JP2002217284A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易でかつ絶縁性に優れ、平坦な上面
(表面)を持つパッシベーション構造を備えた配線構造
を、低コストかつ短リードタイムで形成する。 【解決手段】 本発明では、所望の素子領域の形成され
た基板表面に形成された配線層と、前記配線層表面を覆
う層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜表面全体を覆うように
形成された窒化シリコン膜と、前記窒化シリコン膜の上
層に形成された最上層メタルとしての金層からなるメタ
ル配線層と、前記メタル配線層上に形成された平坦化絶
縁膜とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、特に、最上層配線およびパッシベ
ーション構造に関する。
【0002】
【従来の技術】VLSI(超大規模集積回路)等の半導
体装置を製造する際に、配線間絶縁膜の上面を平坦化す
る種々の技術が提案されている。図6に、従来の配線間
絶縁膜平坦化技術を用いて製造した半導体装置を示す。
【0003】従来の製造方法によれば、図1に示すよう
に、まず、半導体基板1上にフィールド酸化膜2を形成
したものを用意し、フィールド酸化膜2や半導体基板1
の上に、ポリシリコンゲート5を備えたMOSFET
(金属酸化物シリコン電界効果型トランジスタ)を形成
する。
【0004】つぎに、これらを覆うように、層間絶縁膜
(ILD:Inter Layer Dielectric)3を形成する。層
間絶縁膜3は、たとえばPSG(リンをドーピングした
シリコン酸化膜)やBPSG(ボロンおよびリンをドー
ピングしたシリコン酸化膜)により構成される。つぎ
に、層間絶縁膜3の上にアルミ配線4を形成する。
【0005】この上にCVD法(気相成長法)等により
USG(非ドープケイ酸ガラス)を堆積させることによ
りUSG層6を形成する。
【0006】つぎに、最上層メタル配線としてのアルミ
ニウム配線7sを形成した後、パッシベーション膜とP
SG(リンをドーピングしたシリコン酸化膜)やBPS
G(ボロンおよびリンをドーピングしたシリコン酸化
膜)8を形成した後、SOG膜8sを形成し表面の平坦
化を行う。
【0007】このようにして、パッシベーション膜を形
成するとともに、表面の平坦化を行うが、下地のアルミ
ニウム配線を完全に保護するためには十分な膜厚のパッ
シベーション膜を形成する必要があり、成膜にも時間を
要するという問題があった。
【0008】また、最上層配線はボンディングを行う必
要があり、ボンディング耐性に優れた電極パッドを形成
する必要がある。したがって、ボンディングパッド部分
のみ別に形成するかあるいは、同一工程で形成する場合
には、膜厚を十分に厚くする必要がある。したがって表
面の凹凸を大きくすることになり、上層に形成するパッ
シベーション膜の平坦化処理が難しいという問題もあ
る。
【0009】また、SOG工程においては、多くの工
程、作業を要する。たとえば、SOG層を塗布した後、
エッチバックにより不要部分を除去するまでに、塗布し
たSOG層の膜厚の測定作業、および、塗布したSOG
層のアニール工程が必要であり、SOG層のエッチバッ
ク工程においては、残膜測定作業が必要である。また、
エッチバック工程後には、エッチバック工程において生
じたパーティクル(ごみ)を除去するために、O2プラ
ズマ処理工程、および、ブラシを用いたスクラバー工程
等が必要となる。さらに、SOG工程には、絶縁材料と
してケイ素化合物(一般にRnSi(OH)4-n)が用い
られるが、これらは、比較的高価であるという問題もあ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の配
線構造では、製造作業性が悪く、かつ信頼性を維持する
のが困難であるという問題があった。
【0011】この発明は、このような問題点を解決し、
製造が容易でかつ絶縁性に優れ、平坦な上面(表面)を
持つパッシベーション構造を備えた配線構造を、低コス
トかつ短リードタイムで形成する、半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。また、配線抵抗が小さ
くボンディング耐性が高い配線構造を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の第1で
は、所望の素子領域の形成された基板表面に形成された
配線層と、前記配線層表面を覆う層間絶縁膜と、前記層
間絶縁膜表面全体を覆うように形成された窒化シリコン
膜と、前記窒化シリコン膜の上層に形成された最上層メ
タルとしての金層からなるメタル配線層と、前記メタル
配線層上に形成された平坦化絶縁膜とを含むことを特徴
とする。
【0013】かかる構成によれば、最上層のメタル配線
層を金で構成しているため、低抵抗でかつ、配線層の膜
厚を薄くすることができるため、表面の平坦化が容易と
なる。
【0014】また、最上層のメタル配線層を金で構成し
ているため、アルミ配線のような従来の配線に比べて、
耐湿性が高く、パッシベーション構造の簡略化が可能と
