JP6225561B2 - 通信装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、FAXプロトコルに準拠した通信を行う通信装置に関する。
従来より、セキュリティの確保を目的として、FAX送信或いはFAX受信したデータをサーバ装置にバックアップする通信装置が知られている。なお、ここでの「セキュリティの確保」とは、通信装置の不正使用、或いは当該通信装置によって送受信されるデータの不正使用等を抑制することを指す。例えば、FAX送信されたデータのバックアップは、当該通信装置の不正使用、及び当該通信装置を用いたデータの不正なFAX送信等を抑制する効果が期待できる。また、FAX受信されたデータのバックアップは、当該通信装置で受信されたデータの不正使用等を抑制する効果が期待できる。
例えば特許文献1には、画像データをFAX送信し、次いで当該画像データをサーバ装置にバックアップする画像処理装置が記載されている。また、この画像処理装置は、サーバ装置へのバックアップが失敗した場合に、リトライ回数等の条件を満たすまでサーバ装置へのバックアップをリトライする。
特開2006−332723号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像処理装置は、FAX送信の後にサーバ装置へのバックアップを行う。そのため、所定の回数リトライを実行してもサーバ装置へのバックアップが成功しなかった場合に、FAX送信の内容とサーバ装置のデータとに不整合を生じる。一方、このような状態を回避するために無限にリトライを実行させると、当該画像処理装置のCPUを占有し続けるという課題を生じる。また、FAX送信側においてデータのバックアップに対応していない場合には、FAX受信側において受信したデータをサーバ装置にバックアップする必要が生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、FAXプロトコルに従ったデータの送受信において、高いセキュリティを実現した通信装置を提供することにある。
本明細書の一例に係る通信装置は、記憶部と、通信部と、制御部とを備える。前記制御部は、FAXプロトコルに従って送信装置から送信されたデータを前記通信部に受信させる受信手段と、前記受信手段によって受信された前記データを前記記憶部に記憶させる記憶制御手段と、前記受信手段によって受信された前記データをサーバ装置に対して前記FAXプロトコルと異なる通信プロトコルに従って前記通信部に送信させる送信処理を実行する送信手段と、前記送信処理が正常終了していないことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を規制し、前記送信処理が正常終了したことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を許容する規制手段とを備える。
上記構成によれば、FAX受信されたデータがサーバ装置にバックアップされるまで、当該データを記憶部から削除することができない。その結果、FAX受信の痕跡が削除されることによるセキュリティの低下を抑制することができる。
本明細書の他の例に係る通信装置は、記憶部と、通信部と、制御部とを備える。前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記データをサーバ装置に対してFAXプロトコルと異なる通信プロトコルに従って前記通信部に送信させる第1送信処理を実行する第1送信手段と、第1送信処理が正常終了したことを条件として、前記記憶部に記憶されたデータを受信装置に対して前記FAXプロトコルに従って前記通信部に送信させる第2送信処理を実行する第2送信手段と、前第2送信処理が正常終了していないことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を規制し、前記第2送信処理が正常終了したことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を許容する規制手段とを備える。
上記構成によれば、サーバ装置にデータがバックアップされるまで、当該データがFAX送信されることがない。その結果、FAX送信されたデータとサーバ装置に記憶されたデータとに不整合が生じるのを防止することができる。また、バックアップの自動リトライを無限に行う必要がないので、当該通信装置のCPUを占有し続けることを防止することができる。
本明細書に記載の通信装置によれば、FAXプロトコルに従って送受信されるデータを通信装置及びサーバ装置の少なくとも一方に確実に記憶させることにより、高いセキュリティを実現することができる。
図1は、実施形態1に係る通信システム100の概略図である。 図2は、実施形態1に係る通信処理のシーケンス図である。 図3は、実施形態2に係る通信処理のシーケンス図である。 図4は、実施形態3に係る通信処理のシーケンス図である。 図5は、実施形態4に係る通信処理のシーケンス図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1における通信システム100の概略図である。図1に示される通信システム100は、複合機10、50と、サーバ装置101とで構成されている。複合機10、50とサーバ装置101とは、インターネット102を介して相互に通信可能とされている。また、複合機10、50は、FAX回線103を介して相互に通信可能とされている。複合機10は通信装置或いは送信装置の一例であり、複合機50は通信装置或いは受信装置の一例であり、インターネット102及びFAX回線103は通信ネットワークの一例である。
[複合機10]
