JP2002218413A - 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、それに使用される係数種データ生成装置および生成方法、係数データ生成装置および生成方法、並びに情報提供媒体 - Google Patents

情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、それに使用される係数種データ生成装置および生成方法、係数データ生成装置および生成方法、並びに情報提供媒体

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JP2002218413A JP2001110695A JP2001110695A JP2002218413A JP 2002218413 A JP2002218413 A JP 2002218413A JP 2001110695 A JP2001110695 A JP 2001110695A JP 2001110695 A JP2001110695 A JP 2001110695A JP 2002218413 A JP2002218413 A JP 2002218413A
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伸幸 朝倉
Takuo Morimura
卓夫 守村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画質を複数の軸で自由に調整する。 【解決手段】画像信号処理部110でSD信号をHD信
号に変換する。SD信号より選択的に取り出された、H
D信号の注目画素に対応するタップの画素データよりク
ラスを検出し、当該HD信号の注目画素のクラスを示す
クラスコードCLを得る。メモリバンク135には、各
クラスの係数種データが格納されている。係数生成回路
136では、各クラスの係数種データと、ユーザ操作に
よる複数の画質調整パラメータh,vの値とに基づい
て、パラメータh,vを含む生成式により、各クラスの
係数データを生成し、メモリ134に格納する。演算回
路127で、タップ選択回路121でSD信号より選択
的に取り出された、HD信号の注目画素に対応するタッ
プのデータxiと、メモリ134よりクラスコードCL
で読み出された係数データWiとから、推定式を使用し
て、HD信号の注目画素の画素データを演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば解像度ア
ップ、ノイズ抑圧、復号化、信号形式の変換などの機能
の処理を行う情報信号処理装置および情報信号処理方法
に関する。詳しくは、複数の機能の中から一の機能を選
択するパラメータの値に対応して、第1の情報信号を構
成する情報データの中から第2の情報信号を構成する情
報データを生成することによって、単一の装置により複
数の機能の処理を実現できるようにした情報信号処理装
置等に係るものである。
【0002】この発明は、例えばNTSC方式のビデオ
信号をハイビジョンのビデオ信号に変換する際に適用し
て好適な情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信
号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、それに
使用される係数種データ生成装置および生成方法、係数
データ生成装置および生成方法、並びに情報提供媒体に
関する。詳しくは、第1の情報信号を第2の情報信号に
変換する際に、第2の情報信号を複数種類のパラメータ
の値に対応して生成することによって、第2の情報信号
によって得られる出力の質、例えば画質の調整を複数の
軸で自由に行い得るようにした情報信号処理装置等に係
るものである。
【0003】
【従来の技術】近年、オーディオ・ビジュアル指向の高
まりから、より高解像度の画像を得ることができるよう
なテレビ受信機の開発が望まれ、この要望に応えて、い
わゆるハイビジョンが開発された。ハイビジョンの走査
線数は、NTSC方式の走査線数が525本であるのに
対して、2倍以上の1125本である。また、ハイビジ
ョンの縦横比は、NTSC方式の縦横比が3:4である
のに対して、9:16となっている。このため、ハイビ
ジョンでは、NTSC方式に比べて、高解像度で臨場感
のある画像を表示することができる。
【0004】ハイビジョンはこのように優れた特性を有
するが、NTSC方式のビデオ信号をそのまま供給して
も、ハイビジョン方式による画像表示を行うことはでき
ない。これは、上述のようにNTSC方式とハイビジョ
ンとでは規格が異なるからである。
【0005】そこで、NTSC方式のビデオ信号に応じ
た画像をハイビジョン方式で表示するため、本出願人
は、先に、NTSC方式のビデオ信号をハイビジョンの
ビデオ信号に変換するための変換装置を提案した(特願
平6−205934号参照)。この変換装置では、NT
SC方式のビデオ信号から、ハイビジョンのビデオ信号
に係る注目画素に対応するブロック(領域)の画素デー
タを抽出し、このブロックの画素データのレベル分布パ
ターンに基づいて上記注目画素のクラスを決定し、この
クラスに対応して上記注目画素の画素データを生成する
ようになっている。
【0006】また、本出願人は、上述した変換装置と同
様の構成で、コンポジット信号からコンポーネント信号
に変換する変換装置(特開2000−138950号参
照)、MPEG(Moving Picture Experts Group)画像信
号をデコードする装置(特願2000−135356号
参照)などを提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したNTSC方式
のビデオ信号からハイビジョンのビデオ信号に変換する
変換装置においては、ハイビジョンのビデオ信号による
画像の解像度は固定されており、従来のコントラストや
シャープネス等の調整のように、画像内容等に応じて所
望の解像度とすることができなかった。また、上述した
従来の各装置は、それぞれ単一の機能の処理を行うもの
であり、効率的でなかった。
【0008】この発明は、単一の装置により複数の機能
の処理を実現し得る情報信号処理装置等を提供すること
を目的とする。また、この発明は、例えば画像の画質の
調整を、水平解像度と垂直解像度、ノイズ除去度と水平
/垂直解像度等のような複数の軸で自由に行い得るよう
にした情報信号処理装置等を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る情報信号
処理装置は、入力される第1の情報信号に対して、複数
の機能の中から決定された一の機能の処理を行って第2
の情報信号を生成し、この第2の情報信号を出力する情
報信号処理装置であって、複数の機能の中から一の機能
を決定するパラメータの値を入力するパラメータ入力手
段と、このパラメータ入力手段で入力されたパラメータ
の値に対応して第1の情報信号を構成する情報データか
ら第2の情報信号を構成する情報データを生成する情報
データ生成手段とを備えるものである。
【0010】また、この発明に係る情報信号処理方法
は、入力される第1の情報信号に対して、複数の機能の
中から決定された一の機能の処理を行って第2の情報信
号を生成し、この第2の情報信号を出力する情報信号処
理方法であって、複数の機能の中から一の機能を決定す
るパラメータの値を入力する第1のステップと、この第
1のステップで入力されたパラメータの値に対応して第
1の情報信号を構成する情報データから第2の情報信号
を構成する情報データを生成する第2のステップとを備
えるものである。
【0011】この発明においては、第1の情報信号が入
力され、この第1の情報信号に対して、複数の機能の中
から選択された一の機能の処理が行われて第2の情報信
号が生成され、この第2の情報信号が出力される。この
場合、複数の機能の中から一の機能を決定するパラメー
タの値が入力される。例えば、情報信号が画像信号であ
る場合、複数の機能は、解像度アップ、ノイズ抑圧、復
号化、信号形式の変換などである。
【0012】このように入力されたパラメータの値に対
応して、第1の情報信号を構成する情報データから第2
の情報信号を構成する情報データが生成される。これに
より、入力されるパラメータの値によって、機能の切り
換えが行われることとなる。つまり、単一の装置により
複数の機能の処理を実現できる。
【0013】この発明に係る情報信号処理装置は、複数
の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報デー
タからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理装置
であって、第1の情報信号から第2の情報信号に係る注
目点の周辺に位置する複数の第1の情報データを選択す
る第1のデータ選択手段と、この第1のデータ選択手段
で選択された複数の第1の情報データに基づいて、上記
注目点が属するクラスを検出するクラス検出手段と、第
2の情報信号によって得られる出力の質を決める複数種
類のパラメータの値を調整するパラメータ調整手段と、
クラス検出手段で検出されたクラスおよびパラメータ調
整手段で調整された複数種類のパラメータの値に対応し
て、上記注目点の情報データを生成する情報データ生成
手段とを備えるものである。
【0014】例えば、情報データ生成手段は、クラス検
出手段で検出されるクラス毎に予め求められた、推定式
の係数データを生成する複数種類のパラメータを含む生
成式の係数データである係数種データを記憶する第1の
メモリ手段と、この第1のメモリ手段に記憶されている
係数種データとパラメータ調整手段で調整された複数種
類のパラメータの値とを用いて上記生成式によって生成
され、クラス検出手段で検出されたクラスおよびパラメ
ータ調整手段で調整された複数種類のパラメータの値に
対応した上記推定式の係数データを発生する係数データ
発生手段と、第1の情報信号から、第2の情報信号に係
る注目点の周辺に位置する複数の第2の情報データを選
択する第2のデータ選択手段と、係数データ発生手段で
発生された係数データと第2のデータ選択手段で選択さ
れた複数の第2の情報データとから、上記推定式を用い
て注目点の情報データを算出して得る演算手段とを有す
るものである。
【0015】また例えば、情報データ生成手段は、クラ
ス検出手段で検出されるクラスおよびパラメータ調整手
段で調整される複数種類のパラメータの値の組み合わせ
毎に予め生成された推定式の係数データを記憶するメモ
リを持ち、クラス検出手段で検出されたクラスおよびパ
ラメータ調整手段で調整された複数種類のパラメータの
値に対応した上記推定式の係数データを発生する係数デ
ータ発生手段と、第1の情報信号から第2の情報信号に
係る注目点の周辺に位置する複数の第2の情報データを
選択する第2のデータ選択手段と、係数データ発生手段
で発生された係数データと第2のデータ選択手段で選択
された複数の第2の情報データとから、上記推定式を用
いて注目点の情報データを算出して得る演算手段とを有
するものである。
【0016】また、この発明に係る情報信号処理方法
は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の
情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号
処理方法であって、第1の情報信号から第2の情報信号
に係る注目点の周辺に位置する複数の第1の情報データ
を選択する第1のステップと、この第1のステップで選
択された複数の第1の情報データに基づいて、上記注目
点が属するクラスを検出する第2のステップと、第2の
情報信号によって得られる出力の質を決める複数種類の
パラメータの値を調整する第3のステップと、第2のス
テップで検出されたクラスおよび第3のステップで調整
された複数種類のパラメータの値に対応して、上記注目
点の情報データを生成する第4のステップとを備えるも
のである。
【0017】また、この発明に係る情報提供媒体は、上
述の情報信号処理方法の各ステップを実行するためのコ
ンピュータプログラムを提供するものである。
【0018】また、この発明に係る画像信号処理装置
は、複数の画素データからなる第1の画像信号を複数の
画素データからなる第2の画像信号に変換する画像信号
処理装置であって、第1の画像信号から第2の画像信号
に係る注目画素の周辺に位置する複数の画素データを選
択するデータ選択手段と、このデータ選択手段で選択さ
れた複数の画素データに基づいて、上記注目画素が属す
るクラスを検出するクラス検出手段と、第2の画像信号
によって得られる出力の質を決める複数種類のパラメー
タの値を調整するパラメータ調整手段と、クラス検出手
段で検出されたクラスおよびパラメータ調整手段で調整
された複数種類のパラメータの値に対応して、上記注目
画素の画素データを生成する画素データ生成手段とを備
えるものである。
【0019】また、この発明に係る画像表示装置は、複
数の画素データからなる第1の画像信号を入力する画像
信号入力手段と、この画像信号入力手段より入力された
第1の画像信号を複数の画素データからなる第2の画像
信号に変換して出力する画像信号処理手段と、この画像
信号処理手段より出力される第2の画像信号による画像
を画像表示素子に表示する画像表示手段と、この画像表
示素子に表示される画像の画質を決める複数種類のパラ
メータの値を調整するパラメータ調整手段とを有してな
るものである。そして、画像信号処理手段は、第1の画
像信号から第2の画像信号に係る注目画素の周辺に位置
する複数の画素データを選択するデータ選択手段と、こ
のデータ選択手段で選択された複数の画素データに基づ
いて、上記注目画素が属するクラスを検出するクラス検
出手段と、このクラス検出手段で検出されたクラスおよ
びパラメータ調整手段で調整された複数種類のパラメー
タの値に対応して、上記注目画素の画素データを生成す
る画素データ生成手段とを備えるものである。
【0020】この発明においては、第1の情報信号から
第2の情報信号に係る注目点の周辺に位置する複数の第
1の情報データが選択され、その複数の第1の情報デー
タに基づいて、上記注目点が属するクラスが検出され
る。例えば、複数の第1の情報データのレベル分布パタ
ーンが検出され、このレベル分布パターンに基づいて上
記注目点の属するクラスが検出される。ここで、情報信
号は、例えば画像信号や音声信号である。
【0021】パラメータ調整手段で、第2の情報信号に
よって得られる出力の質を決める複数種類のパラメータ
の値が調整される。例えば、情報信号が画像信号である
場合、パラメータの値が調整されて、第2の情報信号
(画像信号)による画像の画質が決められる。また、情
報信号が音声信号である場合、パラメータの値が調整さ
れて、第2の情報信号(音声信号)による音声の音質が
決められる。例えば、パラメータ調整手段は、複数種類
のパラメータの調整位置を表示する表示手段と、この表
示手段の表示を参照して複数種類のパラメータの値を調
整するユーザ操作手段とを有する構成とされる。これに
より、ユーザは、ユーザ操作手段、例えばポインティン
グデバイスを操作して、複数種類のパラメータの値を所
望位置に容易に調整できる。
【0022】そして、検出されたクラスおよび調整され
た複数種類のパラメータの値に対応して、注目点の情報
データが生成される。例えば、クラス毎に予め求められ
た推定式の係数データを生成するための生成式の係数デ
ータである係数種データがメモリ手段に記憶されてお
り、この係数種データと調整されたパラメータの値と用
いて、検出されたクラスおよび調整された複数種類のパ
ラメータの値に対応した推定式の係数データが発生され
ると共に、第1の情報信号から第2の情報信号に係る注
目点の周辺に位置する複数の第2の情報データが選択さ
れ、この係数データと複数の第2の情報データとから、
推定式を用いて、上記注目点の情報データが生成され
る。
【0023】また例えば、クラスおよび複数種類のパラ
メータの値の組み合わせ毎に予め生成された推定式の係
数データがメモリに記憶されており、このメモリより検
出されたクラスおよび調整された複数種類のパラメータ
の値に対応した推定式の係数データが読み出されると共
に、第1の情報信号から第2の情報信号に係る注目点の
周辺に位置する複数の第2の情報データが選択され、こ
の係数データと複数の第2の情報データとから、推定式
を用いて、上記注目点の情報データが生成される。
【0024】このように、調整された複数種類のパラメ
ータの値に対応した推定式の係数データが得られ、この
係数データが使用されて、推定式により、第2の情報信
号に係る注目点の情報データが生成される。したがっ
て、第2の情報信号によって得られる出力の質、例えば
画質の調整を、水平解像度と垂直解像度、ノイズ低減度
と水平/垂直解像度等のような複数の軸で自由に行うこ
とができる。
【0025】また、この発明に係る係数種データ生成装
置は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数
の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使
用される推定式の係数データを生成するための生成式の
係数データである係数種データを生成する装置であっ
て、第2の情報信号に対応した教師信号を処理して第1
の情報信号に対応する入力信号を得る信号処理手段と、
上記生成式に含まれる複数種類のパラメータに対応し、
入力信号によって得られる出力の質を決める複数種類の
パラメータの値を調整するパラメータ調整手段と、入力
信号から、教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数
の第1の情報データを選択する第1のデータ選択手段
と、この第1のデータ選択手段で選択された複数の第1
の情報データに基づいて、上記注目点が属するクラスを
検出するクラス検出手段と、入力信号から、教師信号に
係る注目点の周辺に位置する複数の第2の情報データを
選択する第2のデータ選択手段と、クラス検出手段で検
出されたクラス、第2のデータ選択手段で選択された複
数の第2の情報データおよび教師信号に係る注目点の情
報データから、クラス毎に、係数種データを得るための
正規方程式を生成する正規方程式生成手段と、正規方程
式を解いてクラス毎に係数種データを得る係数種データ
演算手段とを備えるものである。
【0026】また、この発明に係る係数種データ生成方
法は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数
の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使
用される推定式の係数データを生成するための生成式の
係数データである係数種データを生成する方法であっ
て、第2の情報信号に対応する教師信号を処理して第1
の情報信号に対応する入力信号を得る第1のステップ
と、上記生成式に含まれる複数種類のパラメータに対応
し、入力信号によって得られる出力の質を決める複数種
類のパラメータの値を調整する第2のステップと、入力
信号から、教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数
の第1の情報データを選択する第3のステップと、この
第3のステップで選択された複数の第1の情報データに
基づいて、注目点が属するクラスを検出する第4のステ
ップと、入力信号から、教師信号に係る注目点の周辺に
位置する複数の第2の情報データを選択する第5のステ
ップと、第4のステップで検出されたクラス、第5のス
テップで選択された複数の第2の情報データおよび教師
信号に係る注目点の情報データから、クラス毎に、係数
種データを得るための正規方程式を生成する第6のステ
ップと、正規方程式を解いてクラス毎に係数種データを
得る第7のステップとを備えるものである。
【0027】また、この発明に係る情報提供媒体は、上
述の係数種データ生成方法の各ステップを実行するため
のコンピュータプログラムを提供するものである。
【0028】この発明においては、第2の情報信号に対
応する教師信号が処理されて、第1の情報信号に対応す
る入力信号が得られる。この場合、入力信号によって得
られる出力の質は調整された複数種類のパラメータの値
で決定される。例えば、情報信号が画像信号である場
合、複数種類のパラメータの値が調整されて、入力信号
による画像の画質が決められる。また、情報信号が音声
信号である場合、複数種類のパラメータの値が調整され
て、入力信号による音声の音質が決められる。
【0029】この入力信号から、教師信号に係る注目点
の周辺に位置する複数の第1の情報データが選択され、
その複数の第1の情報データに基づいて、上記注目点が
属するクラスが検出される。また、この入力信号から、
教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の第2の情
報データが選択される。
【0030】そして、複数種類のパラメータの値が複数
段階に調整され、教師信号に係る注目点が属するクラ
ス、選択された複数の第2の情報データおよび教師信号
に係る注目点の情報データから、クラス毎に係数種デー
タを得るための正規方程式が生成され、この方程式を解
くことで、クラス毎の係数種データが得られる。
【0031】ここで、係数種データは、第1の情報信号
から第2の情報信号に変換する際に使用される推定式の
係数データを生成する上記複数種類のパラメータを含む
生成式の係数データである。この係数種データを使用す
ることで、生成式によって、任意に調整された複数種類
のパラメータの値に対応した係数データを得ることが可
能となる。これにより、推定式を使用して第1の情報信
号から第2の情報信号に変換する場合に、複数種類のパ
ラメータの値を調整することで、第2の情報信号によっ
て得られる出力の質を複数の軸で自由に調整できる。
【0032】また、この発明に係る係数種データ生成装
置は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数
の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使
用される推定式の係数データを生成するための生成式の
係数データである係数種データを生成する装置であっ
て、第2の情報信号に対応した教師信号を処理して第1
の情報信号に対応する入力信号を得る信号処理手段と、
上記生成式に含まれる複数種類のパラメータに対応し、
入力信号によって得られる出力の質を決める複数種類の
パラメータの値を調整するパラメータ調整手段と、入力
信号から、教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数
の第1の情報データを選択する第1のデータ選択手段
と、この第1のデータ選択手段で選択された複数の第1
の情報データに基づいて、注目点が属するクラスを検出
するクラス検出手段と、入力信号から、教師信号に係る
注目点の周辺に位置する複数の第2の情報データを選択
する第2のデータ選択手段と、クラス検出手段で検出さ
れたクラス、第2のデータ選択手段で選択された複数の
第2の情報データおよび教師信号に係る注目点の情報デ
ータから、クラスおよび複数種類のパラメータの値の組
み合わせ毎に推定式の係数データを得るための第1の正
規方程式を生成する第1の正規方程式生成手段と、この
第1の正規方程式を解いて、上記組み合わせ毎に推定式
の係数データを得る係数データ演算手段と、この係数デ
ータ演算手段で得られた上記組み合わせ毎の係数データ
から、クラス毎に、係数種データを得るための第2の正
規方程式を生成する第2の正規方程式生成手段と、この
第2の正規方程式を解いて、クラス毎に係数種データを
得る係数種データ演算手段とを備えるものである。
【0033】この発明に係る係数種データ生成方法は、
複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報
データからなる第2の情報信号に変換する際に使用され
る推定式の係数データを生成するための生成式の係数デ
ータである係数種データを生成する方法であって、第2
の情報信号に対応した教師信号を処理して第1の情報信
号に対応する入力信号を得る第1のステップと、上記生
成式に含まれる複数種類のパラメータに対応し、入力信
号によって得られる出力の質を決める複数種類のパラメ
ータの値を調整する第2のステップと、入力信号から、
教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の第1の情
報データを選択する第3のステップと、この第3のステ
ップで選択された複数の第1の情報データに基づいて、
注目点が属するクラスを検出する第4のステップと、入
