JP2002214964A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002214964A
JP2002214964A JP2001011507A JP2001011507A JP2002214964A JP 2002214964 A JP2002214964 A JP 2002214964A JP 2001011507 A JP2001011507 A JP 2001011507A JP 2001011507 A JP2001011507 A JP 2001011507A JP 2002214964 A JP2002214964 A JP 2002214964A
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JP
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rotator
temperature
gloss
heating
heating rotator
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JP2001011507A
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English (en)
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Hidetoshi Katayanagi
秀敏 片柳
Hajime Tanaka
一 田中
Toshiki Hayamizu
俊樹 速水
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写材上のプリント画像の光沢度を、簡単な
構成により希望する光沢度に応じて制御する事を可能に
する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 テスト画像パターンが形成された用紙を
プロセス速度にて出力しつつ温度センサにより加熱ロー
ラの表面温度変化を検知するとともに、光沢検知手段に
より用紙に形成されたテスト画像パターンの光沢を検知
し、用紙上のテスト画像パターンが定着ニップ部を通過
するときの加熱ローラの表面温度と、用紙上のテスト画
像パターンの光沢との関係を検出し、予め選択された光
沢になるように、複数個のテスト画像パターン中で望ま
しい光沢が得られた際の加熱ローラの温度を記憶し、以
後テスト画像パターンを出力したのと同じ用紙を出力す
る画像形成動作時に、加熱ローラの設定温度を記憶され
た温度の値により決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、これらの機能を有する複合機等の画
像形成装置に用いられる定着装置に関し、特に、加熱ロ
ーラ、加熱定着ベルト等の加熱回転体と、該加熱回転体
に圧接する加圧回転体とを有し、トナー像の光沢制御と
定着制御を可能にする定着装置、及び該定着装置を備え
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置において、加熱溶融性の樹脂等より成
るトナーを担持する被記録材を加熱定着処理する定着装
置には、熱ローラ方式や熱定着ベルト方式が多く採用さ
れている。
【0003】熱ローラ方式の定着装置は、内部にハロゲ
ンヒータ等の発熱源を備えた加熱ローラと、これに圧接
する加圧ローラとから構成され、この一対のローラの圧
接部である定着ニップ部に用紙等の被記録材を通過させ
る事により、被記録材に担持されたトナー像を加熱、定
着させるものである。
【0004】カラートナー像に光沢を選択して定着し出
力画像を形成する熱ローラ型定着装置を有するカラー画
像形成装置が、特開昭63−30254号、特開平1−
142740号、特開平4−204669号、特開平7
−271230号、特開平9−190107号、特開平
9−269695号各公報等に開示されている。
【0005】特開平9−190107号公報、特開平9
−269695号公報の定着装置は、光沢が選択できる
ようにし、選択により定着温度、定着速度、定着圧力の
いずれかを変更するものである。特開平7−27123
0号公報の定着装置は、原稿の光沢を検知し定着オイル
塗布条件を変えてコピーの光沢を制御するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(第1の課題)特開平
9−190107号公報や特開平9−269695号公
報には、転写材上のトナー像に光沢が選択できるように
し、この選択により定着温度、定着速度、定着圧力のい
ずれかを変更するものが提案されている。しかしなが
ら、出力画像の光沢は、上記のような定着装置の因子だ
けでなく、転写材の表面粗さ等の因子によっても左右さ
れるため、様々な転写材において、選択した光沢を定着
器因子だけをあらかじめ変更して得ることは困難であ
る。
【0007】また、特開平7−271230号公報のよ
うに、原稿の光沢度を検知することによって、原稿の光
沢度に見合うような光沢に出力画像がなるように、定着
装置によるオイル塗布量などの定着装置の因子を制御す
るものが考えられているが、やはり様々な転写材におい
て、選択した光沢を定着装置の因子だけをあらかじめ変
更して得ることは困難であり、また、ユーザーが原稿と
出力の光沢の関係を一致させないようにしたい場合には
問題を生じる。
【0008】(第2の課題)定着ローラの表面粗さは、
転写材を通紙していく事によって、経時的に変化してい
く。例えば、基体上に弾性層を設け、更にその上にフッ
素樹脂をコーティングした定着ローラについては、ある
程度の表面粗さになるように、表面が加工されていて
も、定着ローラの表面粗さは転写材を通紙する事により
小さく変化していく。この現象は、通紙する転写材の種
類や、定着ローラの表面層の材質によっても傾向が異な
る。
【0009】定着ローラの表面粗さが大きければ、定着
後の転写材上のトナー像の光沢度は下がり、表面粗さが
小さければ、光沢度は上がる現象がある。これは定着ロ
ーラの表面層がフッ素樹脂のような硬い材質である場合
に顕著であり、トナー像の表面層の粗さが定着ローラの
表面層の粗さの影響を受けてしまうからである。
【0010】カラー画像形成装置の場合、画像形成中に
トナー像の光沢度を所定のレベルに保持することが必要
である。
【0011】また、現在、定着ローラ表面粗さの公差は
製造公差で決まっている。現行技術はこの公差範囲内の
表面粗さ変化を容認してきた。しかし、高画質化が求め
られる現在、定着ローラの表面粗さが変化しても、トナ
ー像の光沢度を常に所定のレベルに保持することが必要
である。
【0012】(第3の課題)画像形成装置により出力さ
れた画像の光沢度や定着性は、定着ローラの温度と定着
ニップ幅に依存する。定着ニップ幅は、ニップ幅を形成
する定着ローラなどの硬度に依存し、硬度のばらつき、
経時変化、定着ローラの押圧荷重のばらつき等によっ
て、定着ニップ幅がばらついたり、変化する事があるた
め、得られた画像の光沢度や定着性に差が出てくる。故
に定着ニップ部の幅の管理は必要なことである。
【0013】これまではサービスマンが手動で定着ニッ
プ幅を測定し、調整を行っていたが、それでは時間と手
間が掛かり、さらに、それまでに定着ニップ幅が理想と
する定着ニップ部の幅と異なる値となった場合は、安定
した光沢度や定着性の画像を得ることができない。
【0014】本発明は上記のような課題を解決する定着
装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする
ものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の第1の課題は、下
記の(1)〜(4)により解決される。
【0016】(1) 少なくとも加熱回転体と、該加熱
回転体に圧接する加圧回転体と、前記加熱回転体の表面
温度を検知する温度検知手段とから成る定着装置を有す
る画像形成装置において、前記加熱回転体と加圧回転体
とが圧接する定着ニップ部を通過した転写材に形成され
た画像の光沢を検知する光沢検知手段を設け、同一テス
ト画像パターンが複数個形成された転写材を同一プロセ
ス速度にて1枚もしくは複数枚出力しつつ、前記温度検
知手段により前記加熱回転体の表面温度変化を検知する
とともに、前記光沢検知手段により前記転写材に形成さ
れたテスト画像パターンの光沢を検知し、前記転写材上
のテスト画像パターンが定着ニップ部を通過するときの
前記加熱回転体の表面温度と、前記転写材上のテスト画
像パターンの光沢との関係を検出し、予め選択された光
沢になるように、複数個のテスト画像パターン中で望ま
しい光沢が得られた際の加熱回転体の温度T1を記憶
し、以後、前記テスト画像パターンを出力したのと同じ
転写材を出力する画像形成動作時に、前記加熱回転体の
設定温度を前記記憶された温度T1の値により決定し、
定着装置を制御することを特徴とする画像形成装置。
【0017】(2) 少なくとも加熱回転体と、該加熱
回転体に圧接する加圧回転体と、前記加熱回転体及び加
圧回転体の表面温度を検知する温度検知手段とから成る
