JP2002222866A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2002222866A
JP2002222866A JP2001016275A JP2001016275A JP2002222866A JP 2002222866 A JP2002222866 A JP 2002222866A JP 2001016275 A JP2001016275 A JP 2001016275A JP 2001016275 A JP2001016275 A JP 2001016275A JP 2002222866 A JP2002222866 A JP 2002222866A
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mask
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insulating film
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JP2001016275A
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Makoto Oi
誠 大井
Takio Ono
多喜夫 大野
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の半導体装置の製造方法は、同一の基板
上において、高性能トランジスタの更なる高性能化と、
高耐圧トランジスタの高耐圧化及びリーク電流の抑制と
を両立することが困難である等の課題があった。 【解決手段】 P型半導体基板上3にTEOS酸化膜を
堆積し異方的に加工する工程と、高性能トランジスタ領
域1が開口するようにフォトレジストマスクを形成する
工程と、高性能トランジスタ領域1において自己整合的
に不純物領域15を形成する工程と、フォトレジストマ
スクを除去する工程と、P型半導体基板上3にTEOS
酸化膜を堆積し異方的に加工する工程と、高耐圧トラン
ジスタ領域2が開口するようにフォトレジストマスク1
8を形成する工程と、高耐圧トランジスタ領域2におい
て自己整合的に不純物領域19を形成する工程と、フォ
トレジストマスクを除去する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置の製
造方法に係り、特に性能が異なる複数種類のMOSトラ
ンジスタを同一の半導体基板上に形成する方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の半導体装置の製造方法の
製造工程を示す断面図である。図8において、81は高
速動作を実現するために低電圧で大電流を駆動できるト
ランジスタが形成される高性能トランジスタ形成領域で
あり、82はトランジスタのソース・ドレイン間に高い
電圧を印加してもリーク電流が発生しないトランジスタ
が形成される高耐圧トランジスタ形成領域である。高性
能トランジスタ形成領域81と高耐圧トランジスタ形成
領域82は、同一の半導体基板上に存在する。図8を用
いて従来の半導体装置の製造方法を説明する。
【0003】まず、P型半導体基板83上に例えば局所
酸化法、またはシャロートレンチ法等により図示されな
い素子分離領域を形成する。この段階で素子分離領域以
外はP型半導体基板83の表面が露出した状態となる。
次に、10nm程度の膜厚を有する図示されない酸化膜
をP型半導体基板83の表面に形成する。次に、フォト
リソグラフィ技術を用いて、図示されないフォトレジス
トマスクをイオン注入が必要な領域のみ開口するように
パターニングする。次に、イオン注入技術により例えば
リンやボロン等のイオン種を注入してウェル領域84を
形成する。次に、P型半導体基板83の表面に形成した
図示されない前記酸化膜を除去する。
【0004】次に、P型半導体基板83上の表面に、1
7nm程度の膜厚を有する酸化膜85を形成する。次
に、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォトレジスト
マスク86を高性能トランジスタ形成領域81が開口す
るようにパターニングする。次に、例えば希釈フッ酸を
用いて高性能トランジスタ形成領域81内の酸化膜85
を完全に除去する(図8(a))。
【0005】次に、フォトレジストマスク86を除去し
た後、5nm程度の膜厚を有する酸化膜87を形成す
る。ここで、熱酸化法では既に形成された酸化膜85中
を酸化種が拡散し、P型半導体基板83との界面に到達
した後酸化反応が起こるため、酸化膜87は酸化膜85
の下面に位置する。次に、例えばポリシリコンやアモル
ファスシリコン等の材料をゲート電極材として酸化膜8
5の上面に形成する。次に、フォトリソグラフィ技術に
より、各トランジスタに対応したゲート電極寸法をパタ
