JP2002217480A - 半導体レーザ装置の実装方法 - Google Patents

半導体レーザ装置の実装方法

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JP2002217480A
JP2002217480A JP2001008483A JP2001008483A JP2002217480A JP 2002217480 A JP2002217480 A JP 2002217480A JP 2001008483 A JP2001008483 A JP 2001008483A JP 2001008483 A JP2001008483 A JP 2001008483A JP 2002217480 A JP2002217480 A JP 2002217480A
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submount
heating
laser device
mounting
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JP2001008483A
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Tokuichi Mochida
篤一 持田
Hiroto Inoue
裕人 井ノ上
Katsu Nakao
克 中尾
Yukihiro Iwata
進裕 岩田
Akira Takamori
晃 高森
Hideto Adachi
秀人 足立
Masatoshi Tamura
雅敏 田村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザ素子の温度上昇及び残留応力に
よるレーザ特性の劣化、或いは半導体レーザ素子の破損
を抑制する半導体レーザ装置の実装方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 本発明の実装方法は、半導体レーザ素子
をサブマウントに加熱圧接した後、接合部材の溶融温度
以上まで再度加熱するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体レーザ素
子を実装してなる半導体レーザ装置及びその実装方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザ素子を光通信、光ディス
ク、レーザ、ビームプリンタ等のシステムに使用する
際、その用途に適合したパッケージ化が行われる。そし
て、このパッケージ化においては、半導体レーザ素子を
パッケージ内の所定部品、例えば金属ブロックや円形ス
テム等に直接接続する直接接続法があるが、この方法は
作成される構造が簡単である反面、半導体レーザ素子の
放熱特性が悪いために温度が上昇し、半導体レーザ素子
の寿命が低下してしまう。そのため、近年の高出力化さ
れた半導体レーザ素子では直接接続法の使用が困難にな
ってきている。
【0003】一方、このような難点を解消するために、
熱伝導性、加工性に優れたSiやSiCからなるサブマ
ウントに半導体レーザ素子を実装し、この半導体レーザ
装置をパッケージに接続する方法があり、近年では、優
れた放熱特性の得られるサブマウントを用いた接続方法
が主流となっている。
【0004】以下に従来の半導体レーザ装置の実装方法
について説明する。
【0005】図1は半導体レーザ装置の実装工程を示
し、1は半導体レーザ素子、2はサブマウント、3は接
合部材、4はコレット、5はテーブルである。先ず、図
1(a)に示すように、加熱用のテーブル5上にサブマ
ウント2を設置し、サブマウント2上の接合部材3が溶
融する温度以上になるまでサブマウント2を過熱する。
その間に、コレット4は真空吸着等にて半導体レーザ素
子1を保持し、サブマウント2の搭載位置上へ移動す
る。
【0006】次に、同図(b)に示すように、接合部材
3が溶融した後に、半導体レーザ素子1を保持したコレ
ット4を降下させ、半導体レーザ素子1をサブマウント
2の接合部材3上に搭載した状態のまま、冷却する。そ
の際、接合部材3を介した半導体レーザ素子1とサブマ
ウント2との接合面積を十分に確保し、且つ接合部材3
