JP6676404B2 - セルロースナノファイバーの製造方法、並びにセルロースナノファイバー含有樹脂もしくは樹脂前駆体の製造方法 - Google Patents
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Description
本発明において、圧縮性流体(F)は、二酸化炭素、メタン、エチレン、代替フロン等でもよいが、安全性や取り扱いの容易さ等の点から、好ましくは二酸化炭素であり、更に好ましくは超臨界二酸化炭素、亜臨界二酸化炭素、又は液体二酸化炭素である。
攪拌棒及び温度計を備えた耐圧反応容器に、セルロースファイバー及び/又はセルロースファイバー誘導体(A)を反応容器に仕込み、密閉して攪拌しながら加熱して適当な温度(例えば30〜60℃)にまで昇温する。昇温後、圧縮性流体を供給して、反応容器内を適当な圧力(例えば3〜8MPa)にまで上昇させ、攪拌(例えば、回転数1000rpmで5〜30分)することで、混合物(X)を得る事ができる。耐圧反応容器下部に取り付けたノズルを全開して、混合物(X)を大気中(0.1MPa)に開放し圧縮性流体を気化させることで除去して、セルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を得る。
樹脂又は樹脂前駆体(B)のうち、樹脂(B1)、樹脂前駆体(B2)とする。
本発明における樹脂又は樹脂前駆体(B)とは室温で液状又は熱可塑性の天然又は化学合成された高分子化合物である。樹脂(B1)の具体例を挙げれば、天然樹脂としてはロジン(松ヤニ)、天然ゴム、蝋、菜種油、椰子油、ゴマ油、ヒマシ油、パーム油、牛脂、などの天然油脂類、化学合成された高分子化合物としては、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂類、ビニル樹脂類、エポキシ樹脂類、ポリエステル樹脂類、ポリアミド樹脂類、ポリイミド樹脂類、ケイ素系樹脂類、フェノール樹脂類、メラミン樹脂類、ユリア樹脂類、アニリン樹脂類、アイオノマー樹脂類、ポリカーボネート樹脂類、アクリル樹脂類等が挙げられ、また上記樹脂の2種以上を併用しても差し支えない。
樹脂前駆体(B2)の例を挙げれば、天然の樹脂前駆体としてはヒマシ油、化学合成された樹脂前駆体としては、ポリエステル樹脂やポリウレタン樹脂やエポキシ樹脂などの前駆体となる活性水素化合物及びエポキシ基含有化合物、フェノール樹脂類の前駆体担うフェノール、メラミン樹脂類の前駆体となるメラミン、ポリイミド樹脂の前駆体であるポリアミド酸などが挙げられる。このうちより好ましいのは、セルロースに存在する水酸基と相互作用してセルロースナノファイバーを分散安定化させやすいという観点から活性水素化合物及びエポキシ基含有化合物である。
樹脂前駆体(B2)のうち、ポリウレタン樹脂製造用活性水素化合物を(B21)、エポキシ樹脂製造用エポキシ基含有化合物を(B22)とする。
攪拌棒及び温度計を備えた耐圧反応容器に、セルロースファイバー及び/又はセルロースファイバー誘導体(A)及び樹脂及び/又は樹脂前駆体(B)を反応容器に仕込み、密閉して攪拌しながら加熱して適当な温度(例えば30〜60℃)にまで昇温する。昇温後、圧縮性流体を供給して反応容器内を適当な圧力(例えば3〜8MPa)にまで上昇させ攪拌(例えば、回転数1000rpmで5〜30分)することで、混合物(X1)を得る事ができる。
耐圧反応容器下部に取り付けたノズルを全開して、混合物(X1)を大気中(0.1MPa)に開放し圧縮性流体を気化させることで除去して、本発明におけるセルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を含有する樹脂又は樹脂前駆体(B)を得る事ができる。
本発明におけるポリウレタン樹脂製造用活性水素化合物(B21)とは、ポリイソシアネート成分(C)と反応可能な活性水素を有する有機化合物であり、2〜8価又はそれ以上の活性水素化合物である。
活性水素としては水酸基、アミノ基、メルカプト基等の活性水素が挙げられる。
活性水素化合物(B21)の重量平均分子量は通常100〜20000、好ましくは150〜15000、より好ましくは200〜10000である。
活性水素化合物(B21)の具体例としては、
(1)活性水素含有化合物(例えば、多価アルコール、アミン、多価フェノール、ポリカルボン酸、及びこれらの混合物)に、アルキレンオキシド(以下AOと略記する。)が付加された化合物[以下、ポリオキシアルキレンポリオールと記載することがある。]
(2)ポリエステルポリオール
(3)ポリアミン
(4)ポリメルカプタン
等が挙げられる。