ーニングした図示されないフォトレジストマスクを形成
する。次に、エッチング法によりゲート電極材を加工
し、図示されないフォトレジストマスクの除去及び洗浄
工程を組み合わせることで、高性能トランジスタのゲー
ト電極88と、高耐圧トランジスタのゲート電極89が
形成される(図8(b))。
【0006】次に、ゲート電極88,89の上面と側面
およびP型半導体基板83の表面全体を覆うように、T
EOS酸化膜を例えばCVD法等を用いて等方的に堆積
する。次に、例えばRIE法等を用いて、TEOS酸化
膜,酸化膜85および酸化膜87に対して異方性エッチ
ングを施す。異方性エッチングにより、ゲート電極8
8,89の側面にサイドウォールスペーサ90が形成さ
れる。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、図示さ
れないフォトレジストマスクを高性能トランジスタ形成
領域81と高耐圧トランジスタ領域82とが開口するよ
うにパターニングした後、イオン注入工程により不純物
領域91がゲート電極88,89に対して自己整合的に
形成される。次に図示されないフォトレジストマスクを
除去する(図8(c))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置の製
造方法は以上のように構成されているので、高性能トラ
ンジスタと高耐圧トランジスタのサイドウォール幅が同
じであるために、それぞれのトランジスタのゲート電極
の端部から不純物領域までの距離Wが同じになるから、
高性能トランジスタの更なる高性能化と、高耐圧トラン
ジスタの高耐圧化及びリーク電流の抑制とを両立するこ
とが困難であるなどの課題があった。
【0008】発明が解決しようとする課題について更に
詳細を説明する。高性能トランジスタにおいて、更に高
速動作を行うために、より低電圧で大電流を駆動できる
トランジスタ性能が要求されている。これを実現させる
製造方法として、ゲート電極のゲート長を縮小する製造
方法や、ゲート絶縁膜の厚さを薄くする製造方法などが
あり、さらに、ゲート電極の端部から半導体基板内に形
成された不純物領域までの距離を縮小する必要が生じて
いる。
【0009】一方、高耐圧トランジスタにおいて、更に
高耐圧化を行うために、トランジスタのソース・ドレイ
ン間に10V以上の電圧を印加してもリーク電流が発生
しないことが要求されている。これを実現させる製造方
法として、ゲート電極の端部から半導体基板内に形成さ
れた不純物領域までの距離を長くすることにより、実効
的な電界を緩和する製造方法がある。
【0010】ゲート電極の端部から不純物領域までの距
離は、サイドウォール幅により制御されている。高性能
トランジスタや高耐圧トランジスタなど複数種類の半導
体素子を同一の半導体装置に混載する場合、従来の半導
体装置の製造方法では、高性能トランジスタと高耐圧ト
ランジスタのサイドウォール幅が同じであるので、必然
的に高性能トランジスタと高耐圧トランジスタのそれぞ
れのゲート電極の端部から不純物領域までの距離は同じ
になる。このため、高性能トランジスタの更なる高性能
化と、高耐圧トランジスタの高耐圧化及びリーク電流の
抑制とを両立することが困難であるという課題があっ
た。
【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、同一の半導体装置に混載された高
性能トランジスタと高耐圧トランジスタにおいて、高性
能トランジスタの更なる高性能化と、高耐圧トランジス
タの高耐圧化およびリーク電流の抑制とを両立すること
ができる半導体装置の製造方法を得ることを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置の製造方法は、半導体基板上に電極を形成する工程
と、半導体基板上に第1の絶縁膜を等方的に堆積する工
程と、電極の側面に第1の絶縁膜を残すように第1の絶
縁膜を異方的に加工する工程と、半導体基板上に第1の
領域が開口するように第1のマスクを形成する工程と、
第1の領域に対して自己整合的に不純物領域を形成する
工程と、第1のマスクを除去する工程と、半導体基板上
に第2の絶縁膜を等方的に堆積する工程と、電極の側面
に第2の絶縁膜を残すように第2の絶縁膜を異方的に加
工する工程と、半導体基板上に第2の領域が開口するよ
うに第2のマスクを形成する工程と、第2の領域に対し
て自己整合的に不純物領域を形成する工程と、第2のマ
スクを除去する工程とを有するようにしたものである。
【0013】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に電極を形成する工程と、半導体基板上に
第1の絶縁膜を等方的に堆積する工程と、半導体基板上
に第1の領域が開口するように第1のマスクを形成する
工程と、電極の側面に任意のサイドウォール幅が形成さ
