JP2010096613A - 圧力センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】ゲージ抵抗34aが形成された半導体チップ31aと被接合部材31bとを有するセンサ部30を備えた圧力センサにおいて、センサ部30の内部で熱応力が発生することを抑制することができる圧力センサを提供する。
【解決手段】センサ部30を、互いに対向配置される半導体チップ31aおよび被接合部材31bを有した構成とすると共に半導体チップ31aと被接合部材31bとの間に圧力基準室35を形成する。そして、半導体チップ31aおよび被接合部材31bにそれぞれダイヤフラム34a、34bを形成し、半導体チップ31aに形成されたダイヤフラム34aにゲージ抵抗36aを備え、半導体チップ31aおよび被接合部材31bを半導体チップ31aと被接合部材31bとの中央に位置する境界面に対して対称な外型形状とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、測定媒体の圧力に応じて抵抗値が変化するゲージ抵抗を備えたセンサ部を用いて構成された圧力センサに関する。
従来より、例えば、特許文献1には、異なるチップ面積を有する第1半導体チップと第2半導体チップとが貼り合わされて構成されたセンサ部がリードフレームに備えられて構成される圧力センサが開示されている。
具体的には、このような圧力センサでは、第1、第2半導体チップの表面に薄肉状のダイヤフラムが形成されており、それぞれのダイヤフラムの表面にブリッジ回路を構成するようにゲージ抵抗が備えられている。また、第1、第2半導体チップの表面には、ゲージ抵抗と電気的に接続されるアルミニウム等で構成される配線が備えられている。そして、これら第1半導体チップの裏面と第2半導体チップの裏面とが貼り合わされることにより、センサ部が構成されている。また、圧力センサを構成するケーシングの内部には圧力検出空間が構成されており、この圧力検出空間には貫通孔を備えたリードフレームを有する樹脂基板が備えられている。そして、センサ部は貫通孔を塞ぐようにリードフレームと接続され、圧力検出空間はセンサ部およびリードフレームにより二つの空間に仕切られた構成とされている。詳しくは、センサ部は、第1、第2半導体チップのうちチップ面積が大きい半導体チップの裏面における外縁部がリードフレームと接続され、チップ面積が小さい側の半導体チップが貫通孔の内側に配置された構成とされている。例えば、第1半導体チップのチップ面積が第2半導体チップのチップ面積より大きい場合には、第1半導体チップの裏面の外縁部、つまり第1半導体チップの裏面のうち第2半導体チップと接続されていない部分がリードフレームと接続され、第2半導体チップが貫通孔の内部に配置された構成となる。また、第2半導体チップのチップ面積が第1半導体チップのチップ面積より大きい場合には、第2半導体チップがリードフレームと接続され、第1半導体チップが貫通孔の内部に配置された構成となる。
かかる圧力センサでは、二つに仕切られた圧力検出空間のうち一方の空間の圧力を第1半導体チップにより検出することができ、他方の空間の圧力を第2半導体チップにより検出することができる。
特開2001−21431号公報
しかしながら、このような圧力センサでは、異なるチップ面積を有する第1、第2半導体チップが貼り合わされてセンサ部が構成されており、第1半導体チップと第2半導体チップとの熱膨張係数が異なるため第1半導体チップと第2半導体チップとの間で熱応力が発生する。そして、第1半導体チップと第2半導体チップとの間で発生した熱応力によりゲージ抵抗に応力が印加されるため、圧力検出精度が低下するという問題がある。
また、このような圧力センサは、センサ部に備えられているゲージ抵抗およびゲージ抵抗と電気的に接続されている配線が直接測定媒体に曝される状態となっており、例えば、ディーゼル・パティキュレート・フィルタ(以下、DPFという)等の検出用として使用される場合には、ゲージ抵抗および配線が腐食する可能性があり、圧力検出精度が低下するという問題がある。なお、ここでは、ゲージ抵抗を形成した第1半導体チップが接合される被接合部材がゲージ抵抗を形成した第2半導体チップとなる場合について説明したが、ゲージ抵抗が形成された半導体チップがゲージ抵抗を形成していない被接合部材に接合する場合についても同様の問題が起こる。
本発明は上記点に鑑みて、ゲージ抵抗が形成された半導体チップと被接合部材とを有するセンサ部を備えた圧力センサにおいて、センサ部の内部で熱応力が発生することを抑制することができる圧力センサを提供することを第1の目的とし、さらに、センサ部の内部で熱応力が発生することを抑制し、センサ部に備えられるゲージ抵抗および配線が腐食することを防止することができる圧力センサを提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1のケース(10)と第2のケース(20、21)とを組みつけて構成されるケーシング(100)と、ケーシング(100)内に備えられ、測定媒体の圧力に応じた信号を出力するセンサ部(30)と、を備え、センサ部(30)は、互いに対向配置される半導体チップ(31a)および被接合部材(31b)を有すると共に半導体チップ(31a)と被接合部材(31b)との間に形成された圧力基準室(35)を有しており、半導体チップ(31a)および被接合部材(31b)にはそれぞれダイヤフラム(34a、34b)が形成され、半導体チップ(31a)に形成されたダイヤフラム(34a)にはゲージ抵抗(36a)が備えられており、半導体チップ(31a)および被接合部材(31b)は半導体チップ(31a)と被接合部材(31b)との中央に位置する境界面に対して対称な外型形状とされていることを特徴としている。