なる。また、下地の層間絶縁膜の表面を窒化シリコン膜
で保護しており、この窒化シリコン膜にスルーホールが
形成されている領域では、表面が最上層メタル配線層と
しての金層で覆われているため、下層配線領域および半
導体素子領域の保護は完全となっている。
【0015】またUSG膜などの層間絶縁膜を窒化シリ
コン膜で被覆しているため、膜厚に対して緻密でかつパ
ッシベーション効果が高いため、この上層に形成される
パッシベーション膜はパッシベーション効果の低いもの
でもよい。従ってポリイミド膜のみでよく容易にかつ短
時間で平坦化構造を得ることが可能となる。
【0016】また、前記平坦化絶縁膜はポリイミドから
なることを特徴とする。平坦化膜としてポリイミドを用
いているため、塗布工程により、極めて容易に膜厚の大
きい膜を形成することが可能となる。
【0017】また、最上層のメタル配線が金層で構成さ
れているため、直接ポリイミドを形成しても十分なパッ
シベーション効果を得ることができる。さらにまた、そ
のままこれをボンディングパッドとして用いることも可
能である。
【0018】さらに、前記窒化シリコン膜は高密度プラ
ズマCVD法で形成された窒化シリコン膜であることを特
徴とする。
【0019】かかる方法によれば、埋め込み性が良好な
高密度プラズマを利用した気相成長法を用いて層間絶縁
膜を形成することにより、緻密な膜を形成することがで
きる上、上面の平坦な層間絶縁膜を効率よく形成するこ
とができる。
【0020】また、前記メタル配線層は、一部領域でポ
リイミド樹脂層が除去せしめられ、前記領域でボンディ
ングワイヤが接続せしめられていることを特徴とする。
【0021】かかる構成によれば、周辺の必要な領域の
みでポリイミド膜を除去し、ボンディングを行うように
すれば、ショートの発生確率が大幅に低減し、歩留まり
の向上を図ることが可能となる。
【0022】また、ダイレクトボンディングを行うよう
な場合には、フォトリソグラフィ法を用いてポリイミド
膜にスルーホールを形成し、金の選択めっきを行うこと
により、バンプの形成も極めて容易となる。
【0023】また、製造コストの高いSOG工程を省略
するできるため、製造コストを下げることができる。ま
た、製造のためのリードタイムを短縮することができ
る。したがって、配線間絶縁膜の形成に要するコストを
低減するとともに製造リードタイムの短縮を図ることが
できる。
【0024】すなわち、絶縁性に優れた平坦な上面を持
つ層間絶縁膜を低コストかつ短リードタイムで形成する
ことが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
よる半導体装置を示す要部図である。また、図2〜図5
に示される図面は、各製造工程における半導体装置の断
面構成の一部を示したものである。
【0026】この半導体装置は、図1に示すように、フ
ィールド酸化膜12を形成してなるシリコン基板1の上
に、ポリシリコンゲート5を備えたMOSFET(金属
酸化物シリコン電界効果型トランジスタ)を形成する。
【0027】すなわちこの半導体装置は、所望の素子領
域を形成してなるシリコン基板11表面に形成されたア
ルミニウムからなる第1の配線層14と、前記第1の配
線層14表面を覆うUSG膜からなる層間絶縁膜16
と、前記層間絶縁膜16表面全体を覆うようにプラズマ
CVD法によって形成された窒化シリコン膜16sと、
前記窒化シリコン膜16sの上層に形成された最上層メ
タルとしての金層からなるメタル配線層19と、前記メ
タル配線層19上に形成されたポリイミド膜からなる平
坦化絶縁膜18とを含むことを特徴とする。なお、メタ
ル配線層19と第1の配線層14との間にはアルミニウ
ムのマイグレーションを防止するために薄いチタンTi
薄膜からなるバリア層19sが介在せしめられている。
【0028】なお、シリコン基板11上にはフィールド
酸化膜12が成されると共に、ポリシリコンゲート15
を備えたMOSFETが形成され、これらを覆うよう
に、層間絶縁膜13が形成されている。層間絶縁膜13
は、たとえばPSG(リンをドーピングしたシリコン酸
化膜)やBPSG(ボロンおよびリンをドーピングした
シリコン酸化膜)により構成される。
【0029】次にこの半導体装置の製造工程について説
明する。まず、図2に示すようにシリコン基板11表面
に素子分離膜12を形成し素子領域を形成するととも
に、この素子領域内にポリシリコン膜からなるゲート配
線15を備えたMOSFETを形成する。
【0030】そして図3に示すように、この上層にBP
SG膜からなる層間絶縁膜13を形成し、図示しないコ
ンタクトホールを介してこのゲート配線15と接続する第
1の配線層14を形成する。
【0031】この後図4に示すように、CVD法(気相
成長法)等によりUSG(非ドープケイ酸ガラス)を堆
積させることによりUSG層16を形成し、更にこの上
層にプラズマCVD法により窒化シリコン膜16sを形
成する。そして最上層のメタル配線を形成するためのコ
ンタクトホールHを形成する。
【0032】この後、図5に示すように、スパッタリン
グ法により、バリア層19sとしてチタン薄膜を形成し
た後、金層からなるメタル配線19を形成する。
【0033】この後、塗布法により膜厚2ミクロンのポ