れるように第1の絶縁膜に対して異方的な加工と等方的
な加工とを行う工程と、第1の領域に対して自己整合的
に不純物領域を形成する工程と、第1のマスクを除去す
る工程と、半導体基板上に第2の領域が開口するように
第2のマスクを形成する工程と、電極の側面に第1の絶
縁膜を残すように第1の絶縁膜を異方的に加工する工程
と、第2の領域に対して自己整合的に不純物領域を形成
する工程と、第2のマスクを除去する工程とを有するよ
うにしたものである。
【0014】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
半導体基板上に電極を形成する工程と、半導体基板上に
第1の絶縁膜を等方的に堆積する工程と、電極の側面に
第1の絶縁膜を残すように第1の絶縁膜を異方的に加工
する工程と、半導体基板上に第1の領域が開口するよう
に第1のマスクを形成する工程と、第1の領域に対して
自己整合的に不純物領域を形成する工程と、第1のマス
クを除去する工程と、半導体基板上に第2の絶縁膜を等
方的に堆積する工程と、半導体基板上に第3の領域が開
口するように第2のマスクを形成する工程と、電極の側
面に第2の絶縁膜を残すように第2の絶縁膜を異方的に
加工する工程と、第2のマスクを除去する工程と、半導
体基板上に高融点金属を堆積し熱処理を行うことにより
第3の領域をシリサイド化する工程と、半導体基板上に
第2の領域が開口するように第3のマスクを形成する工
程と、第2の領域に対して自己整合的に不純物領域を形
成する工程と、第3のマスクを除去する工程とを有する
ようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1から図5は、この発明の実施の形態
1による半導体装置の製造方法の製造工程を示す断面図
である。図において、1は高速動作を実現するために低
電圧で大電流を駆動できるトランジスタが形成される高
性能トランジスタ形成領域(第1の領域)であり、2は
トランジスタのソース・ドレイン間に高い電圧を印加さ
れてもリーク電流が発生しないトランジスタが形成され
る高耐圧トランジスタ形成領域(第2の領域)である。
高性能トランジスタ形成領域1と高耐圧トランジスタ形
成領域2は、同一の半導体基板上に存在する。図1から
図5を用いて実施の形態1による半導体装置の製造方法
を説明する。
【0016】まず、P型半導体基板(半導体基板)3上
に例えば局所酸化法、またはシャロートレンチ法等によ
り図示されない素子分離領域を形成する。この段階で素
子分離領域以外はP型半導体基板3の表面が露出した状
態となる。
【0017】次に、例えば熱酸化法を用いて1000℃
程度の温度において10nm程度の膜厚を有する酸化膜
4をP型半導体基板3の表面に形成する(図1
(a))。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、数
ミクロンの膜厚を有する図示されないフォトレジストマ
スクをイオン注入が必要な領域のみ開口するようにパタ
ーニングする。次に、イオン注入技術により例えばリン
やボロン等のイオン種を数百KeVのエネルギーにより
10の13乗個/cm程度の濃度で注入してウェル領
域5を形成する。次に、P型半導体基板3の表面に形成
した酸化膜4を、例えば希釈フッ酸を用いて完全に除去
する(図1(b))。
【0018】ウェル領域5を形成するためのイオン注入
を行う時に、ウェル領域5を形成するためにマスクとし
て用いた前記フォトレジストマスクを使用して、各種ト
ランジスタのしきい値電圧の調整のためや、あるいはパ
ンチスルーを抑制するため等の理由で、リンやボロンや
ヒ素などのイオン注入を同時に行ってもよい。また、半
導体基板の型はP型/N型のどちらでも良い。また、ウ
ェル領域5の形成方法は、フォトリソグラフィ技術を複
数回行うような製造方法でも良く、この時に複数種類の
半導体素子を形成できるようにウェル領域5の形成やし
きい値電圧の制御、パンチスルーの抑制を行っても良
い。さらに、ウェル領域5の形成は、イオン注入したイ
オン種を熱処理により拡散させることで形成してもよ
く、また、素子分離領域形成前に、ウェル領域5の形成
を行っても良い。
【0019】次に高性能トランジスタ形成領域1および
高耐圧トランジスタ形成領域2におけるゲート絶縁膜と
ゲート電極形成工程の説明をする。特に高性能トランジ
スタと高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜の膜厚をそれ
ぞれ異なるように形成する方法、より具体的には高性能
トランジスタのゲート絶縁膜は5nm程度の膜厚で形成
し、高耐圧トランジスタのゲート絶縁膜は20nm程度
の膜厚で形成する方法について説明する。
【0020】20nm程度の膜厚を有する高耐圧トラン
ジスタのゲート絶縁膜を形成する場合、2度に分けて酸
