JP2002220489A - 切削加工性樹脂複合成形品及びその製法 - Google Patents

切削加工性樹脂複合成形品及びその製法

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JP2002220489A
JP2002220489A JP2001361525A JP2001361525A JP2002220489A JP 2002220489 A JP2002220489 A JP 2002220489A JP 2001361525 A JP2001361525 A JP 2001361525A JP 2001361525 A JP2001361525 A JP 2001361525A JP 2002220489 A JP2002220489 A JP 2002220489A
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foam
resin
epoxy
urethane
molded article
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JP2001361525A
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Jiro Nagarego
治朗 流郷
Yuichi Sasaya
裕一 笹谷
Sadao Kubota
貞雄 窪田
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面のきめが細かく、表面性が良好な、ウレ
タン系もしくはエポキシ系樹脂をリサイクル使用した成
形品を得る。 【解決手段】 ウレタン系もしくはエポキシ系の切削加
工性樹脂成形品(A)の断片が、切削加工性樹脂発泡体
(B)の相中に分散されてなる切削加工性樹脂複合成形
品であって、(A)および(B)の少なくとも一方が、
ウレタン系もしくはエポキシ系メカニカルフロスフォー
ム(1)またはウレタン系もしくはエポキシ系シンタク
チックフォーム(2)であることを特徴とする切削加工
性樹脂複合成形品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切削加工性樹脂複
合成形品およびその製法に関する。更に詳しくは、模型
素材用として適した切削性および表面性を有する切削加
工性樹脂複合成形品およびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】ウレタン系もしくはエポキシ系樹脂を、
リサイクル使用する例としては、発泡剤発泡ポリウレタ
ンフォームの断片を、ポリウレタンフォームの原料中に
添加し、発泡剤発泡し硬化させて得られる、フォームの
断片が分散したポリウレタンフォームが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ポリウレタンフォームは、きめが粗く、模型素材用など
の表面のきめが細かいことが要求される用途には不向き
であり、用途が限定されるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題点
に鑑み、表面性が良好な、ウレタン系もしくはエポキシ
系樹脂をリサイクル使用した成形品につき鋭意検討した
結果、本発明に到達した。即ち本発明は、下記(I)〜
(IV)である。
【0005】(I) ウレタン系もしくはエポキシ系の
切削加工性樹脂成形品(A)の断片が、切削加工性樹脂
発泡体(B)の相中に分散されてなる切削加工性樹脂複
合成形品であって、(A)および(B)の少なくとも一
方が、ウレタン系もしくはエポキシ系メカニカルフロス
フォーム(1)またはウレタン系もしくはエポキシ系シ
ンタクチックフォーム(2)であることを特徴とする切
削加工性樹脂複合成形品。 (II) ウレタン系もしくはエポキシ系樹脂成形品
(A)の断片と、切削加工性樹脂発泡体(B)もしくは
その前駆体との混合物を、所望の形状の型内で固化もし
くは硬化させ、(A)の断片が(B)の相中に分散され
た切削加工性樹脂複合成形品を得る製法であって、
(A)および(B)の少なくとも一方が、ウレタン系も
しくはエポキシ系メカニカルフロスフォーム(1)また
はウレタン系もしくはエポキシ系シンタクチックフォー
ム(2)であることを特徴とする製法。 (III) ウレタン系もしくはエポキシ系樹脂成形品
(A)の断片を、所望の形状の型内に並べ、該断片の隙
間に切削加工性樹脂発泡体(B)もしくはその前駆体を
流し込んで固化もしくは硬化させ、(A)の断片が
(B)の相中に分散された切削加工性樹脂複合成形品を
得る製法であって、(A)および(B)の少なくとも一
方が、ウレタン系もしくはエポキシ系メカニカルフロス
フォーム(1)またはウレタン系もしくはエポキシ系シ
ンタクチックフォーム(2)であることを特徴とする製
法。 (IV) 上記の切削加工性樹脂複合成形品からなる模型
用素材。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、ウレタン系もし
くはエポキシ系切削加工性樹脂成形品(A)の断片とし
ては、ウレタン系もしくはエポキシ系の樹脂からなる、
比重0.05〜0.95(g/cm3 、以下同じ)の発
泡成形品の断片であっても、比重0.95〜1.25の
ほとんど樹脂のみからなる成形品の断片であっても、無
機粉を含有する非発泡性の比重1.25以上の成形品の
断片であってもよいが、切削加工性をよくするために
は、発泡成形品の断片であることが好ましい。このよう
な発泡成形品の断片としては、ウレタン系もしくはエポ
キシ系メカニカルフロスフォーム(1)、ウレタン系も
しくはエポキシ系シンタクチックフォーム(2)、およ
び発泡剤発泡ポリウレタンフォーム(3)から選ばれる
1種以上の断片が挙げられる。
【0007】切削加工性樹脂発泡体(B)の相は、上記
の(A)の断片を含む切削加工性樹脂もしくはその前駆
体を、所望の形状の型内で固化もしくは硬化させること
により形成される。(B)の相は、比重が好ましくは
0.05〜0.95の、発泡体の相である。(B)の樹
脂としては、切削加工性を有する樹脂であれば特に限定
されず、熱硬化樹脂、熱可塑性樹脂のいずれでもよい
が、切削加工性が良好なことから、熱硬化樹脂であるこ
とが好ましい。このような発泡体の相としては、ウレタ
ン系もしくはエポキシ系メカニカルフロスフォーム
(1)、ウレタン系もしくはエポキシ系シンタクチック
フォーム(2)および発泡剤発泡ポリウレタンフォーム
(3)の相がさらに好ましい。(B)としては2種以上
を併用することもできるが、(B)の相は1種の樹脂か
らなる相であることが好ましい。
【0008】(A)と(B)の組合せとしては、ウレタ
ン系ならウレタン系、エポキシ系ならエポキシ系という
ように、同じ組成範疇の材質から選択するのが好まし
い。また、(A)と(B)の少なくとも一方が、ウレタ
ン系もしくはエポキシ系メカニカルフロスフォーム
(1)またはウレタン系もしくはエポキシ系シンタクチ
ックフォーム(2)である必要がある。すなわち、
(A)と(1)または(2)の組合せ、あるいは(1)
または(2)と(B)の組合せの何れかである。(1)
または(2)を、(A)と(B)の何れにも用いない
と、表面性および切削加工性が低下する。
【0009】(A)と(B)の少なくとも一方に用いら
れる(1)または(2)のうち、ウレタン系もしくはエ
ポキシ系メカニカルフロスフォーム(1)で、ウレタン
系メカニカルフロスフォーム(11)としては、例え
ば、活性水素化合物(a)と、有機ポリイソシアネート
(b)とを、補助成分(c)として、発泡剤(c1)を
用いず、添加剤(c2)として、無機粉(c23)およ
び/または中空微小球(c24)と、脱水剤(c25)
と、必要により整泡剤(c21)および/またはウレタ
ン化触媒(c22)を用い、メカニカルフロス法により
ポリウレタン形成反応を行わせて得られるものが挙げら
れる。エポキシ系メカニカルフロスフォーム(12)と
しては、例えば、ポリエポキシド(d)とエポキシ樹脂
硬化剤(e)とを、発泡剤(c1)を用いず、添加剤
(c2)として、必要により無機粉(c23)および/
または中空微小球(c24)を用い、メカニカルフロス
法により硬化させて得られるものが挙げられる。
【0010】メカニカルフロス法とは、内面に多数の歯
の付いた円筒状のステーターと、同じく多数の歯の付い
たローターとをかみ合わせながら回転させる機構を有す
るメカニカルフロス発泡機を用い、ローターの回転中
に、発泡させたい液と不活性ガスを同時に連続的に注入
することにより、該発泡機の出口から発泡した液を連続
的に取り出す方法である。必要に応じて液や不活性ガス
の注入口を設けられるため、2種類以上の液体と不活性
ガスの混合が可能である。液体として、例えばポリウレ
タン樹脂の前駆体を使用することにより、ウレタン系メ
カニカルフロスフォーム(11)が得られる。機械的撹
拌により不活性ガスを均一に液中に分散させた上でポリ
