JP2002221462A - 圧力センサ - Google Patents

圧力センサ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケースに収納されたセンシング部の表裏両面
で受圧し、これら両面での差圧を検出するようにした圧
力センサにおいて、センシング部の表面側を保護すると
共に裏面側の圧力導入通路の結露や詰まりを防止し、正
確な圧力を検出できるようにする。 【解決手段】 ケース10には、板状のセンシング部と
しての半導体ダイヤフラム式のチップ30が収納されて
おり、ケース10外部からチップ30の一面側に圧力を
導入するための第1の圧力導入通路21と、ケース10
外部からチップ30の他面側に圧力を導入するための第
2の圧力導入通路22とが備えられている。ケース10
には、チップ30の一面を被覆する第1の保護部材70
を設けるとともに、第2の圧力導入通路22内に充填さ
れ第2の圧力導入通路22内への異物の侵入を防止する
第2の保護部材80を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケースに収納され
たセンシング部の表裏両面で受圧し、これら両面での差
圧を検出するようにした圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧力センサとしては、特開平9
−43085号公報、特開平3−237332号公報、
特開平11−241970号公報等に記載のものが提案
されている。
【0003】これらの圧力センサは、樹脂等よりなるケ
ースに、印加された圧力値に応じたレベルの電気信号を
発生する板状の半導体ダイヤフラム式のセンサチップ
(センシング部)が収納されており、ケース外部からセ
ンサチップの表面(一面)側及び裏面(他面)側にそれ
ぞれに圧力を導入するための圧力導入通路を有してお
り、センサチップの表裏両面にて受圧を行い、これら両
面での差圧を上記電気信号として検出するようにしたも
のである。
【0004】ここで、この圧力センサにおいては、セン
サチップの表面側は、検出用の回路が形成された面(回
路形成面)であるため、センサチップのケースへの接合
は、センサチップの裏面側を台座等を介してケースに接
着する等により、行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
圧力センサにおいては、センサチップの表面側は、形成
された回路を圧力媒体中の異物(塵埃や水分等)から保
護する等の理由により、ゴム材料やゲル材料等の保護部
材で被覆され保護されている。それに対して、センサチ
ップの裏面側は、保護されていない。
【0006】ここで、上記した様に、従来の圧力センサ
においては、センサチップの裏面側をケースに接合する
構成であることから、センサチップの表面側は開放で
き、当該表面側の圧力導入通路の通路面積は広くするこ
とが可能であるのに対し、センサチップの裏面側はケー
スとの接合面積を確保する必要があるため、当該裏面側
の圧力導入通路の通路面積は、表面側に比べて、かなり
狭いものとせざるを得ない。
【0007】そのため、悪い環境の圧力を導入する際、
センサチップの裏面側の圧力導入通路を表面側と同様に
保護しないと、圧力媒体中の異物の侵入により、結露や
氷結等により破壊したり、詰まったりすることで、セン
サ特性に悪影響を与え、正確な圧力検出ができない恐れ
がある。
【0008】そこで、本発明は上記問題に鑑み、ケース
に収納されたセンシング部の表裏両面で受圧し、これら
両面での差圧を検出するようにした圧力センサにおい
て、センシング部の表面側を保護すると共に裏面側の圧
力導入通路の結露や詰まりを防止し、正確な圧力を検出
できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、ケース(10)と、こ
のケースに収納され印加された圧力値に応じたレベルの
電気信号を発生する板状のセンシング部(30)と、ケ
ース外部からセンシング部の一面側に圧力を導入するた
めの第1の圧力導入通路(21)と、ケース外部からセ
ンシング部の他面側に圧力を導入するための第2の圧力
導入通路(22)とを備え、センシング部をその他面側
にてケースに接合し、センシング部の両面で受圧し、こ
れら両面の差圧を検出するようにした圧力センサにおい
て、ケースに、センシング部の一面を被覆する第1の保
護部材(70)を設けるとともに、第2の圧力導入通路
内に充填され第2の圧力導入通路内への異物の侵入を防
止する第2の保護部材(80)を設けたことを特徴とし
ている。
【0010】それによれば、板状のセンシング部の一面
が表面、他面が裏面として用いられ、当該一面側は第1
の保護部材を介して受圧を行い、当該他面側は第2の保
護部材を介して受圧を行い、これら表裏両面の差圧を検
出可能な圧力センサの構成を実現している。
【0011】そして、第1の保護部材によってセンシン
グ部の表面側が保護されると共に第2の圧力導入通路即
ち裏面側の圧力導入通路内に充填された第2の保護部材
によって、裏面側の圧力導入通路の結露や詰まりを防止
することができるため、正確な圧力を検出することがで
きる。
【0012】また、請求項2に記載の発明によれば、セ
ンシング部を、その他面側に凹部を形成することにより
一面側にダイヤフラム(31)を形成してなる半導体ダ
イヤフラム式のチップ(30)とし、該チップの他面側
を、台座(40)を介してケース(10)に接合し、該
