JP2002218199A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信管理レポートに掲載される内容をユーザ
がある程度コントロールすることのできるファクシミリ
装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 相手先に応じて、送信履歴または受信履
歴の保存の有無の設定を行うことができるので、ユーザ
が所望する通信管理レポートを出力させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、所定のファクシミ
リ通信手順を適用して画情報を通信するファクシミリ装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置では、通信毎
に通信履歴情報を作成保存し、所定の出力条件が成立す
ると、保存されている通信履歴情報を一覧する通信管理
レポートを作成して、記録出力するようにしている。

【０００３】ユーザは、この通信管理レポートの内容を
参照することで、種々の通信管理を行うことができる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信の
内容によっては、ユーザが通信の事実を隠蔽しておきた
い場合があり、かかる場合においても、通信管理レポー
トに当該通信の履歴が掲載されたのでは、ユーザが不利
益を被るおそれがある。

【０００５】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、通信管理レポートに掲載される内容をユーザ
がある程度コントロールすることのできるファクシミリ
装置を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、所定のファク
シミリ通信手順を適用して画情報を通信するファクシミ
リ装置において、通信毎に所定形式の通信履歴情報を作
成して保存し、所定タイミングで、保存した１つ以上の
通信履歴情報に基づいた通信管理レポートを作成して出
力する通信管理レポート出力機能と、少ないキー操作で
宛先を指定するための短縮ダイアル機能と、上記短縮ダ
イアル機能のおのおのの短縮ダイアルに登録する宛先番
号および当該宛先へ通信した際の上記通信履歴情報を作
成保存するか否かあらわす通信履歴保存指定情報からな
る短縮ダイアル情報を記憶した短縮ダイアル情報テーブ
ルを備え、発呼時、上記短縮ダイアル機能を利用して宛
先が指定された場合、当該宛先に対応した上記短縮ダイ
アル情報の上記通信履歴保存指定情報が、通信履歴を保
存する旨の内容である場合には、当該通信に関する上記
通信履歴情報を作成保存する一方、上記通信履歴保存指
定情報が、通信履歴を保存しない旨の内容である場合に
は、当該通信に関する上記通信履歴情報を作成保存しな
いようにしたものである。

【０００７】また、所定のファクシミリ通信手順を適用
して画情報を通信するファクシミリ装置において、通信
毎に所定形式の通信履歴情報を作成して保存し、所定タ
イミングで、保存した１つ以上の通信履歴情報に基づい
た通信管理レポートを作成して出力する通信管理レポー
ト出力機能と、少ないキー操作で宛先を指定するための
短縮ダイアル機能と、上記短縮ダイアル機能のおのおの
の短縮ダイアルに登録する宛先番号、および、当該宛先
の識別情報、および、当該宛先との間で通信した際の上
記通信履歴情報を作成保存するか否かあらわす通信履歴
保存指定情報からなる短縮ダイアル情報を記憶した短縮
ダイアル情報テーブルを備え、着呼時、発呼側から通知
された識別情報が、上記短縮ダイアル情報テーブルのい
ずれかの短縮ダイアル情報に登録されている場合、当該
短縮ダイアル情報の上記通信履歴保存指定情報が、通信
履歴を保存する旨の内容である場合には、当該通信に関
する上記通信履歴情報を作成保存する一方、上記通信履
歴保存指定情報が、通信履歴を保存しない旨の内容であ
る場合には、当該通信に関する上記通信履歴情報を作成
保存しないようにしたものである。

