JP2020031273A - 画像形成装置及び受信転送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信履歴の蓄積を抑制する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置1は、受信した通信を他装置へ転送可能である。通信判断部100は、通信を受信した際、通信の通信元からの受信回数が閾値以上であり、更に設定された条件に対応している場合、通信を転送すると判断する。通信転送部110は、通信判断部100により通信を転送すると判断された場合、通信を転送する。受信記録部120は、通信転送部110により通信が転送されなかった場合、通信を受信して通信記録を記録し、受信回数を増加させる。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及び受信転送方法に係り、特にインターネットファクシミリ(IP−FAX)送受信等の通信が可能な画像形成装置及び受信転送方法に関する。
従来から、文書や画像を印刷可能な複合機(Multifunctional Peripheral, MFP)等の画像形成装置が存在する。
これらの画像形成装置では、音声回線を介したファクシミリ(以下、単に「FAX」という。)、インターネットファクシミリ(Internet Protocol Facsimile。以下、「IP−FAX」という。)等の通信を行うことが可能なものが存在する。
一方、特許文献1には、着信に関する履歴情報を記録し、ユーザーに知らせることができる通信装置が記載されている。特許文献1の装置は、着信した際に保持される通信履歴が最大数になったら、発信電話番号表示サービス(「ナンバーディスプレイ」、「Caller ID」)等の発呼側装置情報が非通知のものから優先的に削除する。
特開2009−81814号公報
しかしながら、特許文献1の装置のように単に通信履歴を記録する技術の場合、通信で受信した画像データがIP−FAX等により他装置へ転送される際に、受信時及び送信時の通信履歴が常に記録されていた。
このため、転送の頻度が高いと、残っていてほしい通信履歴が削除されてしまっていた。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上述の問題点を解消する画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明の画像形成装置は、受信した通信を他装置へ転送可能な画像形成装置であって、前記通信を受信した際、前記通信の通信元からの受信回数が閾値以上であり、更に設定された条件に対応している場合、前記通信を転送すると判断する通信判断部と、前記通信判断部により前記通信を転送すると判断された場合、通信履歴を記録しないで前記通信を転送する通信転送部と、前記通信転送部により前記通信が転送されなかった場合、前記通信を受信して前記受信回数を増加させる受信記録部とを備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記通信判断部は、前記条件として、トナーが正規品でなく転送先が指定されている場合、自装置の故障の場合、及び/又は、前記通信を受信する記憶部の記憶容量が特定容量以下の場合、前記他装置へ転送するよう判断することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、前記通信は、IP−FAXであり、前記通信転送部は、前記IP−FAXによる画像データを受信した後の転送ではなく、受信のセッションの確立時に中継する転送により、前記通信履歴を記録しないようにすることを特徴とする。
本発明の受信転送方法は、受信した通信を他装置へ転送可能な画像形成装置により実行される受信転送方法であって、前記画像形成装置は、前記通信を受信した際、前記通信の通信元からの受信回数が閾値以上であり、更に設定された条件に対応している場合、前記通信を転送すると判断し、前記通信を転送すると判断された場合、通信履歴を記録しないで前記通信を転送し、前記通信が転送されなかった場合、前記通信を受信して前記受信回数を増加させることを特徴とする。
