JP2002221233A - ベアリングの組付方法及び構造 - Google Patents

ベアリングの組付方法及び構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量タイプのベアリングを容易に組付ける
ことができるベアリングの組付方法及び構造を提供す
る。 【解決手段】 複数のころ31と、ころ31が外側へ飛
び出すことを防止する収容穴32を有する外側保持器3
3とからなるベアリング30を、第一軸10´に形成さ
れた凹部11´と第二軸20´に形成された凸部21´
との間に組付けるための組付方法において、ベアリング
30の外側保持器33の内方に、ころ31を内側から押
さえこむ内側仮押え部材35を装着し、そのベアリング
30を第一軸10´の凹部11´に収容した後、第二軸
20´の凸部21´を凹部11´内に挿入して、その凸
部21´によって内側仮押え部材35を押し出し、凹部
11´に連続して形成された収納スペース12に収納す
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベアリングの組付
方法及び構造に係り、特に、車両の変速機における入力
軸と出力軸とを互いに相対回転可能に連結するためのベ
アリングの組付方法及び構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、図7を用いて、車両の変速機の概
略を説明する。
【0003】図に示す変速機は、所謂、常時かみ合い式
の手動変速機であり、入力軸10と、入力軸10に対し
て相対回転可能に連結された出力軸20と、入力軸10
及び出力軸20と平行に配置された副軸45とがミッシ
ョンケース46内に収容されている。
【0004】入力軸10には5速メインギヤを兼ねる入
力ギヤ47が設けられており、入力ギヤ47の右側には
スプライン形状のドグ49が固設されている。
【0005】副軸45には、入力軸10の入力ギヤ47
と螺合する入力カウンタギヤ50と、4速カウンタギヤ
51と、3速カウンタギヤ52と、2速カウンタギヤ5
3と、1速カウンタギヤ54と、リバースカウンタギヤ
55とが固設されている。更に、副軸45には、6速カ
ウンタギヤ56が副軸45に対して相対回転可能に設け
られており、6速カウンタギヤ56の右側にはスプライ
ン形状のドグ57が固設されている。副軸45の端部に
はスプライン形状のハブ59が固設されており、ハブ5
9の外周部には、軸方向に移動して6速カウンタギヤ5
6のドグ57とハブ59とを噛合接続できるスリーブ6
0が設けられている。
【0006】出力軸20には、副軸45の各カウンタギ
ヤ51〜54とそれぞれ噛合する4速メインギヤ61、
3速メインギヤ62、2速メインギヤ63及び1速メイ
ンギヤ64と、リバースカウンタギヤ55とアイドルギ
ヤ65を介して噛合するリバースメインギヤ66とが、
それぞれ相対回転可能に設けられている。各メインギヤ
61〜66の側部にはスプライン形状のドグ71〜75
が固設されている。また、出力軸20には、入力軸10
に設けられた入力ギヤ47のドグ49と4速メインギヤ
61に固設されたドグ71との間、3速メインギヤ62
のドグ72と2速メインギヤ63のドグ73との間、お
よび1速メインギヤ64のドグ74とリバースメインギ
ヤ66のドグ75との間に位置してハブ76〜78が固
設されている。ハブ76〜78の外周部には軸方向に移
動して、隣接するドグとハブとを噛合接続できるスリー
ブ81〜83が設けられている。
【0007】更に、出力軸20には、副軸45の6速カ
ウンタギヤ56と噛合する6速メインギヤ79が固設さ
れている。
【0008】なお、各ハブとドグとの間には、通常の同
期機構(図示せず)が設けられている。
【0009】そして、スリーブ81がドグ71とハブ7
6とを噛合接続すると、出力軸20は1速メインギヤ6
1と一体化されて前進1速相当で回転する。同様に、ス
リーブ82がドグ72とハブ77とを噛合接続すると2
速、スリーブ82がドグ73とハブ77とを噛合接続す