【０００８】また、所定のファクシミリ通信手順を適用
して画情報を通信するファクシミリ装置において、少な
いキー操作で宛先を指定するための短縮ダイアル機能
と、上記短縮ダイアル機能のおのおのの短縮ダイアルに
登録する宛先番号、および、当該宛先の識別情報、およ
び、当該宛先から着信した場合、受信画情報を転送する
か否かをあらわす転送指定情報からなる短縮ダイアル情
報を記憶した短縮ダイアル情報テーブルを備え、着呼
時、発呼側から通知された識別情報が、上記短縮ダイア
ル情報テーブルのいずれかの短縮ダイアル情報に登録さ
れている場合、当該短縮ダイアル情報の上記転送指定情
報が、転送する旨の内容である場合には、受信した画情
報を蓄積し、その画情報受信を終了した後にあらかじめ
登録されている転送宛先へ発呼し、上記蓄積した画情報
を送信するようにしたものである。

【０００９】また、所定のファクシミリ通信手順を適用
して画情報を通信するファクシミリ装置において、少な
いキー操作で宛先を指定するための短縮ダイアル機能
と、上記短縮ダイアル機能のおのおのの短縮ダイアルに
登録する宛先番号、および、当該宛先の識別情報、およ
び、当該宛先から着信した場合、受信画情報を転送する
か否かをあらわす転送指定情報、および、上記転送の転
送先番号からなる短縮ダイアル情報を記憶した短縮ダイ
アル情報テーブルを備え、着呼時、発呼側から通知され
た識別情報が、上記短縮ダイアル情報テーブルのいずれ
かの短縮ダイアル情報に登録されている場合、当該短縮
ダイアル情報の上記転送指定情報が、転送する旨の内容
である場合には、受信した画情報を蓄積し、その画情報
受信を終了した後に、当該短縮ダイアル情報の上記転送
先番号へ発呼し、上記蓄積した画情報を送信するように
したものである。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。

【００１１】図１は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ３ファクシミリ装置を示している。

【００１２】同図において、システム制御部１は、この
グループ３ファクシミリ装置の各部の制御処理、およ
び、所定のグループ３ファクシミリ伝送制御手順処理を
行うものであり、システムメモリ２は、システム制御部
１が実行する制御処理プログラム、および、処理プログ
ラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶する
とともに、システム制御部１のワークエリアを構成する
ものであり、パラメータメモリ３は、このグループ３フ
ァクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのも
のであり、時計回路４は、現在時刻情報を出力するため
のものである。

【００１３】スキャナ５は、所定の解像度で原稿画像を
読み取るためのものであり、プロッタ６は、所定の解像
度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部
７は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、
各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。

【００１４】符号化復号化部８は、画信号を符号化圧縮
するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信
号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置９は、
符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのも
のである。

【００１５】グループ３ファクシミリモデム１０は、グ
ループ３ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能（Ｖ．２１モデム）、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能（Ｖ．１７モデム、
Ｖ．３４モデム、Ｖ．２９モデム、Ｖ．２７ｔｅｒモデ
ムなど）を備えている。

【００１６】網制御装置１１は、このグループ３ファク
シミリ装置をアナログ公衆網ＰＳＴＮに接続するための
ものであり、自動発着信機能を備えている。

【００１７】これらの、システム制御部１、システムメ
モリ２、パラメータメモリ３、時計回路４、スキャナ
５、プロッタ６、操作表示部７、符号化復号化部８、画
像蓄積装置９、グループ３ファクシミリモデム１０、お
よび、網制御装置１１は、内部バス１２に接続されてお
り、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主とし
てこの内部バス１２を介して行われている。

【００１８】また、網制御装置１１とグループ３ファク
シミリモデム１０との間のデータのやりとりは、直接行
なわれている。

【００１９】さて、本実施例においては、グループ３フ
ァクシミリ装置は、通信動作を行うたびに、所定の通信
履歴情報（図示略）を作成保存し、ユーザの要求によ
り、あるいは、一定期間毎に、あるいは、保存数が所定
数を超えるたびに、保存している１つ以上の通信履歴情
報の一覧情報である通信管理レポート（図示略）を作成
して、記録出力するようにしている。

