JP2003178804A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池

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JP2003178804A
JP2003178804A JP2001377757A JP2001377757A JP2003178804A JP 2003178804 A JP2003178804 A JP 2003178804A JP 2001377757 A JP2001377757 A JP 2001377757A JP 2001377757 A JP2001377757 A JP 2001377757A JP 2003178804 A JP2003178804 A JP 2003178804A
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Japan
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polymer
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battery
secondary battery
electrolyte secondary
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JP2001377757A
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Koko Ryu
興江 劉
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Japan Storage Battery Co Ltd
Original Assignee
Japan Storage Battery Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリマー電解質を備えた非水電解質二次電池
であって、サイクル特性および高率放電特性を向上でき
る電池を提供することにある。 【解決手段】 正極−負極間に介在してポリマー電解質
層を構成する高分子材料と、活物質層中に存在する結着
剤としての高分子材料とを異なる構成とする。これによ
り、イオン伝導度と内部抵抗の改善、および電池の強度
の確保、活物質層の膨張収縮の抑制という役割をそれぞ
れに分担させ、効率放電特性およびサイクル特性を向上
することができる。また、ポリマー電解質層を、電解液
による膨潤度が結着剤を構成する高分子材料よりも大き
い高分子材料により形成させる。これにより、ポリマー
電解質層においてはイオン伝導度の増大と内部抵抗の低
下を図り、活物質層においては強度の確保と膨張収縮の
抑制を図ることができ、高率放電特性およびサイクル特
性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリマー電解質を
用いた非水電解質二次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、非水電解質二次電池(以下、単に
「電池」と称することがある)にあっては、遊離電解液
量を低減して電池の安全性を向上させる等の目的のため
に、従来の液状電解質に代えてポリマー電解質を使用し
たポリマー電池が注目されつつある。このポリマー電解
質は、固体あるいはゲル状の網目構造を有する高分子材
料に、イオン伝導性を有する電解質塩あるいは電解液を
相溶・保持させた構成のものである。
【0003】このようなポリマー電池の製造方法の一例
は、次のようである。まず、帯状金属箔からなる集電体
の両面に、活物質を含む合剤を塗布して乾燥させ、活物
質層を備えた電極シートを製造する。次に、高分子材料
を適当な溶媒に溶解させたポリマー溶液中に、電極シー
トを通過させ、活物質層にポリマー溶液を含浸させる。
この後、この電極シートを水中に浸漬し、高分子材料中
の溶媒を水中に溶出させることで、溶媒と水とを交換す
る。これを乾燥させると、高分子材料中の水分が抜けた
後が微細な空孔となり、高分子材料が多孔質の網目構造
となる。そこで、この電極シートを今度は電解液中に浸
漬すれば、高分子材料の網目構造中に電解液が浸透し、
電解液が高分子材料によって保持された状態となる。最
後に、この電極シートを所要の長さ・幅に切断し、相手
極の電極シート及びセパレータとともに巻回すること
