JP2002219369A - 連座式精米装置 - Google Patents

連座式精米装置

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JP2002219369A JP2001018819A JP2001018819A JP2002219369A JP 2002219369 A JP2002219369 A JP 2002219369A JP 2001018819 A JP2001018819 A JP 2001018819A JP 2001018819 A JP2001018819 A JP 2001018819A JP 2002219369 A JP2002219369 A JP 2002219369A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現場における精米作業効率の向上を図ること
ができ、しかもコスト削減を図ることができる連座式精
米装置を得る。 【解決手段】 連座式精米装置10は各々精米機である
一号機12〜三号機16までの三台連座式とされてお
り、各精米機は操作盤42を備えている。この操作盤4
2に配設された停止スイッチ、シャッタ閉スイッチ、流
量調整ノブを使って所定の操作をすることにより、現場
のオペレータでも簡単に、残量検知センサ38によって
残量無しの状態が検知されてから精米処理部34を停止
させるまでのタイマの設定、並びに、次工程の精米機の
満量検知センサ32によって満量状態が検知されて前工
程の精米機のシャッタ30を閉状態とした後、満量状態
が解除されてからシャッタ30を再び開状態とするまで
のタイマの設定を変更することができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の精米機を順
次連続的に作動させることにより段階的に精米処理を行
う連座式精米装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一台の精米機で一度に精米しようとする
と時間がかかるため、大量生産に適さない。また、最初
に研削式精米機を使って粗削りしておき、続いて摩擦式
精米機を使って精米すると、圧力をあまりかけずに済む
ため、精米の仕上がりが良好になると共に、流量を多く
して能率を高めることができる。こうした背景から、従
来から、複数の精米機を連座式で使用することが行われ
ている。
【0003】このような連座式精米装置の精米処理は、
予めプログラミングしたシーケンサ・プログラムに従っ
て一連の処理として実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工場出荷時
にはシーケンサ・プログラム中のタイマも所定時間に設
定されているが、実際に現場において連座式精米装置と
して使用する際には、品種や玄米の水分値等によって幾
つかのタイマの設定を変更したい場合もある。このよう
な場合、従来では、専用ソフトをインストールしたパソ
コンをそれについての専門知識のある者が操作してタイ
マの設定を変更するか、或いは、ローダと呼ばれている
専用の機械を使ってそれについての専門知識のある者が
操作してタイマの設定を変更するしかなかった。このた
め、現場においてタイマの設定変更をする作業は煩わし
く、作業効率を低下させる一因でもあった。
【0005】また、特に連座式精米装置において従来の
やり方を採ると、タイマとリレーを使った電気回路を組
まなければならず、部品点数の増加、組付工数の増加を
招き、最終的にはコストアップに繋がっていた。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、現場における
精米作業効率の向上を図ることができ、しかもコスト削
減を図ることができる連座式精米装置を得ることが目的
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る連座式精米装置は、複数の精米機を順次連続的に作
動させることにより段階的に精米処理を行う連座式精米
装置において、前記複数の精米機には精米機ごとに操作
盤が設けられており、さらに、各操作盤には所定の動作
を所定のタイミングで開始又は停止させるべく時間を計
測するタイマの設定を変更するための設定変更操作手段
が設けられている、ことを特徴としている。
【0008】請求項2記載の本発明に係る連座式精米装
置は、請求項1記載の発明において、前記精米機は、精
米処理対象となる原料が投入されると共に排出出口側に