上記多価アルコールとしては、炭素数2〜20の2価アルコール(脂肪族ジオール、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−及び1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコールなどのアルキレングリコール;及び脂環式ジオール、例えば、シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノールなどのシクロアルキレングリコール)、炭素数3〜20の3価アルコール(脂肪族トリオール、例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ヘキサントリオールなどのアルカントリオール);炭素数5〜20の4〜8価又はそれ以上の多価アルコール(脂肪族ポリオール、例えば、ペンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトール、ソルビタン、ジグリセリン、ジペンタエリスリトールなどのアルカンポリオール及びそれらもしくはアルカントリオールの分子内もしくは分子間脱水物;ならびにショ糖、グルコース、マンノース、フルクトース、メチルグルコシドなどの糖類及びその誘導体)が挙げられる。
アルカノールアミンとしては、炭素数2〜20のモノ−、ジ−及びトリ−アルカノールアミン(例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン及びイソプロパノールアミン)などが挙げられる。
ポリアミン(1,2級アミノ基の数:2〜8個又はそれ以上)としては、脂肪族アミンとして、炭素数2〜6のアルキレンジアミン(例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン及びヘキサメチレンジアミン)、炭素数4〜20のポリアルキレンポリアミン(アルキレン基の炭素数が2〜6のジアルキレントリアミン〜 ヘキサアルキレンヘプタミン、例えば、ジエチレントリアミン及びトリエチレンテトラミン)などが挙げられる。
また、炭素数6〜20の芳香族ポリアミン(例えば、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシリレンジアミン、ジエチルトルエンジアミン、メチレンジアニリン及びジフェニルエーテルジアミン);
炭素数4〜20の脂環式ポリアミン(例えば、イソホロンジアミン、シクロヘキシレンジアミン及びジシクロヘキシルメタンジアミン);炭素数4〜20の複素環式ポリアミン(例えば、ピペラジン及びアミノエチルピペラジン)等が挙げられる。
モノアミンとしては、アンモニア;脂肪族アミンとして、炭素数1〜20のアルキルアミン(例えば、n−ブチルアミン及びオクチルアミン);炭素数6〜20の芳香族モノアミン(例えば、アニリン及びトルイジン);炭素数4〜20の脂環式モノアミン(例えば、シクロヘキシルアミン);炭素数4〜20の複素環式モノアミン(例えば、ピペリジン)等が挙げられる。
これらの活性水素含有化合物は2種以上を併用してもよい。これらの中で好ましくは多価アルコールである。
AO付加時に用いる触媒としては、通常用いられるアルカリ触媒(KOH、CsOH等)の他、特開2000−344881号公報に記載の触媒〔トリス(ペンタフルオロフェニル)ボラン等〕、特開平11−120300号公報に記載の触媒(過塩素酸マグネシウム等)を用いてもよい。
ポリエステルポリオールとしては、前記の多価アルコール[とくに、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−又は1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール等の2価アルコール;前記ポリエーテルポリオール(とくにジオール);又はこれらとグリセリン、トリメチロールプロパン等の3価又はそれ以上の多価アルコールとの混合物]と、前記ポリカルボン酸もしくはそのエステル形成性誘導体〔酸無水物、低級アルキル(アルキル基の炭素数:1〜4)エステル等〕(例えば、アジピン酸、セバシン酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テレフタル酸ジメチル)とのポリエステルポリオール、又は前記カルボン酸無水物及びAOとの縮合反応物;それらのAO(EO、PO等)付加物;ポリラクトンポリオール、例えば前記多価アルコールを開始剤としてラクトン(ε−カプロラクトン等)を開環重合させることにより得られるもの;ポリカーボネートポリオール、例えば前記多価アルコールとアルキレンカーボネートとの反応物;等が挙げられる。
活性水素化合物(a)として好ましいものは、ポリオキシアルキレンポリオールである。
エポキシ基含有化合物(B22)の重量平均分子量は好ましくは100〜20000、更に好ましくは150〜15000、特に好ましくは200〜10000である。