台座に第2の圧力導入通路(22)の一部としての孔部
(41)を形成し、この孔部に第2の保護部材(80)
を充填した構成において、該孔部の通路面積をセンシン
グ部における凹部の開口面積よりも小さくしたことを特
徴としている。
【0013】上述したように、センシング部の他面(裏
面)側はケースとの接合面積を確保する必要があるた
め、当該他面側の圧力導入通路即ち第2の圧力導入通路
の通路面積を、表面側即ち第1の圧力導入通路に比べ
て、かなり狭いものとせざるを得ない。
【0014】そのため、本発明のように、センシング部
が半導体ダイヤフラム式のチップであって、その他面
(裏面)側を台座を介してケースに接合する構成とした
場合には、この台座に、第2の圧力導入通路の一部とし
ての孔部を形成する必要がある。
【0015】この場合、更に、チップと台座との接合面
積を確保する必要性から、孔部の通路面積をセンシング
部における凹部の開口面積よりも小さくすることが好ま
しいが、その場合、第2の圧力導入通路としての孔部
は、かなり細いものとなり、上記した結露や詰まりの恐
れが強くなる。しかし、本発明では、この孔部にも第2
の保護部材を充填しているため、そのような問題は生じ
ない。
【0016】つまり、第2の圧力導入通路内に第2の圧
力導入通路内への異物の侵入を防止する第2の保護部材
を充填することにより、結露や詰まりを防止する効果
は、この請求項2の発明のような第2の圧力導入通路の
構成において、特に有効であると言える。
【0017】また、上述のように、裏面側の圧力導入通
路は、表面側に比べて細いものであるが故、この細い通
路内に発生する応力が逃げにくく、そこに充填される保
護部材が硬すぎると、硬化時の熱収縮で圧力センサの零
点特性を大きく変動させてしまう。一方、充填される保
護部材が柔らかすぎると、温度サイクルや振動等で通路
内から抜けてしまう。
【0018】そこで、本発明者等は、実験検討した結
果、従来用いられる保護部材に含有されているオイル量
(例えば数%)よりも多量のオイルを、保護部材に添加
することにより、圧力センサの零点特性を良好に確保し
つつ、充填部位から抜けないような保護部材を容易に実
現できることを見出した。
【0019】請求項3に記載の発明は、このようなオイ
ル添加の効果に基づいてなされたものであり、第2の保
護部材(80)を、第1の保護部材(70)よりも多く
のオイルが添加されているものとしたことを特徴として
いる。それにより、請求項1または請求項2に記載の発
明の効果を、好適に実現することができる。
【0020】ここで、請求項4に記載の発明のように、
オイルは、第2の保護部材(80)に30%以上添加さ
れていることが好ましい。なお、オイル添加量の上限
は、保護部材が硬化しなくなるまでの量とすればよく、
保護部材の種類によって適宜設定される。
【0021】また、オイルが多量に添加された第2の保
護部材(80)としては、請求項5に記載の発明のよう
に、フロロシリコーンゲルまたはフッ素ゲルを母材とし
て、オイルとしてのフロロシリコーンオイルまたはフッ
素オイルが添加されているものにすることができる。
【0022】また、請求項6に記載の発明では、第2の
圧力導入通路(22)は、センシング部側の通路(22
a)と圧力を導入する側の通路(22b)との間でケー
ス(10)に段差(22c)を形成することにより、前
記圧力を導入する側の通路の方が通路面積が大きくなっ
ており、第2の保護部材(80)は、センシング部側の
通路から圧力を導入する側の通路にまで充填されている
ことを特徴としている。
【0023】それによれば、第1の圧力導入通路(表面
側の圧力導入通路)に比べて細くせざるを得ない第2の
圧力導入通路(裏面側の圧力導入通路)において、セン
シング部と接合されるセンシング部側の通路(22a)
では、必要な細さを確保しつつ、センシング部から離れ
た圧力を導入する側の通路(22b)では、通路面積を
十分に広くすることができる。
【0024】また、保護部材に異物が付着、堆積した場
合、その異物によって、保護部材を介したセンシング部
への圧力伝達特性が変動する。しかし、本発明によれ
ば、センシング部側の通路から圧力を導入する側の通路
にまで、第2の保護部材を充填することにより、第2の
保護部材の受圧面積を十分に大きくすることができるた
め、そのような圧力伝達特性の変動を抑制することがで
きる。
【0025】ここで、請求項7に記載の発明のように、
請求項6に記載の第2の圧力導入通路において、圧力を
導入する側の通路(22b)は、センシング部側の通路
(22a)よりも通路面積が2倍以上となっているもの
にすることができる。
【0026】また、請求項8に記載の発明のように、第
2の保護部材80は、第1の保護部材(70)と同程度
もしくは低い弾性を有するものであることが好ましい。
【0027】また、請求項9に記載の発明では、請求項
1〜請求項5の圧力センサにおいて、第1のおよび第2
の圧力導入通路(21、22)のどちらか一方が、セン
シング部(30)真っ直ぐに外方へ突出して延び且つ突
出先端部に圧力導入用の開口部(12a)を有する直状
通路部(90)として形成され、この直状通路部は、途
中部にセンシング部側から開口部側へ向かって窄まるよ
うなテーパ面を有することにより、センシング部側の方
が開口部側よりも通路面積が大きくなっており、直状通
路部の軸に直交する面とテーパ面とのなす角度(θ)
が、30°以上であることを特徴としている。
【0028】本発明のような直状通路部を有する圧力セ
ンサを、当該直状通路部を天地方向に沿った状態で被測