リイミド膜からなるパッシベーション膜18を形成す
る。
【0034】このようにして図1に示したような半導体
装置が形成される。
【0035】かかる構成によれば、最上層のメタル配線
層を金層で構成しているため、ボンディング性に優れて
おり、また低抵抗で信頼性の高いものである。更にま
た、配線層の膜厚を薄くすることができるため、表面の
平坦化が容易となる。
【0036】また、最上層のメタル配線層を金で構成し
ているため、アルミ配線のような従来の配線に比べて、
耐湿性を高めることができ、パッシベーション構造の簡
略化が可能となる。また、下地の層間絶縁膜の表面をプ
ラズマCVD法で形成した窒化シリコン膜で保護してお
り、緻密であり、薄くてもパッシベーション効果に優れ
たものとなっている。
【0037】また、膜厚が薄くて済むため、上層の凹凸
が少なく、平坦化工程が容易となる。
【0038】さらに窒化シリコン膜にスルーホールが形
成されている領域では、表面が最上層メタル配線層とし
ての金層で覆われているため、下層配線領域および半導
体素子領域の保護効果は高く、信頼性の高いものとなっ
ている。
【0039】またUSG膜などの層間絶縁膜を窒化シリ
コン膜で被覆しているため、膜厚に対して緻密でかつパ
ッシベーション効果が高いものとなっている。また、こ
の上層に形成されるパッシベーション膜はパッシベーシ
ョン効果の低いものでもよい。従ってポリイミド膜のみ
でよく容易にかつ短時間で平坦化構造を得ることが可能
となる。
【0040】また、平坦化膜としてポリイミドを用いて
いるため、塗布工程により、極めて容易に膜厚の大きい
膜を形成することが可能となる。
【0041】また、最上層のメタル配線が金層で構成さ
れているため、直接ポリイミドを形成しても十分なパッ
シベーション効果を得ることができる。さらにまた、そ
のままこれをボンディングパッドとして用いることも可
能である。
【0042】さらに、前記窒化シリコン膜として、埋め
込み性が良好な高密度プラズマを利用した気相成長法を
用いて層間絶縁膜を形成することにより、緻密な膜を形
成することができる。また、上面の平坦な層間絶縁膜を
効率よく形成することができる。
【0043】また、周辺の必要な領域のみでポリイミド
膜を除去し、ボンディングを行うようにすれば、ショー
トの発生確率が大幅に低減し、歩留まりの向上を図るこ
とが可能となる。
【0044】さらにまた、ダイレクトボンディングを行
うような場合には、フォトリソグラフィ法を用いてポリ
イミド膜にスルーホールを形成し、金の選択めっきを行
うことにより、バンプの形成も極めて容易となる。また
バンプの周囲はポリイミド膜であるため、弾力性に富
み、ボンディングが容易である。
【0045】また、製造コストの高いSOG工程を省略
することができるため、製造コストを下げることができ
る。また、製造のためのリードタイムを短縮することが
でき、配線間絶縁膜の形成に要するコストを低減する。
さらにまた製造リードタイムの短縮を図ることができ
る。
【0046】すなわち、絶縁性に優れた平坦な上面を持
つ層間絶縁膜を低コストかつ短リードタイムで形成する
ことが可能となる。
【0047】なお、層間絶縁膜としては、BPSGの
他、たとえばPSG(リンをドーピングしたシリコン酸
化膜)やUSG膜も適用可能である。
【0048】また、堆積したUSG層の上に、SOG
(Spin On Glass)法を用いて、厚肉を形成しやすいケ
イ素化合物からなる有機絶縁物(有機SOG)で構成さ
れた有機SOG層を塗布し、USG層の上面の凹部を埋
めたのち、高密度プラズマCVD法により窒化シリコン
膜を形成するようにしてもよい。
【0049】また、高密度プラズマCVD法は、埋め込
み性が良好であるため、USG層の上面を平坦に保ちつ
つ、凹部を埋め込むことができる。
【0050】この後、水洗工程、SOGアニール工程な
どを経て、膜質の良いUSG層でSOG層を囲い込んだ
構造を有する絶縁性の高い配線間絶縁膜が形成される。
【0051】高密度プラズマCVD装置は、CVD法に
よる膜形成と、スパッタによるエッチングとを同時に行
なうようにすることができ、埋め込み性に優れた膜形成
をおこなうことが可能となる。高密度プラズマCVD装
置のプラズマ源として、ECR(エレクトロン・サイク
ロトロン・リゾナンス)を用いたものや、ICP(イン
ダクティブリー・カップルド・プラズマ)を用いたもの
等が知られている。
【0052】また高密度プラズマCVD装置は、プラズ
マ源として、ICP(インダクティブリー・カップルド
・プラズマ)を用いたものである。高密度プラズマCV
D装置は、半球形のセラミックドームを備えており、セ
ラミックドームの外周には、銅で構成されたコイルが配
置されている。コイルには、300[KHz]〜2[M
Hz]程度の低周波電力が加えられるようになってい
る。高密度プラズマ(1011〜1012[イオン/c
3])は、この低周波電力に基づく誘導結合エネルギ
によって形成される。
【0053】また、製造コストの高いSOG工程をポリ
イミド膜の塗布工程に代えることができる。このため、
SOG層を形成する工程が不要となる分、製造コストを
下げることができ、製造に要するリードタイムを短縮す
ることができる。したがって、層間絶縁膜の形成に要す