このような圧力センサでは、半導体チップ(31a)と被接合部材(31b)とが境界面に対して対称な外型形状とされているため、半導体チップ(31a)と被接合部材(31b)との熱膨張係数の差を従来の圧力センサより低減させることができる。したがって、従来の圧力センサよりセンサ部(30)の内部で熱応力が発生することを抑制することができる。
例えば、請求項2に記載の発明のように、半導体チップ(31a)と被接合部材(31b)を直接接合してセンサ部(30)を構成し、半導体チップ(31a)には被接合部材(31b)との接合面と反対側の面に第1凹部(32a)を形成すると共に被接合部材(31b)との接合面に第2凹部(33a)を形成することによりダイヤフラム(34a)を形成し、被接合部材(31b)には半導体チップ(31a)との接合面と反対側の面に第1凹部(32b)を形成すると共に半導体チップ(31a)との接合面に第2凹部(33b)を形成することによりダイヤフラム(34b)を形成する。そして、圧力基準室(35)を半導体チップ(31a)および被接合部材(31b)に形成された第2凹部(33a、33b)により構成し、半導体チップ(31a)と被接合部材(31b)との接合面を境界面とし、半導体チップ(31a)および被接合部材(31b)をこの境界面に対して対称な外型形状とすることもできる。
また、請求項3に記載の発明のように、半導体チップ(31a)と被接合部材(31b)とを中間部材(31c)を介して接合し、これら半導体チップ(31a)、被接合部材(31b)および中間部材(31c)にてセンサ部(30)を構成し、中間部材(31c)には、半導体チップ(31a)側の面に第3凹部(42a)を形成すると共に被接合部材(31b)側の面に第4凹部(42b)を形成し、圧力基準室(35)を半導体チップ(31a)と第3凹部(42a)との間および被接合部材(31b)と第4凹部(42b)との間に形成する。そして、被接合部材(31b)に形成されたダイヤフラム(34b)にゲージ抵抗(36b)を備え、中間部材(31c)の中心面を境界面とし、半導体チップ(31a)、被接合部材(31b)および中間部材(31c)がこの境界面に対して対称な外型形状とすることもできる。
そして、請求項4および5に記載の発明のように、半導体チップ(31a)および被接合部材(31b)、または、半導体チップ(31a)、被接合部材(31b)、および中間部材(31c)を、センサ部(30)の中心点に対して対称な外型形状とすることもできる。
このような圧力センサによれば、半導体チップ(31a)と被接合部材(31b)との熱膨張係数の差をさらに低減させることができ、センサ部(30)の内部で熱応力が発生することを抑制することができる。
さらに、請求項6に記載の発明のように、被接合部材(31b)に形成されたダイヤフラム(34b)にゲージ抵抗(36b)を備え、請求項6および7に記載の発明のように、半導体チップ(31a)に備えたゲージ抵抗(36a)と被接合部材(31b)に備えたゲージ抵抗(36b)とを境界面に対して対称な形状とすることもできる。
このような圧力センサによれば、半導体チップ(31a)および被接合部材(31b)に備えられるゲージ抵抗(36a、36b)もそれぞれ境界面に対して対称な形状とされているため、半導体チップ(31a)と被接合部材(31b)との熱膨張係数の差をさらに低減させることができ、センサ部(30)の内部で熱応力が発生することを抑制することができる。
また、請求8に記載の発明のように、半導体チップ(31a)に備えたゲージ抵抗(36a)をダイヤフラム(34a)のうち被接合部材(31b)側に備えると共に、半導体チップ(31a)のうち被接合部材(31b)側にゲージ抵抗(36a)と電気的に接続される配線(38a)を備え、ゲージ抵抗(36a)および配線(38a)を圧力基準室(35)に備えてもよい。また、請求項9に記載の発明のように、被接合部材(31b)に備えたゲージ抵抗(36b)をダイヤフラム(34b)のうち半導体チップ(31a)側に備え、被接合部材(31b)のうち半導体チップ(31a)側にゲージ抵抗(36b)と電気的に接続される配線(38b)を備え、ゲージ抵抗(36b)および配線(38b)を圧力基準室(35)に備えてもよい。
このような圧力センサによれば、ゲージ抵抗(36a、36b)および配線(38a、38b)が圧力基準室(35)の内部にそれぞれ備えられているため、ゲージ抵抗(36a、36b)および配線(38a、38b)が測定媒体に曝されることを防止することができると共に腐食することを防止することができる。
また、請求項10に記載の発明のように、半導体チップ(31a)および被接合部材(31b)を同じ材料を用いて構成してもよい。このような圧力センサによれば、半導体チップ(31a)と被接合部材(31b)との熱膨張係数の差をさらに低減することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態が適用された圧力センサについて説明する。図1は、本実施形態にかかる圧力センサの全体断面図、図2は、図1に示す二点鎖線部分の拡大図である。これら図1、図2に基づいて本実施形態の圧力センサの構成について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の圧力センサは、ケース10と第1、第2圧力ポート20、21とを有して構成されるケーシング100を用いて構成されている。なお、本実施形態では、第1、第2圧力ポート20、21がケース10と共にケーシング100を構成する第2のケースに相当する。
ケース10は、例えば、断熱樹脂材料であるPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂を型成形することにより作られている。そして、ケース10には、一面側(図1中の上面側)に第1窪み部11aが形成され、この一面と反対の他面側(図1中の下面側)に第1窪み部11aと連通する第2窪み部11bが形成されている。また、ケース10には、第1窪み部11aと第2窪み部11bとの連通部を遮断するように第1窪み部11aの底面に圧力検出用のセンサ部30が設けられている。