定部材に組み付けた場合、被測定部材から湿気を含んだ
測定媒体がセンサ内へ侵入しても、直状通路部を介して
センサ内の水分を適切に下方へ排出することができるた
め、好ましい。
【0029】上記本発明者等の検討によれば、上記テー
パ面の角度(θ)は30°以上の勾配があれば良いこと
を確認しているが、当該角度を45°以上とすれば、よ
り確実な水分の排出が行える。
【0030】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
図に示す実施形態について説明する。限定するものでは
ないが、本実施形態は、例えば自動車のディーゼルエン
ジンの排気管に設けられたDPF(ディーゼルパティキ
ュレートフィルタ)の目詰まり検出するために圧力セン
サを排気管に取り付け、該DPFの前後の排気管の差圧
を検出する圧力センサ(差圧検出タイプの圧力センサ)
として適用することができる。
【0032】図1は、本発明の第1実施形態に係る圧力
センサの概略断面構成を示す図である。図1において、
10は圧力センサ本体を区画する例えばPBT(ポリブ
チレンテレフタレート)やPPS(ポリフェニレンサル
ファイド)等の樹脂材料等よりなるケースである。
【0033】このケース10は、ターミナルピン10a
がインサート成形されたコネクタケース部11、このコ
ネクタケース部11に接合されてそれぞれ第1の圧力導
入通路21、第2の圧力導入通路22を構成する第1の
圧力ポート部12、第2の圧力ポート部13よりなる。
ケース10におけるこれら各部11〜13は、樹脂成形
等にて作られる。
【0034】このケース10のうちコネクタケース部1
1には、凹部11aが形成され、この凹部11aには、
印加された圧力値に応じたレベルの電気信号を発生する
板状のセンシング部30が収納されている。
【0035】また、第1の圧力ポート部12、第2の圧
力ポート部13はそれぞれ、接着剤14等によりコネク
タケース部11に固定されており、各圧力ポート部1
2、13とコネクタケース部11とにより区画される内
部空間が、上記した第1の圧力導入通路21、第2の圧
力導入通路22として構成されている。
【0036】ここで、図2は、本実施形態のセンシング
部30及びその周辺部の拡大断面構成を示す図である。
図2に示す様に、センシング部30は、シリコン半導体
等の半導体基板よりなり、その一面30a側に薄肉部と
してのダイヤフラム31を有し、他面30b側に、この
ダイヤフラム31を構成するために異方性エッチング等
により形成された凹部32を有する半導体ダイヤフラム
式のチップ(センサチップ)である。
【0037】以下、本実施形態では、センシング部30
をチップ(センサチップ)30ということとする。そし
て、このような半導体ダイヤフラム式のチップ30にお
いては、ダイヤフラム31側即ち上記一面30a側が表
面であり、凹部32側即ち上記他面30b側が裏面であ
るため、以下、上記一面30aを表面30a、上記他面
30bを裏面30bという。
【0038】また、チップ(センシング部)30の裏面
30bには、ガラス等よりなる台座40が接合されチッ
プ30と一体化されている。そして、チップ30は、こ
の台座40を介して、コネクタケース部11の凹部11
aの底面に、図示しない接着剤(例えば、フロロシリコ
ーン系接着剤)により接着され、ケース10に収納固定
されている。
【0039】ここで、台座40には、第2の圧力導入通
路22の一部としての孔部(貫通孔)41が形成されて
いる。この孔部41の通路面積はチップ(センシング
部)30における凹部32の開口面積よりも小さいもの
としている。
【0040】このように、本実施形態において、第1の
圧力導入通路21はケース10に形成されているが、第
2の圧力導入通路(孔部41も含む)22は、ケース1
0及び台座40に形成されている。そして、第1の圧力
導入通路21と第2の圧力導入通路22とは、チップ
(センシング部)30によって区画されている。
【0041】また、図示しないが、例えば、第1の圧力
ポート部12が上記排気管におけるDPFの上流側、第
2の圧力ポート部13が上記排気管におけるDPFの下
流側にゴムホース等により接続されるものである。その
ため、本実施形態においては、第1及び第2の各圧力ポ
ート部12、13における圧力導入部12a、13aか
ら、上記排気管内の圧力が導入される。
【0042】そして、ケース10内においては、ケース
10に形成された第1の圧力導入通路21から、チップ
30の表面(一面)30a側即ちダイヤフラム31側に
圧力が導入されると同時に、ケース10に形成された第
2の圧力導入通路22、及び、台座40に形成された第
2の圧力導入通路としての孔部41から、チップ30の
裏面(他面)30b側即ち凹部32側に圧力が導入され
るようになっている。
【0043】そして、チップ30の表面30aと裏面3
0bとで(つまり、ダイヤフラム31の表面と裏面と
で)受圧し、これら両面30a、30bの差圧が検出さ
れるようになっている。
【0044】なお、図2を参照して、チップ30及びそ
の周辺部構成の一具体例を示しておく。まず、チップ3
0の厚さt1としては、約200μm程度とすることが
できる。ダイヤフラム31は、例えば約1.4mm×
1.4mmの平面四角形(図2中では、幅L1が1.4
mm)で、その厚さt2が約30μmのものとすること
ができる。
【0045】また、凹部32の開口部は、例えば平面八
角形であり、図2における幅L2は約1.9〜2.0m
