JP2002220062A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JP2002220062A
JP2002220062A JP2001015627A JP2001015627A JP2002220062A JP 2002220062 A JP2002220062 A JP 2002220062A JP 2001015627 A JP2001015627 A JP 2001015627A JP 2001015627 A JP2001015627 A JP 2001015627A JP 2002220062 A JP2002220062 A JP 2002220062A
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JP
Japan
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motor
current
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bridge circuit
value
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JP2001015627A
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English (en)
Inventor
Masahiko Sakamaki
正彦 酒巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操舵補助力発生用の直流モータの制御性能を向
上し、良好な操舵フィーリングを得ることができる電動
パワーステアリング装置を提供する。 【解決手段】複数のスイッチング素子30a、30b、30
c、30dから構成されるブリッジ回路30が、操舵補助力
を発生する直流モータ10を正逆回転駆動できるように、
そのモータ10と電源31とに接続される。その絶対値が第
1の電流検出手段32により検出され、その方向が第2の
電流検出手段33により検出されたモータ10の電流値と、
基準値検出手段21、22により検出された操舵補助力を決
定するための基準値に応じた目標電流値との偏差をなく
すように、前記スイッチング素子30a、30b、30c、30
dが駆動される。その第1の電流検出手段32は、そのブ
リッジ回路30と直列に接続され、その第2の電流検出手
段33は、そのモータ10とブリッジ回路30との接続間にお
いて、そのモータ10と直列に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流モータにより
操舵補助力を発生する電動パワーステアリング装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電動パワーステアリング装置において
は、図3に示すように、操舵補助力発生用直流モータ1
01と電源102とを、第1〜第4のスイッチング素子
103a、103b、103c、103dから構成され
るブリッジ回路103を介して接続し、第1、第3のス
イッチング素子103a、103cを閉じ、第2、第4
のスイッチング素子103b、103dを開くことでモ
ータ101を一方向に回転駆動し、そのスイッチング素
子の開閉状態を逆にするとでモータ101を他方向に回
転駆動できる。また、そのモータ101の電流値を検出
する電流検出センサと、トルクや車速等の基準値を検出
する基準値検出手段とを設け、その検出されたモータの
電流値と、検出された基準値に応じた目標電流値との偏
差をなくすように上記スイッチング素子103a、10
3b、103c、103dを駆動することで、操舵トル
クや車速等に応じた操舵補助力を発生している。
【0003】従来、その電流検出センサは単一とされ、
図3における位置P1あるいはP2のようなブリッジ回
路103と直列に接続される位置、若しくは、位置P3
のようなモータ101とブリッジ回路103との接続間
においてモータ101と直列に接続される位置に設けら
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】その電流検出センサを
ブリッジ回路103と直列に接続した場合、モータ10
1の電流値の絶対値は検出することができるが、電流の
方向は検出することができない。そこで、スイッチング
素子103a、103b、103c、103dの制御論
理上はモータ101の回転方向が操舵方向に対応するこ
とから、トルクセンサにより検出した操舵トルクの方向
等から操舵方向を判断し、その操舵方向に対応する方向
の電流が流れていると見做している。しかし、モータ1
01が慣性により回転することで発生する逆起電力によ
り、操舵方向に対応する方向とは逆方向の電流が流れて
いることがある。また、スイッチング素子103a、1
03b、103c、103dを開閉駆動することでモー
タ101をパルス幅変調駆動する時に、例えば第1のス
イッチング素子103aを閉じ、第2、第4のスイッチ
ング素子103b、103dを開いた状態で、第3のス
イッチング素子103cを開閉駆動することがある。こ
のような場合、第1のスイッチング素子103aとモー
タ101との間に、操舵方向に対応する方向とは逆方向
の循環電流が流れることがある。
【0005】一方、その電流検出センサをモータ101
とブリッジ回路103との接続間においてモータ101
