JP2002216849A - リチウムイオン二次電池の製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池の製造方法

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JP2002216849A
JP2002216849A JP2001006965A JP2001006965A JP2002216849A JP 2002216849 A JP2002216849 A JP 2002216849A JP 2001006965 A JP2001006965 A JP 2001006965A JP 2001006965 A JP2001006965 A JP 2001006965A JP 2002216849 A JP2002216849 A JP 2002216849A
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lithium ion
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Toshihiro Zushi
敏博 厨子
Seiji Okada
聖司 岡田
Itaru Gosho
至 御書
Shogo Tanno
昌吾 丹野
Mitsuhiro Marumoto
光弘 丸本
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池性能を安定させる(特に電池間の性能の
バラツキをなくす)ことができるリチウムイオン二次電
池の製造方法を提供すること。 【解決手段】 シート状外装材で外装された積層型リチ
ウムイオン二次シート電池の製造方法であって、初回充
電を、当該シート電池に対して正負電極の積層方向に2
g/cm2〜50g/cm2の圧力を印加した状態で行う
ことを特徴とする、積層型リチウムイオン二次シート電
池の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウムイオン二
次電池の製造方法に関し、より詳細には、電池性能を安
定させる(特に電池間の性能のバラツキをなくす)こと
ができるリチウムイオン二次電池の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオン二次電池では、初回充電
中に電極/電解液の界面で化学反応が起こり、ガスが発
生することが知られている。当該リチウムイオン二次電
池が金属(アルミ、鉄(クロムメッキ)等)缶以外の外
装材(例えば、アルミニウムラミネートフィルム等のシ
ート状の外装材)を用いたいわゆるシート電池の場合、
発生したガスが正負電極間に滞留することによって正負
電極が離間して内部抵抗が大きくなり、電池性能が低下
する(例えば、初回充電時に目標設計通りの容量が得ら
れない、エージング処理後にマイクロショート不良が発
生する等)場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、シート電池
の中でも捲回型のものでは、正負電極自体が締め上げら
れているため、ガスが発生しても正負電極が離間するこ
とがなく、安定した充放電が可能となるが、積層型のも
のでは、発生したガスが正負電極間に滞留することによ
って正負電極が離間して内部抵抗が大きくなり、充放電
が不安定となり、電池性能が低下するという問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、電池性能を
安定させる(特に電池間の性能のバラツキをなくす)こ
とができるリチウムイオン二次電池の製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に対し、鋭意検討した結果、正負電極の積層方向に所定
範囲の圧力を印加した状態で初回充電を行うことによっ
て、初回充電中に発生するガスが正負電極間に滞留する
のを防止することができ、それゆえ電池性能を安定させ
る(特に電池間の性能のバラツキをなくす)ことができ
ることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわ
ち、本発明は以下の通りである。
【0006】シート状外装材で外装された積層型リチウ
ムイオン二次シート電池の製造方法であって、初回充電
を、当該シート電池に対して正負電極の積層方向に2g
/cm2〜50g/cm2の圧力を印加した状態で行うこ
とを特徴とする、積層型リチウムイオン二次シート電池
の製造方法。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明におけるシート状外装材で
外装された積層型リチウムイオン二次シート電池におけ
る積層型とは、図1にて断面図で示すように、正極板
1、負極板2およびセパレータ(または固体電解質層)
3が積層された構造を有する型のもの(以下、積層構造
体10という)を意味する。従って、シート状外装材で
外装された積層型リチウムイオン二次シート電池とは、
当該積層構造体10をシート状の外装材8で(セパレー
タを使用する場合は電解液と共に)外装させた構成を有
するものであり、通常板状の形状である。
【0008】本発明は、シート状外装材で外装された積
層型リチウムイオン二次シート電池の製造方法であり、
初回充電を、当該シート電池に対して正負電極の積層方
向に2g/cm2〜50g/cm2の圧力を印加した状態
で行う。
【0009】当該シート電池への圧力の印加は、平面部
分を有する重量物(例えば、平面部を有する鉄板等)を
電池表面に載せること等によって行うことができる。印
加圧力は、2g/cm2〜50g/cm2であり、好まし
くは3g/cm2〜40g/cm2、より好ましくは5g
/cm2〜30g/cm2である。印加圧力が2g/cm
2未満であると、充電時に発生するガスにより電池がふ
くらみ、安定した充電が行えないという問題があり、5
0g/cm2を超えると、固体電解質層あるいはセパレ
ータに破れが生じ、内部ショートを引き起こすという問
題がある。初回充電条件は、電池のサイズ、容量、形状
等によっても異なるが、例えば、一定の電流値で一定電
圧に到達するまで充電し、さらにその状態にて定電圧充
電を行うという条件である。上記範囲の圧力を印加する
ことによって、初回充電中に発生するガスが正負電極間
に滞留するのを防止することができる。
【0010】上記初回充電されたシート電池に対して、
当該分野で従来公知の脱ガス工程および続いてエージン
グ工程(老化試験)を行うことができる。脱ガス工程で
は、一定の電流値で一定電圧に到達するまで定電流放電
した後、例えば、ロータリーポンプ型の真空吸引装置を
用いて、初回充電中に発生したガスを除去することがで
きる。エージング工程では、当該ガスを除去したシート
電池を、例えば、上記初回充電と同様にして再度充電
し、その充電状態で、例えば、23℃雰囲気中で1〜2
週間放置し、この一定期間の放置後、充電電圧からの電
圧降下が0.1V以内であるものを問題のない電池と
し、問題の生じた電池(すなわち、電圧降下が0.1V
よりも大きかったもの)を除去し、問題のない電池のみ
を製品として出荷することができる。
【0011】本発明における積層型リチウムイオン二次
シート電池を構成する正極板、負極板、セパレータ、電
解液、固体電解質層およびシート状の外装材としては、
従来公知のものを使用することができる。以下にこれら
の一例を示す。
【0012】正極板1および負極板2は、それぞれ、集
電体4、5の表面に、活物質、導電剤、結着剤等を含む
組成物の層(以下、活物質組成物層6、7)を設けて構
成される。正極活物質としては、Li−Mn系複合酸化
物、Li−Ni系複合酸化物、Li−Co系複合酸化物
などが挙げられる。正極活物質の結着剤としては、ポリ
テトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、エチ
レン−プロピレン−ジエン系ポリマー等を用いることが
できる。導電剤としては、例えば繊維状黒鉛、鱗片状黒
鉛、球状黒鉛などの天然または人造の黒鉛類、導電性カ
ーボンブラックなどを用いることができる。正極活物質
と結着剤と導電剤とからなる正極活物質組成物100重
