JP2002213799A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2002213799A
JP2002213799A JP2001012936A JP2001012936A JP2002213799A JP 2002213799 A JP2002213799 A JP 2002213799A JP 2001012936 A JP2001012936 A JP 2001012936A JP 2001012936 A JP2001012936 A JP 2001012936A JP 2002213799 A JP2002213799 A JP 2002213799A
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air conditioner
hot water
engine
heat exchanger
engine cooling
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JP2001012936A
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English (en)
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Mihoko Hatakeno
美穂子 畠野
Haruhiko Konno
春彦 金野
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストダウン等を実現できること。 【解決手段】 室外機11に装備される圧縮機16がガ
スエンジン30にて駆動され、このガスエンジンをエン
ジン冷却水により冷却するエンジン冷却装置を備えた空
気調和装置において、上記空気調和装置には、エンジン
冷却水をラジエータ46でのみ冷却する型式の標準仕様
の空気調和装置10と、エンジン冷却水をラジエータ及
び温水熱交換器にて冷却し、この温水熱交換器にて温水
を取り出し可能とする型式の温水取出仕様の空気調和装
置とがあり、室外機に設置される制御装置13のコント
ロール基板60に、標準仕様の空気調和装置に対応する
制御回路と、温水取出仕様の空気調和装置に対応する制
御回路とが格納され、これらの制御回路が選択可能に構
成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機がエンジン
により駆動されると共に、このエンジンを冷却するエン
ジン冷却装置を備えた空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置には、圧縮機がガスエンジ
ンにより駆動されるガスヒートポンプ式空気調和装置が
知られており、エンジン冷却装置が、上記ガスエンジン
をエンジン冷却水により冷却している。
【0003】上述の空気調和装置には、ガスエンジンを
冷却するためのエンジン冷却水をラジエータでのみ冷却
する型式の標準仕様の空気調和装置と、ガスエンジンを
冷却するためのエンジン冷却水をラジエータ及び温水熱
交換器により冷却し、この温水熱交換器にて温水を取り
出し可能とする型式の温水取出仕様の空気調和装置とが
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような空気調和装
置では、室外機に設置された制御装置のコントロール基
板は、標準仕様の空気調和装置に対応する制御回路を備
えた専用のコントロール基板と、温水取出仕様の空気調
和装置に対応する制御回路を備えた専用のコントロール
基板とがそれぞれ個別に開発されている。このため、コ
ストの上昇等が避けられない。
【0005】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、コストダウンなどを実現できる空気
調和装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、室外機に装備される圧縮機がエンジンにて駆動さ
れ、このエンジンをエンジン冷却水により冷却するエン
ジン冷却装置を備えた空気調和装置において、上記空気
調和装置には、エンジン冷却水をラジエータでのみ冷却
する型式の標準仕様と、エンジン冷却水をラジエータ及
び熱交換器にて冷却し、この熱交換器にて温水を取り出
し可能とする型式の温水取出仕様とがあり、上記室外機
に設置される制御装置のコントロール基板に、上記標準
