JP2002220111A - オーバーヘッドコンベアにおけるレール清掃装置 - Google Patents
オーバーヘッドコンベアにおけるレール清掃装置Info
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Abstract
に沿って走行するチェーンに連結されたトロリーの上部
に軸支され、ワークを吊下げるハンガーがトロリーの下
部に連結されるオーバーヘッドコンベアにおいて、鉄粉
やオイルかす等を飛散させない簡単な構造で、レールの
ガイド面を効率よく清掃可能とする。 【解決手段】ガイド面26上の磁性粉を吸着することを
可能とした磁気ローラ29が、トロリー13の移動方向
28に沿ってローラ27の前、後少なくとも一方でガイ
ド面26上を転動するようにしてトロリーに支持され
る。
Description
ルに形成されるガイド面上を転動するローラが、前記レ
ールに沿って走行するチェーンに連結されたトロリーの
上部に軸支され、ワークを吊下げるハンガーが前記トロ
リーの下部に連結されるオーバーヘッドコンベアに関
し、特にレールのガイド面上に堆積する鉄粉等の磁性粉
を除去するようにしたレール清掃装置の改良に関する。
のガイド面上には、レールおよびチェーンの接触摩耗等
に起因して発生した鉄粉や、鉄粉にオイルが付着したオ
イルかす等が堆積しており、ガイド面上のローラの円滑
な転動を保証するために、前記鉄粉およびオイルかす等
を除去する必要がある。
にあたり、従来では、ガイド面上にエアーを吹き付け得
るエアーブロー装置をチェーンに連結し、チェーンの走
行に応じてエアーブロー装置からのエアーブローでガイ
ド面上の鉄粉およびオイルかす等を除去するようにして
いる。
ようなエアーブローによる清掃では、チェーンの走行に
応じて移動するエアーブロー装置にエアー源からエアー
を供給するための構造が複雑であり、ガイド面をその全
長にわたって清掃することが困難であり、しかも飛散し
た鉄粉やオイルかす等が、オーバーヘッドコンベアの周
辺設備に付着したり、オーバーヘッドコンベアで搬送す
るワークに落下、付着して二次的不良を発生させる要因
ともなる。
のであり、鉄粉やオイルかす等を飛散させない簡単な構
造で、レールのガイド面を効率よく清掃し得るようにし
たオーバーヘッドコンベアにおけるレール清掃装置を提
供することを目的とする。
に、請求項1記載の発明は、上方に臨んでレールに形成
されるガイド面上を転動するローラが、前記レールに沿
って走行するチェーンに連結されたトロリーの上部に軸
支され、ワークを吊下げるハンガーが前記トロリーの下
部に連結されるオーバーヘッドコンベアにおいて、前記
ガイド面上の磁性粉を吸着することを可能とした磁気ロ
ーラが、前記トロリーの移動方向に沿って前記ローラの
前、後少なくとも一方で前記ガイド面上を転動するよう
にして前記トロリーに支持されることを特徴とする。
に軸支されたローラが、チェーンの走行に応じてレール
のガイド面上を転動すると、そのローラの前、後少なく
とも一方で前記ガイド面上を磁気ローラが転動すること
になり、ガイド面上に堆積していた鉄粉やオイルかす等
が磁気ローラに吸着、除去される。この結果、ガイド面
上の鉄粉やオイルかす等が、ガイド面上から飛散するこ
となく効率よく除去されることになり、鉄粉やオイルか
す等がオーバーヘッドコンベアの周辺設備に付着した
り、オーバーヘッドコンベアで搬送するワークに落下、
付着して二次的不良を発生させたりすることがなく、し
かも磁気ローラをトロリーに支持するだけの簡単な構造
であり、ガイド面をその全長にわたって容易に清掃する
ことができる。
記載の発明の構成に加えて、前記磁気ローラは、N極お
よびS極を両端に有する複数の円盤状の永久磁石が、そ
れらの永久磁石相互間に非磁性材から成るスペーサを配
置して同軸に連結されて成り、前記トロリーの移動方向
に沿って間隔をあけた位置に配置される一対の前記磁気
ローラが、一方の磁気ローラのスペーサを他方の磁気ロ
ーラの永久磁石に対応させるように相互にオフセットし
て前記トロリーにそれぞれ支持されることを特徴とし、
かかる構成によれば、一方の磁気ローラで除去し得なか
った鉄粉やオイルかす等を、他方の磁気ローラで吸着、
除去するようにして、ガイド面上の鉄粉やオイルかす等
を確実に除去することができる。
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
のであり、図1はオーバーヘッドコンベアの側面図、図
2は図1の2矢視拡大図、図3は図2の3矢視拡大図、
図4は磁気ローラの正面図である。
ーヘッドコンベアは、たとえば自動二輪車用の燃料タン