量部に対して、結着剤の量は1重量部〜10重量部程
度、導電剤の量は3重量部〜15重量部程度とする。
【0013】負極活物質としては、繊維状黒鉛、鱗片状
黒鉛、球状黒鉛などの黒鉛類、好ましくは繊維状のメソ
フェーズ系黒鉛化炭素を用いることができ、負極活物質
の結着剤としては、上記正極活物質の結着剤と同じもの
を用いることができる。負極活物質の使用量は、負極活
物質と結着剤との合計量100重量部あたり80重量部
〜96重量部程度とすれば良い。
【0014】集電体4、5としては、導電性金属で形成
された箔または穴あき箔などを用いることができ、その
厚みを5μm〜100μm程度とすれば良い。正極集電
体4の材料としては、アルミニウム、ステンレスなどが
用いられ、負極集電体5の材料としては、銅、ニッケ
ル、銀、ステンレスなどが用いられる。
【0015】正極板1および負極板2は、公知の方法に
従って製造することができる。例えば、正極板1は、正
極活物質、結着剤および導電剤を混合加工し、N−メチ
ルピロリドンなどの有機溶媒に分散させてペーストと
し、正極集電体4にこのペーストを塗布、乾燥させた
後、加圧して適当な形状に切断して得ることができる。
【0016】セパレータ3としては、例えば、ポリエチ
レンフィルムからなるセパレータ、ポリプロピレンフィ
ルムからなるセパレータ、ポリプロピレン/ポリエチレ
ン/ポリプロピレンフィルムの3層構造からなるセパレ
ータ等が挙げられる。
【0017】電解液の溶媒としては、例えば、エチレン
カーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカ
ーボネート、ジエトキシエタン、ジエチルカーボネート
およびジメトキシエタンから選択される1種または2種
以上の混合溶媒を使用することができる。
【0018】なお、電解液の溶媒として混合溶媒を使用
する場合は、特に、ジエチルカーボネート(DEC)お
よびエチルメチルカーボネート(EMC)から選ばれる
少なくとも一種を含み、更にエチレンカーボネート(E
C)と、プロピレンカーボネート(PC)と、ジメチル
カーボネート(DMC)とを含む混合物が好適である。
かかる混合物を構成する各成分の混合比は、ジエチルカ
ーボネートおよびエチルメチルカーボネートから選ばれ
る少なくとも一種においては、25体積%〜50体積%
であるのが好ましく、30体積%〜35体積%であるの
がより好ましい。エチレンカーボネートにおいては混合
比が4体積%〜20体積%であるのが好ましく、6体積
%〜18体積%であるのがより好ましい。プロピレンカ
ーボネートにおいては混合比が3体積%〜17体積%で
あるのが好ましく、5体積%〜15体積%であるのがよ
り好ましい。また、ジメチルカーボネートにおいては混
合比が40体積%を超えて60体積%以下であるのが好
ましく、45体積%〜55体積%であるのがより好まし
い。
【0019】ジエチルカーボネートおよびエチルメチル
カーボネートから選ばれる少なくとも一種においては、
上記混合比が25体積%未満であると電解液の凝固点が
上昇して、特に−20℃以下の低温下において、電池の
内部抵抗が増大し、充放電サイクル特性および低温特性
が低下する傾向となる。一方、上記混合比が50体積%
を超えると電解液の粘度が上昇して電池の内部抵抗が増
大し、充放電サイクル特性が低下する傾向となる。
【0020】エチレンカーボネートにおいては、上記混
合比が4体積%未満であると負極板表面で安定な皮膜が
形成されにくく、サイクル特性が低下する傾向となり、
上記混合比が20体積%を超えると、電解液の粘度が上
昇して電池の内部抵抗が増大し、充放電サイクル特性が
低下する傾向となる。
【0021】プロピレンカーボネートにおいては、上記
混合比が3体積%未満であると充放電サイクルに伴うイ
ンピーダンスの増加の抑制効果が小さくなり、サイクル
特性が低下する傾向となり、上記混合比が17体積%を
超えると、電解液の粘度が上昇して電池の内部抵抗が増
大し、充放電サイクル特性が低下する傾向となる。
【0022】ジメチルカーボネートにおいては、上記混
合比が40体積%以下であると電解液の粘度が上昇して