複合機10は、図1に示されるように、プリンタ部11と、スキャナ部12と、表示部13と、操作部14と、FAX通信部15と、ネットワーク通信部16と、CPU17と、記憶部18とを主に備える。また、複合機10を構成する各構成要素は、通信バス19を介して相互に接続されている。プリンタ部11は、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式によって記録用紙に画像を記録するプリント処理を実行する。スキャナ部12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャン処理を実行する。
[表示部13]
表示部13は、各種情報を表示する表示画面を備える。表示部13の具体的な構成は特に限定されないが、例えば、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
[操作部14]
操作部14は、ユーザの操作を検知する。具体的には、操作部14は、例えば、複数の押ボタンを有する。操作部14は、押下された押ボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU17へ出力する。さらに、操作部14は、表示部13の表示画面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部13がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。タッチセンサには、静電容量方式、抵抗膜方式等の周知の方式を採用することができる。その場合、押ボタンは必ずしも必須の構成ではなく、タッチセンサによって押ボタンの機能が代替されてもよい。
[FAX通信部15]
FAX通信部15は、FAX回線103を通じてFAXプロトコルに従ったデータの送受信を行うためのインタフェースである。具体的には、FAX通信部15は、FAXプロトコルに従って複合機50にデータを送信(以下、「FAX送信」と表記する。)し、或いはFAXプロトコルに従って複合機50から送信されたデータを受信(以下、「FAX受信」と表記する。)する。FAX通信部15が準拠するFAXプロトコルは既に公知であるので、詳しい説明は省略する。
[ネットワーク通信部16]
ネットワーク通信部16は、インターネット102を通じてHTTP(Hypertext Transfer Protocolの略)に従ったデータの送受信を行うためのインタフェースである。例えば、複合機10は、ネットワーク通信部16を通じてサーバ装置101にデータを送信し、或いはネットワーク通信部16を通じてサーバ装置101からデータを受信する。但し、ネットワーク通信部16が準拠する通信プロトコルはHTTPに限定されず、例えば、HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secureの略)、或いはFTP(File Transfer Protocolの略)等であってもよい。ネットワーク通信部16が準拠するこれらのプロトコルは既に公知であるので、詳しい説明は省略する。
なお、複合機10がインターネットFAXに対応している場合、FAX通信部15の機能をネットワーク通信部16に代替させてもよい。すなわち、FAXプロトコルに従った通信を行うインタフェースと、FAXプロトコルと異なるプロトコルに従った通信を行うインタフェースとは、図1の例のように独立して設けられていてもよいし、1つに統合されていてもよい。
[CPU17]
CPU(Central Processing Unitの略)17は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU17は、操作部14から出力される操作信号、或いはネットワーク通信部16を通じてサーバ装置101から取得した各種通知等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部18から取得して実行する。すなわち、CPU17及び記憶部18は、制御部の一例を構成する。
[記憶部18]
記憶部18は、プログラム記憶領域18Aと、データ記憶領域18Bとを有する。プログラム記憶領域18Aには、OS(Operating Systemの略)20と、送信制御プログラム21とが格納される。なお、送信制御プログラム21は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。後述する受信制御プログラム61についても同様である。データ記憶領域18Bには、送信制御プログラム21の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。
なお、本明細書中の「データ」と「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。さらに、「指示」は、送信先の装置に対して次の動作を促すための制御信号であって、情報を含んでいることもあるし、それ自体が情報としての性質を有していることもある。
また、「データ」及び「情報」は、形式(例えば、テキスト形式、バイナリ形式、フラグ形式等)がコンピュータ毎に変更されたとしても、同一の意味内容と認識される限り、同一のデータ及び情報として取り扱われる。例えば、「2つ」であるあることを示す情報が、あるコンピュータではASCIIコードで”0x32”というテキスト形式の情報として保持され、別のコンピュータでは二進数表記で”10”というバイナリ形式の情報として保持されてもよい。
但し、上記の「データ」及び「情報」の区別は厳密なものではなく、例外的な取り扱いも許容される。例えば、データが一時的に情報として扱われてもよいし、情報が一時的にデータとして扱われてもよい。また、ある装置ではデータとして扱われるものが、他の装置では情報として扱われてもよい。さらには、データの中から情報が取り出されてもよいし、情報の中からデータが取り出されてもよい。