の厚さを極力薄くして伝熱特性を良くするために、コレ
ット4にて圧接している。次に、同図(c)に示すよう
に、接合部材3が完全に凝固した後に、コレット4は真
空吸着等による半導体レーザ素子1の保持を開放してコ
レット4を上昇させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記サブマウントを用
いた接続方法により、半導体レーザ素子の高出力化が可
能となったが、更なる高出力化に伴い、サブマウントの
大型化と、接合部材3を介した半導体レーザ素子1とサ
ブマウント2との接合面積の大型化が行われていった。
【0008】しかしながら、半導体レーザ素子の高出力
化に伴うサブマウント2の大型化、及び接合面積の大型
化により以下のような問題が生じてきた。
【0009】物体は温度によってその体積が変化し、そ
の変化率(熱膨張係数)は物質により異なる。そのた
め、異なる物質を加熱して接合する場合、接合部が完全
に凝固してから常温に戻るまでに温度差があるので、熱
膨張係数の差によるせん断力が接合部分に発生し、この
せん断力により物体には残留応力が生じる。また、この
残留応力は物体の寸法、形状によって変化し、以下に説
明する理由により半導体レーザ素子1に生じる残留応力
は、サブマウント2が大型化することにより増大する。
【0010】図2はサブマウント2の寸法の違いにより
残留応力に差異が生じる概念図であり、同図(a−1)
及び(a−2)はサブマウント2が小さい場合の概観図
及び応力発生概念図、同図(b−1)及び(b−2)は
サブマウント2が大きい場合の概観図及び応力発生概念
図である。半導体レーザ素子1の熱膨張係数の方が大き
い場合、相対的に半導体レーザ素子1には接合面積を小
さくする方向に力が働き、サブマウント2には接合面積
を保持しようとする方向に力が働く。
【0011】図2(a−2)のサブマウント2が小さい
場合、接合面積を保持しようとする力は接合面下のサブ
マウント2が圧縮された時に生じるせん断力である。そ
れに対し図2(b−2)のサブマウント2が大きい場合
では、接合面積を保持しようとする力は接合面下のサブ
マウント2が圧縮された時に生じるせん断力と、このせ
ん断力が生じるサブマウント2の周囲のサブマウント2
が引張られた時に生じるせん断力である。半導体レーザ
素子1が同じ大きさの場合、サブマウント2が圧縮され
た時に生じるせん断力は同じなので、サブマウント2が
大きい場合の方が引張りにより生じるせん断力の分だけ
接合面積を保持しようとする力が強くなり、このせん断
力はサブマウント2が大きいほど強い。このため、サブ
マウント2が大きいほど半導体レーザ素子1に与えるせ
ん断力が強くなる。したがって、半導体レーザ素子1に
生じる残留応力は、サブマウント2が大型化することに
より増大する。また、半導体レーザ素子1の熱膨張係数
の方が小さい場合も同様である。
【0012】また、伝熱特性を良くするために接合部材
3を介した半導体レーザ素子1とサブマウント2との接
合面積を広くとると、以下に説明する理由により半導体
レーザ素子1の残留応力は増大する。異なる物質が接合
した状態で冷却されると、接合面での収縮は中心部を基
準に起こる。そのため、中心部から離れた所ほど異なる
物質間の収縮量の差は大きくなり、その結果、せん断力
も大きくなる。接合面積が広くなると、中心部から離れ
た場所が接合されることになるので、面積比以上にせん
断力が大きくなる。そのため、このせん断力により物体
に生じる残留応力は増大する。
【0013】さらに、接合部材3を介した半導体レーザ
素子1とサブマウント2との接合面積を十分に確保し、
且つ接合部材3の厚さを極力薄くして伝熱特性を良くす
るために、コレット4にて圧接しているが、圧接により
半導体レーザ素子1及びサブマウント2は応力が発生し
た状態で接合されるため、コレット4の圧接を開放した
後にも半導体レーザ素子1には圧接による応力が残る。
この時、接触面積が大きくなると、接合部材3の流動抵
抗が大きくなるので、圧接に要する力も増大する。この
ため、圧接により半導体レーザ素子1に残る応力は接触
面積の大型化に伴い増大する。
【0014】また、半導体レーザ素子1は放熱特性を良
くするために発光領域の近傍にサブマウント2が接合さ