定着装置を有する画像形成装置において、前記加熱回転
体と加圧回転体とが圧接する定着ニップ部を通過した転
写材に形成された画像の光沢度を検知する光沢検知手段
を設け、同一テスト画像パターンが複数個形成された転
写材を同一プロセス速度にて1枚もしくは複数枚出力し
つつ、前記温度検知手段により前記加熱回転体及び加圧
回転体の各表面温度変化を検知するとともに、前記光沢
検知手段により転写材に形成された画像の光沢を検知
し、前記転写材上のテスト画像パターンが定着ニップ部
を通過するときの前記加熱回転体及び加圧回転体の表面
温度と、転写材に形成されたテスト画像パターンの光沢
との関係を検出し、予め選択された光沢になるように、
複数個のテスト画像パターン中で望ましい光沢が得られ
た際の加熱回転体の温度T3及び加圧回転体の温度T4
を記憶し、前記加熱回転体及び加圧回転体の設定温度を
変えたときの画像形成時の加熱回転体の温度及び加圧回
転体の温度の変化を予測する第1テーブルを有し、且
つ、加熱回転体の温度及び加圧回転体の温度と光沢の関
係を予測する第2テーブルを有し、画像形成動作の1ジ
ョブ中に光沢度が最も望ましい値に近い推移をするよう
に前記の記憶された温度T3,T4と、前記第1テーブ
ル、第2テーブルにより加熱回転体の設定温度、及び加
圧回転体の設定温度を決定し、定着装置を制御すること
を特徴とする画像形成装置。
【0018】(3) 少なくとも加熱源を有する加熱回
転体と、該加熱回転体に圧接する加熱源を有するもしく
は加熱源を有しない加圧回転体と、前記加熱回転体及び
加圧回転体の表面温度を検知する温度検知手段とから成
る定着装置を有する画像形成装置において、前記加熱回
転体と加圧回転体とが圧接する定着ニップ部を通過した
転写材に形成された画像の光沢度を検知する光沢検知手
段を設け、同一テスト画像パターンが複数個形成された
転写材を同一プロセス速度にて1枚もしくは複数枚出力
しつつ、前記温度検知手段により前記加熱回転体及び加
圧回転体の各表面温度変化を検知するとともに、前記光
沢検知手段により転写材に形成された画像の光沢を検知
し、前記転写材上のテスト画像パターンが定着ニップ部
を通過するときの前記加熱回転体及び加圧回転体の表面
温度と転写材に形成されたテスト画像パターンの光沢の
関係を検出し、あらかじめ選択された光沢になるよう
に、複数個のテスト画像パターン中で望ましい光沢が得
られた際の加熱回転体の温度T5及び加圧回転体の温度
T6を記憶し、ウォームアップ時の加熱回転体の表面温
度勾配ΔTを検出し、前記加熱回転体及び加圧回転体の
設定温度と前記表面温度勾配ΔTを変えたときの画像形
成時の加熱回転体の温度及び加圧回転体の温度の変化を
予測する第3テーブルを有し、且つ、加熱回転体の温度
及び加圧回転体の温度と光沢の関係を予測する第4テー
ブルを有し、画像形成動作の1ジョブ中に光沢度が最も
望ましい値に推移をするように、前記の記憶された温度
T5,T6と前記第3テーブル、第4テーブルにより、
前記加熱回転体の設定温度及び加圧回転体の設定温度を
決定し、定着装置を制御することを特徴とする画像形成
装置。
【0019】(4) 少なくとも加熱回転体と、該加熱
回転体に圧接する加圧回転体と、前記加熱回転体の表面
温度を検知する温度検知手段とから成る定着装置を有す
る画像形成装置において、前記加熱回転体と加圧回転体
が圧接する定着ニップ部を通過後の転写材上の画像光沢
を検知する光沢検知手段を設け、識別記号が付与された
同一テスト画像パターンが複数個形成された転写材を同
一プロセス速度にて1枚もしくは複数枚出力しつつ、前
記温度検知手段により前記加熱回転体の表面温度変化を
検知するとともに、前記光沢検知手段により前記転写材
に形成されたテスト画像パターンの光沢を検知し、前記
転写材上のテスト画像パターンが定着ニップ部を通過す
るときの前記加熱回転体の表面温度と、前記転写材上の
テスト画像パターンの光沢との関係を検出し、ユーザー
は複数のテスト画像パターンから望ましい画像を選択
し、操作部上でその識別記号を入力もしくは選択し、こ
の選択された光沢が得られる加熱回転体の温度T7を記
憶し、以後、前記テスト画像パターンを出力したのと同
じ転写材を出力する画像形成動作時に、前記加熱回転体
の設定温度を記憶された温度T7により決定し、定着装
置を制御することを特徴とする画像形成装置。
【0020】上記の第2の課題は、下記の(5)、
(6)により解決される。 (5) 少なくとも加熱源を有する加熱回転体と、該加
熱回転体に圧接する加圧回転体と、少なくとも前記加熱
回転体の表面温度を検知する手段と、検知した温度が所
定温度になるように加熱源を制御する手段と、前記加熱
回転体の表面粗さを測定して光沢度を検知する光沢検知
手段とを備えた定着装置を有し、前記光沢検知手段によ
り測定された測定値によって前記加熱源を制御し、表面
粗さが小さく変化した場合には、定着設定温度を下げて
光沢度が所定レベルを保つようにする事を特徴とする画
像形成装置。
【0021】(6) 少なくとも加熱源を有する加熱回
転体と、該加熱回転体に圧接する加圧回転体と、少なく
とも前記加熱回転体表面の温度を検知する手段と、検知
した温度が所定温度になるように加熱源を制御する手段
と、前記加熱回転体の表面粗さを測定する光沢検知手段
とを備えた定着装置を有し、前記加熱回転体を新規のも
のに交換する時に、前記光沢検知手段により測定された
測定値によって、前記加熱回転体毎に前記所定温度を変
更するように制御する事を特徴とする画像形成装置。
【0022】上記の第3の課題は、下記の(7)、
(8)により解決される。 (7) 少なくとも加熱回転体と、該加熱回転体に圧接
する加圧回転体と、前記加圧回転体の押圧荷重を変更可
能な調整手段と、を備えた定着装置を有し、前記加熱回
転体と加圧回転体とが圧接する定着ニップ部を通過した
転写材上の画像光沢を検知する光沢検知手段とを設け、
ベタ画像を形成した転写材を前記定着装置へ搬送し、前
記転写材が前記加熱回転体と加圧回転体が圧接する定着
ニップ部を通過中に、前記加熱回転体もしくは前記加圧
回転体の駆動を停止し、前記転写材を一旦停止させ、再
び給送排紙する際に、前記光沢検知手段によりベタ画像
転写材中の光沢度が上昇している部分の通過時間を検知
することにより定着ニップ部の幅を検出し、検出された
定着ニップ部の幅と前もって決めておいた所定定着ニッ
プ部の幅の値と比較し、その差が定められた値以上の場
合に、前記調整手段により前記加圧回転体の押圧荷重を
制御することを特徴とする画像形成装置。
【0023】(8) 少なくとも加熱回転体と、該加熱
回転体に圧接する加圧回転体と、前記加圧回転体の位置
を変更可能な調整手段と、を備えた定着装置を有し、前
記加熱回転体と加圧回転体とが圧接する定着ニップ部を
通過した転写材上の画像光沢を検知する光沢検知手段と
を設け、ベタ画像を形成した転写材を前記定着装置へ搬
送し、前記転写材が前記加熱回転体と加圧回転体が圧接
する定着ニップ部を通過中に、前記加熱回転体もしくは
前記加圧回転体の駆動を停止し、前記転写材を一旦停止
させ、再び給送排紙する際に、前記光沢検知手段により
ベタ画像転写材中の光沢度が上昇している部分の通過時
間を検知することにより定着ニップ部の幅を検出し、検
出された定着ニップ部の幅と前もって決めておいた所定
定着ニップ部の幅の値と比較し、その差が定められた値
以上の場合に、前記調整手段により前記加圧回転体の位
置を制御することを特徴とする画像形成装置。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の定着装置、及び画
像形成装置の実施の形態を図を用いて説明する。
【0025】(画像形成装置の一実施形態)図1は、本
発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の一実施形態
を示すカラー画像形成装置の断面構成図である。
【0026】このカラー画像形成装置は、タンデム型カ
ラー画像形成装置と称せられるもので、縦列配置された
複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10K
と、複数のローラにより巻回され回動可能に支持された
半導電性エンドレスベルト状の中間転写体7と、給紙搬
送手段、及び定着装置8とから成る。
【0027】イエロー色の画像を形成する画像形成部1
0Yは、像担持体(感光体)1Yの周囲に配置された帯
電手段2Y、露光手段3Y、現像手段4Y、クリーニン
グ手段6Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像
形成部10Mは、像担持体(感光体)1M、帯電手段2
M、露光手段3M、現像手段4M、クリーニング手段6
Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10
Cは、像担持体(感光体)1C、帯電手段2C、露光手
段3C、現像手段4C、クリーニング手段6Cを有す
る。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、像担持体
(感光体)1K、帯電手段2K、露光手段3K、現像手
段4K、クリーニング手段6Kを有する。