【００２０】また、このグループ３ファクシミリ装置
は、通信機能として、自動転送機能を備えている。この
自動転送機能は、その機能が有効にセットされている場
合、着信時に受信した画情報を保存し、あらかじめ登録
されている転送宛先へ発呼し、保存した画情報を送信す
る機能である。

【００２１】また、このグループ３ファクシミリ装置
は、少ないキー操作で宛先を指定可能なワンタッチダイ
アル機能および短縮ダイアル機能を備えている。ワンタ
ッチダイアル機能では、１つのキー操作で宛先を指定す
ることができ、また、短縮ダイアル機能では、短縮ダイ
アルキーと、それに続いて複数のキー操作（例えば、２
桁の数字キー操作）により、宛先を指定することができ
る。

【００２２】また、操作表示部７には、ワンタッチダイ
アル機能のためのワンタッチダイアルキー（図示略）、
および、短縮ダイアル機能のための短縮ダイアルキー
（機能キー；図示略）が設けられている。

【００２３】ここで、ワンタッチダイアル機能は、短縮
ダイアル機能の範疇に含まれるものである。

【００２４】そして、このワンタッチダイアル機能およ
び短縮ダイアル機能のための情報として、図２に示すよ
うなワンタッチダイアル情報／短縮ダイアル情報が、そ
れぞれのワンタッチダイアルキーおよび短縮ダイアルキ
ーについて形成され、パラメータメモリ３等に記憶され
る。

【００２５】このワンタッチダイアル情報／短縮ダイア
ル情報は、それぞれのワンタッチダイアルキーおよび短
縮ダイアルキーを識別するためのワンタッチダイアル番
号／短縮ダイアル番号、登録された電話番号、当該宛先
について取得され登録された端末識別情報（例えば、Ｔ
ＳＩ，ＣＳＩなど）、当該宛先へ発呼するとき通信履歴
情報を保存するか否かを指定するための送信履歴保存フ
ラグ、当該宛先（相手先）から発呼されたとき通信履歴
情報を保存するか否かを指定するための受信履歴保存フ
ラグ、当該宛先（相手先）から発呼されて親展受信動作
を行う際に、親展通知レポート（後述）を記録出力する
か否かを指定するための親展通知レポート出力フラグ、
当該宛先（相手先）から発呼されて親展受信動作を行っ
た際に、通信履歴情報を保存するか否かを指定するため
の親展受信履歴保存フラグ、当該宛先（相手先）から発
呼されたとき転送動作を行うか否かを指定するための受
信履歴保存フラグ、転送先宛先をあらわす転送先番号か
らなる。

【００２６】ここで、親展通知レポートとは、親展受信
して、受信原稿が装置内に保存されている旨を通知する
ためのレポートである。

【００２７】また、端末識別情報は、自動的に取得し、
保存される。例えば、発呼時、いずれかのワンタッチダ
イアルキーあるいは短縮ダイアルキーが使用されて宛先
が指定された場合、伝送前手順において相手端末より通
知されたＣＳＩの値を取得し、その取得した値を、対応
するワンタッチダイアル情報／短縮ダイアル情報の端末
識別情報として保存する。

【００２８】図３は、ワンタッチダイアル情報／短縮ダ
イアル情報の登録時または編集時の処理の一例を示して
いる。

【００２９】まず、選択されたワンタッチダイアルまた
は短縮ダイアルに対応したワンタッチダイアル情報／短
縮ダイアル情報を読み出し、ユーザに登録する電話番号
を入力（登録時）あるいは登録された電話番号を編集す
る（処理１０１）。この入力または編集結果は、当該ワ
ンタッチダイアル情報／短縮ダイアル情報の電話番号へ
登録される。

【００３０】次いで、ユーザに、送信履歴保存フラグを
セットまたはリセットを選択入力させ（処理１０２）、
受信履歴保存フラグをセットまたはリセットを選択入力
させ（処理１０３）、親展通知レポート出力フラグをセ
ットまたはリセットを選択入力させ（処理１０４）、親
展受信履歴保存フラグをセットまたはリセットを選択入
力させる（処理１０５）。このようにして入力された結
果は、当該ワンタッチダイアル情報／短縮ダイアル情報
の送信履歴保存フラグ、受信履歴保存フラグ、親展通知
レポート出力フラグ、および、親展受信履歴保存フラグ
へそれぞれ登録される。