ウレタン形成反応を行わせるため、発泡剤発泡ポリウレ
タンフォーム(3)と対比すると、硬化物中により均質
なサイズの微細な気泡がより均一に分散するものが得ら
れ、従って得られる切削加工性樹脂成形品を用いて更に
切削加工した場合、表面の緻密性が極めて高いものが得
られる利点がある。エポキシ系メカニカルフロスフォー
ム(12)の場合も同様である。メカニカルフロス法に
よる不活性ガスの量は、不活性ガスの体積と全組成物体
積の合計に対して、下限が好ましくは10%、さらに好
ましくは20%であり、上限が好ましくは70%、さら
に好ましくは60%である。10%以上であると切削加
工性が良好となり、また70%以下であると微細で均一
に分散した気泡が得られやすく、模型素材用成形品とし
た場合の性能が良好である。
【0011】ウレタン系もしくはエポキシ系シンタクチ
ックフォーム(2)は、中空微小球(C24)によりフ
ォーム中の気泡層が形成されているものである。ウレタ
ン系シンタクチックフォーム(21)としては、例え
ば、活性水素化合物(a)と、有機ポリイソシアネート
(b)とを、補助成分(c)として、発泡剤(c1)を
用いず、添加剤(c2)として、中空微小球(c2
4)、脱水剤(c25)および必要により無機粉(c2
3)を用い、ポリウレタン形成反応を行わせてシンタク
チックフォームが形成されてなるものが挙げられる。エ
ポキシ系シンタクチックフォーム(22)としては、例
えば、ポリエポキシド(d)とエポキシ樹脂硬化剤
(e)とを、発泡剤(c1)を用いず、添加剤(c2)
として、中空微小球(c24)および必要により無機粉
(c23)を用い、硬化させてシンタクチックフォーム
が形成されてなるものが挙げられる。ウレタン系もしく
はエポキシ系シンタクチックフォーム(2)は、使用す
る中空微小球(c24)の粒度が均一であり硬化物中に
均一に分散されていれば、そのまま均質な気泡層が形成
される点で、発泡剤発泡ポリウレタンフォーム(3)と
比べ、より好ましい材質である。
【0012】シンタクチックフォームは、中空微小球を
配合した切削加工性樹脂前駆体組成物を減圧脱泡混合機
中で混合したり、あらかじめ減圧脱泡した該樹脂組成物
をスタティックミキサで混合し、その後型に流し込むこ
とにより製造される。またメカニカルフロス発泡機を用
い、不活性ガスを注入せずに該組成物のみを混合するこ
とによっても製造することができる。(1)および
(2)の中では、(11)、(21)および(22)が
好ましい。
【0013】必要により(A)または(B)として使用
できる発泡剤発泡ポリウレタンフォーム(3)として
は、例えば、活性水素化合物(a)と、有機ポリイソシ
アネート(b)とを、補助成分(c)として、発泡剤
(c1)、並びに必要により添加剤(c2)としての整
泡剤(c21)および/またはウレタン化触媒(c2
2)を用い、発泡ポリウレタン形成反応を行わせて得ら
れるものが挙げられる。
【0014】ウレタン系メカニカルフロスフォーム(1
1)、ウレタン系シンタクチックフォーム(21)およ
び発泡剤発泡ポリウレタンフォーム(3)に各々用いら
れる活性水素化合物(a)、有機ポリイソシアネート
(b)、補助成分(c)について以下例示する。
【0015】活性水素化合物(a)における活性水素含
有基としては、ヒドロキシル基、メルカプト基およびア
ミノ基から選ばれる1種以上の活性水素含有基が挙げら
れる。(a)の好適な例としては、上記の活性水素含有
基(好ましくはヒドロキシル基)を2〜8個またはそれ
以上(好ましくは3〜8個)有する化合物が挙げられ、
特に好適なものとしては、ポリエーテルポリオール、ポ
リエステルポリオールおよびその他のポリオールからな
る群から選ばれる1種以上のポリオールが挙げられる。
【0016】ポリエーテルポリオールとしては、例え
ば、多価アルコール、多価フェノール、アミン類、ポリ
カルボン酸、リン酸などの少なくとも2個(好ましくは
3〜8個)の活性水素原子を有する化合物に、アルキレ
ンオキサイドが付加した構造の化合物およびそれらの混
合物が挙げられる。
【0017】多価アルコールとしては、炭素数2〜20
の2価アルコール(脂肪族ジオール、例えば、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,3−および
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコールなどのアルキレングリコール;
および脂環式ジオール、例えば、シクロヘキサンジオー
ル、シクロヘキサンジメタノールなどのシクロアルキレ
ングリコール)、炭素数3〜20の3価アルコール(脂
肪族トリオール、例えば、グリセリン、トリメチロール
プロパン、トリメチロールエタン、ヘキサントリオール
などのアルカントリオール);炭素数5〜20の4〜8
価またはそれ以上の多価アルコール(脂肪族ポリオー
ル、例えば、ペンタエリスリトール、ソルビトール、マ
ンニトール、ソルビタン、ジグリセリン、ジペンタエリ
スリトールなどのアルカンポリオールおよびその分子内
もしくは分子間脱水物;ならびにショ糖、グルコース、
マンノース、フラクトース、メチルグルコシドなどの糖
類およびその誘導体)が挙げられる。
【0018】多価フェノールとしては、ピロガロール、
ハイドロキノンおよびフロログルシン等の単環多価フェ
ノール;ビスフェノールA、ビスフェノールF、および
ビスフェノールスルホン等のビスフェノール類;フェノ
ールとホルムアルデヒドの縮合物(ノボラック);たと
えば米国特許第3265641号明細書に記載のポリフ
ェノール等が挙げられる。
【0019】アミン類としては、アンモニア;脂肪族ア
ミン類として、炭素数2〜20のアルカノールアミン類
(例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミンおよびイソプロパノールアミ
ン)、炭素数1〜20のアルキルアミン類(例えば、n
−ブチルアミンおよびオクチルアミン)、炭素数2〜6
のアルキレンジアミン(例えば、エチレンジアミン、プ
ロピレンジアミンおよびヘキサメチレンジアミン)、炭
素数4〜20のポリアルキレンポリアミン類(アルキレ
ン基の炭素数が2〜6のジアルキレントリアミン〜ヘキ
サアルキレンヘプタミン、例えば、ジエチレントリアミ
ンおよびトリエチレンテトラミン)が挙げられる。ま
た、炭素数6〜20の芳香族モノもしくはポリアミン類
(例えば、アニリン、フェニレンジアミン、トリレンジ
アミン、キシリレンジアミン、ジエチルトルエンジアミ
ン、メチレンジアニリンおよびジフェニルエーテルジア
ミン);炭素数4〜20の脂環式アミン類(イソホロン
ジアミン、シクロヘキシレンジアミンおよびジシクロヘ
キシルメタンジアミン);炭素数4〜20の複素環式ア
ミン類(例えば、ピペラジンおよびアミノエチルピペラ
ジン)等が挙げられる。
【0020】ポリカルボン酸としては、炭素数2〜18
の脂肪族ポリカルボン酸(コハク酸、アジピン酸、セバ
シン酸、グルタル酸、アゼライン酸など)、炭素数8〜
18の芳香族ポリカルボン酸(テレフタル酸、イソフタ
ル酸など)、およびこれらの2種以上の混合物などが挙
げられる。リン酸類としては燐酸、亜燐酸、ホスホン酸
などが挙げられる。これらの活性水素含有化合物は2種
以上併用してもよい。これらのうちで好ましいものは多
価アルコールである。
【0021】上記活性水素含有化合物に付加させるアル
キレンオキサイドとしては、炭素数2〜8のものが好ま
しく、例えば、エチレンオキサイド(以下EOと略
記)、プロピレンオキサイド(以下POと略記)、1,
2−、1,3−、1,4−および2,3−ブチレンオキ
サイド(以下BOと略記)、スチレンオキサイド(以下
SOと略記)ならびにこれらの2種以上の併用(ブロッ
クおよび/またはランダム付加)が挙げられる。好まし
くは、POまたはPOとEOとの併用(EO含量が25
質量%以下)である。
【0022】上記ポリエーテルポリオ−ルの具体例とし
ては、上記活性水素含有化合物にEOと他のアルキレン
オキサイド(以下、AOと略記する。)を下記の様式で
付加したもの、およびAOを付加したもの、ならびに、
これらの付加化合物とポリカルボン酸若しくはリン酸と
のエステル化物等が挙げられる。 AO−EOの順序でブロック付加したもの(チップ
ド) AO−EO−AO−EOの順序でブロック付加したも
の(バランスド) EO−AO−EOの順序でブロック付加したもの AO−EO−AOの順序でブロック付加したもの(活
性セカンダリー) AOおよびEOを混合付加したランダム付加物 特開昭57−209920号公報記載の順序でランダ
ムまたはブロック付加したもの 特開昭53−13700号公報記載の順序でランダム
またはブロック付加したもの なお、これらは併用してもよい。
【0023】ポリエステルポリオールとしては、前記の
ポリオール(とくに、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,3−または