力信号から、教師信号に係る注目点の周辺に位置する複
数の第2の情報データを選択する第5のステップと、第
4のステップで検出されたクラス、第5のステップで選
択された複数の第2の情報データおよび教師信号に係る
注目点の情報データから、クラスおよび複数種類のパラ
メータの値の組み合わせ毎に推定式の係数データを得る
ための第1の正規方程式を生成する第6のステップと、
この第1の正規方程式を解いて、上記組み合わせ毎に推
定式の係数データを得る第7のステップと、この第7の
ステップで得られた上記組み合わせ毎の係数データか
ら、クラス毎に、係数種データを得るための第2の正規
方程式を生成する第8のステップと、この第2の正規方
程式を解いて、クラス毎に係数種データを得る第9のス
テップとを備えるものである。
【0034】また、この発明に係る情報提供媒体は、上
述の係数種データ生成方法の各ステップを実行するため
のコンピュータプログラムを提供するものである。
【0035】この発明においては、第2の情報信号に対
応する教師信号が処理されて、第1の情報信号に対応す
る入力信号が得られる。この場合、入力信号によって得
られる出力の質は調整された複数種類のパラメータの値
で決定される。例えば、情報信号が画像信号である場
合、複数種類のパラメータの値が調整されて、入力信号
による画像の画質が決められる。また、情報信号が音声
信号である場合、複数種類のパラメータの値が調整され
て、入力信号による音声の音質が決められる。
【0036】この入力信号から、教師信号に係る注目点
の周辺に位置する複数の第1の情報データが選択され、
その複数の第1の情報データに基づいて、上記注目点が
属するクラスが検出される。また、この入力信号から、
教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の第2の情
報データが選択される。
【0037】そして、複数種類のパラメータの値が複数
段階に順次調整され、教師信号に係る注目点が属するク
ラス、選択された複数の第2の情報データおよび教師信
号に係る注目点の情報データから、クラスおよび複数種
類のパラメータの値の組み合わせ毎に、推定式の係数デ
ータを得るための第1の正規方程式が生成され、この方
程式を解くことで、上記組み合わせ毎の推定式の係数デ
ータが得られる。
【0038】そしてさらに、上記組み合わせ毎の係数デ
ータから、クラス毎に、係数種データを得るための第2
の正規方程式が生成され、この方程式を解くことで、ク
ラス毎の係数種データが得られる。
【0039】ここで、係数種データは、第1の情報信号
から第2の情報信号に変換する際に使用される推定式の
係数データを生成する上記複数種類のパラメータを含む
生成式の係数データである。この係数種データを使用す
ることで、生成式によって、任意に調整された複数種類
のパラメータの値に対応した係数データを得ることが可
能となる。これにより、推定式を使用して第1の情報信
号から第2の情報信号に変換する場合に、複数種類のパ
ラメータの値を調整することで、第2の情報信号によっ
て得られる出力の質を複数の軸で自由に調整できる。
【0040】また、この発明に係る係数データ生成装置
は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の
情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用
される推定式の係数データを生成する装置であって、第
2の情報信号に対応する教師信号を処理して第1の情報
信号に対応する入力信号を得る信号処理手段と、入力信
号によって得られる出力の質を決める複数種類のパラメ
ータの値を調整するパラメータ調整手段と、入力信号か
ら、教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の第1
の情報データを選択する第1のデータ選択手段と、この
第1のデータ選択手段で選択された複数の第1の情報デ
ータに基づいて、注目点が属するクラスを検出するクラ
ス検出手段と、入力信号から、教師信号に係る注目点の
周辺に位置する複数の第2の情報データを選択する第2
のデータ選択手段と、クラス検出手段で検出されたクラ
ス、第2のデータ選択手段で選択された複数の第2の情
報データおよび教師信号に係る注目点の情報データか
ら、クラスおよび複数種類のパラメータの値の組み合わ
せ毎に、推定式の係数データを得るための正規方程式を
生成する正規方程式生成手段と、この正規方程式を解い
て上記組み合わせ毎の係数データを得る係数データ演算
手段とを備えるものである。
【0041】また、この発明に係る係数データ生成方法
は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の
情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用
される推定式の係数データを生成する方法であって、第
2の情報信号に対応する教師信号を処理して第1の情報
信号に対応する入力信号を得る第1のステップと、入力
信号によって得られる出力の質を決める複数種類のパラ
メータの値を調整する第2のステップと、入力信号か
ら、教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の第1
の情報データを選択する第3のステップと、この第3の
ステップで選択された複数の第1の情報データに基づい
て、注目点が属するクラスを検出する第4のステップ
と、入力信号から、教師信号に係る注目点の周辺に位置
する複数の第2の情報データを選択する第5のステップ
と、第4のステップで検出されたクラス、第5のステッ
プで選択された複数の第2の情報データおよび教師信号
に係る注目点の情報データから、クラスおよび複数種類
のパラメータの値の組み合わせ毎に、推定式の係数デー
タを得るための正規方程式を生成する第6のステップ
と、この第6のステップで生成された正規方程式を解い
て上記組み合わせ毎の係数データを得る第7のステップ
とを備えるものである。
【0042】また、この発明に係る情報提供媒体は、上
述の係数データ生成方法の各ステップを実行するための
コンピュータプログラムを提供するものである。
【0043】この発明においては、第2の情報信号に対
応する教師信号が処理されて、第1の情報信号に対応す
る入力信号が得られる。この場合、入力信号によって得
られる出力の質は調整された複数種類のパラメータの値
で決定される。例えば、情報信号が画像信号である場
合、複数種類のパラメータの値が調整されて、入力信号
による画像の画質が決められる。また、情報信号が音声
信号である場合、複数種類のパラメータの値が調整され
て入力信号による音声の音質が決められる。
【0044】この入力信号から、教師信号に係る注目点
の周辺に位置する複数の第1の情報データが選択され、
その複数の第1の情報データに基づいて、上記注目点が
属するクラスが検出される。また、この入力信号から、
教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の第2の情
報データが選択される。
【0045】そして、複数種類のパラメータの値が複数
段階に調整され、教師信号に係る注目点が属するクラ
ス、選択された複数の第2の画素データおよび教師信号
に係る注目点の情報データから、クラスおよび複数種類
のパラメータの値の組み合わせ毎に、推定式の係数デー
タを得るための正規方程式が生成され、この正規方程式
を解くことで、上記組み合わせ毎の推定式の係数データ
が得られる。
【0046】上述したようにして第1の情報信号を第2
の情報信号に変換する際に使用される推定式の係数デー
タが生成されるが、第1の情報信号から第2の情報信号
に変換する際には、第2の情報信号に係る注目点が属す
るクラスおよび調整された複数種類のパラメータの値に
対応した係数データが選択的に使用されて、推定式によ
り、注目点の情報データが算出される。これにより、推
定式を使用して第1の情報信号から第2の情報信号に変
換する場合に、複数種類のパラメータの値を調整するこ
とで、第2の情報信号によって得られる出力の質を複数
の軸で自由に調整できる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形
態としてのテレビ受信機100の構成を示している。こ
のテレビ受信機100は、放送信号よりSD(Standard
Definition)信号としての525i信号を得、この5
25i信号をHD(High Definition)信号としての5
25p信号または1050i信号に変換し、その525
p信号または1050i信号による画像を表示するもの
である。
【0048】ここで、525i信号は、ライン数が52
5本でインタレース方式の画像信号を意味し、525p
信号は、ライン数が525本でプログレッシブ方式(ノ
ンインタレース方式)の画像信号を意味し、さらに10
50i信号はライン数が1050本でインタレース方式
の画像信号を意味している。
【0049】テレビ受信機100は、マイクロコンピュ
ータを備え、システム全体の動作を制御するためのシス
テムコントローラ101と、リモートコントロール信号
を受信するリモコン信号受信回路102とを有してい
る。リモコン信号受信回路102は、システムコントロ
ーラ101に接続され、リモコン送信機200よりユー
ザの操作に応じて出力されるリモートコントロール信号
RMを受信し、その信号RMに対応する操作信号をシス
テムコントローラ101に供給するように構成されてい
る。
【0050】また、テレビ受信機100は、受信アンテ
ナ105と、この受信アンテナ105で捕らえられた放
送信号(RF変調信号)が供給され、選局処理、中間周
波増幅処理、検波処理等を行って上述したSD信号Va
(525i信号)を得るチューナ106と、外部よりS
D信号Vb(525i信号)を入力する外部入力端子1
07と、これらSD信号Va,Vbのいずれかを選択的
に出力する切換スイッチ108と、この切換スイッチ1
08より出力されるSD信号を一時的に保存するための
バッファメモリ109とを有している。
【0051】チューナ106より出力されるSD信号V
aは切換スイッチ108のa側の固定端子に供給され、
外部入力端子107より入力されるSD信号Vbは切換
スイッチ108のb側の固定端子に供給される。この切
換スイッチ108の切り換え動作は、システムコントロ
ーラ101によって制御される。
【0052】また、テレビ受信機100は、バッファメ
モリ109に一時的に保存されるSD信号(525i信
号)を、HD信号(525p信号または1050i信
号)に変換する画像信号処理部110と、この画像信号
処理部110より出力されるHD信号による画像を表示
するディスプレイ部111と、このディスプレイ部11
1の画面上に文字図形等の表示を行うための表示信号S
CHを発生させるためのOSD(On Screen Display)
回路112と、その表示信号SCHを、上述した画像信
号処理部110より出力されるHD信号に合成してディ
スプレイ部111に供給するための合成器113とを有
している。
【0053】ディスプレイ部111は、例えばCRT
(cathode-ray tube)ディスプレイ、あるいはLCD(l
iquid crystal display)等のフラットパネルディスプ
レイで構成されている。また、OSD回路112におけ
る表示信号SCHの発生動作は、システムコントローラ
101によって制御される。
【0054】図1に示すテレビ受信機100の動作を説
明する。ユーザのリモコン送信機200の操作でチュー
ナ106より出力されるSD信号Vaに対応する画像表
示を行うモードが選択される場合、システムコントロー
ラ101の制御によって切換スイッチ108はa側に接
続されて、この切換スイッチ108よりSD信号Vaが
出力される。一方、ユーザのリモコン送信機200の操
作で外部入力端子107に入力されるSD信号Vbに対
応する画像表示を行うモードが選択される場合、システ
ムコントローラ101の制御によって切換スイッチ10
8はb側に接続されて、この切換スイッチ108よりS
D信号Vbが出力される。
【0055】切換スイッチ108より出力されるSD信
号(525i信号)はバッファメモリ109に記憶され
て一時的に保存される。そして、このバッファメモリ1
09に一時的に保存されたSD信号は画像信号処理部1
10に供給され、HD信号(525p信号または105
0i信号)に変換される。すなわち、画像信号処理部1
10では、SD信号を構成する画素データ(以下、「S
D画素データ」という)から、HD信号を構成する画素
データ(以下、「HD画素データ」という)が得られ
る。ここで、525p信号または1050i信号の選択
は、ユーザのリモコン送信機200の操作によって行わ
れる。この画像信号処理部110より出力されるHD信
号が合成器113を介してディスプレイ部111に供給
され、ディスプレイ部111の画面上にはそのHD信号
による画像が表示される。
【0056】また、上述せずも、ユーザは、リモコン送
信機200の操作によって、上述したようにディスプレ
イ部111の画面上に表示される画像の水平および垂直
の解像度を無段階になめらかに調整できる。画像信号処
理部110では、後述するように、HD画素データが推
定式によって算出されるが、この推定式の係数データと
して、ユーザのリモコン送信機200の操作によって調
整された水平、垂直の解像度を決めるパラメータh,v
に対応したものが、これらパラメータh,vを含む生成
式によって生成されて使用される。これにより、画像信
号処理部110より出力されるHD信号による画像の水
平、垂直の解像度は、調整されたパラメータh,vに対
応したものとなる。
【0057】図2は、パラメータh,vを調整するため
のユーザインタフェースの一例を示している。調整時に
は、ディスプレイ部111に、パラメータh,vの調整
位置を☆印のアイコン115aで示した調整画面115
が、OSD表示される。また、リモコン送信機200
は、ユーザ操作手段としてのジョイスティック200a
を備えている。
【0058】ユーザは、ジョイスティック200aを操
作することで、調整画面115上でアイコン115aの
位置を動かすことができ、水平、垂直の解像度を決定す
るパラメータh,vの値を任意に調整できる。図3は、
調整画面115の部分を拡大して示している。アイコン
115aが左右に動かされることで水平解像度を決定す
るパラメータhの値が調整され、一方アイコン115a
が上下に動かされることで垂直解像度を決定するパラメ
ータvの値が調整される。ユーザは、ディスプレイ部1
11に表示される調整画面115を参照してパラメータ
h,vの値を調整でき、その調整を容易に行うことがで
きる。
【0059】なお、リモコン送信機200は、ジョイス
ティック200aの代わりに、マウスやトラックボール
等のその他のポインティングデバイスを備えていてもよ
い。さらに、ユーザによって調整されたパラメータh,
vの値を、調整画面115上に数値表示してもよい。
【0060】次に、画像信号処理部110の詳細を説明
する。この画像信号処理部110は、バッファメモリ1
09に記憶されているSD信号(525i信号)より、
HD信号(1050i信号または525p信号)に係る
注目画素の周辺に位置する複数のSD画素のデータを選
択的に取り出して出力する第1〜第3のタップ選択回路
121〜123を有している。
【0061】第1のタップ選択回路121は、予測に使
用するSD画素(「予測タップ」と称する)のデータを
選択的に取り出すものである。第2のタップ選択回路1
22は、SD画素データのレベル分布パターンに対応す
るクラス分類に使用するSD画素(「空間クラスタッ
プ」と称する)のデータを選択的に取り出すものであ
る。第3のタップ選択回路123は、動きに対応するク
ラス分類に使用するSD画素(「動きクラスタップ」と
称する)のデータを選択的に取り出するものである。な
お、空間クラスを複数フィールドに属するSD画素デー
タを使用して決定する場合には、この空間クラスにも動
き情報が含まれることになる。
【0062】図4は、525i信号および525p信号
の、あるフレーム(F)の奇数(o)フィールドの画素
位置関係を示している。大きなドットが525i信号の
画素であり、小さいドットが出力される525p信号の
画素である。偶数(e)フィールドでは、525i信号
のラインが空間的に0.5ラインずれたものとなる。図
4から分かるように、525p信号の画素データとして
は、525i信号のラインと同一位置のラインデータL
1と、525i信号の上下のラインの中間位置のライン
データL2とが存在する。また、525p信号の各ライ
ンの画素数は、525i信号の各ラインの画素数の2倍
である。
【0063】図5は、525i信号および1050i信
号のあるフレーム(F)の画素位置関係を示すものであ
り、奇数(o)フィールドの画素位置を実線で示し、偶
数(e)フィールドの画素位置を破線で示している。大
きなドットが525i信号の画素であり、小さいドット
が出力される1050i信号の画素である。図5から分
かるように、1050i信号の画素データとしては、5
25i信号のラインに近い位置のラインデータL1,L
1′と、525i信号のラインから遠い位置のラインデ
ータL2,L2′とが存在する。ここで、L1,L2は
奇数フィールドのラインデータ、L1′,L2′は偶数
フィールドのラインデータである。また、1050i信
号の各ラインの画素数は、525i信号の各ラインの画
素数の2倍である。
【0064】図6および図7は、525i信号から52
5p信号に変換する場合に、第1のタップ選択回路12
1で選択される予測タップ(SD画素)の具体例を示し
ている。図6および図7は、時間的に連続するフレーム
F-1,F,F+1の奇数(o)、偶数(e)のフィールド
の垂直方向の画素位置関係を示している。
【0065】図6に示すように、フィールドF/oのラ
インデータL1,L2を予測するときの予測タップは、
次のフィールドF/eに含まれ、作成すべき525p信
号の画素(注目画素)に対して空間的に近傍位置のSD
画素T1,T2,T3と、フィールドF/oに含まれ、
作成すべき525p信号の画素に対して空間的に近傍位
置のSD画素T4,T5,T6と、前のフィールドF-1
/eに含まれ、作成すべき525p信号の画素に対して
空間的に近傍位置のSD画素T7,T8,T9と、さら
に前のフィールドF-1/oに含まれ、作成すべき525
p信号の画素に対して空間的に近傍位置のSD画素T1
0である。
【0066】図7に示すように、フィールドF/eのラ
インデータL1,L2を予測するときの予測タップは、
次のフィールドF+1/oに含まれ、作成すべき525p
信号の画素に対して空間的に近傍位置のSD画素T1,
T2,T3と、フィールドF/eに含まれ、作成すべき
525p信号の画素に対して空間的に近傍位置のSD画
素T4,T5,T6と、前のフィールドF/oに含ま
れ、作成すべき525p信号の画素に対して空間的に近
傍位置のSD画素T7,T8,T9と、さらに前のF-1
/eに含まれ、作成すべき525p信号の画素に対して
空間的に近傍位置のSD画素T10である。
【0067】なお、ラインデータL1を予測する際には
SD画素T9を予測タップとして選択しないようにし、
一方ラインデータL2を予測する際にはSD画素T4を
予測タップとして選択しないようにしてもよい。
【0068】図8および図9は、525i信号から10
50i信号に変換する場合に、第1のタップ選択回路1
21で選択される予測タップ(SD画素)の具体例を示
している。図8および図9は、時間的に連続するフレー
ムF-1,F,F+1の奇数(o)、偶数(e)のフィール
ドの垂直方向の画素位置関係を示している。
【0069】図8に示すように、フィールドF/oのラ
インデータL1,L2を予測するときの予測タップは、
次のフィールドF/eに含まれ、作成すべき1050i
信号の画素(注目画素)に対して空間的に近傍位置のS
D画素T1,T2と、フィールドF/oに含まれ、作成
すべき525p信号の画素に対して空間的に近傍位置の
SD画素T3,T4,T5,T6と、前のフィールドF
-1/eに含まれ、作成すべき1050i信号の画素に対
して空間的に近傍位置のSD画素T7,T8である。
【0070】図9に示すように、フィールドF/eのラ
インデータL1′,L2′を予測するときの予測タップ
は、次のフィールドF+1/oに含まれ、作成すべき10
50ip信号の画素に対して空間的に近傍位置のSD画
素T1,T2と、フィールドF/eに含まれ、作成すべ
き1050i信号の画素に対して空間的に近傍位置のS
D画素T3,T4,T5,T6と、前のフィールドF/
oに含まれ、作成すべき525p信号の画素に対して空
間的に近傍位置のSD画素T7,T8である。
【0071】なお、ラインデータL1,L1′を予測す
る際にはSD画素T6を予測タップとして選択しないよ
うにし、一方ラインデータL2,L2′を予測する際に
はSD画素T3を予測タップとして選択しないようにし
てもよい。
【0072】さらに、図6〜図9に示すように複数フィ
ールドの同一位置にあるSD画素に加えて、水平方向の
一または複数のSD画素を、予測タップとして選択する
ようにしてもよい。
【0073】図10および図11は、525i信号から
525p信号に変換する場合に、第2のタップ選択回路
122で選択される空間クラスタップ(SD画素)の具
体例を示している。図10および図11は、時間的に連
続するフレームF-1,F,F+1の奇数(o)、偶数
(e)のフィールドの垂直方向の画素位置関係を示して
いる。
【0074】図10に示すように、フィールドF/oの
ラインデータL1,L2を予測するときの空間クラスタ
ップは、次のフィールドF/eに含まれ、作成すべき5
25p信号の画素(注目画素)に対して空間的に近傍位
置のSD画素T1,T2と、フィールドF/oに含ま
れ、作成すべき525p信号の画素に対して空間的に近
傍位置のSD画素T3,T4,T5と、前のフィールド
F-1/eに含まれ、作成すべき525p信号の画素に対
して空間的に近傍位置のSD画素T6,T7である。
【0075】図11に示すように、フィールドF/eの
ラインデータL1,L2を予測するときの空間クラスタ
ップは、次のフィールドF+1/oに含まれ、作成すべき
525p信号の画素に対して空間的に近傍位置のSD画
素T1,T2と、フィールドF/eに含まれ、作成すべ
き525p信号の画素に対して空間的に近傍位置のSD
画素T3,T4,T5,T6と、前のフィールドF/o
に含まれ、作成すべき525p信号の画素に対して空間
的に近傍位置のSD画素T6,T7である。
【0076】なお、ラインデータL1を予測する際には
SD画素T7を空間クラスタップとして選択しないよう
にし、一方ラインデータL2を予測する際にはSD画素
T6を空間クラスタップとして選択しないようにしても
よい。
【0077】図12および図13は、525i信号から
1050i信号に変換する場合に、第2のタップ選択回
路122で選択される空間クラスタップ(SD画素)の
具体例を示している。図12および図13は、時間的に
連続するフレームF-1,F,F+1の奇数(o)、偶数
(e)のフィールドの垂直方向の画素位置関係を示して
いる。
【0078】図12に示すように、フィールドF/oの
ラインデータL1,L2を予測するときの空間クラスタ
ップは、フィールドF/oに含まれ、作成すべき105
0i信号の画素(注目画素)に対して空間的に近傍位置
のSD画素T1,T2,T3と、前のフィールドF-1/
eに含まれ、作成すべき1050i信号の画素に対して
空間的に近傍位置のSD画素T4,T5,T6,T7で
ある。
【0079】図13に示すように、フィールドF/eの
ラインデータL1′,L2′を予測するときの空間クラ
スタップは、フィールドF/eに含まれ、作成すべき1
050i信号の画素に対して空間的に近傍位置のSD画
素T1,T2,T3と、前のフィールドF/oに含ま
れ、作成すべき1050i信号の画素に対して空間的に
近傍位置のSD画素T4,T5,T6,T7である。
【0080】なお、ラインデータL1,L1′を予測す
る際にはSD画素T7を空間クラスタップとして選択し
ないようにし、一方ラインデータL2,L2′を予測す
る際にはSD画素T4を空間クラスタップとして選択し
ないようにしてもよい。
【0081】さらに、図10〜図13に示すように複数
フィールドの同一位置にあるSD画素に加えて、水平方
向の一または複数のSD画素を、空間クラスタップとし
て選択するようにしてもよい。
【0082】図14は、525i信号から525p信号
に変換する場合に、第3のタップ選択回路123で選択
される動きクラスタップ(SD画素)の具体例を示して
いる。図14は、時間的に連続するフレームF-1,Fの
奇数(o)、偶数(e)のフィールドの垂直方向の画素