電池の内部抵抗が増大し、充放電サイクル特性が低下す
る傾向となり、上記混合比が60体積%を超えると、電
解液の凝固点が上昇して、特に−20℃以下の低温下に
おいて、電池の内部抵抗が増大し、サイクル特性および
低温特性が低下する傾向となる。
【0023】電解液の塩(電解質)としては、例えば、
LiClO4、LiAsF6、LiPF6、LiBF4、L
iN(SO2CF32およびLiCF3SO3から選択さ
れる少なくとも1種の化合物を使用することができ、よ
り好ましくは、LiPF6、LiBF4である。電解液中
の塩の含有量は、好ましくは0.1〜2.0mol/L
(溶媒1リットル当りの塩のモル数)、より好ましくは
0.5〜1.5mol/L、最も好ましくは0.7〜
1.2mol/Lである。含有量が2.0mol/Lよ
り多くなると、電解液の粘度上昇により、ハイレート特
性、低温特性の低下が生じるという問題があり、0.1
mol/Lより少なくなると、イオン伝導度の低下によ
って電池容量が十分に得られず、またハイレート特性が
著しく低下するという問題がある。
【0024】固体電解質層3としては、例えば、塩(電
解質)と相溶性溶媒とビニリデンフルオライドを主単位
とするフッ素ポリマーとを主体成分とするものが挙げら
れる。
【0025】上記ビニリデンフルオライドを主単位とす
るフッ素ポリマーとは、ビニリデンフルオライドの単独
重合体(ポリビニリデンフルオライド(PVdF))、
または、ビニリデンフルオライドとその他のフッ素原子
を有するビニル系モノマーとの共重合体を意味し、これ
らはそれぞれ単独でも混合して用いてもよい。上記ビニ
リデンフルオライド以外のフッ素原子を有するビニル系
モノマーとしては、ヘキサフルオロプロピレン(HF
P)、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、テト
ラフルオロエチレン(TFE)等が挙げられる。とりわ
け、VdFとHFPとの共重合体およびVdFとTFE
との共重合体が好ましい。また、共重合体の形態はラン
ダム、ブロックのいずれの形態でもよい。共重合体であ
る場合、ビニリデンフルオライド(の単位)の割合は、
好ましくは90〜70mol%、より好ましくは85〜
75mol%である。この割合が90mol%より多く
なると、塩(電解質)を相溶性溶媒に溶解させた溶液を
フッ素ポリマーに含浸させた場合でも、溶液のポリマー
への吸収が十分に進行せず、これによりイオン伝導度が
増大し、そして最終的には電池の抵抗が増加し、充放電
容量が大きく低下する原因をもたらす。また、70mo
l%より少なくなると、非晶質部分が増加することによ
りポリマー成分の溶出が発生する。これは、電池の長期
信頼性、特にサイクル特性を大きく低下させる原因とな
る。
【0026】また、上記ビニリデンフルオライドを主単
位とするフッ素ポリマーは、カルボキシル基(−COO
H)、スルホン酸基(−SO2OH)、カルボン酸エス
テル基(−COOR)、アミド基(−CONH2)また
はリン酸基(−PO(OH)2)等からなる官能基を有
するビニル系モノマーの重合体がグラフトされていても
よい(カルボン酸エステル基(−COOR)における置
換基Rは、メチル基、エチル基、ブチル基等の炭素数が
1〜4の低級アルキル基である。)。フッ素ポリマーを
かかる官能基を含有する重合体がグラフトした態様のポ
リマー形態にすると、正極または負極への固体電解質層
の接着性が向上し、電極間の抵抗が低下するため、良好
な性能を有する電池が得られる。上記官能基を有するビ
ニル系モノマーとしては、官能基を除く部分の炭素数が
4以下の化合物からなるモノマーが好適である。カルボ
キシル基含有モノマーとしては、アクリル酸、メタクリ
ル酸、クロトン酸、ビニル酢酸、アリル酢酸等のカルボ
キシル基を1個有するものの他、イタコン酸、マレイン
酸等のカルボキシル基を2個以上有するものも使用可能
である。スルホン酸基含有モノマーとしては、スチレン
スルホン酸、ビニルスルホン酸等が好適である。カルボ
ン酸エステル基含有モノマーとしては、メチルアクリレ
ート、ブチルアクリレート等が好適である。アミド基含
