JP2002223908A - 商品陳列棚 - Google Patents

商品陳列棚

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JP2002223908A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各段の棚板の前方に、取り付け取り外しが容
易な垂直の仕切杆を設けることにより、陳列する商品を
際立たせたり、選別を容易にしたりする。 【解決手段】 複数段の棚板7に跨る長さの上下方向を
向く仕切杆9と、その後面の上下部に前端が固着され、
かつ後端に係止孔6に係合可能な係止爪を備える前後方
向を向く支持アーム10とからなる商品区分け部材8
を、仕切杆9が棚板7の前方に位置し、かつ各支持アー
ム10が上下に隣接する棚板間を挿通するように、支持
アーム10の後端の係止爪を係止孔6に係合させること
により、支柱1に着脱可能として取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品陳列棚に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の商品陳列棚の中には、前面に棚受
け用の係止孔を縦方向に列設した左右方向に並ぶ支柱
と、その下端に前方に突出させて設けてた水平の脚杆
と、隣接する支柱同士を連結する連結杆とにより棚フレ
ームを形成し、この棚フレームにおける各支柱の係止孔
に棚板を上下複数段取り付けて構成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような商品陳列棚
は、棚板の前方が開放されているため、商品の陳列や取
出し等が容易であるが、商品陳列棚が広い壁面に沿って
多数並設されると、陳列棚自体に変化がなく、左右方向
に連続してしまうため、一部の商品を際立たせて陳列し
たり、種類別に区分けして陳列したりすることができな
いだけでなく、客も店員も商品の選別をしにくいという
問題がある。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑み、各段の棚
板の前方に、取り付け取り外しが可能な仕切杆を設ける
ことにより、陳列する商品を際立たせたり、商品の選別
等を容易に行いうるようにした商品陳列棚を提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 床面に立設した左右方向に並ぶ複数の支柱の前面
に、複数の係止孔を縦方向に列設し、この係止孔に棚受
け用ブラケットの後端に設けた係止爪を係止させること
により、支柱に複数段の棚板を取り付けてなる商品陳列
棚において、前記複数段の棚板に跨る長さの上下方向を
向く仕切杆と、その後面の上下部に前端が固着され、か
つ後端に前記係止孔に係合可能な係止爪を備える前後方
向を向く支持アームとからなる商品区分け部材を、前記
仕切杆が前記棚板の前方に位置し、かつ各支持アームが
上下に隣接する棚板間を挿通するように、前記支持アー
ムの後端の係止爪を前記係止孔に係合させることによ
り、支柱に着脱可能として取り付ける。
【0006】(2) 上記(1)項において、支持アーム
を、互いに前後方向に摺動可能に嵌合し合う2部材によ
り形成することにより、その前後長を調節可能とする。
【0007】(3) 上記(2)項において、支持アーム
が、後端に係止爪を有し、かつ前部に左右方向を向くピ
ンを備える固定アームと、該固定アームに上方から跨嵌
し、内部に前記ピンに上方から係合可能な複数の上向き
凹部を備えるとともに、前端が仕切杆に取り付けられ、
かつ後端部に固定アームの下方を通る架橋部を有する断
面下向きコ字状の可動アームとからなるものとする。
【0008】(4) 上記(3)項において、固定アーム
を、係止爪を後端に有する左右1対の板状部材よりなる
ものとし、かつそれらの前端部の対向面同士を、可動ア
ーム内の複数の凹部と係合可能な左右方向を向くピンに
より連結したものとする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
る商品陳列棚(A)の斜視図である。商品陳列棚(A)は、
左右方向に一定間隔を向けて立設された複数本の支柱
(1)と、その下端に前方に向けて取り付けられた複数本