本発明によれば、通信元からの受信回数が閾値以上であり、更に設定された条件に対応している場合に、通信履歴を記録しないで他装置へ転送することで、転送の頻度が多い場合でも、通信履歴が削除されにくい画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置のシステム構成図である。 図1に示す画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機能構成を示すブロック図である。 図3に示す転送条件設定を設定する際の概念図である。 本発明の実施の形態に係る受信転送処理のフローチャートである。 図5に示すセッション確認処理及び通信受信処理のシーケンスを示す図である。 図5に示す転送処理のシーケンスを示す図である。
<実施の形態>
〔画像形成システムXのシステム構成〕
まず、図1により、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXのシステム構成について説明する。
画像形成システムXは、ネットワーク5を介して、送信側の画像形成装置2及びサーバー4bと接続されている。画像形成システムXでは、ネットワーク5と接続されるルーター(Router)やゲートウェイ(Gateway)等であるルーターR等を介したネットワークが構成されている。このネットワークに、受信側の画像形成装置1、複数の画像形成装置3(他装置)、及びサーバー4aが接続されている。
本実施形態において、送信側の画像形成装置2と受信側の画像形成装置1との間で、通信として、ネットワーク5を介したIP−FAXの通信等が可能である。この上で、画像形成装置1は、他装置の画像形成装置3へ、画像形成装置2から受信した通信を、IP−FAX等で転送することが可能である。
具体的に説明すると、画像形成装置1、2、3は、MFP、ネットワークスキャナー、ドキュメントスキャナー、ネットワークFAX、スキャナー機能付きのプリンター、単機能プリンター等のドキュメント機器である。
画像形成装置1、2、3は、印刷、複写(コピー)、スキャンによる電子文書化、ネットワークスキャン、ファクシミリ送受信、ネットワークファクシミリ送受信、電子文書を格納する文書ボックス等の各種の機能を備えていてもよい。また、各機能については、白黒、単色カラー、フルカラー等の設定が可能であってもよい。
また、画像形成装置1、2、3は、印刷機能を有するMFPやプリンター等の場合、感光体ドラム、露光部、現像部、転写部、及び定着部等を備えている。これにより、画像形成装置2は、帯電、露光、現像、転写、定着からなる画像形成プロセスを実行することで、記録紙にトナー像を記録し、印刷することが可能である。
サーバー4a、4bは、PC(Personal Computer)や汎用機等の情報処理装置である。本実施形態において、サーバー4a、4bは、SIP(Session Initiation Protocol)サーバーを含んでいる。
加えて、サーバー4a、4bは、課金、保守、サービス対応等を行うサーバーであってもよい。また、サーバー4a、4bは、画像処理、OCR(Optical Character Recognition)処理、分類処理、及び、電子メールや共有フォルダー(文書ボックス、保存フォルダー)や業務若しくは事務用のDMS(Document Management System)等への送信処理を実行してもよい。
ネットワーク5は、LAN(Local Area Network)等のイントラネット(Intranet)、インターネットや携帯電話網等のWAN(Wide Area Network)等のネットワークである。
画像形成装置2は、ハブやルーター等を介して、ネットワーク5に接続されていてもよい。また、ネットワーク5は、VPN(Virtual Private Network)を構成していてもよい。
〔画像形成装置1の制御構成〕
次に、図2を参照して、図1に示す画像形成装置1、2、3のうち画像形成装置1を代表として、制御構成について説明する。
画像形成装置1は、画像処理部11、原稿読取部12、原稿給送部13、給紙部14、ネットワーク送受信部15、操作パネル部16、画像形成部17(画像形成手段)、FAX送受信部18、及び記憶部19等を含む。各部は、制御部10に接続され、制御部10によって動作制御される。
制御部10は、GPP(General Purpose Processor)、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、ASIC(Application Specific Processor、特定用途向けプロセッサー)等の情報処理部である。
制御部10は、記憶部19のROMやHDDに記憶されている制御プログラムを読み出して、この制御プログラムをRAMに展開させて実行することで、後述する機能ブロックの各部として動作させられる。また、制御部10は、図示しない外部の端末や操作パネル部16から入力された所定の指示情報に応じて、装置全体の制御を行う。