mとすることができる。まや、本実施形態では、上述し
たように、、台座40の孔部41の通路面積は凹部32
の開口面積よりも小さいものとしており、該孔部41
は、内径Dがφ0.8mm〜φ0.9mmの円筒形貫通
孔とすることができる。
【0046】このような具体的構成を採用可能なチップ
30においては、表面30a側に、ダイヤフラム31の
圧力印加による歪みを電気信号に変換するための回路
(図示せず)が形成されている。この回路は、図1に示
す様に、ワイヤボンディング等により形成された金また
はアルミ等のワイヤ60によりターミナルピン10aに
結線され、チップ30とターミナルピン10aとは電気
的に接続されている。
【0047】ここで、ターミナルピン10aは、銅等の
導電性金属よりなるものであり、ワイヤ60との接続部
とは反対側の端部が、ケース10(コネクタケース部1
1)の外部に露出している。そして、このターミナルピ
ン10aの露出端部は、コネクタケース部11ととも
に、図示しない外部配線部材に接続可能となっており、
それによって、チップ30は、ワイヤ60、ターミナル
ピン10aを介して外部回路(車両のECU等)に対し
て信号のやり取りが可能となっている。
【0048】以上のような基本構成を有する差圧検出タ
イプの圧力センサにおいて、本実施形態では、ケース1
0に、チップ(センシング部)30の表面(一面)30
aを被覆する第1の保護部材70が設けられているとと
もに、第2の圧力導入通路22内への異物の侵入を防止
するための第2の保護部材80が第2の圧力導入通路2
2内に充填された独自の構成を有している。
【0049】第1の保護部材70は、コネクタケース部
11の凹部11a内に充填され、チップ30の表面30
a、ワイヤ60、ワイヤ60とターミナルピン10aと
の接続部、台座40を被覆して保護している。つまり、
第1の保護部材70は、第1の圧力導入通路21におけ
るチップ30の表面30a側の部位に充填された形とな
っている。
【0050】この第1の保護部材70は、本例では、下
層(凹部11aの底面側)にフッ素ゴム等の比較的ヤン
グ率の高い樹脂材料71、上層(凹部11aの開口部
側)にフッ素ゲル等の比較的ヤング率の低い樹脂材料7
2を用いた2層構造としている。具体的には、本出願人
が先に出願した特開平11−304619号公報に記載
されている2層構造の保護部材を採用することができ
る。これにより、第1の保護部材70内の気泡発生を適
切に防止し、チップ30の特性を良好に発揮可能な構成
となっている。
【0051】一方、第2の保護部材80は、第2の圧力
導入通路の一部としての台座40の孔部41内に充填さ
れるとともに、この孔部41からはみ出して、第2の圧
力導入通路22のうち圧力導入部13a側にまで充填さ
れている。
【0052】本例では、図1に示す様に、第2の圧力導
入通路22のうち、チップ30側の通路(センシング部
側通路)22aと圧力を導入する側(つまり、第2の圧
力ポート13における圧力導入部13a側)の通路(圧
力導入側通路)22bとの間には、ケース10(コネク
タケース部11)に段差22cが形成されている。
【0053】それによって、ケース10に形成された第
2の圧力導入通路22のうち圧力導入側通路22bの方
が、センシング部側通路22aよりも通路面積が大きく
なっており、第2の保護部材80は、上記孔部41及び
センシング部側通路22aから圧力導入側通路22bに
まで充填されている。なお、本例では、圧力導入側通路
22bは、センシング部側通路22aよりも通路面積が
2倍以上大きくなっている。
【0054】圧力導入側通路22bまで第2の保護部材
80が充填されることで、受圧面積を大きくすることが
でき、汚れに対して一層強くすることができる。なお、
圧力導入側通路22bは、センシング部側通路22aか
ら階段状に広がっている。
【0055】このように、第2の保護部材80が、第2
の圧力導入通路22内に充填されることにより、第2の
圧力導入通路22内への異物の侵入を防止するようにな
っている。この第2の保護部材80は、第1の保護部材
70とは異なり、1層構造であり、硬化タイプのゲル材
料を用いることができる。
【0056】具体的には、耐薬品性等を考慮すると、シ
リコーン系のゲルでは導入される圧力媒体中に含まれる
湿気によって膨潤してしまうため、フロロシリコーンゲ
ルあるいはフッ素ゲル等を用いることが出来る。
【0057】また、この第2の保護部材80は、第1の
保護部材70よりも多くのオイルが添加されているもの
を用いている。例えば、フロロシリコーンゲルを母材と
して、オイルとしてのフロロシリコーンオイルが添加さ
れているものを採用できる。ここで、オイルの添加量
は、第2の保護部材80に対して30%以上が好まし
い。
【0058】かかる圧力センサの製造方法について概略
を述べる。コネクタケース部11に台座40と一体化さ
れたチップ30を、上記接着剤により接着固定する。そ
の後、チップ30とターミナルピン10aとをワイヤボ
ンディングすることによってワイヤ60で結線する。
【0059】次に、コネクタケース部11内に第1の保
護部材70を配設する。まず、下層側の樹脂材料71
を、台座40とチップ30との界面付近まで、コネクタ
ケース部11の凹部11a内に充填し、気泡発生を防ぐ
ために真空脱泡する。その上に、上層側の樹脂材料72
を注入した後、両層の樹脂材料71、72を同時に加熱
硬化する。
【0060】こうして、第1の保護部材70の配設が終
了する。その後、コネクタケース部11と第1の圧力ポ