仕様の制御回路と上記温水取出仕様の制御回路とが格納
され、これらの制御回路が選択可能に構成されたことを
特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記コントロール基板のメンテナンス
ボードにおける設定の変更により、上記コントロール基
板の制御回路が標準仕様と温水取出仕様のいずれかに選
択されることを特徴とするものである。
【0008】請求項1または2に記載の発明には、次の
作用がある。
【0009】圧縮機がエンジンにて駆動される型式の空
気調和装置において、室外機に設置される制御装置のコ
ントロール基板に、標準仕様の空気調和装置に対応する
制御回路と温水取出仕様の空気調和装置に対応する制御
回路とが格納され、これらの制御回路が選択可能に構成
されたことから、制御装置のコントロール基板を、標準
仕様の空気調和装置に対応する制御回路を備えた専用の
コントロール基板と、温水取出仕様の空気調和装置に対
応する制御回路を備えた専用のコントロール基板のよう
に、個別に専用に開発する必要がないので、コストダウ
ンや開発期間の短縮などのメリットがある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0011】図1は、本発明に係る空気調和装置の一実
施の形態が適用された標準仕様の空気調和装置における
冷媒回路を示す回路図である。
【0012】この図1に示すように、冷凍装置としての
ヒートポンプ式空気調和装置10は、室外機11、複数
台(例えば2台)の室内機12A、12B及び制御装置
13を有してなり、室外機11の室外冷媒配管14と室
内機12A、12Bの各室内冷媒配管15A、15Bと
が連結されている。
【0013】室外機11は室外に設置され、室外冷媒配
管14には圧縮機16が配設されるとともに、この圧縮
機16の吸込側にアキュムレータ17が、吐出側に四方
弁18がそれぞれ配設され、この四方弁18側に室外熱
交換器19、室外膨張弁24、ドライコア25が順次配
設されて構成される。室外熱交換器19には、この室外
熱交換器19へ向かって送風する室外ファン20が隣接
して配置されている。また、圧縮機16は、フレキシブ
ルカップリング27等を介してガスエンジン30に連結
され、このガスエンジン30により駆動される。更に、
室外膨張弁24をバイパスしてバイパス管26が配設さ
れている。
【0014】一方、室内機12A、12Bはそれぞれ室
内に設置され、それぞれ、室内冷媒配管15A、15B
に室内熱交換器21A、21Bが配設されるとともに、
室内冷媒配管15A、15Bのそれぞれにおいて室内熱
交換器21A、21Bの近傍に室内膨張弁22A、22
Bが配設されて構成される。上記室内熱交換器21A、
21Bには、これらの室内熱交換器21A、21Bへ送
風する室内ファン23A、23Bが隣接して配置されて
いる。
【0015】尚、図1中の符号28はストレーナを示
す。また、符号29は、圧縮機16の吐出側の冷媒圧力
を圧縮機16の吸込側へ逃す安全弁である。
【0016】また、上記制御装置13は室外機11に設
置され、室外機11及び室内機12A、12Bの運転を
制御する。具体的には、制御装置13は、室外機11に
おけるガスエンジン30(即ち圧縮機16)、四方弁1
8、室外ファン20及び室外膨張弁24、並びに室内機
12A、12Bにおける室内膨張弁22A、22B、及
び室内ファン23A、23Bをそれぞれ制御する。更
に、制御装置13は、後述するエンジン冷却装置41の
循環ポンプ47を制御する。
【0017】制御装置13により四方弁18が切り替え
られることにより、ヒートポンプ式空気調和装置10が
冷房運転又は暖房運転に設定される。つまり、制御装置
13が四方弁18を冷房側に切り換えたときには、冷媒
が実線矢印の如く流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、
室内熱交換器21A、21Bが蒸発器になって冷房運転
状態となり、各室内熱交換器21A、21Bが室内を冷
房する。また、制御装置13が四方弁18を暖房側に切
り換えたときには、冷媒が破線矢印の如く流れ、室内熱
交換器21A、21Bが凝縮器に、室外熱交換器19が
蒸発器になって暖房運転状態となり、各室内熱交換器2
1A、21Bが室内を暖房する。
【0018】また、制御装置13は、冷房運転時には、
室内膨張弁22A、22Bのそれぞれの弁開度を空調負