図2に示されるように、センサ部30は、互いに対向配置される第1半導体チップ31aおよび第2半導体チップ31bを有すると共に第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの間に形成された圧力基準室35を有している。
具体的には、センサ部30は第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとが接着材等を介して直接接合されて構成されている。そして、第1半導体チップ31aには、第2半導体チップ31bとの接合面と反対側の面に第1凹部32aが形成されていると共に、第2半導体チップ31bとの接合面に第2凹部33aが形成されていることにより、ダイヤフラム34aが形成されている。また、第2半導体チップ31bには、第1半導体チップ31aと同様に、第1半導体チップ31aとの接合面と反対側の面に第1凹部32bが形成されていると共に、第1半導体チップ31aとの接合面に第2凹部33bが形成されていることにより、ダイヤフラム34bが形成されている。そして、第1、第2半導体チップ31a、31bに形成された第2凹部33a、33bにより圧力基準室35が形成されている。なお、本実施形態では、第2半導体チップ31bが第1半導体チップ31aに接合される被接合部材に相当している。また、第1、第2半導体チップ31a、31bは、例えば、Si等の半導体基板を用いて構成され、圧力基準室35は真空状態とされている。
そして、第1、第2半導体チップ31a、31bは、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの中央に位置する境界面に対して対称な外型形状とされていると共に、センサ部30の中心点に対して対称な外型形状とされている。つまり、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bには、この境界面に対して対称な外型形状になると共にセンサ部30の中心点に対して対称な外型形状になるようにそれぞれ第1、第2凹部32a〜33bが形成されている。なお、本実施形態では、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとが直接接合されているため、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの接合面が境界面となる。また、第1、第2半導体チップ31a、31bの外型形状とは、第1、第2半導体チップ31a、31bを構成する半導体基板における外表面の形状を示しており、後述する第1、第2半導体チップ31a、31bに備えられるゲージ抵抗36a、36b、信号処理回路部37a、37b、第1配線38a、38b、第2配線39a、39b、および第1、第2電極41a、41bを含まない形状を示している。
図3は図2に示す第1半導体チップ31aに形成された第2凹部33aの上面レイアウトを示す図である。なお、第2半導体チップ31bに形成された第2凹部33bの上面レイアウトも図3と同様である。また、図2中の第1、第2半導体チップ31a、31bは図3中のA−A断面に相当している。
図2および図3に示されるように、第1、第2半導体チップ31a、31bにはそれぞれブリッジ回路を構成するようにゲージ抵抗36a、36bが備えられており、各ゲージ抵抗36a、36bは圧力基準室35に備えられている。
また、第1半導体チップ31aに備えられるゲージ抵抗36aはダイヤフラム34aのうち第2半導体チップ31b側に備えられ、第2半導体チップ31bに備えられるゲージ抵抗36bはダイヤフラム34bのうち第1半導体チップ31a側に備えられている。このため、第1、第2半導体チップ31a、31bに形成されるゲージ抵抗36a、36bは圧力基準室35に備えられた構成とされている。また、本実施形態では、第1、第2半導体チップ31a、31bに形成されたゲージ抵抗36a、36bは第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの接合面に対して対称な形状とされていると共にセンサ部30の中心点に対して対称な形状とされている。
さらに、第1半導体チップ31aのうち第1凹部32aの底面には、ゲージ抵抗36aからの出力の増幅および調整を行う信号処理回路部37aがゲージ抵抗36aを囲むように形成されていると共に、ゲージ抵抗36aと信号処理回路部37aとを電気的に接続するアルミニウム等で構成される第1配線38aが備えられている。また、第1半導体チップ31aと同様に、第2半導体チップ31bのうち第2凹部33bの底面には、ゲージ抵抗36bからの出力の増幅および調整を行う信号処理回路部37bがゲージ抵抗36bを囲むように形成されていると共に、ゲージ抵抗36bと信号処理回路部37bとを電気的に接続するアルミニウム等で構成される第1配線38bが備えられている。
本実施形態では、これら第1、第2半導体チップ31a、31bに備えられる信号処理回路部37a、37bおよび第1配線38a、38bも第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの接合面に対して対称な形状とされていると共にセンサ部30の中心点に対しても対称な形状とされている。なお、本実施形態では、第1配線38a、38bが本発明のゲージ抵抗36a、36bに電気的に接続される配線に相当している。
また、センサ部30には、それぞれの信号処理回路部37a、37bから第1、第2半導体チップ31a、31bにおける接合面に沿った方向に引き出された第2配線39a、39bと、この第2配線39a、39bとそれぞれ電気的に接続される電極40が備えられている。本実施形態では、第2配線39a、39bは、第1、第2半導体チップ31a、31bにそれぞれ形成された拡散抵抗を用いて構成されている。また、本実施形態では、第1、第2半導体チップ31a、31bに備えられる第2配線39a、39bも第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの接合面に対して対称な形状とされている。