記憶部18は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU17が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。なお、記憶部18は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、non−transitoryな媒体には含まれない。
プログラム記憶領域18Aに記憶されているプログラムは、CPU17によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU17を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU17がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。後述の複合機50についても同様である。
OS20は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、スキャナ部12、表示部13、操作部14、FAX通信部15、及びネットワーク通信部16等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上述した各プログラムは、OS20が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS20を省略して各プログラムの動作を説明する。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS20のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。後述する複合機50についても同様である。
[複合機50]
複合機50は、図1に示されるように、通信バス59を介して相互に接続されたプリンタ部51と、スキャナ部52と、表示部53と、操作部54と、FAX通信部55と、ネットワーク通信部56と、CPU57と、記憶部58とで構成されている。複合機50が備える各構成要素は複合機10と共通するので、再度の説明は省略する。但し、プログラム記憶領域58Aには、OS60と、受信制御プログラム61とが格納されている。
[サーバ装置101]
サーバ装置101は、複合機10、50から取得したデータを記憶し、或いは記憶したデータを複合機10、50の要求に応じて出力するストレージサーバ、写真データ管理サーバ、或いはSNS(Social Networking Serviceの略)サーバ等である。サーバ装置101は、例えば、「Evernote(登録商標)」、「Google(登録商標) Docs」、「PICASA(登録商標)」、「Facebook(登録商標)」等の公知のサービスを提供する装置であってもよい。
[通信システム100の動作]
図2を参照して、実施形態1に係る通信システム100による通信処理を説明する。なお、図2では、複合機10が画像データを複合機50にFAX送信し、FAX受信した画像データを複合機50がサーバ装置101にバックアップする処理を説明する。
まず、複合機10の送信制御プログラム21は、FAX送信指示を入力する操作が操作部14によって検知されたことを条件として(S11)、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成するスキャン処理をスキャナ部12に実行させる(S12)。FAX送信指示は、FAXプロトコルに従ってデータを複合機50に送信させるための指示である。
次に、送信制御プログラム21は、スキャン処理によって生成された画像データを複合機10にFAX送信するFAX送信処理を実行する(S13〜S15)。具体的には、まず、複合機10、50の間で呼の設定が行われる(S13、S14)。すなわち、複合機10側で発呼し(S13)、複合機50側で着呼する(S14)。呼の設定処理(S13、S14)は公知の方法で行われるので、詳しい説明は省略する。次に、送信制御プログラム21は、ステップS12で生成された画像データを、複合機50に対してFAXプロトコルに従ってFAX通信部15に送信させる(S15)。
また、複合機50の受信制御プログラム61は、複合機10から送信された画像データをFAX通信部55に受信させ(S15)、当該画像データをデータ記憶領域58Bに記憶させる(S16)。なお、画像データのFAX受信と当該画像データの保存とは、並行して実行される。ステップS15において画像データをFAX受信する複合機50のCPU57は、受信手段の一例である。また、ステップS16において画像データを記憶させる複合機50のCPU57は、記憶制御手段の一例である。さらに、ステップS15は、受信処理の一例である。
そして、受信制御プログラム61は、画像データを全て受信してデータ記憶領域58Bに記憶させたことを条件として、画像データ受信通知を複合機10に対してFAX通信部55に送信させる(S17)。画像データ受信通知は、FAXプロトコルに従って複合機10から画像データを正常に取得できたか否かを示す通知であって、実施形態1では画像データを正常に取得できたものとして以下の説明を行う。ステップS17は、通知処理の一例である。
次に、受信制御プログラム61は、画像データをサーバ装置101に対してHTTPに従ってネットワーク通信部56に送信させる送信処理を実行する(S18〜S20)。なお、FAX送信処理(S14〜S17)と送信処理(S18〜S20)とは、順番に実行されてもよいし、並行して実行されてもよい。すなわち、通信準備処理(S18)は、画像データ受信通知を完了したタイミング(S17)で開始されてもよいし、受信処理(S15)が完了する前、より具体的には、着呼したタイミング(S14)で開始されてもよいし、画像データの最初の部分がデータ記憶領域58Bに記憶されたタイミング(S16)で開始されてもよい。