ると3速、スリーブ83がドグ74とハブ78とを噛合
接続すると4速、スリーブ81がドグ49とハブ76と
を噛合接続すると5速、スリーブ60がドグ57とハブ
59とを噛合接続すると6速となる。また、スリーブ8
3がドグ75とハブ78とを噛合接続すると主軸20は
逆方向に回転する。
【0010】次に、図8を用いて、この変速機における
入力軸10と出力軸20との連結部Aを説明する。
【0011】図8に示すように、入力軸10の端部には
軸方向に窪んだ凹部11が形成されており、その凹部1
1内に出力軸20の端部に形成された凸部21が挿入さ
れて連結されている。そして、凹部11と凸部21との
間には、入力軸10と出力軸20とを互いに相対回転可
能とすべく、ベアリング90が組み込まれている。
【0012】このベアリング90は、凹部11と凸部2
1との間で環状に配置された複数のころ91と、そのこ
ろ91を外側および内側から押さえこむ保持器92とか
らなっている。保持器92は、断面がM字状に屈曲した
周部によってころ91を上下から挟み込んでおり、ころ
91が保持器92から脱落しないようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、この
入力軸10と出力軸20との連結部に使用するベアリン
グ90の容量を大きくすることが望まれている。
【0014】ベアリングの容量を大きくするためには、
ベアリングの外径を大きくする、ころの径を大きくす
る、ころの数を多くすることが考えられるが、入力軸1
0の凹部11の内径は決まっているため、ベアリングの
外径を大きくすることはできない。
【0015】そこで、外径を変えずに、容量を大きくし
たものとして図2及び図5に示すようなベアリングがあ
る。
【0016】図2に示すベアリング30は、ころ31と
外側保持器33とからなる。外側保持器33は、ころ3
1を収容すると共にころ31が外側へ飛び出すことを防
止する収容穴32を有しており、ころ31は収容穴32
から外側へ飛び出すことはない。しかし、ころ31は外
側保持器33の内側には自由に移動できる。
【0017】このベアリング30は、図8に示したベア
リング90と比べてころ同士の間隔を小さくでき、ころ
の数を多くして容量を大きくしたものである。なお、図
中、35はベアリングの組付前にころ31が内側に脱落
することを防ぐ内側仮押え部材である。
【0018】また、図5に示すベアリング30´は、こ
ろ31のみで形成されたものであり、よりころ31の数
を多くすることができる。なお、図中、35及び40は
組付前にころ31を内側及び外側から押さえ込んでころ
を環状に保持する内側仮押え部材及び外側押え部材であ
る。
【0019】しかしながら、このようなベアリング30
及び30´を入力軸10と出力軸20との間に組み付け
るために仮押え部材35,40を取り外すと、ころ31
が外側保持器33から脱落したり、ばらばらになってし
まうため、組付けが非常に困難で作業性が悪い問題があ
った。
【0020】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、大容量タイプのベアリングを容易に組付けることが
できるベアリングの組付方法及び構造を提供することに
ある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、環状に配置された複数のころと、ころを収
容すると共にころが外側へ飛び出すことを防止する収容
穴を有する円筒形状の外側保持器とからなるベアリング
を、第一軸に形成された凹部と第二軸に形成された凸部
との間に組付けるための組付方法において、上記ベアリ
ングの外側保持器の内方に、ころを内側から押さえこむ
内側仮押え部材を装着し、その内側仮押え部材が装着さ
れたベアリングを上記第一軸の凹部に収容した後、上記
第二軸の凸部を凹部内に挿入して、その凸部によって内
側仮押え部材を押し出し、内側仮押え部材を凹部に連続
して形成された収納スペースに収納するようにしたもの
である。
【0022】これによれば、内側仮押え部材を装着した
