JP4692800B2 - 係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数種データの生成装置および生成方法、並びに記録媒体 - Google Patents

係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数種データの生成装置および生成方法、並びに記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばNTSC方式のビデオ信号をハイビジョンのビデオ信号に変換する際に適用して好適な係数データの生成装置および生成方法、それを使用した情報信号の処理装置および処理方法、それに使用する係数種データの生成装置および生成方法、並びに記録媒体に関する。詳しくは、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用される推定式の係数データを、学習データ毎に検出される、少なくとも第2の情報信号に対応した教師信号または第1の情報信号に対応した生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含む生成式を使用して生成することによって、係数データを格納しておくメモリの容量増加を招くことなく、パラメータの値の変化に対応して連続的に変化する係数データを得ることができるようにした係数データ生成装置等に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば525i信号というSD(Standard Definition)信号を、1050i信号というHD(High Definition)信号に変換するフォーマット変換が提案されている。525i信号は、ライン数が525本でインタレース方式の画像信号を意味し、1050i信号は、ライン数が1050本でインタレース方式の画像信号を意味する。
【0003】
図12は、525i信号と1050i信号の画素位置関係を示している。ここで、大きなドットが525i信号の画素であり、小さなドットが1050i信号の画素である。また、奇数フィールドの画素位置を実線で示し、偶数フィールドの画素位置を破線で示している。525i信号を1050i信号に変換する場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおいて、525i信号の1画素に対応して1050i信号の4画素を得る必要がある。
【0004】
従来、上述したようなフォーマット変換を行うために、525i信号の画素データより1050i信号の画素データを得る際に、525i信号の画素に対する1050i信号の各画素の位相に対応した推定式の係数データをメモリに格納しておき、この係数データを用いて推定式によって1050i信号の画素データを求めることが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように推定式によって1050i信号の画素データを求めるものにおいては、この1050i信号による画像の解像度は固定されており、従来のコントラストやシャープネス等の調整のように、画像内容等に応じて所望の解像度とすることができなかった。ユーザが所望の解像度に任意に調整するために、複数の解像度に対応する係数データを用意しておくことが考えられるが、係数データを格納しておくメモリの容量増加を招き、装置のコストアップにつながる。
【0006】
この発明は、係数データを格納しておくメモリの容量増加を招くことなく、パラメータの値の変化に対応して連続的に変化する係数データを得ることができるようにした係数データ生成装置等を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る係数データ生成装置は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用され、第2の情報信号に係る注目点の情報データを第1の情報信号から抽出される複数の情報データから算出するための推定式の係数データを生成する係数データ生成装置であって、第2の情報信号に対応した教師信号と第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み上記推定式の係数データを生成する生成式の係数データを係数種データとして格納する格納手段と、パラメータの値を設定するパラメータ設定手段と、格納手段に格納された係数種データに基づいて、生成式により、パラメータ設定手段で設定されたパラメータの値に対応した上記推定式の係数データを生成する係数データ生成手段とを備えるものである。
【0008】
また、この発明に係る係数データ生成方法は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用され、第2の情報信号に係る注目点の情報データを第1の情報信号から抽出される複数の情報データから算出するための推定式の係数データを生成する係数データ生成方法であって、第2の情報信号に対応した教師信号と第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み上記推定式の係数データを生成する生成式の係数データに基づいて、その生成式を構成するステップと、パラメータの値を設定するステップと、構成された生成式を使用し、設定されたパラメータの値に対応した上記推定式の係数データを生成するステップとを備えるものである。
また、この発明に係る記録媒体は、上述の係数データ生成方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
【0009】
この発明においては、第2の情報信号に対応した教師信号と第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み推定式の係数データを生成する生成式の係数データが、格納手段に係数種データとして格納されている。例えば、特徴量は、教師信号および生徒信号を使用して、あるいは教師信号を使用して検出されるものである。格納手段に格納されている係数種データに基づいて、生成式により、パラメータの値に対応した推定式の係数データが生成される。
【0010】
このように、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用される推定式の係数データを、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含む生成式を使用して生成するものであり、係数データを格納しておくメモリの容量増加を招くことなく、パラメータの値を調整して第2の情報信号による出力の質を任意に調整することが可能となる。
【0011】
また、推定式の係数データを生成する生成式に含まれるパラメータは、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すものであり、学習時に連続的な値を取りうるものである。そのため、パラメータの値の変化に対応して連続的に変化する係数データを得ることができ、第2の情報信号による出力の質をなめらかに変化させることが可能となる。
【0012】
この発明に係る情報信号処理装置は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理装置であって、第2の情報信号に対応した教師信号と第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み推定式の係数データを生成する生成式の係数データを係数種データとして格納する格納手段と、パラメータの値を設定するパラメータ設定手段と、格納手段に格納された係数種データに基づいて、生成式により、パラメータ設定手段で設定されたパラメータの値に対応した上記推定式の係数データを発生する係数データ発生手段と、第1の情報信号から第2の情報信号に係る注目点の周辺に位置する複数の第1の情報データを選択する第1のデータ選択手段と、係数データ発生手段で発生された係数データと第1のデータ選択手段で選択された複数の第1の情報データとから、推定式を用いて注目点の情報データを算出して得る演算手段とを備えるものである。
【0013】
また、この発明に係る情報信号処理方法は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理方法であって、第2の情報信号に対応した教師信号と第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み推定式の係数データを生成する生成式の係数データに基づいて、生成式により、パラメータの値に対応した推定式の係数データを発生するステップと、パラメータの値を設定するステップと、第1の情報信号から第2の情報信号に係る注目点の周辺に位置する複数の情報データを選択するステップと、発生された係数データと選択された複数の情報データとから、推定式を用いて注目点の情報データを算出して得るステップとを備えるものである。
また、この発明に係る記録媒体は、上述の情報信号処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
【0014】
この発明においては、第2の情報信号に対応した教師信号と第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み推定式の係数データを生成する生成式の係数データが、格納手段に係数種データとして格納されている。例えば、特徴量は、教師信号および生徒信号を使用して、あるいは教師信号を使用して検出されるものである。格納手段に格納されている係数種データに基づいて、生成式により、パラメータの値に対応した対応した推定式の係数データが生成される。
【0015】
また、第1の情報信号から第2の情報信号に係る注目点の周辺に位置する複数の第1の情報データが選択される。そして、この複数の第1の情報データと推定式の係数データとから、推定式を用いて、第2の情報信号に係る注目点の情報データが算出される。
【0016】
このように、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用される推定式の係数データを、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含む生成式を使用して生成するものであり、係数データを格納しておくメモリの容量増加を招くことなく、パラメータの値を調整して第2の情報信号による出力の質を任意に調整することが可能となる。