【００３１】次に、ユーザに、当該相手先について転送
動作を行うか否かを選択入力させ（処理１０６）、転送
動作を行う旨が選択入力された場合には（判断１０７の
結果がＹＥＳ）、転送宛先の電話番号を入力させる（処
理１０８）。このようにして入力された結果は、当該ワ
ンタッチダイアル情報／短縮ダイアル情報の転送フラ
グ、および、転送宛先番号へそれぞれ登録される。な
お、判断１０７の結果がＮＯになるときには、処理１０
８は実行されない。

【００３２】図４は、このグループ３ファクシミリ装置
の送信時の処理の一例を示している。

【００３３】ユーザが送信原稿をスキャナ５にセットす
ると（処理２０１）、ユーザに対して宛先を入力させる
（処理２０２）。ここで、宛先の入力は、ワンタッチダ
イアルキーまたは短縮ダイアルを用いて選択入力した
り、あるいは、操作表示部７のテンキー（図示略）を直
接操作することで入力される。

【００３４】そして、ユーザが送信開始を指令すると
（判断２０３の結果がＹＥＳ）、スキャナ５にセットさ
れた送信原稿の画像を読み取り（処理２０４）、それに
よって得た画像データを符号化復号化部８で符号化圧縮
し、それによって得た画情報を画像蓄積装置９へ蓄積す
る（処理２０５）。

【００３５】次いで、入力された宛先へ発呼し（処理２
０６）、所定のグループ３ファクシミリ伝送前手順（送
信時）を実行して、相手端末との間で使用する伝送機能
を設定し（処理２０７）、その設定した伝送機能を適用
し、所定のグループ３ファクシミリ送信手順に従って、
画像蓄積装置９に蓄積した画情報を送信する（処理２０
８）。

【００３６】画情報送信を終了すると、所定のグループ
３ファクシミリ伝送後手順（送信時）を実行し（処理２
０９）、回線を復旧する（処理２１０）。

【００３７】ここで、宛先の入力時にワンタッチダイア
ルキーまたは短縮ダイアルが用いられたかどうかを調べ
（判断２１１）、判断２１１の結果がＮＯになるときに
は、そのときの送信動作にかかる所定の送信履歴情報
（通信履歴情報）を作成して保存し（処理２１２）、送
信終了した画情報を画像蓄積装置９から消去して（処理
２１３）、この送信動作を終了する。

【００３８】また、宛先の入力時にワンタッチダイアル
キーまたは短縮ダイアルが用いられた場合で、判断２１
１の結果がＹＥＳになるときには、そのときに用いられ
たワンタッチダイアルキーまたは短縮ダイアルのワンタ
ッチダイアル情報／短縮ダイアル情報の送信履歴保存フ
ラグを取得して、それがセットされているかどうかを調
べる（判断２１４）。判断２１４の結果がＹＥＳになる
ときには、そのときの送信動作にかかる所定の送信履歴
情報（通信履歴情報）を作成して保存し（処理２１
５）、送信終了した画情報を画像蓄積装置９から消去し
て（処理２１６）、この送信動作を終了する。

【００３９】また、判断２１４の結果がＮＯになるとき
には、処理２１５を実行せず、送信履歴情報を作成保存
せずに、処理２１６へ移行し、画情報を消去してこの送
信動作を終了する。

【００４０】図５および図６は、このグループ３ファク
シミリ装置の着信時の処理の一例を示している。

【００４１】着信検出すると、着信応答し（処理３０
１）、所定のグループ３ファクシミリ伝送前手順（着信
時）を実行して、相手端末との間で使用する伝送機能を
設定する（処理３０２）。