状態でベアリングを凹部に収容でき、その後、第二軸の
凸部によって内側仮押え部材をベアリングから取り外す
ことができるため、ころが外側保持器から脱落すること
がなく、容易かつ迅速に組付けを行うことができる。
【0023】また、環状に配置された複数のころからな
るベアリングを、第一軸に形成された凹部と第二軸に形
成された凸部との間に組付けるための組付方法におい
て、上記環状に配置された複数のころの外方に、ころを
外側から押さえこむ外側仮押え部材を装着すると共に、
ころの内方に、ころを内側から押さえこむ内側仮押え部
材を装着し、上記第一軸の凹部の外縁に上記外側仮押え
部材を当接させた状態でころ及び内側仮押え部材を上記
第一軸の凹部内に押し出して収容した後、上記第二軸の
凸部を凹部内に挿入して、その凸部によって内側仮押え
部材を押し出し、内側仮押え部材を凹部に連続して形成
された収納スペースに収納するようにしたものである。
【0024】これによれば、ころだけで形成されるタイ
プのベアリングについても容易に組付けることができ
る。
【0025】また、上記第一軸及び第二軸は、車両の変
速機における入力軸及び出力軸でも良い。
【0026】また本発明は、環状に配置された複数のこ
ろと、ころを収容すると共にころが外側へ飛び出すこと
を防止する収容穴を有する円筒形状の外側保持器とから
なるベアリングを、第一軸に形成された凹部と第二軸に
形成された凸部との間に組付ける組付構造において、上
記ベアリングの外側保持器の内方に装着され、ころを内
側から押さえこむ内側仮押え部材と、上記第一軸の凹部
に連続して形成され、内側仮押え部材が装着されたベア
リングが凹部内に収容された後に凹部内に挿入される上
記凸部によって押し出される内側仮押え部材を収容する
収納スペースとを備えたものである。
【0027】更に本発明は、環状に配置された複数のこ
ろからなるベアリングを、第一軸に形成された凹部と第
二軸に形成された凸部との間に組付ける組付構造におい
て、上記環状に配置された複数のころの外方に装着さ
れ、ころを外側から押さえこむ外側仮押え部材と、ころ
の内方に装着され、ころを内側から押さえこむ内側仮押
え部材と、上記第一軸の凹部に連続して形成され、凹部
の外縁に上記外側仮押え部材を当接させた状態でころ及
び内側仮押え部材を上記凹部内に押し出して収容した後
に凹部内に挿入される凸部によって押し出される内側仮
押え部材を収納する収納スペースとを備えたものであ
る。
【0028】また、上記第一軸及び第二軸は、車両の変
速機における入力軸及び出力軸であっても良い。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0030】図1は、本発明の一実施形態に係るベアリ
ングの組付方法及び構造を示す断面図であり、図2は図
1におけるベアリングの拡大斜視図であり、図3はベア
リングの展開斜視図である。
【0031】図1は、本発明の一実施形態として、図7
に示したような車両の変速機における入力軸(第一軸)
10´と出力軸(第二軸)20´との連結部Aを示した
ものであり、入力軸10´と出力軸20´とは互いに相
対回転可能に連結される。
【0032】入力軸10´の端部には、軸方向に所定深
さ窪んだ丸形の凹部11´が形成されると共に、その凹
部11´の底面11´aから連続して、凹部11´より
も径の小さい丸形の収容スペース12が形成されてい
る。なお、従来から入力軸10の端部には、凹部11を
加工するために、予め、素材となる材料に凹部11より
も径が小さく、かつ深さの深い穴95を設けている(図
8参照)。従って、その穴95を収容スペース12とし
て利用するようにすれば、従来の入力軸10をそのまま
用いることができ、新たな加工を行う必要はない。
【0033】図中、47及び49は入力ギヤ及びドグで
ある。
【0034】一方、出力軸20´の端部には、入力軸1
0´の凹部11´内に挿入される丸形の凸部21´が形
成されている。
【0035】そして、入力軸10´の凹部11´と出力
