2 (ja) モルタルゲート及びモルタルゲートの製造方法
JPH07238615A (ja) 鉄筋ユニットと鉄筋内蔵型プレキャスト型枠と鉄筋内蔵型プレキャスト型枠の製造方法
AU622135B2 (en) Mould for manufacturing plate-like floor elements for false floors and corresponding plate-like floor elements
JPS6055636B2 (ja) アスフアルトマツトの製造方法
CN1769628B (zh) 一种砼填充用空心管
JP3261449B2 (ja) 耐食ライニングの施工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040224