位置関係を示している。図14に示すように、フィール
ドF/oのラインデータL1,L2を予測するときの動
きクラスタップは、次のフィールドF/eに含まれ、作
成すべき525p信号の画素(注目画素)に対して空間
的に近傍位置のSD画素n2,n4,n6と、フィール
ドF/oに含まれ、作成すべき525p信号の画素に対
して空間的に近傍位置のSD画素n1,n3,n5と、
前のフィールドF-1/eに含まれ、作成すべき525p
信号の画素に対して空間的に近傍位置のSD画素m2,
m4,m6と、さらに前のフィールドF-1/oに含ま
れ、作成すべき525p信号の画素に対して空間的に近
傍位置のSD画素m1,m3,m5である。SD画素n
1〜n6のそれぞれの垂直方向の位置は、SD画素m1
〜m6のそれぞれの垂直方向の位置は一致する。
【0083】図15は、525i信号から1050i信
号に変換する場合に、第3のタップ選択回路123で選
択される動きクラスタップ(SD画素)の具体例を示し
ている。図15は、時間的に連続するフレームF-1,F
の奇数(o)、偶数(e)のフィールドの垂直方向の画
素位置関係を示している。図15に示すように、フィー
ルドF/oのラインデータL1,L2を予測するときの
動きクラスタップは、次のフィールドF/eに含まれ、
作成すべき1050i信号の画素に対して空間的に近傍
位置のSD画素n2,n4,n6と、フィールドF/o
に含まれ、作成すべき1050i信号の画素に対して空
間的に近傍位置のSD画素n1,n3,n5と、前のフ
ィールドF-1/eに含まれ、作成すべき1050i信号
の画素に対して空間的に近傍位置のSD画素m2,m
4,m6と、さらに前のフィールドF-1/oに含まれ、
作成すべき1050i信号の画素に対して空間的に近傍
位置のSD画素m1,m3,m5である。SD画素n1
〜n6のそれぞれの垂直方向の位置は、SD画素m1〜
m6のそれぞれの垂直方向の位置は一致する。
【0084】図1に戻って、また、画像信号処理部11
0は、第2のタップ選択回路122で選択的に取り出さ
れる空間クラスタップのデータ(SD画素データ)のレ
ベル分布パターンを検出し、このレベル分布パターンに
基づいて空間クラスを検出し、そのクラス情報を出力す
る空間クラス検出回路124を有している。
【0085】空間クラス検出回路124では、例えば、
各SD画素データを、8ビットデータから2ビットデー
タに圧縮するような演算が行われる。そして、空間クラ
ス検出回路124からは、各SD画素データに対応した
圧縮データが空間クラスのクラス情報として出力され
る。本実施の形態においては、ADRC(Adaptive Dyn
amic Range Coding)によって、データ圧縮が行われ
る。なお、情報圧縮手段としては、ADRC以外にDP
CM(予測符号化)、VQ(ベクトル量子化)等を用い
てもよい。
【0086】本来、ADRCは、VTR(Video Tape R
ecorder)向け高性能符号化用に開発された適応再量子
化法であるが、信号レベルの局所的なパターンを短い語
長で効率的に表現できるので、上述したデータ圧縮に使
用して好適なものである。ADRCを使用する場合、空
間クラスタップのデータ(SD画素データ)の最大値を
MAX、その最小値をMIN、空間クラスタップのデー
タのダイナミックレンジをDR(=MAX−MIN+
1)、再量子化ビット数をPとすると、空間クラスタッ
プのデータとしての各SD画素データkiに対して、
(1)式の演算により、圧縮データとしての再量子化コ
ードqiが得られる。ただし、(1)式において、[ ]
は切り捨て処理を意味している。空間クラスタップのデ
ータとして、Na個のSD画素データがあるとき、i=
1〜Naである。 qi=[(ki−MIN+0.5).2P/DR] ・・・(1)
【0087】また、画像信号処理部110は、第3のタ
ップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラス
タップのデータ(SD画素データ)より、主に動きの程
度を表すための動きクラスを検出し、そのクラス情報を
出力する動きクラス検出回路125を有している。
【0088】この動きクラス検出回路125では、第3
のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きク
ラスタップのデータ(SD画素データ)mi,niから
フレーム間差分が算出され、さらにその差分の絶対値の
平均値に対してしきい値処理が行われて動きの指標であ
る動きクラスが検出される。すなわち、動きクラス検出
回路125では、(2)式によって、差分の絶対値の平
均値AVが算出される。第3のタップ選択回路123
で、例えば上述したように12個のSD画素データm1
〜m6,n1〜n6が取り出されるとき、(2)式にお
けるNbは6である。
【0089】
【数1】
【0090】そして、動きクラス検出回路125では、
上述したように算出された平均値AVが1個または複数
個のしきい値と比較されて動きクラスのクラス情報MV
が得られる。例えば、3個のしきい値th1,th2,
th3(th1<th2<th3)が用意され、4つの
動きクラスを検出する場合、AV≦th1のときはMV
=0、th1<AV≦th2のときはMV=1、th2
<AV≦th3のときはMV=2、th3<AVのとき
はMV=3とされる。
【0091】また、画像信号処理部110は、空間クラ
ス検出回路124より出力される空間クラスのクラス情
報としての再量子化コードqiと、動きクラス検出回路
125より出力される動きクラスのクラス情報MVに基
づき、作成すべきHD信号(525p信号または105
0i信号)の画素(注目画素)が属するクラスを示すク
ラスコードCLを得るためのクラス合成回路126を有
している。
【0092】このクラス合成回路126では、(3)式
によって、クラスコードCLの演算が行われる。なお、
(3)式において、Naは空間クラスタップのデータ
(SD画素データ)の個数、PはADRCにおける再量
子化ビット数を示している。
【0093】
【数2】
【0094】また、画像信号処理部110は、レジスタ
130〜133と、係数メモリ134とを有している。
後述する線順次変換回路129は、525p信号を出力
する場合と、1050i信号を出力する場合とで、その
動作を切り換える必要がある。レジスタ130は、線順
次変換回路129の動作を指定する動作指定情報を格納
するものである。線順次変換回路129は、レジスタ1
30より供給される動作指定情報に従った動作をする。
【0095】レジスタ131は、第1のタップ選択回路
121で選択される予測タップのタップ位置情報を格納
するものである。第1のタップ選択回路121は、レジ
スタ131より供給されるタップ位置情報に従って予測
タップを選択する。タップ位置情報は、例えば選択され
る可能性のある複数のSD画素に対して番号付けを行
い、選択するSD画素の番号を指定するものである。以
下のタップ位置情報においても同様である。
【0096】レジスタ132は、第2のタップ選択回路
122で選択される空間クラスタップのタップ位置情報
を格納するものである。第2のタップ選択回路122
は、レジスタ132より供給されるタップ位置情報に従
って空間クラスタップを選択する。
【0097】ここで、レジスタ132には、動きが比較
的小さい場合のタップ位置情報Aと、動きが比較的大き
い場合のタップ位置情報Bとが格納される。これらタッ
プ位置情報A,Bのいずれを第2のタップ選択回路12
2に供給するかは、動きクラス検出回路125より出力
される動きクラスのクラス情報MVによって選択され
る。
【0098】すなわち、動きがないか、あるいは動きが
小さいためにMV=0またはMV=1であるときは、タ
ップ位置情報Aが第2のタップ選択回路122に供給さ
れ、この第2のタップ選択回路122で選択される空間
クラスタップは、図10〜図13に示すように、複数フ
ィールドに跨るものとされる。また、動きが比較的大き
いためにMV=2またはMV=3であるときは、タップ
位置情報Bが第2のタップ選択回路122に供給され、
この第2のタップ選択回路122で選択される空間クラ
スタップは、図示せずも、作成すべき画素と同一フィー
ルド内のSD画素のみとされる。
【0099】なお、上述したレジスタ131にも動きが
比較的小さい場合のタップ位置情報と、動きが比較的大
きい場合のタップ位置情報が格納されるようにし、第1
のタップ選択回路121に供給されるタップ位置情報が
動きクラス検出回路125より出力される動きクラスの
クラス情報MVによって選択されるようにしてもよい。
【0100】レジスタ133は、第3のタップ選択回路
123で選択される動きクラスタップのタップ位置情報
を格納するものである。第3のタップ選択回路123
は、レジスタ133より供給されるタップ位置情報に従
って動きクラスタップを選択する。
【0101】さらに、係数メモリ134は、後述する推
定予測演算回路127で使用される推定式の係数データ
を、クラス毎に、格納するものである。この係数データ
は、SD信号としての525i信号を、HD信号として
の525p信号または1050i信号に変換するための
情報である。係数メモリ134には上述したクラス合成
回路126より出力されるクラスコードCLが読み出し
アドレス情報として供給され、この係数メモリ134か
らはクラスコードCLに対応した係数データが読み出さ
れ、推定予測演算回路127に供給されることとなる。
【0102】また、画像信号処理部110は、情報メモ
リバンク135を有している。この情報メモリバンク1
35には、レジスタ130に格納するための動作指定情
報と、レジスタ131〜133に格納するためのタップ
位置情報が予め蓄えられている。
【0103】ここで、レジスタ130に格納するための
動作指定情報として、情報メモリバンク135には、線
順次変換回路129を525p信号を出力するように動
作させるための第1の動作指定情報と、線順次変換回路
129を1050i信号を出力するように動作させるた
めの第2の動作指定情報とが予め蓄えられている。
【0104】ユーザはリモコン送信機200を操作する
ことで、HD信号として525p信号を出力する第1の
変換方法、またはHD信号として1050i信号を出力
する第2の変換方法を選択できる。情報メモリバンク1
35にはシステムコントローラ101よりその変換方法
の選択情報が供給され、この情報メモリバンク135よ
りレジスタ130にはその選択情報に従って第1の動作
指定情報または第2の動作指定情報がロードされる。
【0105】また、情報メモリバンク135には、レジ
スタ131に格納するための予測タップのタップ位置情
報として、第1の変換方法(525p)に対応する第1
のタップ位置情報と、第2の変換方法(1050i)に
対応する第2のタップ位置情報とが予め蓄えられてい
る。この情報メモリバンク135よりレジスタ131に
は、上述した変換方法の選択情報に従って第1のタップ
位置情報または第2のタップ位置情報がロードされる。
【0106】また、情報メモリバンク135には、レジ
スタ132に格納するための空間クラスタップのタップ
位置情報として、第1の変換方法(525p)に対応す
る第1のタップ位置情報と、第2の変換方法(1050
i)に対応する第2のタップ位置情報とが予め蓄えられ
ている。なお、第1および第2のタップ位置情報は、そ
れぞれ動きが比較的小さい場合のタップ位置情報と、動
きが比較的大きい場合のタップ位置情報とからなってい
る。この情報メモリバンク135よりレジスタ132に
は、上述した変換方法の選択情報に従って第1のタップ
位置情報または第2のタップ位置情報がロードされる。
【0107】また、情報メモリバンク135には、レジ
スタ133に格納するための動きクラスタップのタップ
位置情報として、第1の変換方法(525p)に対応す
る第1のタップ位置情報と、第2の変換方法(1050
i)に対応する第2のタップ位置情報とが予め蓄えられ
ている。この情報メモリバンク135よりレジスタ13
3には、上述した変換方法の選択情報に従って第1のタ
ップ位置情報または第2のタップ位置情報がロードされ
る。
【0108】また、情報メモリバンク135には、第1
および第2の変換方法のそれぞれに対応した各クラスの
係数種データが予め蓄えられている。この係数種データ
は、上述した係数メモリ134に格納するための係数デ
ータを生成するための生成式の係数データである。
【0109】後述する推定予測演算回路127では、予
測タップのデータ(SD画素データ)xiと、係数メモ
リ134より読み出される係数データWiとから、
(4)式の推定式によって、作成すべきHD画素データ
yが演算される。第1のタップ選択回路121で選択さ
れる予測タップが、図4および図7に示すように10個
であるとき、(4)式におけるnは10となる。
【0110】
【数3】
【0111】そして、この推定式の係数データWi(i
=1〜n)は、(5)式に示すように、パラメータh,
vを含む生成式によって生成される。情報メモリバンク
135には、この生成式の係数データである係数種デー
タw10〜wn9が、変換方法毎かつクラス毎に、記憶され
ている。この係数種データの生成方法については後述す
る。
【0112】
【数4】
【0113】また、画像信号処理部110は、各クラス
の係数種データおよびパラメータh,vの値とを用い、
(5)式によって、クラス毎に、パラメータh,vの値
に対応した推定式の係数データWi(i=1〜n)を生
成する係数生成回路136を有している。この係数生成
回路136には、情報メモリバンク135より、上述し
た変換方法の選択情報に従って第1の変換方法または第
2の変換方法に対応した各クラスの係数種データがロー
ドされる。また、この係数生成回路136には、システ
ムコントローラ101より、パラメータh,vの値が供
給される。
【0114】この係数生成回路136で生成される各ク
ラスの係数データWi(i=1〜n)は、上述した係数
メモリ134に格納される。この係数生成回路136に
おける各クラスの係数データWiの生成は、例えば各垂
直ブランキング期間で行われる。これにより、ユーザの
リモコン送信機200の操作によってパラメータh,v
の値が変更されても、係数メモリ134に格納される各
クラスの係数データWiを、そのパラメータh,vの値
に対応したものに即座に変更でき、ユーザによる解像度
の調整がスムーズに行われる。
【0115】また、画像信号処理部110は、係数生成
回路136で生成される各クラスの係数データWi(i
=1〜n)に対応した正規化係数Sを、(6)式によっ
て、演算する正規化係数生成回路137と、ここで生成
された正規化係数Sを、クラス毎に格納する正規化係数
メモリ138を有している。正規化係数メモリ138に
は上述したクラス合成回路126より出力されるクラス
コードCLが読み出しアドレス情報として供給され、こ
の正規化係数メモリ138からはクラスコードCLに対
応した正規化係数Sが読み出され、後述する正規化演算
回路128に供給されることとなる。
【0116】
【数5】
【0117】また、画像信号処理部110は、第1のタ
ップ選択回路121で選択的に取り出される予測タップ
のデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ134
より読み出される係数データWiとから、作成すべきH
D信号の画素(注目画素)のデータを演算する推定予測
演算回路127を有している。
【0118】この推定予測演算回路127では、525
p信号を出力する場合、上述した図4に示すように、奇
数(o)フィールドおよび偶数(e)フィールドで、5
25i信号のラインと同一位置のラインデータL1と、
525i信号の上下のラインの中間位置のラインデータ
L2とを生成し、また各ラインの画素数を2倍とする必
要がある。また、この推定予測演算回路127では、1
050i信号を出力する場合、上述した図5に示すよう
に、奇数(o)フィールドおよび偶数(e)フィールド
で、525i信号のラインに近い位置のラインデータL
1,L1′と、525i信号のラインから遠い位置のラ
インデータL2,L2′とを生成し、また各ラインの画
素数を2倍とする必要がある。
【0119】従って、推定予測演算回路127では、H
D信号を構成する4画素のデータが同時的に生成され
る。例えば、4画素のデータはそれぞれ係数データを異
にする推定式を使用して同時的に生成されるものであ
り、係数メモリ134からはそれぞれの推定式の係数デ
ータが供給される。ここで、推定予測演算回路127で
は、予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、係
数メモリ134より読み出される係数データWiとか
ら、上述の(4)式の推定式によって、作成すべきHD
画素データyが演算される。
【0120】また、画像信号処理部110は、推定予測
演算回路127より出力されるラインデータL1,L2
(L1′,L2′)を構成する各HD画素データyを、
正規化係数メモリ138より読み出され、それぞれの生
成に使用された係数データWi(i=1〜n)に対応し
た正規化係数Sで除算して正規化する正規化演算回路1
28を有している。上述せずも、係数生成回路136で
係数種データより生成式で推定式の係数データを求める
ものであるが、生成される係数データは丸め誤差を含
み、係数データWi(i=1〜n)の総和が1.0にな
ることは保証されない。そのため、推定予測演算回路1
27で演算されるHD画素データyは、丸め誤差によっ
てレベル変動したものとなる。上述したように、正規化
演算回路128で正規化することで、その変動を除去で
きる。
【0121】また、画像信号処理部110は、水平周期
を1/2倍とするライン倍速処理を行って、推定予測演
算回路127より正規化演算回路128を介して供給さ
れるラインデータL1,L2(L1′,L2′)を線順
次化する線順次変換回路129を有している。
【0122】図16は、525p信号を出力する場合の
ライン倍速処理をアナログ波形を用いて示すものであ
る。上述したように、推定予測演算回路127によって
ラインデータL1,L2が生成される。ラインデータL
1には順にa1,a2,a3,・・・のラインが含ま
れ、ラインデータL2には順にb1,b2,b3,・・
・のラインが含まれる。線順次変換回路129は、各ラ
インのデータを時間軸方向に1/2に圧縮し、圧縮され
たデータを交互に選択することによって、線順次出力a
0,b0,a1,b1,・・・を形成する。
【0123】なお、1050i信号を出力する場合に
は、奇数フィールドおよび偶数フィールドでインタレー
ス関係を満たすように、線順次変換回路129が線順次
出力を発生する。したがって、線順次変換回路129
は、525p信号を出力する場合と、1050i信号を
出力する場合とで、その動作を切り換える必要がある。
その動作指定情報は、上述したようにレジスタ130よ
り供給される。
【0124】次に、画像信号処理部110の動作を説明
する。
【0125】バッファメモリ109に記憶されているS
D信号(525i信号)より、第2のタップ選択回路1
22で、空間クラスタップのデータ(SD画素データ)
が選択的に取り出される。この場合、第2のタップ選択
回路122では、レジスタ132より供給される、ユー
ザによって選択された変換方法、および動きクラス検出
回路125で検出される動きクラスに対応したタップ位
置情報に基づいて、タップの選択が行われる。
【0126】この第2のタップ選択回路122で選択的
に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)は空間クラス検出回路124に供給される。この
空間クラス検出回路124では、空間クラスタップのデ
ータとしての各SD画素データに対してADRC処理が
施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのク
ラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが
得られる((1)式参照)。
【0127】また、バッファメモリ109に記憶されて
いるSD信号(525i信号)より、第3のタップ選択
回路123で、動きクラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)が選択的に取り出される。この場合、第3のタッ
プ選択回路123では、レジスタ133より供給され
る、ユーザによって選択された変換方法に対応したタッ
プ位置情報に基づいて、タップの選択が行われる。
【0128】この第3のタップ選択回路123で選択的
に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)は動きクラス検出回路125に供給される。この
動きクラス検出回路125では、動きクラスタップのデ
ータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動
きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが
得られる。
【0129】この動き情報MVと上述した再量子化コー
ドqiはクラス合成回路126に供給される。このクラ
ス合成回路126では、これら動き情報MVと再量子化
コードqiとから、作成すべきHD信号(525p信号
または1050i信号)の画素(注目画素)が属するク
ラスを示すクラスコードCLが得られる((3)式参
照)。そして、このクラスコードCLは、係数メモリ1
34および正規化係数メモリ138に読み出しアドレス
情報として供給される。
【0130】係数メモリ134には、例えば各垂直ブラ
ンキング期間に、ユーザによって調整されたパラメータ
h,vの値に対応した各クラスの推定式の係数データW
i(i=1〜n)が係数生成回路136で生成されて格
納される。また、正規化係数メモリ138には、上述し
たように係数生成回路136で生成された各クラスの係
数データWi(i=1〜n)に対応した正規化係数Sが
正規化係数生成回路137で生成されて格納される。
【0131】係数メモリ134に上述したようにクラス
コードCLが読み出しアドレス情報として供給されるこ
とで、この係数メモリ134からクラスコードCLに対
応した係数データWiが読み出されて推定予測演算回路
127に供給される。また、バッファメモリ109に記
憶されているSD信号(525i信号)より、第1のタ
ップ選択回路121で、予測タップのデータ(SD画素
データ)が選択的に取り出される。この場合、第1のタ
ップ選択回路121では、レジスタ131より供給され
る、ユーザによって選択された変換方法に対応したタッ
プ位置情報に基づいて、タップの選択が行われる。この
第1のタップ選択回路121で選択的に取り出される予
測タップのデータ(SD画素データ)xiは推定予測演
算回路127に供給される。
【0132】推定予測演算回路127では、予測タップ
のデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ134
より読み出される係数データWiとから、作成すべきH
D信号の画素(注目画素)のデータ(HD画素データ)
yが演算される((4)式参照)。この場合、HD信号
を構成する4画素のデータが同時的に生成される。
【0133】これにより、525p信号を出力する第1
の変換方法が選択されているときは、奇数(o)フィー
ルドおよび偶数(e)フィールドで、525i信号のラ
インと同一位置のラインデータL1と、525i信号の
上下のラインの中間位置のラインデータL2とが生成さ
れる(図4参照)。また、1050i信号を出力する第
2の変換方法が選択されているときは、奇数(o)フィ
ールドおよび偶数(e)フィールドで、525i信号の
ラインに近い位置のラインデータL1,L1′と、52
5i信号のラインから遠い位置のラインデータL2,L
2′とが生成される(図5参照)。
【0134】このように推定予測演算回路127で生成
されたラインデータL1,L2(L1′,L2′)は正
規化演算回路128に供給される。正規化係数メモリ1
38に上述したようにクラスコードCLが読み出しアド
レス情報として供給されることで、この正規化係数メモ
リ138からクラスコードCLに対応した正規化係数
S、つまり推定予測演算回路127より出力されるライ
ンデータL1,L2(L1′,L2′)を構成する各H
D画素データyの生成に使用された係数データWi(i
=1〜n)に対応した正規化係数Sが読み出されて推定
予測演算回路127に供給される。正規化演算回路12
8では、推定予測演算回路127より出力されるライン
データL1,L2(L1′,L2′)を構成する各HD
画素データyがそれぞれ対応する正規化係数Sで除算さ
れて正規化される。これにより、係数種データを用いて
生成式((5)式参照)で推定式((4)式参照)の係
数データを求める際の丸め誤差による注目点の情報デー