れている。そのため、発光領域は半導体レーザ素子1の
中でも残留応力が高い領域に存在する。
【0015】一般に、半導体レーザ素子1は発光領域に
100MPa以上の応力が加わった状態で電流注入する
と、結晶転位が起こり、レーザ特性の劣化、或いは半導
体レーザ素子1が破損してしまう。この現象は、発光領
域の一部でも100MPa以上の応力が加わると起こ
る。また、近年の半導体レーザ素子1の高出力化によ
り、発光領域における残留応力は増大している。このた
め、電流注入時のレーザ特性の劣化、或いは半導体レー
ザ素子1の破損が起こるようになってきた。
【0016】しかしながら、半導体レーザ素子1の残留
応力は上記説明のように、複数の異なる要因により局所
的に残留応力が生じており、その応力の分布は半導体レ
ーザ素子1、サブマウント2、コレット4の寸法及び形
状、コレット4の圧接力等により変化するため、半導体
レーザ素子1の巨視的な変形(反り)と残留応力との間
に相関は無く、要因の特定が困難であった。
【0017】本発明は上記のような課題を解決するため
のものであり、半導体レーザ素子の温度上昇による寿命
低下を抑制しつつ、残留応力によるレーザ特性の劣化、
或いは半導体レーザ素子の破損を抑制する半導体レーザ
装置の実装方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の実装方法は、発光部を備えた半導体レーザ素
子をコレットにて保持し、接合部材を用いてサブマウン
トに半導体レーザ素子を加熱接合する半導体レーザ装置
の実装方法であって、加熱用のテーブル上にサブマウン
トを設置し、接合部材の融点以上まで加熱用テーブルに
てサブマウントを加熱し、コレットにより保持されてい
る半導体レーザ素子をサブマウントの搭載位置へ移動し
てコレットにより半導体レーザ素子をサブマウントに圧
接し、接合部材が完全に凝固してから半導体レーザ素子
をコレットから開放した後、テーブルにてサブマウント
を接合部材の溶融温度以上まで再度加熱することを特徴
とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、加熱用の
テーブル上にサブマウントを設置し、接合部材の融点以
上まで加熱用テーブルにてサブマウントを加熱し、コレ
ットにより保持されている半導体レーザ素子をサブマウ
ントの搭載位置へ移動してコレットにより半導体レーザ
素子をサブマウントに圧接し、接合部材が完全に凝固し
てから半導体レーザ素子をコレットから開放した後、加
熱用テーブルにてサブマウントを接合部材の溶融温度以
上まで再度加熱することにより、接合部材を介した半導
体レーザ素子とサブマウントとの接合面積を十分に確保
し、且つ接合部材の厚さを極力薄くして伝熱特性を良く
しながら、半導体レーザ素子の残留応力を減少させるこ
とができるので、レーザ特性の劣化、或いは半導体レー
ザ素子の破損を抑制し得るものである。
【0020】本発明の第2の発明は、第1の発明におけ
る一連の実装方法において、2回目の加熱を複数個同時
に行うことにより、実装時間を短縮させることができる
ので、生産性を向上させ、且つ、コストを低減し得るも
のである。
【0021】本発明の第3の発明は、第1の発明におけ
る一連の実装方法において、1回目の加熱と2回目の加
熱を異なる加熱方法にて行うことにより、それぞれの加
熱条件に合った加熱方法で過熱がおこなえるので、生産
性を向上させ、且つ、コストを低減し得るものである。
【0022】本発明の第4の発明は、第2又は3の発明
における一連の実装方法において、サブマウントを熱風
にて加熱することにより、本来加熱の必要な接合部材近
傍を集中して加熱、或いは加熱装置を複雑化することな
く複数個のサブマウントを同時に加熱し得るものであ
る。
【0023】本発明の第5の発明は、第2又は3の発明
における一連の実装方法において、サブマウントを通電
にて直接加熱することにより、実装装置内での発生熱量
を減少し、実装装置の温度上昇による破損を抑制し得る
ものである。
【0024】本発明の第6の発明は、第2又は3の発明
における一連の実装方法において、サブマウントを高周
波にて加熱することにより、加熱装置を複雑化すること
なく複数個のサブマウントを同時に加熱し得るものであ