ート部12とを接着剤14により接着固定する。こうし
て、第1の圧力導入通路21が形成される。
【0061】次に、コネクタケース部11内に、第2の
保護部材80を配設する。例えば、フロロシリコーンゲ
ルにフロロシリコーン系オイルが30〜35%添加され
たものを、真空中で注入するか、あるいは注入後真空脱
泡して、図1に示す様な位置に配設する。なお、フロロ
シリコーンゲル及びフロロシリコーンオイルに代えてフ
ッ素ゲル及びフッ素オイルを用いることも可能である。
【0062】その後、ゲルを加熱硬化させることによ
り、第2の保護部材80の配設が終了する。そして、コ
ネクタケース部11と第2の圧力ポート部13とを接着
剤14により接着固定する。こうして、第2の圧力導入
通路22が形成され、図1に示す圧力センサが完成す
る。
【0063】次に、本実施形態を、DPFの前後の排気
管の差圧を検出する圧力センサに適用した場合の作動に
ついて、まとめて述べておく。例えば、上記排気管にお
けるDPFの上流部位の圧力(上流圧という)は第2の
各圧力ポート部13から、また、該DPFの下流部位の
圧力(下流圧という)は第1の各圧力ポート部12か
ら、別々にケース10内に導入される。
【0064】下流圧は、第1の圧力導入通路21を通し
て、第1の保護部材70の表面に受圧され、さらに第1
の保護部材70を伝わってチップ30の表面30a側か
らダイヤフラム31に受圧される。同時に、上流圧は、
第2の圧力導入通路22を通して、第2の保護部材80
の表面に受圧され、さらに第2の保護部材80を伝わっ
てチップ30の裏面30b側からダイヤフラム31に受
圧される。
【0065】そして、ダイヤフラム31は、チップ30
の表面30a側と裏面30b側との差圧によって歪み、
この歪みに応じたレベルの電気信号が、チップ30に形
成された上記回路から出力される。この出力信号は、ワ
イヤ60からターミナルピン10aを介して、上記外部
回路に送られ、DPFの目詰まり検出情報として利用さ
れる。
【0066】このように、本実施形態の圧力センサは、
半導体ダイヤフラム式のチップ(板状のセンシング部)
30の表面30a、裏面30bともに受圧面として用い
られ、表面30a側は第1の保護部材70を介して受圧
を行い、裏面30b側は第2の保護部材80を介して受
圧を行い、これら表裏両面30a、30bの差圧を検出
可能な構成を実現している。
【0067】そして、従来の圧力センサが、表面(チッ
プにおける回路形成面)側のみ保護部材を設けていたの
に対し、本実施形態では、チップ30の表面30a側だ
けでなく、裏面30b側の圧力導入通路側にも保護部材
を設けたことが主たる特徴点である。
【0068】すなわち、第1の保護部材70によってチ
ップ30の表面(回路形成面)30a側が保護されると
ともに、第2の圧力導入通路22内に充填された第2の
保護部材80によって、裏面側の圧力導入通路である第
2の圧力導入通路22の結露や詰まりを防止することが
できるため、正確な圧力を検出することができる。
【0069】特に、排気管内の排気圧を測定する圧力セ
ンサでは、フィルタ等によって、センサ内に導入される
圧力媒体(排気ガス)中のすす等の固形異物は除去でき
るが、湿気まで除去することは困難である。そのような
場合、表面側の第1の圧力導入通路21にくらべて細い
部分(台座40の孔部41等)を有する裏面側の第2の
圧力導入通路22では、結露の発生、温度環境によって
は氷結まで発生しやすい。
【0070】その点、本実施形態では、ケース10内
に、第2の圧力導入通路22内に充填され第2の圧力導
入通路22内への異物(湿気、水分、塵埃等)の侵入を
防止する第2の保護部材80を設けることにより、上記
した湿気の侵入を第2の保護部材80によって排除でき
る。
【0071】また、チップ30の裏面30b側はケース
10との接合面積を確保する必要があるが、本実施形態
では、台座40を介してチップ30をケース10に接合
しているため、この台座41にも第2の圧力導入通路2
2即ち孔部41を形成している。そして、この孔部41
を、表面30a側の第1の圧力導入通路21に比べて、
かなり狭いものとしている。
【0072】ここで、本実施形態においては、該孔部4
1の通路面積をチップ30における凹部32の開口面積
よりも小さくする必要性から、例えば、孔部41の径D
をφ0.8〜φ0.9mmと非常に細いものとしてお
り、上記した結露や詰まりの恐れが強くなる。しかし、
本実施形態では、この孔部41にも第2の保護部材80
が充填されているため、そのような問題は生じない。
【0073】また、裏面30b側の第2の圧力導入通路
22は、表面側30a第1の圧力導入通路21に比べて
細い孔部41やセンシング部側通路22aを有するもの
であるが故、これら細い通路内に発生する応力が逃げに
くく、そこに充填される第2の保護部材80が硬すぎる
と、硬化時の熱収縮で圧力センサの零点特性を大きく変
動させてしまう。一方、充填される第2の保護部材80
が柔らかすぎると、温度サイクルや振動等で通路内から
抜けてしまう。
【0074】その対策として、本発明者等は実験検討を
行い、第2の保護部材80を、第1の保護部材70より
も多くのオイルが添加されているものとした。第1の保
護部材70は、従来用いられる保護部材を適用できる
が、この従来の保護部材は含有されているオイル量が例
えば数%程度である。それに対して、第2の保護部材8
0に添加するオイルを30%以上とし、従来よりも多量
としている。
【0075】例えば、通常のフロロシリコーンゲルある