【0017】
また、推定式の係数データを生成する生成式に含まれるパラメータは、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すものであり、学習時に連続的な値を取りうるものである。そのため、パラメータの値の変化に対応して連続的に変化する係数データを得ることができ、第2の情報信号による出力の質をなめらかに変化させることが可能となる。
【0018】
この発明に係る係数種データ生成装置は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データを生成するための生成式の係数データである係数種データを生成する装置であって、第1の情報信号に対応する生徒信号から第2の情報信号に対応する教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、このデータ選択手段で選択された複数の情報データおよび教師信号に係る注目点の情報データに基づいて学習データを生成する学習データ生成手段と、この学習データ生成手段で生成される学習データのそれぞれに対応して、少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を検出し、その特徴量に基づいて上記生成式に含まれるパラメータの値を決定するパラメータ値決定手段と、学習データ生成手段で生成された学習データと、パラメータ値決定手段で決定されたパラメータの値とに基づいて、上記生成式の係数データを生成する係数データ生成手段とを備えるものである。
【0019】
また、この発明に係る係数種データ生成方法は、複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データを生成するための生成式の係数データである係数種データを生成する方法であって、第1の情報信号に対応する生徒信号から第2の情報信号に対応する教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の情報データを選択するステップと、この選択された複数の情報データおよび教師信号に係る注目点の情報データに基づいて学習データを生成するステップと、この生成される学習データのそれぞれに対応して、少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を検出し、その特徴量に基づいて上記生成式に含まれるパラメータの値を決定するステップと、生成された学習データと、決定されたパラメータの値とに基づいて、上記生成式の係数データを生成するステップとを備えるものである。
また、この発明に係る記録媒体は、上述の係数種データ生成方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものである。
【0020】
この発明においては、生徒信号から教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の情報データが選択される。この複数の情報データおよび教師信号に係る注目点の情報データに基づいて、学習データが生成される。
【0021】
また、生成される学習データのそれぞれに対応して、少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量が検出される。推定式の係数データを生成するための生成式にはその特徴量を示すパラメータが含まれており、検出された特徴量に基づいてそのパラメータの値が決定される。この特徴量は、連続的な値を取り得るものである。例えば、特徴量は、教師信号および生徒信号を使用して、あるいは教師信号を使用して検出される。
【0022】
生成された学習データと、決定されたパラメータの値とに基づいて、例えば正規方程式を用いて、上記生成式の係数データが生成される。
このように生成される係数データに基づいて、上記パラメータを含む生成式を構成できる。そして、この生成式によって、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用する、設定されたパラメータの値に対応した推定式の係数データを得ることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としてのテレビ受信機100の構成を示している。このテレビ受信機100は、放送信号より525i信号というSD信号を得、この525i信号を1050i信号というHD信号に変換し、そのHD信号による画像を表示するものである。
【0024】
テレビ受信機100は、マイクロコンピュータを備え、システム全体の動作を制御するためのシステムコントローラ101と、リモートコントロール信号を受信するリモコン信号受信回路102とを有している。リモコン信号受信回路102は、システムコントローラ101に接続され、リモコン送信機200よりユーザの操作に応じて出力されるリモートコントロール信号RMを受信し、その信号RMに対応する操作信号をシステムコントローラ101に供給するように構成されている。
【0025】
また、テレビ受信機100は、受信アンテナ105と、この受信アンテナ105で捕らえられた放送信号(RF変調信号)が供給され、選局処理、中間周波増幅処理、検波処理等を行って上述したSD信号(525i信号)を得るチューナ106と、このチューナ106より出力されるSD信号を一時的に保存するためのバッファメモリ109とを有している。
【0026】
また、テレビ受信機100は、バッファメモリ109に一時的に保存されるSD信号(525i信号)を、HD信号(1050i信号)に変換する画像信号処理部110と、この画像信号処理部110より出力されるHD信号による画像を表示するディスプレイ部111と、このディスプレイ部111の画面上に文字図形などの表示を行うための表示信号SCHを発生させるためのOSD(On Screen Display)回路112と、その表示信号SCHを上述した画像信号処理部110から出力されるHD信号に合成してディスプレイ部111に供給するための合成器113とを有している。ディスプレイ部111は、例えばCRT(cathode-ray tube)ディスプレイ、あるいはLCD(liquid crystal display)等のフラットパネルディスプレイで構成されている。
【0027】
図1に示すテレビ受信機100の動作を説明する。
チューナ106より出力されるSD信号(525i信号)は、バッファメモリ109に供給されて一時的に保存される。そして、このバッファメモリ109に一時的に記憶されたSD信号は画像信号処理部110に供給され、HD信号(1050i信号)に変換される。すなわち、画像信号処理部110では、SD信号を構成する画素データ(以下、「SD画素データ」という)から、HD信号を構成する画素データ(以下、「HD画素データ」という)が得られる。この画像信号処理部110より出力されるHD信号はディスプレイ部111に供給され、このディスプレイ部111の画面上にはそのHD信号による画像が表示される。
【0028】
ユーザは、リモコン送信機200の操作によって、上述したようにディスプレイ部111の画面上に表示される画像の画質を変更できる。画像信号処理部110では、後述するように、HD画素データが推定式によって算出されるが、この推定式の係数データとして、ユーザのリモコン送信機200の操作によって調整されたパラメータpの値に対応したものが生成されて使用される。
【0029】
これにより、画像信号処理部110より出力されるHD信号による画像の画質は、調整されたパラメータpの値に対応したものとなる。なお、パラメータpの調整状態では、ディスプレイ部111の画面上に、パラメータpの値の表示が行われる。ユーザは、この表示を参照して、パラメータpの値を調整できる。
【0030】
次に、画像信号処理部110の詳細を説明する。
画像信号処理部110は、バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、HD信号(1050i信号)に係る注目画素の周辺に位置する複数のSD画素のデータを選択的に取り出して出力する第1〜第3のタップ選択回路121〜123を有している。
【0031】
第1のタップ選択回路121は、予測に使用するSD画素(「予測タップ」と称する)のデータを選択的に取り出すものである。第2のタップ選択回路122は、SD画素データのレベル分布パターンに対応するクラス分類に使用するSD画素(「空間クラスタップ」と称する)のデータを選択的に取り出すものである。第3のタップ選択回路123は、動きに対応するクラス分類に使用するSD画素(「動きクラスタップ」と称する)のデータを選択的に取り出するものである。なお、空間クラスを複数フィールドに属するSD画素データを使用して決定する場合には、この空間クラスにも動き情報が含まれることになる。
【0032】
また、画像信号処理部110は、第2のタップ選択回路122で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)のレベル分布パターンを検出し、このレベル分布パターンに基づいて空間クラスを検出し、そのクラス情報を出力する空間クラス検出回路124を有している。
【0033】
空間クラス検出回路124では、例えば、各SD画素データを、8ビットデータから2ビットデータに圧縮するような演算が行われる。そして、空間クラス検出回路124からは、各SD画素データに対応した圧縮データが空間クラスのクラス情報として出力される。本実施の形態においては、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)によって、データ圧縮が行われる。なお、情報圧縮手段としては、ADRC以外にDPCM(予測符号化)、VQ(ベクトル量子化)等を用いてもよい。
【0034】
本来、ADRCは、VTR(Video Tape Recorder)向け高性能符号化用に開発された適応再量子化法であるが、信号レベルの局所的なパターンを短い語長で効率的に表現できるので、上述したデータ圧縮に使用して好適なものである。ADRCを使用する場合、空間クラスタップのデータ(SD画素データ)の最大値をMAX、その最小値をMIN、空間クラスタップのデータのダイナミックレンジをDR(=MAX−MIN+1)、再量子化ビット数をPとすると、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データkiに対して、(1)式の演算により、圧縮データとしての再量子化コードqiが得られる。ただし、(1)式において、[ ]は切り捨て処理を意味している。空間クラスタップのデータとして、Na個のSD画素データがあるとき、i=1〜Naである。