【００４２】また、この伝送前手順において、相手端末
より端末識別情報ＴＳＩを受信したかどうかを調べ（判
断３０３）、判断３０３の結果がＹＥＳになるときに
は、その端末識別情報ＴＳＩの内容が、いずれかのワン
タッチダイアル情報／短縮ダイアル情報の端末識別情報
に登録されているかどうかを調べる（判断３０５）。

【００４３】判断３０５の結果がＮＯになるとき、およ
び、判断３０３の結果がＮＯになるときには、通常の受
信時の処理を行う（処理３０６）。

【００４４】また、判断３０５の結果がＹＥＳになると
きには、所定のグループ３ファクシミリ受信手順を実行
して画情報を受信して画像蓄積装置９に蓄積し（処理３
０７）、画情報受信を終了すると、所定のグループ３フ
ァクシミリ伝送後手順（着信時）を実行し（処理３０
８）、回線を復旧する（処理３０９）。

【００４５】ここで、親展受信が指定されたかどうかを
調べ（判断３１０）、判断３１０の結果がＹＥＳになる
ときには、通知された端末識別情報ＴＳＩに対応したワ
ンタッチダイアル情報／短縮ダイアル情報の親展通知レ
ポート出力フラグがセットされているかどうかを調べる
（判断３１１）。判断３１１の結果がＹＥＳになるとき
には、親展通知レポート出力要求をセットする（処理３
１２）。また、判断３１１の結果がＮＯになるときに
は、処理３１２を実行せず、親展通知レポート出力要求
をセットしない。

【００４６】次いで、通知された端末識別情報ＴＳＩに
対応したワンタッチダイアル情報／短縮ダイアル情報の
親展受信履歴保存フラグがセットされているかどうかを
調べる（判断３１３）。判断３１３の結果がＹＥＳにな
るときには、そのときの受信動作にかかる所定の受信履
歴情報（通信履歴情報）を作成して保存する（処理３１
４）。また、判断３１３の結果がＮＯになるときには、
処理３１４を実行せず、受信履歴情報保存しない。

【００４７】次に、通知された端末識別情報ＴＳＩに対
応したワンタッチダイアル情報／短縮ダイアル情報の転
送フラグがセットされているかどうかを調べる（判断３
１５）。判断３１５の結果がＹＥＳになるときには、転
送実行要求をセットする（処理３１６）。また、判断３
１５の結果がＮＯになるときには、処理３１６を実行せ
ず、転送実行要求をセットしない。

【００４８】そして、親展通知レポート出力要求がセッ
トされているかどうかを調べ（判断３１７）、判断３１
７の結果がＹＥＳになるときには、所定形式の親展通知
レポートを作成し、プロッタ６より記録出力する（処理
３１８）。また、判断３１７の結果がＮＯになるときに
は、処理３１８を実行せず、親展通知レポートを出力し
ない。

【００４９】次に、転送実行要求がセットされているか
どうかを調べ（処理３１９）、判断３１９の結果がＹＥ
Ｓになるときには、通知された端末識別情報ＴＳＩに対
応したワンタッチダイアル情報／短縮ダイアル情報から
転送宛先番号を取得して、その転送宛先番号を転送先と
して転送処理を実行する（処理３２０）。この転送処理
では、転送先が発呼されて画像蓄積装置９に蓄積されて
いる画情報が送信される。また、判断３１９の結果がＮ
Ｏになるときには、処理３２０を実行せず、転送動作を
実行しない。

【００５０】一方、そのときの受信動作が親展受信では
なく、判断３１０の結果がＮＯになるときには、通知さ
れた端末識別情報ＴＳＩに対応したワンタッチダイアル
情報／短縮ダイアル情報の受信履歴保存フラグがセット
されているかどうかを調べる（判断３２１）。判断３２
１の結果がＹＥＳになるときには、そのときの受信動作
にかかる所定の受信履歴情報（通信履歴情報）を作成し
て保存する（処理３２２）。また、判断３２１の結果が
ＮＯになるときには、処理３２２を実行せず、受信履歴
情報保存しない。次いで、判断３１５へ移行し、それ以
降の処理を実行する。