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ネオペンチルグリコール等の2価アルコール;前記ポリ
エーテルポリオール;またはこれらとグリセリン、トリ
メチロールプロパン等の3価またはそれ以上の多価アル
コールとの混合物)と、前記ポリカルボン酸もしくはそ
の無水物、低級アルキル(アルキル基の炭素数:1〜
4)エステル等のエステル形成性誘導体(例えば、アジ
ピン酸、セバシン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、
テレフタル酸、トリメリット酸、テレフタル酸ジメチル
等)、または前記カルボン酸無水物およびアルキレンオ
キサイドとの縮合反応物;そのアルキレオンキサイド
(EO、PO等)付加反応物;ポリラクトンポリオー
ル、例えば前記ポリオールを開始剤としてラクトン(ε
−カプロラクトン、δ−バレロラクトン等)を開環重合
させることにより得られるもの;ポリカーボネートポリ
オール、例えば前記ポリオールとアルキレンカーボネー
トとの反応物;等が挙げられる。ポリエステルポリオー
ルの具体例としては、ポリ(1,4−ブタンジオールア
ジぺート)、ポリ(1,4−ブタンジオールテレフタレ
ート)、ポリ(ジエチレングリコール)テレフタレート
が挙げられる。
【0024】その他のポリオールとしては、重合体ポリ
オール、すなわち前記ポリオールの少なくとも1種中
で、ラジカル重合開始剤の存在下、アクリロニトリル、
スチレン等のビニルモノマーを重合し安定分散させたも
の;ポリブタジエンポリオール等のポリジエンポリオー
ルおよびそれらの水添物;アクリル系ポリオール、特開
昭58−57413号公報および特開昭58−5741
4号公報等に記載された水酸基含有ビニル重合体;ヒマ
シ油等の天然油系ポリオール;天然油系ポリオールの変
性物;等が挙げられる。
【0025】以上例示した各ポリオールのヒドロキシル
価は、下限が好ましくは200、さらに好ましくは25
0であり、上限が好ましくは700、さらに好ましくは
600である。ヒドロキシル価が200以上では、得ら
れたポリウレタン成形品に耐熱性と強度が備わり、70
0以下であると成形中の反応熱によるスコーチの発生が
無く、得られた成形品の切削性がよい。
【0026】活性水素化合物(a)としては、上記ヒド
ロキシル価のポリオールとともに、切削加工用材料とし
ての必要特性を損なわない範囲で、ヒドロキシル価が2
00未満のポリオール〔高分子量ポリエーテルポリオー
ル、ひまし油類(ひまし油およびポリオール変性ひまし
油など)など〕、ヒドロキシル価が700を越えるポリ
オール(上記のポリエーテルポリオールの項で多価アル
コールとして例示したものなど)、およびポリアミン
(ジエチルトリレンジアミン、2,2’,3,3’−テ
トラクロロ−4,4’−ジアミノジフェニルメタンな
ど)などを併用してもよい。併用する場合の上記ヒドロ
キシル価のポリオールに対する使用量は、好ましくは3
0質量%以下、さらに好ましくは20質量%以下であ
る。
【0027】ポリオール成分のうち好ましいものは、ポ
リエーテルポリオール、特に多価アルコールのアルキレ
ンオキサイド付加物であり、特に好ましくは、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、トリエタノールアミン、
ペンタエリスリトール、ソルビトールおよびシュークロ
ーズの、PO付加物である。
【0028】有機ポリイソシアネート(b)としては、
従来からウレタンフォームの製造に使用されているもの
が使用できる。このようなイソシアネートとしては、芳
香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソシアネート、
脂環式ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネ
ート、これらの変性物(例えば、カルボジイミド基、ア
ロファネート基、ウレタン基、ウレア基、ビューレット
基、イソシアヌレート基、またはオキサゾリドン基含有
変性物など)およびこれらの2種以上の混合物が挙げら
れる。
【0029】芳香族ポリイソシアネートとしては、炭素
数(NCO基中の炭素を除く;以下のポリイソシアネー
トも同様)6〜16の芳香族ジイソシアネート、炭素数
6〜20の芳香族トリイソシアネートおよびこれらのイ
ソシアネートの粗製物などが挙げられる。具体例として
は、1,3−および1,4−フェニレンジイソシアネー
ト、2,4−および2,6−トリレンジイソシアネート
(TDI)、粗製TDI、2,4’−および4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメ
チレンポリフェニルイソシアネート(粗製MDI)、ナ
フチレン−1,5−ジイソシアネート、トリフェニルメ
タン−4,4’,4’’−トリイソシアネートなどが挙
げられる。脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数
6〜10の脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。
具体例としては、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシ
アネート、リジンジイソシアネートなどが挙げられる。
【0030】脂環式ポリイソシアネートとしては、炭素
数6〜16の脂環式ジイソシアネートなどが挙げられ
る。具体例としては、イソホロンジイソシアネート、
4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、
1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、ノルボルナ
ンジイソシアネートなどが挙げられる。芳香脂肪族イソ
シアネートとしては、炭素数8〜12の芳香脂肪族ジイ
ソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、キシ
リレンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラ
メチルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。
変性ポリイソシアネートの具体例としては、ウレタン変
性MDI、カルボジイミド変性MDI、ショ糖変性TD
I、ひまし油変性MDIなどが挙げられる。これらのう
ち好ましいものは芳香族ポリイソシアネートであり、特
に好ましいものはポリメチレンポリフェニルイソシアネ
ートである。
【0031】ポリウレタン樹脂を製造する場合の、活性
水素成分と有機ポリイソシアネート成分の割合は種々変
えることができるが、イソシアネート指数[(NCO/
活性水素原子含有基の当量比)×100]は、樹脂強度
の点から、好ましくは80〜140、さらに好ましくは
85〜120である。また反応方法としては、ワンショ
ット法であっても、あらかじめ活性水素成分の一部と有
機ポリイソシアネート成分を反応させるプレポリマー法
であってもよい。
【0032】補助成分(c)のうち、発泡剤発泡ポリウ
レタンフォーム(3)に用いられる発泡剤(c1)とし
ては、水素原子含有ハロゲン化炭化水素、低沸点炭化水
素等の揮発性の発泡剤や、炭酸ガス発生源となる水、液
化炭酸ガスなどが挙げられる。(c1)に水のみを単独
で用いる場合、水の使用量は活性水素化合物(a)10
0質量部当たり、好ましくは0.05〜30質量部、さ
らに好ましくは0.1〜20質量部である。水素原子含
有ハロゲン化炭化水素系発泡剤の具体例としては、HC
FC(ハイドロクロロフルオロカーボン)タイプのもの
(例えばHCFC−123、HCFC−141b、HC
FC−22およびHCFC−142b);HFC(ハイ
ドロフルオロカーボン)タイプのもの(例えばHFC−
134a、HFC−152a、HFC−356mff、
HFC−236ea、HFC−245ca、HFC−2
45faおよびHFC−365mfc)などが挙げられ
る。これらのうち好ましいものは、HCFC−141
b、HFC−134a、HFC−356mff、HFC
−236ea、HFC−245ca、HFC−245f
a、HFC−365mfcおよびこれらの2種以上の混
合物である。水素原子含有ハロゲン化炭化水素を用いる
場合の使用量は、(a)100質量部あたり、好ましく
は50質量部以下、さらに好ましくは5〜45質量部で
ある。
【0033】低沸点炭化水素は、通常沸点が−5〜50
℃の炭化水素であり、その具体例としては、ブタン、ペ
ンタン、シクロペンタンおよびこれらの混合物が挙げら
れる。低沸点炭化水素を用いる場合の使用量は、(a)
100質量部あたり、好ましくは45質量部以下、さら
に好ましくは5〜40質量部である。また、液化炭酸ガ
スを用いる場合の使用量は、(a)100質量部あた
り、好ましくは30質量部以下、さらに好ましくは2〜
25質量部である。
【0034】添加剤(c2)としては、整泡剤(c2
1)、ウレタン化触媒(c22)、無機粉(c23)、