タのレベル変動が除去される。
【0135】このように正規化演算回路128で正規化
されたラインデータL1,L2(L1′,L2′)は、
線順次変換回路129に供給される。そして、この線順
次変換回路129では、ラインデータL1,L2(L
1′,L2′)が線順次化されてHD信号が生成され
る。この場合、線順次変換回路129は、レジスタ13
0より供給される、ユーザによって選択された変換方法
に対応した動作指示情報に従った動作をする。そのた
め、ユーザによって第1の変換方法(525p)が選択
されているときは、線順次変換回路129より525p
信号が出力される。一方、ユーザによって第2の変換方
法(1050i)が選択されているときは、線順次変換
回路129より1050i信号が出力される。
【0136】上述したように、係数生成回路136で、
情報メモリバンク135よりロードされる係数種データ
を用いて、クラス毎に、パラメータh,vの値に対応し
た推定式の係数データWi(i=1〜n)が生成され、
これが係数メモリ134に格納される。そして、この係
数メモリ134より、クラスコードCLに対応して読み
出される係数データWi(i=1〜n)を用いて推定予
測演算回路127でHD画素データyが演算される。
【0137】このように、画像信号処理部110では、
調整された複数種類のパラメータh,vの値に対応した
推定式の係数データWi(i=1〜n)が使用されて、
HD画素データyが演算される。したがって、ユーザ
は、パラメータh,vの値を調整することで、HD信号
による画像の画質を水平解像度および垂直解像度の軸で
自由に調整できる。また、ユーザは、パラメータh,v
の値を調整することで、HD信号による画像の水平およ
び垂直の画質を、無段階になめらかに調整することがで
きる。なお、この場合、調整されたパラメータh,vの
値に対応した各クラスの係数データをその都度係数生成
回路136で生成して使用するものであり、大量の係数
データを格納しておくメモリを必要としない。
【0138】上述したように、情報メモリバンク135
には、係数種データが、変換方法毎かつクラス毎に、記
憶されている。この係数種データは、予め学習によって
生成されたものである。
【0139】まず、この生成方法の一例について説明す
る。(5)式の生成式における係数データである係数種
データw10〜wn9を求める例を示すものとする。
【0140】ここで、以下の説明のため、(7)式のよ
うに、ti(i=0〜9)を定義する。 t0=1,t1=v,t2=h,t3=v2,t4=vh,t5=h2, t6=v3,t7=v2h,t8=vh2,t9=h3 ・・・(7) この(7)式を用いると、(5)式は、(8)式のよう
に書き換えられる。
【0141】
【数6】
【0142】最終的に、学習によって未定係数wxyを求
める。すなわち、変換方法毎かつクラス毎に、複数のS
D画素データとHD画素データを用いて、二乗誤差を最
小にする係数値を決定する。いわゆる最小二乗法による
解法である。学習数をm、k(1≦k≦m)番目の学習
データにおける残差をek、二乗誤差の総和をEとする
と、(4)式および(5)式を用いて、Eは(9)式で
表される。ここで、x ikはSD画像のi番目の予測タッ
プ位置におけるk番目の画素データ、ykはそれに対応
するk番目のHD画像の画素データを表している。
【0143】
【数7】
【0144】最小二乗法による解法では、(9)式のw
xyによる偏微分が0になるようなw xyを求める。これ
は、(10)式で示される。
【0145】
【数8】
【0146】以下、(11)式、(12)式のように、
ipjq、Yipを定義すると、(10)式は、行列を用い
て(13)式のように書き換えられる。
【0147】
【数9】
【0148】
【数10】
【0149】この方程式は一般に正規方程式と呼ばれて
いる。この正規方程式は、掃き出し法(Gauss-Jordanの
消去法)等を用いて、wxyについて解かれ、係数種デー
タが算出される。
【0150】図17は、上述した係数種データの生成方
法の概念を示している。HD信号から複数のSD信号を
生成する。例えば、HD信号からSD信号を生成する際
に使用するフィルタの水平帯域と垂直帯域を可変するパ
ラメータh,vをそれぞれ9段階に可変して、合計81
種類のSD信号を生成している。このようにして生成し
た複数のSD信号とHD信号との間で学習を行って係数
種データを生成する。
【0151】図18は、上述した概念で係数種データを
生成する係数種データ生成装置150の構成を示してい
る。
【0152】この係数種データ生成装置150は、教師
信号としてのHD信号(525p信号/1050i信
号)が入力される入力端子151と、このHD信号に対
して水平および垂直の間引き処理を行って、入力信号と
してのSD信号を得るSD信号生成回路152とを有し
ている。
【0153】このSD信号生成回路152には、変換方
法選択信号が制御信号として供給される。第1の変換方
法(図1の画像信号処理部110で525i信号より5
25p信号を得る)が選択される場合、SD信号生成回
路152では525p信号に対して間引き処理が施され
てSD信号が生成される(図4参照)。一方、第2の変
換方法(図1の画像信号処理部110で525i信号よ
り1050i信号を得る)が選択される場合、SD信号
生成回路152では1050i信号に対して間引き処理
が施されてSD信号が生成される(図5参照)。
【0154】また、SD信号生成回路152には、パラ
メータh,vが制御信号として供給される。このパラメ
ータh,vに対応して、HD信号からSD信号を生成す
る際に使用するフィルタの水平帯域と垂直帯域とが可変
される。ここで、フィルタの詳細について、いくつかの
例を示す。
【0155】例えば、フィルタを、水平帯域を制限する
帯域フィルタと垂直帯域を制限する帯域フィルタとから
構成することが考えられる。この場合、図19に示すよ
うに、パラメータhまたはvの段階的な値に対応した周
波数特性を設計し、逆フーリエ変換をすることにより、
パラメータhまたはvの段階的な値に対応した周波数特
性を持つ1次元フィルタを得ることができる。
【0156】また例えば、フィルタを、水平帯域を制限
する1次元ガウシアンフィルタと垂直帯域を制限する1
次元ガウシアンフィルタとから構成することが考えられ
る。この1次元ガウシアンフィルタは(14)式で示さ
れる。この場合、パラメータhまたはvの段階的な値に
対応して標準偏差σの値を段階的に変えることにより、
パラメータhまたはvの段階的な値に対応した周波数特
性を持つ1次元ガウシアンフィルタを得ることができ
る。
【0157】
【数11】
【0158】また例えば、フィルタを、パラメータh,
vの両方で水平および垂直の周波数特性が決まる2次元
フィルタF(h,v)で構成することが考えられる。こ
の2次元フィルタの生成方法は、上述した1次元フィル
タと同様に、パラメータh,vの段階的な値に対応した
2次元周波数特性を設計し、2次元の逆フーリエ変換を
することにより、パラメータh,vの段階的な値に対応
した2次元周波数特性を持つ2次元フィルタを得ること
ができる。
【0159】また、係数種データ生成装置150は、S
D信号生成回路152より出力されるSD信号(525
i信号)より、HD信号(1050i信号または525
p信号)に係る注目画素の周辺に位置する複数のSD画
素のデータを選択的に取り出して出力する第1〜第3の
タップ選択回路153〜155を有している。
【0160】これら第1〜第3のタップ選択回路153
〜155は、上述した画像信号処理部110の第1〜第
3のタップ選択回路121〜123と同様に構成され
る。これら第1〜第3のタップ選択回路153〜155
で選択されるタップは、タップ選択制御部156からの
タップ位置情報によって指定される。
【0161】タップ選択制御回路156には、変換方法
選択信号が制御信号として供給される。第1の変換方法
が選択される場合と第2の変換方法が選択される場合と
で、第1〜第3のタップ選択回路153〜155に供給
されるタップ位置情報が異なるようにされている。ま
た、タップ選択制御回路156には後述する動きクラス
検出回路158より出力される動きクラスのクラス情報
MVが供給される。これにより、第2のタップ選択回路
154に供給されるタップ位置情報が動きが大きいか小
さいかによって異なるようにされる。
【0162】また、係数種データ生成装置150は、第
2のタップ選択回路154で選択的に取り出される空間
クラスタップのデータ(SD画素データ)のレベル分布
パターンを検出し、このレベル分布パターンに基づいて
空間クラスを検出し、そのクラス情報を出力する空間ク
ラス検出回路157を有している。この空間クラス検出
回路157は、上述した画像信号処理部110の空間ク
ラス検出回路124と同様に構成される。この空間クラ
ス検出回路157からは、空間クラスタップのデータと
しての各SD画素データ毎の再量子化コードqiが空間
クラスを示すクラス情報として出力される。
【0163】また、係数種データ生成装置150は、第
3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動き
クラスタップのデータ(SD画素データ)より、主に動
きの程度を表すための動きクラスを検出し、そのクラス
情報MVを出力する動きクラス検出回路158を有して
いる。この動きクラス検出回路158は、上述した画像
信号処理部110の動きクラス検出回路125と同様に
構成される。この動きクラス検出回路158では、第3
のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きク
ラスタップのデータ(SD画素データ)からフレーム間
差分が算出され、さらにその差分の絶対値の平均値に対
してしきい値処理が行われて動きの指標である動きクラ
スが検出される。
【0164】また、係数種データ生成装置150は、空
間クラス検出回路157より出力される空間クラスのク
ラス情報としての再量子化コードqiと、動きクラス検
出回路158より出力される動きクラスのクラス情報M
Vに基づき、HD信号(525p信号または1050i
信号)に係る注目画素が属するクラスを示すクラスコー
ドCLを得るためのクラス合成回路159を有してい
る。このクラス合成回路159も、上述した画像信号処
理部110のクラス合成回路126と同様に構成され
る。
【0165】また、係数種データ生成装置150は、入
力端子151に供給されるHD信号より得られる注目画
素データとしての各HD画素データyと、この各HD画
素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路1
53で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD
画素データ)xiと、各HD画素データyにそれぞれ対
応してクラス合成回路159より出力されるクラスコー
ドCLとから、各クラス毎に、係数種データw10〜wn9
を得るための正規方程式((13)式参照)を生成する
正規方程式生成部160を有している。
【0166】この場合、一個のHD画素データyとそれ
に対応するn個の予測タップ画素データとの組み合わせ
で学習データが生成されるが、SD信号生成回路152
へのパラメータh,vが順次変更されていって水平およ
び垂直の帯域が段階的に変化した複数のSD信号が順次
生成されていき、これにより正規方程式生成部160で
は多くの学習データが登録された正規方程式が生成され
る。
【0167】ここで、HD信号と、そのHD信号から帯
域が狭いフィルタを作用させて生成したSD信号との間
で学習して算出した係数種データは、解像度の高いHD
信号を得るためのものとなる。逆に、HD信号と、その
HD信号から帯域が広いフィルタを作用させて生成した
SD信号との間で学習して算出した係数種データは解像
度の低いHD信号を得るためのものとなる。上述したよ
うに複数のSD信号を順次生成して学習データを登録す
ることで、連続した解像度のHD信号を得るための係数
種データを求めることが可能となる。
【0168】なお、図示せずも、第1のタップ選択回路
153の前段に時間合わせ用の遅延回路を配置すること
で、この第1のタップ選択回路153から正規方程式生
成部160に供給されるSD画素データxiのタイミン
グ合わせを行うことができる。
【0169】また、係数種データ生成装置150は、正
規方程式生成部160でクラス毎に生成された正規方程
式のデータが供給され、クラス毎に正規方程式を解い
て、各クラスの係数種データw10〜wn9を求める係数種
データ決定部161と、この求められた係数種データw
10〜wn9を記憶する係数種メモリ162とを有してい
る。係数種データ決定部161では、正規方程式が例え
ば掃き出し法などによって解かれて、係数データw10
n9が求められる。
【0170】図18に示す係数種データ生成装置150
の動作を説明する。入力端子151には教師信号として
のHD信号(525p信号または1050i信号)が供
給され、そしてこのHD信号に対してSD信号生成回路
152で水平および垂直の間引き処理が行われて入力信
号としてのSD信号(525i信号)が生成される。
【0171】この場合、第1の変換方法(図1の画像信
号処理部110で525i信号より525p信号を得
る)が選択される場合、SD信号生成回路152では5
25p信号に対して間引き処理が施されてSD信号が生
成される。一方、第2の変換方法(図1の画像信号処理
部110で525i信号より1050i信号を得る)が
選択される場合、SD信号生成回路152では1050
i信号に対して間引き処理が施されてSD信号が生成さ
れる。またこの場合、SD信号生成回路152にはパラ
メータh,vが制御信号として供給され、水平および垂
直の帯域が段階的に変化した複数のSD信号が順次生成
されていく。
【0172】このSD信号(525i信号)より、第2
のタップ選択回路154で、HD信号(525p信号ま
たは1050i信号)に係る注目画素の周辺に位置する
空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的
に取り出される。この第2のタップ選択回路154で
は、タップ選択制御回路156より供給される、選択さ
れた変換方法、および動きクラス検出回路158で検出
される動きクラスに対応したタップ位置情報に基づい
て、タップの選択が行われる。
【0173】この第2のタップ選択回路154で選択的
に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)は空間クラス検出回路157に供給される。この
空間クラス検出回路157では、空間クラスタップのデ
ータとしての各SD画素データに対してADRC処理が
施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのク
ラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが
得られる((1)式参照)。
【0174】また、SD信号生成回路152で生成され
たSD信号より、第3のタップ選択回路155で、HD
信号に係る注目画素の周辺に位置する動きクラスタップ
のデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。
この場合、第3のタップ選択回路155では、タップ選
択制御回路156より供給される、選択された変換方法
に対応したタップ位置情報に基づいて、タップの選択が
行われる。
【0175】この第3のタップ選択回路155で選択的
に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)は動きクラス検出回路158に供給される。この
動きクラス検出回路158では、動きクラスタップのデ
ータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動
きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが
得られる。
【0176】この動き情報MVと上述した再量子化コー
ドqiはクラス合成回路159に供給される。このクラ
ス合成回路159では、これら動き情報MVと再量子化
コードqiとから、HD信号(525p信号または10
50i信号)に係る注目画素が属するクラスを示すクラ
スコードCLが得られる((3)式参照)。
【0177】また、SD信号生成回路152で生成され
るSD信号より、第1のタップ選択回路153で、HD
信号に係る注目画素の周辺に位置する予測タップのデー
タ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この場
合、第1のタップ選択回路153では、タップ選択制御
回路156より供給される、選択された変換方法に対応
したタップ位置情報に基づいて、タップの選択が行われ
る。
【0178】そして、入力端子151に供給されるHD
信号より得られる注目画素データとしての各HD画素デ
ータyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して
第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予
測タップのデータ(SD画素データ)xiと、各HD画
素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159よ
り出力されるクラスコードCLとから、正規方程式生成
部160では、各クラス毎に、係数種データw10〜wn9
を生成するための正規方程式((13)式参照)が生成
される。
【0179】そして、係数種データ決定部161でその
正規方程式が解かれ、各クラス毎の係数種データw10
n9が求められ、その係数種データw10〜wn9はクラス
別にアドレス分割された係数種メモリ162に記憶され
る。
【0180】このように、図18に示す係数種データ生
成装置150においては、図1の画像信号処理部110
の情報メモリバンク135に記憶される各クラスの係数
種データw10〜wn9を生成することができる。この場
合、SD信号生成回路152では、選択された変換方法
によって525p信号または1050i信号を使用して
SD信号(525i信号)が生成されるものであり、第
1の変換方法(画像信号処理部110で525i信号よ
り525p信号を得る)および第2の変換方法(画像信
号処理部110で525i信号より1050i信号を得
る)に対応した係数種データを生成できる。
【0181】次に、係数種データの生成方法の他の例に
ついて説明する。この例においても、上述した(5)式
の生成式における係数データである係数種データw10
n9を求める例を示すものとする。
【0182】図20は、この例の概念を示している。H
D信号から複数のSD信号を生成する。例えば、HD信
号からSD信号を生成する際に使用するフィルタの水平
帯域と垂直帯域を可変するパラメータh,vをそれぞれ
9段階に可変して、合計81種類のSD信号を生成す
る。このようにして生成した各SD信号とHD信号との
間で学習を行って、(4)式の推定式の係数データWi
を生成する。そして、各SD信号に対応して生成された
係数データWiを使用して係数種データを生成する。
【0183】まず、推定式の係数データの求め方を説明
する。ここでは、(4)式の推定式の係数データWi
(i=1〜n)を最小二乗法により求める例を示すもの
とする。一般化した例として、Xを入力データ、Wを係
数データ、Yを予測値として、(15)式の観測方程式
を考える。この(15)式において、mは学習データの
数を示し、nは予測タップの数を示している。
【0184】
【数12】
【0185】(15)式の観測方程式により収集された
データに最小二乗法を適用する。この(15)式の観測
方程式をもとに、(16)式の残差方程式を考える。
【0186】
【数13】
【0187】(16)式の残差方程式から、各Wiの最
確値は、(17)式のe2を最小にする条件が成り立つ
場合と考えられる。すなわち、(18)式の条件を考慮
すればよいわけである。
【0188】
【数14】
【0189】つまり、(18)式のiに基づくn個の条
件を考え、これを満たす、W1,W2,・・・,Wnを算
出すればよい。そこで、(16)式の残差方程式から、
(19)式が得られる。さらに、(19)式と(15)
式とから、(20)式が得られる。
【0190】
【数15】
【0191】そして、(16)式と(20)式とから、
(21)式の正規方程式が得られる。
【0192】
【数16】
【0193】(21)式の正規方程式は、未知数の数n
と同じ数の方程式を立てることが可能であるので、各W
iの最確値を求めることができる。この場合、掃き出し
法(Gauss-Jordanの消去法)等を用いて連立方程式を解
くことになる。
【0194】次に、各SD信号に対応して生成された係
数データを使用して、係数種データの求め方を説明す
る。パラメータh,vに対応したSD信号を用いた学習
による、あるクラスの係数データが、kvhiとなったと
する。ここで、iは予測タップの番号である。このk
vhiから、このクラスの係数種データを求める。
【0195】各係数データWi(i=1〜n)は、係数
種データw10〜wn9を使って、上述した(5)式で表現
される。ここで、係数データWiに対して最小二乗法を
使用することを考えると、残差は、(22)式で表され
る。
【0196】
【数17】
【0197】ここで、tjは、上述の(7)式に示され
ている。(22)式に最小二乗法を作用させると、(2
3)式が得られる。
【0198】
【数18】
【0199】ここで、Xjk,Yjをそれぞれ(24)
式、(25)式のように定義すると、(23)式は(2
6)式のように書き換えられる。この(26)式も正規
方程式であり、この式を掃き出し法等の一般解法で解く
ことにより、係数種データw10〜wn9を算出することが
できる。
【0200】
【数19】
【0201】図21は、図20に示す概念に基づいて係
数種データを生成する係数種データ生成装置150′の
構成を示している。この図21において、図20と対応
する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略す
る。
【0202】係数種データ生成装置150′は、入力端
子151に供給されるHD信号より得られる注目画素デ
ータとしての各HD画素データyと、この各HD画素デ
ータyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路153
で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素
データ)xiと、各HD画素データyにそれぞれ対応し
てクラス合成回路159より出力されるクラスコードC
Lとから、クラス毎に、係数データWi(i=1〜n)
を得るための正規方程式((21)式参照)を生成する
正規方程式生成部171を有している。
【0203】この場合、一個のHD画素データyとそれ
に対応するn個の予測タップ画素データとの組み合わせ
で学習データが生成されるが、SD信号生成回路152
へのパラメータh,vが順次変更されていって水平およ
び垂直の帯域が段階的に変化した複数のSD信号が順次
生成されていき、HD信号と各SD信号との間でそれぞ
れ学習データの生成が行われる。これにより、正規方程
式生成部171では、各SD信号のそれぞれ対応して、
クラス毎に、係数データWi(i=1〜n)を得るため
の正規方程式が生成される。
【0204】また、係数種データ生成装置150′は、
正規方程式生成部171で生成された正規方程式のデー
タが供給され、その正規方程式を解いて、各SD信号に
それぞれ対応した各クラスの係数データWiを求める係
数データ決定部172と、この各SD信号に対応した各
クラスの係数データWiを使用して、クラス毎に、係数
種データw10〜wn9を得るための正規方程式((26)
式参照)を生成する正規方程式生成部173とを有して
いる。
【0205】また、係数種データ生成装置150′は、
正規方程式生成部173でクラス毎に生成された正規方
程式のデータが供給され、クラス毎に正規方程式を解い
て、各クラスの係数種データw10〜wn9を求める係数種
データ決定部174と、この求められた係数種データw
10〜wn9を記憶する係数種メモリ162とを有してい
る。
【0206】図21に示す係数種データ生成装置15
0′のその他は、図18に示す係数種データ生成装置1
50と同様に構成される。
【0207】図21に示す係数種データ生成装置15
0′の動作を説明する。入力端子151には教師信号と
してのHD信号(525p信号または1050i信号)
が供給され、そしてこのHD信号に対してSD信号生成