出口開閉手段が設けられた原料投入部と、当該原料投入
部から排出された原料が張込まれる張込み部と、当該張
込み部から張込まれた原料を精米処理する精米処理部
と、を含んで構成されており、前記設定変更操作手段
は、前記張込み部に設けられ精米処理すべき原料が残っ
ているか否かを検知する残量検知手段によって残量無し
の状態が検知されてから、前記精米処理部の作動を停止
させるまでの時間を計測するタイマの設定変更用とされ
ている、ことを特徴としている。
【0009】請求項3記載の本発明に係る連座式精米装
置は、請求項2記載の発明において、前記設定変更操作
手段は、次工程の精米機が備える前記原料投入部に設け
られ原料の投入量が満量であるか否かを検知する満量検
知手段によって満量状態が検知されて、前工程の精米機
が備える前記出口開閉手段が閉状態とされた後、当該満
量検知手段による満量検知状態が解除されてから当該出
口開閉手段を再び開状態とするまでの時間を計測するタ
イマの設定変更用とされている、ことを特徴としてい
る。
【0010】請求項1記載の本発明によれば、連座式精
米装置を構成する複数の精米機には精米機ごとに操作盤
が設けられており、更に各操作盤には設定変更操作手段
が設けられているため、現場のオペレータが外部から設
定変更操作手段を操作することにより、精米機ごとに、
タイマの設定を容易に変更することができる。つまり、
タイマの設定変更のために専用の機械を使う必要がなく
なり、又専門知識がある者のプログラミング操作に頼る
必要もなくなる。
【0011】さらに、本発明によれば、従来では必要と
されたタイマとリレーを使った電気回路を廃止すること
ができるので、部品点数の削減、組付工数の削減を図る
ことができる。
【0012】請求項2記載の本発明によれば、以下の如
くして、各精米機での精米処理がなされる。まず、精米
処理対象となる原料が原料投入部へ投入される。原料投
入部の排出出口側には出口開閉手段が設けられているた
め、出口開閉手段が閉状態とされているときには原料が
貯められ、開状態とされているときには原料が排出され
る。出口開閉手段が開状態とされ、原料投入部から原料
が排出されると、当該原料は張込み部へ張込まれて、精
米処理部にて精米処理される。
【0013】ここで、本発明では、張込み部に残量検知
手段が設けられており、この残量検知手段によって張込
み部内に精米処理すべき原料が残っているか否かが検知
される。残量無しの状態が検知されてから、タイマによ
って所定の時間が計測されると、精米処理部の作動が停
止される。本発明では、この時間、即ち残量検知手段に
よって残量無しの状態が検知されてから精米処理部の作
動を停止させるまでの時間の設定を、設定変更操作手段
を用いて操作することにより変更することができる。よ
って、本発明によれば、品種や玄米の水分値等に応じた
最適な時間設定をすることができる。
【0014】請求項3記載の本発明によれば、次工程の
精米機が備える原料投入部に設けられた満量検知手段に
よって満量状態が検知されると、前工程の精米機が備え
る原料投入部の出口開閉手段が閉状態とされる。その
後、次工程の精米機による精米処理が進むにつれて原料
投入部に投入された原料が減るため、満量検知手段によ
る満量検知状態が解除される。満量検知状態が解除され
ると、前工程の精米機の出口開閉手段が再び開状態とさ
れて、精米処理部での精米処理が行われる。これによ
り、次工程の精米機の原料投入部への(前工程の精米機
による精米処理を経た)原料の補充が可能となる。
【0015】ここで、満量検知手段による満量検知状態
が解除されてから出口開閉手段を再び開状態とするまで
の時間は、品種や玄米の水分値等によって微妙に異な
る。本発明では、この時間を計測しているタイマの設定
を設定変更操作手段を用いて現場のオペレータが操作す
ることにより、迅速かつ容易に変更することができる。
従って、前述した請求項2記載の本発明の作用に請求項
3記載の本発明の作用が加わることになり、本発明では
二種類のタイマの設定の最適化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を用いて、本発
明の一実施形態に係る連座式精米装置10について説明
する。
【0017】図1には、本実施形態に係る連座式精米装
置10の全体構成図が示されている。この図に示される
ように、連座式精米装置10は、各々竪形精米機である
一号機12と二号機14と三号機16の三台連座式とし
て構成されている。
【0018】一号機12は、大別して、精米処理を行う
精米機本体18と、この精米機本体18に隣接して配置