荷に応じて制御する。暖房運転時には、制御装置13
は、室外膨張弁24及び室内膨張弁22A、22Bのそ
れぞれの弁開度を空調負荷に応じて制御する。
【0019】一方、圧縮機16を駆動するガスエンジン
30の燃焼室(不図示)には、エンジン燃料供給装置3
1から混合気が供給される。このエンジン燃料供給装置
31は、燃料供給配管32に、2個の燃料遮断弁33、
ゼロガバナ34、燃料調整弁35及びアクチュエータ3
6が順次配設され、この燃料供給配管32のアクチュエ
ータ36側端部がガスエンジン30の上記燃焼室に接続
されて構成される。
【0020】燃料遮断弁33は、直列に2個配設されて
2閉鎖型の燃料遮断弁機構を構成し、2個の燃料遮断弁
33が連動して全閉または全開し、燃料ガスの漏れのな
い遮断と連通とを択一に実施する。
【0021】ゼロガバナ34は、燃料供給配管32内に
おける当該ゼロガバナ34の前後の1次側燃料ガス圧力
(一次圧a)と2次側燃料ガス圧力(二次圧b)とのう
ち、一次圧aの変動によっても二次圧bを一定の所定圧
に調整して、ガスエンジン30の運転を安定化させる。
【0022】燃料調整弁35は、アクチュエータ36の
上流側から空気が導入されることで生成される混合気の
空燃比を最適に調整するものである。また、アクチュエ
ータ36は、ガスエンジン30の燃焼室へ供給される混
合気の供給量を調整して、ガスエンジン30の回転数を
制御する。
【0023】ガスエンジン30には、エンジンオイル供
給装置37が接続されている。このエンジンオイル供給
装置37は、オイル供給配管38にオイル遮断弁39及
びオイル供給ポンプ40等が配設されたものであり、ガ
スエンジン30へエンジンオイルを適宜供給する。
【0024】前記制御装置13によるガスエンジン30
の制御は、具体的には、エンジン燃料供給装置31の燃
料遮断弁33、ゼロガバナ34、燃料調整弁35及びア
クチュエータ36、並びにエンジンオイル供給装置37
のオイル遮断弁39及びオイル供給ポンプ40を制御装
置13が制御することによってなされる。
【0025】さて、上記ガスエンジン30は、エンジン
冷却装置41内を循環するエンジン冷却水により冷却さ
れる。このエンジン冷却装置41は、一端がガスエンジ
ン30に付設された図示しない排ガス熱交換器にガスエ
ンジン30を介して接続されると共に、他端がその排ガ
ス熱交換器に直接接続された略閉ループ形状の冷却水配
管42にワックス三方弁43、ラジエータ46及び循環
ポンプ47が順次配設されて構成される。
【0026】上記循環ポンプ47は、稼働時にエンジン
冷却水を昇圧して、このエンジン冷却水を冷却水配管4
2内で循環させる。
【0027】上記ワックス三方弁43は、ガスエンジン
30を速やかに暖機させるためのものである。このワッ
クス三方弁43は、入口43Aが、冷却水配管42にお
けるガスエンジン30に付設の排ガス熱交換器側に、低
温側出口43Bが冷却水配管42における循環ポンプ4
7の吸込側に、高温側出口43Cが冷却水配管42にお
けるラジエータ46側にそれぞれ接続される。
【0028】エンジン冷却水は、循環ポンプ47の吐出
側から約40℃でガスエンジン30の排ガス熱交換器へ
流入し、ガスエンジン30の排熱(排気ガスの熱)を回
収した後にガスエンジン30内を流れてこのガスエンジ
ン30を冷却し、約80℃に加熱される。ガスエンジン
30からワックス三方弁43に流入したエンジン冷却水
は、低温(例えば80℃以下)のときには低温側出口4
3Bから循環ポンプ47に戻されてガスエンジン30を
速やかに暖機し、高温(例えば80℃以上)のときには
高温側出口43Cからラジエータ46へ流れる。
【0029】このラジエータ46は、エンジン冷却水を
放熱して、このエンジン冷却水を約40℃に冷却するも
のである。このラジエータ46にて冷却されたエンジン
冷却水は、循環ポンプ47の吸込側を経てガスエンジン
30の排ガス熱交換器へ戻され、ガスエンジン30を冷
却する。また、このラジエータ46は、空気調和装置1
0の室外熱交換器19に隣接配置される。
【0030】空気調和装置10の冷房または暖房運転時
に、エンジン冷却装置41の循環ポンプ47が稼働され
てエンジン冷却水が循環し、このエンジン冷却水がガス
エンジン30を冷却する。ガスエンジン30を冷却した
エンジン冷却水は、ラジエータ46にて放熱されて冷却
される。特に、空気調和装置10の暖房運転時には、ラ
ジエータ46にて放熱された熱は、蒸発器として機能す
る室外熱交換器19に取り込まれ、蒸発器の熱源として