画像処理部11は、DSP(Digital Signal Processor)やGPU(Graphics Processing Unit)等の制御演算手段である。画像処理部11は、画像データに対して所定の画像処理を行う。この所定の画像処理は、例えば、拡大縮小、濃度調整、階調調整、画像改善等の処理であってもよい。
また、画像処理部11は、原稿読取部12で読み取られた画像を、記憶部19に印刷データとして記憶する。この際、画像処理部11は、印刷データを、PDF等の電子文書やTIFF等の画像データのファイルに変換することも可能である。また、画像処理部11は、OCR(Optical Character Recognition)の少なくとも一部の処理を実行可能であってもよい。
原稿読取部12は、セットされた原稿を読み取る。また、原稿読取部12は、画像形成装置1の本体部の上部に配設される。
原稿読取部12は、スキャナーと、プラテンガラスと、原稿読取スリットとを備えている。原稿読取部12は、プラテンガラスに載置された原稿を読み取る場合には、スキャナーをプラテンガラスに対向する位置に移動させ、プラテンガラスに載置された原稿を走査しながら読み取って画像データを取得し、取得した画像データを制御部10に出力する。
また、原稿読取部12は、原稿給送部13から給送された原稿を読み取る場合には、スキャナーを、原稿読取スリットと対向する位置に移動させる。そして、原稿読取部12は、原稿読取スリットを介し、原稿給送部13による原稿の搬送動作と同期して原稿を読み取って、画像データを取得する。原稿読取部12は、取得した画像データを、制御部10に出力する。
原稿給送部13は、原稿読取部12で読み取られる原稿を搬送する。原稿給送部13は、原稿読取部12の上部に配設されている。
原稿給送部13は、原稿載置部と、原稿搬送機構とを備えている。原稿給送部13は、原稿載置部に載置された原稿を、原稿搬送機構によって1枚ずつ順に繰り出して、原稿読取部12に給送する。
給紙部14は、記録紙を1枚ずつ画像形成部17に向けて繰り出す。給紙部14は、本体部に備えられている。
ネットワーク送受信部15は、LAN、無線LAN、WAN、携帯電話網等の外部ネットワークに接続するためのLANボードや無線送受信機等を含むネットワーク接続部である。
ネットワーク送受信部15は、データ通信用の回線ではデータを送受信し、音声電話回線では音声信号を送受信する。
操作パネル部16は、ボタンやタッチパネル等の入力部と、LCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ等の表示部とを備えている。また、操作パネル部16は、画像形成装置1のフロント側に配設されている。
操作パネル部16の入力部のボタンは、テンキー、スタート、キャンセル、動作モードの切り換え、ジョブの実行に係る指示を行うボタン等である。この動作モードは、複写、FAX送信(IP−FAX送信)、スキャナー、ネットワークスキャナー等の種類のモードを備えていてもよい。また、ジョブは、選択された文書の印刷、送信、保存、及び記録等の種類のものを含んでいる。操作パネル部16の入力部は、ユーザーによる画像形成装置1の各種ジョブの指示を取得する。また、操作パネル部16から取得したユーザーの指示により、各ユーザーの情報を入力、変更することも可能である。
画像形成部17は、ユーザーの出力指示により、記憶部19に記憶され、原稿読取部12で読み取られ、又は外部の端末から取得されたデータから記録紙への画像形成を行わせる。
画像形成部17は、感光体ドラム、露光部、現像部、転写部、及び定着部等を備えている。画像形成部17は、帯電、露光、現像、転写、定着からなる画像形成プロセスを実行することで記録紙にトナー像を記録する。
FAX送受信部18は、FAXの送受信を行う。FAX送受信部18は、音声回線により、他のFAX装置(図示せず)からファクシミリ受信(FAX受信)して、記憶部19に保存し、画像形成部17で画像形成させることが可能である。また、FAX送受信部18は、原稿読取部12で読み取られた原稿や外部の端末から送信されたネットワークFAXのデータを画像データに変換して、他のFAX装置へ音声回線でファクシミリ送信(FAX送信)することが可能である。