されて精米対象となる原料(未精米粒である玄米G)を
精米機本体18に供給する昇降機20とによって構成さ
れている。
【0019】昇降機20の下端部には原料が供給される
原料供給口22が設けられており、又上端部には当該原
料を排出することにより精米機本体18に原料を投入す
る原料投入口24が設けられている。
【0020】精米機本体18の上部には、上端部が開放
された「原料投入部」としてのタンク26が設けられて
いる。タンク26の下部は漏斗状にすぼめられ、更に下
端部には排出出口28が設けられている。排出出口28
には、当該出口を開閉する「出口開閉手段」としてのシ
ャッタ30が配設されている。さらに、タンク26の内
側面の上端近傍には、タンク26内へ投入された原料が
満量になったか否かを検知する「満量検知手段」として
の満量検知センサ32が配設されている。
【0021】精米機本体18の下部には、精米処理を行
う精米処理部34が設けられている。精米処理部34の
上端部には「張込み部」としての漏斗状のホッパ36が
配設されている。ホッパ36の上端部は開放されて、タ
ンク26の下端部にある排出出口28の直下に位置され
ている。このホッパ36の内側面の所定位置には、ホッ
パ36内に処理すべき原料が残っているか否かを検知す
る「残量検知手段」としての残量検知センサ38が配設
されている。また、精米処理部34の下部側面には、次
工程となる二号機14の昇降機20の原料供給口22
に、一号機12を使った最初の精米処理が終了した玄米
Gを供給するための排出口40が設けられている。さら
に、精米処理部34の所定位置には、後述する操作盤
(運転装置)42が配設されている。なお、操作盤42
の配設位置は任意であり、精米処理部34の上端面に載
置して固定するかたちを採ってもよいし、精米処理部3
4の側面等に取付けたり、組込んだりするかたちを採っ
てもよい。
【0022】以上が一号機12の概要である。二号機1
4、三号機16についても同様の構成であるため、二号
機14及び三号機16の概要の説明は省略する。但し、
以下の説明においては、一号機12、二号機14、三号
機16を区別する意味で、一号機12のタンク26をT
1、満量検知センサ32をt1、シャッタ30をS1、
ホッパ36の残量検知センサ38をm1、精米処理部3
4をM1と記載することもある。二号機14、三号機1
6についても、同様の符号の振り方で区別することにす
る。
【0023】次に、操作盤42の構成について説明す
る。
【0024】図2に示されるように、操作盤42の上段
の右側には精米機に通電しているときに点灯する電源ラ
ンプ44が配設されている。また、操作盤42の上段の
左側には、精米機を起動するときに押す運転スイッチ4
6及び精米機を停止するときに押す停止スイッチ48が
並設されている。なお、運転スイッチ46を押すと、図
示しない搗精モータが起動がして、搗精モータが起動中
のときは運転スイッチ46のランプが点滅し、起動が完
了すると運転スイッチ46のランプが点灯に変わるよう
になっている。また、停止スイッチ48を押すと、図示
しない搗精モータが停止がして、運転スイッチ46のラ
ンプが消灯するようになっている。
【0025】操作盤42の中段の右側には、精米開始前
に流量(即ち、シャッタ30の開度)を設定するとき、
並びに精米を開始した後に流量を調整するときに使用さ
れる流量調整ノブ50が配設されている。また、操作盤
42の中段の左下には、シャッタ30の開度を表示(全
閉を0とし、全開を99程度として表示)する流量デジ
タル表示窓52が配設されており、流量調整ノブ50を
ひねると、流量デジタル表示窓52の表示値が変わるよ
うになっている。さらに、操作盤42の中段の左上に
は、シャッタ30を開くときに使うシャッタ開スイッチ
56並びにシャッタ30を閉じるときに使うシャッタ閉
スイッチ54が並設されている。シャッタ開スイッチ5
6を押すと、流量デジタル表示窓52に表示された流量
設定値までシャッタ30が開放されるようになってお
り、又シャッタ30の開放動作中はランプが点滅し、開
放動作が完了すると点灯に変わるようになっている。ラ
ンプの点滅及び点灯については、シャッタ閉スイッチ5
4についても同様である。
【0026】操作盤42の下段の左上には、搗精モータ
に流れる電流値を表示する電流計58が配設されてい
る。また、操作盤42の下段の右下には、抵抗を調整す
るときに使用する抵抗調整ノブ60が配設されている。
さらに、操作盤42の下段の左下には、抵抗デジタル表
示窓62が配設されており、抵抗調整ノブ60をひねる