電極40は、第1半導体チップ31aに備えられた第1電極41aと第2半導体チップ31bに備えられた第2電極41bとを有して構成されている。第1電極41aは、第2半導体チップ31bとの接合面から第2配線39aに達する孔の側壁に絶縁膜を配置すると共に、この孔の内部にアルミニウム等の金属を埋め込むことにより構成されている。また、第2電極41bは、第2半導体チップ31bの表裏を貫通する貫通孔の側壁に絶縁膜を配置すると共に、この貫通孔の内部にアルミニウム等の金属等を埋め込むことにより構成されている。
そして、図1に示されるように、ケース10には、センサ部30と外部の回路等とを電気的に接続するための複数個の金属製棒状のターミナル12が備えられている。このターミナル12はインサートモールドによりケース10と一体に成形されることによりケース10内に保持されている。
具体的には、ターミナル12は、ケース10のうち第1窪み部11aから一端部が露出するようにケース10に備えられている。そして、ケース10のうち第1窪み部11aから露出しているターミナル12の一端部とセンサ部30に備えられた電極40とが電気的に接続されるように、センサ部30が電極40以外の部分に塗布した接着剤によって第1窪み部11aの底面と接着されている。また、第1窪み部11aの底面にはセンサ部30を囲むようにシール剤50が配置されている。このシール材50は、センサ部30とケース10との隙間から測定媒体が入りこむことにより電極40とターミナル12との接合部分が腐食してしまうことを防止すると共に、第1窪み部11aと第2窪み部11bとを隔離するものである。
また、ターミナル12は第1窪み部11aの底面と平行な方向に延びるように配置されており、ケース10に備えられた開口部13から外部に露出している。そして、各ターミナル12のうち開口部13内に突出している部分の端部は、図示しないワイヤハーネス等の外部配線部材を介して外部回路と電気的に接続されている。
さらに、ケース10には、外部から測定媒体を導入する第1、第2圧力ポート20、21が組み付けられている。具体的には、第1圧力ポート20はケース10のうち第1窪み部11a側に組み付けられ、第2圧力ポート21はケース10のうち第2窪み部11b側に組み付けられている。また、第1、第2圧力ポート20、21には、それぞれ、図1中において破線にて示す導入ポート20a、21aが設けられている。なお、これら圧力ポート20、21は、上記ケース10と同様に、例えば、PPS等の樹脂材料などを成形することにより作られる。
また、ケース10と第1圧力ポート20、および、ケース10と第2圧力ポート21とは、ネジ部材としてのネジ60および第1、第2ナット61、62を用いて一体に組み付けられている。具体的には、第1ナット61はケース10にインサート成形されており、ケース10と第1、第2圧力ポート20、21とをネジ60および第1ナット61によりネジ結合した後、第2ナット62を用いて締結することでケース10と第1、第2圧力ポート20、21とを一体に組みつけている。本実施形態では、このようにケース10と第1、第2圧力ポート20、21とを組み付けることによりケーシング100が構成されている。なお、これらネジ部材60〜62に代えて、リベットなどを用いてケース10と第1、第2圧力ポート20、21とを一体に組み付けることもできる。本実施形態では、上記のように圧力センサが構成され、ケーシング100の内部にセンサ部30が備えられた構成とされている。
次に、本実施形態の圧力センサS1の圧力検出動作について述べる。
図示しないが、例えば、第1圧力ポート20の導入ポート20aが上記排気管におけるDPFの上流側に対してゴムホースなどにより接続され、第2圧力ポート21の導入ポート21aが上記排気管におけるDPFの下流側に対してゴムホースなどにより接続される。
それにより、第1圧力ポート20へDPFの上流側圧力(前圧)が導入され、第2圧力ポート21へDPFの下流側圧力(後圧)が導入される。
そして、各第1、第2圧力ポート20、21に導入された測定媒体が、センサ部30に印加される。具体的には、第1圧力ポート20へ導入されたDPFの上流側圧力(前圧)がセンサ部30のうち第1半導体チップ31aに形成されているダイヤフラム34aに印加され、第2圧力ポート21へ導入されたDPFの下流側圧力(後圧)がセンサ部30のうち第2半導体チップ31bに形成されているダイヤフラム34bに印加される。そして、第1、第2半導体チップ31a、31bに形成されているそれぞれのダイヤフラム34a、34bは、測定媒体の圧力に応じて歪むことになり、歪みに基づく信号が信号処理回路部37a、37bに伝達される。そして、それぞれの信号処理回路部37a、37bからの信号がターミナル12から外部に伝達されることで測定媒体の圧力が検出され、上流側圧力と下流側圧力との差圧が検出される。
かかる圧力センサは、基本的には従来と同様にして製造され、センサ部30を第1半導体チップ31aおよび第2半導体チップ31bを有した構成とし、センサ部30の内部に圧力基準室35を備えると共に圧力基準室35にゲージ抵抗36a、36bを備えた構成とすればよい。具体的には、例えば、まず、第1、第2半導体チップ31a、31bを構成する半導体基板を用意する。そして、それぞれの半導体基板に対して第2配線39a、39bを形成する。その後、それぞれの半導体基板に対して、第2凹部33a、33bを形成すると共に、上記形状となるようにゲージ抵抗36a、36b、信号処理回路部37a、37bおよび第1配線38a、38bを形成する。続いて、それぞれの半導体基板に対して第1凹部32a、32bを形成することにより、ダイヤフラム34a、34bを形成する。そして、それぞれの半導体基板に対して第1電極41aを形成すると共に第2電極41bを形成し、第1半導体チップ31aおよび第2半導体チップ31bを構成する。