中空微小球(c24)、脱水剤(c25)等が挙げら
れ、これらは前記のように、メカニカルフロスフォーム
(11)、シンタクチックフォーム(21)、発泡剤発
泡フォーム(3)の各態様に応じて必須成分とするか任
意成分であるかの態様の少なくとも一部が異なる。
【0035】添加剤(c2)としては、その他にも、短
繊維(c26)、粉塵飛散低減剤(c27)、有機滑剤
(ステアリン酸カルシウム、エチレンジアミンステアリ
ルアミド、オレイン酸モノエタノールアミドなど)、可
塑剤(ジオクチルフタレート、ジオクチルアジペートな
ど)、チクソ性付与剤(微粒子状シリカなど)、紫外線
吸収剤(トリアゾール系、ベンゾフェノン系など)、老
化防止剤、抗酸化剤(ヒンダードフェノール系、ヒンダ
ードアミン系など)、着色剤(染料、顔料)、難燃剤、
防黴剤、抗菌剤などが挙げられる。
【0036】整泡剤(c21)としては、ジメチルシロ
キサン系整泡剤、ポリエーテル変成ジメチルシロキサン
系整泡剤、フェニルメチルシロキサン系整泡剤などのシ
リコーン系整泡剤等、通常のポリウレタンフォームの製
造に用いられるものはすべて使用できる。整泡剤の使用
量は、(a)100質量部に対して、好ましくは10質
量部以下、さらに好ましくは0.1〜5質量部である。
【0037】ウレタン化触媒(c22)としては、アミ
ン系触媒(トリエチレンジアミン、N−エチルモルホリ
ン、ジエチルエタノールアミン、N、N、N’、N’−
テトラメチルヘキサメチレンジアミン、1−イソブチル
−2−メチルイミダゾール、1,8−ジアザビシクロ−
[5,4,0]−ウンデセン−7など)、金属触媒(オ
クチル酸第一スズ、ジラウリル酸ジブチル第二スズ、オ
クチル酸鉛など)等が挙げられる。触媒の使用量は
(a)100質量部当たり、好ましくは8質量部以下、
さらに好ましくは0.001〜6質量部である。
【0038】無機粉(c23)は、成形品の寸法安定性
や機械的強度を向上させるために用いられる。無機粉の
平均粒径は、好ましくは50μm以下、さらに好ましく
は0.01〜10μmである。無機粉(c23)の具体
例としては、例えば、鉄粉、アルミ粉などの金属粉;炭
酸カルシウム、硫酸カルシウム、水酸化アルミニウムな
どの無機塩紛;タルク、雲母などの天然鉱物紛;ミルド
ファイバーなどのガラス紛;等が挙げられる。これらの
うち好ましいものは、炭酸カルシウムおよびタルクであ
る。(c23)の使用量は、フォーム形成用組成物の全
質量に対して、好ましくは50質量%以下、さらに好ま
しくは2〜40質量%である。
【0039】中空微小球(c24)は中空状態であるた
め、フォーム層を形成して成形品の軽量化や加工性を向
上させるために用いられる。このような中空微小球(c
24)としては、例えば、ポリ塩化ビニリデン、ポリメ
チルメタクリレート、ポリアクリロニトリルなどの熱可
塑性樹脂からなる中空微小球;フェノール樹脂、エポキ
シ樹脂、尿素樹脂などの熱硬化性樹脂からなる中空微小
球;ガラス、アルミナ、シラス、カーボンなどの無機物
からなる中空微小球が挙げられる。好ましくは、熱可塑
性樹脂もしくは熱硬化性樹脂からなる樹脂系中空微小球
(c241)である。中空微小球(c24)の直径は、
好ましくは、平均で10〜200μm、かさ比重は、好
ましくは0.01〜0.5である。フォーム(11)お
よび(21)において、充填材として用いられる(c2
3)および(c24)の合計使用量は、フォーム形成用
組成物の全質量に対して、好ましくは1〜60質量%、
さらに好ましくは2〜40質量%である。
【0040】脱水剤(c25)は、メカニカルフロスフ
ォームやシンタクティックフォームの形成の際用いるも
のであり、フォーム形成性組成物中に水分や湿分が混入
し、ウレタン化反応における発泡剤となることを防止
し、得られた成形品を切削加工した際に表面を緻密にさ
せるために用いられる。脱水剤(c25)としては、通
常用いられる脱水効果を持つ化合物が使用できるが、中
性またはアルカリ性で粒径が0.1〜50μmの脱水剤
が好ましい。脱水剤(c25)の好適な具体例として
は、酸化カルシウム、硫酸カルシウム(半水石膏)、塩
化カルシウム、モレキュラシーブ等が挙げられ、好まし
いものは硫酸カルシウム(半水石膏)およびモレキュラ
シーブである。(c25)の使用量は、フォーム形成用
組成物の全質量に対して、好ましくは0.5〜8質量
%、さらに好ましくは0.8〜6質量%である。
【0041】短繊維(c26)としては、従来から熱硬
化性樹脂の補強に使用されているものが使用できる。短
繊維(C26)は、例えば、成形品の寸法安定性、曲げ
強さおよび曲げ弾性率を向上させる効果を有する。この
ような短繊維(c26)の材質としては、ガラス繊維、
炭素繊維、天然繊維、合成繊維などの繊維材料が挙げら
れる。これらのうち効果的に樹脂を補強するという点で
好ましいものは、ガラス繊維である。短繊維(c26)
の太さは、好ましくは1〜10,000デニール、より
好ましくは10〜2,000デニールである。短繊維
(C)の長さは、好ましくは0.1〜50mm、より好
ましくは0.5〜20mmである。(c26)の使用量
は、(c23)、(c24)および(c26)の合計使
用量が、フォーム形成用組成物の全質量に対して、好ま
しくは10〜60質量%、さらに好ましくは20〜50
質量%となる量である。
【0042】粉塵飛散低減剤(c27)としては、例え
ば、ポリアルキレングリコールの両末端水酸基を脂肪酸
または高級アルコールで封鎖したエステル化物およびエ
ーテル化物が挙げられる。ここで、ポリアルキレングリ
コールとしては、EOまたはPOのホモポリマー、およ
びEOとPOからなるブロックまたはランダムコポリマ
ーが挙げられる。ポリアルキレングリコールの分子量
は、好ましくは200〜3000である。上記脂肪酸と
しては、炭素数8〜18の飽和または不飽和の脂肪酸が
挙げられる。ここで飽和脂肪酸としては、カプリル酸、
ラウリン酸、ステアリン酸などが、不飽和脂肪酸として
は、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸などが挙げ
られる。上記高級アルコールとしては、炭素数8〜18
の飽和または不飽和のアルコールが挙げられる。ここで
飽和アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリス
チルアルコールなどが、不飽和アルコールとしては、オ
レイルアルコールなどが挙げられる。これらの中で好ま
しいものは、ポリエチレングリコール(分子量200〜
600)のジラウリン酸エステルおよびジオレイン酸エ
ステルである。(c27)の量は、フォーム形成用組成
物の全質量に対して、好ましくは30質量%以下、さら
に好ましくは5〜25質量%である。
【0043】添加剤(c2)で、上記(c21)〜(c
27)以外のものの(a)100質量部あたりの添加量
は、有機滑剤は、好ましくは20質量部以下であり、さ
らに好ましくは0.2〜15質量部である。可塑剤は好
ましくは、20質量部以下であり、さらに好ましくは
0.2〜10質量部である。これら以外の添加剤の添加
量は、好ましくは各々10質量部以下であり、さらに好
ましくは0.01〜3質量部である。なお、2種以上の
添加剤を兼ねる〔例えば(c23)と(c25)〕原料
の好ましい添加量は、多い方の添加量を適用する。
【0044】エポキシ系メカニカルフロスフォーム(1
2)およびエポキシ系シンタクチックフォーム(22)
において、添加剤(c2)として用いる中空微小球(c
24)、無機粉(c23)としては前記と同様のものが
挙げられ、その他の前記ポリウレタンフォームの欄で例
示したような任意の添加剤を更に添加してもよい。
【0045】上記フォーム(12)および(22)に用
いるポリエポキシド(d)としては、エピハロヒドリン
(エピクロルヒドリンなど)またはジハロヒドリン(グ
リセリンジクロルヒドリンなど)と、炭素数6〜50ま
たはそれ以上の多価(2〜6価またはそれ以上)フェノ
ール類〔ビスフェノールA、ビスフェノールF、1,1
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、レゾルシノ
ール、ハイドロキノンおよびカテコール、並びにこれら
の核置換物、ハロゲン化合物など〕、または炭素数2〜
100の多価(2〜6価またはそれ以上)アルコール
〔アルカンポリオール(エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペ
ンタエリスリトールなど)、数平均分子量3000以下
のポリアルキレン(アルキレン基の炭素数2〜4)グリ
コール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ルなど)など〕との反応によって得られるポリグリシジ
ルエーテル;あるいはエピハロヒドリンまたはジハロヒ
ドリンと、炭素数6〜20またはそれ以上で2〜6価ま
たはそれ以上の、脂肪族もしくは芳香族ポリカルボン酸