の水平の脚杆(2)と、隣接する支柱(1)同士の上下の端
部と脚杆(2)の前端部同士を連結している複数本の連結
杆(3a)(3b)とからなる棚フレーム(4)を備え、隣接する
脚杆(2)とその連結杆(3b)との上面にはベース板(5)が
載置されている。
【0010】各支柱(1)の少なくとも前面には、棚受け
用の左右2列の多数の係止孔(6)が上下方向に沿って穿
設されている(図3参照)。図1に示すように、棚板(7)
は、その後端に取付けられた公知の係止金具又はブラケ
ットの係止爪(いずれも図示略)を上記係止孔(6)に選択
的に係合させることにより、上下複数段に亘って取付け
られている。
【0011】商品陳列棚(A)における任意の支柱(1)の
前面には、次のような商品区分け部材(8)が取付けられ
ている。
【0012】図2は、商品区分け部材(8)の斜視図を示
すもので、支柱(1)の左右幅よりも若干大きな左右幅を
有し、かつ上下方向の寸法が複数段の棚板(7)に跨がる
長さの垂直をなす仕切杆(9)と、その上下の端部におい
て後面に取り付けられた後方に延びる支持アーム(10)(1
0)とを有している。支持アーム(10)の後端には、上記支
柱(1)の係止孔(6)に係合する下向き鉤状の係止爪(11)
が設けられている。
【0013】図3〜図5に示すように、支持アーム(10)
は、固定アーム(12)と、これに前後方向に移動可能に上
方より嵌合された可動アーム(13)とからなっている。
【0014】図3に示すように、固定アーム(12)は、前
後方向を向いて互いに平行をなす左右1対の板状部材(1
4)(14)よりなり、各板状部材(14)の後端に、支柱(1)の
係止孔(6)に係合する係止爪(11)が形成されている。こ
れら1対の板状部材(14)は、それらの係止爪(11)が、支
柱(1)の2列の係止孔(6)に係合可能な間隔を隔てて、
互いの前端部の対向面間がピン(15)により連結されてい
る。
【0015】図4に示すように、可動アーム(13)は、下
面が開口する下向きコ字形の細長い基部材(16)を備え、
その前端には、左右方向を向く矩形状の取付板(17)が例
えば溶接により取り付けられている。この取付板(17)
は、左右2本のボルト(18)により上記仕切杆(9)の後面
に固着されている。
【0016】基部材(16)の後端部の外面には、その下面
を閉塞するための上向きコ字状の短寸の架橋部である端
部材(19)が、下方より固着されており、また、基部材(1
6)の内面上部には、幅が狭く細長い下向きコ字状の係合
部材(20)が固着されている。
【0017】係合部材(20)の幅は、上記1対の板状部材
(14)よりなる固定アーム(12)が収容される幅とされ、そ
の両垂下片の下端には、前述のピン(15)にはまり合う半
円形の上向きの凹部(21)が、前後方向に複数個形成され
ている。
【0018】図5は、上記可動アーム(13)を、固定アー
ム(12)に嵌合した状態を、図6は、図5の後端部を縦断
して示す後面図を、それぞれ示している。
【0019】可動アーム(13)を固定アーム(12)に最大限
嵌合した状態において、ピン(15)は係合部材(20)の前端
のやや下方寄りに当接するようにしてあり、これにより
可動アーム(13)の前方への移動が阻止されるようになっ
ている。
【0020】図5の想像線により示すように、可動アー
ム(13)の前端部を若干上方に持ち上げて、係合部材(20)
の前端をピン(15)よりも上方に位置させれば、可動アー
ム(13)は前方に引き出し可能となり、係合部材(20)の任
意の凹部(21)にピン(15)を係合させることにより、支持
アーム(10)の前後長を、棚板(7)の前後方向の寸法に応
じて段階的に調節することができる。
【0021】仕切杆(9)の上下位置を調節する際は、上
下の支持アーム(10)の係止爪(11)を、上下に隣接する別
の棚板(7)間の係止孔(6)に係合させればよい。
【0022】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではない。上記実施形態では、固定アーム(12)は左右1
対の板状部材(14)よりなるものとしたが、係合部材(20)
内に収容可能な例えば角筒状の1個のアームとし、その
前端部に左右方向を向くピン(15)を突設するようにして
もよい。
【0023】可動アーム(13)は、固定アーム(12)が上下