軸20´の凸部21´との間には、入力軸10´と出力
軸20´とを互いに相対回転可能とすべく、ベアリング
30が組み込まれる。
【0036】ベアリング30は、図2及び図3に示すよ
うに、複数の円筒形状のころ31と、そのころ31を回
転自在に収容すると共にころ31が外側へ飛び出すこと
を防止する収容穴32が周部に形成された円筒形状の外
側保持器33とからなる。
【0037】外側保持器33の収容穴32は、軸方向の
長さが、ころ31の長さとほぼ等しく、幅が、ころ31
の径よりも所定長さ短く形成されている。
【0038】このため、ころ31を外側保持器33の内
側から収容穴32に収容すると、ころ31の一部は外側
保持器33の外方に突出するが、ころ31が収容穴32
から外側に飛び出すことはない。これに対して、ころ3
1は外側保持器33の内側には自由に移動できる。従っ
て、ころ31を外側保持器33の内側から外側へ押さえ
こんでいない場合、ころ31はその自重によって収容穴
32から脱落する。
【0039】ころ31を外側保持器33の全ての収容穴
32に収容すると、ころ31は環状に配置され、その外
接円36は、入力軸10´の凹部11´の内径と等し
く、内接円37は出力軸20´の凸部21´の外径と等
しくなる。
【0040】そして、非使用時(組付前)には、外側保
持器33の内方に、ころ31を内側から押さえこんで脱
落を防止する内側仮押え部材35が装着される。
【0041】この内側仮押え部材35は、合成樹脂等か
らなる円筒体であり、その外径は、ころ31の内接円3
7と等しいか若干大きい。また、内側仮押え部材35に
は、その軸方向両端部間に渡って延びるスリット39が
形成されており、その径を若干、拡径あるいは縮径する
ことができる。
【0042】図1を用いて、このベアリング30の組付
方法を説明する。
【0043】まず、ベアリング30の外側保持器33の
内方に内側仮押え部材35を装着して、ころ31が外側
保持器33から周方向外側及び内側のどちらにも脱落し
ない状態にして、ベアリング30を入力軸10´の凹部
11´内に収容する。
【0044】次に、出力軸20´の凸部21´を凹部1
1´と同心に位置させて凹部11´内に挿入する。そう
すると、凸部21´の外径はころ31の内接円と等しい
ので、ころ31の内方に装着された内側仮押え部材35
は、凸部21´によって、図において下方に押し出され
て、凹部11´内を底面11´a側に移動する。
【0045】凸部21´を全て凹部11´内に挿入する
と、内側仮押え部材35は凹部11´から収容スペース
12内に押し出されて収容され、組付が完了する。
【0046】従って、組付後、内側仮押え部材35は収
容スペース12内に残る。
【0047】この組付方法によれば、内側仮押え部材3
5を装着した状態でベアリング30を凹部11´内に収
容し、その後、出力軸20´の凸部21´によって内側
仮押え部材35をベアリング30から取り外すことがで
きるため、ころ31の内方には、常に内側仮押え部材3
5あるいは凸部21´のどちらかが存在することにな
り、外側保持器33から脱落することがない。そのた
め、容易かつ迅速に組付けを行うことができる。
【0048】次に、図4〜図6を用いて、ころのみで形
成されるベアリングの組付方法を説明する。
【0049】図5及び図6に示すように、このベアリン
グ30´は、複数の円筒形状のころ31のみからなる。
【0050】非使用時(組付前)には、各ころ31を環
状に配置した状態で保持するために、ころ31の外方
に、ころ31を外側から押さえこむ外側仮押え部材40
が装着されると共に、ころ31の内方に、ころ31を内
側から押さえこむ内側仮押え部材35が装着される。
【0051】外側仮押え部材40及び内側仮押え部材3
5は、合成樹脂等からなる円筒体であり、その軸方向両
端部間に渡ってそれぞれスリット41,39が形成され
ており、その径を若干、拡径あるいは縮径することがで
きる。
【0052】内側仮押え部材35は、その外径が出力軸
20´の凸部21´の外径と等しく形成されている。
【0053】外側仮押え部材40は、その内径が入力軸