有モノマーとしては、アクリルアミド等が好適である。
リン酸基含有モノマーとしては、リン酸トリフェニル、
リン酸トリクレシルなどが好適である。これらのうち最
も好ましいものは、アクリル酸またはメタクリル酸であ
る。
【0027】グラフト化の程度は、いくつかの因子によ
り決定することができるが、最も重要なのは、活性化し
た基質がグラフトモノマーと接触している時間の長さ、
放射線による基質の予備活性の程度、グラフトモノマー
材料が基質を透過できるまでの程度、ならびに、基質お
よびモノマーが接触しているときの温度である。例え
ば、グラフトモノマーが酸であるとき、モノマーを含有
する溶液をサンプリングして、塩基に対して滴定し、残
留するモノマー濃度を測定することにより、グラフト化
の程度を観測することができる。グラフト化の程度は最
終重量の2〜20%が好ましく、特に好ましくは3〜1
2%、とりわけ好ましくは5〜10%である。なお、グ
ラフト化は、ポリマー基質の活性化(遊離基の発生)を
光照射または熱によって行う方法で行ってもよい。
【0028】ビニリデンフルオライドを主単位とするフ
ッ素ポリマーは、230℃、10kgにおけるメルトフ
ローインデックスが1.0g/10min以下であるの
が好ましく、0.7〜0.2g/10minであるのが
より好ましい。なお、該メルトフローインデックスは、
標準ASTM D 1238に説明されている方法で測
定した値である。メルトフローインデックスがかかる
1.0g/10min以下であることにより、固体電解
質層はより優れた機械的強度を示すとともに、室温での
伝導性もより向上する。
【0029】固体電解質層に用いる塩(電解質)として
は、上記電解液の塩として挙げたものを使用することが
できる。
【0030】固体電解質層に用いる相溶性溶媒として
は、上記電解液の溶媒として挙げたものを使用すること
ができる。
【0031】固体電解質層は、上記成分以外に、さらに
可塑剤(例えば、テトラエチレングリコールジメチルエ
ーテル、N−メチルピロリドンなど)、エチレングリコ
ールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチル
エーテルなどを含有し得る。可塑剤は、所望の操作温度
で相溶性溶媒が結晶化しないように、かつ十分な電気伝
導性を確保するように作用する。
【0032】固体電解質層の形成方法は特に限定されな
い。例えば、(a)ポリマー基質であるフッ素ポリマー
を、押出成形、ブロー成形等の公知の成形方法でフィル
ムとする、若しくは、フッ素ポリマーの塗液を調製し
て、該塗液を予め用意した剥離用基材の表面に塗布して
塗膜を形成し、該塗膜を加熱、乾燥後、剥離用基材から
剥離することでフィルムを得、この後、得られたフィル
ムを、塩を相溶性溶媒に溶解させた溶液に浸漬してゲル
化することにより固体電解質層を形成する方法(電池の
作製工程において正極および負極とともに溶液に浸漬す
る場合も含む。)、(b)塩と相溶性溶媒を適当な溶剤
に溶解し、さらにフッ素ポリマーを添加し、必要に応じ
て加温しながら、フッ素ポリマーを溶解させ、この溶液
を剥離用基材の表面に塗布して塗膜を形成し、該塗膜を
段階的に温度を上げて加熱乾燥して前記溶剤を全て蒸発
させ、剥離用基材から固体電解質層を剥離する方法、
(c)板状に形成した正極および/または負極の少なく
とも一方の面に直接、上記の塩、相溶性溶媒およびフッ
素ポリマーが溶解した溶液の塗膜を形成し、溶剤の蒸発
を行って、固体電解質層を形成する方法等が挙げられ
る。
【0033】なお、上記(b)、(c)の方法における
溶剤としては、例えば、テトラヒドロフラン(TH
F)、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド等
が使用される。また、上記(b)の方法では、塗膜が形
成された剥離用基材を温度が異なる加熱室を通過させる
ようにして乾燥させてもよい。
【0034】固体電解質層の厚みは、正極および負極の
サイズ等によっても相違するが、一般に1μm〜50μ
mの範囲、好ましくは10μm〜30μmの範囲から選
択される。
【0035】本発明において、シート状外装材とは、金