で、電池が構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ポリマー電
解質は固体構造を有するため、従来の液状電解質(電解
液)を単独で使用する場合と比較して、電解質中でのイ
オン伝導度が低くなってしまう。このため、ポリマー電
池においては、特に高率放電特性に劣るという問題があ
った。また、ポリマー電解質を使用した場合には、電解
液を使用した場合と比較して電池の内部抵抗が高くな
る。このため、電池の充・放電効率が低くなり、充電容
量およびサイクル時の容量維持率が低下し、その結果、
サイクル特性が劣るという問題があった。
【0005】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ポリマー電解質を備えた非水電
解質二次電池であって、サイクル特性および高率放電特
性を向上できる電池を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ポリマー電
解質を備えた非水電解質二次電池であって、サイクル特
性および高率放電特性を向上できる電池を提供すべく鋭
意研究したところ、以下の知見を見出した。
【0007】上記したように、ポリマー電解質を使用し
た電池において、サイクル特性および高率放電特性が低
下する原因は、ポリマー電解質が固体構造を有するため
に、イオン伝導度が低く、かつ内部抵抗が高くなってい
ることにある。この問題を解決するためには、例えば電
解液に膨潤し易い高分子材料を使用することにより、ポ
リマー電解質の可塑性を高め、リチウムイオンの拡散速
度を増大させることが有効であると考えられる。
【0008】一方、ポリマー電解質には、活物質中で網
目構造を形成することによって、電極反応に伴う活物質
層の膨張収縮を抑制するとともに、電池全体の強度を確
保する機能を有することが期待される。このためには、
高分子材料はある程度強固な構造であることが望まし
い。しかし、上記のように可塑性の高い高分子材料を活
物質層に含浸させてポリマー電解質を形成させたので
は、このような機能を十分に発揮させることができな
い。
【0009】本発明者は、リチウムイオンの拡散速度を
高め、かつ、活物質層の膨張収縮を抑制し、電池の強度
を確保できるポリマー電解質の構成について検討を重ね
た結果、正極−負極間に介在してポリマー電解質層を構
成する高分子材料と、活物質層中に存在する結着剤とし
ての高分子材料とを異なる構成とし、イオン伝導度と内
部抵抗の改善、および電池の強度の確保、活物質層の膨
張収縮の抑制という役割をそれぞれに分担させることが
有効であることを見出した。
【0010】また、ポリマー電解質層を、結着剤よりも
膨潤し易い高分子材料により形成させることにより、ポ
リマー電解質層においてはイオン伝導度の増大と内部抵
抗の低下を図り、活物質層においては強度の確保と膨張
収縮の抑制を図ることができ、効率放電特性およびサイ
クル特性を向上できることを見出した。
【0011】さらに、高分子材料としてフッ化ビニリデ
ン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体を使用するとと
もに、共重合体の組成および分子量を最適化することに
より、優れた高率放電特性およびサイクル特性を備えた
電池を提供できることを見出し、本発明を完成するに至
った。本発明は、かかる新規な知見に基づいてなされた
ものである。
【0012】すなわち、本発明は、正極側集電体の表面
に、正極活物質と結着剤とを含む正極活物質層が形成さ
れた正極と、負極側集電体の表面に、負極活物質と結着
剤とを含む負極活物質層が形成された負極と、前記正極
と前記負極との間に介在するポリマー電解質層とを備え
た非水電解質二次電池であって、前記ポリマー電解質
層、および前記結着剤が互いに異なる種類または組成の
高分子材料により構成されていることを特徴とする。
【0013】「互いに異なる種類または組成の高分子材
料」とは、それぞれ異なる種類のホモポリマー、あるい
は異なる種類のモノマーを重合させた共重合体、さらに
はホモポリマーと共重合体であってもよい。また、同種
のモノマーからなり組成の異なる共重合体であってもよ
い。具体的には、例えばフッ化ビニリデン−ヘキサフル
オロプロピレン共重合体(P(VdF−HEP))、ポ
リメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンオ
キシド(PEO)、メチルメタクリレート−エチレンオ