10´の凹部11´の径と等しく形成されている。従っ
て、外側仮押え部材40及び内側仮押え部材35とによ
って環状に支持されたころ31の外接円43の径は入力
軸10´の凹部11´の内径と等しく、内接円42の径
は出力軸20´の凸部21´の外径と等しい。
【0054】このベアリング30´の組付方法は、図4
に示すように、まず、ころ31の外方に外側仮押え部材
40及び内側仮押え部材35を装着して、ころ31を環
状に保持した状態で、ベアリング30´を入力軸10´
の端部に凹部11´と同心に配置する(図4(a)参
照)。そうすると、外側仮押え部材40の内径は凹部1
1´の内径と等しいため、外側仮押え部材40の端面は
凹部11´の外縁に当接した状態になる。その状態で、
外側仮押え部材40を除いて、ころ31及び内側仮押え
部材35を凹部11´内に押し出して収容する。
【0055】このとき、外側仮押え部材40の内径より
も小さく、内側仮押え部材35の外径よりも大きな径を
有する丸棒等を外側仮押え部材40の内側に挿入して、
ころ31及び内側仮押え部材35を押し出すようにする
と良い。
【0056】次に、外側仮押え部材40を除去したら、
出力軸20´の凸部21´を凹部11´と同心に位置さ
せて凹部11´内に挿入する。そうすると、凸部21´
の外径はころ31の内接円と等しいので、ころ31の内
方に装着された内側仮押え部材35は、凸部21´によ
って押し出されて凹部11´内を底面11´a側に移動
する。
【0057】凸部21´を全て凹部11´内に挿入する
と、内側仮押え部材35は凹部11´から、収容スペー
ス12内に押し出されて収容され組付が完了する。
【0058】この組付方法によれば、ころだけで形成さ
れるタイプのベアリングについても、ころ31がばらば
らになることがなく、容易かつ迅速に組付けることがで
きる。
【0059】ところで、収容スペース12の内径に制約
はないが、内側仮押え部材35の外径とほぼ等しく形成
すれば、収容スペース12内に押し出された内側仮押え
部材35が、収容スペース12と隙間無く収容されるた
め、組付後に収容スペース12内で暴れることがない。
【0060】仮に、収容スペース12を内側仮押え部材
35よりも大きく形成し、内側仮押え部材35が収容ス
ペース12内で暴れたとしても、内側仮押え部材35を
合成樹脂等で形成すれば、好ましくない騒音が発生する
ことはない。また、収容スペース12は、内側仮押え部
材35を収容できればよく、丸形に限定はされない。
【0061】また、内側仮押え部材35はベアリング3
0の組付後も連結部内に残るものであるので、連結部の
条件を考慮して、耐油性や耐熱性等を有する材質が適宜
選択される。
【0062】また、図1及び図4では、出力軸10´及
び入力軸20´を縦向きにした状態で組み付ける方法を
示しているが、横向きで組み付ける場合にも適応できる
ことは勿論である。
【0063】これまで、車両の変速機における入力軸
(第一軸)と出力軸(第二軸)との連結部におけるベア
リングの組付方法及び構造を説明してきたが、本発明は
この点において限定されず、軸と軸とを互いに相対回転
可能に連結する部分であれば適応できるものである。
【0064】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、以下に示
す如く優れた効果を発揮するものである。 1)大容量タイプのベアリングを容易かつ迅速に組付け
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るベアリングの組付方
法及び構造を示す断面図である。
【図2】図1におけるベアリングの拡大斜視図である。
【図3】図1におけるベアリングの展開斜視図である。
【図4】ころのみで形成されるベアリングの組付方法及
び構造を示す断面図である。
【図5】ころのみで形成されるベアリングの拡大斜視図
である。
【図6】ころのみで形成されるベアリングの展開斜視図
である。
【図7】車両の変速機の概略図である。
【図8】従来の車両の変速機における入力軸と出力軸と