化膜を形成する。特に2回目は、高性能トランジスタの
ゲート絶縁膜の形成と同時に行う。
【0021】まず、P型半導体基板3上の表面に、例え
ば熱酸化法等を用いて17nm程度の膜厚を有する酸化
膜6を形成する(図1(c))。次に、フォトリソグラ
フィ技術を用いて、フォトレジストマスク7を高性能ト
ランジスタ形成領域1が開口するようにパターニングす
る。次に、例えば希釈フッ酸を用いて高性能トランジス
タ形成領域1内の酸化膜6を完全に除去する(図2
(a))。
【0022】次に、フォトレジストマスク7を例えば硫
酸過水またはアンモニア過水等で除去する。この段階
で、高性能トランジスタ形成領域1はP型半導体基板3
の表面が露出した状態となり、高耐圧トランジスタ形成
領域2は17nm程度の膜厚を有する酸化膜6によりP
型半導体基板3の表面が覆われた状態となる。次に、P
型半導体基板3の表面全体を洗浄した後に、例えば熱酸
化法等を用いて5nm程度の膜厚を有する酸化膜8を形
成する(図2(b))。この段階で、高性能トランジス
タ形成領域1はP型半導体基板3の表面が5nm程度の
膜厚を有する酸化膜8により覆われた状態となり、高耐
圧トランジスタ形成領域2は17nm程度の膜厚を有す
る酸化膜6の下面に3nm程度の膜厚を有する酸化膜8
が形成され、20nm程度の膜厚を有する酸化膜が形成
される。ここで、高耐圧トランジスタ形成領域2の酸化
膜8が高性能トランジスタ形成領域1の酸化膜8よりも
薄い膜厚になる理由は、熱酸化法の酸化速度が膜厚増加
に伴い低下するためである。
【0023】次に、上記酸化膜8を形成した後に、連続
して例えばポリシリコンやアモルファスシリコン等の材
料をゲート電極材9として酸化膜6の上面に形成する
(図2(c))。連続して行うことで、ゲート電極材9
と酸化膜6との界面に異物が混入することを抑制し、ト
ランジスタの信頼性を向上する効果がある。また、ゲー
ト電極材9として、ポリシリコンやアモルファスシリコ
ン以外にも、タングステン等の高融点金属を含む複数種
類の材料を積層した薄膜やシリサイド構造、さらにはゲ
ート電極の上面に酸化膜等の絶縁膜が形成された複数種
類の材料を積層した構造であっても良い。
【0024】次に、I線やエキシマ等の露光装置を用い
たフォトリソグラフィ技術により、各トランジスタに対
応したゲート電極寸法をパターニングしたフォトレジス
トマスクを形成する。次に、エッチング法によりゲート
電極材9を当該ゲート電極材9の材料と構造に最適な条
件で加工する。次に、フォトレジストマスクの除去及び
洗浄工程を組み合わせることで、高性能トランジスタの
ゲート電極(電極)10と、高耐圧トランジスタのゲー
ト電極(電極)11が形成される(図3(a))。ま
た、高耐圧トランジスタのゲート長は、高性能トランジ
スタのゲート長よりも長くすることで、それぞれに要求
される特性が確保しやすくなる。また、この段階でゲー
ト電極10,11をイオン注入工程におけるマスクの一
部として自己整合的にイオン注入を行っても良い。
【0025】次に、ゲート電極10,11の上面と側面
およびP型半導体基板3の表面全体を覆うように、数十
nm程度の膜厚を有するTEOS酸化膜(第1の絶縁
膜)12をCVD法等を用いて等方的に堆積する(図3
(b))。次に、例えばRIE法等を用いて、TEOS
酸化膜12,酸化膜6および酸化膜8に対して異方性エ
ッチングを施す。異方性エッチングにより、ゲート電極
10,11の側面に第1のサイドウォールスペーサ13
が形成される(図3(c))。
【0026】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
フォトレジストマスク(第1のマスク)14を高性能ト
ランジスタ形成領域1が開口するようにパターニングす
る。次に、フォトレジストマスク14とゲート電極10
と第1のサイドウォールスペーサ13とをイオン注入に
対するマスクとして、例えばリン,ボロン,ヒ素等のイ
オン種を所定の注入エネルギーにより10の15乗個/
cm程度の濃度でイオン注入する。このイオン注入工
程により不純物領域15がゲート電極10に対して自己
整合的に形成される。ゲート電極10の端部から不純物
領域15までの距離WAは、第1のサイドウォールスペ
ーサ13のサイドウォール幅とおよそ等しくなる。(図
4(a))。
【0027】次にフォトレジストマスク14の除去工程
を行う。次に、ゲート電極10,11の上面と第1のサ
イドウォールスペーサ13およびP型半導体基板3の表
面全体を覆うように、数十nm程度の膜厚を有するTE
OS酸化膜(第2の絶縁膜)16をCVD法等を用いて
等方的に堆積する(図4(b))。次に、例えばRIE
法等を用いて、TEOS酸化膜16に対して異方性エッ
チングを施す。異方性エッチングにより、ゲート電極1
0,11の側面に第2のサイドウォールスペーサ17が
形成される(図4(c))。この段階で、高耐圧トラン