エポキシ基含有化合物(B22)の具体例としては、ビスフェノールA、ハロゲン化ビスフェノールA、ビスフェノールF、ハロゲン化ビスフェノールF、レゾルシノール、ハイドロキノン、ピロカテコール、4,4’−ジヒドロキシビフェニル及び1,5−ヒドロキシナフタリン等の多価フェノールにエピクロロヒドリンを付加させて得られるエポキシ基含有化合物、ビスフェノールA、ハロゲン化ビスフェノールA、ビスフェノールF、ハロゲン化ビスフェノールF、レゾルシノール、ハイドロキノン、ピロカテコール、4,4’−ジヒドロキシビフェニル及び1,5−ヒドロキシナフタリン等の多価フェノールにエチレンオキサイドを付加させて得られるエポキシ基含有化合物、エチレングリコール、プロピレングリコール及びグリセリン等の多価アルコールにエピクロロヒドリンを付加させて得られるエポキシ樹脂、エチレングリコール、プロピレングリコール及びグリセリン等の多価アルコールにエチレンオキサイドを付加させて得られる多価アルコールにエピクロロヒドリンを付加させて得られるエポキシ基含有化合物、オキシ安息香酸及びフタル酸等の芳香族ジカルボン酸にエピクロロヒドリンを付加させて得られるエポキシ基含有化合物並びに3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート(セロキサイド2021P)等が挙げられる。
セルロースとの親和性の観点からビスフェノールA、ハロゲン化ビスフェノールA、ビスフェノールF、ハロゲン化ビスフェノールF、レゾルシノール、ハイドロキノン、ピロカテコール、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、1,5−ヒドロキシナフタリン等の多価フェノールにエチレンオキサイドを付加させて得られるエポキシ基含有化合物、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコールにエチレンオキサイドを付加させて得られる多価アルコールにエピクロロヒドリンを付加させて得られるエポキシ基含有化合物が好ましく、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコールにエチレンオキサイドを付加させて得られる多価アルコールにエピクロロヒドリンを付加させて得られるエポキシ基含有化合物がさらに好ましい。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数6〜10の脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどが挙げられる。
芳香脂肪族ポリイソシアネートとしては、炭素数8〜12の芳香脂肪族ジイソシアネートなどが挙げられる。具体例としては、キシリレンジイソシアネート、α,α,α’,α’−テトラメチルキシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。
変性ポリイソシアネートの具体例としては、ウレタン変性MDI、カルボジイミド変性MDIなどが挙げられる。
ポリイソシアネート(C)として、好ましくは、芳香族ポリイソシアネート及びその変性物であり、さらに好ましくは、MDIを40〜60重量%、カルボジイミド変性MDIを1〜10重量%、及びウレタン変性MDIを39〜59重量%含有するMDI系イソシアネートプレポリマーである。
反応に用いるポリイソシアネート(C)全体のイソシアネート基含有量は、10〜30重量%が好ましい。
本発明のポリウレタン樹脂製造用活性水素成分(J21)は分散安定性に優れ、分散物(セルロースナノファイバー)の沈降物が少ないという特徴がある。また、分散物(セルロースナノファイバー)が有機物で有るため、装置の摩滅等、製造装置に与える影響が少ない。
本発明におけるポリウレタン樹脂(U)は、本発明の効果を阻害しない範囲で必要によりさらに添加剤(H)を含有することができる。(H)としては、脱水剤(H1)、滑剤(H2)、可塑剤(H3)、チクソ性付与剤(H4)、充填剤(H6)、紫外線吸収剤(H7)、老化防止剤(H8)、抗酸化剤(H9)、着色剤(H10)、難燃剤(H11)、防黴剤(H12)、抗菌剤(H13)、中空微小球(H14)、無機フィラー(H15)、分散材(沈降防止材)(H16)からなる群から選ばれる1種又は2種以上の添加剤が挙げられる。
滑剤(H2)としては、脂肪酸アルカノールアミド(オレイン酸モノエタノールアミド等)、脂肪酸金属塩(ステアリン酸カルシウム等)、エチレンジアミンジステアリルアミド等;
可塑剤(H3)としては、フタル酸エステル(ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート等)、アジピン酸エステル(ジオクチルアジペート等)、リン酸トリエステル(トリイソプロピルフェニルホスフェート等);