キシド共重合体、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポ
リプロピレンオキシド(PPO)、ポリビニルアルコー
ル(PVA)、スチレン−ブタジエン−アクリロニトリ
ル共重合体(PSBN)、その他のカルボニル基を有す
るポリマー等を使用することができる。
【0014】ポリマー電解質層は、可塑剤としての電解
液を含まない固体電解質層であってもよく、電解液を含
むゲル電解質層であってもよい。特に、ゲル電解質層で
ある場合には、電解液による膨潤度が、結着剤を構成す
る高分子材料よりも大きい高分子材料により形成させる
ことが好ましい。これにより、ポリマー電解質層におい
てはイオン伝導度の増大と内部抵抗の低下を図ることが
できる。一方、活物質層においては強度の確保と膨張収
縮の抑制を図ることができる。この結果、効率放電特性
およびサイクル特性を向上させることができるのであ
る。
【0015】また、ゲル電解質層の場合には、高分子材
料としてフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン
共重合体を好適に使用することができる。共重合体中に
おいて、フッ化ビニリデンは基本骨格を形成して機械的
強度に貢献する。一方、ヘキサフルオロプロピレンは非
晶質の状態で存在して共重合体の可塑性を高め、リチウ
ムイオンの伝導性を高めることに寄与する。このため、
共重合体中のフッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロピ
レンとの組成比を変化させることで、異なる性質をもつ
高分子材料を容易に調製することができる。具体的に
は、ヘキサフルオロプロピレンの割合を増大させるにつ
れて、共重合体の電解液による膨潤度が増大し、可塑性
の高い構造となる。一方、ヘキサフルオロプロピレンの
割合を減少させるにつれて、共重合体の電解液による膨
潤度が低下し、機械的強度の大きい構造となる。
【0016】ポリマー電解質層を構成するフッ化ビニリ
デン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体は、共重合体
中のヘキサフルオロプロピレン単位の割合が6重量%以
上18重量%以下であることが好ましい。6重量%未満
では、共重合体の膨潤度が低く、ポリマー電解質層の電
解液による膨潤が充分でないために、イオン伝導度の増
大と内部抵抗の低下を充分に図ることができないからで
ある。また、18重量%を超えると、共重合体が電解質
層としての形状を維持して電解液を保持することが困難
となるためである。
【0017】また、この共重合体は、数平均分子量が1
〜10であることが好ましい。数平均分子量が1
未満では、ポリマー電解質層の機械的強度が弱くな
り、一方、10を超えると、成膜が困難となるととも
に、均一分散性に劣るからである。また、数平均分子量
(Mn)に対する重量平均分子量(Mw)の比(Mw/
Mn)が1.5〜4の範囲にあることが好ましい。Mw
/Mnが1.5未満ではポリマー電解質の膨潤特性が劣
り、一方、4を超えるとポリマー電解質層が不安定とな
るとともに、相分離のおそれが生じるためである。
【0018】活物質層に含まれる結着剤を構成するフッ
化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体は、
共重合体中のヘキサフルオロプロピレン単位の割合が6
重量%以下であることが好ましい。6重量%を超える
と、共重合体の電解液による膨潤が過剰となり、電池の
強度の確保、活物質層の膨張収縮の抑制という役割を維
持することが困難となるからである。
【0019】また、この共重合体は、数平均分子量が1
〜10であることが好ましい。数平均分子量が1
未満では、活物質層の機械的強度が弱くなり、一
方、10を超えると、成膜が困難となるとともに、均
一分散性に劣るからである。また、数平均分子量(M
n)に対する重量平均分子量(Mw)の比(Mw/M
n)が1〜3の範囲にあることが好ましい。Mw/Mn
が1未満では合成が不可能であり、一方、3を超える
と、共重合体の電解液による膨潤が過剰となり、電池の
強度の確保、活物質層の膨張収縮の抑制という役割を維
持することが困難となるからである。
【0020】ポリマー電解質層の構成としては特に制限
はなく、例えば非水電解質二次電池に通常使用されるセ
パレータを支持体として、このセパレータに高分子材料
を含浸、あるいは塗布することによりシート状としたも