さらに、本実施形態において、FAX送受信部18は、ネットワーク送受信部15を介して、電話やIP−FAXの通信の送受信が可能である。このIP−FAXにおいては、FAX受信した画像データを、SIPやH.323等のプロトコルを用いて、他の画像形成装置1に送信(転送)して、画像形成させる。さらに、他の画像形成装置1からIP−FAXを用いて転送された画像データを、画像形成部17で画像形成したり、他のFAX装置へネットワーク経由で更にIP−FAX送信したりすることが可能である。
記憶部19は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の一時的でない記録媒体である。
記憶部19のRAMは、省電力状態であっても、セルフリフレッシュ等の機能により、記憶内容が保持される。
記憶部19のROMやHDDには画像形成装置1の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。これに加えて、記憶部19は、ユーザーのアカウント設定も記憶している。また、記憶部19には、ユーザー毎の保存フォルダー(文書ボックス)の領域が含まれていてもよい。
なお、画像形成装置1において、制御部10及び画像処理部11は、GPU内蔵CPU、チップ・オン・モジュールパッケージ、SOC(System On a Chip)等のように、一体的に形成されていてもよい。
また、制御部10及び画像処理部11は、RAMやROMやフラッシュメモリー等を内蔵していてもよい。
〔画像形成装置1の機能構成〕
ここで、図3及び図4を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXの画像形成装置1の機能構成について説明する。
画像形成装置1の制御部10は、通信判断部100、通信転送部110、及び受信記録部120を備えている。
記憶部19は、転送条件設定200及び通信履歴210を格納している。
通信判断部100は、IP−FAXによる通信を受信した際、通信の通信元からの受信回数が閾値以上であり、更に転送条件設定200に対応している場合、通信を転送すると判断する。通信判断部100は、例えば、トナーが正規品でなく転送先が指定されている場合、画像形成装置1の故障の場合、及び/又は、通信を受信する記憶部の記憶容量が特定容量以下の場合、他装置である画像形成装置3のいずれかへ転送するよう判断する。
通信転送部110は、通信判断部100により通信を転送すると判断された場合、通信を転送する。この転送は、例えば、SIPプロトコルを用いて行う。具体的には、本実施形態においては、通信転送部110は、IP−FAXによる画像データを受信した後の転送ではなく、受信のセッションの確立時に中継する転送により、通信履歴210を記録しないようにする。
受信記録部120は、通信転送部110により通信が転送されなかった場合、転送元の画像形成装置2からの通信を受信する。すなわち、受信記録部120は、IP−FAXによる画像データを受信し、記憶部19に格納する。この際、受信記録部120は、受信について、通信履歴210に履歴を記録する。さらに、受信記録部120は、通信条件設定に含まれる、画像形成装置2からの通信の受信回数を増加させる。
転送条件設定200は、通信判断部100により転送すべきと判断するために参照される条件の設定情報である。具体的には、転送条件設定200は、トナーが正規品でなく転送先の他装置である画像形成装置3が指定されている場合、画像形成装置1が故障の場合、及び/又は、通信を受信する記憶部19の記憶容量が特定容量以下である等の条件を設定可能である。このうち、故障については、故障の種類を設定可能である。たとえば、特定のユニットの故障の場合について、転送するように設定可能である。特定容量については、IP−FAX受信における必要な画像データの一時的な記憶容量を基に算出可能である。
さらに、転送条件設定200は、転送させる際の受信回数の閾値が含まれている。この閾値は、予め設定された固定値でも、ユーザーにより設定可能であってもよい。閾値を設定可能な場合、初期値は三以下の値であることが好適である。さらに、本実施形態においては、送信元毎、通信の種類毎に閾値が設定されている。
図4の画面例300は、転送条件設定200を設定する際の一例である。ここでは、操作パネル部16にて、非純正トナーが装着された場合に、転送をしたい送信元を設定する例を示している。この例では、アドレス帳に登録されている宛先すべてを対象にしたり、特定の送信元の画像形成装置2を指定したりすることが可能である。また、送信元の指定以外にも、転送先の画像形成装置3の設定も可能である。この転送先の設定では、ユーザーが直接入力して指定することが可能である。また、画像形成システムXに接続されている画像形成装置3の情報を取得し、正規品のトナーが装着されている画像形成装置3を自動設定してもよい。この際、同一の製造元や会社内の画像形成装置3に限定して自動設定することも可能である。なお、この例では転送先は一つのみであるように示しているものの、各送信元に対して、転送先を設定してもよい。