具体的には、受信制御プログラム61は、複合機50とサーバ装置101との間で論理的な通信路(以下、「コネクション」と表記する。)を確立する(S18)。通信準備処理の詳細は、後述する。次に、受信制御プログラム61は、ステップS15で取得した画像データを、ステップS18で確立された通信路を通じて、サーバ装置101に対してネットワーク通信部16に送信させる(S19)。さらに、受信制御プログラム61は、サーバ装置101から送信される画像データ受信通知をネットワーク通信部16に受信させる(S20)。ステップS18〜S20において送信処理を実行する複合機50のCPU57は、送信手段の一例である。また、ステップS18は通信準備処理の一例であり、ステップS19はアップロード処理の一例である。
次に、受信制御プログラム61は、ステップS20で受信した画像データ受信通知に基づいて、送信処理(S18〜S20)が正常終了したか否かを判断する(S21)。画像データ受信通知は、HTTPに従って複合機50から画像データを正常に取得できたか否かを示す通知であって、正常に取得できた場合にACK(ACKnowledgementの略)が付加され、正常に取得できなかった場合にNACK(Negative ACKの略)が付加される。
画像データ受信通知にACKが付加されていた場合、すなわち送信処理が正常終了した場合(S21:Yes)、受信制御プログラム61は、複合機50とサーバ装置101との間のコネクションを切断し(S22)、データ記憶領域58Bに記憶されている画像データを用いたプリント処理をプリンタ部11に実行させ(S23)、当該画像データをデータ記憶領域58Bから削除する(S24)。ステップS23においてプリンタ部11にプリント処理を実行させる複合機50のCPU57は、出力手段の一例である。また、ステップS24において画像データを削除する複合機50のCPU57は、記憶制御手段の一例である。
一方、画像データ受信通知にNACKが付加されていた場合、すなわち送信処理が異常終了した場合(S21:No)、受信制御プログラム61は、送信処理の失敗をユーザに報知する(S25)。報知の方法は特に限定されないが、例えば、「サーバへのアップロードが失敗しました。問題が解消した後に再送ボタンを押して下さい。」とのメッセージを表示部53に表示させてもよい。ステップS25を実行する複合機50のCPU57は、報知手段の一例である。そして、受信制御プログラム61は、再送指示を入力する操作が操作部54によって検知されたことを条件として(S26)、送信処理(S18〜S21)を再び実行する。再送指示とは、サーバ装置101への画像データのバックアップ(S18〜S22)を複合機50に再び実行させるための指示である。
以降、送信処理が正常終了するまで(S21:Yes)、ステップS18〜S21、S25〜S26の処理が繰り返し実行される。但し、送信処理の失敗が予め定められた所定の回数に達したことを条件として、サーバ装置101への画像データのバックアップを断念し、当該画像データをデータ記憶領域58Bから削除してもよい。
また、受信制御プログラム61は、画像データをデータ記憶領域58Bに記憶(S16)させてからプリント処理が実行(S23)されるまでの間、データ記憶領域58Bからの画像データの削除を規制する。すなわち、受信制御プログラム61は、送信処理が正常終了していないことを条件として(S21:No)データ記憶領域58Bからの画像データの削除を規制し、送信処理が正常終了したことを条件として(S21:Yes)データ記憶領域58Bからの画像データの削除を許容する。画像データの削除を規制或いは許容する複合機50のCPU57は、規制手段の一例である。なお、「データの削除を許容する」とは、当該データを直ちに削除することに限定されず、当該データの削除指示が入力された場合に削除処理の実行を許可することを指してもよい。一方、「データの削除を規制する」とは、当該データの削除指示が入力された場合に削除処理の実行処理を許可しないことを指すものとする。
[実施形態1の作用効果]
実施形態1によれば、FAX受信された画像データがサーバ装置101にバックアップされるまで、当該画像データをデータ記憶領域58Bから削除することができない。その結果、サーバ装置101に記憶された画像データによって示される画像と、ステップS23において記録用紙に記録された画像とは、同一であることが保証される。すなわち、FAX受信の痕跡が削除されることによるセキュリティの低下を抑制することができる。
なお、実施形態1では、送信処理(S18〜S20)が正常終了した直後にプリント処理(S23)が実行される例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、プリント処理は、送信処理が正常終了した後の任意のタイミングで印刷指示が入力されたことを条件として実行されてもよい。そして、受信制御プログラム61は、送信処理が正常終了し且つプリント処理が実行されたことを条件として、データ記憶領域58Bに記憶された画像データの削除を許容してもよい。
また、実施形態1では、送信処理(S18〜S20)が正常終了していないことを条件としてプリント処理(S23)の実行が規制され、送信処理が正常終了したことを条件としてプリント処理の実行が許容される例を説明したが、本発明はこれに限定されず、送信処理が正常終了する前にプリント処理を実行可能としてもよい。或いは、送信処理が正常終了するまでプリント処理を実行不可とし、当該画像データによって示される画像を表示部53に表示させる処理を送信処理が正常終了する前から実行可能としてもよい。すなわち、「画像データの出力」は、当該画像データによって示される画像を記録用紙に記録する処理に限定されず、当該画像データによって示される画像を表示部53に表示させる処理も含む。
また、実施形態1では、画像データ受信通知にNACKが付加されていた場合に、送信処理(S18〜S20)が異常終了したと判断する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、受信制御プログラム61は、画像データを送信(S18)してから所定の時間を経過しても画像データ受信通知を受信できない場合等、予め定められた手続を経ることなく送信処理が終了した場合に、当該送信処理が異常終了したと判断することができる。