ジスタのゲート電極11の側面に形成されたサイドウォ
ールスペーサは、第1のサイドウォールスペーサ13の
サイドウォール幅と、第2のサイドウォールスペーサ1
7のサイドウォール幅とを加算したサイドウォール幅を
有する。
【0028】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
フォトレジストマスク(第2のマスク)18を高耐圧ト
ランジスタ形成領域2が開口するようにパターニングす
る。次に、フォトレジストマスク18とゲート電極11
と第1のサイドウォールスペーサ13と第2のサイドウ
ォールスペーサ17とをイオン注入に対するマスクとし
て、例えばリン,ボロン,ヒ素等のイオン種を所定の注
入エネルギーにより所定の濃度をイオン注入する。この
イオン注入工程により不純物領域19がゲート電極10
に対して自己整合的に形成される。ゲート電極11の端
部から不純物領域19までの距離WBは、第1のサイド
ウォールスペーサ13のサイドウォール幅と、第2のサ
イドウォールスペーサ17のサイドウォール幅とを加算
したサイドウォール幅とおおよそ等しくなる(図5
(a))。
【0029】次に、フォトレジストマスク18の除去工
程を行う(図5(b))。この後は、多層配線形成工
程、パッシベーション形成工程等を経て、さらに、テス
ト工程、アセンブリ工程を実施するが、本発明の主要部
ではないので、その説明を省略する。
【0030】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、第1のサイドウォールスペーサ13を形成した後
に、高性能トランジスタ形成領域1の不純物領域15を
形成し、第2のサイドウォールスペーサ17を形成した
後に、高耐圧トランジスタ形成領域2の不純物領域19
を形成するようにしたので、高性能トランジスタ形成領
域1におけるゲート電極10の端部から不純物領域15
までの距離WAと、高耐圧トランジスタ形成領域2にお
けるゲート電極11の端部から不純物領域19までの距
離WBとの距離関係がWA<WBとなるから、高性能ト
ランジスタの特性向上と高耐圧トランジスタの高耐圧化
及びリーク電流の抑制とを両立できるという効果を奏す
る。
【0031】実施の形態2.図6は、この発明の実施の
形態2による半導体装置の製造方法の製造工程を示す断
面図である。図6において、図1〜図5と同一符号は同
一または相当部分を示すものとしてその説明を省略す
る。実施の形態2による半導体装置の製造方法は、実施
の形態1におけるゲート電極10,11の形成工程(図
3(a))まで実施の形態1と同一であるのでその説明
を省略する。
【0032】次に、ゲート電極10,11の上面と側面
およびP型半導体基板3の表面全体を覆うように、10
0nm程度の膜厚を有するTEOS酸化膜(第1の絶縁
膜)21をCVD法等を用いて等方的に堆積する。次
に、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォトレジスト
マスク(第1のマスク)22を高性能トランジスタ形成
領域1が開口するようにパターニングする。次に、例え
ばRIE法等を用いて、高性能トランジスタ形成領域1
のTEOS酸化膜21に対して、異方性エッチングと等
方性エッチングとをバランスよく合わせたエッチングを
施す。このエッチングにより、ゲート電極10の側面に
第3のサイドウォールスペーサ23が形成される。この
時、第3のサイドウォールスペーサ23のサイドウォー
ル幅は、異方性エッチングのみにより形成されるサイド
ウォール幅よりも狭くなる。なお、エッチング工程にお
いて、一般にエッチング条件において圧力を上げるか、
もしくはパワーを下げることで等方性が増すことが知ら
れている。
【0033】次に、フォトレジストマスク22とゲート
電極10と第3のサイドウォールスペーサ23とをイオ
ン注入に対するマスクとして、例えばリン,ボロン,ヒ
素等のイオン種を所定の注入エネルギーにより10の1
5乗個/cm程度の濃度でイオン注入する。このイオ
ン注入工程により不純物領域15がゲート電極10に対
して自己整合的に形成される(図6(a))。
【0034】次にフォトレジストマスク22の除去工程
を行う。次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォ
トレジストマスク(第2のマスク)24を高耐圧トラン
ジスタ形成領域2が開口するようにパターニングする。
次に、例えばRIE法等を用いて、高耐圧トランジスタ
形成領域2のTEOS酸化膜21に対して異方性エッチ
ングを施す。異方性エッチングにより、ゲート電極11
の側面に第4のサイドウォールスペーサ25が形成され
る。次に、フォトレジストマスク24とゲート電極11
と第4のサイドウォールスペーサ25とをイオン注入に
対するマスクとして、例えばリン,ボロン,ヒ素等のイ