と、抵抗デジタル表示窓62の表示値が変わるようにな
っている。なお、操作盤42の下段の右上にあるスイッ
チ64は、予備のスイッチである。
【0027】また、操作盤42の最下段には、非常停止
スイッチ66が配設されている。この非常停止スイッチ
66は、何らかの原因で緊急に精米機を停止させるとき
や、停止スイッチ48を押しても搗精モータが停止しな
くなったとき、図示しないシャッタモータや抵抗モータ
が止まらなくなったとき等の非常時に押される。
【0028】以上説明してきた満量検知センサ32、残
量検知センサ38は、図示しないコントローラに接続さ
れており、常時検知信号をコントローラへ出力してい
る。また、制御対象となるシャッタ30や精米処理部3
4内の各種モータ等も図示しないコントローラに接続さ
れており、その作動が制御されている。
【0029】なお、上述した構成において、停止スイッ
チ48、シャッタ閉スイッチ54、流量調整ノブ50、
運転スイッチ46(のランプ)、流量デジタル表示窓5
2、シャッタ開スイッチ56(のランプ)が、本発明に
おける「設定変更操作手段」に相当する。
【0030】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。
【0031】最初に、一号機12を例にして、精米機単
体の精米処理の概要について説明する。まず、精米処理
対象となる原料(玄米G)が昇降機20の原料供給口2
2へ供給される。供給された原料は昇降機20内に配設
されているコンベヤによって上昇されて、原料投入口2
4から排出される。排出された原料は、シャッタ30が
閉状態とされたタンク26内へそのまま投入される。原
料の投入が進むと、満量検知センサ32によってタンク
26内の原料の満量状態が検知される。原料の満量状態
が検知されると、シャッタ30が開状態とされ、タンク
26内に貯留された原料がホッパ36内へ張込まれる。
ホッパ36内へ張込まれた原料は、精米処理部34へ送
られて所定の精米処理がなされる。精米処理後の原料は
精米処理部34の下部側面に設けられた排出口40から
排出されて、次工程である二号機14の昇降機20の原
料供給口22内へ供給される。以下、二号機14、三号
機16の順に精米処理が段階的に進められ、最終的には
三号機16の精米処理部34の排出口40から精米処理
された白米Hが排出される。
【0032】ここで、連座式精米装置10を現場で実際
に使用する場合、品種や玄米の水分値等に起因して、工
場出荷時におけるタイマの設定を変更したい場合があ
る。このような場合、本実施形態では、以下の如くし
て、タイマの設定を変更することができる。
【0033】まず、ホッパ36に設けられた残量検知セ
ンサ38によって残量無しの状態が検知(一号機12を
例にすると、m1がオフ)されてから精米処理部34の
作動を停止(M1をオフ)させるまでの時間を計測する
タイマの設定を変更する場合、図3に示されるように、
まず操作盤42の停止スイッチ48とシャッタ閉スイッ
チ54を同時に所定時間(一例として、本実施形態では
3秒以上)押す。そうすると、運転スイッチ46のラン
プが点滅し、流量デジタル表示窓52に現在のタイマ値
(秒)が表示される(工場出荷時の設定は一例として5
秒)。次に、流量調整ノブ50をひねり、タイマ値を所
望の値に変更する。タイマ値の値を工場出荷時の設定よ
りも小さくすれば、精米処理部34の作動はそれだけ早
く停止され、逆にタイマ値の値を工場出荷時の設定より
も大きくすれば、精米処理部34の作動はそれだけ遅く
停止される。なお、上記のタイマの設定変更操作は、連
座式精米装置10を構成する一号機12、二号機14、
三号機16の各々について独立に行うことができる。
【0034】次に、次工程の精米機(一例として二号機
14)が備えるタンク26(T2)に配設された満量検
知センサ32によって原料の満量状態が検知(t2がオ
ン)されて、一号機12のタンク26(T1)のシャッ
タ30(S1)が閉状態とされた後、満量検知センサ3
2によって原料の満量状態が解除されたことが検知(t
2オフ)されてから一号機12のシャッタ30(S1)
を再び開状態とするまでの時間を計測するタイマの設定
を変更する場合、図4に示されるように、まず操作盤4
2の停止スイッチ48とシャッタ閉スイッチ54を同時
に所定時間(一例として、本実施形態では5秒以上)押
す。そうすると、シャッタ開スイッチ56のランプが点
滅して、流量デジタル表示窓52に現在のタイマ値
(秒)が表示される(工場出荷時の設定は一例として1
0秒)。次に、流量調整ノブ50をひねり、タイマ値を