と直列に接続した場合、モータ101の電流値の絶対値
と方向を検出することはできる。しかし、モータ101
とブリッジ回路103との接続間においては、ブリッジ
回路103と直列に接続する位置に比べて、スイッチン
グ素子103a、103b、103c、103dを高周
波信号によりオン/オフする際のノイズの影響が大きい
ことから、検出される電流値の絶対値が不正確になる。
【0006】上記のようなモータ電流を検出する上での
問題により、従来の電動パワーステアリング装置におい
ては、良好な操舵フィーリングを得ることが妨げられて
いた。
【0007】本発明は、上記問題を解決することのでき
る電動パワーステアリング装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電動パワーステ
アリング装置は、操舵補助力を発生する直流モータと、
複数のスイッチング素子から構成されると共に、そのモ
ータを各スイッチング素子の開閉により正逆回転駆動で
きるようにそのモータと電源とに接続されるブリッジ回
路と、そのモータの電流の絶対値を検出する第1の電流
検出手段と、そのモータの電流の方向を検出する第2の
電流検出手段と、操舵補助力を決定するための基準値を
検出する基準値検出手段と、その基準値検出手段により
検出された基準値に応じた目標電流値を求める手段と、
その絶対値が第1の電流検出手段により検出され、その
方向が第2の電流検出手段により検出されたモータの電
流値と、その目標電流値との偏差をなくすように、前記
スイッチング素子を駆動する手段とを備え、その第1の
電流検出手段は、そのブリッジ回路と直列に接続され、
その第2の電流検出手段は、そのモータとブリッジ回路
との接続間において、そのモータと直列に接続されてい
ることを特徴とする。本発明の構成によれば、ブリッジ
回路と直列に接続した第1の電流検出手段によりモータ
の電流値の絶対値を検出し、モータとブリッジ回路との
接続間においてモータと直列に接続された第2の電流検
出手段によりモータの電流の方向を検出する。これによ
り、モータの電流値を正確に検出できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1に示す電動パワーステアリン
グ装置1においては、車両のステアリングホイールHに
連結されるステアリングシャフト2は、ステアリングギ
ヤ3を介して車輪4に連結される。そのステアリングギ
ヤ3は、本実施形態ではラックピニオン式とされ、その
ステアリングシャフト2はユニバーサルジョイント5を
介してピニオン6に接続され、そのピニオン6に噛み合
うラック7にリンク機構を介して車輪4が連結される。
これにより、ステアリングホイールHの回転がステアリ
ングシャフト2およびピニオン6を介してラック7に伝
達され、そのラック7の移動により車輪4のトー角が変
化することで操舵がなされる。そのステアリングギヤ3
は、ドライバーの操舵により作動する部材の動きを舵角
が変化するように車輪に伝達できるものであればよく、
例えばボールスクリュー式としてもよい。
【0010】操舵補助力を発生するブラシ付き直流モー
タ10の出力が、出力伝達機構を介して車輪4に伝達さ
れる。その出力伝達機構は、本実施形態では、そのステ
アリングシャフト2に設けられる従動ギヤ11と、この
従動ギヤ11に噛み合う駆動ギヤ12とを有し、その駆
動ギヤ12がモータ10により駆動されることで操舵補
助力が発生する。その出力伝達機構はモータ10の出力
を舵角が変化するように車輪4に伝達できればよく、例
えば、ラックピニオン式ステアリングギヤのラックに一
体化されるスクリューと、そのスクリューにねじ合わさ
れるナットとを有し、そのナットがモータ10により駆
動されるものでもよい。
【0011】その操舵補助力を決定するための基準値と
して、本実施形態ではステアリングシャフト2により伝
達される操舵トルクを検出するトルクセンサ21と、車
速を検出する車速センサ22が、車載制御装置23に接
続されている。
【0012】図2に示すように、その制御装置23は、
複数のスイッチング素子から構成されるブリッジ回路3
0を有する。そのブリッジ回路30は、そのモータ10
と、そのモータ10の駆動用電源となる車載バッテリー
31とに、そのモータ10を正逆回転駆動できるように
接続されている。本実施形態では、そのブリッジ回路3
0は、第1〜第4FET(電界効果トランジスタ)30
a、30b、30c、30dにより構成される。その第
1、第3FET30a、30cを閉じ、第2、第4のF
ET30b、30dを開くことでモータ10を一方向に
回転駆動し、そのFET30a、30b、30c、30
dの開閉状態を逆にするとでモータ10を他方向に回転
駆動できる。
【0013】そのモータ10の電流値の絶対値を検出す
る第1の電流検出手段として、そのブリッジ回路30と
バッテリー31との間において、そのブリッジ回路30
と直列に第1電流検出センサ32が接続されている。そ
の第1電流検出センサ32として、例えば、モータ10
の電流値の絶対値をシャント抵抗の電圧降下に基づき検
出する一般的な電流計や、ホール素子による磁束密度の
測定に基づき電流値の絶対値を検出するホールセンサ等
を用いることができる。
【0014】そのモータ10の電流の方向を検出する第
2の電流検出手段として、そのモータ10とブリッジ回
路30との接続間において、そのモータ10と直列に第
2電流検出センサ33が接続されている。その第2電流
検出センサ33として、例えば、モータ10の電流値の