のを使用して形成させてもよい。さらには、支持体を用
いずフィルム状に成形された高分子材料を使用して形成
させてもよい。
【0021】本発明の正極活物質層の構成としては特に
制限はなく、例えば上記した結着剤と正極活物質とを混
合して調製した正極合剤を、集電体の表面に塗布し、プ
レスを行うことによって形成させることができる。正極
活物質としては、非水電解質二次電池の正極に通常使用
されるものであれば特に制限はなく、例えば遷移金属の
リチウム含有酸化物であるコバルト酸リチウム、ニッケ
ル酸リチウム、スピネル系マンガン酸リチウム、あるい
はこれらの複合酸化物等が使用できる。また、正極活物
質層には、必要に応じて導電剤等が含まれていてもよ
い。
【0022】また、正極側集電体としては、非水電解質
二次電池に通常使用されるものであればとくに制限はな
く、例えばアルミニウム箔等が使用できる。
【0023】本発明の負極活物質層の構成としては特に
制限はなく、例えば上記した結着剤と負極活物質とを混
合して調製した負極合剤を、集電体の表面に塗布し、プ
レスを行うことによって形成させることができる。負正
極活物質としては、非水電解質二次電池の負極に通常使
用されるものであれば特に制限はなく、例えばグラファ
イト、カーボンブラック、活性炭、炭素繊維、コークス
等の炭素材料が使用できる。また、負極活物質層には、
必要に応じて導電剤等が含まれていてもよい。
【0024】また、負極側集電体としては、非水電解質
二次電池に通常使用されるものであればとくに制限はな
く、例えば銅箔等が使用できる。
【0025】活物質層に含まれる結着剤の割合は、活物
質に対して5重量%〜30重量%であることが好まし
い。5重量%未満では、結着性が悪くなり、一方、30
重量%を超えると、活物質層中で活物質粒子が相互に隔
離された状態となるために、集電性が悪くなり、容量が
低下するからである。
【0026】本発明の電解液に用いられる溶媒として
は、非水電解質二次電池の電解液に通常用いられるもの
であれば特に制限はないが、炭酸エステル系化合物であ
ることが好ましい。炭酸エステル系化合物は誘電率が高
く、可塑剤として有利であるうえ、電解質塩の溶解度が
高いからである。
【0027】炭酸エステル系化合物としては、例えばエ
チレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレ
ンカーボネート、ビニレンカーボネート等の環状炭酸エ
ステル、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、メチルエチルカーボネート、メチルプロピルカーボ
ネート、メチルイソプロピルカーボネート、メチルブチ
ルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、エチル
イソプロピルカーボネート、エチルブチルカーボネー
ト、ジプロピルカーボネート、ジイソプロピルカーボネ
ート、プロピルブチルカーボネート、ジブチルカーボネ
ート等の鎖状炭酸エステルが使用できる。これらの炭酸
エステル系化合物は、1種類が単独で使用されてもよ
く、2種以上が混合されて使用されてもよい。
【0028】また、電解液に含まれる電解質塩として
は、非水電解質二次電池に通常使用される電解質塩であ
れば特に制限はないが、リチウム塩であることが好まし
い。電解液がリチウムイオン伝導性を有する必要がある
からである。
【0029】リチウム塩としては、例えば、LiClO
、LiBF、LiPF、LiAsF、LiF、
LiCl、LiBr等の無機リチウム塩や、LiB(C
、LiN(SOCF、LiC(SO
CF、LiOSOCF、LiOSO
、LiOSO、LiOSO
LiOSO11等の有機リチウム塩を使用する
ことができる。さらに、リチウム塩の濃度は、1mol
/l〜1.5mol/lであることが好ましい。1mo
l/l未満では、導電率が低下し、一方、1.5mol
/lを超えると、電池の安全性を保持するうえで好まし
くないからである。
【0030】この電解液は、ポリマー電解質層を構成す
る高分子材料に対して0.5ml/g〜3.0ml/g
の割合で保持されることが好ましい。0.5ml/g未
満では導電率が低くなり、一方、3.0ml/lを超え
ると、電池の安全性を保持するうえで好ましくないから
である。
【0031】
【発明の作用、および発明の効果】本発明によれば、正
極−負極間に介在してポリマー電解質層を構成する高分
子材料と、活物質層中に存在する結着剤としての高分子