回路152で水平および垂直の間引き処理が行われて入
力信号としてのSD信号(525i信号)が生成され
る。
【0208】この場合、第1の変換方法(図1の画像信
号処理部110で525i信号より525p信号を得
る)が選択される場合、SD信号生成回路152では5
25p信号に対して間引き処理が施されてSD信号が生
成される。一方、第2の変換方法(図1の画像信号処理
部110で525i信号より1050i信号を得る)が
選択される場合、SD信号生成回路152では1050
i信号に対して間引き処理が施されてSD信号が生成さ
れる。またこの場合、SD信号生成回路152にはパラ
メータh,vが制御信号として供給され、水平および垂
直の帯域が段階的に変化した複数のSD信号が順次生成
されていく。
【0209】このSD信号(525i信号)より、第2
のタップ選択回路154で、HD信号(525p信号ま
たは1050i信号)に係る注目画素の周辺に位置する
空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的
に取り出される。この第2のタップ選択回路154で
は、タップ選択制御回路156より供給される、選択さ
れた変換方法、および動きクラス検出回路158で検出
される動きクラスに対応したタップ位置情報に基づい
て、タップの選択が行われる。
【0210】この第2のタップ選択回路154で選択的
に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)は空間クラス検出回路157に供給される。この
空間クラス検出回路157では、空間クラスタップのデ
ータとしての各SD画素データに対してADRC処理が
施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのク
ラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが
得られる((1)式参照)。
【0211】また、SD信号生成回路152で生成され
たSD信号より、第3のタップ選択回路155で、HD
信号に係る注目画素の周辺に位置する動きクラスタップ
のデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。
この場合、第3のタップ選択回路155では、タップ選
択制御回路156より供給される、選択された変換方法
に対応したタップ位置情報に基づいて、タップの選択が
行われる。
【0212】この第3のタップ選択回路155で選択的
に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)は動きクラス検出回路158に供給される。この
動きクラス検出回路158では、動きクラスタップのデ
ータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動
きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが
得られる。
【0213】この動き情報MVと上述した再量子化コー
ドqiはクラス合成回路159に供給される。このクラ
ス合成回路159では、これら動き情報MVと再量子化
コードqiとから、HD信号(525p信号または10
50i信号)に係る注目画素が属するクラスを示すクラ
スコードCLが得られる((3)式参照)。
【0214】また、SD信号生成回路152で生成され
るSD信号より、第1のタップ選択回路153で、HD
信号に係る注目画素の周辺に位置する予測タップのデー
タ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この場
合、第1のタップ選択回路153では、タップ選択制御
回路156より供給される、選択された変換方法に対応
したタップ位置情報に基づいて、タップの選択が行われ
る。
【0215】そして、入力端子151に供給されるHD
信号より得られる注目画素データとしての各HD画素デ
ータyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して
第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予
測タップのデータ(SD画素データ)xiと、各HD画
素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159よ
り出力されるクラスコードCLとから、正規方程式生成
部171では、SD信号生成回路152で生成される各
SD信号のそれぞれ対応して、クラス毎に、係数データ
Wi(i=1〜n)を得るための正規方程式((21)
式参照)が生成される。
【0216】そして、係数データ決定部172でその正
規方程式が解かれ、各SD信号にそれぞれ対応した各ク
ラスの係数データWiが求められる。正規方程式生成部
173では、この各SD信号にそれぞれ対応した各クラ
スの係数データWiから、クラス毎に、係数種データw
10〜wn9を得るための正規方程式((26)式参照)が
生成される。
【0217】そして、係数種データ決定部174でその
正規方程式が解かれ、各クラスの係数種データw10〜w
n9が求められ、その係数種データw10〜wn9はクラス別
にアドレス分割された係数種メモリ162に記憶され
る。
【0218】このように、図21に示す係数種データ生
成装置150′においても、図1の画像信号処理部11
0の情報メモリバンク135に記憶される各クラスの係
数種データw10〜wn9を生成することができる。この場
合、SD信号生成回路152では、選択された変換方法
によって525p信号または1050i信号を使用して
SD信号(525i信号)が生成されるものであり、第
1の変換方法(画像信号処理部110で525i信号よ
り525p信号を得る)および第2の変換方法(画像信
号処理部110で525i信号より1050i信号を得
る)に対応した係数種データを生成できる。
【0219】なお、図1の画像信号処理部110では、
係数データWi(i=1〜n)を生成するために(5)
式の生成式を使用したが、例えば、(27)式、(2
8)式などを使用してもよく、さらに次数の異なった多
項式や、他の関数で表現される式でも実現可能である。
【0220】
【数20】
【0221】また、図1の画像信号処理部110では、
水平解像度を指定するパラメータhと垂直解像度を指定
するパラメータvとを設定し、これら複数種類のパラメ
ータh,vの値を調整することで画像の水平および垂直
の解像度を調整し得るものを示したが、例えばノイズ除
去度(ノイズ低減度)を指定するパラメータzを設け、
このパラメータzの値を調整することで画像のノイズ除
去度を調整し得るものも同様に構成することができる。
【0222】この場合、係数データWi(i=1〜n)
を生成する生成式として、例えば、(29)式、(3
0)式などを使用でき、さらに次数の異なった多項式
や、他の関数で表現される式でも実現可能である。
【0223】
【数21】
【0224】なお、上述したようにパラメータzを含む
生成式の係数データである係数種データは、上述したパ
ラメータh,vを含む生成式の係数データである係数種
データを生成する場合と同様に、図18に示す係数種デ
ータ生成装置150あるいは図21に示す係数種データ
生成装置150′により生成できる。
【0225】その場合、SD信号生成回路152には、
パラメータzが制御信号として供給され、このパラメー
タzの値に対応して、HD信号からSD信号を生成する
際に、SD信号に対するノイズ付加状態が段階的に可変
される。このようにSD信号に対するノイズ付加状態を
段階的に可変させて学習データを登録することで、連続
したノイズ除去度を得るための係数種データを生成する
ことができる。
【0226】ここで、パラメータzの値に対応したノイ
ズ付加方法の詳細について、いくつかの例を示す。
【0227】例えば、図22Aに示すように、SD信号
に振幅レベルを段階的に変化させたノイズ信号を加え
て、段階的にノイズレベルが変化するSD信号を生成す
る。
【0228】また例えば、図22Bに示すように、SD
信号に一定振幅レベルのノイズ信号を加えるが、加える
画面領域を段階的に可変する。
【0229】さらに例えば、図22Cに示すように、S
D信号(1画面分)として、ノイズが含まれていないも
のと、ノイズが含まれているものとを用意する。そし
て、正規方程式を生成する際に、それぞれのSD信号に
対して複数回の学習を行う。
【0230】例えば、「ノイズ0」ではノイズなしのS
D信号に対して100回の学習を行い、「ノイズi」で
はノイズなしのSD信号に対して30回の学習を行うと
共にノイズありのSD信号に対して70回の学習を行
う。この場合、「ノイズi」の方がノイズ除去度が高い
係数種データを算出する学習系になる。このように、ノ
イズなしとノイズありのSD信号に対する学習回数を段
階的に変化させて学習を行うことにより、連続したノイ
ズ除去度を得るための係数種データを得ることができ
る。
【0231】この手法を、上述せずも、正規方程式の加
算という形で実現することもできる。
【0232】まず、「ノイズ0」〜「ノイズi」におけ
る推定式の係数データを算出するような学習を行う。こ
のときの正規方程式は、上述した(21)式に示すよう
になる。ここで、Pij,Qjをそれぞれ(31)式、
(32)式のように定義すると、(21)式は(33)
式のように書き換えられる。ここで、xijはj番目の予
測タップ位置のSD画素データのi番目の学習値、yi
はHD画素データのi番目の学習値、Wiは係数を表し
ている。
【0233】
【数22】
【0234】このような学習を用いて、ノイズなしのS
D信号を学習した場合における、(33)式の左辺を
[P1ij]、右辺を[Q1i]と定義し、同様に、ノイズあ
りのSD信号を学習した場合における、(33)式の左
辺を[P2ij]、右辺を[Q2i]と定義する。このような
場合に、(34)式、(35)式のように、[Paij]、
[Qai]を定義する。ただし、a(0≦a≦1)である。
【0235】 [Paij]=(1−a)[P1ij]+a[P2ij] ・・・(34) [Qai] =(1−a)[Q1i] +a[Q2i] ・・・(35) ここで、a=0の場合の正規方程式は(36)式で表さ
れ、これは図22Cの「ノイズ0」の場合の正規方程式
と等価になり、a=0.7の場合は「ノイズi」の場合
の正規方程式と等価になる。 [Paij][Wi]=[Qai] ・・・(36)
【0236】このaを段階的に変化させて各ノイズレベ
ルの正規方程式を作ることにより、目的とする係数種デ
ータを得ることができる。この場合、図21の係数種デ
ータ生成装置150′で説明したと同様に、各ノイズレ
ベルの正規方程式よりそれぞれ係数データをWiを算出
し、この各段階の係数データを使用して係数種データを
求めることができる。
【0237】また、各ノイズレベルの正規方程式を組み
合わせることにより、上述した(13)式のような係数
種データを得るための正規方程式を生成することも可能
である。この手法については、以下に具体的に説明す
る。ここでは、上述した(30)式を用いて、係数種デ
ータを求める正規方程式を生成する場合を考える。
【0238】予め、予め何種類かのパラメータzに対応
したノイズレベルのSD信号を生成して学習を行い、上
述した(34)式、(35)式に表される[P]、[Q]を
用意しておく。それらを、[Pnij]、[Qni]と表す。ま
た、また、上述した(7)式は、(37)式のように書
き換えられる。 t0=1,t1=z,t2=z2 ・・・(37)
【0239】この場合、上述した(24)式、(25)
式は、それぞれ(38)式、(39)式のように書き換
えられる。これらの式に対し、(40)式を解くこと
で、係数種データwijを求めることができる。ここで、
予測タップの総数を表す変数はmに書き換えている。
【0240】
【数23】
【0241】また、図1の画像信号処理部110では、
水平解像度を指定するパラメータhと垂直解像度を指定
するパラメータvとを設定し、これら複数種類のパラメ
ータh,vの値を調整することで画像の水平および垂直
の解像度を調整し得るものを示したが、水平および垂直
の解像度を1個のパラメータで調整するように構成する
こともできる。例えば、水平および垂直の解像度を指定
する1個のパラメータrを設定する。この場合、例え
ば、r=1はh=1、v=1、r=2はh=2、v=
2、・・・、あるいはr=1はh=1、v=2、r=2
はh=2、v=3、・・・のような対応関係とされる。
この場合、係数データWi(i=1〜n)を生成する生
成式としては、rの多項式等が使用されることとなる。
【0242】また、図1の画像信号処理部110では、
水平解像度を指定するパラメータhと垂直解像度を指定
するパラメータvとを設定し、これら複数種類のパラメ
ータh,vの値を調整することで画像の水平および垂直
の解像度を調整し得るものを示したが、上述した水平お
よび垂直の解像度を指定するパラメータrと、上述ノイ
ズ除去度(ノイズ低減度)を指定するパラメータzとを
設定し、これら複数種類のパラメータr,zの値を調整
することで、画像の水平および垂直の解像度とノイズ除
去度とを調整し得るものも同様に構成することができ
る。
【0243】この場合、係数データWi(i=1〜n)
を生成する生成式として、例えば、(41)式等を使用
でき、さらに次数の異なった多項式や、他の関数で表現
される式でも実現可能である。
【0244】
【数24】
【0245】このように複数種類のパラメータr,zを
調整するためのユーザインタフェースも、図2に示すよ
うに構成できる。ユーザは、ジョイスティック200a
を操作することで、調整画面115上でアイコン115
aの位置を動かすことができ、解像度を指定するパラメ
ータrの値とノイズ除去度(ノイズ低減度)を指定する
パラメータzの値とを任意に調整できる。図24は、調
整画面115の部分を拡大して示している。アイコン1
15aが左右に動かされることで解像度を決定するパラ
メータrの値が調整され、一方アイコン115aが上下
に動かされることでノイズ除去度を決定するパラメータ
zの値が調整される。
【0246】ユーザは、ディスプレイ部111(図2参
照)に表示される調整画面115を参照してパラメータ
r,zを調整でき、その調整を容易に行うことができ
る。なお、ユーザによって調整されたパラメータr,z
の値を、調整画面115上に数値表示してもよい。
【0247】このようにパラメータr,zを含む生成式
の係数データである係数種データは、上述したパラメー
タh,vを含む生成式の係数データである係数種データ
を生成する場合と同様に、図18に示す係数種データ生
成装置150あるいは図21に示す係数種データ生成装
置150′により生成できる。
【0248】その場合、SD信号生成回路152には、
パラメータr,zが制御信号として供給され、このパラ
メータr,zの値に対応して、HD信号からSD信号を
生成する際に、SD信号の水平、垂直の帯域と、SD信
号に対するノイズ付加状態とが段階的に可変される。
【0249】図23は、パラメータr,zの値に対応し
たSD信号の生成例を示している。この例では、パラメ
ータr,zはそれぞれ9段階に可変され、合計81種類
のSD信号が生成される。なお、パラメータr,zを9
段階よりもさらに多くの段階に可変するようにしてもよ
い。その場合には、算出される係数種データの精度は良
くなるが、計算量は増えることとなる。
【0250】また、図1の画像信号処理部110では、
水平解像度を指定するパラメータhと垂直解像度を指定
するパラメータvとを設定し、これら複数種類のパラメ
ータh,vの値を調整することで画像の水平および垂直
の解像度を調整し得るものを示したが、これらパラメー
タh,vの他に、さらに上述したノイズ除去度(ノイズ
低減度)を指定するパラメータzを設定し、これら複数
種類のパラメータh,v,zの値を調整することで、画
像の水平および垂直の解像度とノイズ除去度とを調整し
得るものも同様に構成することができる。
【0251】この場合、係数データWi(i=1〜n)
を生成する生成式として、例えば、(42)式等を使用
でき、さらに次数の異なった多項式や、他の関数で表現
される式でも実現可能である。
【0252】
【数25】
【0253】このようにパラメータh,v,zを調整す
るためのユーザインタフェースも、図2に示すように構
成できる。ユーザは、ジョイスティック200aを操作
することで、調整画面115上でアイコン115aの位
置を動かすことができ、解像度を指定するパラメータ
h,vの値とノイズ除去度(ノイズ低減度)を指定する
パラメータzの値とを任意に調整できる。
【0254】図26は、調整画面115の部分を拡大し
て示している。アイコン115aが左右に動かされるこ
とで水平の解像度を決定するパラメータhの値が調整さ
れ、一方アイコン115aが上下に動かされることで垂
直の解像度を決定するパラメータvの値が調整され、さ
らにアイコン115aが奥行き方向に動かされることで
ノイズ除去度を決定するパラメータzの値が調整され
る。アイコン115aを奥行き方向に動かすには、例え
ばジョイスティック200aを斜め方向に操作すればよ
い。
【0255】この場合、アイコン115aの大きさや色
の濃さ、あるいは色合い等を変化させることで、奥行き
方向を表現することが可能である。図中の破線で示され
るアイコン115aは、その大きさを変えることで、実
線で示されるアイコン115aが奥行き方向に移動され
た状態を示している。
【0256】ユーザは、ディスプレイ部111(図2参
照)に表示される調整画面115を参照してパラメータ
h,v,zを調整でき、その調整を容易に行うことがで
きる。なお、ユーザによって調整されたパラメータh,
v,zの値を、調整画面115上に数値表示してもよ
い。
【0257】このようにパラメータh,v,zを含む生
成式の係数データである係数種データは、上述したパラ
メータh,vを含む生成式の係数データである係数種デ
ータを生成する場合と同様に、図18に示す係数種デー
タ生成装置150あるいは図21に示す係数種データ生
成装置150′により生成できる。
【0258】その場合、SD信号生成回路152には、
パラメータh,v,zが制御信号として供給され、この
パラメータh,v,zの値に対応して、HD信号からS
D信号を生成する際に、SD信号の水平、垂直の帯域
と、SD信号に対するノイズ付加状態とが段階的に可変
される。
【0259】図25は、パラメータh,v,zの値に対
応したSD信号の生成例を示している。この例では、パ
ラメータh,v,zはそれぞれ9段階に可変され、合計
729種類のSD信号が生成される。なお、パラメータ
h,v,zを9段階よりもさらに多くの段階に可変する
ようにしてもよい。その場合には、算出される係数種デ
ータの精度は良くなるが、計算量は増えることとなる。
【0260】なお、図1の画像信号処理部110におけ
る処理を、例えば図27に示すような画像信号処理装置
300によって、ソフトウェアで実現することも可能で
ある。
【0261】まず、図27に示す画像信号処理装置30
0について説明する。この画像信号処理装置300は、
装置全体の動作を制御するCPU301と、このCPU
301の動作プログラムや係数種データ等が格納された
ROM(read only memory)302と、CPU301の
作業領域を構成するRAM(random access memory)3
03とを有している。これらCPU301、ROM30
2およびRAM303は、それぞれバス304に接続さ
れている。
【0262】また、画像信号処理装置300は、外部記
憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)30
5と、フロッピー(登録商標)(R)ディスク306を
ドライブするフロッピー(R)ディスクドライブ(FD
D)307とを有している。これらドライブ305,3
07は、それぞれバス304に接続されている。
【0263】また、画像信号処理装置300は、インタ
ーネット等の通信網400に有線または無線で接続する
通信部308を有している。この通信部308は、イン
タフェース309を介してバス304に接続されてい
る。
【0264】また、画像信号処理装置300は、ユーザ
インタフェース部を備えている。このユーザインタフェ
ース部は、リモコン送信機200からのリモコン信号R
Mを受信するリモコン信号受信回路310と、LCD
(liquid crystal display)等からなるディスプレイ3
11とを有している。受信回路310はインタフェース
312を介してバス304に接続され、同様にディスプ
レイ311はインタフェース313を介してバス304
に接続されている。
【0265】また、画像信号処理装置300は、SD信
号を入力するための入力端子314と、HD信号を出力
するための出力端子315とを有している。入力端子3
14はインタフェース316を介してバス304に接続
され、同様に出力端子315はインタフェース317を
介してバス304に接続される。
【0266】ここで、上述したようにROM302に処
理プログラムや係数種データ等を予め格納しておく代わ
りに、例えばインターネットなどの通信網400より通
信部308を介してダウンロードし、ハードディスクや
RAM303に蓄積して使用することもできる。また、
これら処理プログラムや係数種データ等をフロッピー
(R)ディスク306で提供するようにしてもよい。
【0267】また、処理すべきSD信号を入力端子31
4より入力する代わりに、予めハードディスクに記録し
ておき、あるいはインターネットなどの通信網400よ
り通信部308を介してダウンロードしてもよい。ま
た、処理後のHD信号を出力端子315に出力する代わ
り、あるいはそれと並行してディスプレイ311に供給
して画像表示をしたり、さらにはハードディスクに格納
したり、通信部308を介してインターネットなどの通
信網400に送出するようにしてもよい。
【0268】図28のフローチャートを参照して、図2
7に示す画像信号処理装置300における、SD信号よ
りHD信号を得るため処理手順を説明する。
【0269】まず、ステップST1で、処理を開始し、
ステップST2で、SD画素データをフレーム単位また
はフィールド単位で入力する。このSD画素データが入
力端子314より入力される場合には、このSD画素デ
ータをRAM303に一時的に格納する。また、このS
D画素データがハードディスクに記録されている場合に
は、ハードディスクドライブ307でこのSD画素デー
タを読み出し、RAM303に一時的に格納する。そし
て、ステップST3で、入力SD画素データの全フレー
ムまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判
定する。処理が終わっているときは、ステップST4
で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないとき
は、ステップST5に進む。
【0270】このステップST5では、ユーザがリモコ
ン送信機200を操作して入力した画質指定値(例えば
パラメータh,vの値など)を例えばRAM303より
読み込む。そして、ステップST6で、読み込んだ画質
指定値および各クラスの係数種データを使用して、生成
式(例えば(5)式)によって、各クラスの推定式
((4)式参照)の係数データWiを生成する。
【0271】次に、ステップST7で、ステップST2
で入力されたSD画素データより、生成すべき各HD画
素データに対応して、クラスタップおよび予測タップの
画素データを取得する。そして、ステップST8で、入
力されたSD画素データの全領域においてHD画素デー
タを得る処理が終了したか否かを判定する。終了してい
るときは、ステップST2に戻り、次のフレームまたは
フィールドのSD画素データの入力処理に移る。一方、
処理が終了していないときは、ステップST9に進む。
【0272】このステップST9では、ステップST7
で取得されたクラスタップのSD画素データからクラス
コードCLを生成する。そして、ステップST10で、
そのクラスコードCLに対応した係数データと予測タッ
プのSD画素データを使用して、推定式により、HD画
素データを生成し、その後にステップST7に戻って、
上述したと同様の処理を繰り返す。
【0273】このように、図28に示すフローチャート
に沿って処理をすることで、入力されたSD信号を構成
するSD画素データを処理して、HD信号を構成するH
D画素データを得ることができる。上述したように、こ
のように処理して得られたHD信号は出力端子315に
出力されたり、ディスプレイ311に供給されてそれに
よる画像が表示されたり、さらにはハードディスクドラ
イブ305に供給されてハードディスクに記録されたり
する。
【0274】また、処理装置の図示は省略するが、図1