チクソ性付与剤(H4)としては、微粒子状シリカ(体積平均粒径100nm以下)、水添ヒマシ油、有機ベントナイト等;
充填剤(H6)としては、無機充填剤(炭酸カルシウム、タルク、水酸化アルミニウム、雲母、ミルドファイバー等)及び有機充填剤(熱硬化性樹脂の粉砕物等)等;
紫外線吸収剤(H7)としては、サリチレート(フェニルサリチレート等)、ベンゾフェノン(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン等)、ベンゾトリアゾール[2−(2−ヒドロキシー5−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール等]等;
老化防止剤(H8)としては、アミン(N−フェニル−α及びβ−ナフチルアミン等)、フェノール[2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)等]等;
抗酸化剤(H9)としては、フェノール(ハイドロキノン等)、含硫化合物(ジラウリルチオジプロピオネート等)、アミン(オクチル化ジフェニルアミン等)等;
着色剤(H10)としては、顔料[無機顔料(酸化チタン、酸化鉄等)、有機顔料(アゾレーキ系、モノアゾ系等)等]、染料(アゾ系、アントラキノン系等)等;
難燃剤(H11)としては、ハロゲン含有難燃剤(ヘキサクロロペンタジエン、ヘキサブロモジフェニル等)、窒素含有難燃剤(尿素化合物、グアニジン化合物等)、硫黄含有難燃剤(硫酸エステル、スルファミン酸等)、リン含有難燃剤(リン酸、ホスフェート等)等;
防黴剤(H12)としては、4−クロルフェニル−3−ヨードプロパルギルホルマール、3−ヨード−2−プロペニルブチルカーバメート等;
抗菌剤(H13)としては、抗菌性ゼオライト化合物、4級アンモニウム塩(ジデシルジメチルアンモニウムクロライド等)、有機ヨード系抗菌剤(4−クロルフェニル−3−ヨードプロパルギルホルマール、3−ヨード−2−プロペニルブチルカーバメート等)、有機窒素硫黄系抗菌剤(ベンゾチアゾール、2,4−チアゾリルベンズイミダゾール等)等;
中空微小球(H14)としては、熱可塑性樹脂(ポリ塩化ビニリデン、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリロニトリル等)、熱硬化性樹脂(フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂等)及び無機物(ガラス、アルミナ、シラス、カーボン等)からなる各中空微小球等;
無機フィラー(H15)としては、金属(アルミ等)粉、無機塩(炭酸カルシウム等)、タルク、グラスファイバー等が挙げられる。
分散材(沈降防止材)(H16)としては、イオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、ポリカルボン酸のアンモニウム塩等が挙げられる。
水素原子含有ハロゲン化炭化水素系発泡剤の具体例としてHCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)タイプのもの(例えばHCFC−123、HCFC−141b、HCFC−22及びHCFC−142b);HFC(ハイドロフルオロカーボン)タイプのもの(例えばHFC−134a、HFC−152a、HFC−356mff、HFC−236ea、HFC−245ca、HFC−245fa、及びHFC−365mfc)等が挙げられる。
これらのうち好ましいものは、HCFC−141b、HFC−134a、HFC−356mff、HFC−236ea、HFC−245ca、HFC−245fa、及びHFC−365mfc及びこれらの2種以上の混合物である。
本発明において、セルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を含有するエポキシ基含有化合物(J22)は、(J22)内に分散される(N)の合計重量%は好ましくは0.1〜50重量%、更に好ましくは0.5〜30重量%、より好ましくは1〜20重量%である。(B)中の(N)の合計重量%が50%以下であると(B)の粘度が少なく取り扱いが容易である。また、(B)中の(N)の(合計)重量%が0.1%以上では、得られるエポキシ樹脂の線膨張係数を下げるので好ましい。
酸無水物としては、ジカルボン酸無水物、トリカルボン酸無水物、テトラカルボン酸無水物が挙げられ、これらの混合物でもよい。