通信履歴210は、取得した通信の履歴(ログ)を示す情報である。たとえば、通信履歴210は、時刻、通信の種類、送信元、転送先(他装置)等を示す情報が履歴として記録される。このうち、通信の種類は、ネットワーク5経由の電話、IP−FAX受信、IP−FAX送信、IP−FAXによる転送(IP−FAX転送)等の種類を含む。ここで、本実施形態においては、IP−FAX受信においては、着呼した段階では、まだFAXか電話かが判明しない。このため、FAXと確定するまでは、通信履歴210として記録されない。加えて、通信履歴210の履歴は、特定数だけが保持され、古いものから順に削除される。
さらに、本実施形態において、通信履歴210は、例えば、送信元毎、通信の種類毎に、受信回数も記録している。
ここで、画像形成装置1の制御部10は、記憶部19に記憶された制御プログラムを実行することで、通信判断部100、通信転送部110、及び受信記録部120として機能させられる。
また、上述の画像形成装置1の各部は、本発明の画像形成方法を実行するハードウェア資源となる。
なお、上述の機能構成の一部又は任意の組み合わせをICやプログラマブルロジックやFPGA(Field-Programmable Gate Array)等でハードウェア的に構成してもよい。
〔画像形成システムXによる受信転送処理〕
次に、図5〜図7を参照して、本発明の実施の形態に係る画像形成システムXの画像形成装置1により実行される受信転送処理について説明する。
本実施形態の受信転送処理では、通信を受信した際、通信の通信元からの受信回数が閾値以上であり、更に設定された条件に対応している場合、通信を転送すると判断する。そして、通信を転送すると判断された場合、通信履歴210に履歴を記録しないで通信を転送する。逆に、通信が転送されなかった場合、通信を受信して受信回数を増加させる。本実施形態では、SIPプロトコルによりこの通信及び転送を行う例について説明する。
本実施形態の受信転送処理は、主に制御部10が、記憶部19に記憶されたプログラムを、各部と協働し、ハードウェア資源を用いて実行する。
以下で、図5のフローチャートを参照して、本実施形態の受信転送処理の詳細をステップ毎に説明する。このフローチャートは、主に、受信側の画像形成装置1の処理を基に示している。
(ステップS101)
まず、通信判断部100が、セッション確立処理を行う。
通信判断部100は、送信側の画像形成装置2と受信側の画像形成装置1とが通信をした場合、音声回線での着呼(セッションの確立)、又はSIPプロトコルのセッションを確立する。
図6は、SIPプロトコルのIP−FAX受信の例を示す。この図の「INVITE」から「ACK」までは、SIPプロトコルにて、送受信間でセッションが確立される例を示している。
(ステップS102)
次に、通信判断部100が、他装置へ転送される条件に対応しているか否かを判定する。具体的には、通信判断部100は、転送条件設定200を参照し、設定された条件に対応しているか否かを判断する。通信判断部100は、この判断に対応している場合に、Yesと判定する。通信判断部100は、判断に対応していない場合には、Noと判定する。
Yesの場合、通信判断部100は、処理をステップS103に進める。
Noの場合、通信判断部100は、処理をステップS106に進める
(ステップS103)
他装置へ転送される条件に対応している場合、通信判断部100が、受信回数確認処理を行う。
通信判断部100は、通信履歴210を参照して、送信側の画像形成装置2との間における通信の種類別の受信回数を確認する。
(ステップS104)
次に、通信判断部100が、受信回数が閾値以上であるか否かを判定する。本実施形態においては、通信判断部100は、転送条件設定200を参照し、受信回数が、送信側の画像形成装置2における通信の種類別の閾値以上であった場合に、通信を転送する判断を行い、Yesと判定する。通信判断部100は、それ以外の場合には、Noと判定する。
Yesの場合、通信判断部100は、処理をステップS105に進める。
Noの場合、通信判断部100は、処理をステップS106に進める。
(ステップS105)
受信回数が閾値以上の場合、通信転送部110が、転送処理を行う。
通信転送部110は、受信したIP−FAXによる通信を、IP−FAXにて転送する。