さらに、実施形態1に係る通信処理で送受信されるデータは画像データに限定されない。例えば、複合機10に装着された記録媒体に記録されたテキストデータ、PDFデータ、CSVデータ等(以下、「非画像データ」と表記する。)がFAX送信されてもよい。この場合の複合機50は、FAX受信した非画像データを記録媒体に記録してもよいし、複合機10、50の間に介在する中継装置によって変換された画像データをFAX受信してもよい。
実施形態1のステップS18、S22では、例えば、TCP(Transmission Control Protocolの略)の3ウェイハンドシェイクによって、コネクションの確立及び切断が行われてもよい。すなわち、受信制御プログラム61は、ステップS18において、SYNパケットをサーバ装置101に対してネットワーク通信部16に送信させ、サーバ装置101から送信されたSYN+ACKパケットをネットワーク通信部16に受信させ、ACKパケットをサーバ装置101に対してネットワーク通信部16に送信させる。これにより、複合機50とサーバ装置101との間に画像データを送受信するための論理的な通信路が確立される。また、受信制御プログラム61は、ステップS22において、FINパケットをサーバ装置101に対してネットワーク通信部16に送信させ、サーバ装置101から送信されたFIN+ACKパケットをネットワーク通信部16に受信させ、ACKパケットをサーバ装置101に対してネットワーク通信部16に送信させる。これにより、複合機50とサーバ装置101との間の論理的な通信路が切断される。
但し、ステップS18、S22の処理はこれに限定されない。例えば、サーバ装置101に画像データを記憶させる権限があることの認証を受けるためのアカウント情報を用いて、サーバ装置101にログイン(S18)し、サーバ装置101からログアウト(S22)する処理であってもよい。さらに、ステップS18では、ログイン後にダミーデータをサーバ装置101に記憶させることによって、画像データを記憶可能な領域がサーバ装置101に確保されていることを確認する処理を含んでもよい。なお、アカウント情報は、データ記憶領域58Bに予め記憶されていてもよいし、送信処理を開始する際にユーザに入力させてもよい。また、ダミーデータのデータサイズは、ステップS15で受信し得る画像データより十分に大きいものとする。さらに、サーバ装置101は、ステップS19で受信した画像データで、当該ダミーデータを上書きしてもよい。
[実施形態2]
次に、図3を参照して、実施形態2に係る通信システム100の動作を説明する。なお、実施形態1との共通点には同一の参照符号を付して詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。実施形態2では、画像データ受信通知を複合機10に送信するタイミングが実施形態1と相違する。なお、図3において図示は省略するが、図2のステップS21、S25〜S26の処理は実施形態2にも同様に適用される。
すなわち、実施形態2に係る受信制御プログラム61は、画像データを全てデータ記憶領域58Bに記憶させ(S16)且つコネクションの確立に成功したことを条件として(S30:Yes)、画像データ受信処理を複合機10に対してFAX通信部55に送信させる(S17)。なお、受信制御プログラム61は、サーバ装置101からSYN+ACKパケットを受信したことを条件として、ACKパケットをサーバ装置101に送信すると共に、コネクションの確立に成功したと判断する(S30:Yes)。
実施形態1では、画像データ受信通知を複合機10に送信した後で(S17)、サーバ装置101への画像データのバックアップを断念する可能性がある。すなわち、複合機10のユーザはFAX送信が成功したと認識するにもかかわらず、複合機50のユーザはFAX受信した画像データによって示される画像を閲覧できない可能性がある。これに対して、実施形態2によれば、複合機50とサーバ装置101との間におけるコネクションの確立が成功した(S30:Yes)後で画像データ受信通知を複合機10に送信する(S17)。そのため、複合機10のユーザによるFAX送信の成否の認識と、複合機50のユーザによる画像の閲覧の成否とが矛盾する可能性が低下する。
なお、画像データ受信通知を複合機10に送信するタイミングは、上記の例に限定されない。受信制御プログラム61は、例えば、ステップS18においてサーバ装置101へのログインが成功したタイミングで画像データ受信通知を複合機10に送信してもよいし、サーバ装置101へのダミーデータの保存が成功したタイミングで画像データ受信通知を複合機10に送信してもよい。
[実施形態3]
次に、図4を参照して、実施形態3に係る通信システム100の動作を説明する。なお、実施形態1との共通点には同一の参照符号を付して詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。実施形態3では、データ記憶領域58Bから画像データを削除するタイミングが実施形態1と相違する。なお、図4において図示は省略するが、図2のステップS21、S25〜S26の処理は実施形態3にも同様に適用される。
実施形態3に係る受信制御プログラム61は、サーバ装置101への画像データのバックアップ(S18〜S22)が成功したことを条件として、サムネイル画像データを生成してデータ記憶領域58Bに記憶させ(S31)、ステップS16で記憶させた画像データをデータ記憶領域58Bから削除し(S32)、サムネイル表示指示が入力されるまで待機する。サムネイル画像データとは、画像データに含まれる画像の解像度を低下させたサムネイル画像を示すデータであって、当該画像が複数のページで構成される場合は先頭ページのみをサムネイル画像としてもよい。サムネイル表示指示は、サムネイル画像を表示部53に表示させるための指示である。ステップS31においてサムネイル画像を形成しデータ記憶領域58Bに記憶させる複合機50のCPU57は、サムネイル画像形成手段の一例である。