所望の値に変更する。タイマ値の値を工場出荷時の設定
よりも小さくすれば、二号機14のタンク26(T2)
内の原料が満量でなくなってから一号機12のシャッタ
30(S1)の開放動作はそれだけ早く行われ、逆にタ
イマ値の値を工場出荷時の設定よりも大きくすれば、シ
ャッタ30(S1)の開放動作はそれだけ遅く行われ
る。なお、上記のタイマの設定変更操作は、連座式精米
装置10を構成する一号機12、二号機14、三号機1
6の各々について独立に行うことができる。また、上記
のタイマの設定変更操作は、連座式精米装置10に固有
の操作である。
【0035】なお、変更した設定を確定し精米処理体勢
に戻す場合には、図5に示されるように、停止スイッチ
48とシャッタ閉スイッチ54を同時に所定時間(本実
施形態では、一例として7秒以上)押せばよい。
【0036】このように本実施形態に係る連座式精米装
置10では、当該連座式精米装置10を構成する一号機
12から三号機16の各々に操作盤42を設け、この操
作盤42の停止スイッチ48、シャッタ閉スイッチ5
4、流量調整ノブ50を使って現場のオペレータが外部
から所定の操作をすることにより、精米機ごとに、タイ
マの設定を容易に変更することができる。つまり、タイ
マの設定変更のために専用の機械を使う必要がなくな
り、又専門知識がある者のプログラミング操作に頼る必
要もなくなる。その結果、現場における精米作業効率の
向上を図ることができる。
【0037】また、本実施形態に係る連座式精米装置1
0では、連座式の従来方式の場合には必要とされたタイ
マとリレーを使った電気回路を廃止することができるの
で、部品点数の削減、組付工数の削減を図ることができ
る。その結果、コスト削減をも図ることができる。
【0038】また特に、本実施形態では、残量検知セン
サ38によって残量無しの状態が検知されてから精米処
理部34の作動を停止させるまでのタイマの設定を操作
盤42を使って変更することができるので、品種や玄米
の水分値等に応じた最適な時間設定をすることができ
る。その結果、品種や玄米の状態ごとに精度の高い精米
処理を迅速に行うことができる。
【0039】加えて、本実施形態では、満量検知センサ
32による満量検知状態が解除されてからシャッタ30
を再び開状態とするまでのタイマの設定を操作盤42を
使って変更することができるので、二種類のタイマの設
定の最適化を図ることができる。その結果、品種や玄米
の水分値等に応じた時間設定の最適化をより一層正確な
ものにすることができる。
【0040】さらに、本実施形態では、停止スイッチ4
8とシャッタ閉スイッチ54とを同時に押すことで上述
したタイマの設定変更が可能となるように構成したの
で、タイマの設定変更用にスイッチを新設する必要がな
い。従って、スイッチ種類の削減を図ることができ、操
作盤42の構造の複雑化を回避することができる。
【0041】なお、上述した本実施形態に係る連座式精
米装置10では、三台連座式として装置を構成したが、
何台の精米機を連座させるかは任意である。また、その
際に、どういう種類の精米機を使用するのか、つまり摩
擦式精米機だけを使って精米処理するのか、それとも先
に研削式精米機で玄米を粗削りしてから一台又は二台以
上の摩擦式精米機を使って仕上げをすることにするの
か、といったことも、品種や玄米の水分値等に応じて任
意に選択すればよい。
【0042】また、上述した本実施形態に係る連座式精
米装置10では、操作盤42の停止スイッチ48、シャ
ッタ閉スイッチ54、流量調整ノブ50を使ってタイマ
の設定を変更するように構成したが、これに限らず、他
のスイッチを利用してタイマの設定を変更する構成を採
ってもよい。
【0043】さらに、上述した本実施形態に係る連座式
精米装置10では、二種類のタイマの設定を変更する例
を示したが、これに限らず、他のタイマの設定を変更す
るために本発明を適用してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明に係る連座式精米装置は、連座式精米装置を構成す
る複数の精米機には精米機ごとに操作盤が設けられてお
り、更に各操作盤には所定の動作を所定のタイミングで
開始又は停止させるべく時間を計測するタイマの設定を
変更するための設定変更操作手段が設けられているた
め、現場のオペレータでも簡単にタイマの設定を変更す
ることが可能となり、その結果、現場における精米作業
効率の向上を図ることができるという優れた効果を有す
る。
【0045】さらに、請求項1記載の本発明に係る連座
式精米装置は、従来では必要とされたタイマとリレーを