ジカルボン酸無水物としては、例えば、ドデセニル無水コハク酸、ドデセニル無水コハク酸の水添物、オクテニルコハク酸無水物、オクテニルコハク酸無水物の水添物、4−メチルシクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物、3−メチルシクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸無水物、ナジック酸無水物、メチルナジック酸無水物、ノルボルナン−2,3−ジカルボン酸無水物、メチルノルボルナン−2,3−ジカルボン酸無水物、1−イゾプロピル−4−メチルビシクロ(2,2,2)オクタ−5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物、1−イゾプロピル−4−メチルビシクロ(2,2,2)オクタ−5−エン−2,3−ジカルボン酸無水物の水添物等が挙げられる。
添加剤としては、本発明の効果を阻害しない範囲で必要によりポリウレタン樹脂(U)に用いたものと同様のものを使用することができる。
エポキシ樹脂は、エポキシ基含有化合物(J22)と硬化剤とを反応させて製造することができる。活性水素化合物(B21)のうち、樹脂物性の線膨張係数及びセルロースとの親和性の観点からビスフェノールA、ハロゲン化ビスフェノールA、ビスフェノールF、ハロゲン化ビスフェノールF、レゾルシノール、ハイドロキノン、ピロカテコール、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、1,5−ヒドロキシナフタリン等の多価フェノール、オキシ安息香酸の酸無水物、フタル酸等の芳香族ジカルボン酸の酸無水物、3−メチル−ヘキサヒドロ無水フタル酸等の酸無水物が好ましい。
反応条件は特に制限されず、公知の条件が適用される。本発明の製造方法において、エポキシ樹脂の製造に際しての指数[(エポキシ基/活性水素原子含有基)の当量比×100]は、好ましくは70〜125、さらに好ましくは75〜120、特に好ましくは85〜115である。
(1)セルロースファイバー(A1−1):平均繊維径約10μm(10000nm)、平均繊維長 約20μm(20000nm)のセルロース粉末[日本製紙ケミカル製W300G]
(2)樹脂前駆体(B2−1):平均官能基数3.0、数平均分子量5000、水酸基価34であるグリセリンのPO・EO付加物。ポリウレタン製造用活性水素化合物である。
樹脂前駆体(B2−2):エポキシ当量130、エポライト40E、協栄社化学(株)製。
(3)鎖伸長剤:ジエチレングリコール
(4)ウレタン化触媒:トリエチレンジアミンの33重量%ジプロピレングリコ−ル溶液〔三共エアプロ(株)製TEDA−L33〕
(5)整泡剤:ゴールドシュミットAG(株)製「B−8462]
(6)ポリイソシアネ−ト:イソシアネート基含有量17.1重量%のMDI系イソシアネートプレポリマー。〔三洋化成工業(株)製サンフォームNC−703〕
平均繊維径の測定は、セルロース繊維を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、画面のスケールから繊維の太さを測定することで行った。
[セルロースナノファイバー(N−1)の調製]
攪拌棒及び温度計を備えた耐圧反応容器に、セルロースファイバー(A1−1)15部を、反応容器の容積の40%まで仕込み、密閉して攪拌しながら加熱し、系内温度40℃まで昇温した。昇温後二酸化炭素を供給し5MPaにして回転数1000rpmで10分間攪拌した後、容器下部に取り付けたノズルを全開して大気中(0.1MPa)に開放することで、二酸化炭素を気化させ除去して、セルロースナノファイバー(N−1)を得た。セルロースナノファイバー(N−1)の平均繊維径は100nmであった。粗大粒子量は0%であった。
[セルロースナノファイバーを含有したポリウレタン製造用活性水素化合物である樹脂前駆体(J2−1)の調製]
攪拌棒及び温度計を備えた耐圧反応容器に、セルロースファイバー(A1−1)3部と樹脂前駆体(B2−1)97部を、反応容器に仕込み、攪拌しながら加熱し、系内温度40℃まで昇温した。昇温後二酸化炭素を供給し5MPaにして回転数1000rpmで10分間攪拌した後、容器下部に取り付けたノズルを全開して大気中(0.1MPa)に開放することで、二酸化炭素を気化させ除去して、セルロースナノファイバー(N−2)を含有したポリウレタン製造用活性水素化合物である樹脂前駆体(J21−1)を得た。得られた樹脂前駆体中(J21−1)に含まれるセルロースナノファイバーの平均繊維径は30nmであった。
[セルロースナノファイバーを含有したポリウレタン製造用活性水素化合物である樹脂前駆体(J2−2)の調製]