るコストを低減するとともに製造リードタイムを短縮す
ることができる。
【0054】すなわち、絶縁性に優れた平坦な上面を持
つ層間絶縁膜を低コストかつ短リードタイムで形成する
ことが可能となる。
【0055】また、上述の実施形態においては、下地層
として、フィールド酸化膜およびこの上に形成されたア
ルミ配線とにより構成されるMOSFETの配線層を例
に説明したが、下地層はこれに限定されるものではな
い。この発明における下地層とは、凹凸状表面を有する
導電体層全般を意味するものである。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、最上層メタル配線に金
を使用すると共に、層間絶縁膜上に窒化シリコン膜を形
成することによりパッシベーション効果を高めるように
しているため、製造が容易でかつ信頼性の高い半導体装
置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による半導体装置を示す
図、
【図2】この発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す図、
【図3】この発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す図、
【図4】この発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す図、
【図5】この発明の一実施形態による半導体装置の製造
方法を示す図、
【図6】従来の半導体装置を示すための図。
【符号の説明】
12 ・・・・・フィールド酸化膜 14 ・・・・・アルミ配線 16 ・・・・・USG層 16s・・・・・プラズマ窒化シリコン層 18 ・・・・・ポリイミド膜 19 ・・・・・金層 19s・・・・・Ti層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/90 B Fターム(参考) 5F033 HH08 HH13 HH18 JJ13 JJ18 KK04 KK08 MM05 MM13 NN06 NN07 PP15 PP27 QQ37 RR04 RR06 RR14 RR15 RR22 RR25 SS11 SS15 SS21 SS22 VV07 XX01 XX34 5F058 AA06 AC02 AD04 AD11 AF04 AH02 BA09 BC08 BD10 BD19 BF07 BF46 BJ02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望の素子領域の形成された基板表面に
    形成された配線層と、 前記配線層表面を覆う層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜表
    面全体を覆うように形成された窒化シリコン膜と、 前記窒化シリコン膜の上層に形成された最上層メタルと
    しての金層からなるメタル配線層と、 前記メタル配線層上に形成された平坦化絶縁膜とを含む
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記平坦化絶縁膜はポリイミドからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記窒化シリコン膜は高密度プラズマCV
    D法で形成された窒化シリコン膜であることを特徴とす
    る請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記メタル配線層は、一部領域でポリイ
    ミド樹脂層が除去せしめられ、前記領域でボンディング
    ワイヤが接続せしめられていることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 所望の素子領域の形成された半導体基板
    表面に下地配線層を形成する工程と、 凹凸状表面を有する前記下地配線層の上に、層間絶縁膜
    を形成する工程と、 前記層間絶縁膜の上に窒化シリコン膜を形成する工程
    と、 前記窒化シリコン膜の上層に金層からなる最上層配線と
    してのメタル配線層を形成する工程と、 前記メタル配線層上にポリイミド樹脂膜を塗布し表面を
    平坦化する工程とを含むことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記メタル配線層は所望の領域でスルー
    ホールを介して前記下地配線層と接続するとともに、厚
    く低抵抗の配線層を構成していることを特徴とする請求
    項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 さらに前記ポリイミド樹脂層の一部領域
    を除去する工程を含み、 前記一部領域で、前記メタル配線層表面に接続するよう
    にワイヤボンディングを行う工程とを含むことを特徴と
    する請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
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