qi=[(ki−MIN+0.5)*2P/DR] ・・・(1)
【0035】
また、画像信号処理部110は、第3のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)より、主に動きの程度を表すための動きクラスを検出し、そのクラス情報を出力する動きクラス検出回路125を有している。
【0036】
この動きクラス検出回路125では、第3のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)mi,niからフレーム間差分が算出され、さらにその差分の絶対値の平均値に対してしきい値処理が行われて動きの指標である動きクラスが検出される。すなわち、動きクラス検出回路125では、(2)式によって、差分の絶対値の平均値AVが算出される。第3のタップ選択回路123で、例えば上述したように12個のSD画素データm1〜m6,n1〜n6が取り出されるとき、(2)式におけるNbは6である。
【0037】
【数1】
Figure 0004692800
【0038】
そして、動きクラス検出回路125では、上述したように算出された平均値AVが1個または複数個のしきい値と比較されて動きクラスのクラス情報MVが得られる。例えば、3個のしきい値th1,th2,th3(th1<th2<th3)が用意され、4つの動きクラスを検出する場合、AV≦th1のときはMV=0、th1<AV≦th2のときはMV=1、th2<AV≦th3のときはMV=2、th3<AVのときはMV=3とされる。
【0039】
また、画像信号処理部110は、空間クラス検出回路124より出力される空間クラスのクラス情報としての再量子化コードqiと、動きクラス検出回路125より出力される動きクラスのクラス情報MVに基づき、作成すべきHD信号(1050i信号)の画素(注目画素)が属するクラスを示すクラスコードCLを得るためのクラス合成回路126を有している。
このクラス合成回路126では、(3)式によって、クラスコードCLの演算が行われる。なお、(3)式において、Naは空間クラスタップのデータ(SD画素データ)の個数、PはADRCにおける再量子化ビット数を示している。
【0040】
【数2】
Figure 0004692800
【0041】
また、画像信号処理部110は、係数メモリ134を有している。この係数メモリ134は、後述する推定予測演算回路127で使用される推定式の複数の係数データを、クラス毎に、格納するものである。この係数データは、SD信号(525i信号)を、HD信号(1050i信号)に変換するための情報である。係数メモリ134には上述したクラス合成回路126より出力されるクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給され、この係数メモリ134からはクラスコードCLに対応した推定式の係数データWi(i=1〜n)が読み出され、推定予測演算回路127に供給されることとなる。
【0042】
また、画像信号処理部110は、情報メモリバンク135を有している。後述する推定予測演算回路127では、予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ134より読み出される係数データWiとから、(4)式の推定式によって、作成すべきHD画素データyが演算される。第1のタップ選択回路121で選択される予測タップ数が10個であるとき、(4)式におけるnは10となる。
【0043】
【数3】
Figure 0004692800
【0044】
そして、この推定式の係数データWi(i=1〜n)は、(5)式に示すように、パラメータpを含む生成式によって生成される。情報メモリバンク135には、この生成式の係数データである係数種データai0〜ai3が、記憶されている。
Wi=ai03+ai12+ai2p+ai3 ・・・(5)
【0045】
上述したように、525i信号を1050i信号に変換する場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおいて、525i信号の1画素に対応して1050i信号の4画素を得る必要がある。この場合、奇数、偶数のそれぞれのフィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素は、それぞれ中心予測タップに対して異なる位相ずれを持っている。
【0046】
図2は、奇数フィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素HD1〜HD4における中心予測タップSD0からの位相ずれを示している。ここで、HD1〜HD4の位置は、それぞれ、SD0の位置から水平方向にk1〜k4、垂直方向にm1〜m4だけずれている。
【0047】
図3は、偶数フィールドにおける1050i信号を構成する2×2の単位画素ブロック内の4画素HD1′〜HD4′における中心予測タップSD0′からの位相ずれを示している。ここで、HD1′〜HD4′の位置は、それぞれ、SD0′の位置から水平方向にk1′〜k4′、垂直方向にm1′〜m4′だけずれている。
したがって、上述した情報メモリバンク135には、クラスおよび出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)の組み合わせ毎に、上述した係数種データai0〜ai3が格納されている。
【0048】
情報メモリバンク135に蓄えられる係数種データai0〜ai3について詳細に説明する。
本出願人による先の出願(特願平2000−348730号)においては、各クラスにおける係数データWi(i=1〜n)を、例えば(6)式に示すように、パラメータh,vを含む生成式によって生成することを提案した。この生成式の係数データである係数種データwi0〜wi9は、予め学習によって求められ、情報メモリバンクに格納される。
Figure 0004692800
【0049】
この(6)式で示すような生成式は、パラメータh,vを含んでおり、パラメータh,vの値を変化させることで、そのパラメータh,vの値に対応した係数データWiを得ることができ、画質調整が可能となる。
【0050】
しかし、上述の係数種データwi0〜wi9は、図4の概念図に示すように、学習により、推定式の係数データWiを、帯域制限フィルタの帯域という離散的なパラメータh,vを含む連続関数で近似することで生成されたものである。すなわち、(6)式におけるパラメータh,vは学習時に連続的な値を取り得るものではなく、そのため(6)式によって生成された係数データWiは擬似的に連続したものとなる。
【0051】
また、同一の画像でも、画像の領域によって性質が異なるにも拘わらず、画像全体の帯域という同一の規範で学習しているために、学習がうまく行われないという問題点がある。つまり、図5でも見られるように、一般的に画像はさまざまな性質の部分からなっている。そして、帯域制限フィルタによる平滑化の効果は、画像中の局所的な性質によってそれぞれ異なる。図6Aは、平坦部分における帯域制限フィルタによる平滑化の効果を示したものであるが、帯域を狭くしていっても平滑化の効果は現れてこない。一方、図6Bは、エッジ部分における帯域制限フィルタによる平滑化の効果を示したものであるが、帯域を狭くしていくと平滑化の効果が顕著に現れてくる。
【0052】
図7は、情報メモリバンク135に格納される係数種データai0〜ai3の生成方法の概念を示している。係数種データai0〜ai3は、学習により、推定式の係数データWiをパラメータpを含む連続関数((5)式参照)で近似することで生成される。ここで、パラメータpは、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示し、学習時に連続的な値を取りうるものである。
【0053】
例えば、特徴量は、学習データに関連して教師信号および生徒信号から抽出された画素データの差分二乗値として検出される。また例えば、特徴量は、学習データに関連して教師信号および生徒信号から抽出された画素データの差分絶対値として検出される。また例えば、特徴量は学習データに関連した教師信号(画像)の局所領域における最大周波数として検出される。さらに例えば、特徴量は学習データに関連した生徒信号(画像)の局所領域における最大周波数として検出される。
【0054】
(5)式の生成式における係数データである係数種データai0〜ai3の求め方を説明する。
ここで、以下の説明のため、(7)式のように、tj(j=0〜3)を定義する。
0=p3,t1=p2,t2=p,t3=1・・・(7)
この(7)式を用いると、(5)式は、(8)式のように書き換えられる。
【0055】
【数4】
Figure 0004692800
【0056】
最終的に、学習によって未定係数aijを求める。すなわち、クラスおよび出力画素毎に、複数のSD画素データとHD画素データを用いて、二乗誤差を最小にする係数値を決定する。いわゆる最小二乗法による解法である。学習数をm、k(1≦k≦m)番目の学習データにおける残差をek、二乗誤差の総和をEとすると、(4)式および(5)式を用いて、Eは(9)式で表される。ここで、xikはSD画像のi番目の予測タップ位置におけるk番目の画素データ、ykはそれに対応するk番目のHD画像の画素データを表している。
【0057】
【数5】
Figure 0004692800
【0058】
最小二乗法による解法では、(9)式のaijによる偏微分が0になるようなaijを求める。これは、(10)式で示される。
【0059】
【数6】
Figure 0004692800
【0060】
以下、(11)式、(12)式のように、Xipjq、Yipを定義すると、(10)式は、行列を用いて(13)式のように書き換えられる。
【0061】
【数7】
Figure 0004692800
【0062】
【数8】
Figure 0004692800
【0063】
この方程式は一般に正規方程式と呼ばれている。この正規方程式は、掃き出し法(Gauss-Jordanの消去法)等を用いて、aijについて解かれ、係数種データa10〜an3が算出される。