クであるワークW,Wを、たとえば塗装ラインで搬送す
るためのものであり、床面の上方に固定配置された支持
枠11の上部に設けられたレール12に沿って移動し得
る複数のトロリー13…と、たとえば一対ずつのワーク
W,Wをそれぞれ吊下げ支持するようにして各トロリー
13…の下部に連結されるハンガー14…と、前記レー
ル12に沿って走行するようにして複数の前記トロリー
13…に連結されるチェーン15とを備える。
トロリー13の下部に水平軸線まわりの回動を可能とし
て連結される上部ハンガー16と、上部ハンガー16の
下部に鉛直軸線まわりの回動を可能として上部が連結さ
れる中間ハンガー17と、中間ハンガー17の下部に前
記上部ハンガー16の回動軸線と平行な水平軸線まわり
の回動を可能として上部が連結される下部ハンガー18
とから成る。
固着されており、一対のワークW,Wを上下に間隔をあ
けた位置で着脱可能に保持するワーク保持具20の上端
が、前記フック19に係脱可能に係合される。
定されており、トロリー13の移動時に所定位置に配置
されたギヤ(図示せず)が前記ギヤ21に噛合すること
で、中間ハンガー17および下部ハンガー18が鉛直軸
線まわりに回動し、それによりワークW,Wの軸線まわ
りの姿勢が変化することになる。また中間ハンガー17
の中間部には、中間ハンガー17および下部ハンガー1
8の鉛直軸線まわりの位置を所定位置で一定に定めるた
めのガイドローラ22,22が軸支され、さらに中間ハ
ンガー17の下部には、中間ハンガー17および下部ハ
ンガー18の鉛直軸線まわりの位置を定めるための規制
板23が前記両ガイドローラ22,22の配列方向と平
行な方向に長く延びるようにして固着される。さらに下
部ハンガー18の上部にはワークW,Wの上方を覆う傘
状のカバー24が固着される。
2は、上方に臨むガイド面26,26を該レール12の
両側に有するようにして、たとえばI形鋼により形成さ
れるものであり、両ガイド面26,26は相互に近接す
るにつれて上方位置となるように傾斜して形成される。
下部を両側から抱くように彎曲したアーム状に形成され
ており、前記両ガイド面26,26上をそれぞれ転動す
るローラ27,27がトロリー13の上部に軸支され
る。
トロリー13…のうち少なくとも1つのトロリー13に
は、該トロリー13の移動方向28に沿ってローラ2
7,27の前、後少なくとも一方、この第1実施例では
ローラ27,27の後方側でガイド面26,26上を転
動する左右一対の磁気ローラ29,29が、着脱を可能
として支持される。
よびS極を両端に有する複数たとえば4個の円盤状の永
久磁石32,32…が、それらの永久磁石32,32…
相互間に非磁性材から成るスペーサ33,33…を配置
して同軸に連結されて成るものであり、ガイド面26,
26上を転動することで、該ガイド面26,26上の磁
性粉を吸着、除去することが可能である。
る軸31には支持アーム30の基端部が揺動可能にかつ
着脱可能に連結されており、この支持アーム30の先端
部に、前記軸31と平行な軸34を介して前記磁気ロー
ラ29が軸支される。このように磁気ローラ29が揺動
可能な支持アーム30の先端部に軸支されることで、磁
気ローラ29は、ガイド面26の多少の凹凸を吸収して
該ガイド面26に転り接触することができる。
ると、チェーン15の走行によりレール12のガイド面
26,26上を転動するローラ27,27が軸支された
トロリー13には、該トロリー13の移動方向28に沿
って前記ローラ27,27の前、後少なくとも一方、こ
の第1実施例ではローラ27,27の後方側でガイド面
26,26上を転動する左右一対の磁気ローラ29,2
9が、着脱可能に支持される。
の接触摩耗等に起因して発生した鉄粉や、鉄粉にオイル
が付着したオイルかす等の磁性粉がガイド面26,26
上に堆積するのに応じてガイド面26,26の清掃を実
行するにあたっては、少なくとも1つのトロリー13に
左右一対の磁気ローラ29,29を装着し、そのトロリ
ー13を移動方向28に移動させればよい。
れてレール12のガイド面26,26上を転動するロー
ラ27,27の後方側で、ガイド面26,26上を磁気
ローラ29,29が転動することになり、ガイド面2
6,26上に堆積した鉄粉やオイルかす等の磁性粉が磁
気ローラ29,29に吸着、除去される。
長にわたるガイド面26,26上を転動した後には、磁
気ローラ29,29をトロリー13から取り外し、磁気
ローラ29,29に吸着された磁性粉を、所定位置での
エアーブローや、磁力の解除により磁気ローラ29,2
9から除去すればよい。このようにしてガイド面26,
26上の鉄粉やオイルかす等を、ガイド面26,26上
から飛散させることなく効率よく除去することができ、