次に、受信制御プログラム61は、サムネイル表示指示を入力する操作が操作部54によって検知されたことを条件として(S33)、サムネイル画像データをデータ記憶領域58Bから取得し、当該サムネイル画像データによって示されるサムネイル画像を表示部53に表示させ(S34)、印刷指示が入力されるまで待機する。なお、データ記憶領域58Bに複数のサムネイル画像が記憶されている場合、受信制御プログラム61は、当該複数のサムネイル画像を表示部53に表示させる(S34)。印刷指示は、表示部53に表示された1以上のサムネイル画像のうちの1つを選択する操作によって複合機50に入力されるものであって、選択されたサムネイル画像に対応する画像のプリント処理をプリンタ部11に実行させるための指示である。
次に、受信制御プログラム61は、印刷指示を入力する操作が操作部54によって検知されたことを条件として(S35)、画像データ送信指示をサーバ装置101に対してネットワーク通信部56に送信させ(S36)、サーバ装置101から送信された画像データをネットワーク通信部56に受信させる(S37)。画像データ送信指示とは、印刷指示の入力の際に選択されたサムネイル画像に対応する画像データをサーバ装置101に送信させるための指示である。そして、受信制御プログラム61は、ステップS37において受信した画像データによって示される画像のプリント処理をプリンタ部11に実行させる(S38)。
実施形態3によれば、プリント処理を実行するタイミングで画像データをサーバ装置101から取得するので、複合機50には、サムネイル画像データのみを記憶しておけばよく、画像データそのものを記憶しておく必要はない。その結果、複合機50の記憶部58の容量を圧迫することがない。これは、連続して複数の画像データをFAX受信する場合に、特に有利な効果を奏する。
[実施形態4]
次に、図5を参照して、実施形態4に係る通信システム100の動作を説明する。図5では、複合機10が画像データをサーバ装置101にバックアップし、バックアップが成功したことを条件として、当該画像データを複合機50にFAX送信する処理を説明する。なお、実施形態1との共通点の詳しい説明を省略し、相違点を中心に説明する。
まず、複合機10の送信制御プログラム21は、FAX送信指示を入力する操作が操作部14によって検知されたことを条件として(S41)、スキャナ部12にスキャン処理を実行させ(S42)、スキャン処理によって生成された画像データをデータ記憶領域18Bに記憶させる(S43)。次に、送信制御プログラム21は、データ記憶領域18Bに記憶された画像データをサーバ装置101に対してネットワーク通信部16に送信させる第1送信処理を実行する(S44〜S46)。第1送信処理は実施形態1の送信処理と共通するので、再度の説明は省略する。第1送信処理を実行する複合機10のCPU17は、第1送信手段の一例である。
次に、送信制御プログラム21は、ステップS46で受信した画像データ受信通知に基づいて、第1送信処理(S44〜S46)が正常終了したか否かを判断する(S47)。画像データ受信通知にACKが付加されていた場合、すなわち第1送信処理が正常終了した場合(S47:Yes)、送信制御プログラム21は、複合機10とサーバ装置101との間のコネクションを切断すると共に(S48)、データ記憶領域18Bに記憶された画像データを複合機50にFAX送信する第2送信処理を実行する(S49〜S52)。第2送信処理は実施形態1のFAX送信処理と共通するので、再度の説明は省略する。第2送信処理を実行する複合機10のCPU17は、第2送信手段の一例である。
そして、送信制御プログラム21は、FAXプロトコルに従って送信された画像データを正常に受信できたことを示す画像データ受信通知を複合機10から受信したことを条件として(S52)、データ記憶領域18Bから画像データを削除すると共に(S53)、送信完了通知をサーバ装置101に対してネットワーク通信部16に送信させる(S54)。送信完了通知は、第2送信処理が正常終了したか否かを示す通知であって、実施形態4では正常終了したものとして以下の説明を行う。ステップS54を実行する複合機10のCPU17は、通知手段の一例である。
一方、画像データ受信通知にNACKが付加されていた場合、すなわち第1送信処理が異常終了した場合(S47:No)、送信制御プログラム21は、送信処理の失敗をユーザに報知する(S55)。ステップS55を実行する複合機10のCPU17は、報知手段の一例である。そして、送信制御プログラム21は、再送指示を入力する操作が操作部14によって検知されたことを条件として(S56)、第1送信処理(ステップS44〜S46)を再び実行する。
実施形態4によれば、サーバ装置101に画像データがバックアップされるまで、当該画像データがFAX送信されることがない。その結果、FAX送信された画像データとサーバ装置101に記憶された画像データとは、同一であることが保証される。また、バックアップの自動リトライを無限に行う必要がないので、複合機10のCPU17を占有し続けることを防止することができる。
[その他の変形例]
なお、実施形態1〜3ではFAX受信側の複合機50が画像データをサーバ装置101にバックアップし、実施形態4ではFAX送信側の複合機10が画像データをサーバ装置101にバックアップする例を説明したが、本発明の通信装置はこれに限定されない。すなわち、FAX受信側及びFAX送信側の両方の機能を備える複合機も本発明の通信装置の一例である。
また、各実施形態の複合機10において、記憶部18のプログラム記憶領域18Aに記憶された各種プログラムがCPU17によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。複合機50についても同様である。