る。
【0025】
【実施例】以下、図1、図3及び図4を参照して本発明
の実施例を説明する。
【0026】(実施例1)図1は半導体レーザ装置の実
装工程を示した側面図である。半導体レーザ装置は、発
光部を備えた半導体レーザ素子1と、半導体レーザ素子
1を搭載するサブマウント2と、半導体レーザ素子1と
サブマウント2を接合する接合部材3によって構成され
ている。従来の実装方法は図1(a)に示すように、先
ず、加熱用のテーブル5上にサブマウント2を設置し、
サブマウント2上の接合部材3が溶融する温度以上にな
るまでサブマウント2を過熱する。その間に、コレット
4は真空吸着等にて半導体レーザ素子1を保持し、サブ
マウント2の搭載位置上へ移動する。次に、同図(b)
に示すように、接合部材3が溶融した後に、半導体レー
ザ素子1を保持したコレット4を降下させ、半導体レー
ザ素子1をサブマウント2の接合部材3上に搭載した状
態のまま、冷却する。その際、接合部材3を介した半導
体レーザ素子1とサブマウント2との接合面積を十分に
確保し、且つ接合部材3の厚さを極力薄くして伝熱特性
を良くするために、コレット4にて圧接している。次
に、同図(c)に示すように、接合部材3が完全に凝固
した後に、コレット4は真空吸着による半導体レーザ素
子1の保持を開放してコレット4を上昇させるという工
程を経ていた。これに対し本実施例では、従来例の工程
の後に半導体レーザ素子1が実装されたサブマウント2
を接合部材3の溶融温度以上まで再度加熱している。
【0027】次に、本実施例の実装方法の効果について
説明する。従来の実装方法では、半導体レーザ素子1と
サブマウント2は加熱接合しているため、接合部材3が
完全に凝固してから常温に戻るまでの温度差で、熱膨張
係数の差により残留応力が接合部分に発生する。また、
接合部材3を介した半導体レーザ素子1とサブマウント
2との接合面積を十分に確保し、且つ接合部材3の厚さ
を極力薄くして伝熱特性を良くするために、コレット4
にて圧接している。
【0028】そのため、圧接により半導体レーザ素子1
及びサブマウント2は応力が発生した状態で接合される
ので、コレット4の圧接を開放した後にも半導体レーザ
素子1には圧接による応力が残る。これら残留応力は、
半導体レーザ素子1の高出力化に伴うサブマウント2の
大型化、及び接触面積の大型化により増大している。ま
た、半導体レーザ素子1は放熱特性を良くするために発
光領域の近傍にサブマウント2が接合されており、半導
体レーザ素子1内に発生する残留応力もサブマウント2
との接合面付近に集中している。そのため、発光領域は
残留応力が高くなっている。
【0029】一般に、半導体レーザ素子1は発光領域に
100MPa以上の応力が加わった状態で電流注入する
と、結晶転位が起こり、レーザ特性の劣化、或いは半導
体レーザ素子1が破損してしまう。従来までの半導体レ
ーザ素子1では残留応力が小さかったため、結晶転位に
よる半導体レーザ素子1の破壊は起きなかったが、近年
の高出力化に伴う残留応力の増加により、結晶転位によ
る半導体レーザ素子1の破壊が起こるようになってき
た。
【0030】これに対し本実施例では、半導体レーザ素
子1の残留応力を減少させるために従来例の工程の後
に、半導体レーザ素子1が実装されたサブマウント2を
接合部材3の溶融温度以上まで再度加熱している。接合
部材3を再度溶融することにより、残留応力の原因とな
っている、半導体レーザ素子1及びサブマウント2の応
力が内在した状態での接合が開放され、半導体レーザ素
子1及びサブマウント2からは残留応力が除去される。
【0031】その後、再度冷却し接合部材3を凝固する
と、半導体レーザ素子1及びサブマウント2はコレット
4の圧接による残留応力は除去された状態で接合され
る。また、1回目の加熱でコレット4にて圧接すること
により、接合部材3を介した半導体レーザ素子1とサブ
マウント2との接合面積を十分に確保し、且つ接合部材
3の厚さを極力薄くしているので、2回目の加熱ではコ
レット4で圧接する必要はない。以上のように本実施例
では、要求される放熱特性を与えながら、半導体レーザ
素子1の残留応力を減少させることができるので、レー
ザ特性の劣化、或いは半導体レーザ素子の破損を抑制す
ることが出来る。