鉄粉やオイルかす等がオーバーヘッドコンベアの周辺設
備に付着したり、オーバーヘッドコンベアで搬送するワ
ークWに落下、付着して二次的不良を発生させたりする
ことがない。しかも磁気ローラ29,29をトロリー1
3に着脱可能に支持するだけの簡単な構造であり、ガイ
ド面26,26をその全長にわたって容易に清掃するこ
とができる。
すものであり、上記第1実施例に対応する部分には同一
の参照符号を付す。
トロリー13…のうち少なくとも1つのトロリー13に
は、該トロリー13の移動方向28に沿って間隔をあけ
た位置でレール12のガイド面26…にそれぞれ転り接
触する左、右一対ずつ2組の磁気ローラ29F…,29
R…が着脱可能に支持されるものであり、この第2実施
例では磁気ローラ29F…がローラ27よりも前方でガ
イド面26上を転動し、磁気ローラ29R…がローラ2
7よりも後方でガイド面26上を転動する。
の第1実施例の磁気ローラ29と同様に、N極およびS
極を両端に有する複数たとえば4個の円盤状の永久磁石
32,32…が、それらの永久磁石32,32…相互間
に非磁性材から成るスペーサ33,33…を配置して同
軸に連結されて成るものであり、図6で示すように、一
方の磁気ローラ29Fのスペーサ33…を他方の磁気ロ
ーラ29Rの永久磁石32…に対応させるように相互に
軸方向にオフセット量δだけオフセットして、トロリー
13にそれぞれ支持される。
ラ29Fで除去し得なかった鉄粉やオイルかす等を、他
方の磁気ローラ29Rで吸着、除去するようにして、ガ
イド面26上の鉄粉やオイルかす等を確実に除去するこ
とができる。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
ば、ガイド面上の鉄粉やオイルかす等をガイド面上から
飛散させることなく効率よく除去することができ、鉄粉
やオイルかす等がオーバーヘッドコンベアの周辺設備に
付着したり、オーバーヘッドコンベアで搬送するワーク
に落下、付着して二次的不良を発生させたりすることを
防止することができ、しかも磁気ローラをトロリーに支
持するだけの簡単な構造であり、ガイド面をその全長に
わたって容易に清掃することができる。
磁気ローラで除去し得なかった鉄粉やオイルかす等を、
他方の磁気ローラで吸着、除去するようにして、ガイド
面上の鉄粉やオイルかす等を確実に除去することができ
る。
である。
ための図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 上方に臨んでレール(12)に形成され
るガイド面(26)上を転動するローラ(27)が、前
記レール(12)に沿って走行するチェーン(15)に
連結されたトロリー(13)の上部に軸支され、ワーク
(W)を吊下げるハンガー(14)が前記トロリー(1
3)の下部に連結されるオーバーヘッドコンベアにおい
て、前記ガイド面(26)上の磁性粉を吸着することを
可能とした磁気ローラ(29,29F,29R)が、前
記トロリー(13)の移動方向(28)に沿って前記ロ
ーラ(27)の前、後少なくとも一方で前記ガイド面
(26)上を転動するようにして前記トロリー(13)
に支持されることを特徴とするオーバーヘッドコンベア
におけるレール清掃装置。 - 【請求項2】 前記磁気ローラ(29F,29R)は、
N極およびS極を両端に有する複数の円盤状の永久磁石
(32)が、それらの永久磁石(32)相互間に非磁性
材から成るスペーサ(33)を配置して同軸に連結され
て成り、前記トロリー(13)の移動方向(28)に沿
って間隔をあけた位置に配置される一対の前記磁気ロー
ラ(29F,29R)が、一方の磁気ローラ(29F)
のスペーサ(33)を他方の磁気ローラ(29R)の永
久磁石(32)に対応させるように相互にオフセットし
て前記トロリー(13)にそれぞれ支持されることを特
徴とする請求項1記載のオーバーヘッドコンベアにおけ
るレール清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001016836A JP4680396B2 (ja) | 2001-01-25 | 2001-01-25 | オーバーヘッドコンベアにおけるレール清掃装置 |
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2001
- 2001-01-25 JP JP2001016836A patent/JP4680396B2/ja not_active Expired - Fee Related
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