また、本発明は、通信装置として実現できるだけでなく、通信装置に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。また、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよいし、当該プログラムを示す情報或いは信号が、インターネット等の通信ネットワークを介して配信されてもよい。
10,50・・・複合機
15,55・・・FAX通信部
16,56・・・ネットワーク通信部
18,58・・・記憶部
21・・・送信制御プログラム
61・・・受信制御プログラム
100・・・通信システム
101・・・サーバ装置

Claims (14)

  1. 記憶部と、
    通信部と、
    制御部と、を備えており、
    前記制御部は、
    FAXプロトコルに従って送信装置から送信されたデータを前記通信部に受信させる受信処理と、
    前記受信処理で受信した前記データを前記記憶部に記憶させる記憶制御処理と、
    前記受信処理を開始した後に、前記FAXプロトコルと異なる通信プロトコルに定められた手順で、サーバ装置との通信の準備をする通信準備処理と、
    前記受信処理で前記データの受信が完了し且つ前記通信準備処理で通信の準備が完了したことを条件として、前記データの受信完了を示す完了通知を前記送信装置に対して前記通信部に送信させる通知処理と、
    前記通信準備処理で通信の準備が完了した後に、前記受信処理で受信した前記データを前記サーバ装置に対して前記通信部に送信させる送信処理と、
    前記送信処理で前記データの送信が正常終了していないことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を規制し、前記送信処理で前記データの送信が正常終了したことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を許容する規制処理を実行し
    前記通信準備処理で通信の準備が完了しないことを条件として、前記通知処理及び前記送信処理を実行せずに、前記記憶制御処理で前記記憶部に記憶させた前記データを削除する削除処理を実行する通信装置。
  2. 前記制御部は、前記受信処理が終了する前に、前記通信準備処理を開始する請求項に記載の通信装置。
  3. 記憶部と、
    通信部と、
    制御部と、を備えており、
    前記制御部は、
    FAXプロトコルに従って送信装置から送信されたデータを前記通信部に受信させる受信処理と、
    前記受信処理で受信した前記データを前記記憶部に記憶させる記憶制御処理と、
    前記受信処理を開始した後に、前記FAXプロトコルと異なる通信プロトコルに定められた手順で、サーバ装置との通信の準備をする通信準備処理と、
    前記受信処理で前記データの受信が完了し且つ前記通信準備処理で通信の準備が完了したことを条件として、前記データの受信完了を示す完了通知を前記送信装置に対して前記通信部に送信させる通知処理と、
    前記通信準備処理で通信の準備が完了した後に、前記受信処理で受信した前記データを前記サーバ装置に対して前記通信部に送信させる送信処理と、
    前記データを出力する出力処理と、
    前記送信処理で前記データの送信が正常終了していない或いは前記出力処理が終了していないことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を規制し、前記送信処理で前記データの送信が正常終了し且つ前記出力処理で前記データを出力したことを条件として、前記記憶部からの前記データの削除を許容する規制処理を実行し
    前記通信準備処理で通信の準備が完了しないことを条件として、前記通知処理、前記送信処理、及び前記出力処理を実行せずに、前記記憶制御処理で前記記憶部に記憶させた前記データを削除する削除処理を実行する通信装置。
  4. 前記制御部は、前記規制処理において、さらに、前記送信処理で前記データの送信が正常終了していないことを条件として前記出力処理の実行を規制し、前記送信処理で前記データの送信が正常終了したことを条件として前記出力処理の実行を許容する請求項に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、
    前記記憶制御処理において、前記送信処理で前記データの送信が正常終了したことを条件として、前記削除処理を実行し
    記データを前記サーバ装置から取得して出力する出力処理をさらに実行する請求項1又は2に記載の通信装置。
  6. 前記制御部は、
    記データに含まれる画像の解像度を低下させたサムネイル画像を形成し、当該サムネイル画像を含むサムネイル画像データを前記記憶部に記憶させるサムネイル画像形成処理をさらに実行し
    前記記憶制御処理において、前記送信処理で前記データの送信が正常終了し且つサムネイル画像形成処理で前記サムネイル画像データが前記記憶部に記憶されたことを条件として、前記削除処理を実行する請求項に記載の通信装置。
  7. 前記通信準備処理は、前記サーバ装置との間に論理的な通信路を確立する処理であり、
    前記制御部は、
    前記受信処理で前記データの受信が完了し且つ前記通信準備処理で前記通信路を確立したことを条件として、前記通知処理を実行し、
    前記通信準備処理で前記通信路を確立できないことを条件として、前記通知処理及び前記送信処理を実行せずに、前記削除処理を実行する請求項1から6のいずれかに記載の通信装置。
  8. 前記通信準備処理は、前記データを記憶させる権限があることの認証を受けるためのアカウント情報を用いて、前記サーバ装置にログインする処理であり、
    前記制御部は、
    前記受信処理で前記データの受信が完了し且つ前記通信準備処理でログインしたことを条件として、前記通知処理を実行し、