【００５１】このようにして、本実施例では、ワンタッ
チダイアル情報／短縮ダイアル情報に、送信履歴保存フ
ラグ、受信履歴保存フラグ、親展通知レポート出力フラ
グ、親展受信履歴保存フラグ、転送フラグ、および、転
送宛先番号を登録しているので、通信相手に対して行う
特別な設定に関する情報を一元的に取り扱うことがで
き、非常に便利である。

【００５２】また、相手先に応じて、送信履歴または受
信履歴の保存の有無の設定を行うことができるので、ユ
ーザが所望する通信管理レポートを出力させることがで
きる。

【００５３】さらに、親展受信時の動作や、着信時の自
動転送の動作を、相手先に応じて設定することができる
ので、非常に柔軟な着信時の動作を行うことができる。

【００５４】ところで、上述した実施例では、それぞれ
の相手先に対して個別の転送先番号を登録しているが、
デフォルトの転送先番号を設定登録し、転送先番号の登
録がない場合には、そのデフォルトの転送先へ画情報を
転送するようにすることもできる。

【００５５】なお、上述した実施例では、本発明をグル
ープ３ファクシミリ装置に適用した場合について説明し
たが、本発明は、グループ４ファクシミリ装置やネット
ワークファクシミリ装置等についても同様にして適用す
ることができる。

【００５６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
所定のファクシミリ通信手順を適用して画情報を通信す
るファクシミリ装置において、通信毎に所定形式の通信
履歴情報を作成して保存し、所定タイミングで、保存し
た１つ以上の通信履歴情報に基づいた通信管理レポート
を作成して出力する通信管理レポート出力機能と、少な
いキー操作で宛先を指定するための短縮ダイアル機能
と、上記短縮ダイアル機能のおのおのの短縮ダイアルに
登録する宛先番号および当該宛先へ通信した際の上記通
信履歴情報を作成保存するか否かあらわす通信履歴保存
指定情報からなる短縮ダイアル情報を記憶した短縮ダイ
アル情報テーブルを備え、発呼時、上記短縮ダイアル機
能を利用して宛先が指定された場合、当該宛先に対応し
た上記短縮ダイアル情報の上記通信履歴保存指定情報
が、通信履歴を保存する旨の内容である場合には、当該
通信に関する上記通信履歴情報を作成保存する一方、上
記通信履歴保存指定情報が、通信履歴を保存しない旨の
内容である場合には、当該通信に関する上記通信履歴情
報を作成保存しないようにしたので、ユーザが所望する
通信管理レポートを出力させることができるという効果
を得る。

【００５７】また、所定のファクシミリ通信手順を適用
して画情報を通信するファクシミリ装置において、通信
毎に所定形式の通信履歴情報を作成して保存し、所定タ
イミングで、保存した１つ以上の通信履歴情報に基づい
た通信管理レポートを作成して出力する通信管理レポー
ト出力機能と、少ないキー操作で宛先を指定するための
短縮ダイアル機能と、上記短縮ダイアル機能のおのおの
の短縮ダイアルに登録する宛先番号、および、当該宛先
の識別情報、および、当該宛先との間で通信した際の上
記通信履歴情報を作成保存するか否かあらわす通信履歴
保存指定情報からなる短縮ダイアル情報を記憶した短縮
ダイアル情報テーブルを備え、着呼時、発呼側から通知
された識別情報が、上記短縮ダイアル情報テーブルのい
ずれかの短縮ダイアル情報に登録されている場合、当該
短縮ダイアル情報の上記通信履歴保存指定情報が、通信
履歴を保存する旨の内容である場合には、当該通信に関
する上記通信履歴情報を作成保存する一方、上記通信履
歴保存指定情報が、通信履歴を保存しない旨の内容であ
る場合には、当該通信に関する上記通信履歴情報を作成
保存しないようにしたので、ユーザが所望する通信管理
レポートを出力させることができるという効果を得る。