8の係数種データ生成装置150における処理を、ソフ
トウェアで実現することも可能である。
【0275】図29のフローチャートを参照して、係数
種データを生成するための処理手順を説明する。まず、
ステップST21で、処理を開始し、ステップST22
で、学習に使われる、画質パターン(例えば、パラメー
タh,vで特定される)を選択する。そして、ステップ
ST23で、全ての画質パターンに対して学習が終わっ
たか否かを判定する。全ての画質選択パターンに対して
学習が終わっていないときは、ステップST24に進
む。
【0276】このステップST24では、既知のHD画
素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力す
る。そして、ステップST25で、全てのHD画素デー
タについて処理が終了したか否かを判定する。終了した
ときは、ステップST22に戻って、次の画質パターン
を選択して、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、
終了していないときは、ステップST26に進む。
【0277】このステップST26では、ステップST
24で入力されたHD画素データより、ステップST2
2で選択された画質パターンに基づいて、SD画素デー
タを生成する。そして、ステップST27で、ステップ
ST26で生成されたSD画素データより、ステップS
T24で入力された各HD画素データに対応して、クラ
スタップおよび予測タップの画素データを取得する。そ
して、ステップST28で、生成されたSD画素データ
の全領域において学習処理を終了しているか否かを判定
する。学習処理を終了しているときは、ステップST2
4に戻って、次のHD画素データの入力を行って、上述
したと同様の処理を繰り返し、一方、学習処理を終了し
ていないときは、ステップST29に進む。
【0278】このステップST29では、ステップST
27で取得されたクラスタップのSD画素データからク
ラスコードCLを生成する。そして、ステップST30
で、正規方程式((13)式参照)を生成する。その後
に、ステップST27に戻る。
【0279】また、ステップST23で、全ての画質パ
ターンに対して学習が終わったときは、ステップST3
1に進む。このステップST31では、正規方程式を掃
き出し法等で解くことによって各クラスの係数種データ
を算出し、ステップST32で、その係数種データをメ
モリに保存し、その後にステップST33で、処理を終
了する。
【0280】このように、図29に示すフローチャート
に沿って処理をすることで、図18に示す係数種データ
生成装置150と同様の手法によって、各クラスの係数
種データを得ることができる。また、処理装置の図示は
省略するが、図21の係数種データ生成装置150′に
おける処理も、ソフトウェアで実現可能である。
【0281】図30のフローチャートを参照して、係数
種データを生成するための処理手順を説明する。まず、
ステップST41で、処理を開始し、ステップST42
で、学習に使われる、画質パターン(例えば、パラメー
タh,vで特定される)を選択する。そして、ステップ
ST43で、全ての画質パターンに対する係数データの
算出処理が終了したか否かを判定する。終了していない
ときは、ステップST44に進む。
【0282】このステップST44では、既知のHD画
素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力す
る。そして、ステップST45で、全てのHD画素デー
タについて処理が終了したか否かを判定する。終了して
いないときは、ステップST46で、ステップST44
で入力されたHD画素データより、ステップST42で
選択された画質パターンに基づいて、SD画素データを
生成する。
【0283】そして、ステップST47で、ステップS
T46で生成されたSD画素データより、ステップST
44で入力された各HD画素データに対応して、クラス
タップおよび予測タップの画素データを取得する。そし
て、ステップST48で、生成されたSD画素データの
全領域において学習処理を終了しているか否かを判定す
る。学習処理を終了しているときは、ステップST44
に戻って、次のHD画素データの入力を行って、上述し
たと同様の処理を繰り返し、一方、学習処理を終了して
いないときは、ステップST49に進む。
【0284】このステップST49では、ステップST
47で取得されたクラスタップのSD画素データからク
ラスコードCLを生成する。そして、ステップST50
で、係数データを得るための正規方程式((21)式参
照)を生成する。その後に、ステップST47に戻る。
【0285】上述したステップST45で、全てのHD
画素データについて処理が終了したときは、ステップS
T51で、ステップST50で生成された正規方程式を
掃き出し法などで解いて、各クラスの係数データを算出
する。その後に、ステップST42に戻って、次の画質
パターンを選択して、上述したと同様の処理を繰り返
し、次の画質パターンに対応した、各クラスの係数デー
タを求める。
【0286】また、上述のステップST43で、全ての
画質パターンに対する係数データの算出処理が終了した
ときは、ステップST52に進む。このステップST5
2では、全ての画質パターンに対する係数データから、
係数種データを求めるための正規方程式((26)式参
照)を生成する。
【0287】そして、ステップST53で、ステップS
T52で生成された正規方程式を掃き出し法等で解くこ
とによって各クラスの係数種データを算出し、ステップ
ST54で、その係数種データをメモリに保存し、その
後にステップST55で、処理を終了する。
【0288】このように、図30に示すフローチャート
に沿って処理をすることで、図21に示す係数種データ
生成装置150′と同様の手法によって、各クラスの係
数種データを得ることができる。
【0289】次に、この発明の他の実施の形態について
説明する。図31は、他の実施の形態としてのテレビ受
信機100′の構成を示している。このテレビ受信機1
00′も、放送信号よりSD信号としての525i信号
を得、この525i信号をHD信号としての525p信
号または1050i信号に変換し、その525p信号ま
たは1050i信号による画像を表示するものである。
この図31において、図1と対応する部分には同一符号
を付して示している。
【0290】テレビ受信機100′は、図1に示すテレ
ビ受信機100の画像信号処理部110が画像信号処理
部110′に置き換えられたものであって、テレビ受信
機100と同様の動作をする。
【0291】画像信号処理部110′の詳細を説明す
る。この画像信号処理部110′において、図1に示す
画像信号処理部110と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。
【0292】この画像信号処理部110′は、情報メモ
リバンク135′を有している。この情報メモリバンク
135′には、図1に示す画像信号処理部110におけ
る情報メモリバンク135と同様に、レジスタ130に
格納するための動作指定情報と、レジスタ131〜13
3に格納するためのタップ位置情報が予め蓄えられてい
る。さらに、この情報メモリバンク135′には、第1
の変換方法(525p)および第2の変換方法(105
0i)のそれぞれに対応した、クラスおよびパラメータ
h,vの値の組み合わせ毎の係数データが予め蓄えられ
ている。この係数データの生成方法については後述す
る。
【0293】この画像信号処理部110′の動作を説明
する。バッファメモリ109に記憶されているSD信号
(525i信号)より、第2のタップ選択回路122
で、空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選
択的に取り出される。この場合、第2のタップ選択回路
122では、レジスタ132より供給される、ユーザに
よって選択された変換方法、および動きクラス検出回路
125で検出される動きクラスに対応したタップ位置情
報に基づいて、タップの選択が行われる。
【0294】この第2のタップ選択回路122で選択的
に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)は空間クラス検出回路124に供給される。この
空間クラス検出回路124では、空間クラスタップのデ
ータとしての各SD画素データに対してADRC処理が
施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのク
ラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが
得られる((1)式参照)。
【0295】また、バッファメモリ109に記憶されて
いるSD信号(525i信号)より、第3のタップ選択
回路123で、動きクラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)が選択的に取り出される。この場合、第3のタッ
プ選択回路123では、レジスタ133より供給され
る、ユーザによって選択された変換方法に対応したタッ
プ位置情報に基づいて、タップの選択が行われる。
【0296】この第3のタップ選択回路123で選択的
に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)は動きクラス検出回路125に供給される。この
動きクラス検出回路125では、動きクラスタップのデ
ータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動
きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが
得られる。
【0297】この動き情報MVと上述した再量子化コー
ドqiはクラス合成回路126に供給される。このクラ
ス合成回路126では、これら動き情報MVと再量子化
コードqiとから、作成すべきHD信号(525p信号
または1050i信号)の画素(注目画素)が属するク
ラスを示すクラスコードCLが得られる((3)式参
照)。そして、このクラスコードCLは係数メモリ13
4に読み出しアドレス情報として供給される。
【0298】係数メモリ134には、例えば垂直ブラン
キング期間に、ユーザによって調整されたパラメータ
h,vの値および変換方法に対応した各クラスの係数デ
ータが、情報メモリバンク135′よりロードされて格
納される。上述したようにクラスコードCLが読み出し
アドレス情報として供給されることで、この係数メモリ
134からクラスコードCLに対応した係数データWi
が読み出されて推定予測演算回路127に供給される。
【0299】なお、情報メモリバンク135′に、調整
されたパラメータh,vの値に対応した係数データが蓄
えられていない場合には、その調整されたパラメータ
h,vの値の前後の値に対応した係数データを情報メモ
リバンク135′より読み出し、それらを用いた補間演
算処理によって、調整されたパラメータh,vの値に対
応した係数データを得るようにしてもよい。
【0300】また、バッファメモリ109に記憶されて
いるSD信号(525i信号)より、第1のタップ選択
回路121で、予測タップのデータ(SD画素データ)
が選択的に取り出される。この場合、第1のタップ選択
回路121では、レジスタ131より供給される、ユー
ザによって選択された変換方法に対応したタップ位置情
報に基づいて、タップの選択が行われる。この第1のタ
ップ選択回路121で選択的に取り出される予測タップ
のデータ(SD画素データ)xiは推定予測演算回路1
27に供給される。
【0301】推定予測演算回路127では、予測タップ
のデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ134
より読み出される係数データWiとから、作成すべきH
D信号の画素(注目画素)のデータ(HD画素データ)
yが演算される((4)式参照)。この場合、HD信号
を構成する4画素のデータが同時的に生成される。
【0302】これにより、525p信号を出力する第1
の変換方法が選択されているときは、奇数(o)フィー
ルドおよび偶数(e)フィールドで、525i信号のラ
インと同一位置のラインデータL1と、525i信号の
上下のラインの中間位置のラインデータL2とが生成さ
れる(図4参照)。また、1050i信号を出力する第
2の変換方法が選択されているときは、奇数(o)フィ
ールドおよび偶数(e)フィールドで、525i信号の
ラインに近い位置のラインデータL1,L1′と、52
5i信号のラインから遠い位置のラインデータL2,L
2′とが生成される(図5参照)。
【0303】このように推定予測演算回路127で生成
されたラインデータL1,L2(L1′,L2′)は線
順次変換回路129に供給される。そして、この線順次
変換回路129では、ラインデータL1,L2(L
1′,L2′)が線順次化されてHD信号が生成され
る。この場合、線順次変換回路129は、レジスタ13
0より供給される、ユーザによって選択された変換方法
に対応した動作指示情報に従った動作をする。そのた
め、ユーザによって第1の変換方法(525p)が選択
されているときは、線順次変換回路129より525p
信号が出力される。一方、ユーザによって第2の変換方
法(1050i)が選択されているときは、線順次変換
回路129より1050i信号が出力される。
【0304】このように、画像信号処理部110′で
は、調整されたパラメータh,vの値に対応した推定式
の係数データWi(i=1〜n)が使用されて、HD画
素データyが演算される。したがって、ユーザは、パラ
メータh,vの値を調整することで、HD信号による画
像の画質を水平解像度および垂直解像度の軸で自由に調
整できる。
【0305】上述したように、情報メモリバンク13
5′には、第1、第2の変換方法のそれぞれに対応し
た、クラスおよびパラメータh,vの値の組み合わせ毎
の係数データが予め蓄えられている。この係数データ
は、予め学習によって生成されたものである。
【0306】上述では、係数種データの生成方法の他の
例として、まずパラメータh,vの値を段階的に可変し
て得られるSD信号毎に、それを用いた学習によって各
クラスの係数データを生成し、次にSD信号毎の各クラ
スの係数データを使用して各クラスの係数種データを求
めるものを説明した。情報メモリバンク135′に予め
蓄えられる、クラスおよびパラメータh,vの値の組み
合わせ毎の係数データは、この係数種データの生成方法
における、前半部分と同様の方法で生成することができ
る。
【0307】図32は、係数データ生成装置180を示
している。この係数データ生成装置180において、図
21に示す係数種データ生成装置150′と対応する部
分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0308】この係数データ生成装置180では、係数
メモリ162を有している。この係数メモリ162に
は、係数データ決定部172で決定された各SD信号に
対応した各クラスの係数データWiが記憶される。この
係数データ生成装置180のその他は、図21に示す係
数種データ生成装置150′と同様に構成される。
【0309】図32に示す係数データ生成装置180の
動作を説明する。入力端子151には教師信号としての
HD信号(525p信号または1050i信号)が供給
され、そしてこのHD信号に対してSD信号生成回路1
52で水平および垂直の間引き処理が行われて入力信号
としてのSD信号(525i信号)が生成される。
【0310】この場合、第1の変換方法(図31の画像
信号処理部110′で525i信号より525p信号を
得る)が選択される場合、SD信号生成回路152では
525p信号に対して間引き処理が施されてSD信号が
生成される。一方、第2の変換方法(図31の画像信号
処理部110′で525i信号より1050i信号を得
る)が選択される場合、SD信号生成回路152では1
050i信号に対して間引き処理が施されてSD信号が
生成される。またこの場合、SD信号生成回路152に
はパラメータh,vが制御信号として供給され、水平お
よび垂直の帯域が段階的に変化した複数のSD信号が順
次生成されていく。
【0311】このSD信号(525i信号)より、第2
のタップ選択回路154で、HD信号(525p信号ま
たは1050i信号)に係る注目画素の周辺に位置する
空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的
に取り出される。この第2のタップ選択回路154で
は、タップ選択制御回路156より供給される、選択さ
れた変換方法、および動きクラス検出回路158で検出
される動きクラスに対応したタップ位置情報に基づい
て、タップの選択が行われる。
【0312】この第2のタップ選択回路154で選択的
に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)は空間クラス検出回路157に供給される。この
空間クラス検出回路157では、空間クラスタップのデ
ータとしての各SD画素データに対してADRC処理が
施されて空間クラスのクラス情報としての再量子化コー
ドqiが得られる((1)式参照)。
【0313】また、SD信号生成回路152で生成され
たSD信号より、第3のタップ選択回路155で、HD
信号に係る注目画素の周辺に位置する動きクラスタップ
のデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。
この場合、第3のタップ選択回路155では、タップ選
択制御回路156より供給される、選択された変換方法
に対応したタップ位置情報に基づいて、タップの選択が
行われる。
【0314】この第3のタップ選択回路155で選択的
に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素デ
ータ)は動きクラス検出回路158に供給される。この
動きクラス検出回路158では、動きクラスタップのデ
ータとしての各SD画素データより動きクラスのクラス
情報MVが得られる。
【0315】この動き情報MVと上述した再量子化コー
ドqiはクラス合成回路159に供給される。このクラ
ス合成回路159では、これら動き情報MVと再量子化
コードqiとから、HD信号(525p信号または10
50i信号)に係る注目画素が属するクラスを示すクラ
スコードCLが得られる((3)式参照)。
【0316】また、SD信号生成回路152で生成され
るSD信号より、第1のタップ選択回路153で、HD
信号に係る注目画素の周辺に位置する予測タップのデー
タ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この場
合、第1のタップ選択回路153では、タップ選択制御
回路156より供給される、選択された変換方法に対応
したタップ位置情報に基づいて、タップの選択が行われ
る。
【0317】そして、入力端子151に供給されるHD
信号より得られる注目画素データとしての各HD画素デ
ータyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して
第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予
測タップのデータ(SD画素データ)xiと、各HD画
素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159よ
り出力されるクラスコードCLとから、正規方程式生成
部171では、SD信号生成回路152で生成される各
SD信号のそれぞれ対応して、クラス毎に、係数データ
Wi(i=1〜n)を得るための正規方程式((21)
式参照)が生成される。
【0318】そして、係数データ決定部172でその正
規方程式が解かれ、各SD信号にそれぞれ対応した各ク
ラスの係数データWiが求められる。すなわち、係数デ
ータ決定部172からは、クラスおよびパラメータh,
vの値の組み合わせ毎の係数データWiが得られる。こ
の係数データWiは、クラスおよびパラメータh,vの
値の組み合わせ別にアドレス分割された係数メモリ16
2に記憶される。
【0319】このように、図32に示す係数データ生成
装置180においては、図31の画像信号処理部11
0′の情報メモリバンク135′に記憶される、クラス
およびパラメータh,vの値の組み合わせ毎の係数デー
タWiを生成することができる。この場合、SD信号生
成回路152では、選択された変換方法によって525
p信号または1050i信号を使用してSD信号(52
5i信号)が生成されるものであり、第1の変換方法お
よび第2の変換方法に対応した係数データを生成でき
る。
【0320】なお、図31の画像信号処理部110′で
は、水平解像度を指定するパラメータhと、垂直解像度
を指定するパラメータvとを設定し、これらパラメータ
h,vの値を調整することで画像の水平、垂直の解像度
を調整し得るものを示したが、図1のテレビ受信機10
0の部分で説明したと同様に、水平および垂直の解像度
を指定するパラメータrと、ノイズ除去度(ノイズ低減
度)を指定するパラメータzとを設定し、これらのパラ
メータr,zの値を調整することで、画像の水平および
垂直の解像度とノイズ除去度とを調整し得るものも同様
に構成できる。この場合、画像信号処理部110′の情
報メモリバンク135′には、各変換方法にそれぞれ対
応した、クラスおよびパラメータr,zの値の組み合わ
せ毎の係数データが予め蓄えられることとなる。
【0321】この係数データは、上述したパラメータ
h,vの値に対応した係数データを生成する場合と同様
に、図32に示す係数データ生成装置180により生成
できる。その場合、SD信号生成回路152には、パラ
メータr,zが制御信号として供給され、これらのパラ
メータr,zの値に対応して、HD信号からSD信号を
生成する際に、SD信号の水平、垂直の帯域と、SD信
号に対するノイズ付加状態とが段階的に可変される。
【0322】また、図31の画像信号処理部110′で
は、水平解像度を指定するパラメータhと、垂直解像度
を指定するパラメータvとを設定し、これらパラメータ
h,vの値を調整することで画像の水平、垂直の解像度
を調整し得るものを示したが、図1のテレビ受信機10
0の部分で説明したと同様に、水平、垂直の解像度をそ
れぞれ指定するパラメータh,vと、ノイズ除去度(ノ
イズ低減度)を指定するパラメータzとを設定し、これ
らのパラメータh,v,zの値を調整することで、画像
の水平、垂直の解像度およびノイズ除去度とを調整し得
るものも同様に構成できる。この場合、画像信号処理部
110′の情報メモリバンク135′には、各変換方法
にそれぞれ対応した、クラスおよびパラメータh,v,
zの値の組み合わせ毎の係数データが予め蓄えられるこ
ととなる。
【0323】この係数データも、上述したパラメータ
h,vの値に対応した係数データを生成する場合と同様
に、図32に示す係数データ生成装置180により生成
できる。その場合、SD信号生成回路152には、パラ
メータh,v,zが制御信号として供給され、これらの
パラメータh,v,zの値に対応して、HD信号からS
D信号を生成する際に、SD信号の水平、垂直の帯域お
よびSD信号に対するノイズ付加状態とが段階的に可変
される。
【0324】なお、図31の画像信号処理部110′に
おける処理を、図1の画像信号処理部110における処
理と同様に、例えば図27に示す画像信号処理装置30
0によって、ソフトウェアで実現することも可能であ
る。この場合、ROM302等に、係数データが予め格
納されて使用される。
【0325】図33のフローチャートを参照して、図2
7に示す画像信号処理装置における、SD信号よりHD
信号を得るための処理手順を説明する。まず、ステップ
ST61で、処理を開始し、ステップS62で、SD画
素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力す
る。このSD画素データが入力端子314より入力され
る場合には、このSD画素データをRAM303に一時
的に格納する。また、このSD画素データがハードディ
スクに記録されている場合には、ハードディスクドライ
ブ307でこのSD画素データを読み出し、RAM30
3に一時的に格納する。そして、ステップST63で、
入力SD画素データの全フレームまたは全フィールドの
処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わって
いるときは、ステップST64で、処理を終了する。一
方、処理が終わっていないときは、ステップST65に
進む。
【0326】このステップST65では、ユーザがリモ
コン送信機200を操作して入力した画質指定値(例え