続いて、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとを直接接合してセンサ部30を構成する。このとき、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとが接合面に対して対称な外型形状になると共にセンサ部30の中心点に対して対称な外型形状となるように第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとを直接接合する。また、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとを直接接合することにより、第1、第2半導体チップ31a、31bに形成された第1凹部32a、32bにより圧力基準室35が形成される。
このような圧力センサでは、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとが接合面に対して対称な外型形状とされていると共にセンサ部30の中心点に対して対称な外型形状とされている。そして、第1半導体チップ31aに備えられるゲージ抵抗36a、信号処理回路部37aおよび第1配線38aと、第2半導体チップ31bに備えられるゲージ抵抗36b、信号処理回路部37bおよび第1配線38bとが接合面に対し対称な形状とされていると共にセンサ部30の中心点に対して対称な形状とされている。さらに、第1半導体チップ31aに備えられる第2配線39aと第2半導体チップ31bに備えられる第2配線39bとが接合面に対して対称な形状とされている。
このため、本実施形態の圧力センサによれば、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの熱膨張係数の差を従来の圧力センサより低減させることができる。したがって、従来の圧力センサよりセンサ部30の内部で熱応力が発生することを抑制することができ、圧力検出精度が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態の圧力センサでは、ゲージ抵抗36a、36bおよび第1配線38a、38bが圧力基準室35の内部にそれぞれ備えられているため、ゲージ抵抗36a、36bおよび第1配線38a、38bが測定媒体に曝されることを防止することができると共に腐食することを防止することができる。さらに、本実施形態では、ゲージ抵抗36a、36bおよび第1配線38a、38bと同様に、それぞれの信号処理回路部37a、37bも圧力基準室35に備えられているので信号処理回路部37a、37bが腐食することを防止することもできる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサは、第1実施形態に対して第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとを中間部材を介して接合したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるのでここでは説明を省略する。図4は、本実施形態の圧力センサの部分拡大図である。なお、図4は図1に示す二点鎖線部分に対応しており、本実施形態の圧力センサのうちの他の部分は図1と同様である。
図4に示されるように、本実施形態の圧力センサは、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとが中間部材31cを介して接合されている。そして、センサ部30が、第1半導体チップ31a、第2半導体チップ31bおよび中間部材31cを有した構成とされている。
第1、第2半導体チップ31a、31bには、それぞれ第1凹部32a、32bが形成されており、第1凹部32a、32bによりダイヤフラム34a、34bが形成されている。また、中間部材31cには、第1半導体チップ31a側の面に第3凹部42aが形成されており、第2半導体チップ31b側の面に第4凹部42bが形成されている。そして、第1半導体チップ31aと第3凹部42aとの間および第2半導体チップ31bと第4凹部42bとの間に圧力基準室35が形成されている。なお、本実施形態では、この圧力基準室35は大気圧状態とされている。
さらに、中間部材31cには、第1電極41aと第2電極41bとを電気的に接続する第3電極41cが備えられており、センサ部30に備えられる電極40は第1、第2、第3電極41a〜41cを有して構成されている。第3電極41cは、中間部材31cの表裏を貫通する貫通孔の側壁に絶縁膜を配置すると共に、この貫通孔の内部にアルミニウム等の金属等を埋め込むことにより構成されている。
そして、これら第1、第2半導体チップ31a、31bおよび中間部材31cは、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの間に位置し、かつ中間部材31cの中心面である境界面に対して対称な外型形状とされていると共に、センサ部30の中心点に対して対称な外型形状とされている。つまり、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bには、この境界面に対して対称な外型形状になると共にセンサ部30の中心点に対して対称な外型形状になるようにそれぞれ第1、第2凹部32a〜33bが形成されている。そして、中間部材31cには、この境界面に対して対称な外型形状になると共にセンサ部30の中心点に対して対称な外型形状になるように第3凹部42aおよび第4凹部42bが形成されている。なお、中間部材31cとしては、例えば、第1、第2半導体チップ31a、31bと同様に、例えば、Si等の半導体基板を用いることができる。