図7に、SIPプロトコルにおける通話の保留転送を利用した転送の例を示す。
通信転送部110は、送信側の画像形成装置2と、転送先の他装置である画像形成装置3との間で、直接、IP−FAX通信をするよう中継する。なお、通信転送部110は、この転送先として、転送条件設定200にて設定されているものを指定する。
このように、IP−FAX受信において、着呼した段階では、通信の種類がFAXか電話か判別しないので、FAX受信と確定するまでは、通信履歴210が記録されない。すなわち、保留転送を使用した場合は、FAX通信が確定する前に、呼の切り替えが行われるので、受信側の画像形成装置1には、通信履歴210が記録されなくなる。このため、特定の送信元からの通信において、セッションの確立時に中継する転送により、通信履歴210が記録されないようにすることが可能となる。よって、通信履歴210が溜まり続けることがなくなる。
その後、通信転送部110は、処理をステップS108に進める。
(ステップS106)
ここで、通信転送部110により通信が転送されなかった場合、受信記録部120が、通信受信処理を行う。
受信記録部120は、例えば、セッションが確立できれば、送信側の画像形成装置2とIP−FAX通信の受信を行う。
すなわち、本実施形態においては、上述の条件として、例えば、正規品でないトナーコンテナが装着されている場合でも、送信元が登録されているものでない、受信回数が閾値以上でない等の場合は、通常通り、IP−FAX受信を行う。
図6の例では、「FAX通信」のシーケンスにて、実際のIP−FAX受信を行う。
(ステップS107)
次に、受信記録部120が、受信回数増加処理を行う。
受信記録部120は、送信元が転送条件設定200に設定されているものであれば、通信履歴210の受信回数を増加(インクリメント)させる。
(ステップS108)
ここで、受信記録部120が、セッション切断処理を行う。
受信記録部120は、IP−FAX通信を終了する。
IP−FAXの場合、図6、図7の「Bye」以降のシーケンスに従い、通信を終了させる。これは通常のIP−FAXの通信と同様である。
以上により、本発明の実施の形態に係る受信転送処理を終了する。
以上のように構成することで、以下のような効果を得ることができる。
従来、単に通信履歴を記録する技術では、通信の受信時及び送信時の通信履歴が常に記録されていた。このため、転送の頻度が上がると、転送のたびに通信履歴が溜まり続け、本来、残しておいてほしい履歴が先に削除されてしまっていた。
これに対して、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、受信した通信を他装置へ転送可能な受信側の画像形成装置であって、通信を受信した際、通信の通信元からの受信回数が閾値以上であり、更に設定された条件に対応している場合、通信を転送すると判断する通信判断部100と、通信判断部100により通信を転送すると判断された場合、通信を転送する通信転送部110と、通信転送部110により通信が転送されなかった場合、通信を受信して通信履歴210に履歴を記録し、受信回数を増加させる受信記録部120とを備えることを特徴とする。
このように構成することで、転送の頻度が多い場合でも、通信履歴210の蓄積を抑制し、通信履歴210の履歴を削除されにくくすることができる。これにより、残しておいて欲しい履歴を確認しやすくなる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、通信判断部100は、条件として、トナーが正規品でなく転送先が指定されている場合、自装置の故障の場合、及び/又は、通信を受信する記憶部の記憶容量が特定容量以下の場合、他装置へ転送するよう判断することを特徴とする。
このように構成することで、各種の条件に対応して、他装置に転送するか否かを判断可能となる。たとえば、通信履歴210に記録したくない条件を設定して、履歴の記録量を調整することが可能となる。また、紙詰まり等については、条件に設定せずに、通信履歴210に記録することで、必要な履歴を容易に確認することができる。
また、本発明の実施の形態に係る画像形成装置1は、通信は、IP−FAXであり、通信転送部110は、IP−FAXによる画像データを受信した後の転送ではなく、受信のセッションの確立時に中継する転送により、通信履歴210に履歴を記録しないようにすることを特徴とする。