【0064】
また、図1に戻って、画像信号処理部110は、情報メモリバンク135に記憶されている係数データに基づいて、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、生成式((5)式参照)を使用して、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、パラメータpの値に対応した推定式の係数データWiを演算で求める係数生成回路136とを有している。
【0065】
係数生成回路136による推定式の係数データWiの生成は、例えば各垂直ブランキング期間で行われる。これにより、ユーザのリモコン送信機200の操作によってパラメータpの値が変更されても、係数メモリ134に格納される各クラスの係数データWiを、そのパラメータpの値に対応したものに即座に変更でき、ユーザによる画質調整がスムーズに行われる。
【0066】
また、画像信号処理部110は、係数生成回路136で求められる係数データWi(i=1〜n)に対応した正規化係数Sを、(14)式によって、演算する正規化係数演算部137と、この正規化係数Sを格納する正規化係数メモリ138とを有している。正規化係数メモリ138には上述したクラス合成回路126より出力されるクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給され、この正規化係数メモリ138からはクラスコードCLに対応した正規化係数Sが読み出され、後述する正規化演算回路128に供給されることとなる。
【0067】
【数9】
Figure 0004692800
【0068】
また、画像信号処理部110は、第1のタップ選択回路121で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ134より読み出される係数データWiとから、(4)式の推定式によって、作成すべきHD信号の画素(注目画素)のデータを演算する推定予測演算回路127を有している。
【0069】
上述したように、SD信号(525i信号)をHD信号(1050i信号)に変換する際には、SD信号の1画素に対してHD信号の4画素(図2のHD1〜HD4、図3のHD1′〜HD4′参照)を得る必要があることから、この推定予測演算回路127では、HD信号を構成する2×2の単位画素ブロック毎に、画素データが生成される。すなわち、この推定予測演算回路127には、第1のタップ選択回路121より単位画素ブロック内の4画素(注目画素)に対応した予測タップのデータxiと、係数メモリ134よりその単位画素ブロックを構成する4画素に対応した係数データWiとが供給され、単位画素ブロックを構成する4画素のデータy1〜y4は、それぞれ個別に上述した(4)式の推定式で演算される。
【0070】
また、画像信号処理部110は、推定予測演算回路127より順次出力される4画素のデータy1〜y4を、正規化係数メモリ138より読み出される、それぞれの演算に使用された係数データWi(i=1〜n)に対応した正規化係数Sで除算して正規化する正規化演算回路128を有している。上述せずも、係数生成回路136で生成式により推定式の係数データWiを求めるものであるが、求められる係数データは丸め誤差を含み、係数データWi(i=1〜n)の総和が1.0になることは保証されない。そのため、推定予測演算回路127で演算される各画素のデータy1〜y4は、丸め誤差によってレベル変動したものとなる。上述したように、正規化演算回路128で正規化することで、その変動を除去できる。
【0071】
また、画像信号処理部110は、正規化演算回路128で正規化されて順次供給される単位画素ブロック内の4画素のデータy1′〜y4′を線順次化して1050i信号のフォーマットで出力する後処理回路129を有している。
【0072】
次に、画像信号処理部110の動作を説明する。
バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、第2のタップ選択回路122で、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目画素)の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第2のタップ選択回路122で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)は空間クラス検出回路124に供給される。この空間クラス検出回路124では、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データに対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((1)式参照)。
【0073】
また、バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、第3のタップ選択回路123で、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目画素)の周辺に位置する動きクラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第3のタップ選択回路123で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)は動きクラス検出回路125に供給される。この動きクラス検出回路125では、動きクラスタップのデータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
【0074】
この動き情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路126に供給される。このクラス合成回路126では、これら動き情報MVと再量子化コードqiとから、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック毎にその単位画素ブロック内の4画素(注目画素)が属するクラスを示すクラスコードCLが得られる((3)式参照)。そして、このクラスコードCLは、係数メモリ134および正規化係数メモリ138に読み出しアドレス情報として供給される。
【0075】
係数メモリ134には、例えば各垂直ブランキング期間に、係数生成回路136で、ユーザによって調整されたパラメータpの値に対応して、クラスおよび出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)の組み合わせ毎に、推定式の係数データWi(i=1〜n)が求められて格納される。また、正規化係数メモリ138には、上述したように係数生成回路136で求められた推定式の係数データWi(i=1〜n)に対応した正規化係数Sが正規化係数演算部137で生成されて格納される。
【0076】
係数メモリ134に上述したようにクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給されることで、この係数メモリ134からクラスコードCLに対応した4出力画素(奇数フィールドではHD1〜HD4、偶数フィールドではHD1′〜HD4′)分の推定式の係数データWiが読み出されて推定予測演算回路127に供給される。また、バッファメモリ109に記憶されているSD信号(525i信号)より、第1のタップ選択回路121で、作成すべきHD信号(1050i信号)を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目画素)の周辺に位置する予測タップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。
【0077】
推定予測演算回路127では、予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、係数メモリ134より読み出される4出力画素分の係数データWiとから、作成すべきHD信号を構成する単位画素ブロック内の4画素(注目画素)のデータy1〜y4が演算される((4)式参照)。そして、この推定予測演算回路127より順次出力されるHD信号を構成する単位画素ブロック内の4画素のデータy1〜y4は正規化演算回路128に供給される。
【0078】
正規化係数メモリ138には上述したようにクラスコードCLが読み出しアドレス情報として供給され、この正規化係数メモリ138からはクラスコードCLに対応した正規化係数S、つまり推定予測演算回路127より出力されるHD画素データy1〜y4の演算に使用された係数データWiに対応した正規化係数Sが読み出されて正規化演算回路128に供給される。この正規化演算回路128では、推定予測演算回路127より出力されるHD画素データy1〜y4がそれぞれ対応する正規化係数Sで除算されて正規化される。これにより、生成式((5)式参照)から演算によって推定式((4)式参照)の係数データWiを求める際の丸め誤差によるデータy1〜y4のレベル変動が除去される。
【0079】
このように正規化演算回路128で正規化されて順次出力される単位画素ブロック内の4画素のデータy1′〜y4′は後処理回路129に供給される。この後処理回路129では、正規化演算回路128より順次供給される単位画素ブロック内の4画素のデータy1′〜y4′が線順次化され、1050i信号のフォーマットで出力される。つまり、後処理回路129からは、HD信号としての1050i信号が出力される。
【0080】
上述したように、図1に示すテレビ受信機100では、情報メモリバンク135に記憶されている係数種データai0〜ai3に基づいて、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、生成式((5)式参照)を使用して、パラメータpの値に対応した推定式の係数データWiが演算で求められる。このクラスおよび出力画素の組み合わせ毎の推定式の係数データWiが係数メモリ134に格納される。そして、この係数メモリ134より、クラスコードCLに対応して読み出される係数データWiを用いて推定予測演算回路127でHD画素データyが演算される。
【0081】