【0028】画像形成部10Y,10M,10C,10
Kより形成された各色の画像は、一次転写手段5Y,5
M,5C,5Kにより、回動する中間転写体7上に逐次
転写されて、合成されたカラー画像が形成される。給紙
カセット20A,20B,20Cの何れかに収容された
転写材(以下、用紙と称す)Pは、給紙手段21により
給紙され、複数の中間ローラ22A,22B,22C,
22D、レジストローラ23を経て、二次転写手段5A
に搬送され、用紙P上にカラー画像が一括転写される。
カラー画像が転写された用紙Pは、定着装置8により定
着処理され、排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙ト
レイ25上に載置される。
【0029】両面画像形成時には、定着装置8から排出
された第1面に画像形成された用紙Pは、分岐手段26
により用紙排紙路から分岐され、下方の反転通紙路27
A,27B,27Cを通過して、中間ローラ22Dにお
いて合流する。反転搬送された用紙Pは、レジストロー
ラ23を経て、二次転写手段5Aに搬送され、用紙Pの
第2面上にカラー画像が一括転写される。カラー画像が
転写された用紙Pは、定着装置8により定着処理され、
排紙ローラ24に挟持されて機外の排紙トレイ25上に
載置される。
【0030】一方、二次転写手段5Aにより用紙Pにカ
ラー画像を転写した後、用紙Pを曲率分離した中間転写
体7は、クリーニング手段6Aにより残留トナーが除去
される。
【0031】画像形成処理中、一次転写手段5Kは常
時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写手段5
Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対
応する感光体1Y,1M,1Cに圧接する。二次転写手
段5Aは、ここを用紙Pが通過して二次転写が行われる
時にのみ、中間転写体7に圧接する。
【0032】(定着装置の構成)図2は本発明の定着装
置の一実施の形態を示す断面図である。
【0033】定着装置(ローラ定着装置)8は、加熱源
(ヒータ)81、加熱ローラ(加熱回転体)82、加圧
ローラ(加圧回転体)83等から成る。加熱ローラ82
の周囲には、非接触型の温度検知手段(以下、温度セン
サと称す)TS1、非接触型の温度異常防止手段TS
3、及びクリーニングローラ84、オイル塗布ローラ8
5、クリーニングローラ86が配置されている。なお、
使用するトナーや加熱ローラ82の表面離型層の材質に
よっては、オイル塗布ローラ85、クリーニングローラ
84,86は不要である。
【0034】加圧ローラ83の周囲には、温度検知手段
(以下、温度センサと称す)TS2、非接触型の温度異
常防止手段TS4が配置され、加圧ローラ83の内部に
は加熱源87が配置されている。
【0035】加熱源81,87には、ハロゲンランプ、
誘導加熱手段等が用いられる。加熱ローラ82は、熱伝
導性基体(芯金)821、弾性層822、離型層823
等により構成されている。加圧ローラ83は、熱伝導性
基体(芯金)831、弾性層832、被覆層833によ
り構成される。
【0036】加熱ローラ82の熱伝導性基体821とし
ては、熱伝導性の良好なアルミニウム材が主として用い
られ、ステンレス鋼材も用いられる。熱伝導性基体82
1は、所要の機械的強度を有し、厚さ(肉厚)が0.8
〜8mm厚のものである。なお、電磁誘導加熱方式の定
着装置の場合は、磁性ステンレス鋼材、例えばSUS4
03等を用いる。
【0037】弾性層822は、例えばシリコーンゴムや
フッ素ゴム等の合成ゴムで形成される。さらに画像形成
の高速化対応のために、前記合成ゴム中に、フィラーと
してシリカ、アルミナ、酸化マグネシウム等の金属酸化
物の粉末5〜30質量%を配合させて熱伝導率を向上さ
せる方法が好ましく、熱伝導率が(2〜20)×10 -3
J/cm・s・K程度の弾性層として形成したものを用
いる。弾性層822の厚さ(肉厚)は、0.8〜5m
m、好ましくは1〜3mm厚である。なお、加熱ローラ
82の外径は、20〜60mmである。
【0038】弾性層822の外側(外周面)に、トナー
との離型性を良好とするため、厚さ20〜100μmの
PFA(フッ素樹脂)チューブを被覆したものや、フッ
素樹脂(PFAまたはPTFE)塗料を20〜100μ
m塗布したものや、層厚20〜500μmのシリコーン
ゴムやフッ素ゴム、あるいはフッ素ゴムとフッ素樹脂の
混合物などを成形加工したもので、その外周に離型層8
23を設ける。離型層823は、トナーとの離型性を良
好とするとともに、弾性層822の耐久性を高める。離
型層823がフッ素樹脂層の場合は、弾性層822との
接着性を向上させるために、中間にフッ素樹脂とゴムと
の混合物の層を、20〜100μm程度の厚さで設ける
ことがある。
【0039】加圧ローラ83は、例えばアルミニウム材
を用いた熱伝導性基体831と、該熱伝導性基体831
の外周面に、例えばシリコーンゴムの、厚さ(肉厚)
0.8〜5mm厚でゴム硬度が0Hs〜40Hs(JI
S、Aゴム硬度)のゴム層よりなる弾性層832とによ
り形成された外径20〜50mm程度のソフトローラと
して構成される。弾性層832の外側(外周面)には、
離型性を有するPFA、PTFA等の厚さ20〜100
μmの耐熱性のフッ素樹脂のチューブを被覆したもの
や、PFA、PTFA等のフッ素樹脂塗料を厚さ20〜
100μmで塗布したもので離型層833が形成されて
いる。固定位置に回転可能に支持された上側の加熱ロー
ラ82と、バネ付勢されて加熱ローラ82に圧接する下
側の加圧ローラ83との間に、平面状の定着ニップ部N
が形成されトナー像tの定着が行われる。
【0040】温度センサTS1は、加熱ローラ82の表
面温度を検知する。温度センサTS2は加圧ローラ83
の表面温度を検知する。温度センサTS1,TS2の検
出信号により、制御手段9(図1参照)は、加熱源8
1,87への電力供給を制御し、加熱ローラ82、加圧
ローラ83の表面温度を所定温度に制御する。
【0041】加熱ローラ82と加圧ローラ83とが圧接
する定着ニップ部Nに用紙Pが導入されると、加熱源8
1により加熱された加熱ローラ82の熱が用紙Pに付与
され、用紙P上のトナー像tが加熱定着される。
【0042】図3は、定着装置の他の実施の形態を示す
断面図である。定着装置800は、加熱ローラ802に
より加熱された加熱定着ベルト807を移動させ、回転
する一対の加圧ローラ(加圧回転体、803A,803
B)間に用紙Pを挟持させて搬送し、用紙P上のトナー
像tを加熱定着するものである。
【0043】定着装置800は、ハロゲンランプ等の加
熱源(ヒータ)801、加熱ローラ802、圧接して回
転する一対の上加圧ローラ803Aと下加圧ローラ80
3B、加熱ローラ802と上加圧ローラ803Aの各外
周面を巻回して回動可能な加熱定着ベルト(加熱回転
体)807等から構成されている。加熱定着ベルト80
7の上部には、加熱定着ベルト807にオイルを塗布す
るオイル塗布ローラ805、オイル塗布ローラ805の
表面を清掃するクリーニングローラ806、及び加熱定
着ベルト807の表面を清掃するクリーニングローラ8
04が配置されている。なお、使用するトナーや加熱定
着ベルト807の表面離型層の材質によっては、オイル
塗布ローラ805、クリーニングローラ804,806
は不要である。
【0044】上加圧ローラ803Aは低硬度の発泡弾性
部材により形成されている。下加圧ローラ803Bはゴ
ム表層にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の
フッソ樹脂を被覆したものである。加熱ローラ802は
テフロン(登録商標)ローラであり、内部に加熱源80
1を有する。加熱定着ベルト807は、エンドレスベル
トであり、図2に示す加熱ローラ82の層構成と同様の
構成をなし、弾性変形可能である。即ち、基体のニッケ
ル電鋳層や耐熱ポリイミド層上にシリコーンゴム等の弾
性層と離型層とを被覆した3層構成、又は、基体、弾性
層、樹脂混合層、離型層から成る4層構成である。
【0045】加熱ローラ802の外周面近傍には温度セ
ンサTS1が配置され、下加圧ローラ803Bの外周面
近傍には温度センサTS2が配置されている。
【0046】図示しない搬送手段により定着装置800
に搬送される用紙Pは、上加圧ローラ803Aと下加圧
ローラ803Bとが圧接する定着ニップ部Nに送り込ま
れる。用紙P上に形成されたトナー像tは、定着ニップ
部Nにおいて、加熱源801により加熱され、図示しな
い駆動手段により回動される加熱定着ベルト807によ
り加熱、溶融されるとともに、上加圧ローラ803Aと
下加圧ローラ803Bとにより圧接されて用紙Pに定着
される。
【0047】図4は、更に他の実施の形態の定着装置8
10を示す断面図である。加熱源811を内部に有する
加熱ローラ812の下方には、4個の支持ローラ81
4,815,816,817を巻回して回動可能な加圧
ベルト813が配置されている。加圧ベルト813は加
熱ローラ812の外周面の一部に圧接する。加圧ベルト
813の内方に配置された押圧部材818は、加圧ベル