の連結部を示す断面図である。
【符号の説明】
10´ 第一軸(入力軸) 11´ 凹部 12 収納スペース 20´ 第二軸(出力軸) 21´ 凸部 30 ベアリング 31 ころ 33 外側保持器 35 内側仮押え部材 40 外側仮押え部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状に配置された複数のころと、該ころ
    を収容すると共にころが外側へ飛び出すことを防止する
    収容穴を有する円筒形状の外側保持器とからなるベアリ
    ングを、第一軸に形成された凹部と第二軸に形成された
    凸部との間に組付けるための組付方法において、上記ベ
    アリングの外側保持器の内方に、ころを内側から押さえ
    こむ内側仮押え部材を装着し、該内側仮押え部材が装着
    されたベアリングを上記第一軸の凹部に収容した後、上
    記第二軸の凸部を凹部内に挿入して、その凸部によって
    上記内側仮押え部材を押し出し、内側仮押え部材を凹部
    に連続して形成された収納スペースに収納するようにし
    たことを特徴とするベアリングの組付方法。
  2. 【請求項2】 環状に配置された複数のころからなるベ
    アリングを、第一軸に形成された凹部と第二軸に形成さ
    れた凸部との間に組付けるための組付方法において、上
    記環状に配置された複数のころの外方に、ころを外側か
    ら押さえこむ外側仮押え部材を装着すると共に、ころの
    内方に、ころを内側から押さえこむ内側仮押え部材を装
    着し、上記第一軸の凹部の外縁に上記外側仮押え部材を
    当接させた状態でころ及び内側仮押え部材を上記第一軸
    の凹部内に押し出して収容した後、上記第二軸の凸部を
    凹部内に挿入して、その凸部によって上記内側仮押え部
    材を押し出し、内側仮押え部材を凹部に連続して形成さ
    れた収納スペースに収納するようにしたことを特徴とす
    るベアリングの組付方法。
  3. 【請求項3】 上記第一軸及び第二軸が、車両の変速機
    における入力軸及び出力軸である請求項1又は2記載の
    ベアリングの組付方法。
  4. 【請求項4】 環状に配置された複数のころと、該ころ
    を収容すると共にころが外側へ飛び出すことを防止する
    収容穴を有する円筒形状の外側保持器とからなるベアリ
    ングを、第一軸に形成された凹部と第二軸に形成された
    凸部との間に組付ける組付構造において、上記ベアリン
    グの外側保持器の内方に装着され、ころを内側から押さ
    えこむ内側仮押え部材と、上記第一軸の凹部に連続して
    形成され、内側仮押え部材が装着されたベアリングが凹
    部内に収容された後に凹部内に挿入される上記凸部によ
    って押し出される内側仮押え部材を収容する収納スペー
    スとを備えたことを特徴とするベアリングの組付構造。
  5. 【請求項5】 環状に配置された複数のころからなるベ
    アリングを、第一軸に形成された凹部と第二軸に形成さ
    れた凸部との間に組付ける組付構造において、上記環状
    に配置された複数のころの外方に装着され、ころを外側
    から押さえこむ外側仮押え部材と、ころの内方に装着さ
    れ、ころを内側から押さえこむ内側仮押え部材と、上記
    第一軸の凹部に連続して形成され、凹部の外縁に上記外
    側仮押え部材を当接させた状態でころ及び内側仮押え部
    材を上記凹部内に押し出して収容した後に凹部内に挿入
    される上記凸部によって押し出される内側仮押え部材を
    収納する収納スペースとを備えたことを特徴とするベア
    リングの組付構造。
  6. 【請求項6】 上記第一軸及び第二軸が、車両の変速機
    における入力軸及び出力軸である請求項4又は5記載の
    ベアリングの組付構造。
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