したがって、ユーザは、パラメータpの値を調整することで、HD信号によって得られる画像の画質を任意に調整することができる。なおこの場合、調整されたパラメータpの値に対応した、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎の係数データWiをその都度、係数生成回路136で生成して使用するものであり、大量の係数データを格納しておくメモリを必要としない。
【0082】
また、図1に示すテレビ受信機100では、推定式の係数データWiを生成する生成式((5)式参照)に含まれるパラメータpは、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すものであり、学習時に連続的な値を取りうるものである。そのため、係数生成回路136ではパラメータpの値の変化に対応して連続的に変化する係数データを得ることができる。したがって、ユーザは、パラメータpの値を調整することで、HD信号によって得られる画像の画質をなめらかに調整できる。
【0083】
なお、図1に示すテレビ受信機100においては、係数生成回路136で各クラスの係数データWiを生成して係数メモリ134に格納し、クラス合成回路126より出力されるクラスコードCLに対応した係数データWiをこの係数メモリ134より読み出して使用するものであったが、係数生成回路136でクラス合成回路126からのクラスコードCLに対応した係数データWiをその都度生成し、これを推定予測演算回路127で使用するようにしてもよい。その場合には、係数メモリ134は不要となる。またこの場合、正規化係数メモリ138も不要となる。
【0084】
図8は、上述したテレビ受信機100の情報メモリバンク135に格納される係数種データai0〜ai3を生成するための係数種データ生成装置150の構成を示している。
この係数種データ生成装置150は、教師信号としてのHD信号(1050i信号)が入力される入力端子151と、このHD信号に対して水平および垂直の間引き処理を行って、生徒信号としてのSD信号を得るSD信号生成回路152とを有している。このSD信号生成回路152には、帯域選択信号が供給される。この帯域選択信号に基づいて、HD信号からSD信号を生成する際に使用する帯域制限フィルタの水平および垂直の帯域が可変される。
【0085】
この帯域制限フィルタは、例えば水平帯域を制限する1次元ガウシアンフィルタと垂直帯域を生成する1次元ガウシアンフィルタとから構成される。この1次元ガウシアンフィルタは、(15)式で示される。この場合、帯域選択信号に基づいて標準偏差σの値が可変される。
【0086】
【数10】
Figure 0004692800
【0087】
また、係数種データ生成装置150は、SD信号生成回路152より出力されるSD信号(525i信号)より、HD信号(1050i信号)に係る注目画素の周辺に位置する複数のSD画素のデータを選択的に取り出して出力する第1〜第3のタップ選択回路153〜155を有している。これら第1〜第3のタップ選択回路153〜155は、上述した画像信号処理部110の第1〜第3のタップ選択回路121〜123と同様に構成される。
【0088】
また、係数種データ生成装置150は、第2のタップ選択回路154で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)のレベル分布パターンを検出し、このレベル分布パターンに基づいて空間クラスを検出し、そのクラス情報を出力する空間クラス検出回路157を有している。この空間クラス検出回路157は、上述した画像信号処理部110の空間クラス検出回路124と同様に構成される。この空間クラス検出回路157からは、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データ毎の再量子化コードqiが空間クラスを示すクラス情報として出力される。
【0089】
また、係数種データ生成装置150は、第3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)より、主に動きの程度を表すための動きクラスを検出し、そのクラス情報MVを出力する動きクラス検出回路158を有している。この動きクラス検出回路158は、上述した画像信号処理部110の動きクラス検出回路125と同様に構成される。この動きクラス検出回路158では、第3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)からフレーム間差分が算出され、さらにその差分の絶対値の平均値に対してしきい値処理が行われて動きの指標である動きクラスが検出される。
【0090】
また、係数種データ生成装置150は、空間クラス検出回路157より出力される空間クラスのクラス情報としての再量子化コードqiと、動きクラス検出回路158より出力される動きクラスのクラス情報MVに基づき、HD信号(1050i信号)に係る注目画素が属するクラスを示すクラスコードCLを得るためのクラス合成回路159を有している。このクラス合成回路159も、上述した画像信号処理部110のクラス合成回路126と同様に構成される。
【0091】
また、係数種データ生成装置150は、入力端子151に入力されるHD信号から上述の当該HD信号に係る注目画素を中心とした一または複数のHD画素データを選択的に取り出す第4のタップ選択回路160と、SD信号生成回路152より出力されるSD信号から上述のHD信号に係る注目画素の周辺に位置する一または複数のSD画素データを選択的に取り出す第5のタップ選択回路161とを有している。
【0092】
また、係数種データ生成装置150は、第4のタップ選択回路160で選択的に取り出される特徴量タップのデータ(HD画素データ)および第5のタップ選択回路161で選択的に取り出される特徴量タップのデータ(SD画素データ)から特徴量を検出し、その特徴量を一定範囲内に正規化してパラメータpの値を得るパラメータ生成回路162を有している。
【0093】
このパラメータ生成回路162では、例えばHD画素データおよびSD画素データの差分二乗値、あるいは差分絶対値が特徴量として検出される。この場合、HD画素データおよびSD画素データの対が複数存在するときは、各対で検出される特徴量の加算値または平均値が最終的な特徴量とされる。
【0094】
後述する正規方程式生成部163では、注目画素データとしてのあるHD画素データyと、そのHD画素データyに対応して第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)とから1つの学習データが生成される。上述したように、パラメータ生成回路162は、注目画素データとしての各HD画素データyに対応して、HD信号およびSD信号から選択的に取り出された特徴量タップのデータから特徴量を検出し、パラメータpの値を得るものである。つまり、パラメータ生成回路162では、各学習データに対応して、特徴量の検出が行われてパラメータpの値が得られることとなる。
【0095】
また、係数種データ生成装置150は、入力端子151に供給されるHD信号から得られる注目画素データとしての各HD画素データyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、各HD画素データyにそれぞれ対応してパラメータ生成回路162で得られるパラメータpの値と、各HD画素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159より出力されるクラスコードCLとから、クラス毎に、係数種データai0〜ai3を得るための正規方程式((13)式参照)を生成する正規方程式生成部163を有している。
【0096】
この場合、1個のHD画素データyとそれに対応するn個の予測タップのデータ(SD画素データ)xiとの組み合わせで学習データが生成されるが、帯域選択信号に基づいてSD信号生成回路152における水平および垂直の帯域が可変され、複数のSD信号が順次生成されていく。これにより、正規方程式生成部163では、パラメータpの値が異なる多くの学習データが登録された正規方程式が生成され、任意のパラメータpに対応した推定式の係数データWiを得るための係数種データai0〜ai3を求めることが可能となる。
【0097】
またこの場合、1個のHD画素データyとそれに対応するn個の予測タップのデータ(SD画素データ)xiとの組み合わせで学習データが生成されるが、正規方程式生成部163では、出力画素(図2のHD1〜HD4、図3のHD1′〜HD4′参照)毎に、正規方程式が生成される。例えば、HD1に対応した正規方程式は、中心予測タップに対するずれ値がHD1と同じ関係にあるHD画素データyから構成される学習データから生成される。
【0098】
また、係数種データ生成装置150は、正規方程式生成部163で、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に生成された正規方程式のデータが供給され、当該正規方程式を解いて、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に係数種データai0〜ai3を求める係数種データ決定部164と、この求められた係数種データai0〜ai3を記憶する係数種メモリ165とを有している。係数種データ決定部164では、正規方程式が例えば掃き出し法などによって解かれて、係数種データai0〜ai3が求められる。
【0099】
図8に示す係数種データ生成装置150の動作を説明する。
入力端子151には教師信号としてのHD信号(1050i信号)が供給され、そしてこのHD信号に対してSD信号生成回路152で水平および垂直の間引き処理が行われて生徒信号としてのSD信号(525i信号)が生成される。この場合、SD信号生成回路152には、帯域選択信号が供給され、HD信号からSD信号を生成する際に使用する帯域制限フィルタの水平および垂直の帯域が順次可変される。
【0100】
このSD信号(525i信号)より、第2のタップ選択回路154で、HD信号(1050i信号)に係る注目画素の周辺に位置する空間クラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第2のタップ選択回路154で選択的に取り出される空間クラスタップのデータ(SD画素データ)は空間クラス検出回路157に供給される。この空間クラス検出回路157では、空間クラスタップのデータとしての各SD画素データに対してADRC処理が施されて空間クラス(主に空間内の波形表現のためのクラス分類)のクラス情報としての再量子化コードqiが得られる((1)式参照)。