類(シュウ酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、グル
タル酸、アジピン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、テトラヒドロフタル酸およびそれらのハロゲン
化合物など)との反応によって得られるポリグリシジル
エステルなどが挙げられる。
【0046】これらの中では、多価フェノール類のポリ
グリシジルエーテルが好ましく、ビスフェノールA、ビ
スフェノールF、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタンのグリシジルエーテルがさらに好ましい。ま
た、25℃における粘度が15000mPa・s以下、
エポキシ当量が180〜200のものが好ましい。
【0047】エポキシ樹脂硬化剤(e)としては、ポリ
アミン系硬化剤および酸無水物系硬化剤などが挙げられ
る。ポリアミン系硬化剤としては、炭素数2〜18の脂
肪族ポリアミン、炭素数4〜15の脂環式ポリアミン、
炭素数6〜20の芳香族ポリアミン、炭素数4〜15の
複素環式ポリアミン、ポリアミドアミン系硬化剤などが
挙げられる。上記脂肪族ポリアミンとしては、炭素数2
〜6のアルキレンジアミン(エチレンジアミン、プロピ
レンジアミン、テトラメチレンジアミンなど)、ポリア
ルキレンポリアミン(アルキレン基の炭素数が2〜6の
ジアルキレントリアミン〜ヘキサアルキレンヘプタミ
ン)〔ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサ
ミン、イミノビスプロピルアミン、ビス(ヘキサメチレ
ン)トリアミンなど〕、これらのアルキル(アルキル基
の炭素数1〜4)もしくはヒドロキシアルキル(ヒドロ
キシアルキル基の炭素数2〜4)置換体〔ジアルキル
(アルキル基の炭素数1〜4)アミノプロピルアミン、
ジエチルアミノプロピルアミン、アミノエチルエタノー
ルアミンなど〕、ジエチレングリコールビスプロピレン
ジアミン、炭素数8〜15の芳香環含有脂肪族ポリアミ
ン(メタキシリレンジアミンなど)が挙げられる。
【0048】脂環式ポリアミンとしては、イソフォロン
ジアミン、ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシ
ル)メタンなどが挙げられる。芳香族ポリアミンとして
は、メタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタ
ンなどが挙げられる。複素環式ポリアミンとしては、N
−アミノエチルピペラジンなどが挙げられる。ポリアミ
ドアミン系硬化剤としては、リノール酸やオレイン酸を
主成分とする不飽和脂肪酸を触媒の存在下に加熱重合し
て製造される炭素数36の重合脂肪酸を主成分とするダ
イマー酸と、過剰(酸1モル当たり2モル以上)のポリ
アミン類(上記アルキレンジアミン、ポリアルキレンポ
リアミンなど)を反応させて得られるものなどが挙げら
れる。
【0049】酸無水物系硬化剤としては、芳香族酸無水
物〔無水フタル酸、無水トリメリット酸、エチレングリ
コールビス(アンヒドロトリメリテート)、グリセロー
ルトリス(アンヒドロトリメリテート)、無水ピロメリッ
ト酸、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカル
ボン酸無水物など〕、脂肪族酸無水物〔無水マレイン
酸、無水コハク酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチル
テトラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、ア
ルケニル基の炭素数が8〜12のアルケニル無水コハク
酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無
水フタル酸、メチルシクロヘキセンテトラカルボン酸無
水物、ポリアジピン酸無水物(重量平均分子量:750
〜850)、ポリアゼライン酸無水物(重量平均分子
量:1200〜1300)、ポリセバシン酸無水物(重
量平均分子量:1600〜1700)など〕が挙げられ
る。
【0050】これらの硬化剤の中ではポリアミン系硬化
剤が好ましく、炭素数2〜18の脂肪族ポリアミンおよ
びポリアミドアミン系硬化剤がさらに好ましい。また、
25℃における粘度が15000mPa・s以下のもの
が好ましい。また、これらの硬化剤が使用される割合
は、(d)のエポキシ当量に対して、好ましくは0.2
5〜2.0、さらに好ましくは0.5〜1.75硬化剤
当量である。
【0051】切削加工性樹脂発泡体(B)の樹脂組成と
しては、上述したように、熱硬化ポリウレタン樹脂およ
びエポキシ樹脂が好ましいが、これら以外の熱硬化樹脂
および熱可塑性樹脂も使用できる。熱硬化樹脂として
は、不飽和ポリエステル樹脂(グリコール、不飽和二塩
基酸および飽和二塩基酸から誘導される不飽和ポリエス
テル類と、他のビニルモノマーとの架橋共重合物な
ど)、フェノール樹脂(フェノール−ホルムアルデヒド
樹脂、フェノール−フルフラール樹脂など)、ポリイミ
ド樹脂、メラミン樹脂および尿素樹脂等が挙げられ、2
種以上を併用してもよい。
【0052】熱可塑性樹脂としては、例えば、スチレン
系樹脂(ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン樹
脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂、ス
チレン−ブタジエン樹脂など)、ポリアミド樹脂(6ナ
イロン、66ナイロン、12ナイロンなど)、ポリエチ
レン系樹脂〔ポリエチレン、エチレン−α−オレフィン
(α−オレフィンの炭素数3〜6)共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体など〕、ポリプロピレン系樹脂
〔ポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィン(α−
オレフィンの炭素数4〜6)共重合体など〕、(メタ)
アクリル系樹脂、〔アルキル(アルキル基の炭素数1〜
12)アクリレート重合体、アルキル(アルキル基の炭
素数1〜12)メタクリレート重合体など〕、ポリアク
リロニトリル、熱可塑性ポリエステル樹脂(ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
カーボネートなど)、熱可塑性ポリウレタン樹脂、ポリ
オキシアルキレン(アルキレン基の炭素数2〜4)系樹
脂、ポリアセタール樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデンおよびポリフェニレンサルファイド樹脂が挙げ
られ、2種以上を併用してもよい。熱可塑性樹脂の場
合、融点は180℃以下が好ましい。さらに好ましくは
120℃〜160℃である。
【0053】これらの中では、単独でかつ発泡等によっ
て低密度化されずに反応硬化(熱硬化樹脂の場合)もし
くは溶融固化(熱可塑性樹脂の場合)した場合のショア
D硬度が60以上(とくに62〜95)の硬質樹脂とな
るものが好ましい。このような樹脂としては、アクリロ
ニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂、ポリエチレン系
樹脂、ポリプロピレン系樹脂などが挙げられる。なお、
ポリウレタン樹脂およびエポキシ樹脂についても、上記
の硬質樹脂に該当するものが好ましい。
【0054】(A)と(B)の材質は、同じであっても
異なっていてもよい。例えば、(A)の断片がリサイク
ル利用するものであって、再度元の切削加工性樹脂成形
品またはそれに近い材質で全体が統一された複合成形品
を得たい場合は、(A)と(B)が同じもしくは同種の
ものを用いればよい。
【0055】一方、(A)と(B)の材質の差異に特徴
を持たせたい場合は、(A)と(B)で異なる材質のも
のを用いればよい。例えば、該成形品の任意の断面にお
ける(A)と(B)の色の種類および/または濃淡が異
なる複合成形品とすれば、切削加工後も色模様が形成さ
れる。また、(A)の断片として2種以上を併用するこ
とによっても、断面模様や物性の変化を持たせることが
できる。
【0056】(A)および/または(B)が、樹脂系中
空微小球(c241)を含有し、密度が0.1〜1.0
の切削加工性樹脂からなるものであると、成形品の切削
加工性がよく好ましい。樹脂系中空微小球(c241)
を含有する切削加工性樹脂としては、前記メカニカルフ
ロスフォーム(1)であって、(c241)を含有する
もの、並びに(c241)を含有するシンタクチックフ
ォーム(2)が挙げられる。
【0057】(A)の断片のソースとしては、切削加工
性樹脂成形品製造工程で得られた良品を細断したもので
もよいが、実用的には、切削加工性樹脂成形品の切削加
工時に発生する端材や切削粉、切削加工性樹脂成形品製
造工程における品質規格不合格品等を回収したもののリ
サイクル使用が好ましい。
【0058】また、断片の大きさや形状は特に制限はな