利用される。
【0031】一方、図2は、本発明に係る空気調和装置
の一実施の形態が適用された温水取出仕様の空気調和装
置における冷媒回路を示す回路図である。
【0032】この図2に示す空気調和装置50は、図1
に示す上記空気調和装置10に対し、エンジン冷却装置
51の構成が異なるものである。従って、この図2の空
気調和装置50において、図1の空気調和装置10と同
様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0033】エンジン冷却装置51は、一端がガスエン
ジン30に付設された図示しない排ガス熱交換器にガス
エンジン30を介して接続されると共に、他端がその排
ガス熱交換器に直接接続された略閉ループ形状の冷却水
配管42にワックス三方弁43、温水三方弁45、熱交
換器としての温水熱交換器44、ラジエータ46及び循
環ポンプ47が順次配設され、温水取出系49を有して
構成される。上記ワックス三方弁43の高温側出口43
Cは、冷却水配管42における温水三方弁45側に接続
される。
【0034】また、温水三方弁45は、入口45Aが冷
却水配管42におけるワックス三方弁43側に接続さ
れ、ON側出口45Bが冷却水配管42における温水熱
交換器44側に接続され、OFF側出口45Cが冷却水
配管42におけるラジエータ46側に接続される。
【0035】この温水三方弁45は、ワックス三方弁4
3から流入したエンジン冷却水を、ON側出口45Bを
経て温水熱交換器44側へ、またはOFF側出口45C
を経てラジエータ46側へそれぞれ択一に導く切替式の
三方弁であり、モータ(不図示)により駆動される。こ
のモータが制御装置13により制御される。
【0036】また、温水熱交換器44は、外部ポンプ5
2を備えた温水取出系49の外部配管53内を流れる温
水と、温水三方弁45から流入したエンジン冷却水とを
熱交換して、この温水取出系49の温水をガスエンジン
30の排熱により加熱して昇温させるものである。上記
外部ポンプ52が制御装置13により制御される。
【0037】温水取出系49の温水は、温水熱交換器4
4内に流入して昇温され、外部に取り出される。昇温さ
れた温水取出系49の温水は、給湯用や、デシカント空
気調和装置の除湿剤の乾燥用に利用される。ここで、デ
シカント空気調和装置は、除湿剤を用いて、室温を低下
させることなく除湿を実施可能とする空気調和装置であ
る。
【0038】温水熱交換器44により温水取出系49の
温水と熱交換されて冷却されたエンジン冷却水は、ラジ
エータ46へ導かれて更に冷却され、温水三方弁45の
OFF側出口45Cからラジエータ46へ直接導かれて
冷却されたエンジン冷却水と同様に、循環ポンプ47の
吸込側を経てガスエンジン30の排ガス熱交換器へ導か
れる。この導かれたエンジン冷却水によりガスエンジン
30が冷却される。
【0039】空気調和装置50の暖房運転時には、温水
三方弁45が、ワックス三方弁43からのエンジン冷却
水をラジエータ46へ直接導き、このラジエータ46か
ら放熱された熱は、蒸発器として機能する室外熱交換器
19に取り込まれ、蒸発器の熱源として利用される。
【0040】空気調和装置50の冷房運転時には、温水
三方弁45が、ワックス三方弁43からのエンジン冷却
水を温水熱交換器44へ導き、この温水熱交換器44
が、温水取出系49を流れる温水とエンジン冷却水とを
熱交換し、エンジン冷却水の熱により温水取出系49の
温水を加熱する。この加熱されて昇温された温水が給湯
用などに有効利用される。
【0041】ところで、上述のように、エンジン冷却水
をラジエータ46でのみ冷却する型式のエンジン冷却装
置41を備えた標準仕様の空気調和装置10(図1)
と、エンジン冷却水をラジエータ46及び温水熱交換器
44により冷却する型式のエンジン冷却装置51を備え
た温水取出仕様の空気調和装置50(図2)とにおい
て、室外機11に設置される制御装置13のコントロー
ル基板60は共用化されている。
【0042】つまり、この制御装置13のコントロール
基板60には、標準仕様の空気調和装置10に対応する
制御回路(不図示)と、温水取出仕様の空気調和装置5
0に対応する制御回路(不図示)とが格納されている。
これらの制御回路は、制御装置13のコントロール基板
60における、図3に示すメンテナンスボード61の設
定を変更することにより、いずれか一方に選択可能に構
成される。
【0043】このメンテナンスボード61は、空気調和