【0101】
また、SD信号生成回路152で生成されたSD信号より、第3のタップ選択回路155で、HD信号に係る注目画素の周辺に位置する動きクラスタップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。この第3のタップ選択回路155で選択的に取り出される動きクラスタップのデータ(SD画素データ)は動きクラス検出回路158に供給される。この動きクラス検出回路158では、動きクラスタップのデータとしての各SD画素データより動きクラス(主に動きの程度を表すためのクラス分類)のクラス情報MVが得られる。
【0102】
このクラス情報MVと上述した再量子化コードqiはクラス合成回路159に供給される。このクラス合成回路159では、これらクラス情報MVと再量子化コードqiとから、HD信号(1050i信号)に係る注目画素が属するクラスを示すクラスコードCLが得られる((3)式参照)。
【0103】
また、入力端子151に入力されるHD信号より、第4のタップ選択回路160で上述の当該HD信号に係る注目画素を中心とした特徴量タップのデータ(HD画素データ)が選択的に取り出されると共に、SD信号生成回路152で生成されたSD信号より、第5のタップ選択回路161で上述のHD信号に係る注目画素の周辺に位置する特徴量タップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。
【0104】
そして、これらHD信号およびSD信号から取り出される特徴量タップのデータがパラメータ生成回路162に供給される。パラメータ生成回路162では、HD信号およびSD信号から取り出される特徴量タップのデータから特徴量を検出し、その特徴量を一定範囲内に正規化してパラメータpの値が得られる。
【0105】
また、SD信号生成回路152で生成されるSD信号より、第1のタップ選択回路153で、HD信号に係る注目画素の周辺に位置する予測タップのデータ(SD画素データ)が選択的に取り出される。そして、入力端子151に供給されるHD信号より得られる注目画素データとしての各HD画素データyと、この各HD画素データyにそれぞれ対応して第1のタップ選択回路153で選択的に取り出される予測タップのデータ(SD画素データ)xiと、各HD画素データyにそれぞれ対応してパラメータ生成回路162で得られるパラメータpの値と、各HD画素データyにそれぞれ対応してクラス合成回路159より出力されるクラスコードCLとから、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、係数種データai0〜ai3を得るための正規方程式((13)式参照)が個別に生成される。
【0106】
そして、係数種データ決定部164で各正規方程式が解かれ、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎の係数種データai0〜ai3が求められ、それらの係数種データai0〜ai3は係数種メモリ165に記憶される。
【0107】
このように、図8に示す係数種データ生成装置150においては、図1の画像信号処理部110の情報メモリバンク135に記憶される、クラスおよび出力画素(HD1〜HD4,HD1′〜HD4′)の組み合わせ毎の、推定式の係数データWiを求めるため生成式((5)式参照)の係数データai0〜ai3を生成することができる。
【0108】
図8に示す係数データ取得装置150では、教師信号(1050i信号)から生徒信号(525i信号)を生成して学習を行うものであった。しかし、教師信号と生徒信号を取得できる撮像装置を利用するなどして、独立して得られた教師信号、生徒信号を用いて学習を行ってもよい。
【0109】
また、図8に示す係数種データ生成装置150のパラメータ生成回路162では、HD画素データおよびSD画素データの差分二乗値、あるいは差分絶対値が特徴量として検出されるものを示したが、学習データに関連した教師信号(画像)の局所領域における最大周波数または学習データに関連した生徒信号(画像)の局所領域における最大周波数を特徴量として検出することもできる。その場合、第4のタップ選択回路160または第5のタップ選択回路161のいずれかを備えるだけで済む。
【0110】
なお、図1の画像信号処理部110における処理を、例えば図9に示すような画像信号処理装置300によって、ソフトウェアで実現することも可能である。
まず、図9に示す画像信号処理装置300について説明する。この画像信号処理装置300は、装置全体の動作を制御するCPU301と、このCPU301の動作プログラム、さらに係数種データai0〜ai3(係数種データai0〜ai3は、図1の画像信号処理部110の情報メモリバンク135に予め蓄えられているものと同じ)等が格納されたROM(read only memory)302と、CPU301の作業領域を構成するRAM(random access memory)303とを有している。これらCPU301、ROM302およびRAM303は、それぞれバス304に接続されている。
【0111】
また、画像信号処理装置300は、外部記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)305と、フロッピー(R)ディスク306をドライブするフロッピー(R)ディスクドライブ(FDD)307とを有している。これらドライブ305,307は、それぞれバス304に接続されている。
【0112】
また、画像信号処理装置300は、インターネット等の通信網400に有線または無線で接続する通信部308を有している。この通信部308は、インタフェース309を介してバス304に接続されている。
【0113】
また、画像信号処理装置300は、ユーザインタフェース部を備えている。このユーザインタフェース部は、リモコン送信機200からのリモコン信号RMを受信するリモコン信号受信回路310と、LCD(liquid crystal display)等からなるディスプレイ311とを有している。受信回路310はインタフェース312を介してバス304に接続され、同様にディスプレイ311はインタフェース313を介してバス304に接続されている。
【0114】
また、画像信号処理装置300は、SD信号を入力するための入力端子314と、HD信号を出力するための出力端子315とを有している。入力端子314はインタフェース316を介してバス304に接続され、同様に出力端子315はインタフェース317を介してバス304に接続される。
【0115】
ここで、上述したようにROM302に処理プログラム、係数種データai0〜ai3等を予め格納しておく代わりに、例えばインターネットなどの通信網400より通信部308を介してダウンロードし、ハードディスクやRAM303に蓄積して使用することもできる。また、これら処理プログラム、係数種データ等をフロッピー(R)ディスク306で提供するようにしてもよい。
【0116】
また、処理すべきSD信号を入力端子314より入力する代わりに、予めハードディスクに記録しておき、あるいはインターネットなどの通信網400より通信部308を介してダウンロードしてもよい。また、処理後のHD信号を出力端子315に出力する代わり、あるいはそれと並行してディスプレイ311に供給して画像表示をしたり、さらにはハードディスクに格納したり、通信部308を介してインターネットなどの通信網400に送出するようにしてもよい。
【0117】
図10のフローチャートを参照して、図9に示す画像信号処理装置300における、SD信号よりHD信号を得るため処理手順を説明する。
まず、ステップST1で、処理を開始し、ステップST2で、SD画素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力する。このSD画素データが入力端子314より入力される場合には、このSD画素データをRAM303に一時的に格納する。また、このSD画素データがハードディスクに記録されている場合には、ハードディスクドライブ307でこのSD画素データを読み出し、RAM303に一時的に格納する。そして、ステップST3で、入力SD画素データの全フレームまたは全フィールドの処理が終わっているか否かを判定する。処理が終わっているときは、ステップST4で、処理を終了する。一方、処理が終わっていないときは、ステップST5に進む。
【0118】
このステップST5では、ユーザがリモコン送信機200を操作して入力した画質指定値、つまりパラメータpの値を例えばRAM303より読み込む。そして、ステップST6で、例えばROM302から、係数種データai0〜ai3を読み込む。
【0119】
次に、ステップST7で、ステップST5で読み込んだパラメータpおよびステップST6で取得された係数種データai0〜ai3とから、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、生成式((5)式参照)を使用してパラメータpの値に対応した推定式の係数データWiを生成する。
【0120】
次に、ステップST8で、ステップST2で入力されたSD画素データより、生成すべき各HD画素データに対応して、クラスタップおよび予測タップの画素データを取得する。そして、ステップST9で、入力されたSD画素データの全領域においてHD画素データを得る処理が終了したか否かを判定する。終了しているときは、ステップST2に戻り、次のフレームまたはフィールドのSD画素データの入力処理に移る。一方、処理が終了していないときは、ステップST10に進む。
【0121】
このステップST10では、ステップST9で取得されたクラスタップのSD画素データからクラスコードCLを生成する。そして、ステップST11で、そのクラスコードCLに対応した係数データと予測タップのSD画素データを使用して、推定式により、HD画素データを生成し、その後にステップST8に戻って、上述したと同様の処理を繰り返す。
【0122】
このように、図10に示すフローチャートに沿って処理をすることで、入力されたSD信号を構成するSD画素データを処理して、HD信号を構成するHD画素データを得ることができる。上述したように、このように処理して得られたHD信号は出力端子315に出力されたり、ディスプレイ311に供給されてそれによる画像が表示されたり、さらにはハードディスクドライブ305に供給されてハードディスクに記録されたりする。