く、形状としては、例えば、微粉状、球状、角柱状、円
柱状、不定形状などいずれでもい。また、切削加工性樹
脂成形品の切削加工時に発生する端材や切削粉等の断片
をそのまま使用してもよく、粉砕機で粉砕したものを使
用してもよい。端材のまま使用する場合、その長径の範
囲は、下限が好ましくは1cm、さらに好ましくは3c
mであり、上限が好ましくは50cm、さらに好ましく
は20cmである。粉砕したものを使用する場合、その
平均粒径は、下限が好ましくは10μm、さらに好まし
くは20μmであり、上限が好ましくは1mm、さらに
好ましくは800μmである。ただし端材の中に少量
(好ましくは20質量%以下)の長径1cm未満のもの
(例えば5mm以上)が含まれていてもよい。また、粉
砕したものの中に少量(好ましくは20質量%以下)の
平均粒径1mmを越えるもの(例えば5mm以下)が含
まれていてもよい。断片と樹脂原液と機械的に混合して
均一な複合成形品を得たい場合は、上記の粉砕したもの
からなる断片を用いるのが好ましい。なお、切削加工性
樹脂成形品の粉砕は、木材やプラスチックの粉砕に通常
使用されている方法が使用できる。
【0059】本発明の製法により、ウレタン系もしくは
エポキシ系の切削加工性樹脂成形品(A)の断片が、切
削加工性樹脂発泡体(B)の相中に分散されてなる切削
加工性樹脂複合成形品が得られる。(A)/(B)の質
量比は、(A)の断片の形状や切削加工性樹脂との混合
方法によって異なり、とくに限定されないが、(A)と
(B)の合計質量に基づく(A)の量は、下限が好まし
くは5質量%以上、さらに好ましくは10質量%以上で
あり、上限が好ましくは90質量%以下、さらに好まし
くは80質量%以下である。
【0060】(B)が、発泡剤発泡ポリウレタンフォー
ム(3)の場合の製造法の一例を示せば、下記の通りで
ある。まず、(1)もしくは(2)の断片と、活性水素
化合物(a)、発泡剤(c1)および添加剤(c2)か
らなる硬化性樹脂前駆体を所定量混合する。この場合、
断片と樹脂前駆体の各成分との配合の順序は特に制限は
ない。次いでポリウレタン発泡機または撹拌機を使用し
て、この混合物と有機ポリイソシアネート(b)とを急
速混合する。ここで、混合方法としては、プロペラ型あ
るいは平板型等の撹拌羽根でハンドミックスするか、低
圧タイプもしくは高圧タイプの混合機が用いられる。ま
た、メカニカルフロス発泡機を用いて、不活性ガスを混
入させずに、あるいは混入させながら連続混合してもよ
い。得られた混合液(発泡原液)をモールドに注入し、
所定時間硬化後、脱型して切削加工性樹脂複合成形品を
得る。
【0061】(B)が、ウレタン系メカニカルフロスフ
ォーム(11)またはウレタン系シンタクチックフォー
ム(21)の場合の製造法の一例を示せば、下記の通り
である。(A)の断片と硬化性樹脂前駆体との混合物
は、通常、活性水素化合物(a)からなる成分(以下、
H成分と略す)と有機ポリイソシアネート(b)からな
る成分(以下、NCO成分と略す)の2つの成分に分け
て製造され、(A)の断片は何れかまたは両成分中に混
合される。即ち、樹脂前駆体が2液であり、H成分およ
び/またはNCO成分に(A)の断片を混合する。H成
分とNCO成分の製造は、各種原料をプロペラ型、櫂型
などの攪拌羽根の付いた混合槽、プラネタリーミキサ
ー、ホーバルトミキサーなどを用いて混合する。フォー
ム(11)、(21)では、(A)の断片、充填材〔無
機紛(c23)および中空微小球(c24)〕、脱水剤
(c25)、粉塵飛散低減剤(c27)、整泡剤(c2
1)等は通常H成分に含有させるが、NCO成分に含有
させてもよい。特に(A)の断片や、充填材量が多いと
きは、これらの一部をNCO成分に含有させることが好
ましい。この場合、NCO成分に含有させる充填材量に
応じて、脱水剤をNCO成分に添加することにより、N
CO成分の経時変化(粘度増加)を防止することが可能
である。着色剤や触媒のような少量使用するものは、H
成分とNCO成分を混合して硬化成形する時に、混合機
中に同時に添加してもよいが、あらかじめH成分に添加
しておくのが好ましい。
【0062】H成分、NCO成分からなる組成物を、発
泡剤の不存在下、ウレタン化反応をを行い、フォームを
形成することにより、フォーム(11)または(21)
の相中に(A)の断片が分散した切削加工性樹脂複合成
形品が得られる。不活性ガスを混入させるウレタン系メ
カニカルフロスフォーム(11)の場合と、混入させな
いウレタン系シンタクティックフォーム(21)の場合
について、本発明の製法を例示すると、それぞれ下記の
工程手順が挙げられる。
【0063】不活性ガスを混入させる場合: 1)前記方法により、H成分とNCO成分を製造する。 2)H成分とNCO成分および不活性ガスを、一定割合
で均一に混合し、混合液を型に流し込む。 3)型内で硬化後脱型し、ウレタン系メカニカルフロス
フォーム(11)の相中に(A)の断片が分散した切削
加工性樹脂複合成形品を得る。 ここで、混合方法としては、メカニカルフロス法、すな
わちメカニカルフロス発泡機のような高いせん断力をも
つミキサーが用いられ、H成分とNCO成分および不活
性ガスを均一に混合させるのに好適である。メカニカル
フロス法は、連続的に液成分中にガス混入させるのに適
した方法である。混入させる不活性ガスとしては、H成
分やNCO成分とは反応せず、大気圧下−30℃で液状
でないガスが挙げられる。好ましくは、空気、窒素、炭
酸ガスである。混入させる不活性ガスの量としては、不
活性ガスの体積と全樹脂前駆体組成物体積の合計に対し
て、好ましくは10〜70体積%、さらに好ましくは2
0〜60体積%である。
【0064】不活性ガスを混入させない場合: 1)前記方法により、H成分とNCO成分を製造し、減
圧脱泡を行う。 2)H成分およびNCO成分を、一定割合で均一に混合
し、混合液を型に流し込む。 3)再度減圧脱泡を行い、型内で混合液に含まれる気泡
を取り除く。 4)型内で硬化後脱型し、ウレタン系シンタクチックフ
ォーム(21)中に(A)の断片が分散した複合成形品
を得る。 ここで、混合方法としては、撹拌槽内でプロペラ型、平
羽根型、湾曲羽根型、ファウドラー型、櫂型等の撹拌羽
根で撹拌するか、スクリュー型、ニーダー型、万能型等
の混合機が用いられる。また、メカニカルフロス発泡機
を用いて、不活性ガスを混入させずに連続混合してもよ
い。
【0065】(B)が、エポキシ系メカニカルフロスフ
ォーム(12)の場合と、エポキシ系シンタクチックフ
ォーム(22)の場合の、切削加工性樹脂複合成形品の
製造法の一例を示せば、下記の通りである。エポキシ樹
脂(d)からなる主剤成分と、エポキシ樹脂硬化剤
(e)からなる硬化剤成分の2液を先ず調整する。フォ
ーム(12)の場合は、(A)の断片と必要により用い
る無機紛(c23)および中空微小球(c24)などの
添加剤(c2)を、2液混合前の反応が進行しないこと
および粘度を考慮し、主剤成分、硬化剤成分の何れかも
しくは双方に配合する。前記フォーム(11)と同様
に、主剤成分と硬化剤成分および不活性ガスを、一定割
合で均一に混合し、混合液を型に流し込む。型内で硬化
したものを脱型することにより、エポキシ系メカニカル
フロスフォーム(12)中に(A)の断片が分散した複
合成形品を得る。
【0066】フォーム(22)の場合は、(A)の断片
および添加剤(c2)として用いる中空微小球(c2
4)、脱水剤(c25)、無機粉(c23)は2液混合
前の反応が進行しないことおよび粘度を考慮し、主剤成
分、硬化剤成分の何れかもしくは双方に配合する。主剤
成分と硬化剤成分を一定割合で均一に混合し、混合液を
型に流し込み、減圧脱泡を行い、型内で混合液に含まれ
る気泡を取り除く。型内で硬化したものを脱型すること
により、エポキシ系シンタクチックフォーム(22)中
に(A)の断片が分散した複合成形品を得る。
【0067】切削加工性樹脂複合成形品を得る他の製法
として、(A)の断片を型内に並べ、該断片の隙間に切
削加工性樹脂発泡体(B)もしくはその前駆体を流し込
んで硬化させる製法がある。製造法の1例を示せば、下
記の通りである。まず、断片として比較的大きめの端材
(例えば長径が1〜50cm、好ましくは3〜20c
m)を用い、それを少しずつ(好ましくは1〜100m
m、さらに好ましくは3〜30mm)間隔を開けなが
ら、型内に並べる。この断片の隙間に、(B)もしくは
その前駆体原液を注入し、所定時間硬化後脱型して、
(B)の相中に(A)の断片が分散した切削加工性樹脂
複合成形品を得る。(A)の断片を型内に並べるとき
は、少量の接着剤などで型の底に断片を仮固定すること
が望ましい。仮固定により、断片の隙間に(B)もしく
はその前駆体を流し込むときに生じる、断片の浮きを防
止することができる。接着剤としては特に限定はなく、
ゴム系、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系などの接
着剤あるいは粘着剤や、ホットメルト系接着剤などが使