このように構成することで、特定の送信元からの通信において、受信回数が閾値以上となった場合に、セッションの確立時に中継することによって、通信履歴210を記録する際の例外処理等を設定しなくても、通信履歴210を記録しないようにすることができる。また、従来の通信履歴210の記録のルールに対応しているため、セキュリティポリシィ等にも適合させることができる。
ここで、通信履歴210の蓄積を抑制するために単に受信しても通信履歴210を記録しないようにすると、FAX通信において問題が起こった場合、その問題を証拠として確認できなくなる。
これに対して、本実施形態の画像形成装置1のように、受信させずに転送を中継することで、問題が生じた場合、転送先の他装置である画像形成装置3に記録された通信履歴等により、問題を確認することが可能となる。
〔他の実施の形態〕
なお、上述の実施の形態では、図5のフローチャートにおいて、転送条件設定200を判断してから、受信回数を確認するように記載した。しかしながら、受信回数を確認してから、転送条件設定200を判断することも可能である。
また、上述の実施の形態では、通信の受信回数は単純に増加させるように記載した。しかしながら、この受信回数は、特定の期間が経過した後で、減少させたり、リセット(0)させたりしてもよい。
また、上述の実施の形態では、送信元や通信の種類に対応して、閾値や受信回数を設定する例について記載した。しかしながら、閾値や受信回数は、送信元や通信の種類に関係なく設定されていてもよい。
また、本発明の実施の形態において、通信として、IP−FAX受信及び転送を行う例について記載した。しかしながら、他の通信についても適用可能である。たとえば、ネットワークスキャン、プルプリント、メッセンジャーのメッセージや電子メールの受信及び転送等にも適用可能である。
このように構成することで、柔軟な構成に対応可能となる。
また、本発明は、画像形成装置以外の情報処理装置にも適用できる。つまり、ネットワークスキャナー、スキャナーをUSB等で別途接続したサーバー等を用いる構成であってもよい。
また、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実行することができることは言うまでもない。
1、2、3 画像形成装置
4a、4b サーバー
5 ネットワーク
10 制御部
11 画像処理部
12 原稿読取部
13 原稿給送部
14 給紙部
15 ネットワーク送受信部
16 操作パネル部
17 画像形成部
18 FAX送受信部
19 記憶部
100 通信判断部
110 通信転送部
120 受信記録部
200 転送条件設定
210 通信履歴
300 画面例
R ルーター
X 画像形成システム

Claims (4)

  1. 受信した通信を他装置へ転送可能な画像形成装置であって、
    前記通信を受信した際、前記通信の通信元からの受信回数が閾値以上であり、更に設定された条件に対応している場合、前記通信を転送すると判断する通信判断部と、
    前記通信判断部により前記通信を転送すると判断された場合、通信記録を記録しないで前記通信を転送する通信転送部と、
    前記通信転送部により前記通信が転送されなかった場合、前記通信を受信して前記受信回数を増加させる受信記録部とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記通信判断部は、
    前記条件として、トナーが正規品でなく転送先が指定されている場合、自装置の故障の場合、及び/又は、前記通信を受信する記憶部の記憶容量が特定容量以下の場合、前記他装置へ転送するよう判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記通信は、IP−FAXであり、
    前記通信転送部は、
    前記IP−FAXによる画像データを受信した後の転送ではなく、受信のセッションの確立時に中継する転送により、前記通信記録を記録しないようにする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 受信した通信を他装置へ転送可能な画像形成装置により実行される受信転送方法であって、前記画像形成装置は、
    前記通信を受信した際、前記通信の通信元からの受信回数が閾値以上であり、更に設定された条件に対応している場合、前記通信を転送すると判断し、
    前記通信を転送すると判断された場合、通信記録を記録しないで前記通信を転送し、
    前記通信が転送されなかった場合、前記通信を受信して前記受信回数を増加させる
    ことを特徴とする受信転送方法。
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