また、処理装置の図示は省略するが、図8の係数種データ生成装置150における処理を、ソフトウェアで実現することも可能である。
【0123】
図11のフローチャートを参照して、係数種データを生成するための処理手順を説明する。
まず、ステップST21で、処理を開始し、ステップST22で、学習に使われるSD画素データを生成する際に制限される水平、垂直の帯域を選択する。そして、ステップST23で、全帯域に対して学習が終わったか否かを判定する。全ての帯域に対して学習が終わっていないときは、ステップST24に進む。
【0124】
このステップST24では、既知のHD画素データをフレーム単位またはフィールド単位で入力する。そして、ステップST25で、全てのHD画素データについて処理が終了したか否かを判定する。終了したときは、ステップST22に戻って、次の帯域を選択して、上述したと同様の処理を繰り返す。一方、終了していないときは、ステップST26に進む。
【0125】
このステップST26では、ステップST24で入力されたHD画素データより、ステップST22で選択された帯域に水平、垂直の帯域が設定されSD画素データを生成する。そして、ステップST27で、ステップST26で生成されたSD画素データより、ステップST24で入力された各HD画素データに対応してクラスタップおよび予測タップの画素データを取得し、さらにステップST24で入力された各HD画素データに対応して、ステップST24で入力されたHD画素データより特徴量タップの画素データを取得すると共に、ステップST26で生成されたSD画素データより特徴量タップの画素データを取得する。
【0126】
そして、ステップST28で、生成されたSD画素データの全領域において学習処理を終了しているか否かを判定する。学習処理を終了しているときは、ステップST24に戻って、次のHD画素データの入力を行って、上述したと同様の処理を繰り返し、一方、学習処理を終了していないときは、ステップST29に進む。
【0127】
このステップST29では、ステップST27で取得されたクラスタップのSD画素データからクラスコードCLを生成する。また、ステップST30で、ステップST27で取得された特徴量タップの画素データから特徴量を検出し、その特徴量に基づいてパラメータpの値を取得する。そして、ステップST31で、係数種データai0〜ai0を得るための正規方程式((13)式参照)を生成する。ここでは、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎に、正規方程式が個別に生成される。その後に、ステップST27に戻る。
【0128】
また、ステップST23で、全ての帯域に対して学習が終わったときは、ステップST32に進む。このステップST32では、各正規方程式を掃き出し法等で解くことによって、クラスおよび出力画素の組み合わせ毎の係数種データai0〜ai0を算出し、ステップST33で、その係数種データai0〜ai0をメモリに保存し、その後にステップST34で、処理を終了する。
【0129】
このように、図11に示すフローチャートに沿って処理をすることで、図8に示す係数種データ生成装置150と同様の手法によって、図1の画像信号処理部110の情報メモリバンク135に記憶される係数種データai0〜ai0を生成することができる。
【0130】
なお、上述実施の形態において、情報メモリバンク135には、出力画素(HD1〜HD4、HD1′〜HD4′)毎に、各クラスの係数データai0〜ai3が記憶されている。SD信号(525i信号)の画素に対する出力画素の位相を変更することで、1050i信号以外のHD信号も同様にして得ることができる。
【0131】
また、上述実施の形態においては、推定式の係数データWiを生成するための生成式として、(5)式を使用したが、これに限定されるものではない。例えば、(5)式とは次数の異なる多項式や、他の関数で表現される式でも実現可能である。
【0132】
また、上述実施の形態においては、クラス分けをするものを示したが、この発明はクラス分けをしないものにも同様に適用できることは勿論である。
また、上述実施の形態においては、HD信号を生成する際の推定式として線形一次方程式を使用したものを挙げたが、これに限定されるものではなく、例えば推定式として高次方程式を使用するものであってもよい。
【0133】
また、上述実地の形態においては、情報信号が画像信号である場合を示したが、この発明はこれに限定されない。例えば、情報信号が音声信号である場合にも、この発明を同様に適用することができる。
【0134】
【発明の効果】
この発明によれば、第1の情報信号を第2の情報信号に変換する際に使用される推定式の係数データを、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含む生成式を使用して生成するものであり、係数データを格納しておくメモリの容量増加を招くことなく、パラメータの値を調整して第2の情報信号による出力の質を任意に調整することが可能となる。
【0135】
また、この発明によれば、推定式の係数データを生成する生成式に含まれるパラメータは、学習データ毎に検出される少なくとも教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すものであり、学習時に連続的な値を取りうるものである。したがって、この発明によれば、パラメータの値の変化に対応して連続的に変化する係数データを得ることができ、第2の情報信号による出力の質をなめらかに変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのテレビ受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】HD信号(1050i信号)の単位画素ブロック内の4画素の中心予測タップからの位相ずれ(奇数フィールド)を示す図である。
【図3】HD信号(1050i信号)の単位画素ブロック内の4画素の中心予測タップからの位相ずれ(偶数フィールド)を示す図である。
【図4】推定式の係数データWiを、パラメータh,vを含む連続関数で近似する際の概念を示す図である。
【図5】様々な性質の部分からなる画像の一例を示す図である。
【図6】画像の各部における帯域制限フィルタの平滑化の効果を説明するための図である。
【図7】推定式の係数データWiを、教師信号または生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータpを含む連続関数で近似する際の概念を示す図である。
【図8】係数種データ生成装置の構成例を示すブロック図である。
【図9】ソフトウェアで実現するための画像信号処理装置の構成例を示すブロック図である。
【図10】画像信号処理を示すフローチャートである。
【図11】係数種データ生成処理を示すフローチャートである。
【図12】525i信号と1050i信号の画素位置関係を示す図である。
【符号の説明】
100・・・テレビ受信機、101・・・システムコントローラ、102・・・リモコン信号受信回路、105・・・受信アンテナ、106・・・チューナ、110・・・画像信号処理部、111・・・ディスプレイ部、112・・・OSD回路、121・・・第1のタップ選択回路、122・・・第2のタップ選択回路、123・・・第3のタップ選択回路、124・・・空間クラス検出回路、125・・・動きクラス検出回路、126・・・クラス合成回路、127・・・推定予測演算回路、128・・・正規化演算回路、129・・・後処理回路、134・・・係数メモリ、135・・・情報メモリバンク、136・・・係数生成回路、137・・・正規化係数演算部、138・・・正規化係数メモリ、150・・・係数種データ生成装置,151・・・入力端子、152・・・SD信号生成回路、153・・・第1のタップ選択回路、154・・・第2のタップ選択回路、155・・・第3のタップ選択回路、157・・・空間クラス検出回路、158・・・動きクラス検出回路、159・・・クラス合成回路、160・・・第4のタップ選択回路、161・・・第5のタップ選択回路、162・・・パラメータ生成回路、163・・・正規方程式生成部、164・・・係数種データ決定部、165・・・係数種メモリ、200・・・リモコン送信機、300・・・画像信号処理装置

Claims (17)

  1. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用され、上記第2の情報信号に係る注目点の情報データを、上記第1の情報信号から抽出される複数の情報データから算出するための推定式の係数データを生成する係数データ生成装置であって、
    上記第2の情報信号に対応した教師信号と上記第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも上記教師信号または上記生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み上記推定式の係数データを生成する生成式の係数データを係数種データとして格納する格納手段と、
    上記パラメータの値を設定するパラメータ設定手段と、
    上記格納手段に格納された係数種データに基づいて、上記生成式により、上記パラメータ設定手段で設定された上記パラメータの値に対応した上記推定式の係数データを生成する係数データ生成手段と
    を備えることを特徴とする係数データ生成装置。
  2. 上記特徴量は、
    上記教師信号および上記生徒信号を使用して検出されるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の係数データ生成装置。
  3. 上記特徴量は、
    上記教師信号を使用して検出されるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の係数データ生成装置。
  4. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用され、上記第2の情報信号に係る注目点の情報データを、上記第1の情報信号から抽出される複数の情報データから算出するための推定式の係数データを生成する係数データ生成方法であって、
    上記第2の情報信号に対応した教師信号と上記第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも上記教師信号または上記生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み上記推定式の係数データを生成する生成式の係数データに基づいて、該生成式を構成するステップと、