用できる。好ましくはゴム系接着剤およびホットメルト
系接着剤である。製造法のもう1つの例は、下記の通り
である。(B)もしくはその前駆体を、まず少量(好ま
しくは深さ1〜30mm、さらに好ましくは2〜10m
m)型内に流し込み、その上から(A)の断片を上記と
同様にして並べ、(B)が流動しない程度まで硬化した
ら、残りの必要量の(B)もしくはその前駆体を断片の
隙間に流し込み、硬化後脱型して切削加工性樹脂複合成
形品を得る。
【0068】なお、(A)の断片のソースとしての切削
加工性樹脂成形品の製法は、本発明の複合成形品の製法
において、(A)の断片を用いない点以外は同様の方法
で製造できることは言うまでもない。
【0069】本発明の切削加工性樹脂複合成形品は、例
えば、NCマシンなどで切削して、デザインモデル、マ
スターモデルおよび鋳造型などの模型用素材や、天然木
材の代替品として用いられる。
【0070】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。使用した
原料、分析法は以下のとおりである。
【0071】[使用原料] 切削加工性樹脂成形品の断片(A−1):発泡剤発泡硬
質ウレタンフォーム(東洋ゴム工業製「ソフラン−Rボ
ード W−100」、比重0.096)を粉砕したも
の、平均粒径150μm 切削加工性樹脂成形品の断片(A−2):メカニカルフ
ロス硬質ウレタンフォーム(三洋化成工業製「サンモジ
ュールMS」、比重0.45)を粉砕したもの、平均粒
径150μm 切削加工性樹脂成形品の断片(A−3):メカニカルフ
ロス硬質ウレタンフォーム(三洋化成工業製「サンモジ
ュールNo.5K」、比重0.70)を粉砕したもの、
平均粒径150μm 切削加工性樹脂成形品の断片(A−4):メカニカルフ
ロス硬質ウレタンフォーム(三洋化成工業製「サンモジ
ュールMS」、比重0.45)の端材、長径5〜20c
m 切削加工性樹脂成形品の断片(A−5):エポキシ系シ
ンタクチックフォーム(三洋化成工業製「サンモジュー
ルNo.6」、比重0.78)を粉砕したもの、平均粒
径150μm 切削加工性樹脂成形品の断片(A−6):エポキシ系シ
ンタクチックフォーム(三洋化成工業製「サンモジュー
ルNo.6」、比重0.78)の端材、長径5〜20c
m 活性水素化合物(a−1):グリセリンにPOを付加し
たヒドロキシル価400のポリエーテルポリオール(官
能基数3) 有機ポリイソシアネート(b−1):ポリメチレンポリ
フェニルイソシアネート(BASF社製「ルプラネート
M−20S」) ポリエポキシド(d−1):ビスフェノールF型エポキ
シ樹脂(油化シェル製「EPー807」) エポキシ樹脂硬化剤(e−1):ダイマー酸変性ポリア
ミド樹脂(三洋化成工業製「ニューマイド1740」)
【0072】発泡剤(c1−1):水 整泡剤(c21−1):シリコーン系整泡剤(日本ユニ
カー製「SZ−1932」) ウレタン化触媒(c22−1):ジラウリル酸ジブチル
第二スズ(三共有機合成製「Stann BL」) 無機粉(c23−1):タルク(日本ミストロン製「ソ
ープストーンA」) 無機粉(c23−2):炭酸カルシウム(白石カルシウ
ム製「ホワイトンSB」) 中空微小球(c24−1):熱可塑性樹脂中空微小球
(松本油脂製薬製「マツモトマイクロスフェアMFL−
80GCA)」 中空微小球(c24−2):ガラス中空微小球(住友ス
リーエム製「スコッチライトK−15」) 脱水剤(c25−1):モレキュラーシーブ(ユニオン
昭和製「モレキュラーシーブ3A−Bパウダー」)
【0073】[試験方法] 表面性:切削加工性樹脂複合成形品の切削面の均一性と
きめの細かさを目視で判定した。◎はきめが細かく模型
用途に適することを、○はきめはやや粗いが模型用途に
適用可能なレベルであることを示す。 切削加工性:ノミによる手加工性およびNCマシンによ
る機械加工性を評価した。○は切削性が良好で切削時に
欠けが生じにくく、模型用途に適することを示す。
【0074】実施例1〜5 切削加工性樹脂成形品の断片として、ウレタン系もしく
はエポキシ系切削加工性樹脂成形品の粉砕品を使用し、
表1に記載の質量部の半量ずつをH成分およびNCO成
分中に添加した。各原料をプラネタリーミキサーに投入
し、130rpmで10分間撹拌後、5分間30HPa
以下で撹拌脱泡して、切削加工性樹脂成形品の断片が入
ったH成分およびNCO成分を得た。次に、メカニカル
フロス機(東邦機械工業製「MF−350型メカニカル
フロス発泡装置」)のローターを300rpmで回転さ
せながら、H成分およびNCO成分を合計で10〜20
L/分、乾燥空気を表1に記載した割合で、ミキシング
ヘッド入り口部に連続供給した。そして、出口部から連
続吐出される〔実施例1〜4の場合は、微細気泡が均一
に分散した〕混合液を、500mm×500mm×15
0mmの金型に100mmの厚さで流し込み、80℃で
2時間加熱キュアした。これを8時間常温放置冷却し、
脱型して、ウレタン系メカニカルフロスフォームまたは
ウレタン系シンタクチックフォームを(B)の相とする
複合成形品を得た。得られた切削加工性樹脂複合成形品
は表面性、切削性ともに良好であり、模型素材用として
適した品質を有していた。
【0075】実施例6 切削加工性樹脂成形品の断片としてウレタン系切削加工
性樹脂成形品の断片(A−2)を使用し、表1に記載の
質量部をH成分中に添加した。次に、表1に記載の各原
料をプラネタリーミキサーに投入し、130rpmで1
0分間撹拌後、5分間30HPa以下で撹拌脱泡して、
切削加工性樹脂成形品の断片が入ったH成分を得た。次
に、上記メカニカルフロス機のローターを300rpm
で回転させながら、H成分および有機ポリイソシアネー
ト(NCO成分)を合計で12L/分の速度で、ミキシ
ングヘッド入り口部に連続供給した。そして、出口部か
ら連続吐出される混合液を、500mm×500mm×
150mmの金型に30mmの厚さで流し込み、発泡硬
化させた。引き続いて80℃で2時間加熱キュアし、こ
れを8時間常温放置冷却し、脱型して、発泡剤発泡ポリ
ウレタンフォームを(B)の相とする複合成形品を得
た。得られた切削加工性樹脂複合成形品は表面性、切削
性ともに良好であり、模型素材用として適した品質を有
していた。
【0076】実施例7 切削加工性樹脂成形品の断片としてウレタン系切削加工
性樹脂成形品の断片(A−4)を使用し、これを500
mm×500mm×150mmの金型の底全体に、約5
〜10mmの隙間を開けながら並べた。このとき断片
は、金型の底に、少量のホットメルト接着剤で仮固定し
ておいた。別途、表1に記載の質量部で、H成分および
NCO成分を実施例1〜5と同様にして得た。次に、実
施例1〜5と同様に、メカニカルフロス機を用いて出口
部から連続吐出される微細気泡が均一に分散した混合液
を、金型に並べた断片の隙間に流し込み、80℃で2時
間加熱キュアした。これを8時間常温放置冷却し、脱型
して、平均厚さ約60mmのウレタン系メカニカルフロ
スフォームを(B)の相とする複合成形品を得た。得ら
れた複合成形品は断片(A−4)と、断片の隙間に流し
込んで硬化させた樹脂前駆体の硬化物相の表面性、切削
性が類似しており、得られた切削加工性樹脂複合成形品
は模型素材用として適した品質を有していた。
【0077】実施例8 切削加工性樹脂成形品の断片としてエポキシ系切削加工
性樹脂成形品の断片(A−6)を使用し、これを500
mm×500mm×150mmの金型の底全体に、約5
〜10mmの隙間を開けながら並べた。このとき断片
は、金型の底に、少量のホットメルト接着剤で仮固定し
ておいた。別途、表1に記載の質量部で、各原料をプラ
ネタリーミキサーに投入し、130rpmで10分間撹
拌後、30分間30HPa以下で撹拌脱泡して、ポリエ
ポキシド(d−1)からなる主剤成分とエポキシ樹脂硬
化剤(e−1)からなる硬化剤成分を得た。次に、30
HPa以下の減圧下で主剤成分と硬化剤成分を撹拌し、
均一な混合液を得た。この混合液を、金型に並べた断片
の隙間に流し込み、80℃で4時間加熱キュアした。こ
れを8時間放置冷却し、脱型して、平均厚さ約60mm
のエポキシ系シンタクチックフォームを(B)の相とす
る複合成形品を得た。得られた複合成形品は、断片(A
−6)と、断片の隙間に流し込んで硬化させた樹脂前駆
体の(B)の相の表面性、切削性が類似しており、模型
用切削加工性樹脂成形品として使用可能な品質を有して
いた。
【0078】比較例1 切削加工性樹脂成形品の断片(A−2)70部に対し
て、活性水素化合物(a−1)15部、有機ポリイソシ
アネート(b−1)15部、およびウレタン化触媒(c
22−1)0.04部からなるバインダー液を混合し、
80℃で30分間加熱プレス成形した。これを8時間常
温放置冷却して、厚さ約40mm、比重0.46の成形
品を得た。成形品はきめが粗く、またNCマシンによる
切削時にエッジ部が欠けやすく、模型用途には不向きで
あった。
【0079】比較例2 切削加工性樹脂成形品の断片(A−2)に代えて(A−
3)を用いる以外は、比較例1と同様にして、比重0.