属箔の少なくとも片面に樹脂層をラミネートしたものを
いう。金属箔としては、アルミニウム、銅、鉄等が挙げ
られる。樹脂としては、ポリエステル、ポリプロピレン
等の熱可塑性樹脂が挙げられる。かかる熱可塑性樹脂層
を有するものであれば、上記積層構造体(スタック)に
これを外装してその周縁を熱溶着するだけで封止でき、
電池の作製作業が簡単である。金属箔の厚みは、好まし
くは10〜100μm、より好ましくは20〜70μm
であり、樹脂層の厚みは、好ましくは5〜100μm、
より好ましくは10〜50μmであり、そして全体の厚
みは、好ましくは20〜200μm、より好ましくは4
0〜150μmである。
【0036】本発明における積層型シート電池は、正極
板、負極板、さらにかかる正極板および負極板と略同じ
大きさの矩形体としたセパレータまたは固体電解質層を
用意し、正極板と負極板の間にセパレータまたは固体電
解質層が挟まれた単位を1つまたは2以上繰り返した積
層構造体を作製し、該積層構造体をシート状の外装材に
収容する(セパレータを用いる場合は電解液と共に)こ
とによって作製することができる。ここで、正極板と負
極板はそれぞれ矩形の板状集電体の少なくとも一方の面
に前記の方法で活物質層を形成することにより得られ
る。
【0037】
【実施例】以下、実施例および比較例によって、本発明
をさらに具体的に説明する。
【0038】(積層型シート電池の作製) <正極板の作製>正極活物質としてのコバルト酸リチウ
ム粒状物90重量部、結着剤としてのポリフッ化ビニリ
デン5重量部、導電剤としての人造黒鉛5重量部および
N−メチルピロリドン70重量部を混合してスラリーと
した。このスラリーを正極集電体としてのアルミニウム
箔(厚み20μm)の両面上に塗布、乾燥し、次いで圧
延処理(圧延温度25℃、圧延率30%)して、アルミ
ニウム箔の片面あたり20mg/cm2の正極活物質組
成物層(厚み70μm)を有する正極板(幅30mm、
長さ50mm)を作製した。
【0039】<負極板の作製>黒鉛化カーボンファイバ
ー95重量部、ポリフッ化ビニリデン5重量部およびN
−メチルピロリドン60重量部を混合してスラリーとし
た。このスラリーを負極集電体としての銅箔(厚み14
μm)の両面に塗布、乾燥し、次いで圧延処理(圧延温
度100℃、圧延率20%)して、銅箔の片面あたり1
0mg/cm2の負極活物質組成物層(厚み75μm)
を有する負極板(幅32mm、長さ52mm)を作製し
た。
【0040】<積層型シート電池の組み立て>上記で作
製した正極板および負極板、ならびにポリビニリデンフ
ルオライド(PVdF)の矩形フィルム(厚み25μ
m、幅34mm、長さ54mm)を用い、正極板と負極
板の間にPVdFの矩形フィルムが挟まれた単位が8回
繰り返されるように、正極板、PVdFの矩形フィルム
および負極板を重ね、積層構造体を作製した。
【0041】次に、エチレンカーボネートとエチルメチ
ルカーボネートとを50体積%:50体積%の割合で混
合した混合溶媒に、LiPF6を濃度が1.0mol/
L(調製後の濃度)となるように溶解した溶液に、上記
積層構造体を1時間浸漬し、PVdFの矩形フィルムを
ゲル化させた。
【0042】次に、上記PVdFの矩形フィルムがゲル
化した積層構造体を、外装材である熱可塑性樹脂を片面
あるいは両面にラミネート加工したAl−ラミネートフ
ィルム内に収容して、積層型シート電池を完成させた。
【0043】(実施例1)上記で作製した積層型シート
電池の1個に対し、140gの鉄からなる平板を電池表
面に載せることによって正負電極の積層方向に7g/c
2の圧力を印加した状態で、300mAの定電流で
4.2Vに到達するまで充電し、さらに4.2Vの定電
圧下で2時間の定電圧充電を行うことにより、初回充電
を行った。その後、300mAの定電流で2.75Vに
到達するまで定電流放電を行うことにより、初回放電を
行った。次いで、ロータリーポンプ型の真空吸引装置を
用いて、上記初回充電中に発生したガスを除去した。続
いて、ガスを除去した積層型シート電池に対して、上記
初回充電と同様の条件で充電を行った。この充電状態