【0032】なお、上記実施例においてサブマウント2
は加熱用テーブル5にて加熱されているが、熱風加熱、
通電加熱、高周波加熱であっても同様の効果を得ること
が出来る。
【0033】(実施例2)図3は本発明の第2の実施例
を示すものであり、同図(a)は1回目の加熱を、同図
(b)は2回目の加熱を示す側面図である。半導体レー
ザ装置の構成、上記従来の実装方法、本実施例の実装工
程については実施例1の場合と同様である。本実施例が
実施例1の場合と異なるのは、実施例1では1回目の加
熱と2回目の加熱を同一の加熱装置にて行っているが、
本実施例では1回目の加熱と2回目の加熱を異なる加熱
装置にて行い、且つ2回目の加熱は複数個同時に行って
いる。
【0034】次に本実施例の実装方法の効果について、
図4の実施例1と実施例2との実装時間の比較図を用い
て説明する。上記従来の実装方法での問題点、半導体レ
ーザ素子1が実装されたサブマウント2を接合部材3の
溶融温度以上まで再度加熱する効果については実施例1
の場合と同様である。
【0035】実施例1では1回目の加熱と2回目の加熱
を同一の加熱装置にて行っているため、実装装置は小型
化できるが、2回の加熱時間分だけ実装時間が掛かって
しまう。また、2回目の加熱にはコレット4は使用しな
いため、生産効率は低下している。
【0036】これに対し本実施例では、1回目の加熱と
2回目の加熱を異なる加熱装置にて行うため、実装装置
は大型化してしまうが、コレット4を常に稼動させる事
ができるため、生産効率の低下を防ぐことが出来る。そ
の結果、図4に示すように実装時間は本実施例の方が短
縮され、この短縮時間は、半導体レーザ素子の生産数に
比例して大きくなる。
【0037】また、2回目の加熱ではコレット4等は用
いず、半導体レーザ装置を加熱するだけなので、複数個
同時に加熱した方が加熱熱量を押えられ、コストの低減
及び実装装置の温度上昇による破損を抑制することが出
来る。
【0038】なお、上記実施例では1回目の加熱と2回
目の加熱と同一の加熱方法にて行っているが、異なる加
熱方法にて実施しても同様の効果を得ることが出来る。
また、下記理由により、1回目の加熱は加熱テーブル等
の接触型加熱で、2回目の加熱は熱風加熱等の非接触型
加熱で行うのが効果的である。1回目の加熱では、コレ
ット4を同時に使用するので密閉空間で加熱することが
出来ない。
【0039】そのため、接触型の加熱方式の方が効率よ
く加熱することが出来る。2回目の加熱では、密閉空間
での加熱が可能であるので、接触型、非接触型での効率
に大差はないが、図2(b)に示すように多層配置にて
加熱する場合、接触型では装置が複雑化するが、非接触
型では単層配置の装置と同様の装置構成で行えるので、
装置が複雑化しない。
【0040】また、上記実施例において示した各部の具
体的な形状及び構造は、本発明を実施するに当たっての
具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【0041】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0042】加熱用のテーブル上にサブマウントを設置
し、接合部材の融点以上まで加熱用テーブルにてサブマ
ウントを加熱し、コレットにより保持されている半導体
レーザ素子をサブマウントの搭載位置へ移動してコレッ
トにより半導体レーザ素子をサブマウントに圧接し、接
合部材が完全に凝固してから半導体レーザ素子をコレッ
トから開放した後、加熱用テーブルにてサブマウントを
接合部材の溶融温度以上まで再度加熱することにより、
接合部材を介した半導体レーザ素子とサブマウントとの
接合面積を十分に確保し、且つ接合部材の厚さを極力薄
くして伝熱特性を良くしながら、半導体レーザ素子の残
留応力を減少させることができるので、レーザ特性の劣
化、或いは半導体レーザ素子の破損を抑制し得るもので
ある。
【0043】また、上記一連の実装方法において、2回
目の加熱を複数個同時に行うことにより、実装時間を短
縮させることができるので、生産性を向上させ、且つ、
コストを低減し得るものである。
【0044】また、上記一連の実装方法において、1回
目の加熱と2回目の加熱を異なる加熱方法にて行うこと