【００５８】また、所定のファクシミリ通信手順を適用
して画情報を通信するファクシミリ装置において、少な
いキー操作で宛先を指定するための短縮ダイアル機能
と、上記短縮ダイアル機能のおのおのの短縮ダイアルに
登録する宛先番号、および、当該宛先の識別情報、およ
び、当該宛先から着信した場合、受信画情報を転送する
か否かをあらわす転送指定情報からなる短縮ダイアル情
報を記憶した短縮ダイアル情報テーブルを備え、着呼
時、発呼側から通知された識別情報が、上記短縮ダイア
ル情報テーブルのいずれかの短縮ダイアル情報に登録さ
れている場合、当該短縮ダイアル情報の上記転送指定情
報が、転送する旨の内容である場合には、受信した画情
報を蓄積し、その画情報受信を終了した後にあらかじめ
登録されている転送宛先へ発呼し、上記蓄積した画情報
を送信するようにしたので、それぞれの相手先に応じ
て、ユーザが所望する転送動作を行わせるようにするこ
とができるという効果も得る。

【００５９】また、所定のファクシミリ通信手順を適用
して画情報を通信するファクシミリ装置において、少な
いキー操作で宛先を指定するための短縮ダイアル機能
と、上記短縮ダイアル機能のおのおのの短縮ダイアルに
登録する宛先番号、および、当該宛先の識別情報、およ
び、当該宛先から着信した場合、受信画情報を転送する
か否かをあらわす転送指定情報、および、上記転送の転
送先番号からなる短縮ダイアル情報を記憶した短縮ダイ
アル情報テーブルを備え、着呼時、発呼側から通知され
た識別情報が、上記短縮ダイアル情報テーブルのいずれ
かの短縮ダイアル情報に登録されている場合、当該短縮
ダイアル情報の上記転送指定情報が、転送する旨の内容
である場合には、受信した画情報を蓄積し、その画情報
受信を終了した後に、当該短縮ダイアル情報の上記転送
先番号へ発呼し、上記蓄積した画情報を送信するように
したので、それぞれの相手先に応じて、ユーザが所望す
る転送動作を行わせるようにすることができるという効
果も得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例にかかるグループ３ファクシ
ミリ装置の構成例を示したブロック図。