ト813を介して加熱ローラ812を押圧する。
【0048】(加圧回転体の押圧調整手段)図5は、加
圧回転体の押圧調整手段の各種実施の形態を示す模式図
である。
【0049】図5(a)、(b)は、図2に示す加圧ロ
ーラ83を加熱ローラ82に押圧する加熱ローラ定着方
式の定着装置である。
【0050】図5(a)に示す定着装置8の荷重調整手
段は、加圧ローラ83を所定の圧力で加熱ローラ82に
押圧する定圧形式である。加圧ローラ83の回転軸83
Aの両端部は、支点部材83Bに揺動可能に支持された
押圧レバー83Cに支持されている。押圧レバー83C
の他端はバネ83Dにより上方に牽張されて、加圧ロー
ラ83を加熱ローラ82に圧接している。バネ83Dの
張力は、バネ83Dを係止する片持ち梁83Eと、片持
ち梁83Eを変位させるカム83Fとにより、所定の圧
力に調整される。カム83Fは図示しない駆動源により
回転駆動される。カム83Fは偏芯カム、楕円形カム等
の曲面形状のカムであり、カムの回転軸を回転させる事
により、カム面に圧接する片持ち梁83Eが揺動され
る。
【0051】カム83Fを回転して片持ち梁83Eの停
止位置を変える事により、バネ83Dの張力が変わり、
加熱ローラ82と加圧ローラ83とが圧接する定着ニッ
プ部Nにおける押圧力が変わってニップ長さが所定値に
調整される。
【0052】図5(b)に示す定着装置8の位置調整手
段は、加圧ローラ83を所定の加圧位置に押圧する定位
置形式である。加圧ローラ83の回転軸83Aの両端部
は、支点部材83Bに揺動可能に支持された押圧レバー
83Cに支持されている。押圧レバー83Cの他端はカ
ム83Gにより、所定の加圧位置に調整される。カム8
3Gは図示しない駆動源により回転駆動される。カム8
3Gの回転停止位置を変える事により、押圧レバー83
Cとの加圧位置が変わり、ニップされた時の加熱ローラ
82と加圧ローラ83との軸間距離が変わって、定着ニ
ップ部Nにおけニップ長さが所定値に調整される。
【0053】図5(c)、(d)は、下加圧ローラ80
3Bを上加圧ローラ803Aに押圧する加熱定着ベルト
方式の定着装置800である(図3参照)。
【0054】図5(c)に示す定着装置800の荷重調
整手段は、下加圧ローラ803Bを所定の圧力で加熱定
着ベルト807を介して上加圧ローラ803Aに押圧す
る定圧形式である。図5(d)に示す定着装置800の
位置調整手段は、加圧ローラ803Bを所定の加圧位置
に押圧する定位置形式である。荷重調整手段は図5
(a)と同様であり、位置調整手段は図5(b)と同様
であるから説明を省略する。
【0055】上記の定圧形式、定位置形式の何れも、加
熱ローラ82(803A)と加圧ローラ83(803
B)とが圧接する定着ニップ部Nにおける荷重、ローラ
軸間距離を調整する事によりニップ長さが所定値に調整
される。
【0056】図5(e)は、加圧ベルト813を加熱ロ
ーラ812に押圧する加圧ベルト方式の定着装置810
であり(図4参照)、位置調整手段を有する。
【0057】支持ローラ816はバネ819Aにより付
勢され、加圧ベルト813を張設する。支持ローラ81
5の回転軸の両端部は、支点部材に揺動可能に支持され
た押圧レバー819Bに支持されている。押圧レバー8
19Bの他端はカム819Cにより、所定の加圧位置に
調整される。カム819Cの回転停止位置を変えること
により、加熱ローラ812と加圧ベルト813とが圧接
する定着ニップ部Nにおけるニップ長さが所定値に調整
される。
【0058】(光沢度の測定)カラー画像の場合は、光
沢の有無は、見た目に大きな差異を与える。通常、用紙
Pの下地の光沢と画像部の光沢は一致したほうが自然な
印象を与える。しかし、見映えのする彩度の高い絵とす
るには、光沢をつけたほうが望ましい。光沢の強さ(光
沢度)は、通常、鏡面光沢度Gsで表示している。
【0059】Gs[%]=(Φs/Φos)×使用標準
面の光沢度 ここで、Φsは画像からの鏡面反射光束、Φosは標準
面からの反射光束であり、通常紙に対しては75°の入
射角の鏡面光沢度で使われる。
【0060】光沢度の測定は、JISZ8741、方法
2により日本電色製の光沢度計VGS−10を用いて測
定した。
【0061】(光沢検知手段)図2に示す定着装置8に
おいては、用紙Pを挟持して排出する排出ローラ88、
排紙ローラ24間に、光沢検知手段を設けることによ
り、用紙Pの距離をある程度一定に保つことができ測定
が正確にできる。
【0062】排出ローラ88による用紙搬送速度より、
排紙ローラ24による用紙搬送速度を速くする事によ
り、用紙Pの弛みをなくしたり、排出ローラ88と排紙
ローラ24の距離をできるだけ短くする事が、光沢検知
のバラツキを少なくするために望ましい。
【0063】図3に示す定着装置800においては、定
着ニップ部Nの下流側の排出ローラ808と、更に下流
側の排紙ローラ24との間に光沢検知手段PSを設け
る。なお、トナー画像の光沢検知手段PSの設置位置
は、光沢検知手段PSの耐熱性が問題にならないような
場所に設定できれば、定着ニップ部Nと排出ローラ80
8(又は排出ローラ88)との間にもってきてもよい。
【0064】図4に示す定着装置810においては、定
着ニップ部Nの下流側の支持ローラ815と、更に下流
側の排紙ローラ24との間に光沢検知手段PSを設け
る。
【0065】図2〜図4に示すように、光沢検知手段P
Sは、定着ニップ部Nを通過した用紙Pに形成された画
像の光沢を安定して検知する位置に設置される。
【0066】(第1の実施の形態)図6は定着装置8を
通過する用紙Pの搬送経路と、光沢検知手段PSの配置
を示し、図6(a)は平面図、図6(b)は正面図であ
る。
【0067】テスト画像パターンは、まず画像
形成部10(Y,M,C,K)において形成された後、
一次転写手段5(Y,M,C,K)によって、回動する
中間転写体7上に転写される。その後、用紙Pは給紙手
段21により給紙され、複数の中間ローラ22A〜22
D、レジストローラ23を経て二次転写手段5Aに搬送
され、用紙P上に転写される。
【0068】テスト画像パターンは、帯電手段
2(Y,M,C,K)、現像手段4(Y,M,C,
K)、露光手段3(Y,M,C,K)、一次転写手段5
(Y,M,C,K)により、用紙P上の所定位置に所定
の大きさで、且つほぼ所定のトナー付着量(例えば、
0.3〜0.5mg/CM2)になるように形成され
る。
【0069】テスト画像パターンの用紙搬送方向の大き
さについては、プロセス速度と光沢検知手段PSの検知
応答性を考慮し、一定以上の大きさにし、且つ、その範
囲でトナー消費量が不必要に増大しない範囲が望まし
い。また、用紙P上のテスト画像パターンの位置につい
ては、用紙Pが排紙ローラ24と排出ローラ88の両方
にニップされたときに、光沢検知手段PSにより検知可
能な位置に設置する事が望ましい。
【0070】同一の複数個のテスト画像パターン
が形成された用紙Pを同一プロセス速度にて1枚もし
くは複数枚出力しつつ、温度センサTS1により加熱ロ
ーラ82の表面温度変化を検知するとともに、光沢検知
手段PSにより用紙Pに形成された各テスト画像パター
ンの光沢を検知し、用紙P上の各テスト画像パターンが
定着ニップ部Nを通過する時の、加熱ローラ82の表面
温度と、用紙P上の各テスト画像パターンの光沢との関
係を検出する。
【0071】この時、加熱ローラ82の表面温度ができ
る限り大きく変化させられる事が望ましい。一般的に、
加熱ローラ82が数100μm以上の良熱伝導体でない
シリコーンゴムなどの弾性層や樹脂層を備える場合に
は、用紙Pを出力するとき、初期の数10枚以内の領域
では、加熱ローラ82の表面温度が大きく低下する。こ
のため、テスト画像パターンを複数保持している1枚の
用紙Pの出力中でも、ある程度の範囲は、加熱ローラ8
2の表面温度が振れた事になるが、より大きく表面温度
を振りたい場合には、用紙Pを複数枚出力したり、その
際、加熱源81をオフしたりする事もある。ここでは用
紙1枚に対してテスト画像パターンが4箇所の場合を示
しているが、トナー消費量が不必要に増大しない範囲で
増減させる場合もある。
【0072】予め選択された光沢になるように、複数個
のテスト画像パターン中で望ましい光沢が得ら
れた際の加熱ローラ82の温度T1を記憶手段に記憶
し、以後、同一の用紙Pで出力する画像形成動作時に、
加熱ローラ82の設定温度を記憶された温度T1の値に
より決定し定着装置8を制御する。
【0073】ここで加熱ローラ82の設定温度自体を温
度T1としにのは、先に記載したように、用紙Pを連続
出力する際、加熱源81がオンしていても、初期の数1
0枚以内では、加熱ローラ82の表面温度が大きく低下
するからである。例えば、画像形成開始時、或いは、装
置スタンバイ時の加熱ローラ82の設定温度をT1+x
[℃]、例えば、T1+20[℃]とし、画像形成動作
が数10枚完了したところで、設定温度をT1[℃]に
移行されるように制御する。この制御は、温度センサT
S1の検知に基づいて加熱源81への供給電力を制御す
る事により行う。
【0074】また、前記複数個のテスト画像パターン
を出力中に望ましい光沢が得られたものがない場
合に、プロセス速度を変更して、同様に複数個のテスト