オン種を所定の注入エネルギーにより所定の濃度でイオ
ン注入する。このイオン注入工程により不純物領域19
がゲート電極11に対して自己整合的に形成される(図
6(b))。
【0035】次に、フォトレジストマスク24の除去工
程を行う。この後は、多層配線形成工程、パッシベーシ
ョン形成工程等を経て、さらに、テスト工程、アセンブ
リ工程を実施するが、本発明の主要部ではないので、そ
の説明を省略する。
【0036】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、第3のサイドウォールスペーサ23を異方性エッチ
ングと等方性エッチングとをバランスよく合わせてエッ
チングを施し形成した後に、高性能トランジスタ形成領
域1の不純物領域15を形成し、第4のサイドウォール
スペーサ25を異方性エッチングにより形成した後に、
高耐圧トランジスタ形成領域2の不純物領域19を形成
するようにしたので、高性能トランジスタ形成領域1に
おけるゲート電極10の端部から不純物領域15までの
距離WAと、高耐圧トランジスタ形成領域2におけるゲ
ート電極11の端部から不純物領域19までの距離WB
との距離関係がWA<WBとなるから、高性能トランジ
スタの特性向上と高耐圧トランジスタの高耐圧化及びリ
ーク電流の抑制とを両立できるという効果を奏する。
【0037】また、この実施の形態2によれば、高性能
トランジスタ形成領域1のサイドウォールスペーサ23
および高耐圧トランジスタ形成領域2のサイドウォール
スペーサ25は、同じTEOS酸化膜21をエッチング
することにより形成されるので、実施の形態1よりもC
VD工程が少なくなるから、製造工程の短縮ができると
いう効果を奏する。
【0038】実施の形態3.図7は、この発明の実施の
形態3による半導体装置の製造方法の製造工程を示す断
面図である。図7において、図1〜図6と同一符号は同
一または相当部分を示すものとしてその説明を省略す
る。実施の形態3による半導体装置の製造方法は、実施
の形態1における不純物領域15の形成工程(図4
(a))まで実施の形態1と同一であるのでその説明を
省略する。
【0039】次にフォトレジストマスク14を除去する
工程を行う。次に、ゲート電極10,11の上面と第1
のサイドウォールスペーサ13およびP型半導体基板3
の表面全体を覆うように、数十nm程度の膜厚を有する
TEOS酸化膜(第2の絶縁膜)16をCVD法等を用
いて等方的に堆積する。次に、フォトリソグラフィ技術
を用いて、図示されないフォトレジストマスク(第2の
マスク)をシリサイド化する領域(第3の領域)が開口
するようにパターニングする。次に、例えばRIE法等
を用いて、TEOS酸化膜16に対して異方性エッチン
グを施す。異方性エッチングにより、ゲート電極11の
側面に第2のサイドウォールスペーサ17が形成される
と同時にシリサイド化する領域のTEOS酸化膜16が
エッチングにより除去されP型半導体基板3の表面が露
出した状態となる。次にフォトレジストマスクを除去す
る工程を行う。
【0040】次に、例えばコバルト(Co)等の高融点
金属をP型半導体基板3の全面にスパッタする。次にラ
ンプアニール等でRTA(Rapid Thermal
Anneal)処理(熱処理)を行うことにより、T
EOS酸化膜16がエッチングにより除去された領域に
おいて、P型半導体基板3とスパッタされたコバルト薄
膜とが反応し、CoSi32が形成される。この時、T
EOS酸化膜16とコバルト薄膜との反応は発生しな
い。次に混酸処理を行うことで、TEOS酸化膜16上
のコバルト薄膜のみが除去され、CoSi32は除去さ
れない。つまり、P型半導体基板3の表面が露出してい
る部分のみ選択的にシリサイド化することができる。
【0041】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
フォトレジストマスク(第3のマスク)31を高耐圧ト
ランジスタ形成領域2が開口するようにパターニングす
る。次に、フォトレジストマスク31とゲート電極11
と第1のサイドウォールスペーサ13と第2のサイドウ
ォールスペーサ17とをイオン注入に対するマスクとし
て、例えばリン,ボロン,ヒ素等のイオン種を所定の注
入エネルギーにより所定の濃度をイオン注入する。この
イオン注入工程により不純物領域33がゲート電極11
に対して自己整合的に形成される(図7)。
【0042】次に、フォトレジストマスク31の除去工
程を行う。この後は、多層配線形成工程、パッシベーシ
ョン形成工程等を経て、さらに、テスト工程、アセンブ
リ工程を実施するが、本発明の主要部ではないので、そ
の説明を省略する。
【0043】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、第1のサイドウォールスペーサ13を形成した後