方向に若干移動しうる角筒状とすることもある。
【0024】仕切杆(9)の前面に商品名等の表示板を貼
着したり、着色するなどしてもよく、このようにする
と、商品の選別等が容易となる。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、各段の棚
板の前方に位置する仕切杆により、棚板上の陳列商品を
部分的に際立たせたり、選別を容易にしたりすることが
できる。また、商品区分け部材は、支柱前面の係止孔に
取外し可能に取付けられているので、商品の種類や数量
等に応じて、その取付位置を簡単に変えることができ
る。
【0026】請求項2記載の発明によれば、棚板の前後
方向の寸法に応じて、仕切杆の前後位置を容易に調節す
ることができる。
【0027】請求項3記載の発明によれば、簡単な構成
により長さ調節可能な支持アームをを形成することがで
きるとともに、ピンを複数の凹部と選択的に係合させる
ことにより、支持アームの前後長を段階的に調整するこ
とができる。
【0028】請求項4記載の発明によれば、支柱に直接
支持される固定アームの上下方向の強度を大としうると
ともに、この固定アームを構成する1対の板状部材を結
合するピンを、長さ調節機構にそのまま利用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の商品陳列棚の斜視図であ
る。
【図2】同じく、図1に示す商品区分け部材の拡大斜視
図である。
【図3】同じく、固定アームを構成する1対の板状部材
と支柱の一部とを示す拡大斜視図である。
【図4】同じく、支持アームを構成する可動アームと仕
切杆の一部とを示す拡大斜視図である。
【図5】同じく、可動アームを固定アームに嵌合した状
態を、可動アームの一部を縦断して示す側面図である。
【図6】同じく、図5におけるVI−VI線の縦断後面図で
ある。
【符号の説明】
(A)商品陳列棚 (1)支柱 (2)脚杆 (3a)(3b)連結杆 (4)棚フレーム (5)ベース板 (6)係止孔 (7)棚板 (8)商品区分け部材 (9)仕切杆 (10)支持アーム (11)係止爪 (12)固定アーム (13)可動アーム (14)板状部材 (15)ピン (16)基部材 (17)取付板 (18)ボルト (19)端部材 (20)係合部材 (21)凹部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に立設した左右方向に並ぶ複数の支
    柱の前面に、複数の係止孔を縦方向に列設し、この係止
    孔に棚受け用ブラケットの後端に設けた係止爪を係止さ
    せることにより、支柱に複数段の棚板を取り付けてなる
    商品陳列棚において、 前記複数段の棚板に跨る長さの上下方向を向く仕切杆
    と、その後面の上下部に前端が固着され、かつ後端に前
    記係止孔に係合可能な係止爪を備える前後方向を向く支
    持アームとからなる商品区分け部材を、前記仕切杆が前
    記棚板の前方に位置し、かつ各支持アームが上下に隣接
    する棚板間を挿通するように、前記支持アームの後端の
    係止爪を前記係止孔に係合させることにより、支柱に着
    脱可能として取り付けたことを特徴とする商品陳列棚。
  2. 【請求項2】 支持アームを、互いに前後方向に摺動可
    能に嵌合し合う2部材により形成することにより、その
    前後長を調節可能とした請求項1記載の商品陳列棚。
  3. 【請求項3】 支持アームが、後端に係止爪を有し、か
    つ前部に左右方向を向くピンを備える固定アームと、該
    固定アームに上方から跨嵌し、内部に前記ピンに上方か
    ら係合可能な複数の上向き凹部を備えるとともに、前端
    が仕切杆に取り付けられ、かつ後端部に固定アームの下
    方を通る架橋部を有する断面下向きコ字状の可動アーム
    とからなるものである請求項2記載の商品陳列棚。
  4. 【請求項4】 固定アームを、係止爪を後端に有する左
    右1対の板状部材よりなるものとし、かつそれらの前端
    部の対向面同士を、可動アーム内の複数の凹部と係合可
    能な左右方向を向くピンにより連結したものとした請求
    項3記載の商品陳列棚。
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