ばパラメータh,vの値など)を例えばRAM303よ
り読み込む。そして、ステップST66で、読み込んだ
画質指定値に基づいて、ROM302等からその画質指
定値に対応した各クラスの係数データWiを読み出し、
RAM303に一時的に格納する。
【0327】次に、ステップST67で、ステップST
62で入力されたSD画素データより、生成すべき各H
D画素データに対応して、クラスタップおよび予測タッ
プの画素データを取得する。そして、ステップST68
で、入力されたSD画素データの全領域においてHD画
素データを得る処理が終了したか否かを判定する。終了
しているときは、ステップST62に戻り、次のフレー
ムまたはフィールドのSD画素データの入力処理に移
る。一方、処理が終了していないときは、ステップST
69に進む。
【0328】このステップST69では、ステップST
67で取得されたクラスタップのSD画素データからク
ラスコードCLを生成する。そして、ステップST70
で、そのクラスコードCLに対応した係数データと予測
タップのSD画素データを使用して、推定式により、H
D画素データを生成し、その後にステップST67に戻
って、上述したと同様の処理を繰り返す。
【0329】このように、図33に示すフローチャート
に沿って処理をすることで、入力されたSD信号を構成
するSD画素データを処理して、HD信号を構成するH
D画素データを得ることができる。上述したように、こ
のように処理して得られたHD信号は出力端子315に
出力されたり、ディスプレイ311に供給されてそれに
よる画像が表示されたり、さらにはハードディスクドラ
イブ305に供給されてハードディスクに記録されたり
する。また、処理装置の図示は省略するが、図32の係
数データ生成装置180における処理も、ソフトウェア
で実現可能である。
【0330】図34のフローチャートを参照して、係数
データを生成するための処理手順を説明する。まず、ス
テップST81で、処理を開始し、ステップST82
で、学習に使われる、画質パターン(例えば、パラメー
タh,vで特定される)を選択する。そして、ステップ
ST83で、全ての画質パターンに対する係数データの
算出処理が終了したか否かを判定する。終了していない
ときは、ステップST84に進む。
【0331】このステップST84では、既知のHD画
素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力す
る。そして、ステップST85で、全てのHD画素デー
タについて処理が終了したか否かを判定する。終了して
いないときは、ステップST86で、ステップST84
で入力されたHD画素データより、ステップST82で
選択された画質パターンに基づいて、SD画素データを
生成する。
【0332】そして、ステップST87で、ステップS
T86で生成されたSD画素データより、ステップST
84で入力された各HD画素データに対応して、クラス
タップおよび予測タップの画素データを取得する。そし
て、ステップST88で、生成されたSD画素データの
全領域において学習処理を終了しているか否かを判定す
る。学習処理を終了しているときは、ステップST84
に戻って、次のHD画素データの入力を行って、上述し
たと同様の処理を繰り返し、一方、学習処理を終了して
いないときは、ステップST89に進む。
【0333】このステップST89では、ステップST
87で取得されたクラスタップのSD画素データからク
ラスコードCLを生成する。そして、ステップST90
で、係数データを得るための正規方程式((21)式参
照)を生成する。その後に、ステップST87に戻る。
【0334】上述したステップST85で、全てのHD
画素データについて処理が終了したときは、ステップS
T91で、ステップST90で生成された正規方程式を
掃き出し法などで解いて、各クラスの係数データを算出
する。その後に、ステップST82に戻って、次の画質
パターンを選択して、上述したと同様の処理を繰り返
し、次の画質パターンに対応した、各クラスの係数デー
タを求める。
【0335】また、上述のステップST83で、全ての
画質パターンに対する係数データの算出処理が終了した
ときは、ステップST92で、全ての画質パターンに対
する各クラスの係数データをメモリに保存し、その後に
ステップST93で、処理を終了する。
【0336】このように、図34に示すフローチャート
に沿って処理をすることで、図32に示す係数データ生
成装置180と同様の手法によって、全ての画質パター
ンに対する各クラスの係数データを得ることができる。
【0337】なお、上述実施の形態においては、HD信
号を生成する際の推定式として線形一次方程式を使用し
たものを挙げたが、これに限定されるものではなく、例
えば推定式として高次方程式を使用するものであっても
よい。
【0338】また、上述実施の形態においては、SD信
号(525i信号)をHD信号(525p信号または1
050i信号)に変換する例を示したが、この発明はそ
れに限定されるものでなく、推定式を使用して第1の画
像信号を第2の画像信号に変換するその他の場合にも同
様に適用できることは勿論である。
【0339】なお、上述実施の形態においては、入力さ
れるパラメータの値を変化させることで、解像度アップ
やノイズ抑圧(ノイズ除去)の機能を連続して切り換え
ることができるが、これら解像度アップやノイズ抑圧の
他に、さらに復号化や信号形式の変換などの機能にも切
り換えできるものも同様に構成できる。
【0340】図35は、解像度アップ、ノイズ抑圧、M
PEG信号のデコード、JPEG(Joint Photographic
Experts Group)信号のデコード、コンポジット信号から
コンポーネント信号への変換などの機能を切り換えるこ
とができる画像信号処理装置500を示している。
【0341】この画像信号処理装置500は、入力ビデ
オ信号Vinが入力される入力端子501と、この入力端
子501に入力される入力ビデオ信号Vinに対して処理
をして出力ビデオ信号Voutを得る画像信号処理部50
2と、この画像信号処理部502で得られる出力ビデオ
信号Voutを出力する出力端子503とから構成されて
いる。
【0342】画像信号処理部502には、パラメータP
が入力される。このパラメータPは、画像信号処理部5
02の機能を選択するためのものである。例えば、図3
6に示すように、P=P1であるときは解像度アップの
機能が選択され、P=P2であるときはノイズ抑圧の機
能が選択され、P=P3であるときはMPEG信号(レ
ートa)のデコードの機能が選択され、P=P4である
ときはMPEG信号(レートb)のデコードの機能が選
択され、P=P5であるときはコンポジット信号からコ
ンポーネント信号への変換の機能が選択され、P=P6
であるときはJPEG信号のデコードの機能が選択され
る。画像信号処理部502では、選択された機能の処理
が行われる。
【0343】また、画像信号処理部502は、図1の画
像信号処理部110と同様に、入力画像信号Vinより抽
出されたクラスタップのデータからクラスCLを検出す
るクラス検出部502aと、このクラス検出部502a
で検出されるクラスCLとパラメータPとから、それら
に対応した推定式の係数データWiを発生する係数デー
タ発生部502bと、この係数データ発生部502bで
発生された係数データと入力ビデオ信号Vinより抽出さ
れた予測タップのデータから出力画像信号Voutを構成
するデータを生成するデータ生成部502cとを有して
いる。係数データ発生部502bは、例えばパラメータ
Pの値、すなわちP1〜P6にそれぞれ対応した、各クラ
スの係数データWiが格納されたメモリを持っており、
このメモリからクラス検出部502aで検出されたクラ
スCLおよび入力されたパラメータPの値に対応した係
数データWiを読み出して出力する。
【0344】なお、(43)式に示すような推定式の係
数データWiを生成するための生成式を設定し、メモリ
には当該生成式の係数データである係数種データw0
nをクラス毎に格納しておき、この生成式によってク
ラス検出部502aで検出されたクラスCLおよび入力
されたパラメータPの値に対応した係数データWiを演
算して得るようにしてよい。 Wi=w0+w1P+w22+・・・+wnn ・・・(43)
【0345】図35に示す画像信号処理装置500の動
作を説明する。入力端子501に供給される入力画像信
号Vinは画像信号処理部502に供給される。この画像
信号処理部502に供給される入力画像信号Vinはクラ
ス検出部502aに供給される。このクラス検出部50
2aでは、入力画像信号Vinから抽出されたクラスタッ
プのデータに基づいてクラスCLの検出が行われる。こ
のようにクラス検出部502で検出されたクラスCLは
係数データ発生部502bに供給される。
【0346】この係数データ発生部502には、画像信
号処理部502に入力されたパラメータPも供給され
る。そして、係数データ発生部502bでは、クラスC
Lに対応し、かつパラメータPの値に対応した推定式の
係数データWiが発生される。この推定式の係数データ
Wiはデータ生成部502cに供給される。
【0347】また、入力画像信号Vinはデータ生成部5
02cに供給される。このデータ生成部502cでは、
入力画像信号Vinから予測タップのデータが抽出される
と共に、係数データWiを使用して、推定式により、出
力画像信号Voutを構成するデータが生成される。そし
て、このデータ生成部502cで生成されるデータが画
像信号処理部502から出力画像信号Voutとして出力
され、この出力画像信号Voutが出力端子503に出力
される。
【0348】上述したように、画像信号処理部502の
係数データ発生部502bでは、入力されたパラメータ
Pの値に対応した係数データWiが発生され、データ生
成部502cではその係数データWiを使用して出力画
像信号Voutを構成するデータが生成される。したがっ
て、画像信号処理部502では、パラメータPで選択さ
れた機能の処理が行われることとなる。換言すれば、パ
ラメータPの値を変更することで、画像信号処理装置5
00の機能を切り換えることができる。
【0349】このように、図35に示す画像信号処理装
置500によれば、単一の装置で、解像度アップ、ノイ
ズ抑圧、MPEG信号のデコード、JPEG(Joint Pho
tographic Experts Group)信号のデコード、コンポジッ
ト信号からコンポーネント信号への変換の各機能を実現
することができる。
【0350】また、解像度アップとして、今回は空間方
向の解像度を例に挙げたが、時間方向の解像度も考えら
れる。また、一次元Y/C分離、二次元Y/C分離、三
次元Y/C分離等の間で機能の切り換えをすることがで
きる。
【0351】なお、図35の画像信号処理装置500に
おいて、パラメータPはユーザが入力するように設計し
てもよく、また入力ビデオ信号Vinの特徴に応じて、自
動的にパラメータが設定されるようにしてもよい。ま
た、クラス検出部502a内のクラスタップ選択回路や
データ生成部502c内の予測タップ選択回路では、パ
ラメータPの値に応じて、各タップを選択するようにし
てもよい。
【0352】また、図35の画像信号処理回路500で
は、パラメータPが離散的な値をとるものを示したが、
このパラメータPが連続的な値をとるものも考えること
ができる。この場合、パラメータPに対応した係数デー
タWiは、離散的な係数データを使用した線形補間、あ
るいは係数種データを用いるものにあってはそのパラメ
ータPの値を代入することで得ることができる。このよ
うにパラメータPが連続的な値をとるようにすること
で、例えば図36に示すように、レートa,bのMPE
G信号の復号をするものにあって、さらにこのレート
a,bの間の任意のレートのMPEG信号の復号も可能
となる。
【0353】また、図35の画像信号処理装置500で
切り換えが行われる機能は一例であり、これに限定され
るものではない。同様の構成によってその他の機能の切
り換えもできることは勿論である。
【0354】また、上述実地の形態においては、情報信
号が画像信号である場合を示したが、この発明はこれに
限定されない。例えば、情報信号が音声信号である場合
にも、この発明を同様に適用することができる。
【0355】
【発明の効果】この発明によれば、複数の機能の中から
一の機能を決定するパラメータの値に対応して、第1の
情報信号を構成する情報データの中から第2の情報信号
を構成する情報データを生成するものであり、単一の装
置により複数の機能の処理を実現できる。
【0356】この発明によれば、第1の情報信号を第2
の情報信号に変換する際に、第2の情報信号を複数種類
のパラメータの値に対応して生成するものであり、第2
の情報信号によって得られる出力の質を複数の軸で自由
に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのテレビ受信機の構成を示す
ブロック図である。
【図2】画質を調整するためのユーザインタフェース例
を示す図である。
【図3】調整画面を拡大して示した図である。
【図4】525i信号と525p信号の画素位置関係を
説明するための図である。
【図5】525i信号と1050i信号の画素位置関係
を説明するための図である。
【図6】525iと525pの画素位置関係と、予測タ
ップの一例を示す図である。
【図7】525iと525pの画素位置関係と、予測タ
ップの一例を示す図である。
【図8】525iと1050iの画素位置関係と、予測
タップの一例を示す図である。
【図9】525iと1050iの画素位置関係と、予測
タップの一例を示す図である。
【図10】525iと525pの画素位置関係と、空間
クラスタップの一例を示す図である。
【図11】525iと525pの画素位置関係と、空間
クラスタップの一例を示す図である。
【図12】525iと1050iの画素位置関係と、空
間クラスタップの一例を示す図である。
【図13】525iと1050iの画素位置関係と、空
間クラスタップの一例を示す図である。
【図14】525iと525pの画素位置関係と、動き
クラスタップの一例を示す図である。
【図15】525iと1050iの画素位置関係と、動
きクラスタップの一例を示す図である。
【図16】525p信号を出力する場合のライン倍速処
理を説明するための図である。
【図17】係数種データの生成方法の一例の概念を示す
図である。
【図18】係数種データ生成装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【図19】帯域フィルタの周波数特性の一例を示す図で
ある。
【図20】係数種データの生成方法の他の例の概念を示
す図である。
【図21】係数種データ生成装置の他の構成例を示すブ
ロック図である。
【図22】ノイズ付加方法を説明するための図である。
【図23】SD信号(パラメータr,z)の生成例を示
す図である。
【図24】パラメータr,zの調整画面の一例を示す図
である。
【図25】SD信号(パラメータh,v,z)の生成例
を示す図である。
【図26】パラメータh,v,zの調整画面の一例を示
す図である。
【図27】ソフトウェアで実現するための画像信号処理
装置の構成例を示すブロック図である。
【図28】画像信号の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図29】係数種データ生成処理(その1)を示すフロ
ーチャートである。
【図30】係数種データ生成処理(その2)を示すフロ
ーチャートである。
【図31】他の実施の形態としてのテレビ受信機の構成
を示すブロック図である。
【図32】係数データ生成装置の構成例を示すブロック
図である。
【図33】画像信号の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図34】係数データ生成処理を示すフローチャートで
ある。
【図35】他の実施の形態としての画像信号処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図36】パラメータPの値と機能との対応関係を示す
図である。
【符号の説明】
100,100′・・・テレビ受信機、101・・・シ
ステムコントローラ、102・・・リモコン信号受信回
路、105・・・受信アンテナ、106・・・チュー
ナ、107・・・外部入力端子、110,110′・・
・画像信号処理部、111・・・ディスプレイ部、11
2・・・OSD回路、115・・・調整画面、115a
・・・アイコン、121・・・第1のタップ選択回路、
122・・・第2のタップ選択回路、123・・・第3
のタップ選択回路、124・・・空間クラス検出回路、
125・・・動きクラス検出回路、126・・・クラス
合成回路、127・・・推定予測演算回路、128・・
・正規化演算回路、129・・・線順次変換回路、13
0〜133・・・レジスタ、134・・・係数メモリ、
135,135′・・・情報メモリバンク、136・・
・係数生成回路、137・・・正規化係数生成回路、1
38・・・正規化係数メモリ、150,150′・・・
係数種データ生成装置、151・・・入力端子、152
・・・SD信号生成回路、153・・・第1のタップ選
択回路、154・・・第2のタップ選択回路、155・
・・第3のタップ選択回路、156・・・タップ選択制
御回路、157・・・空間クラス検出回路、158・・
・動きクラス検出回路、159・・・クラス合成回路、
160,171,173・・・正規方程式生成部、16
1,174・・・係数種データ決定部、162・・・係
数種メモリ、172・・・係数データ決定部、180・
・・係数データ生成装置、200・・・リモコン送信
機、200a・・・ジョイスティック、300・・・画
像信号処理装置、301・・・CPU、302・・・R
OM、303・・・RAM、304・・・バス、305
・・・ハードディスクドライブ、307・・・フロッピ
ー(R)ディスクドライブ、308・・・通信部、30
9,312,313,316,317・・・インタフェ
ース、310・・・リモコン信号受信回路、311・・
・ディスプレイ、314・・・入力端子、315・・・
出力端子、400・・・通信網、500・・・画像信号
処理装置、501・・・入力端子、502・・・画像信
号処理部、503・・・出力端子、502a・・・クラ
ス検出部、502b・・・係数データ発生部、502c
・・・データ生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平泉 啓 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 朝倉 伸幸 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 守村 卓夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 新妻 渉 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 綾田 隆秀 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C063 BA06 BA08 CA01 CA05 CA23 CA36 DA07 DA13 (54)【発明の名称】 情報信号処理装置、情報信号処理方法、画像信号処理装置およびそれを使用した画像表示装置、 それに使用される係数種データ生成装置および生成方法、係数データ生成装置および生成方法、 並びに情報提供媒体

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される第1の情報信号に対して、複
    数の機能の中から決定された一の機能の処理を行って第
    2の情報信号を生成し、該第2の情報信号を出力する情
    報信号処理装置であって、 上記複数の機能の中から上記一の機能を決定するパラメ
    ータの値を入力するパラメータ入力手段と、 上記パラメータ入力手段で入力されたパラメータの値に
    対応して上記第1の情報信号を構成する情報データから
    上記第2の情報信号を構成する情報データを生成する情
    報データ生成手段とを備えることを特徴とする情報信号
    処理装置。
  2. 【請求項2】 入力される第1の情報信号に対して、複
    数の機能の中から決定された一の機能の処理を行って第
    2の情報信号を生成し、該第2の情報信号を出力する情
    報信号処理方法であって、 上記複数の機能の中から上記一の機能を決定するパラメ
    ータの値を入力する第1のステップと、 上記第1のステップで入力されたパラメータの値に対応
    して上記第1の情報信号を構成する情報データから上記
    第2の情報信号を構成する情報データを生成する第2の
    ステップとを備えることを特徴とする情報信号処理方
    法。
  3. 【請求項3】 複数の情報データからなる第1の情報信
    号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換す
    る情報信号処理装置であって、 上記第1の情報信号から、上記第2の情報信号に係る注
    目点の周辺に位置する複数の第1の情報データを選択す
    る第1のデータ選択手段と、 上記第1のデータ選択手段で選択された上記複数の第1
    の情報データに基づいて、上記注目点が属するクラスを
    検出するクラス検出手段と、 上記第2の情報信号によって得られる出力の質を決める
    複数種類のパラメータの値を調整するパラメータ調整手
    段と、 上記クラス検出手段で検出されたクラスおよび上記パラ
    メータ調整手段で調整された複数種類のパラメータの値
    に対応して、上記注目点の情報データを生成する情報デ
    ータ生成手段とを備えることを特徴とする情報信号処理
    装置。
  4. 【請求項4】 上記情報データ生成手段は、 上記クラス検出手段で検出されるクラス毎に予め求めら
    れた、推定式の係数データを生成する上記複数種類のパ
    ラメータを含む生成式の係数データである係数種データ
    を記憶する第1のメモリ手段と、 上記第1のメモリ手段に記憶されている係数種データと
    上記パラメータ調整手段で調整された複数種類のパラメ
    ータの値とを用いて上記生成式によって生成され、上記
    クラス検出手段で検出されたクラスおよび上記パラメー
    タ調整手段で調整された複数種類のパラメータの値に対
    応した上記推定式の係数データを発生する係数データ発
    生手段と、 上記第1の情報信号から、上記第2の情報信号に係る注
    目点の周辺に位置する複数の第2の情報データを選択す
    る第2のデータ選択手段と、 上記係数データ発生手段で発生された上記係数データと
    上記第2のデータ選択手段で選択された上記複数の第2
    の情報データとから、上記推定式を用いて上記注目点の
    情報データを算出して得る演算手段とを有することを特
    徴とする請求項3に記載の情報信号処理装置。
  5. 【請求項5】 上記係数データ発生手段は、 上記第1のメモリ手段に記憶されている係数種データと
    上記調整された複数種類のパラメータの値とを用い、上
    記生成式により、上記クラス検出手段で検出されるクラ
    ス毎に上記推定式の係数データを生成する係数データ生
    成手段と、 上記係数データ生成手段で生成された各クラスにおける
    上記推定式の係数データを記憶する第2のメモリ手段
    と、 上記第2のメモリ手段より上記クラス検出手段で検出さ
    れたクラスに対応した上記推定式の係数データを読み出
    して出力する係数データ読み出し手段とを有してなるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の情報信号処理装置。
  6. 【請求項6】 上記係数データ発生手段で発生される上
    記推定式の係数データの総和を求める加算手段と、 上記演算手段で得られた上記注目点の情報データを上記
    総和で除算して正規化する正規化手段とをさらに備える
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報信号処理装置。
  7. 【請求項7】 上記情報データ生成手段は、 上記クラス検出手段で検出されるクラスおよび上記パラ
    メータ調整手段で調整される複数種類のパラメータの値
    の組み合わせ毎に予め生成された推定式の係数データを
    記憶するメモリを持ち、上記クラス検出手段で検出され
    たクラスおよび上記パラメータ調整手段で調整された複
    数種類のパラメータの値に対応した上記推定式の係数デ
    ータを発生する係数データ発生手段と、 上記第1の情報信号から、上記第2の情報信号に係る注