このような圧力センサによれば、第1半導体チップ31aと第3凹部42aおよび第2半導体チップ31bと第4凹部42bとの間にそれぞれ圧力基準室35が形成されているので、圧力基準室35を真空状態としなくてもそれぞれ第1、第2半導体チップ31a、31bに備えられたゲージ抵抗36a、36bにより異なる圧力を検出することができつつ、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサは、第2実施形態に対して信号処理回路部37を中間部材31cに形成したものであり、その他に関しては第2実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。図5は本実施形態にかかる圧力センサの部分拡大図である。なお、図5は図1に示す二点鎖線部分に対応しており、本実施形態の圧力センサのうちの他の部分は図1と同様である。
図5に示されるように、本実施形態の圧力センサでは、中間部材31cに第1半導体チップ31aおよび第2半導体チップ31bに備えられたそれぞれのゲージ抵抗36a、36bからの出力の増幅や調整を行う信号処理回路部37が形成されている。そして、中間部材31cには、信号処理回路部37から引き出された第2配線39cが第3電極41cに達するように備えられている。また、第1、第2半導体チップ31a、31bには、第2配線39a、39bがそれぞれの第1配線38a、38bと直接電気的に接続されるように備えられている。このような圧力センサとしても、上記第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の圧力センサは、第1実施形態に対して半導体チップ31aのみにゲージ抵抗36aを形成したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるためここでは説明を省略する。図6は本実施形態にかかる圧力センサの部分拡大図である。なお、図6は図1に示す二点鎖線部分に対応しており、本実施形態の圧力センサのうちの他の部分は図1と同様である。
図6に示されるように、本実施形態の圧力センサでは、第1半導体チップ31aのみにゲージ抵抗36aが備えられている。そして、被接合部材に相当する第2半導体チップ31bには、ゲージ抵抗36b、信号処理回路部37b、第1配線38bおよび第2配線39bが備えられていない構成とされている。また、圧力基準室35は大気圧状態とされている。
このような圧力センサとしても、圧力基準室35を大気圧とすることにより第1半導体チップ31aに形成されたダイヤフラム34aに印加される圧力と第2半導体チップ31bに形成されたダイヤフラム34bに印加される圧力との差圧を検出することができる。また、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとは、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの中央に位置する境界面に対して対称な外型形状とされているので、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、センサ部30が接着剤によりケース10と接続されている例を説明したが、電極40とターミナル12とが金属接合されていてもよいし、電極40とターミナル12との間にはんだ等のバンプを配置してバンプ接合としてもよい。
また、上記各実施形態において、第1半導体チップ31aに備えられる第2配線39aと第2半導体チップ31bに備えられる第2配線39bとがセンサ部30の中心点に対して対称な形状となるように、第1半導体チップ31aおよび第2半導体チップ31bにそれぞれダミー配線を形成してもよい。また、電極40がセンサ部30の中心点に対して対称な形状となるようにセンサ部30にダミー電極を形成してもよい。このような圧力センサによれば、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの熱膨張係数の差をさらに低減することができ、センサ部30の内部で熱応力が発生することを抑制することができる。
さらに、上記第1〜第3実施形態では、第1、第2半導体チップ31a、31bに形成されるゲージ抵抗36a、36bが圧力基準室35に備えられた構成とされており、上記第4実施形態では、第1半導体チップ31aに形成されるゲージ抵抗36aが圧力基準室35に備えられた構成とされているが、各ゲージ抵抗36a、36bが圧力基準室35に備えられていない構成としてもよい。具体的には、第1半導体チップ31aに備えられるゲージ抵抗36aをダイヤフラム34aのうち第2半導体チップ31bと反対側に備え、第2半導体チップ31bに備えられるゲージ抵抗36bをダイヤフラム34bのうち第1半導体チップ31aと反対側に備えることができる。このような圧力センサとしても、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとが接合面に対して対称な外型形状とされていると共にセンサ部30の中心点に対して対称な外型形状とされているので、従来の圧力センサより第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの熱膨張係数の差を低減することができる。また、第1半導体チップ31aに備えられるゲージ抵抗36aと第2半導体チップ31bに形成されるゲージ抵抗36bのどちらかを一方のみを圧力基準室35に備える構成とすることもできる。
また、上記第1、第4実施形態では、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとが、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの中央に位置する境界面に対して対称な外型形状とされていると共に、センサ部30の中心点に対して対称な外型形状とされている構成を説明したが、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとがこの境界面に対してのみ対称な外型形状とされている構成とすることもできるし、センサ部30の中心点に対してのみ対称な外型形状とされている構成とすることもできる。