絶対値と符号すなわち方向をシャント抵抗の電圧降下に
基づき検出する一般的な電流計や、ホール素子による磁
束密度の測定に基づき電流の方向を検出するホールセン
サ等を用いることができる。
【0015】その制御装置23は、上記トルクセンサ2
1と車速センサ22により検出された操舵トルクと車速
とに応じた目標電流値の演算部23aを有する。すなわ
ち制御装置23は、その操舵トルクと車速と、目標電流
値との間の予め定められた関係を記憶し、その記憶した
関係と検出された操舵トルクと車速とから目標電流値を
演算する。その記憶される関係は、例えば、操舵トルク
が大きく車速が小さい程に操舵補助力が大きくなるよう
に定められる。また、制御装置23は、その絶対値が第
1電流検出センサ32により検出され、その方向が第2
電流検出センサ33により検出されたモータ10の電流
値と、その目標電流値との偏差を演算し、その偏差に対
応するモータ電流指示値を例えばPID制御がなされる
ように出力する演算部23bを有する。さらに制御装置
23は、そのモータ電流指示値に対応する駆動信号をF
ET30a、30b、30c、30dに出力する駆動回
路23cを有する。すなわち、その絶対値が第1電流検
出センサ32により検出され、その方向が第2電流検出
センサ33により検出されたモータ10の電流値と、そ
の目標電流値との偏差をなくすように、FET30a、
30b、30c、30dが駆動される。このFET30
a、30b、30c、30dの駆動によりモータ10が
パルス幅変調駆動される。
【0016】本発明の構成によれば、ブリッジ回路30
と直列に接続した第1電流検出センサ32によりモータ
10の電流値の絶対値を検出し、モータ10とブリッジ
回路30との接続間においてモータ10と直列に接続さ
れた第2電流検出センサ33によりモータ10の電流の
方向を検出しているので、モータ10の電流値を正確に
検出できる。
【0017】本発明は上記実施形態に限定されない。例
えば、第1電流検出センサ32をブリッジ回路30とア
ース点との間において、そのブリッジ回路30と直列に
接続してもよい。そのブリッジ回路30を構成するスイ
ッチング素子はFET30a、30b、30c、30d
に限定されず、スイッチング動作をすることができるも
のであればよい。また、基準値は操舵補助力を決定する
ための基準となれば良く、例えば舵角を用いてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、操舵補助力発生用の直
流モータの制御性能を向上し、良好な操舵フィーリング
を得ることができる電動パワーステアリング装置を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電動パワーステアリング装
置の構成説明図
【図2】本発明の実施形態の電動パワーステアリング装
置における操舵補助力発生用モータの制御構成の説明図
【図3】従来技術の説明用ブリッジ回路図
【符号の説明】
10 直流モータ 21 トルクセンサ 22 車速センサ 23 制御装置 30 ブリッジ回路 30a、30b、30c、30d FET 31 バッテリー 32 第1電流検出センサ 33 第2電流検出センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 119:00 B62D 119:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵補助力を発生する直流モータと、複
    数のスイッチング素子から構成されると共に、そのモー
    タを各スイッチング素子の開閉により正逆回転駆動でき
    るようにそのモータと電源とに接続されるブリッジ回路
    と、そのモータの電流の絶対値を検出する第1の電流検
    出手段と、そのモータの電流の方向を検出する第2の電
    流検出手段と、操舵補助力を決定するための基準値を検
    出する基準値検出手段と、その基準値検出手段により検
    出された基準値に応じた目標電流値を求める手段と、そ
    の絶対値が第1の電流検出手段により検出され、その方
    向が第2の電流検出手段により検出されたモータの電流
    値と、その目標電流値との偏差をなくすように、前記ス
    イッチング素子を駆動する手段とを備え、その第1の電
    流検出手段は、そのブリッジ回路と直列に接続され、そ
    の第2の電流検出手段は、そのモータとブリッジ回路と
    の接続間において、そのモータと直列に接続されている
    ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
JP2001015627A 2001-01-24 2001-01-24 電動パワーステアリング装置 Pending JP2002220062A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021210836A1 (ko) * 2020-04-14 2021-10-21 주식회사 만도 전류 센서, 조향 제어 장치 및 전류 검출 방법

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021210836A1 (ko) * 2020-04-14 2021-10-21 주식회사 만도 전류 센서, 조향 제어 장치 및 전류 검출 방법

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