使った電気回路を廃止することができるので、コスト削
減をも図ることができるという優れた効果を有する。
【0046】請求項2記載の本発明に係る連座式精米装
置は、請求項1記載の発明において、残量検知手段によ
って残量無しの状態が検知されてから精米処理部の作動
を停止させるまでの時間を計測するタイマの設定を設定
変更操作手段によって変更できるようにしたので、品種
や玄米の水分値等に応じた最適な時間設定を現場のオペ
レータが迅速かつ容易に行うことができるようになり、
その結果、品種や玄米の状態ごとに精度の高い精米処理
を迅速に行うことができるという優れた効果を有する。
【0047】請求項3記載の本発明に係る連座式精米装
置は、請求項2記載の発明において、次工程の精米機が
備える原料投入部に設けられ原料の投入量が満量である
か否かを検知する満量検知手段によって満量状態が検知
されて、前工程の精米機が備える出口開閉手段が閉状態
とされた後、当該満量検知手段による満量検知状態が解
除されてから当該出口開閉手段を再び開状態とするまで
の時間を計測するタイマの設定を設定変更操作手段によ
って変更できるようにしたので、二種類のタイマの設定
の最適化を図ることができ、その結果、品種や玄米の水
分値等に応じた時間設定の最適化をより一層正確なもの
にすることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る連座式精米装置の全体構成図
である。
【図2】図1に示される操作盤の拡大正面図である。
【図3】原料が無くなって自動で精米処理が終了するま
での時間を変更する際の操作手順を示す概略図である。
【図4】二号機のタンクが満量になり、自動でシャッタ
が閉じて、二号機の満量検知状態が解除されてから自動
でシャッタが開くまでの時間を変更する際の操作手順を
示す概略図である。
【図5】変更後のタイマ値の値を確定する際の操作手順
を示す概略図である。
【符号の説明】
10 連座式精米装置 12 一号機(精米機) 14 二号機(精米機) 16 三号機(精米機) 26 タンク(原料投入部) 28 排出出口 30 シャッタ(出口開閉手段) 32 満量検知センサ(満量検知手段) 34 精米処理部 36 ホッパ(張込み部) 38 残量検知センサ(残量検知手段) 42 操作盤 46 運転スイッチ(設定変更操作手段) 48 停止スイッチ(設定変更操作手段) 50 流量調整ノブ(設定変更操作手段) 52 流量デジタル表示窓(設定変更操作手段) 54 シャッタ閉スイッチ(設定変更操作手段) 56 シャッタ開スイッチ(設定変更操作手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の精米機を順次連続的に作動させる
    ことにより段階的に精米処理を行う連座式精米装置にお
    いて、 前記複数の精米機には精米機ごとに操作盤が設けられて
    おり、 さらに、各操作盤には所定の動作を所定のタイミングで
    開始又は停止させるべく時間を計測するタイマの設定を
    変更するための設定変更操作手段が設けられている、 ことを特徴とする連座式精米装置。
  2. 【請求項2】 前記精米機は、精米処理対象となる原料
    が投入されると共に排出出口側に出口開閉手段が設けら
    れた原料投入部と、当該原料投入部から排出された原料
    が張込まれる張込み部と、当該張込み部から張込まれた
    原料を精米処理する精米処理部と、を含んで構成されて
    おり、 前記設定変更操作手段は、前記張込み部に設けられ精米
    処理すべき原料が残っているか否かを検知する残量検知
    手段によって残量無しの状態が検知されてから、前記精
    米処理部の作動を停止させるまでの時間を計測するタイ
    マの設定変更用とされている、 ことを特徴とする請求項1記載の連座式精米装置。
  3. 【請求項3】 前記設定変更操作手段は、次工程の精米
    機が備える前記原料投入部に設けられ原料の投入量が満
    量であるか否かを検知する満量検知手段によって満量状
    態が検知されて、前工程の精米機が備える前記出口開閉
    手段が閉状態とされた後、当該満量検知手段による満量
    検知状態が解除されてから当該出口開閉手段を再び開状
    態とするまでの時間を計測するタイマの設定変更用とさ
    れている、 ことを特徴とする請求項2記載の連座式精米装置。
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