さらに、上記第2、第3実施形態では、第1、第2半導体チップ31a、31bおよび中間部材31cが、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの間に位置し、かつ中間部材31cの中心面である境界面に対して対称な外型形状とされていると共にセンサ部30の中心点に対して対称な外型形状とされている構成を説明したが、第1、第2半導体チップ31a、31bおよび中間部材31cがこの境界面に対してのみ対称な外型形状とされている構成とすることもできるし、センサ部の中心点に対してのみ対称な外型形状とすることもできる。
このような圧力センサとしても、従来の圧力センサより第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの熱膨張係数の差を低減することができ、センサ部30の内部で熱応力が発生することを抑制することができる。
また、上記第1〜第3実施形態では、第1半導体チップ31aに備えられるゲージ抵抗36aと第2半導体チップ31bに備えられるゲージ抵抗36bとが第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの中央に位置する境界面に対して対称な形状とされていると共に、センサ部30の中心点に対して対称な形状とされている構成を説明したが、第1、第2半導体チップ31a、31bに備えられるゲージ抵抗36a、36bがこの境界面に対してのみ対称な形状とされている構成とすることもできるし、センサ部30の中心点に対してのみ対称な形状とされている構成とすることもできる。
さらに、上記第1、第2実施形態では、第1、第2半導体チップ31a、31bに備えられる信号処理回路部37a、37が第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの中央に位置する境界面に対して対称な形状とされていると共に、センサ部30の中心点に対して対称な形状とされている構成を説明したが、第1、第2半導体チップ31a、31bに備えられる信号処理回路部37a、37bがこの境界面に対してのみ対称な形状とされている構成とすることもできるし、センサ部30の中心点に対してのみ対称な形状とされている構成とすることもできる。また、同様に、上記第1〜第3実施形態では、第1、第2半導体チップ31a、31bに備えられる第1配線38a、38bがこの境界面に対してのみ対称な形状とされている構成とすることもできるし、センサ部30の中心点に対してのみ対称な形状とされている構成とすることもできる。
そして、上記第1〜第3実施形態では、第1半導体チップ31aに備えられるゲージ抵抗36a、信号処理回路部37a、第1配線38aおよび第2配線39aと、第2半導体チップ31bに備えられるゲージ抵抗36b、信号処理回路部37、第1配線38bおよび第2配線39bとが少なくとも第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの中央に位置する境界面に対して対称な形状とされている。しかしながら、これらゲージ抵抗36a、36b、信号処理回路部37a、37b、第1配線38a、38bおよび第2配線39a、39bがこの境界面に対して対称な形状とされていない構成とすることもできる。このような圧力センサとしても、第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとが境界面に対して対称な外型形状とされていれるので、従来の圧力センサより第1半導体チップ31aと第2半導体チップ31bとの熱膨張係数の差を低減することができ、センサ部30の内部で熱応力が発生することを抑制することができる。
さらに、上記第4実施形態では、圧力基準室35を大気圧状態としているが真空状態にすることもできる。この場合は、例えば、コネクタケースに圧力導入孔を備えたハウジングをかしめてケーシング100を構成し、このケーシング100の内部にセンサ部30を備えることができる。なお、このような圧力センサでは、コネクタケースが第1のケースに相当し、ハウジングが第2のケースに相当する。
また、上記各実施形態では、信号処理回路部37a、37bが圧力基準室35に備えられている構成とされているが、信号処理回路部37a、37bは圧力基準室35に備えられていなくてもよい。例えば、ケーシング100の内部に測定媒体に曝されない領域を形成し、この領域に信号処理回路部37a、37bを配置する構成としてもよい。
本発明の第1実施形態における圧力センサの断面構成を示す図である。 図1に示す二点鎖線部分の拡大図である。 図1に示す第1半導体チップにおける第2凹部の上面レイアウトを示す図である。 本発明の第2実施形態における圧力センサの部分拡大図である。 本発明の第3実施形態における圧力センサの部分拡大図である。 本発明の第4実施形態における圧力センサの部分拡大図である。
符号の説明
10 ケース
20 第1圧力ポート
21 第2圧力ポート
30 センサ部
31a 第1半導体チップ
31b 第2半導体チップ
32a、32b 第1凹部
33a、33b 第2凹部
34a、34b ダイヤフラム
35 圧力基準室
36a、36b ゲージ抵抗
37a、37b 信号処理回路部

Claims (10)

  1. 第1のケース(10)と第2のケース(20、21)とを組みつけて構成されるケーシング(100)と、
    前記ケーシング(100)内に備えられ、測定媒体の圧力に応じた信号を出力するセンサ部(30)と、を備え、
    前記センサ部(30)は、互いに対向配置される半導体チップ(31a)および被接合部材(31b)を有すると共に前記半導体チップ(31a)と前記被接合部材(31b)との間に形成された圧力基準室(35)を有しており、