画像パターンを出力して光沢を検知し、予め選
択された光沢になるように、複数個のテスト画像パター
ン中で望ましい光沢が得らた際のプロセス速度
と加熱ローラ82の温度T2を記憶し、以後、同一の用
紙Pで出力する画像形成動作時に、記憶されたプロセス
速度え出力し、加熱ローラ82の設定温度を記憶された
温度T2の値により決定し、定着装置8を制御する。
【0075】プロセス速度を1回変更した後も、複数個
のテスト画像パターンを出力した中に、望ましい光沢が
得られたものが存在しない場合には、さらにプロセス速
度を変更して、同様な事を行う。このようにして、望ま
しい光沢が得られるまでプロセス速度の変更を繰り返す
が、プロセス速度の変更が所定回数以上になった場合に
は、通紙した用紙Pに対して所望の光沢が得られないと
判断し、その旨をユーザーに判るように表示を行う事が
望ましい。
【0076】図7は、制御手段9による定着装置8の制
御を示すブロック図、図8は定着装置8の制御を示すフ
ローチャートである。S1〜S12は処理過程のステッ
プ番号を示す。
【0077】S1:ユーザーが画像形成装置の操作パネ
ル上で、画像の光沢レベルを選択する。もしくは、光沢
レベルの値を入力する。
【0078】S2:ユーザーが画像形成する用紙Pを収
納する給紙カセットを20A,20B,20Cの中から
選択する。
【0079】S3:前回の画像形成ジョブと同じ給紙カ
セットを選択したか否かを判断する。
【0080】S4:前回の画像形成ジョブと同じ給紙カ
セットが選択された場合には、選択された給紙カセット
内の用紙Pが前回の画像形成ジョブと同じ紙種か否かを
判断する。例えば、前回の画像形成ジョブ以降、当該給
紙カセット内に用紙Pを出し入れしているか否かを判断
する。給紙カセットの出入が行われていなければ、給紙
カセット内の用紙Pは、同じ用紙Pが入ったままである
と判断する。給紙カセットの出入が行われていれば、異
なる用紙Pが入れられた可能性があると判断する。
【0081】S5:S4で同じ紙種の用紙Pでないと判
断した場合、もしくは、S3で前回の画像形成ジョブ時
と異なる給紙カセットが選択されたと判断した場合、所
定のプロセス速度で1枚もしくは複数枚の用紙Pを給紙
する。S4で同じ紙種の用紙Pであると判断した場合
は、S10に移行する。
【0082】S6:画像形成装置内に記憶されている複
数個のテスト画像パターンを露光手段3(Y,
M,C,K)により走査露光して画像形成部10(Y,
M,C,K)で形成し、一次転写手段5(Y,M,C,
K)で中間転写体7へ転写し、さらに二次転写手段5A
によりよPへ転写することによりテストプリントし、定
着装置8による定着処理後、用紙P上に定着、形成され
たテスト画像パターンの光沢度を光沢検知手段
PSにより測定し、排紙ローラ24により排出する。こ
の際、テスト画像パターンはトナー像tがY,M,C,
Kの何れかの単色、又は、YとM、MとC、CとYの何
れかの組み合わせ2次色、もしくは、YとMとCの重ね
合わせのプロセスブラックの何れかに設定する。
【0083】S7:テスト画像パターンの定着
処理時の加熱ローラ82の温度、テスト画像パターン
の光沢度の関係を記憶手段に記憶させる。
【0084】S8:S7で、加熱ローラ82の温度が変
化した範囲内で、S1で選択された光沢レベルが得られ
る温度条件があったか否かを判断する。あれば、その加
熱ローラ82の温度の値を記憶する。
【0085】S9:選択された光沢レベルが得られる温
度条件がない場合には、プロセス速度を変更してS5へ
移行する。
【0086】S10:加熱ローラ82の設定温度を決定
する。選択された光沢レベルが得られる加熱ローラ82
の温度の値から、画像形成動作時の加熱ローラ82の設
定温度の決定の仕方は前述の通りである。
【0087】S11:決定された条件で画像形成を実行
する。 S12:次の画像形成ジョブでS1へ移行する。
【0088】なお、S7,S8においては、全てのテス
ト画像パターンに対する加熱ローラ82の温度と、光沢
度を記憶しなくてもよく、光沢検知手段PSで選択され
た光沢度が、検出されたテスト画像パターンに対する加
熱ローラ82の温度を記憶するだけでも良い。
【0089】(第2の実施の形態)第1の実施の形態に
対して異なる部分のみを以下に記載する。
【0090】S7:テスト画像パターンの定着
処理時の加熱ローラ82の温度、加圧ローラ83の温
度、テスト画像パターンの光沢度の関係を記憶手段に記
憶する。
【0091】S8:S1で選択された光沢レベルが得ら
れたテスト画像パターンがあれば、その時の加熱ローラ
82の温度T3と加圧ローラ83の温度T4を記憶す
る。なければプロセス速度を変更してS5を再実行す
る。
【0092】S10:加熱ローラ82の設定温度、加圧
ローラ83の設定温度を変更させたときの画像形成時の
加熱ローラ82の温度T3、及び加圧ローラ83の温度
T4の推移を予測する第1テーブル、及び加熱ローラ8
2の温度、加圧ローラ83の温度の変化に対する光沢度
の変化を予測する第2テーブル、及び前記温度T3,T
4の値から画像形成ジョブ中にS1で選択された光沢度
に最も近い推移をするように加熱ローラ82の設定温
度、加圧ローラ83の設定温度を決定する。
【0093】
【表1】
【0094】表1は、加熱ローラ82の設定温度a、及
び加圧ローラ83の設定温度bに対する連続プリント時
の加熱ローラ82及び加圧ローラ83の各温度差を示す
第1テーブルである。表中のαi,βiは、a,bに依
存する値である。
【0095】第1テーブルは、加熱ローラ82の設定温
度aと、加圧ローラ83の設定温度bとの複数通りの組
合せに対して、任意のプリント数での加熱ローラ82及
び加圧ローラ83の各温度を記憶手段に記憶している。
【0096】プリント数に対する加熱ローラ82の温
度、加圧ローラ83の温度の温度変化がそれほど大きく
ない場合は、第1テーブルは表1のように、1プリント
毎の加熱ローラ82の温度と加圧ローラ83の温度との
温度推移を表すものでなくともよく、数プリント毎の推
移を記憶していればよい。また、設定温度と実際の加熱
ローラ82の温度推移との関係は、画像形成ジョブ中の
設定温度が一つに固定されている場合に限定されない。
【0097】
【表2】
【0098】表2は加熱ローラ温度値、加圧ローラ温度
値に対応する画像の光沢度を示す第2テーブルである。
なお、この第2テーブルは、この表2に限定されるもの
ではなく、加熱ローラ温度値、加圧ローラ温度値と、画
像の光沢度は、1:1で対応していればよい。
【0099】テスト画像パターンのプリント中
の加熱ローラ温度値、加圧ローラ温度値と、画像の光沢
度とを検出する事により、表2中のAの値が決定され
る。表2により、加熱ローラ温度値、加圧ローラ温度値
に対する光沢度の絶対値が決まる。
【0100】
【表3】
【0101】上記の第1テーブル、第2テーブルによ
り、加熱ローラ82の設定温度aと、加圧ローラ83の
設定温度bとの複数通りの組合せの各々に対して、任意
のプリント数での光沢度が計算される(表3参照)。
【0102】出力として光沢度Gsを望む場合、 |Ai,1−Gs|+|Ai,2−Gs|+・・・+|Ai,98−Gs|+| Ai,99−Gs|・・・(式1) 式1の値が最小値になる設定温度とする。ここで、A
i,1〜Ai,99は、各プリント数での光沢度であ
る。
【0103】この他、max(Ai,1、Ai,2、・
・・Ai,98、Ai,99)−Gs、又は、min
(Ai,1、Ai,2、・・・Ai,98、Ai,9
9)−Gsが最小となる加熱ローラ82、及び加圧ロー
ラ83の設定温度とするなど、様々な方法が考えられ
る。
【0104】なお、光沢度Gsについては、装置の操作
パネル上の光沢度選択ボタンと対応させてもよいし、次
の第3の実施の形態に記載されるようにユーザにテスト
画像パターンから選択させてもよい。
【0105】(第3の実施の形態)画像形成部10
(Y,M,C,K)、一次転写手段5(Y,M,C,
K)、二次転写手段5Aによって用紙P上に形成される
識別記号が付与された複数個のテスト画像パターン
を形成した用紙Pを同一プロセス速度にて1枚もし
くは複数枚出力しつつ加熱ローラ82の表面温度変化及
び光沢を検出し、加熱ローラ82の表面温度に対する光
沢の関係を検出し、ユーザーは複数のテスト画像パター
ンから望ましい画像を選択し、その識別記号を
入力あるいは操作部上で選択し、この選択された光沢が
得られる加熱ローラ温度値T7を記憶し、以後、同一の
用紙Pで出力する画像形成動作時に、加熱ローラ82の
設定温度を記憶された値T7により決定し、定着加熱手
段を制御する。
【0106】第1及び第2の実施の形態との差異は、望
ましい光沢を前もって入力するか、テスト画像パターン
を出力してから入力するかという事である。
【0107】(第4の実施の形態)加熱ローラ82及び
加圧ローラ83の表面温度と用紙Pに形成されたテスト
画像パターンの光沢の関係を検出し、あらかじめ選択さ
れた光沢になるように、複数個のテスト画像パターン
中で望ましい光沢が得られた際の加熱ローラ82
及び加圧ローラ83の温度を記憶し、ウォームアップ時
の加熱ローラ82の表面温度勾配ΔTを検出し、加熱ロ
ーラ82及び加圧ローラ83の設定温度と表面温度勾配