いはフッ素ゲルでは弾性率が高く、これを第2の保護部
材として用いて本実施形態のように充填して加熱硬化さ
せると、熱収縮の影響を受けてセンサの特性変動を大き
くしてしまう。そこで、センサの特性変動を防ぐため
に、ゲルが未硬化を起こさない範囲で、同じ材料系のオ
イル、どの程度ゲルに添加すれば良いかを調べた。
【0076】図3は、第2の保護部材80として、フロ
ロシリコーンゲルを母材としてフロロシリコーンオイル
が添加されているものを用いた場合に、オイル添加量
(%)を変えていったとき(25%、30%、35%)
のセンサ使用温度(図中、温度と示す。単位:℃)と、
ゲル注入前後の零点変動量(%FS)との関係を示した
ものである。
【0077】なお、図3中、黒丸プロットはオイル添加
量が25%、黒四角プロットはオイル添加量が30%、
黒三角プロットはオイル添加量が35%の場合を示して
いる。
【0078】ここで、ゲル注入前後の零点変動量は、次
のように定義する。チップ30の両面30a、30bが
同圧のときの信号(電圧)を基準信号とする。そして、
第1の保護部材70は配設されているが第2の保護部材
80が配設されていない場合の基準信号と、オイル量を
変えた第2の保護部材80を注入、充填し熱硬化させた
後に、再び測定した基準信号とを比較する。
【0079】そして、上記両者の場合において、センサ
のフルスケール(FS)に対する基準信号の変動量の割
合(%FS)を、ゲル注入前後の零点変動量とする。な
お、当該零点変動量の目標値は、0.1%FSであり、
この値は、実用レベルの要求値から算出されたものであ
る。
【0080】図3に示す様に、第2の保護部材80とし
て、フロロシリコーンゲルに30%以上のフロロシリコ
ーンオイルを添加したものを用いれば、ゲル注入前後の
零点変動量を目標規格内に収めることができている。な
お、オイル添加量の上限は、保護部材が硬化しなくなる
までの量とすればよく、図3の例ではオイル添加量が4
0%以上で未硬化が発生するため、オイル添加量を30
%以上40%未満とすることが好ましい。
【0081】なお、オイルの最適添加量範囲は第2の保
護部材80の種類によって適宜設定されるが、本実施形
態でいえることは、第2の保護部材80を、第1の保護
部材70よりも多くのオイルが添加(例えば30%以
上)されているものとすれば、圧力センサの零点特性を
良好に確保しつつ、充填部位から抜けないような第2の
保護部材80を容易に実現できる。
【0082】また、本実施形態によれば、第1の圧力導
入通路21に比べて細くせざるを得ない第2の圧力導入
通路22において、ケース10に段差22cを形成する
ことにより、センシング部側通路22aでは必要な細さ
を確保しつつ、チップ(センシング部)30から離れた
圧力導入側通路22bでは通路面積を十分に広くできて
いる。
【0083】また、一般に、保護部材に異物が付着、堆
積した場合、その異物によって、保護部材を介したセン
シング部への圧力伝達特性が変動する。しかし、本実施
形態によれば、センシング部側通路22aから通路面積
の十分に広い圧力導入側通路22bにまで、第2の保護
部材80を充填することにより、第2の保護部材80の
受圧面積を十分に大きくすることができるため、そのよ
うな圧力伝達特性の変動を抑制することができる。
【0084】なお、図1に示す例では、圧力導入側通路
22bは、センシング部側通路22aよりも通路面積が
2倍以上となっており、第1の圧力導入通路21と同等
の開口面積にまで広くしている。このことは、図1にお
いては、図中の寸法W1と寸法W2とが略等しい(例え
ばW1、W2とも9mmで紙面垂直方向の奥行きが12
mm)ことで表されている。
【0085】また、本実施形態において、第2の保護部
材80は、第1の保護部材70における低弾性な(ヤン
グ率の低い)樹脂材料72と同程度もしくは低い弾性
(例えば弾性率が60Pa以下のもの)を有するもので
あることが好ましい。これは、第2の圧力導入通路22
は第1の圧力導入通路21に比べて通路面積を小さくせ
ざるを得ないから、通路内に発生する応力も逃げにくい
ため、充填される保護部材も柔らかいものを使用する必
要があるためである。
【0086】また、図1に示す例では、第1及び第2の
圧力導入通路21、22において圧力導入部12a、1
3aが、チップ30と正対せず、オフセットした位置に
ある。これにより、圧力媒体の流れが直接チップ30に
当たるのを防止することができ、チップ30直上の保護
部材70、80に異物が付着しにくい構成とすることが
できる。
【0087】(第2実施形態)図4は、本発明の第2実
施形態に係る圧力センサの概略断面図である。以下、上
記第1実施形態との相違点について主として説明し、同
一部分には、図中、同一符号を付して説明を省略するこ
ととする。
【0088】図4に示す様に、第1の圧力ポート部12
の内部空間としての第1の圧力導入通路21が、センシ
ング部30から真っ直ぐに外方(図中の下方)へ突出し
て延びる直状通路部90として形成されており、この直
状通路部21の突出先端部に圧力導入用の開口部として
の圧力導入部12aが形成されている。本例では、直状
通路部90は、板状のセンシング部30の板面(上記図
2に示す表面30a、裏面30b)に対して略垂直とな
っている。
【0089】そして、直状通路部90は、途中部にセン
シング部30側から圧力導入部(開口部)12a側へ向
かって窄まるようなテーパ面91を有することにより、
テーパ面91を境として、センシング部30側の方が圧