により、それぞれの加熱条件に合った加熱方法で過熱が
おこなえるので、生産性を向上させ、且つ、コストを低
減し得るものである。
【0045】また、上記一連の実装方法において、サブ
マウントを熱風にて加熱することにより、本来加熱の必
要な接合部材近傍を集中して加熱、或いは加熱装置を複
雑化することなく複数個のサブマウントを同時に加熱し
得るものである。
【0046】また、上記一連の実装方法において、サブ
マウントを通電にて直接加熱することにより、実装装置
内での発生熱量を減少し、実装装置の温度上昇による破
損を抑制し得るものである。
【0047】また、上記一連の実装方法において、サブ
マウントを高周波にて加熱することにより、加熱装置を
複雑化することなく複数個のサブマウントを同時に加熱
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体レーザ装置の実装工程を示す側面図
【図2】サブマウント寸法の違いにより残留応力に差異
が生じる概念図
【図3】本発明の第2の実施例における半導体レーザ装
置の実装方法を示す側面図
【図4】本発明の第1と第2の実施例の実装時間を比較
する時間分布図
【符号の説明】
1 半導体レーザ素子 2 サブマウント 3 接合部材 4 コレット 5 テーブル
フロントページの続き (72)発明者 中尾 克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岩田 進裕 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高森 晃 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 足立 秀人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田村 雅敏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D119 AA33 AA38 BA01 FA05 FA34 NA04 5F047 AA19 CA08 FA08 FA51 FA58 5F073 BA01 BA06 BA07 EA28 FA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部を備えた半導体レーザ素子をコレ
    ットにて保持し、接合部材を用いてサブマウントに前記
    半導体レーザ素子を加熱接合する半導体レーザ装置の実
    装方法であって、加熱用のテーブル上に前記サブマウン
    トを設置し、前記接合部材の融点以上まで前記テーブル
    にて前記サブマウントを加熱し、前記コレットにより保
    持されている前記半導体レーザ素子を前記サブマウント
    の搭載位置へ移動して前記コレットにより前記半導体レ
    ーザ素子を前記サブマウントに圧接し、前記接合部材が
    完全に凝固してから前記半導体レーザ素子を前記コレッ
    トから開放した後、前記テーブルにて前記サブマウント
    を前記接合部材の溶融温度以上まで再度加熱することを
    特徴とする半導体レーザ装置の実装方法。
  2. 【請求項2】 前記実装方法において、前記2回目の加
    熱を複数個同時に行うことを特徴とする請求項1記載の
    半導体レーザ装置の実装方法。
  3. 【請求項3】 前記実装方法において、前記1回目の加
    熱と前記2回目の加熱を異なる加熱方法にて行うことを
    特徴とする請求1記載の半導体レーザ装置の実装方法。
  4. 【請求項4】 前記実装方法において、前記サブマウン
    トを熱風にて加熱することを特徴とする請求項2又は3
    記載の半導体レーザ装置の実装方法。
  5. 【請求項5】 前記実装方法において、前記サブマウン
    トを通電にて直接加熱することを特徴とする請求項2又
    は3記載の半導体レーザ装置の実装方法。
  6. 【請求項6】 前記実装方法において、前記サブマウン
    トを高周波にて加熱することを特徴とする請求項2又は
    3記載の半導体レーザ装置の実装方法。
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