装置10、50の例えば初期設定などにおいて、各種の
設定項目を設定可能とするものであり、操作キー部62
及び表示部63を有して構成される。操作キー部62
は、送りキー64、戻しキー65、セットキー66及び
ホームキー67を備えてなる。操作キー部62に、更に
強制/異常LED(赤)68及びレベルLED(緑)6
9が設置される。ここで、LEDは、発光ダイオードの
略である。
【0044】メンテナンスボード61は、複数の操作キ
ー部62を操作することによって、各種設定項目の設定
内容を後述の如く表示部63に表示させながら、当該設
定項目を所望の設定内容に設定し得るよう構成されたも
のである。
【0045】表示部63は、例えば7セグメントのLE
D(発光ダイオード)を6つ直線状に配列して構成され
る。この表示部63に空気調和装置10、50の運転デ
ータが表示されると共に、設定項目の設定時には、当該
設定項目の設定内容が表示可能とされる。
【0046】送りキー64及び戻しキー65は、各種設
定項目の設定時に表示部63に表示された表示内容(即
ち、設定項目の設定内容)を変更するためのキーであ
る。また、セットキー66は、各種設定項目の設定時に
操作されることによって、設定項目の設定内容を、表示
部63に表示された内容に確定して設定するキーであ
る。
【0047】更に、ホームキー67は、各種設定項目の
設定時に、表示部63の表示内容が未だ確定されていな
い場合に操作されることによって、セットキー66の表
示内容を、送りキー64及び戻しキー65の操作により
変更される前の元の状態(ホーム状態)に復帰させるキ
ーである。
【0048】次に、制御装置13のコントロール基板6
0におけるメンテナンスボード61を用いて、コントロ
ール基板60における前述の制御回路を、標準仕様の空
気調和装置10用と、温水取出仕様の空気調和装置50
用とのいずれかに選択する手順を、図3及び図4を参照
して以下に述べる。
【0049】メンテナンスボード61の表示部63に
は、室外機11のアドレス番号や、その室外機11に接
続された室内機12A、12Bの台数などが表示されて
いる。この状態で、送りキー64または戻しキー65を
作業者が操作すると、このメンテナンスボード61にて
設定可能な各種の設定項目の番号(NO1〜NO12の
いずれか)が表示部63に表示される。
【0050】図4(a)では、表示部63に、設定項目
としての室外機パラメータ設定を意味する番号NO5が
表示された場合を示す。
【0051】表示部63に番号NO5が表示された状
態で、作業者が送りキー64または戻しキー65から指
を離すと、数秒後に「SET OUT」が表示される。
(図4(b))。
【0052】この状態で、作業者がセットキー66を
操作すると、表示部63に現在表示されている内容の設
定項目、つまり「室外機パラメータ設定」にメンテナン
スボード61が確定される。この確定時には、表示部6
3にイニシャル状態が図4(c)の如く表示される。
【0053】次に、送りキー64または戻しキー65
を作業者が操作すると、表示部63には、室外機パラメ
ータ設定における下層の設定項目の番号が変更して表示
される。図4(d)では、室外機パラメータ設定の下層
の設定項目における第82番の番号が表示されている。
【0054】室外機パラメータ設定の下層の設定項目
における第82番は、メンテナンスボード61の制御回
路を、標準仕様の空気調和装置10用の制御回路とする
か、または温水取出仕様の空気調和装置50用の制御回
路とするかを選択して設定するための項目である。表示
部63に第82番が表示された状態で作業者がセットキ
ー66を操作すると、室外機パラメータ設定の下層の設
定項目が、コントロール基板60の制御回路を選択する
設定項目に確定される。
【0055】上記のようにセットキー66が操作さ
れたときには、表示部63には、コントロール基板60
の制御回路を選択する下層の設定項目のイニシャル状態
が、図4(d)のように表示される。この状態で、作業
者が送りキー64または戻しキー65を操作することに
より、表示部63に表示された数字の末尾が「0」また
は「1」に変更される。「0」は、標準仕様の空気調和
装置10用の制御回路に対応した番号であり、「1」
は、温水取出仕様の空気調和装置50用の制御回路に対
応した番号である。
【0056】上記のように送りキー64または戻し
キー65が操作されたのち、作業者によりセットキー6
6が操作されることによって、表示部63に表示された