    前記半導体チップ(31a)および前記被接合部材(31b)にはそれぞれダイヤフラム(34a、34b)が形成され、前記半導体チップ(31a)に形成されたダイヤフラム(34a)にはゲージ抵抗(36a)が備えられており、
    前記半導体チップ(31a)および前記被接合部材(31b)は前記半導体チップ(31a)と前記被接合部材(31b)との中央に位置する境界面に対して対称な外型形状とされていることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記半導体チップ(31a)と前記被接合部材(31b)とが直接接合されてセンサ部(30)が構成されており、
    前記半導体チップ(31a)には前記被接合部材(31b)との接合面と反対側の面に第1凹部(32a)が形成されていると共に前記被接合部材(31b)との前記接合面に第2凹部(33a)が形成されていることにより前記ダイヤフラム(34a)が形成され、前記被接合部材(31b)には前記半導体チップ(31a)との接合面と反対側の面に第1凹部(32b)が形成されていると共に前記半導体チップ(31a)との前記接合面に第2凹部(33b)が形成されていることにより前記ダイヤフラム(34b)が形成されており、
    前記圧力基準室(35)は前記半導体チップ(31a)および前記被接合部材(31b)に形成された前記第2凹部(33a、33b)により構成され、
    前記半導体チップ(31a)と前記被接合部材(31b)との接合面を前記境界面とし、前記半導体チップ(31a)および前記被接合部材(31b)は該境界面に対して対称な外型形状とされていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記半導体チップ(31a)と前記被接合部材(31b)とが中間部材(31c)を介して接合され、これら前記半導体チップ(31a)、前記被接合部材(31b)および前記中間部材(31c)にて前記センサ部(30)が構成されており、
    前記中間部材(31c)には、前記半導体チップ(31a)側の面に第3凹部(42a)が形成されていると共に前記被接合部材(31b)側の面に第4凹部(42b)が形成されており、
    前記圧力基準室(35)は前記半導体チップ(31a)と前記第3凹部(42a)との間および前記被接合部材(31b)と前記第4凹部(42b)との間に形成されており、
    前記被接合部材(31b)に形成された前記ダイヤフラム(34b)にはゲージ抵抗(36b)が備えられ、
    前記中間部材(31c)の中心面を前記境界面とし、前記半導体チップ(31a)、前記被接合部材(31b)および前記中間部材(31c)が該境界面に対して対称な外型形状とされていることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  4. 前記半導体チップ(31a)および前記被接合部材(31b)は、前記センサ部(30)の中心点に対して対称な外型形状とされていることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力センサ。
  5. 前記半導体チップ(31a)、前記被接合部材(31b)、および前記中間部材(31c)は、前記センサ部(30)の中心点に対して対称な外型形状とされていることを特徴とする請求項3に記載の圧力センサ。
  6. 前記被接合部材(31b)に形成された前記ダイヤフラム(34b)にはゲージ抵抗(36b)が備えられており、前記半導体チップ(31a)に備えられた前記ゲージ抵抗(36a)と前記被接合部材(31b)に備えられた前記ゲージ抵抗(36b)とが前記境界面に対して対称な形状とされていることを特徴とする請求項1、2または4に記載の圧力センサ。
  7. 前記半導体チップ(31a)に備えられた前記ゲージ抵抗(36a)と前記被接合部材(31b)に備えられた前記ゲージ抵抗(36b)とが前記境界面に対して対称な形状とされていることを特徴とする請求項3または5に記載の圧力センサ。
  8. 前記半導体チップ(31a)に備えられた前記ゲージ抵抗(36a)は前記ダイヤフラム(34a)のうち前記被接合部材(31b)側に備えられ、前記半導体チップ(31a)のうち前記被接合部材(31b)側には前記ゲージ抵抗(36a)と電気的に接続される配線(38a)が備えられており、前記ゲージ抵抗(36a)および前記配線(38a)が前記圧力基準室(35)に備えられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  9. 前記被接合部材(31b)に備えられた前記ゲージ抵抗(36b)は前記ダイヤフラム(34b)のうち前記半導体チップ(31a)側に備えられ、前記被接合部材(31b)のうち前記半導体チップ(31a)側には前記ゲージ抵抗(36b)と電気的に接続される配線(38b)が備えられており、前記ゲージ抵抗(36b)および前記配線(38b)が前記圧力基準室(35)に備えられていることを特徴とする請求項3、5ないし7のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  10. 前記半導体チップ(31a)および前記被接合部材(31b)は同じ材料を用いて構成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の圧力センサ。
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KR101340406B1 (ko) 2011-02-28 2013-12-11 도레이 카부시키가이샤 열가소성 수지 조성물 및 그 성형품

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