【図２】ワンタッチダイアル情報／短縮ダイアル情報の
一例を示した概略図。

【図３】ワンタッチダイアル情報／短縮ダイアル情報の
登録時または編集時の処理の一例を示したフローチャー
ト。

【図４】このグループ３ファクシミリ装置の送信時の処
理の一例を示したフローチャート。

【図５】このグループ３ファクシミリ装置の着信時の処
理の一例を示したフローチャート。

【図６】このグループ３ファクシミリ装置の着信時の処
理の一例を示したフローチャート（続き）。

【符号の説明】

１ システム制御部 ２ システムメモリ ３ パラメータメモリ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定のファクシミリ通信手順を適用して
   画情報を通信するファクシミリ装置において、 通信毎に所定形式の通信履歴情報を作成して保存し、所
   定タイミングで、保存した１つ以上の通信履歴情報に基
   づいた通信管理レポートを作成して出力する通信管理レ
   ポート出力機能と、 少ないキー操作で宛先を指定するための短縮ダイアル機
   能と、 上記短縮ダイアル機能のおのおのの短縮ダイアルに登録
   する宛先番号および当該宛先へ通信した際の上記通信履
   歴情報を作成保存するか否かあらわす通信履歴保存指定
   情報からなる短縮ダイアル情報を記憶した短縮ダイアル
   情報テーブルを備え、 発呼時、上記短縮ダイアル機能を利用して宛先が指定さ
   れた場合、当該宛先に対応した上記短縮ダイアル情報の
   上記通信履歴保存指定情報が、通信履歴を保存する旨の
   内容である場合には、当該通信に関する上記通信履歴情
   報を作成保存する一方、上記通信履歴保存指定情報が、
   通信履歴を保存しない旨の内容である場合には、当該通
   信に関する上記通信履歴情報を作成保存しないようにす
   ることを特徴とするファクシミリ装置。
2. 【請求項２】 所定のファクシミリ通信手順を適用して
   画情報を通信するファクシミリ装置において、 通信毎に所定形式の通信履歴情報を作成して保存し、所
   定タイミングで、保存した１つ以上の通信履歴情報に基
   づいた通信管理レポートを作成して出力する通信管理レ
   ポート出力機能と、 少ないキー操作で宛先を指定するための短縮ダイアル機
   能と、 上記短縮ダイアル機能のおのおのの短縮ダイアルに登録
   する宛先番号、および、当該宛先の識別情報、および、
   当該宛先との間で通信した際の上記通信履歴情報を作成
   保存するか否かあらわす通信履歴保存指定情報からなる
   短縮ダイアル情報を記憶した短縮ダイアル情報テーブル
   を備え、 着呼時、発呼側から通知された識別情報が、上記短縮ダ
   イアル情報テーブルのいずれかの短縮ダイアル情報に登
   録されている場合、当該短縮ダイアル情報の上記通信履
   歴保存指定情報が、通信履歴を保存する旨の内容である
   場合には、当該通信に関する上記通信履歴情報を作成保
   存する一方、上記通信履歴保存指定情報が、通信履歴を
   保存しない旨の内容である場合には、当該通信に関する
   上記通信履歴情報を作成保存しないようにすることを特
   徴とするファクシミリ装置。
3. 【請求項３】 所定のファクシミリ通信手順を適用して
   画情報を通信するファクシミリ装置において、 少ないキー操作で宛先を指定するための短縮ダイアル機
   能と、 上記短縮ダイアル機能のおのおのの短縮ダイアルに登録
   する宛先番号、および、当該宛先の識別情報、および、
   当該宛先から着信した場合、受信画情報を転送するか否
   かをあらわす転送指定情報からなる短縮ダイアル情報を
   記憶した短縮ダイアル情報テーブルを備え、 着呼時、発呼側から通知された識別情報が、上記短縮ダ
   イアル情報テーブルのいずれかの短縮ダイアル情報に登
   録されている場合、当該短縮ダイアル情報の上記転送指
   定情報が、転送する旨の内容である場合には、受信した
   画情報を蓄積し、その画情報受信を終了した後に、あら
   かじめ登録されている転送宛先へ発呼し、上記蓄積した
   画情報を送信することを特徴とするファクシミリ装置。
4. 【請求項４】 所定のファクシミリ通信手順を適用して
   画情報を通信するファクシミリ装置において、 少ないキー操作で宛先を指定するための短縮ダイアル機
   能と、 上記短縮ダイアル機能のおのおのの短縮ダイアルに登録
   する宛先番号、および、当該宛先の識別情報、および、
   当該宛先から着信した場合、受信画情報を転送するか否
   かをあらわす転送指定情報、および、上記転送の転送先
   番号からなる短縮ダイアル情報を記憶した短縮ダイアル
   情報テーブルを備え、 着呼時、発呼側から通知された識別情報が、上記短縮ダ
   イアル情報テーブルのいずれかの短縮ダイアル情報に登
   録されている場合、当該短縮ダイアル情報の上記転送指
   定情報が、転送する旨の内容である場合には、受信した
   画情報を蓄積し、その画情報受信を終了した後に、当該
   短縮ダイアル情報の上記転送先番号へ発呼し、上記蓄積
   した画情報を送信することを特徴とするファクシミリ装
   置。