    目点の周辺に位置する複数の第2の情報データを選択す
    る第2のデータ選択手段と、 上記係数データ発生手段で発生された上記係数データと
    上記第2のデータ選択手段で選択された上記複数の第2
    の情報データとから、上記推定式を用いて上記注目点の
    情報データを算出して得る演算手段とを有することを特
    徴とする請求項3に記載の情報信号処理装置。
  8. 【請求項8】 上記係数データ発生手段は、 上記クラス検出手段で検出されるクラスおよび上記パラ
    メータ調整手段で調整される複数種類のパラメータの値
    の組み合わせ毎に予め生成された上記推定式の係数デー
    タを記憶する第1のメモリ部と、 上記第1のメモリ部より上記パラメータ調整手段で調整
    された複数種類のパラメータの値に対応する各クラスの
    係数データを読み出す第1のデータ読み出し手段と、 上記第1のデータ読み出し手段で読み出された各クラス
    の係数データを記憶する第2のメモリ部と、 上記第2のメモリ部より上記クラス検出手段で検出され
    たクラスに対応する係数データを読み出す第2のデータ
    読み出し手段とを有してなることを特徴とする請求項7
    に記載の情報信号処理装置。
  9. 【請求項9】 上記パラメータ調整手段は、 上記複数種類のパラメータの調整位置を表示する表示手
    段と、 上記表示手段の表示を参照して上記複数種類のパラメー
    タの値を調整するユーザ操作手段とを有してなることを
    特徴とする請求項3に記載の情報信号処理装置。
  10. 【請求項10】 複数の画素データからなる第1の画像
    信号を複数の画素データからなる第2の画像信号に変換
    する画像信号処理装置であって、 上記第1の画像信号から、上記第2の画像信号に係る注
    目画素の周辺に位置する複数の画素データを選択するデ
    ータ選択手段と、 上記データ選択手段で選択された上記複数の画素データ
    に基づいて、上記注目画素が属するクラスを検出するク
    ラス検出手段と、 上記第2の画像信号によって得られる出力の質を決める
    複数種類のパラメータの値を調整するパラメータ調整手
    段と、 上記クラス検出手段で検出されたクラスおよび上記パラ
    メータ調整手段で調整された複数種類のパラメータの値
    に対応して、上記注目画素の画素データを生成する画素
    データ生成手段とを備えることを特徴とする画像信号処
    理装置。
  11. 【請求項11】 複数の画素データからなる第1の画像
    信号を入力する画像信号入力手段と、 上記画像信号入力手段より入力された上記第1の画像信
    号を複数の画素データからなる第2の画像信号に変換し
    て出力する画像信号処理手段と、 上記画像信号処理手段より出力される上記第2の画像信
    号による画像を画像表示素子に表示する画像表示手段
    と、 上記画像表示素子に表示される上記画像の画質を決める
    複数種類のパラメータの値を調整するパラメータ調整手
    段とを有してなり、 上記画像信号処理手段は、 上記第1の画像信号から、上記第2の画像信号に係る注
    目画素の周辺に位置する複数の画素データを選択するデ
    ータ選択手段と、 上記データ選択手段で選択された上記複数の画素データ
    に基づいて、上記注目画素が属するクラスを検出するク
    ラス検出手段と、 上記クラス検出手段で検出されたクラスおよび上記パラ
    メータ調整手段で調整された複数種類のパラメータの値
    に対応して、上記注目画素の画素データを生成する画素
    データ生成手段とを備えることを特徴とする画像表示装
    置。
  12. 【請求項12】 上記パラメータ調整手段は、 上記複数種類のパラメータの調整位置を上記画像表示素
    子に表示する表示制御手段と、 上記画像表示素子に表示される上記複数種類のパラメー
    タの調整位置を参照して上記複数種類のパラメータの値
    を調整するユーザ操作手段とを有してなることを特徴と
    する請求項11に記載の画像表示装置。
  13. 【請求項13】 複数の情報データからなる第1の情報
    信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換
    する情報信号処理方法であって、 上記第1の情報信号から、上記第2の情報信号に係る注
    目点の周辺に位置する複数の第1の情報データを選択す
    る第1のステップと、 上記第1のステップで選択された上記複数の第1の情報
    データに基づいて、上記注目点が属するクラスを検出す
    る第2のステップと、 上記第2の情報信号によって得られる出力の質を決める
    複数種類のパラメータの値を調整する第3のステップ
    と、 上記第2のステップで検出されたクラスおよび上記第3
    のステップで調整された複数種類のパラメータの値に対
    応して、上記注目点の情報データを生成する第4のステ
    ップとを備えることを特徴とする情報信号処理方法。
  14. 【請求項14】 上記第4のステップは、 上記第2のステップで検出されたクラスおよび上記第3
    のステップで調整された複数種類のパラメータの値に対
    応した推定式の係数データを発生するステップと、 上記第1の情報信号から、上記第2の情報信号に係る注
    目点の周辺に位置する複数の第2の情報データを選択す
    るステップと、 上記発生された係数データと上記複数の第2の情報デー
    タとから、上記推定式を用いて上記注目点の情報データ
    を算出するステップとを有することを特徴とする請求項
    13に記載の情報信号処理方法。
  15. 【請求項15】 上記係数データを発生するステップで
    は、 上記第2のステップで検出されるクラス毎に予め求めら
    れている、上記推定式の係数データを生成する上記複数
    種類のパラメータを含む生成式の係数データである係数
    種データと上記第3のステップで調整された複数種類の
    パラメータの値とを用いて、上記生成式により、上記第
    2のステップで検出されたクラスおよび上記第3のステ
    ップで調整された複数種類のパラメータの値に対応した
    上記推定式の係数データを算出して得ることを特徴とす
    る請求項14に記載の情報信号処理方法。
  16. 【請求項16】 上記係数データを発生するステップで
    発生される上記推定式の係数データの総和を求める第5
    のステップと、 上記第4のステップで得られた上記注目点の情報データ
    を上記第5のステップで求められた上記総和で乗算して
    正規化する第6のステップをさらに備えることを特徴と
    する請求項15に記載の情報信号処理方法。
  17. 【請求項17】 上記係数データを発生するステップで
    は、 上記第2のステップで検出されるクラスおよび上記第3
    のステップで調整される複数種類のパラメータの値の組
    み合わせ毎の上記推定式の係数データが記憶された記憶
    部より、上記第2のステップで検出されたクラスおよび
    上記第3のステップで調整された複数種類のパラメータ
    の値に基づいて、上記第2のステップで検出されたクラ
    スおよび上記第3のステップで調整された複数種類のパ
    ラメータの値に対応した上記推定式の係数データを読み
    出して得ることを特徴とする請求項14に記載の情報信
    号処理方法。
  18. 【請求項18】 複数の情報データからなる第1の情報
    信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換
    するために、 上記第1の情報信号から、上記第2の情報信号に係る注
    目点の周辺に位置する複数の情報データを選択する第1
    のステップと、 上記第1のステップで選択された上記複数の情報データ
    に基づいて、上記注目点が属するクラスを検出する第2
    のステップと、 上記第2の情報信号によって得られる出力の質を決める
    複数種類のパラメータの値を調整する第3のステップ
    と、 上記第2のステップで検出されたクラスおよび上記第3
    のステップで調整された複数種類のパラメータの値に対
    応して、上記注目点の情報データを生成する第4のステ
    ップとを実行するためのコンピュータプログラムを提供
    する情報提供媒体。
  19. 【請求項19】 複数の情報データからなる第1の情報
    信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換
    する際に使用される推定式の係数データを生成するため
    の生成式の係数データである係数種データを生成する装
    置であって、 上記第2の情報信号に対応した教師信号を処理して上記
    第1の情報信号に対応する入力信号を得る信号処理手段
    と、 上記生成式に含まれる複数種類のパラメータに対応し、
    上記入力信号によって得られる出力の質を決める複数種
    類のパラメータの値を調整するパラメータ調整手段と、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第1の情報データを選択する第1のデー
    タ選択手段と、 上記第1のデータ選択手段で選択された上記複数の第1
    の情報データに基づいて、上記注目点が属するクラスを
    検出するクラス検出手段と、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第2の情報データを選択する第2のデー
    タ選択手段と、 上記クラス検出手段で検出されたクラス、上記第2のデ
    ータ選択手段で選択された上記複数の第2の情報データ
    および上記教師信号に係る注目点の情報データから、ク
    ラス毎に、上記係数種データを得るための正規方程式を
    生成する正規方程式生成手段と、 上記正規方程式を解いて上記クラス毎に上記係数種デー
    タを得る係数種データ演算手段とを備えることを特徴と
    する係数種データ生成装置。
  20. 【請求項20】 複数の情報データからなる第1の情報
    信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換
    する際に使用される推定式の係数データを生成するため
    の生成式の係数データである係数種データを生成する方
    法であって、上記第2の情報信号に対応する教師信号を
    処理して上記第1の情報信号に対応する入力信号を得る
    第1のステップと、 上記生成式に含まれる複数種類のパラメータに対応し、
    上記入力信号によって得られる出力の質を決める複数種
    類のパラメータの値を調整する第2のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第1の情報データを選択する第3のステ
    ップと、 上記第3のステップで選択された上記複数の第1の情報
    データに基づいて、上記注目点が属するクラスを検出す
    る第4のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第2の情報データを選択する第5のステ
    ップと、 上記第4のステップで検出されたクラス、上記第5のス
    テップで選択された上記複数の第2の情報データおよび
    上記教師信号に係る注目点の情報データから、クラス毎
    に、上記係数種データを得るための正規方程式を生成す
    る第6のステップと、 上記正規方程式を解いて上記クラス毎に上記係数種デー
    タを得る第7のステップとを備えることを特徴とする係
    数種データ生成方法。
  21. 【請求項21】 複数の情報データからなる第1の情報
    信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換
    する際に使用される推定式の係数データを生成するため
    の生成式の係数データである係数種データを生成するた
    めに、 上記第2の情報信号に対応する教師信号を処理して上記
    第1の情報信号に対応する入力信号を得る第1のステッ
    プと、 上記生成式に含まれる複数種類のパラメータに対応し、
    上記入力信号によって得られる出力の質を決める複数種
    類のパラメータの値を調整する第2のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第1の情報データを選択する第3のステ
    ップと、 上記第3のステップで選択された上記複数の第1の情報
    データに基づいて、上記注目点が属するクラスを検出す
    る第4のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第2の情報データを選択する第5のステ
    ップと、 上記第4のステップで検出されたクラス、上記第5のス
    テップで選択された上記複数の第2の情報データおよび
    上記教師信号に係る注目点の情報データから、クラス毎
    に、上記係数種データを得るための正規方程式を生成す
    る第6のステップと、 上記正規方程式を解いて上記クラス毎に上記係数種デー
    タを得る第7のステップとを実行するためのコンピュー
    タプログラムを提供する情報提供媒体。
  22. 【請求項22】 複数の情報データからなる第1の情報
    信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換
    する際に使用される推定式の係数データを生成するため
    の生成式の係数データである係数種データを生成する装
    置であって、 上記第2の情報信号に対応した教師信号を処理して上記
    第1の情報信号に対応する入力信号を得る信号処理手段
    と、 上記生成式に含まれる複数種類のパラメータに対応し、
    上記入力信号によって得られる出力の質を決める複数種
    類のパラメータの値を調整するパラメータ調整手段と、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第1の情報データを選択する第1のデー
    タ選択手段と、 上記第1のデータ選択手段で選択された上記複数の第1
    の情報データに基づいて、上記注目点が属するクラスを
    検出するクラス検出手段と、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第2の情報データを選択する第2のデー
    タ選択手段と、 上記クラス検出手段で検出されたクラス、上記第2のデ
    ータ選択手段で選択された上記複数の第2の情報データ
    および上記教師信号に係る注目点の情報データから、上
    記クラスおよび上記複数種類のパラメータの値の組み合
    わせ毎に上記推定式の係数データを得るための第1の正
    規方程式を生成する第1の正規方程式生成手段と、 上記第1の正規方程式を解いて、上記組み合わせ毎に上
    記推定式の係数データを得る係数データ演算手段と、 上記係数データ演算手段で得られた上記組み合わせ毎の
    係数データから、クラス毎に、上記係数種データを得る
    ための第2の正規方程式を生成する第2の正規方程式生
    成手段と、 上記第2の正規方程式を解いて、上記クラス毎に上記係
    数種データを得る係数種データ演算手段とを備えること
    を特徴とする係数種データ生成装置。
  23. 【請求項23】 複数の情報データからなる第1の情報
    信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換
    する際に使用される推定式の係数データを生成するため
    の生成式の係数データである係数種データを生成する方
    法であって、上記第2の情報信号に対応した教師信号を
    処理して上記第1の情報信号に対応する入力信号を得る
    第1のステップと、 上記生成式に含まれる複数種類のパラメータに対応し、
    上記入力信号によって得られる出力の質を決める複数種
    類のパラメータの値を調整する第2のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第1の情報データを選択する第3のステ
    ップと、 上記第3のステップで選択された上記複数の第1の情報
    データに基づいて、上記注目点が属するクラスを検出す
    る第4のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第2の情報データを選択する第5のステ
    ップと、 上記第4のステップで検出されたクラス、上記第5のス
    テップで選択された上記複数の第2の情報データおよび
    上記教師信号に係る注目点の情報データから、クラスお
    よび複数種類のパラメータの値の組み合わせ毎に上記推
    定式の係数データを得るための第1の正規方程式を生成
    する第6のステップと、 上記第1の正規方程式を解いて、上記組み合わせ毎に上
    記推定式の係数データを得る第7のステップと、 上記第7のステップで得られた上記組み合わせ毎の係数
    データから、クラス毎に、上記係数種データを得るため
    の第2の正規方程式を生成する第8のステップと、 上記第2の正規方程式を解いて、上記クラス毎に上記係
    数種データを得る第9のステップとを備えることを特徴
    とする係数種データ生成方法。
  24. 【請求項24】 複数の情報データからなる第1の情報
    信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換
    する際に使用される推定式の係数データを生成するため
    の生成式の係数データである係数種データを生成するた
    めに、 上記第2の情報信号に対応した教師信号を処理して上記
    第1の情報信号に対応する入力信号を得る第1のステッ
    プと、 上記生成式に含まれる複数種類のパラメータに対応し、
    上記入力信号によって得られる出力の質を決める複数種
    類のパラメータの値を調整する第2のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第1の情報データを選択する第3のステ
    ップと、 上記第3のステップで選択された上記複数の第1の情報
    データに基づいて、上記注目点が属するクラスを検出す
    る第4のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第2の情報データを選択する第5のステ
    ップと、 上記第4のステップで検出されたクラス、上記第5のス
    テップで選択された上記複数の第2の情報データおよび
    上記教師信号に係る注目点の情報データから、クラスお
    よび複数種類のパラメータの値の組み合わせ毎に上記推
    定式の係数データを得るための第1の正規方程式を生成
    する第6のステップと、 上記第1の正規方程式を解いて、上記組み合わせ毎に上
    記推定式の係数データを得る第7のステップと、 上記第7のステップで得られた上記組み合わせ毎の係数
    データから、クラス毎に上記係数種データを得るための
    第2の正規方程式を生成する第8のステップと、 上記第2の正規方程式を解いて、上記クラス毎に上記係
    数種データを得る第9のステップとを実行するためのコ
    ンピュータプログラムを提供する情報提供媒体。
  25. 【請求項25】 複数の情報データからなる第1の情報
    信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換
    する際に使用される推定式の係数データを生成する装置
    であって、 上記第2の情報信号に対応する教師信号を処理して上記
    第1の情報信号に対応する入力信号を得る信号処理手段
    と、 上記入力信号によって得られる出力の質を決める複数種
    類のパラメータの値を調整するパラメータ調整手段と、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第1の情報データを選択する第1のデー
    タ選択手段と、 上記第1のデータ選択手段で選択された上記複数の第1
    の情報データに基づいて、上記注目点が属するクラスを
    検出するクラス検出手段と、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第2の情報データを選択する第2のデー
    タ選択手段と、 上記クラス検出手段で検出されたクラス、上記第2のデ
    ータ選択手段で選択された上記複数の第2の情報データ
    および上記教師信号に係る注目点の情報データから、上
    記クラスおよび上記複数種類のパラメータの値の組み合
    わせ毎に、上記推定式の係数データを得るための正規方
    程式を生成する正規方程式生成手段と、 上記正規方程式を解いて上記組み合わせ毎の上記係数デ
    ータを得る係数データ演算手段とを備えることを特徴と
    する係数データ生成装置。
  26. 【請求項26】 複数の情報データからなる第1の情報
    信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換
    する際に使用される推定式の係数データを生成する方法
    であって、 上記第2の情報信号に対応する教師信号を処理して上記
    第1の情報信号に対応する入力信号を得る第1のステッ
    プと、 上記入力信号によって得られる出力の質を決める複数種
    類のパラメータの値を調整する第2のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第1の情報データを選択する第3のステ
    ップと、 上記第3のステップで選択された上記複数の第1の情報
    データに基づいて、上記注目点が属するクラスを検出す
    る第4のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第2の情報データを選択する第5のステ
    ップと、 上記第4のステップで検出された上記クラス、上記第5
    のステップで選択された上記複数の第2の情報データお
    よび上記教師信号に係る注目点の情報データから、上記
    クラスおよび上記複数種類のパラメータの値の組み合わ
    せ毎に、上記推定式の係数データを得るための正規方程
    式を生成する第6のステップと、 上記第6のステップで生成された上記正規方程式を解い
    て上記組み合わせ毎の上記係数データを得る第7のステ
    ップとを備えることを特徴とする係数データ生成方法。
  27. 【請求項27】 複数の情報データからなる第1の情報
    信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換
    する際に使用される推定式の係数データを生成するため
    に、 上記第2の情報信号に対応する教師信号を処理して上記
    第1の情報信号に対応する入力信号を得る第1のステッ
    プと、 上記入力信号によって得られる出力の質を決める複数種
    類のパラメータの値を調整する第2のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第1の情報データを選択する第3のステ
    ップと、 上記第3のステップで選択された上記複数の第1の情報
    データに基づいて、上記注目点が属するクラスを検出す
    る第4のステップと、 上記入力信号から、上記教師信号に係る注目点の周辺に
    位置する複数の第2の情報データを選択する第5のステ
    ップと、 上記第4のステップで検出された上記クラス、上記第5
    のステップで選択された上記複数の第2の情報データお
    よび上記教師信号に係る注目点の情報データから、上記
    クラスおよび上記複数種類のパラメータの値の組み合わ
    せ毎に、上記推定式の係数データを得るための正規方程
    式を生成する第6のステップと、 上記第6のステップで生成された上記正規方程式を解い
    て上記組み合わせ毎の上記係数データを得る第7のステ
    ップとを実行するためのコンピュータプログラムを提供
    する情報提供媒体。
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