ΔTを変化させた時の画像形成時の加熱ローラ82の温
度及び加圧ローラ83の変化の推移を予測する第3テー
ブルを有し、且つ、加熱ローラ82の温度及び加圧ロー
ラ83の温度に対する光沢の関係を予測する第4テーブ
ルを有し、1ジョブ中に望ましい光沢度から光沢度が外
れることのないように加熱ローラ82及び加圧ローラ8
3の設定温度を決定し、以後、同一用紙に画像形成する
場合は、その設定温度にて定着装置を制御する。な供給
電力条件をそれらから算出し、現在設定しているコピー
中の定着装置8への供給電力条件から供給電力の値を変
更する(表1〜表3参照)。
【0108】
【表4】
【0109】ウォーミングアップ時の加熱ローラ82の
温度がT1(℃)になってからT2(℃)になるまでの
時間tm(秒)に対応する、供給電力の実効電力W(ワ
ット)を表4に示す。なお、T1<T2<ウォーミング
アップ完了温度とする。
【0110】ウォーミングアップ時の温度センサTS1
による検知温度が、例えば100℃から150℃に至る
までの時間により、定着装置8の実効電力Wを推定す
る。
【0111】加熱源に使用されるハロゲンランプの電力
は、量産バラツキが±5%程度あり、定着装置8への投
入電力もある程度バラツキがあるため(例えば、±10
%)、実際の実効電力Wを表4のように推定する。
【0112】(第5の実施の形態)
【0113】
【表5】
【0114】表5は、加熱ローラ82の設定温度a、及
び加圧ローラ83の設定温度b及び実効電力Wに対する
連続プリント時の加熱ローラ82及び加圧ローラ83の
各温度差を示す第3テーブルである。表中のαi,βi
は、a,b,Wに依存する値である。
【0115】加熱ローラ82の設定温度aと、加圧ロー
ラ83の設定温度bと実効電力Wとの複数通りに組合せ
に対して任意のプリント数での加熱ローラ82及び加圧
ローラ83の各温度を記憶手段に記憶している。
【0116】プリント数に対する加熱ローラ82の温
度、加圧ローラ83の温度の温度変化がそれほど大きく
ない場合は、第3テーブルは表5のように、1プリント
毎の加熱ローラ82の温度と加圧ローラ83の温度の温
度推移を表すものでなくともよく、数プリント毎の推移
が記憶されていればよい。また、設定温度と実際の加熱
ローラ82の温度推移との関係は、画像形成ジョブ中の
設定温度が一つに固定されている場合に限定されない。
【0117】加熱ローラ温度値、加圧ローラ温度値に対
応する画像の光沢度を示す第4テーブルは、表2に示す
第1テーブルと同じである。なお、この第4テーブル
は、この表5に限定されるものではなく、加熱ローラ温
度値、加圧ローラ温度値と、画像の光沢度は、1:1で
対応していればよい。
【0118】テスト画像パターンのプリント中
の加熱ローラ温度値、加圧ローラ温度値と、画像の光沢
度とを検出する事により、表2中のAの値が決定され
る。表2により、加熱ローラ温度値、加圧ローラ温度値
に対する光沢度の絶対値が決まる。
【0119】
【表6】
【0120】上記の第3テーブル、第4テーブルによ
り、加熱ローラ82の設定温度aと、加圧ローラ83の
設定温度bと、実効電力Wとの複数通りの組合せの各々
に対して、任意のプリント数での光沢度が計算される
(表6参照)。
【0121】出力として光沢度Gsを望む場合、 |Ai,1−Gs|+|Ai,2−Gs|+・・・+|Ai,98−Gs|+| Ai,99−Gs|・・・(式1) 式1の値が最小値になる設定温度とする。ここで、A
i,1〜Ai,99は、各プリント数での光沢度であ
る。
【0122】この他、max(Ai,1、Ai,2、・
・・Ai,98、Ai,99)−Gs、又は、min
(Ai,1、Ai,2、・・・Ai,98、Ai,9
9)−Gsが最小となる加熱ローラ82、及び加圧ロー
ラ83の設定温度とするなど、様々な方法が考えられ
る。
【0123】なお、光沢度Gsについては、装置の操作
パネル上の光沢度選択ボタンと対応させてもよいし、ユ
ーザにテスト画像パターンから選択させてもよ
い。
【0124】(第6の実施の形態)図9は本発明の定着
装置の更に他の実施の形態を示す断面図である。
【0125】加熱ローラ82の外周面の一部に光沢検知
手段PS2を配置する。加熱ローラ82の表面粗さRz
を光沢検知手段PS2により測定し、その測定結果によ
って定着条件を制御し、表面粗さRzが小さく変化した
場合には、定着設定温度を下げて光沢度が所定レベルを
保つようにする。
【0126】これにより、加熱ローラ82が新品の場合
と、使用されていって交換時期に達する迄とで、定着処
理後の画像の光沢度Gsを所定レベルに保つ事ができ
る。
【0127】また、新規の加熱ローラ82に交換する時
に、加熱ローラ82の表面粗さRzレベルを光沢検知手
段PSにより測定し検知して、加熱ローラ82毎に適正
温度に補正する。
【0128】これにより、加熱ローラ82が寿命に達し
新品のものに交換する場合に、交換前の加熱ローラ82
の表面粗さRzに比較して、新品の加熱ローラ82の表
面粗さRzが大きいと、定着処理後の画像の光沢度Gs
が低下し、或いは、新品の加熱ローラ82の表面粗さR
zが交換前の加熱ローラ82の表面粗さRzより小さい
と、定着処理後の画像の光沢度Gsが上昇する現象が無
くなり、常に一定の光沢度Gsが得られる。
【0129】図10は、加熱ローラ82の表面温度を一
定(例えば、190℃)としたときの加熱ローラ82の
表面粗さRzと光沢度Gsの関係を示す特性図である。
表面粗さRzが増大して粗面になると、光沢度Gsは低
下する。
【0130】図11は、加熱ローラ82の表面粗さを一
定(例えば、Rz=1.5μm)としたときの定着温度
と光沢度Gsの関係を示す特性図である。定着温度が増
大すると、光沢度Gsは増加する。
【0131】本発明の定着装置8の諸元を以下に示す。 加熱ローラ82の線速:180mm/sec ニップ幅:9mm 加熱ローラ82の層構成:熱伝導性基体、弾性層、混合
層、離型層の4層構成 トナー:スチレンアクリル重合トナー、軟化点125℃
以下 なお、図10、図11の特性は、トナー物性や加熱ロー
ラ82の構成等により異なってくるが、表面粗さRzが
大きいほど、加熱ローラ82の表面温度が低いほど、ト
ナー像の光沢度が小さくなる傾向は変わらないことを示
している。
【0132】(第7の実施の形態)加熱ローラ定着方式
の定着装置8は、加熱ローラ82、加圧ローラ83、加
圧ローラ83の押圧荷重を変更可能な荷重調整手段(8
3A〜83F)、光沢検知手段PSを有する(図5
(a)参照)。
【0133】加熱定着ベルト方式の定着装置800は、
加熱定着ベルト807、上加圧ローラ803A、下加圧
ローラ803B、下加圧ローラ803Bの押圧荷重を変
更可能な荷重調整手段、光沢検知手段PSを有する(図
5(c)参照)。なお、荷重調整手段は、図5(a)に
示す荷重調整手段(83A〜83F)と同じである。
【0134】ベタ画像を形成された用紙Pを給送し、用
紙Pが加熱ローラ82と加圧ローラ83が圧接する定着
ニップ部Nを通過するときに、ローラ駆動を停止して、
用紙Pを一旦停止させ、約5〜30秒後に再びローラ駆
動を開始して、再び給送排紙する際に、光沢検知手段P
Sによりベタ画像の用紙P中の光沢度が上昇している部
分の通過時間を検知することにより定着ニップ部Nの幅
を検出し、検出された定着ニップ部Nの幅と前もって決
めておいた所定定着ニップ部Nの幅の値と比較し、その
差が定められた値以上の場合に、荷重調整手段により加
圧ローラ83の押圧を制御する。このような動作を繰り
返し、定着ニップ部Nの幅が所定値になるように調整す
る。
【0135】荷重調整手段は、ある一定の時間または一
定のコピー数で定着ニップ部Nの幅の測定し、調整を行
う。
【0136】定着ニップ部Nの幅を自動で制御すること
により、手動による定着ニップ部Nの幅の測定・調整を
行う時間と手間を省く事ができるとともに、光沢度や定
着性が統一された安定した画像の提供が可能となる。
【0137】光沢検知手段PSを装備した定着装置にお
いて、定着ニップ部Nの位置で停止させた後のベタ画像
を排紙する際に、光沢検知手段PSにより用紙P上に形
成された画像の光沢度Gsが上昇している部分の通過時
間を検出することで、その時点での定着ニップ部Nの幅
を測定することが可能になる。また、その定着ニップ部
Nの幅の値をフィードバックし、理想の定着ニップ部N
の幅を維持することで、安定した画像を出力することが
できる。
【0138】(第8の実施の形態)定着装置8は加熱ロ
ーラ82、加圧ローラ83、加圧ローラ83の位置を変
更可能な位置調整手段(83B,83C,83G)、光
沢検知手段PSを有する(図5(b)参照)。
【0139】定着装置800は加熱定着ベルト807、
上加圧ローラ803A、下加圧ローラ803B、下加圧
ローラ803Bの位置を変更可能な位置調整手段、光沢
検知手段PSを有する(図5(c),(d)参照)。
【0140】定着装置810は加熱ローラ812、加圧
ベルト813、加圧ベルト813の位置を変更可能な位
置調整手段、光沢検知手段PSを有する(図5(e)参
照)。
【0141】ベタ画像を形成された用紙Pを給送し、用
紙Pが加熱ローラ82と加圧ローラ83が圧接する定着