材料とを異なる構成とする。これにより、イオン伝導度
と内部抵抗の改善、および電池の強度の確保、活物質層
の膨張収縮の抑制という役割をそれぞれに分担させ、効
率放電特性およびサイクル特性を向上することができ
る。
【0032】また、ポリマー電解質層を、電解液による
膨潤度が結着剤を構成する高分子材料よりも大きい高分
子材料により形成させる。これにより、ポリマー電解質
層においてはイオン伝導度の増大と内部抵抗の低下を図
り、活物質層においては強度の確保と膨張収縮の抑制を
図ることができ、高率放電特性およびサイクル特性を向
上できる。
【0033】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
る。
【0034】<実施例1−1> 1.リチウムイオン二次電池の作製 1)結着剤を構成する高分子材料 結着剤を構成する高分子材料として、共重合組成(19
F−NMRによる)が、フッ化ビニリデン単位94重量
%、ヘキサフルオロプロピレン単位6重量%であり、ま
た、Mnが1.8×10、Mw/Mnは1.2である
フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体
を用いた。
【0035】2)正極の作製 コバルト酸リチウムを正極活物質とし、この正極活物質
に対して結着剤として上記1)のフッ化ビニリデン−ヘ
キサフルオロプロピレン共重合体を、導電剤としてアセ
チレンブラックを、重量比90:6:4の割合で混合
し、N−メチルピロリドンを加えて正極合剤ペーストを
調製した。このペーストを、厚さ20μmのアルミニウ
ム箔からなる集電体の両面に均一に塗布し、乾燥、プレ
スした後にさらに140℃で真空乾燥した。このように
して、正極活物質層を備えた帯状の正極シートを作製し
た。
【0036】3)負極の作製 グラファイトを負極活物質とし、このグラファイトに対
して結着剤として上記1)で得られたフッ化ビニリデン
−ヘキサフルオロプロピレン共重合体を、重量比85:
15の割合で混合し、負極合剤ペーストを調製した。こ
のペーストを、厚さ10μmの銅箔からなる集電体の両
面に均一に塗布し、乾燥、プレスした後に裁断した。こ
のようにして、負極活物質層を備えた帯状の負極シート
を作製した。
【0037】4)電解液の調製 エチレンカーボネート、およびジメチルカーボネート
を、体積比3:7の割合で混合して、非水溶媒を調製し
た。この非水溶媒に、電解質としてリチウム塩であるL
iPFを1.2mol/lの濃度で加え、非水電解液
を調製した。
【0038】5)ポリマー電解質層を構成する高分子材
料の調製 ポリマー電解質層を構成する高分子材料として、共重合
組成(19F−NMRによる)が、フッ化ビニリデン単
位94重量%、ヘキサフルオロプロピレン単位6重量%
であり、また、Mnが1.4×10、Mw/Mnは
2.7であるフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体を用いた。
【0039】6)ポリマーシートの作製 ポリマー電解質層を構成する高分子材料をセパレータに
保持させたポリマーシートを作製した。セパレータとし
て厚さ10μmのポリプロピレン/ポリエチレン/ポリ
プロピレン三層膜を用いた。このセパレータの両面に、
上記5)のポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロ
ピレン共重合体の10重量%N−メチルピロリドン溶液
を塗布し、乾燥させてポリマーシートとした。
【0040】7)電池の作製 ポリエチレンテレフタレート製のフィルム、アルミニウ
ム箔、接着剤層、第1変性ポリオレフィン層、第2変性
ポリオレフィン層を順に重ねたラミネートフィルムを、
第2変性ポリオレフィン層側を内側として折り返して底
辺部及び側辺部を溶着することにより、袋状の電池ケー
スを作成した。正極シート、ポリマーシート、負極シー
ト、ポリマーシートの順に積層したものを巻回して発電
素子を作製し、この電池ケース内に収納した。電池ケー
ス内に上記4)で調製した電解液を注入し、ポリマーシ
ート上の高分子材料に電解液を保持させて、ゲル状のポ
リマー電解質層とした。その後、電池ケースの開口部を
加熱圧着により封口して、電池を完成させた。この電池
を、電池Aとした。なお、作製された電池の設計容量は
650mAhである。
【0041】2.放電試験 上記の方法で作成した電池について、20℃の温度雰囲
気下において、0.5CAの定電流で充電終止電圧4.