攪拌棒及び温度計を備えた耐圧反応容器に、セルロースファイバー(A1−1)5部と樹脂前駆体(B2−1)95部を、反応容器に仕込み、攪拌しながら加熱し、系内温度40℃まで昇温した。昇温後二酸化炭素を供給し5MPaにして回転数1000rpmで10分間攪拌した後、容器下部に取り付けたノズルを全開して大気中(0.1MPa)に開放することで、二酸化炭素を気化させ除去して、セルロースナノファイバー(N−3)を含有したポリウレタン製造用活性水素化合物(J21−2)を得た。(J21−2)に含まれるセルロースナノファイバーの平均繊維径は50nmであった。
[セルロースナノファイバーを含有したポリウレタン製造用活性水素化合物である樹脂前駆体(J2−3の調製]
攪拌棒及び温度計を備えた耐圧反応容器に、セルロースファイバー(A1−1)10部と樹脂前駆体(B2−1)90部を、反応容器に仕込み、攪拌しながら加熱し、系内温度40℃まで昇温した。昇温後二酸化炭素を供給し5MPaにして回転数1000rpmで10分間攪拌した後、容器下部に取り付けたノズルを全開して大気中(0.1MPa)に開放することで、二酸化炭素を気化させ除去して、セルロースナノファイバー(N−4)を含有したポリウレタン製造用活性水素化合物(J21−3)を得た。(J21−3)に含まれるセルロースナノファイバーの平均繊維径は60nmであった。
攪拌棒及び温度計を備えた耐圧反応容器に、セルロースファイバー(A1−1)3部と樹脂前駆体(B2−2)97部を、反応容器に仕込み、攪拌しながら加熱し、系内温度60℃まで昇温した。昇温後二酸化炭素を供給し10MPaにして回転数1000rpmで10分間攪拌した後、容器下部に取り付けたノズルを全開して大気中(0.1MPa)に開放することで、二酸化炭素を気化させ除去して、セルロースナノファイバー(N−5)を含有したエポキシ基含有化合物である樹脂前駆体(J2−1)を得た。得られた樹脂前駆体中(J22−1)に含まれるセルロースナノファイバーの平均繊維径は30nmであった。セロキサイド2021P(B22−1)(3’,4’−エポキシシクロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、エポキシ当量134、(株)ダイセル社製)60部、樹脂前駆体(J2−2)40部、硬化剤としてHN―5500(3又は4−メチル−シクロヘキシルジカルボン酸無水物、分子量168、日立化成(株)社製)127部、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール(東京化成工業(株)社製)10部をガラス製の容器にとり、室温で10分混合した。得られた混合液を100℃2時間、150℃2時間加熱することによりエポキシ樹脂を得た。得られた硬化物のセルロースナノファイバー濃度は0.4%、線膨張係数を測定したところ、90ppmであった。
攪拌棒及び温度計を備えた耐圧反応容器に、セルロースファイバー(A1−1)15部と樹脂前駆体(B2−2)85部を、反応容器に仕込み、攪拌しながら加熱し、系内温度60℃まで昇温した。昇温後二酸化炭素を供給し10MPaにして回転数1000rpmで10分間攪拌した後、容器下部に取り付けたノズルを全開して大気中(0.1MPa)に開放することで、二酸化炭素を気化させ除去して、セルロースナノファイバー(N−5)を含有したエポキシ基含有化合物である樹脂前駆体(J22−2)を得た。得られた樹脂前駆体中(J22−2)に含まれるセルロースナノファイバーの平均繊維径は30nmであった。セロキサイド2021P(エポキシ当量134、(株)ダイセル社製)60部、樹脂前駆体(J2−2)40部、HN―5500(分子量168、日立化成(株)社製)127部、2,4,6−トリ(ジメチルアミノメチル)フェノール(東京化成工業(株)社製)10部をガラス製の容器にとり、室温で10分混合した。得られた混合液を100℃2時間、150℃2時間加熱することによりエポキシ樹脂硬化物を得た。得られた硬化物のセルロースナノファイバー濃度は、2%、線膨張係数を測定したところ、60ppmであった。
攪拌棒及び温度計を備えた容器に、セルロースファイバー(A1−1)と樹脂前駆体(B2−1)を、表1に記載した部数を仕込み、均一になるまで攪拌してポリウレタン樹脂製造用活性水素化合物である比較の樹脂前駆体(J’2−1)、(J’2−2)、(J’2−3)を得た。
[セルロースファイバーを含有したエポキシ樹脂の調整]
攪拌棒及び温度計を備えた耐圧反応容器に、セルロースファイバー(A1−1)3部と樹脂前駆体(B2−2)97部、セロキサイド2021P(エポキシ当量134、(株)ダイセル社製)60部、樹脂前駆体(J2−2)40部、HN―5500(分子量168、日立化成(株)社製)127部、2,4,6−トリ(ジメチルアミノメチル)フェノール(東京化成工業(株)社製)10部をガラス製の容器にとり、室温で10分混合した。得られた混合液を100℃2時間、150℃2時間加熱することによりエポキシ樹脂硬化物を得た。得られた硬化物のセルロースファイバー濃度は、0.4%、線膨張係数を測定したところ、140ppmであった。