に、高性能トランジスタ形成領域1の不純物領域15を
形成し、第2のサイドウォールスペーサ17を形成した
後に、高耐圧トランジスタ形成領域2の不純物領域33
を形成するようにしたので、高性能トランジスタ形成領
域1におけるゲート電極10の端部から不純物領域15
までの距離WAと、高耐圧トランジスタ形成領域2にお
けるゲート電極11の端部から不純物領域33までの距
離WBとの距離関係がWA<WBとなるから、高性能ト
ランジスタの特性向上と高耐圧トランジスタの高耐圧化
及びリーク電流の抑制とを両立できるという効果を奏す
る。
【0044】また、この実施の形態3によれば、第2の
サイドウォールスペーサ17と、シリサイド化を行う領
域のTEOS酸化膜16の除去とを同時に行うようにし
たので、製造工程の短縮ができ、さらに、シリサイド化
工程を容易に導入することができるという効果を奏す
る。
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、半導
体基板上に電極を形成する工程と、半導体基板上に第1
の絶縁膜を等方的に堆積する工程と、電極の側面に第1
の絶縁膜を残すように第1の絶縁膜を異方的に加工する
工程と、半導体基板上に第1の領域が開口するように第
1のマスクを形成する工程と、第1の領域に対して自己
整合的に不純物領域を形成する工程と、第1のマスクを
除去する工程と、半導体基板上に第2の絶縁膜を等方的
に堆積する工程と、電極の側面に第2の絶縁膜を残すよ
うに第2の絶縁膜を異方的に加工する工程と、半導体基
板上に第2の領域が開口するように第2のマスクを形成
する工程と、第2の領域に対して自己整合的に不純物領
域を形成する工程と、第2のマスクを除去する工程とを
有するように構成したので、高性能トランジスタ形成領
域におけるゲート電極の端部から不純物領域までの距離
が、高耐圧トランジスタ形成領域におけるゲート電極の
端部から不純物領域までの距離よりも短くなるから、高
性能トランジスタの特性向上と高耐圧トランジスタの高
耐圧化及びリーク電流の抑制とを両立できるという効果
を奏する。
【0046】この発明によれば、半導体基板上に電極を
形成する工程と、半導体基板上に第1の絶縁膜を等方的
に堆積する工程と、半導体基板上に第1の領域が開口す
るように第1のマスクを形成する工程と、電極の側面に
任意のサイドウォール幅が形成されるように第1の絶縁
膜に対して異方的な加工と等方的な加工とを行う工程
と、第1の領域に対して自己整合的に不純物領域を形成
する工程と、第1のマスクを除去する工程と、半導体基
板上に第2の領域が開口するように第2のマスクを形成
する工程と、電極の側面に第1の絶縁膜を残すように第
1の絶縁膜を異方的に加工する工程と、第2の領域に対
して自己整合的に不純物領域を形成する工程と、第2の
マスクを除去する工程とを有するように構成したので、
高性能トランジスタ形成領域におけるゲート電極の端部
から不純物領域までの距離が、高耐圧トランジスタ形成
領域におけるゲート電極の端部から不純物領域までの距
離よりも短くなるから、高性能トランジスタの特性向上
と高耐圧トランジスタの高耐圧化及びリーク電流の抑制
とを両立できると共に、製造工程の短縮ができるという
効果を奏する。
【0047】この発明によれば、半導体基板上に電極を
形成する工程と、半導体基板上に第1の絶縁膜を等方的
に堆積する工程と、電極の側面に第1の絶縁膜を残すよ
うに第1の絶縁膜を異方的に加工する工程と、半導体基
板上に第1の領域が開口するように第1のマスクを形成
する工程と、第1の領域に対して自己整合的に不純物領
域を形成する工程と、第1のマスクを除去する工程と、
半導体基板上に第2の絶縁膜を等方的に堆積する工程
と、半導体基板上に第3の領域が開口するように第2の
マスクを形成する工程と、電極の側面に第2の絶縁膜を
残すように第2の絶縁膜を異方的に加工する工程と、第
2のマスクを除去する工程と、半導体基板上に高融点金
属を堆積し熱処理を行うことにより第3の領域をシリサ
イド化する工程と、半導体基板上に第2の領域が開口す
るように第3のマスクを形成する工程と、第2の領域に
対して自己整合的に不純物領域を形成する工程と、第3
のマスクを除去する工程とを有するように構成したの
で、高性能トランジスタ形成領域におけるゲート電極の
端部から不純物領域までの距離が、高耐圧トランジスタ
形成領域におけるゲート電極の端部から不純物領域まで
の距離よりも短くなるから、高性能トランジスタの特性
向上と高耐圧トランジスタの高耐圧化及びリーク電流の
抑制とを両立でき、さらに、シリサイド化工程を容易に
導入することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態2による半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による半導体装置の