2Vまで充電後、放電終止電圧2.75Vまで放電を行
い、初期放電容量を測定した。その後、再び0.5CA
の定電流で充電終止電圧4.2Vまで充電後、0.2C
Aの定電流で一定時間放電を行い、放電容量を測定し
た。
【0042】<実施例1−2>実施例1−1と同様にし
て作製した電池Aについて、放電容量を0.5CAとし
た他は実施例1−1と同様にして放電試験を行った。
【0043】<実施例1−3>実施例1−1と同様にし
て作製した電池Aについて、放電容量を1CAとした他
は実施例1−1と同様にして放電試験を行った。
【0044】<実施例1−4>実施例1−1と同様にし
て作製した電池Aについて、放電容量を2CAとした他
は実施例1−1と同様にして放電試験を行った。
【0045】<実施例1−5>実施例1−1と同様にし
て作製した電池Aについて、放電容量を5CAとした他
は実施例1−1と同様にして放電試験を行った。
【0046】<実施例2>実施例1−1と同様にして作
製した電池Aについて、サイクル試験を行った。室温雰
囲気下、0.5CAの定電流で4.2Vまで充電後、
4.2Vの定電圧で2時間充電を行った。その後、この
電池を室温雰囲気下、0.5CAの定電流で2.75V
まで放電し放電容量を測定した。これを1サイクルとし
て繰り返し充放電を行い、放電容量が1サイクル目の放
電容量(初期放電容量)の80%以下となったときをサ
イクル寿命とした。
【0047】<比較例1−1−1>結着剤を構成する高
分子材料として、ポリマー電解質層を構成する高分子材
料と同一の組成のポリフッ化ビニリデン−ヘキサフルオ
ロプロピレン共重合体を使用した他は、実施例1−1と
同様に正極シート、負極シートおよびセパレータを作製
し、電池を組み立てた。この電池を、電池Bとした。こ
の電池Bについて、実施例1−1と同様に放電試験を行
った。
【0048】<比較例1−1−2>比較例1−1−1と
同様にして作製した電池Bについて、放電容量を0.5
CAとした他は実施例1−1と同様にして放電試験を行
った。
【0049】<比較例1−1−3>比較例1−1−1と
同様にして作製した電池Bについて、放電容量を1CA
とした他は実施例1−1と同様にして放電試験を行っ
た。
【0050】<比較例1−1−4>比較例1−1−1と
同様にして作製した電池Bについて、放電容量を2CA
とした他は実施例1−1と同様にして放電試験を行っ
た。
【0051】<比較例1−1−5>比較例1−1−1と
同様にして作製した電池Bについて、放電容量を5CA
とした他は実施例1−1と同様にして放電試験を行っ
た。
【0052】<比較例1−2>比較例1−1−1と同様
にして作製した電池Bについて、実施例2と同様にして
サイクル試験を行った。
【0053】<比較例2−1−1>結着剤、およびポリ
マー電解質層を構成する高分子材料として、ポリフッ化
ビニリデンーヘキサフルオロプロピレン共重合体に代え
て、ポリフッ化ビニリデンを使用した他は、実施例1−
1と同様に正極シート、負極シートおよびセパレータを
作製し、電池を組み立てた。この電池を、電池Cとし
た。この電池Cについて、実施例1−1と同様に放電試
験を行った。
【0054】<比較例2−1−2>比較例2−1−1と
同様にして作製した電池Cについて、放電容量を0.5
CAとした他は実施例1−1と同様にして放電試験を行
った。
【0055】<比較例2−1−3>比較例2−1−1と
同様にして作製した電池Cについて、放電容量を1CA
とした他は実施例1−1と同様にして放電試験を行っ
た。
【0056】<比較例2−1−4>比較例2−1−1と
同様にして作製した電池Cについて、放電容量を2CA
とした他は実施例1−1と同様にして放電試験を行っ
た。
【0057】<比較例2−1−5>比較例2−1−1と
同様にして作製した電池Cについて、放電容量を5CA
とした他は実施例1−1と同様にして放電試験を行っ
た。
【0058】<比較例2−2>比較例2−1−1と同様
にして作製した電池について、実施例2と同様にしてサ
イクル試験を行った。
【0059】<結果と考察>図1には、電池A、電池
B、電池Cについて、放電試験における放電電流と、容
量維持率との関係を示すグラフを示した。なお、容量維
持率は、放電容量の初期放電容量に対する割合(%)で
示した。
【0060】図1より、放電電流が0.2CA〜1CA
の場合には、いずれの電池でも容量維持率はほぼ100
%に保持されており、低率放電においてはいずれの電池
でも良好な放電特性を示した。
【0061】放電電流を2CAとした場合には、電池A
では容量維持率が約94%に維持された。これに対し
て、電池B、電池Cでは約90%まで低下していた。さ
らに、放電電流を5CAとした場合には、電池Aでは容
量維持率が約80%に維持されたのに対して、電池Bで
は約77%まで低下しており、電池Cでは約65%にま
で低下していた。
【0062】このように、結着剤とポリマー電解質層と
を同一の高分子材料で構成した電池(電池B、電池C)
においては、高率放電において放電容量が著しい低下を
示した。一方、ポリマー電解質層を、結着剤よりもヘキ
サフルオロプロピレンの割合の大きい高分子材料、すな