力導入部(開口部)12a側よりも通路面積が大きくな
っている。換言すれば、直状通路部90は、第1の圧力
ポート部12の段付内孔であって、段部であるテーパ面
91を境に圧力導入側が細くなったものである。
【0090】本例では、直状通路部90におけるセンシ
ング部30側の太い部分は、直状通路部90の軸(突出
方向)と平行な平面92によって囲まれ、通路断面形状
は略矩形をなしている。また、テーパ面91よりも圧力
導入部12a側の細い部分は、通路断面形状が円形であ
り。テーパ面91は、両側の部分をなだらかにつなぐ面
形状となっている。
【0091】ここで、本実施形態においては、直状通路
部90の軸に直交する面とテーパ面91とのなす角度θ
が、30°以上(好ましくは45°以上)となってい
る。これは、本実施形態の圧力センサを、直状通路部9
0を天地方向に沿った状態で上記排気管(被測定部材)
に組み付けた場合、当該排気管から湿気を含んだガス
(被測定流体)がセンサ内へ侵入しても、直状通路部9
0を介してセンサ内の水分を適切に下方へ排出できるよ
うにするためである。
【0092】角度θを30°以上(好ましくは45°以
上)とする根拠は、本発明者等が行った実験検討による
ものであり、限定するものではないが、その検討結果の
一例を次に示す。
【0093】直状通路部90の容積の半分量(実車結露
量に相当)の水を、直状通路部90の圧力導入部12a
からセンサ内へ注入した。このものを、直状通路部90
が天地方向に延びる状態にて、ゴムホース等の配管を介
して実車の排気管に装着し、エンジンを回し、実車試験
を行った。実車運転条件は、エンジン回転数1500r
pmで1分間とした。
【0094】検討するパラメータは、直状通路部90に
おける平面92の高さ(壁面高さ)H、上記テーパ面9
1の角度(テーパ角度)θとした。なお、圧力導入部1
2a側の細い部分の内径Dはφ4.5mmとした。この
内径Dは、予め、上記実車試験によって、確実に水が落
下可能な大きさとして求めた。また、直状通路部90と
排気管とをつなぐゴムホースの長さは114cmとし
た。
【0095】そして、壁面高さH、テーパ角度θを種々
変えたものについて、上記実車試験を行い、試験後の水
残留量および外観検査による水残留状態を調べた。壁面
高さを2mm、4mm、6mmと変え、テーパ角度θを
15°、30°、45°と変えていった場合における結
果を図5および図6に示す。図5は、各場合における水
残留量(mg)を示すグラフ、図6は、各場合における
水の残留状態を示す図表である。
【0096】図5に示す様に、テーパ角度θが大きくな
るほど、水残留量は少なくなり、センサ内の水が排出さ
れやすいことがわかる。また、図6中において「×:チ
ップ部に水残留」となっている場合、第1の保護部材7
0に水が付着する程度に水が残留しており、直接センシ
ング部30に影響が出るため、好ましくない。
【0097】また、「△:ケース隅部に水残留」となっ
ている場合、センシング部30に多少、残留水の影響が
及ぶ可能性がある。そして、「○」のものは、テーパ面
91と平面92のなす隅部(テーパ部隅)に水が残留し
たり、平面92により囲まれる矩形通路部の隅(ケース
隅部)に微量の水が残留したり、直状通路90の内表面
に小さな水滴が付着したりするものの、実質的にセンシ
ング部30に残留水の影響が及ばない程度に、水が排出
されているものである。
【0098】これら図5、図6に示す結果から、センサ
内部に水を残留させない構造としては、実質的に、テー
パ角度θが30°以上であれば良いと言える。さらに、
テーパ角度θが45°以上であれば、壁面高さHの制約
を更に緩くすることができ、また、水残留量も少なくで
きるため、好ましい。
【0099】以上のように、本実施形態によれば、圧力
センサを、直状通路部を天地方向に沿った状態で被測定
部材に組み付けた場合、テーパ面91の角度θが30°
以上(好ましくは45°以上)あるため、テーパ面91
の勾配によって、センサ内の水分を適切に下方へ排出す
ることができる。そのため、結露や氷結等によるセンサ
へのダメージを防止することができる。
【0100】なお、テーパ角度θは大きい方が、残留水
の排出効果が大きいが、テーパ角度θが大きくなるにつ
れて、直状通路部90の突出方向におけるセンサの体格
が大きくなるため、センサ体格に制約のある場合は、体
格との関係も考慮してテーパ角度θを決定する必要があ
る。
【0101】また、本実施形態においては、第1の圧力
導入通路21ではなく、逆に、第2の圧力ポート部13
の内部空間としての第2の圧力導入通路22を、上記直
状通路としても良いことは勿論であり、その場合にも、
同様の効果が得られることは明らかである。
【0102】(他の実施形態)なお、上記実施形態は、
上記排気管内の差圧を測定する場合のように、センシン
グ部の両面に測定圧力を受圧させるタイプ以外にも、セ
ンシング部の一方の面側が基準圧としての大気圧となっ
ており、他方面側に測定圧力を受圧させるタイプ、いわ
ゆるゲージ圧センサ(例えば、上記特開平9−4308
5号公報に記載のもの)にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧力センサの概略
断面図である。
【図2】図1に示す圧力センサにおけるセンシング部及
びその周辺部を示す拡大断面図である。
【図3】ゲルへのオイル添加量を変えていったときのセ
ンサ使用温度と、ゲル注入前後の零点変動量との関係を