製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図8】 従来の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 高性能トランジスタ形成領域(第1の領域)、2
高耐圧トランジスタ形成領域(第2の領域)、3 P型
半導体基板(半導体基板)、4 酸化膜、5ウェル領
域、6 酸化膜、7 フォトレジストマスク、8 酸化
膜、9 ゲート電極材、10 高性能トランジスタのゲ
ート電極(電極)、11 高耐圧トランジスタのゲート
電極(電極)、12 TEOS酸化膜(第1の絶縁
膜)、13第1のサイドウォールスペーサ、14 フォ
トレジストマスク(第1のマスク)、15 不純物領
域、16 TEOS酸化膜(第2の絶縁膜)、17 第
2のサイドウォールスペーサ、18 フォトレジストマ
スク(第2のマスク)、19不純物領域、21 TEO
S酸化膜(第1の絶縁膜)、22 フォトレジストマス
ク(第1のマスク)、23 第3のサイドウォールスペ
ーサ、24 フォトレジストマスク(第2のマスク)、
25 第4のサイドウォールスペーサ、31フォトレジ
ストマスク(第3のマスク)、32 高融点金属、33
不純物領域、WA 高性能トランジスタ形成領域にお
けるゲート電極の端部から不純物領域までの距離、WB
高耐圧トランジスタ形成領域におけるゲート電極の端
部から不純物領域までの距離。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に電極を形成する工程と、
    前記半導体基板上に第1の絶縁膜を等方的に堆積する工
    程と、前記電極の側面に前記第1の絶縁膜を残すように
    前記第1の絶縁膜を異方的に加工する工程と、前記半導
    体基板上に第1の領域が開口するように第1のマスクを
    形成する工程と、前記第1の領域に対して自己整合的に
    不純物領域を形成する工程と、前記第1のマスクを除去
    する工程と、前記半導体基板上に第2の絶縁膜を等方的
    に堆積する工程と、前記電極の側面に前記第2の絶縁膜
    を残すように前記第2の絶縁膜を異方的に加工する工程
    と、前記半導体基板上に第2の領域が開口するように第
    2のマスクを形成する工程と、前記第2の領域に対して
    自己整合的に不純物領域を形成する工程と、前記第2の
    マスクを除去する工程とを有する半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に電極を形成する工程と、
    前記半導体基板上に第1の絶縁膜を等方的に堆積する工
    程と、前記半導体基板上に第1の領域が開口するように
    第1のマスクを形成する工程と、前記電極の側面に任意
    のサイドウォール幅が形成されるように前記第1の絶縁
    膜に対して異方的な加工と等方的な加工とを行う工程
    と、前記第1の領域に対して自己整合的に不純物領域を
    形成する工程と、前記第1のマスクを除去する工程と、
    前記半導体基板上に第2の領域が開口するように第2の
    マスクを形成する工程と、前記電極の側面に前記第1の
    絶縁膜を残すように前記第1の絶縁膜を異方的に加工す
    る工程と、前記第2の領域に対して自己整合的に不純物
    領域を形成する工程と、前記第2のマスクを除去する工
    程とを有する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に電極を形成する工程と、
    前記半導体基板上に第1の絶縁膜を等方的に堆積する工
    程と、前記電極の側面に前記第1の絶縁膜を残すように
    前記第1の絶縁膜を異方的に加工する工程と、前記半導
    体基板上に第1の領域が開口するように第1のマスクを
    形成する工程と、前記第1の領域に対して自己整合的に
    不純物領域を形成する工程と、前記第1のマスクを除去
    する工程と、前記半導体基板上に第2の絶縁膜を等方的
    に堆積する工程と、前記半導体基板上に第3の領域が開
    口するように第2のマスクを形成する工程と、前記電極
    の側面に前記第2の絶縁膜を残すように前記第2の絶縁
    膜を異方的に加工する工程と、前記第2のマスクを除去
    する工程と、前記半導体基板上に高融点金属を堆積し熱
    処理を行うことにより前記第3の領域をシリサイド化す
    る工程と、前記半導体基板上に第2の領域が開口するよ
    うに第3のマスクを形成する工程と、前記第2の領域に
    対して自己整合的に不純物領域を形成する工程と、前記
    第3のマスクを除去する工程とを有する半導体装置の製
    造方法。
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