表示内容にメンテナンスボード61が確定される。これ
により、制御装置13のコントロール基板60における
制御回路が、標準仕様の空気調和装置10用の制御回
路、または温水取出仕様の空気調和装置50用の制御回
路に択一に選択される。
【0057】以上のことから、上記実施の形態によれ
ば、次の効果(1)及び(2)を奏する。
【0058】(1)圧縮機16がガスエンジン30にて
駆動される型式の空気調和装置10、50において、室
外機11に設置される制御装置13のコントロール基板
60に、標準仕様の空気調和装置10に対応する制御回
路と、温水取出仕様の空気調和装置50に対応する制御
回路とが格納され、これらの制御回路が、制御装置13
のコントロール基板60におけるメンテナンスボード6
1の操作キー部62を操作することによって選択可能に
構成されたことから、制御装置13のコントロール基板
60を、標準仕様の空気調和装置10に対応する制御回
路を備えた専用のコントロール基板と、温水取出仕様の
空気調和装置50に対応する制御回路を備えた専用のコ
ントロール基板のように、それぞれ個別に専用に開発す
る必要がないので、コストダウンや開発期間の短縮など
のメリットがある。
【0059】(2)制御装置13のコントロール基板6
0に、標準仕様の空気調和装置10に対応する制御回路
と、温水取出仕様の空気調和装置50に対応する制御回
路とが格納され、これらの制御回路が、制御装置13の
コントロール基板60におけるメンテナンスボード61
の操作キー部62を操作することによって選択可能に構
成されたことから、制御装置13のコントロール基板6
0を標準仕様の空気調和装置10用と、温水取出仕様の
空気調和装置50用とのいずれかに迅速に変更できる。
【0060】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る空気調和装
置によれば、コストダウン等を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の一実施の形態が適
用された標準仕様の空気調和装置における冷媒回路を示
す回路図である。
【図2】本発明に係る空気調和装置の一実施の形態が適
用された温水取出仕様の空気調和装置における冷媒回路
を示す回路図である。
【図3】図1及び図2における制御装置のコントロール
基板におけるメンテナンスボードを示す正面図である。
【図4】図3のメンテナンスボードにおける表示部を示
す図である。
【符号の説明】
10 空気調和装置 11 室外機 13 制御装置 16 圧縮機 30 ガスエンジン 41 エンジン冷却装置 44 温水熱交換器(熱交換器) 45 温水三方弁 46 ラジエータ 47 循環ポンプ 49 温水取出系 50 空気調和装置 51 エンジン冷却装置 60 コントロール基板 61 メンテナンスボード 62 操作キー部 63 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金野 春彦 栃木県足利市大月町1番地 三洋電機空調 株式会社内 Fターム(参考) 3L060 AA08 CC19 DD08 EE45

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外機に装備される圧縮機がエンジンに
    て駆動され、このエンジンをエンジン冷却水により冷却
    するエンジン冷却装置を備えた空気調和装置において、 上記空気調和装置には、エンジン冷却水をラジエータで
    のみ冷却する型式の標準仕様と、エンジン冷却水をラジ
    エータ及び熱交換器にて冷却し、この熱交換器にて温水
    を取り出し可能とする型式の温水取出仕様とがあり、 上記室外機に設置される制御装置のコントロール基板
    に、上記標準仕様の制御回路と上記温水取出仕様の制御
    回路とが格納され、これらの制御回路が選択可能に構成
    されたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 上記コントロール基板のメンテナンスボ
    ードにおける設定の変更により、上記コントロール基板
    の制御回路が標準仕様と温水取出仕様のいずれかに選択
    されることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装
    置。
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