ニップ部Nを通過する時に、ローラ駆動を停止して、用
紙Pを一旦停止させ、約5〜30秒後に再びローラ駆動
を開始して、再び給送排紙する際に、光沢検知手段PS
によりベタ画像の用紙P中の光沢度が上昇している部分
の通過時間を検知することにより定着ニップ部Nの幅を
検出し、検出された定着ニップ部Nの幅と前もって決め
ておいた所定定着ニップ部Nの幅の値と比較し、その差
が定められた値以上の場合に、位置調整手段により加圧
ローラ83の位置を制御する。
【0142】位置調整手段は、ある一定の時間または一
定のコピー数で定着ニップ部Nの幅を測定し、調整を行
う。
【0143】(画像形成装置の他の実施例)本発明のカ
ラー画像形成装置は、図1に示すタンデム型カラー画像
形成装置に限定されるものではなく、複数の像担持体上
に形成されたトナー像を用紙Pに直接転写して重ね合わ
せトナー像を形成し、定着装置により重ね合わせトナー
像を定着する方式のカラー画像形成装置にも適用可能で
ある。
【0144】また、本発明のカラー画像形成装置は、像
担持体上に順次形成される各色トナー像を重ね合わせた
のち、転写部で用紙P上に1回で転写してカラー画像を
形成し、その後、用紙Pを像担持体面から剥離し、定着
装置により重ね合わせトナー像を定着する方式のカラー
画像形成装置にも適用可能である。
【0145】
【発明の効果】(1) 請求項1〜4に記載された画像
形成装置により、最少のテストコピーにて選択された用
紙に対して選択された光沢度が得られるような定着因子
(設定温度やヒーターの制御)の決定を一旦行って記憶
し、以後同一用紙が通紙される時は、その記憶された条
件にて画像出力動作を行なうことにより、望ましい光沢
度を得ることができる。他の用紙に対してコピーを行な
う場合は同様なことを行なえばよいし、所定のプロセス
速度で望ましい光沢度が得られない場合は、請求項2の
ようにプロセス速度を変更して最適条件を求めるように
すれば良い。さらに請求項5のように制御すれば、ユー
ザーは実際に出力サンプルの中から好みの光沢を選択で
き、この光沢が安定して得られるように画像形成装置を
制御することが可能になる。
【0146】(2) 請求項6に記載された画像形成装
置により、定期的に加熱ローラの表面粗さレベルを光沢
検知手段により検知し、光沢検知手段の出力値に基づい
て定着制御温度を設定する事により、新規加熱ローラと
使い込んでいった時の加熱ローラとで、用紙上の画像光
沢度差が無くなる。
【0147】また、請求項7に記載された画像形成装置
により、加熱ローラが寿命で交換になった場合の交換前
の加熱ローラに比較し、交換後の新しい加熱ローラの表
面粗さが大きくなれば、用紙上の画像光沢度は下がり、
表面粗さが小さくなると用紙上の画像光沢度は上がる現
象が無くなり、加熱ローラ交換前後で殆ど光沢差のない
良好な光沢度の画像が得られる。
【0148】(3) 請求項8,9に記載された画像形
成装置によれば、定着ニップ部の幅を自動で制御するこ
とにより、手動による定着ニップ部の幅の測定・調整を
行う時間と手間を省くとともに、用紙上の画像の光沢度
矢定着性が統一された安定した画像を提供する事が可能
になる。
【0149】即ち、定着装置の排紙部に光沢検知手段を
装備させる事により、定着ニップ部位置で一旦停止させ
た後のベタ画像を排紙する際に、光沢検知手段でその光
沢度が上昇している部分の通過時間を検出することで、
その時点での定着ニップ部の幅を測定することが可能に
なる。また、その定着ニップ部の幅の値をフィードバッ
クし、理想の定着ニップ部の幅を維持することで、安定
した画像を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置を備えた画像形成装置の
一実施形態を示すカラー画像形成装置の断面構成図。
【図2】本発明の定着装置の一実施の形態を示す断面
図。
【図3】定着装置の他の実施の形態を示す断面図。
【図4】定着装置の更に他の実施の形態を示す断面図。
【図5】加圧回転体の押圧調整手段の各種実施の形態を
示す模式図。
【図6】定着装置の用紙搬送経路と光沢検知手段の配置
を示す平面図、及び正面図。
【図7】定着装置の制御を示すブロック図。
【図8】定着装置の制御を示すフローチャート。
【図9】本発明の定着装置の更に他の実施の形態を示す
断面図。
【図10】加熱ローラの表面粗さと光沢度の関係を示す
特性図。
【図11】定着温度と光沢度の関係を示す特性図。
【符号の説明】
8 定着装置(ローラ定着装置) 9 制御手段 81,87 加熱源(ヒータ) 82 加熱ローラ(加熱回転体) 83 加圧ローラ(加圧回転体) 88 排出ローラ 800 定着装置 801 加熱源(ヒータ) 802 加熱ローラ 803A 上加圧ローラ(加圧回転体) 803B 下加圧ローラ(加圧回転体) 807 加熱定着ベルト(加熱回転体) 808 排出ローラ 810 定着装置 811 加熱源(ヒータ) 812 加熱ローラ 813 加圧ベルト Gs 光沢度 N 定着ニップ部 P 転写材(用紙) PS 光沢検知手段 Rz 表面粗さ TS1,TS2 温度検知手段(温度センサ)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA11 DA12 DA38 DA45 DA50 DC02 DC10 EA12 EA18 EC06 EC20 ED25 EE02 EE03 EE04 EE07 EE08 EF09 2H033 AA02 BA32 BA59 BB33 BB37 CA04 CA07 CA16 CA17 CA30 CA40 CA48 3K058 BA18 CA12 CA22 CA60 CA92 CB13 CB15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも加熱回転体と、該加熱回転体
    に圧接する加圧回転体と、前記加熱回転体の表面温度を
    検知する温度検知手段とから成る定着装置を有する画像
    形成装置において、前記加熱回転体と加圧回転体とが圧
    接する定着ニップ部を通過した転写材に形成された画像
    の光沢を検知する光沢検知手段を設け、同一テスト画像
    パターンが複数個形成された転写材を同一プロセス速度
    にて1枚もしくは複数枚出力しつつ、前記温度検知手段
    により前記加熱回転体の表面温度変化を検知するととも
    に、前記光沢検知手段により前記転写材に形成されたテ
    スト画像パターンの光沢を検知し、前記転写材上のテス
    ト画像パターンが定着ニップ部を通過するときの前記加
    熱回転体の表面温度と、前記転写材上のテスト画像パタ
    ーンの光沢との関係を検出し、予め選択された光沢にな
    るように、複数個のテスト画像パターン中で望ましい光
    沢が得られた際の加熱回転体の温度T1を記憶し、以
    後、前記テスト画像パターンを出力したのと同じ転写材
    を出力する画像形成動作時に、前記加熱回転体の設定温
    度を前記記憶された温度T1の値により決定し、定着装
    置を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個のテスト画像パターンを出力
    した中に望ましい光沢が得られたものがない場合に、プ
    ロセス速度を変更して、同様に前記複数個のテスト画像
    パターンを出力して光沢を検知する事を少なくとも1回
    繰り返し、予め選択された光沢になるように、複数個の
    テスト画像パターン中で望ましい光沢が得られた際のプ
    ロセス速度と、前記加熱回転体の設定温度とを記憶し、
    以後、テスト画像パターンを出力したのと同じ転写材を
    出力する画像形成動作時に、記憶されたプロセス速度で
    出力し、前記加熱回転体の設定温度を記憶された前記加
    熱回転体の温度の値により決定し、定着装置を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも加熱回転体と、該加熱回転体
    に圧接する加圧回転体と、前記加熱回転体及び加圧回転
    体の表面温度を検知する温度検知手段とから成る定着装
    置を有する画像形成装置において、前記加熱回転体と加
    圧回転体とが圧接する定着ニップ部を通過した転写材に
    形成された画像の光沢度を検知する光沢検知手段を設
    け、同一テスト画像パターンが複数個形成された転写材
    を同一プロセス速度にて1枚もしくは複数枚出力しつ
    つ、前記温度検知手段により前記加熱回転体及び加圧回
    転体の各表面温度変化を検知するとともに、前記光沢検
    知手段により転写材に形成された画像の光沢を検知し、
    前記転写材上のテスト画像パターンが定着ニップ部を通
    過するときの前記加熱回転体及び加圧回転体の表面温度
    と、転写材に形成されたテスト画像パターンの光沢との
    関係を検出し、予め選択された光沢になるように、複数
    個のテスト画像パターン中で望ましい光沢が得られた際
    の加熱回転体の温度T3及び加圧回転体の温度T4を記
    憶し、前記加熱回転体及び加圧回転体の設定温度を変え