で、23℃雰囲気下で2週間放置してエージング処理を
行った。上記一連の処理を100個の積層型シート電池
について行った。
【0044】(実施例2)初回充電時の印加圧力を20
g/cm2としたこと以外は実施例1と同様にして積層
型シート電池を処理した。
【0045】(実施例3)初回充電時の印加圧力を30
g/cm2としたこと以外は実施例1と同様にして積層
型シート電池を処理した。
【0046】(比較例1)初回充電時に圧力を印加しな
かったこと以外は実施例1と同様にして積層型シート電
池を処理した。
【0047】(比較例2)初回充電時の印加圧力を70
0g/cm2としたこと以外は実施例1と同様にして積
層型シート電池を処理した。
【0048】(電池性能の評価)実施例1〜3および比
較例1〜2の積層型シート電池の各群(各100個)に
ついて、以下の率を計算し、電池性能を評価した。その
結果を表1に示す。
【0049】<初回充電時の不良率>初回充電時の容量
が目標設計容量の95%を下回った積層型シート電池
の、全積層型シート電池に対する割合を計算した。
【0050】<エージング処理後のマイクロショート不
良の発生率>4.20Vの満充電状態で2週間エージン
グ処理した後の電圧が4.10Vを下回った積層型シー
ト電池の、全積層型シート電池に対する割合を計算し
た。
【0051】
【表1】
【0052】表1の結果から、実施例1〜3では、初回
充電時の不良率およびエージング処理後のマイクロショ
ート不良の発生率が0%または1%と極めて低く、電池
間の性能のバラツキがなかった、またはほとんどなかっ
たことが分かる。一方、比較例1では初回充電時に圧力
を印加しなかったため、あるいは比較例2では初回充電
時の印加圧力が2g/cm2〜50g/cm2の範囲外で
あったため、初回充電時の不良率およびエージング処理
後のマイクロショート不良の発生率が高く、電池間の性
能にバラツキがあったことが分かる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、正負電極の積層方向に
2g/cm2〜50g/cm2の圧力を印加した状態で充
電を行うことによって、初回充電中に発生するガスが正
負電極間に滞留するのを防止することができ、それゆえ
電池性能を安定させる(特に電池間の性能のバラツキを
なくす)ことができるリチウムイオン二次電池の製造方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における積層型リチウムイオン二次シー
ト電池の断面図である。
【符号の説明】
1 正極板 2 負極板 3 セパレータまたは固体電解質層 4 正極集電体 5 負極集電体 6 正極活物質組成物層 7 負極活物質組成物層 8 シート状外装材 10 積層構造体 20 積層型リチウムイオン二次シート電池
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 御書 至 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 丹野 昌吾 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 丸本 光弘 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 5H029 AJ14 AK03 AL07 AM03 AM04 AM05 AM07 AM16 BJ04 BJ12 CJ03 CJ16 CJ28 DJ02 HJ15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状外装材で外装された積層型リチ
    ウムイオン二次シート電池の製造方法であって、初回充
    電を、当該シート電池に対して正負電極の積層方向に2
    g/cm2〜50g/cm2の圧力を印加した状態で行う
    ことを特徴とする、積層型リチウムイオン二次シート電
    池の製造方法。
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