    前記通信準備処理でログインできなかったことを条件として、前記通知処理及び前記送信処理を実行せずに、前記削除処理を実行する請求項1から6のいずれかに記載の通信装置。
  9. 前記通信準備処理は、前記データを記憶可能な領域が前記サーバ装置に確保されていることを確認するために、前記サーバ装置にダミーデータを記憶させる処理であり、
    前記制御部は、
    前記受信処理で前記データの受信が完了し且つ前記通信準備処理で前記サーバ装置に前記ダミーデータを記憶させたことを条件として、前記通知処理を実行し、
    前記通信準備処理で前記サーバ装置に前記ダミーデータを記憶させられなかったことを条件として、前記通知処理及び前記送信処理を実行せずに、前記削除処理を実行する請求項1から6のいずれかに記載の通信装置。
  10. 前記制御部は、前記送信処理で前記データの送信が異常終了したことを条件として、前記送信処理の異常終了をユーザに報知する報知処理をさらに実行する請求項1からのいずれかに記載の通信装置。
  11. 記憶部と、
    通信部と、
    操作部と、
    制御部と、を備えており、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶されたデータをサーバ装置に対してFAXプロトコルと異なる通信プロトコルに従って前記通信部に送信させる第1送信処理と、
    前記第1送信処理が異常終了したことを条件として、前記第1送信処理の異常終了をユーザに報知する報知処理と、
    前記報知処理を実行した後に、前記第1送信処理の再実行を指示する再送指示操作を前記操作部を通じて受け付ける受付処理と、
    前記受付処理で再送指示操作を受け付けたことを条件として、前記第1送信処理とを実行させ、
    前記第1送信処理が正常終了したことを条件として、前記記憶部に記憶された前記データを受信装置に対して前記FAXプロトコルに従って前記通信部に送信させる第2送信処理を実行する第2送信処理と、
    前第2送信処理が正常終了していないことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を規制し、前記第2送信処理が正常終了したことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を許容する規制処理と、を実行する通信装置。
  12. 前記制御部は、前記第2送信処理が正常終了したことを条件として、前記第2送信処理の正常終了を示す完了通知を前記サーバ装置に対して前記通信部に送信させる通知処理をさらに実行する請求項11に記載の通信装置。
  13. 記憶部及び通信部を備えるコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    FAXプロトコルに従って送信装置から送信されたデータを前記通信部に受信させる受信ステップと、
    前記受信ステップで受信した前記データを前記記憶部に記憶させる記憶制御ステップと、
    前記受信ステップを開始した後に、前記FAXプロトコルと異なる通信プロトコルに定められた手順で、サーバ装置との通信の準備をする通信準備ステップと、
    前記受信ステップで前記データの受信が完了し且つ前記通信準備ステップで通信の準備が完了したことを条件として、前記データの受信完了を示す完了通知を前記送信装置に対して前記通信部に送信させる通知ステップと、
    前記通信準備ステップで通信の準備が完了した後に、前記受信ステップで受信した前記データを前記サーバ装置に対して前記通信部に送信させる送信ステップと、
    前記送信ステップで前記データの送信が正常終了していないことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を規制し、前記送信ステップで前記データの送信が正常終了したことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を許容する規制ステップと、を前記コンピュータに実行させ、
    前記通信準備ステップで通信の準備が完了しないことを条件として、前記通知ステップ及び前記送信ステップを実行せずに、前記記憶制御ステップで前記記憶部に記憶させた前記データを削除する削除ステップを前記コンピュータに実行させるプログラム。
  14. 記憶部通信部、及び操作部を備えるコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記記憶部に記憶されたデータをサーバ装置に対してFAXプロトコルと異なる通信プロトコルに従って前記通信部に送信させる第1送信ステップと、
    前記第1送信ステップが異常終了したことを条件として、前記第1送信ステップの異常終了をユーザに報知する報知ステップと、
    前記報知ステップを実行した後に、前記第1送信ステップの再実行を指示する再送指示操作を前記操作部を通じて受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップで再送指示操作を受け付けたことを条件として、前記第1送信ステップと、を前記コンピュータに実行させ、
    前記第1送信ステップが正常終了したことを条件として、前記記憶部に記憶された前記データを受信装置に対して前記FAXプロトコルに従って前記通信部に送信させる第2送信ステップと、
    前第2送信ステップが正常終了していないことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を規制し、前記第2送信ステップが正常終了したことを条件として前記記憶部からの前記データの削除を許容する規制ステップと、を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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