    たときの画像形成時の加熱回転体の温度及び加圧回転体
    の温度の変化を予測する第1テーブルを有し、且つ、加
    熱回転体の温度及び加圧回転体の温度と光沢の関係を予
    測する第2テーブルを有し、画像形成動作の1ジョブ中
    に光沢度が最も望ましい値に近い推移をするように前記
    の記憶された温度T3,T4と、前記第1テーブル、第
    2テーブルにより加熱回転体の設定温度、及び加圧回転
    体の設定温度を決定し、定着装置を制御することを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも加熱源を有する加熱回転体
    と、該加熱回転体に圧接する加熱源を有するもしくは加
    熱源を有しない加圧回転体と、前記加熱回転体及び加圧
    回転体の表面温度を検知する温度検知手段とから成る定
    着装置を有する画像形成装置において、前記加熱回転体
    と加圧回転体とが圧接する定着ニップ部を通過した転写
    材に形成された画像の光沢度を検知する光沢検知手段を
    設け、同一テスト画像パターンが複数個形成された転写
    材を同一プロセス速度にて1枚もしくは複数枚出力しつ
    つ、前記温度検知手段により前記加熱回転体及び加圧回
    転体の各表面温度変化を検知するとともに、前記光沢検
    知手段により転写材に形成された画像の光沢を検知し、
    前記転写材上のテスト画像パターンが定着ニップ部を通
    過するときの前記加熱回転体及び加圧回転体の表面温度
    と転写材に形成されたテスト画像パターンの光沢の関係
    を検出し、あらかじめ選択された光沢になるように、複
    数個のテスト画像パターン中で望ましい光沢が得られた
    際の加熱回転体の温度T5及び加圧回転体の温度T6を
    記憶し、ウォームアップ時の加熱回転体の表面温度勾配
    ΔTを検出し、前記加熱回転体及び加圧回転体の設定温
    度と前記表面温度勾配ΔTを変えたときの画像形成時の
    加熱回転体の温度及び加圧回転体の温度の変化を予測す
    る第3テーブルを有し、且つ、加熱回転体の温度及び加
    圧回転体の温度と光沢の関係を予測する第4テーブルを
    有し、画像形成動作の1ジョブ中に光沢度が最も望まし
    い値に推移をするように、前記の記憶された温度T5,
    T6と前記第3テーブル、第4テーブルにより、前記加
    熱回転体の設定温度及び加圧回転体の設定温度を決定
    し、定着装置を制御することを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 少なくとも加熱回転体と、該加熱回転体
    に圧接する加圧回転体と、前記加熱回転体の表面温度を
    検知する温度検知手段とから成る定着装置を有する画像
    形成装置において、前記加熱回転体と加圧回転体が圧接
    する定着ニップ部を通過後の転写材上の画像光沢を検知
    する光沢検知手段を設け、識別記号が付与された同一テ
    スト画像パターンが複数個形成された転写材を同一プロ
    セス速度にて1枚もしくは複数枚出力しつつ、前記温度
    検知手段により前記加熱回転体の表面温度変化を検知す
    るとともに、前記光沢検知手段により前記転写材に形成
    されたテスト画像パターンの光沢を検知し、前記転写材
    上のテスト画像パターンが定着ニップ部を通過するとき
    の前記加熱回転体の表面温度と、前記転写材上のテスト
    画像パターンの光沢との関係を検出し、ユーザーは複数
    のテスト画像パターンから望ましい画像を選択し、操作
    部上でその識別記号を入力もしくは選択し、この選択さ
    れた光沢が得られる加熱回転体の温度T7を記憶し、以
    後、前記テスト画像パターンを出力したのと同じ転写材
    を出力する画像形成動作時に、前記加熱回転体の設定温
    度を記憶された温度T7により決定し、定着装置を制御
    することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも加熱源を有する加熱回転体
    と、該加熱回転体に圧接する加圧回転体と、少なくとも
    前記加熱回転体の表面温度を検知する手段と、検知した
    温度が所定温度になるように加熱源を制御する手段と、
    前記加熱回転体の表面粗さを測定して光沢度を検知する
    光沢検知手段とを備えた定着装置を有し、前記光沢検知
    手段により測定された測定値によって前記加熱源を制御
    し、表面粗さが小さく変化した場合には、定着設定温度
    を下げて光沢度が所定レベルを保つようにする事を特徴
    とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも加熱源を有する加熱回転体
    と、該加熱回転体に圧接する加圧回転体と、少なくとも
    前記加熱回転体表面の温度を検知する手段と、検知した
    温度が所定温度になるように加熱源を制御する手段と、
    前記加熱回転体の表面粗さを測定する光沢検知手段とを
    備えた定着装置を有し、前記加熱回転体を新規のものに
    交換する時に、前記光沢検知手段により測定された測定
    値によって、前記加熱回転体毎に前記所定温度を変更す
    るように制御する事を特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも加熱回転体と、該加熱回転体
    に圧接する加圧回転体と、前記加圧回転体の押圧荷重を
    変更可能な調整手段と、を備えた定着装置を有し、前記
    加熱回転体と加圧回転体とが圧接する定着ニップ部を通
    過した転写材上の画像光沢を検知する光沢検知手段とを
    設け、ベタ画像を形成した転写材を前記定着装置へ搬送
    し、前記転写材が前記加熱回転体と加圧回転体が圧接す
    る定着ニップ部を通過中に、前記加熱回転体もしくは前
    記加圧回転体の駆動を停止し、前記転写材を一旦停止さ
    せ、再び給送排紙する際に、前記光沢検知手段によりベ
    タ画像転写材中の光沢度が上昇している部分の通過時間
    を検知することにより定着ニップ部の幅を検出し、検出
    された定着ニップ部の幅と前もって決めておいた所定定
    着ニップ部の幅の値と比較し、その差が定められた値以
    上の場合に、前記調整手段により前記加圧回転体の押圧
    荷重を制御することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 少なくとも加熱回転体と、該加熱回転体
    に圧接する加圧回転体と、前記加圧回転体の位置を変更
    可能な調整手段と、を備えた定着装置を有し、前記加熱
    回転体と加圧回転体とが圧接する定着ニップ部を通過し
    た転写材上の画像光沢を検知する光沢検知手段とを設
    け、ベタ画像を形成した転写材を前記定着装置へ搬送
    し、前記転写材が前記加熱回転体と加圧回転体が圧接す
    る定着ニップ部を通過中に、前記加熱回転体もしくは前
    記加圧回転体の駆動を停止し、前記転写材を一旦停止さ
    せ、再び給送排紙する際に、前記光沢検知手段によりベ
    タ画像転写材中の光沢度が上昇している部分の通過時間
    を検知することにより定着ニップ部の幅を検出し、検出
    された定着ニップ部の幅と前もって決めておいた所定定
    着ニップ部の幅の値と比較し、その差が定められた値以
    上の場合に、前記調整手段により前記加圧回転体の位置
    を制御することを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記調整手段は、ある一定の時間また
    は一定のコピー数で前記定着ニップ部の幅を測定し、調
    整を行うことを特徴とする請求項8又は9に記載の画像
    形成装置。
  11. 【請求項11】 前記加熱回転体が、ローラ形状をなす
    加熱ローラであることを特徴とする請求項1〜10の何
    れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記加熱回転体が、2つ以上のローラ
    に張架された無端ベルト形状をなす加熱定着ベルトであ
    ることを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載
    の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記加圧回転体が、ローラ形状をなす
    加圧ローラであることを特徴とする請求項1〜10の何
    れか1項に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記加圧回転体が、2つ以上のローラ
    に張架された無端ベルト形状をなす加圧ベルトであるこ
    とを特徴とする請求項1〜10の何れか1項に記載の画
    像形成装置。
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