わち、膨潤しやすい高分子材料により形成させた電池A
においては、高率放電においても高い放電容量を維持す
ることができた。
【0063】また、データは詳細には示さないが、サイ
クル試験においても、電池BおよびCは、サイクル寿命
は平均200〜300サイクルであった。それに対し
て、電池Aでは、平均300サイクル以上のサイクル寿
命を達成していた。
【0064】以上の結果より明らかなように、ポリマー
電解質層を、結着剤よりもヘキサフルオロプロピレンの
割合の大きい高分子材料、すなわち、膨潤し易い高分子
材料により形成させた電池においては、良好な高率放電
特性およびサイクル特性が得られることが分かった。
【0065】なお、本発明の技術的範囲は、上記した実
施形態によって限定されるものではなく、均等の範囲に
まで及ぶものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポリマー電解質層および結着剤を構成する高分
子材料を変化させた電池について、放電試験における放
電電流と容量維持率との関係を示すグラフ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H029 AJ02 AJ05 AK03 AL07 AM00 AM03 AM05 AM07 AM16 CJ13 DJ04 DJ08 EJ14 HJ01 HJ10 HJ11 5H050 AA02 AA07 BA17 CA08 CB08 DA11 EA28 GA13 HA01 HA10 HA11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極側集電体の表面に、正極活物質と結
    着剤とを含む正極活物質層が形成された正極と、 負極側集電体の表面に、負極活物質と前記結着剤とを含
    む負極活物質層が形成された負極と、 前記正極と前記負極との間に介在するポリマー電解質層
    とを備えた非水電解質二次電池であって、 前記ポリマー電解質層、および前記結着剤が互いに異な
    る種類または組成の高分子材料により構成されているこ
    とを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 【請求項2】 前記ポリマー電解質層は、前記高分子材
    料に保持される電解液を含むとともに、前記電解液によ
    る膨潤度が前記結着剤を構成する高分子材料よりも大き
    い前記高分子材料により構成されていることを特徴とす
    る請求項1に記載の非水電解質二次電池。
  3. 【請求項3】 前記ポリマー電解質層を構成する高分子
    材料が、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン
    共重合体であって、 このフッ化ビニリデンーヘキサフルオロプロピレン共重
    合体は、ヘキサフルオロプロピレン単位の含有比率が6
    重量%以上18%重量以下であるとともに、 数平均分子量が10以上10以下であり、かつ、数
    平均分子量に対する重量平均分子量の比が1.5以上4
    以下であることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の非水電解質二次電池。
  4. 【請求項4】 前記結着剤を構成する高分子材料がフッ
    化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体であ
    って、 このフッ化ビニリデンーヘキサフルオロプロピレン共重
    合体は、ヘキサフルオロプロピレン単位の含有比率が6
    重量%以下であるとともに、 数平均分子量が10以上10以下であり、かつ、数
    平均分子量に対する重量平均分子量の比が1以上3以下
    であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか
    に記載の非水電解質二次電池。
  5. 【請求項5】 前記正極活物質層または前記負極活物質
    層には、前記結着剤を構成する高分子材料が前記正極活
    物質または前記負極活物質に対して5重量%以上30重
    量%以下の割合で含まれることを特徴とする請求項1〜
    請求項4のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
  6. 【請求項6】 前記電解液は、リチウム塩を溶解した炭
    酸エステル系化合物であることを特徴とする請求項1〜
    請求項5のいずれかに記載の非水電解質二次電池。
  7. 【請求項7】 前記電解液は、1mol/l以上1.5
    mol/l以下のリチウム塩を含み、かつ、前記ポリマ
    ー電解質層を構成する高分子材料に対して0.5ml/
    g以上3.0ml/g以下の割合で保持されることを特
    徴とする請求項1〜請求項6に記載の非水電解質二次電
    池。
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