ポリウレタン樹脂製造用活性水素化合物である樹脂前駆体(J2−1)、(J2−2)、(J2−3)及び比較の樹脂前駆体(J’2−1)、(J’2−2)、(J’2−3)を用いてウレタンフォームを作成し、フォーム物性を比較した。高速攪拌機を用いて、表1に示す重量部のポリオールプレミックスとイソシアネートを回転数3000rpmで30秒間混合し、70℃に温度調節した300mm×300mm×10mmの大きさの金属製密閉金型内に投入し、15分間硬化させた後に脱型し、ポリウレタンフォームを得た。得られたポリウレタンフォームについて、下記に示す測定方法でフォーム物性を測定した。測定結果を表1に示す。表1中の部は重量部を示す。
C硬度:自動硬度計(高分子計器社製PX−100、加重1kgf)を用い、加重5分後の硬度を測定した。
弾性率:作成したウレタンフォームをスライサー(独FOTUNA社製AN400D)にて2mmの厚のシートにスライスした後、3号ダンベルにて厚さ2mm、中央部幅5mmのダンベル形状試験片を作成し、オートグラフ(株式会社島津製AGIS、解析ソフトTRAPESIUM2、延伸速度100mm/分)にて行った。
密度:弾性率測定サンプルを作成した2mm厚みのシートから、2cm×2cmの正方形シートを切り出し、水中置換法にて行った。
硬化物を25℃において(長さ)15mm×(巾)2mm×(厚さ)0. 04mmの大きさになる様に切り取った。切り取ったサンプルの長さと幅はノギスにて測定し、厚さは膜厚計にて測定し、それぞれ0.001mmの桁まで測定した。
セイコーインスツルメンツ社製のTMA/SS6100を使用して、測定サンプルに49mNの荷重をかけ、測定セル内を30℃で30分間保持した後、測定セル温度を30℃から230℃まで10℃/分で昇温した。ガラス転移温度Tg℃を読み取り、Tg℃における長さを(L1)[mm]、Tg+50℃における長さを(L2)[mm]とし、下式より線膨張係数を求めた。測定結果を表2に示す。表2中の部は重量部を示す。
線膨張係数(X)=((L2)−(L1))×106/[(L1)×50][ppm]
Claims (7)
- 圧縮性流体(F)とセルロースファイバー及び/又はセルロースファイバー誘導体(A)とさらに樹脂又は樹脂前駆体(B)を含有する混合物(X1)を体積膨張させて、セルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を含有する樹脂又は樹脂前駆体(J)を得る工程を有するセルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を含有する樹脂又は樹脂前駆体(J)の製造方法。
- セルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を含有する樹脂又は樹脂前駆体(J)が、樹脂又は樹脂前駆体(B)中にセルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)が分散してなるものである請求項1に記載の製造方法。
- 樹脂又は樹脂前駆体(B)がポリウレタン樹脂製造用活性水素化合物(B21)である請求項1又は2に記載の製造方法。
- 請求項3に記載の製造方法により得られた、セルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を含有するポリウレタン樹脂製造用活性水素化合物(J21)とポリイソシアネート成分(C)とを反応させてポリウレタン樹脂を得る、セルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を含有するポリウレタン樹脂(U)の製造方法。
- 請求項4に記載の製造方法により得られた、セルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を含有するポリウレタン樹脂(U)を成形加工する、セルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を含有するポリウレタン樹脂成形品の製造方法。
- 樹脂又は樹脂前駆体(B)がエポキシ基含有化合物(B22)である請求項1又は2に記載の製造方法。
- 請求項6に記載の製造方法により得られた、セルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を含有するエポキシ基含有化合物(J22)と硬化剤とを反応させて得られる、セルロースナノファイバー及び/又はセルロース誘導体ナノファイバー(N)を含有するエポキシ樹脂の製造方法。
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