    上記パラメータの値を設定するステップと、
    上記構成された生成式を使用し、上記設定されたパラメータの値に対応した上記推定式の係数データを生成するステップと
    を備えることを特徴とする係数データ生成方法。
  5. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用され、上記第2の情報信号に係る注目点の情報データを、上記第1の情報信号から抽出される複数の情報データから算出するための推定式の係数データを生成するために、
    上記第2の情報信号に対応した教師信号と上記第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも上記教師信号または上記生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み上記推定式の係数データを生成する生成式の係数データに基づいて、該生成式を構成するステップと、
    上記パラメータの値を設定するステップと、
    上記構成された生成式を使用し、上記設定されたパラメータの値に対応した上記推定式の係数データを生成するステップと
    コンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  6. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理装置であって、
    上記第2の情報信号に対応した教師信号と上記第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも上記教師信号または上記生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み推定式の係数データを生成する生成式の係数データを係数種データとして格納する格納手段と、
    上記パラメータの値を設定するパラメータ設定手段と、
    上記格納手段に格納された係数種データに基づいて上記生成式により上記パラメータ設定手段で設定された上記パラメータの値に対応した上記推定式の係数データを発生する係数データ発生手段と、
    上記第1の情報信号から、上記第2の情報信号に係る注目点の周辺に位置する複数の第1の情報データを選択する第1のデータ選択手段と、
    上記係数データ発生手段で発生された上記係数データと上記第1のデータ選択手段で選択された上記複数の第1の情報データとから、上記推定式を用いて上記注目点の情報データを算出して得る演算手段と
    を備えることを特徴とする情報信号処理装置。
  7. 上記第1の情報信号から、上記第2の情報信号に係る注目点の周辺に位置する複数の第2の情報データを選択する第2のデータ選択手段と、
    上記第2のデータ選択手段で選択された上記複数の第2の情報データに基づいて上記注目点が属するクラスを検出するクラス検出手段とをさらに備え、
    上記格納手段は、上記クラス検出手段で検出し得るクラス毎に、上記係数種データを格納しており、
    上記係数データ発生手段は、上記クラス検出手段で検出されたクラスおよび上記パラメータ設定手段で設定された上記所定のパラメータの値に対応した、上記推定式の係数データを発生する
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報信号処理装置。
  8. 上記係数データ発生手段は、
    上記格納手段に格納された上記係数種データに基づいて、クラス毎に、上記生成式により、上記パラメータ設定手段で設定された上記パラメータの値に対応した上記推定式の係数データを生成する係数データ生成部と、
    上記係数データ生成部で生成される上記クラス毎の上記推定式の係数データを格納する格納部と、
    上記格納部より上記クラス検出手段で検出されたクラスに対応した上記推定式の係数データを読み出して出力する係数データ読み出し部とを有してなる
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報信号処理装置。
  9. 上記特徴量は、
    上記教師信号および上記生徒信号を使用して検出されるものである
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報信号処理装置。
  10. 上記特徴量は、
    上記教師信号を使用して検出されるものである
    ことを特徴とする請求項6に記載の情報信号処理装置。
  11. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する情報信号処理方法であって、
    上記第2の情報信号に対応した教師信号と上記第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも上記教師信号または上記生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み推定式の係数データを生成する生成式の係数データに基づいて、上記生成式により、上記パラメータの値に対応した上記推定式の係数データを発生するステップと、
    上記パラメータの値を設定するステップと、
    上記第1の情報信号から、上記第2の情報信号に係る注目点の周辺に位置する複数の情報データを選択するステップと、
    上記発生された係数データと上記選択された複数の情報データとから、上記推定式を用いて上記注目点の情報データを算出して得るステップと
    を備えることを特徴とする情報信号処理方法。
  12. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換するために、
    上記第2の情報信号に対応した教師信号と上記第1の情報信号に対応した生徒信号との間の学習によって生成される、学習データ毎に検出される少なくとも上記教師信号または上記生徒信号に関係する特徴量を示すパラメータを含み推定式の係数データを生成する生成式の係数データに基づいて、上記生成式により、上記パラメータの値に対応した上記推定式の係数データを発生するステップと、
    上記パラメータの値を設定するステップと、
    上記第1の情報信号から、上記第2の情報信号に係る注目点の周辺に位置する複数の情報データを選択するステップと、
    上記発生された係数データと上記選択された複数の情報データとから、上記推定式を用いて上記注目点の情報データを算出して得るステップと
    コンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  13. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データを生成するための生成式の係数データである係数種データを生成する装置であって、
    上記第1の情報信号に対応する生徒信号から、上記第2の情報信号に対応する教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の情報データを選択するデータ選択手段と、
    上記データ選択手段で選択された複数の情報データおよび上記教師信号に係る注目点の情報データに基づいて学習データを生成する学習データ生成手段と、
    上記学習データ生成手段で生成される学習データのそれぞれに対応して、少なくとも上記教師信号または上記生徒信号に関係する特徴量を検出し、該特徴量に基づいて上記生成式に含まれるパラメータの値を決定するパラメータ値決定手段と、
    上記学習データ生成手段で生成された学習データと、上記パラメータ値決定手段で決定されたパラメータの値とに基づいて、上記生成式の係数データを生成する係数データ生成手段と
    を備えることを特徴とする係数種データ生成装置。
  14. 上記パラメータ値決定手段は、
    上記特徴量を、上記教師信号および上記生徒信号を使用して検出する
    ことを特徴とする請求項13に記載の係数種データ生成装置。
  15. 上記パラメータ値決定手段は、
    上記特徴量を、上記教師信号を使用して検出する
    ことを特徴とする請求項13に記載の係数種データ生成装置。
  16. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データを生成するための生成式の係数データである係数種データを生成する方法であって、
    上記第1の情報信号に対応する生徒信号から、上記第2の情報信号に対応する教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の情報データを選択するステップと、
    上記選択された複数の情報データおよび上記教師信号に係る注目点の情報データに基づいて学習データを生成するステップと、
    上記生成される学習データのそれぞれに対応して、少なくとも上記教師信号または上記生徒信号に関係する特徴量を検出し、該特徴量に基づいて上記生成式に含まれるパラメータの値を決定するステップと、
    上記生成された学習データと、上記決定されたパラメータの値とに基づいて、上記生成式の係数データを生成するステップと
    を備えることを特徴とする係数種データ生成方法。
  17. 複数の情報データからなる第1の情報信号を複数の情報データからなる第2の情報信号に変換する際に使用する推定式の係数データを生成するための生成式の係数データである係数種データを生成するために、
    上記第1の情報信号に対応する生徒信号から、上記第2の情報信号に対応する教師信号に係る注目点の周辺に位置する複数の情報データを選択するステップと、
    上記選択された複数の情報データおよび上記教師信号に係る注目点の情報データに基づいて学習データを生成するステップと、
    上記生成される学習データのそれぞれに対応して、少なくとも上記教師信号または上記生徒信号に関係する特徴量を検出し、該特徴量に基づいて上記生成式に含まれるパラメータの値を決定するステップと、
    上記生成された学習データと、上記決定されたパラメータの値とに基づいて、上記生成式の係数データを生成するステップと
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