75の成形品を得た。成形品はきめが粗く、また硬くて
ノミによる手加工性が悪く、模型用途には不向きであっ
た。
【0080】比較例3 切削加工性樹脂成形品の断片(A−2)に代えて(A−
1)を用いる以外は、実施例6と同様にして、比重0.
28の成形品を得た。成形品は全体的にきめが粗く、模
型用途には不向きであった。
【0081】
【表1】
【0082】
【発明の効果】本発明の切削加工性樹脂成形品は、表面
のきめが細かく、切削加工性に優れた、リサイクル品を
含有する成形品であり、リサイクル品を用いながらも切
削加工性樹脂成形品としての物性を維持するため、木材
と同じように切断したり切削加工することができる。本
発明は上記のような効果を奏するため、従来多くが活用
できず廃棄処分されていた、切削加工性樹脂成形品の加
工時発生する断片等の廃材や、製造工程における品質規
格不合格品等の廃材のリサイクル使用を可能とするもの
である。さらに、本発明の切削加工性樹脂複合成形品は
表面性と切削性に優れるため、デザインモデル、マスタ
ーモデルおよび鋳造型などの模型用素材として、有効に
用いることができる。また、本発明の成形品は木の板材
と同様の用途に使用できるが、吸水しない、腐食しない
といった特長を有するため、特に水回りに好適に使用で
きる。
フロントページの続き Fターム(参考) 2C150 FB43 4F074 AA64 AA64L AA78 AA78L AC37 AE07 BA31 BC01 CA23 CA53 CB62 CC04Y CC22X DA45

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタン系もしくはエポキシ系の切削加
    工性樹脂成形品(A)の断片が、切削加工性樹脂発泡体
    (B)の相中に分散されてなる切削加工性樹脂複合成形
    品であって、(A)および(B)の少なくとも一方が、
    ウレタン系もしくはエポキシ系メカニカルフロスフォー
    ム(1)またはウレタン系もしくはエポキシ系シンタク
    チックフォーム(2)であることを特徴とする切削加工
    性樹脂複合成形品。
  2. 【請求項2】 (B)が(1)または(2)である請求
    項1記載の成形品。
  3. 【請求項3】 (A)が、(1)、(2)および発泡剤
    発泡ポリウレタンフォーム(3)からなる群より選ばれ
    る請求項1または2記載の成形品。
  4. 【請求項4】 (A)が(1)または(2)である請求
    項1記載の成形品。
  5. 【請求項5】 (B)が、(1)、(2)および発泡剤
    発泡ポリウレタンフォーム(3)からなる群より選ばれ
    る請求項1または4記載の成形品。
  6. 【請求項6】 (A)と(B)が同じもしくは同種であ
    る請求項1〜5の何れか記載の成形品。
  7. 【請求項7】 任意の断面における(A)と(B)の色
    の種類および/または濃淡が異なる請求項1〜6の何れ
    か記載の成形品。
  8. 【請求項8】 (A)および/または(B)が、樹脂系
    中空微小球を含有し、0.1〜1.0の比重を有する請
    求項1〜7の何れか記載の成形品。
  9. 【請求項9】 ウレタン系もしくはエポキシ系樹脂成形
    品(A)の断片と、切削加工性樹脂発泡体(B)もしく
    はその前駆体との混合物を、所望の形状の型内で固化も
    しくは硬化させ、(A)の断片が(B)の相中に分散さ
    れた切削加工性樹脂複合成形品を得る製法であって、
    (A)および(B)の少なくとも一方が、ウレタン系も
    しくはエポキシ系メカニカルフロスフォーム(1)また
    はウレタン系もしくはエポキシ系シンタクチックフォー
    ム(2)であることを特徴とする製法。
  10. 【請求項10】 (A)の断片と、(1)または(2)
    の前駆体との混合物を、所望の形状の型内で硬化させ、
    (A)の断片が(1)または(2)の相中に分散された
    切削加工性樹脂複合成形品を得る請求項9記載の製法。
  11. 【請求項11】 ウレタン系もしくはエポキシ系樹脂成
    形品(A)の断片を、所望の形状の型内に並べ、該断片
    の隙間に切削加工性樹脂発泡体(B)もしくはその前駆
    体を流し込んで固化もしくは硬化させ、(A)の断片が
    (B)の相中に分散された切削加工性樹脂複合成形品を
    得る製法であって、(A)および(B)の少なくとも一
    方が、ウレタン系もしくはエポキシ系メカニカルフロス
    フォーム(1)またはウレタン系もしくはエポキシ系シ
    ンタクチックフォーム(2)であることを特徴とする製
    法。。
  12. 【請求項12】 該前駆体が、活性水素化合物(a)、
    有機ポリイソシアネート(b)、無機粉(c23)およ
    び/または中空微小球(c24)、脱水剤(c25)、
    並びに必要により整泡剤(c21)および/またはウレ
    タン化触媒(c22)からなり、(B)がウレタン系メ
    カニカルフロスフォームである請求項9〜11の何れか
    記載の製法。
  13. 【請求項13】 該前駆体が、活性水素化合物(a)、
    有機ポリイソシアネート(b)、中空微小球(c2
    4)、脱水剤(c25)および必要により無機粉(c2
    3)からなり、(B)がウレタン系シンタクチックフォ
    ームである請求項9〜11の何れか記載の製法。
  14. 【請求項14】 該前駆体が、ポリエポキシド(d)、
    エポキシ樹脂硬化剤(e)、並びに必要により無機粉
    (c23)および/または中空微小球(c24)からな
    り、(B)がエポキシ系メカニカルフロスフォームであ
    る請求項9〜11の何れか記載の製法。
  15. 【請求項15】 該前駆体が、ポリエポキシド(d)、
    エポキシ樹脂硬化剤(e)、中空微小球(c24)、お
    よび必要により無機粉(c23)からなり、(B)がエ
    ポキシ系シンタクチックフォームである請求項9〜11
    の何れか記載の製法。
  16. 【請求項16】 (1)または(2)の断片と、(B)
    もしくはその前駆体との混合物を、所望の形状の型内で
    固化もしくは硬化させ、(1)または(2)の断片が
    (B)の相中に分散された切削加工性樹脂複合成形品を
    得る請求項9記載の製法。
  17. 【請求項17】 該前駆体が、活性水素化合物(a)、
    有機ポリイソシアネート(b)、発泡剤(c1)、並び
    に必要により整泡剤(c21)および/またはウレタン
    化触媒(c22)からなり、(B)が発泡剤発泡ポリウ
    レタンフォーム(3)である請求項9、11または16
    記載の製法。
  18. 【請求項18】 請求項1〜8のいずれか記載の切削加
    工性樹脂複合成形品からなる模型用素材。
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