示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る圧力センサの概略
断面図である。
【図5】壁面高さH、テーパ角度θを種々変えた場合の
実車試験後の水残留量を示すグラフである。
【図6】壁面高さH、テーパ角度θを種々変えた場合の
実車試験後の水残留状態を示す図表である。
【符号の説明】
10…ケース、12a…圧力導入部(開口部)、21…
第1の圧力導入通路、22…第2の圧力導入通路、22
a…第2の圧力導入通路におけるセンシング部側通路、
22b…第2の圧力導入通路における圧力導入側通路、
22c…段差、30…チップ、31…ダイヤフラム、4
0…台座、41…孔部、70…第1の保護部材、80…
第2の保護部材、90…直状通路部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース(10)と、 このケースに収納され、印加された圧力値に応じたレベ
    ルの電気信号を発生する板状のセンシング部(30)
    と、 前記ケース外部から前記センシング部の一面側に圧力を
    導入するための第1の圧力導入通路(21)と、 前記ケース外部から前記センシング部の他面側に圧力を
    導入するための第2の圧力導入通路(22)とを備え、 前記センシング部は、前記他面側にて前記ケースに接合
    されており、 前記センシング部の前記一面と前記他面とで受圧し、こ
    れら一面側と他面側との差圧を検出するようにした圧力
    センサにおいて、 前記ケースには、前記センシング部の一面を被覆する第
    1の保護部材(70)が設けられているとともに、前記
    第2の圧力導入通路内に充填され前記第2の圧力導入通
    路内への異物の侵入を防止する第2の保護部材(80)
    が設けられていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 【請求項2】 前記センシング部は、前記他面側に凹部
    を形成することにより前記一面側にダイヤフラム(3
    1)が形成されてなる半導体ダイヤフラム式のチップ
    (30)であり、 前記チップの他面側は、台座(40)を介して前記ケー
    ス(10)に接合されており、 前記台座には前記第2の圧力導入通路(22)の一部と
    しての孔部(41)が形成されており、 この孔部には、前記第2の保護部材(80)が充填され
    ており、 前記孔部の通路面積は前記センシング部における前記凹
    部の開口面積よりも小さいことを特徴とする請求項1に
    記載の圧力センサ。
  3. 【請求項3】 前記第2の保護部材(80)は、前記第
    1の保護部材(70)よりも多くのオイルが添加されて
    いるものであることを特徴とする請求項1または2に記
    載の圧力センサ。
  4. 【請求項4】 前記オイルは、前記第2の保護部材(8
    0)に30%以上添加されていることを特徴とする請求
    項3に記載の圧力センサ。
  5. 【請求項5】 前記第2の保護部材(80)は、フロロ
    シリコーンゲルまたはフッ素ゲルを母材として、前記オ
    イルとしてのフロロシリコーンオイルまたはフッ素オイ
    ルが添加されているものであることを特徴とする請求項
    3または4に記載の圧力センサ。
  6. 【請求項6】 前記第2の圧力導入通路(22)は、前
    記センシング部側の通路(22a)と圧力を導入する側
    の通路(22b)との間で前記ケース(10)に段差
    (22c)を有することにより、前記圧力を導入する側
    の通路の方が通路面積が大きくなっており、 前記第2の保護部材(80)は、前記センシング部側の
    通路から前記圧力を導入する側の通路にまで充填されて
    いることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つ
    に記載の圧力センサ。
  7. 【請求項7】 前記圧力を導入する側の通路(22b)
    は、前記センシング部側の通路(22a)よりも通路面
    積が2倍以上となっていることを特徴とする請求項6に
    記載の圧力センサ。
  8. 【請求項8】 前記第2の保護部材(80)は、前記第
    1の保護部材(70)と同程度もしくは低い弾性を有す
    るものであることを特徴とする請求項1ないし7のいず
    れか1つに記載の圧力センサ。
  9. 【請求項9】 前記第1の圧力導入通路(21)および
    前記第2の圧力導入通路(22)のどちらか一方は、前
    記センシング部(30)から真っ直ぐに外方へ突出して
    延び、突出先端部に前記圧力導入用の開口部(12a)
    を有する直状通路部(90)として形成されており、 この直状通路部は、途中部に前記センシング部側から前
    記開口部側へ向かって窄まるようなテーパ面を有するこ
    とにより、前記センシング部側の方が前記開口部側より
    も通路面積が大きくなっており、 前記直状通路部の軸に直交する面と前記テーパ面とのな
    す角度(θ)が、30°以上であることを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  10. 【請求項10】 前記角度(θ)は、45°以上である
    ことを特徴とする請求項9に記載の圧力センサ。
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