JPH1047734A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH1047734A
JPH1047734A JP8215538A JP21553896A JPH1047734A JP H1047734 A JPH1047734 A JP H1047734A JP 8215538 A JP8215538 A JP 8215538A JP 21553896 A JP21553896 A JP 21553896A JP H1047734 A JPH1047734 A JP H1047734A
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JP
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unit
model
control
indoor
indoor unit
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JP8215538A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Konno
春彦 金野
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御手段内に不揮発性記憶手段を設け、制御
基板や室内ユニットの共通化や停電後の復電時における
不具合の解消等を図った空気調和機を提供する。 【解決手段】 室内側ECU41は、EEPROM53
から室内機コードCIiを読み出した後、室外機コード
COj がEEPROM53内に記憶されているか否かを
判定し、この判定がNo であれば、室外側ECU71か
らの入力信号に基づいて室外ユニット3の機種を判定す
る。しかる後、室内側ECU41は、室外ユニット3の
機種に対応する室外機コードCOj をコードマップから
検索し、検索した室外機コードCOj をEEPROM5
3に記憶させる。次に、室内側ECU41は、ROM4
9に記憶された制御プログラムPg(1,1)〜Pg(m,
n)のうち、室内機コードCIiおよび室外機コードCO
jに対応する制御プログラムPg(i,j)のみを活性化
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内ユニットの制
御手段に不揮発性記憶手段を備えた空気調和機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常、空気調和機の室内ユニットでは、
その制御部(コントロールユニット)内に制御基板が備
えられている。制御基板はCPU(中央処理装置)やR
OM(読出専用記憶装置)等の部品をボード上に配設し
たもので、CPUがROMから種々の制御プログラムを
呼び出して室内ユニットおよび室外ユニットの駆動制御
等を行う。室内ユニットは機種によって各種センサの検
出特性やエアフィルターの交換時期等が異なることが多
いため、一般的には制御基板も機種毎に専用のものが製
作されている。例えば、天井吊型と床置型とでは、温度
センサの検出値と室温との関係が異なるため、同一の制
御プログラムを用いることができない。また、エアフィ
ルターの寿命が機種により異なれば、保守・点検用の表
示をディスプレー装置に出力するインターバルも異なる
ため、やはり同一の制御プログラムを用いることができ
ない。
【0003】また、パッケージエアコン等の比較的大型
の空気調和機では、仕様の異なる複数機種の室外ユニッ
トに対して、同一型式の室内ユニットが接続できるもの
が多い。この種の空気調和機では、室外ユニットの機種
により室内ユニットの制御手順等が異なるため、室内ユ
ニット側の制御プラグラムを変える必要がある。例え
ば、室外ユニットの装置構成(圧縮機の台数、センサ類
の種類や個数等)が異なれば、駆動制御の手順や入力信
号の処理も異なり、室内ユニット側では同一の制御プロ
グラムを用いることができない。
【0004】一方、何らかの原因により空気調和機の主
電源が停電した際には、復電後に同一の運転を行えるこ
とが求めらている。つまり、温度、風量、風向等の運転
設定を詳細に行っていた場合には、復電後にユーザーが
同一の運転設定を行うことが非常に煩わしいため、停電
直前の運転設定を記憶装置に記憶し、復電時にその運転
設定を呼び出すようにすることが望ましい。また、瞬間
停電の直後に自動復帰運転が行われる場合、停電時に全
ての設定値が初期化されて運転設定が大きく変化して
も、ユーザーがそれを関知できないこともあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の室内ユニットでは機種毎に専用の制御基板を用いるた
め、室内ユニットの機種数が多くなると制御基板の種類
が徒に増加する問題があった。すなわち、室内ユニット
用の制御基板においては、各構成部品やその取付状態が
全く同一であっても、ROM内に収納された制御プログ
ラムのみが異なるものが多数存在し、生産管理や在庫管
理等が煩雑になると共に、多品種少量製造によって単価
が上昇する不具合があった。
【0006】また、同一型式の室内ユニットに仕様の異
なる複数機種の室外ユニットを接続するものでは、他の
構成要素が全く同一であっても、制御基板の相違により
室内ユニットの機種が多くなる問題があった。この場
合、生産ラインにおいて種々の制御基板を選択する工程
が必要となり、制御基板の単価が高くなることも相俟っ
て、生産コストを上昇させる要因ともなっていた。
【0007】一方、停電時の不具合を解消するものとし
て、運転設定をリモートコントローラ(以下、リモコン
と記す)内のRAMに記憶する空気調和機が従来より知
られている。ところが、この種の空気調和機でも、リモ
コンを操作しない限りは室内ユニット側の運転設定が変
わらないため、上述した瞬間停電時の不具合は解消でき
ない。また、リモコンに内蔵されたバッテリーが消耗し
た場合には、運転設定の記憶が消失するため、根本的な
解決策とはならなかった。
【0008】本発明は上記状況に鑑みなされたもので、
制御手段内に不揮発性記憶手段を設けて、制御基板や室
内ユニットの共通化や停電後の復電時における不具合の
解消等を図った空気調和機を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明では、室内ユニットと室外ユニット
とを含む空気調和機であって、当該室内ユニットの制御
手段内に不揮発性記憶手段を設け、当該不揮発性記憶手
段に前記室内ユニットの運転制御に関する情報を記憶さ
せるものを提案する。
【0010】この発明によれば、例えば、制御基板の読
出専用記憶手段に複数種の室内ユニットに対応する制御
プログラムを収納しておき、室内ユニットの制御手段に
制御基板を装着する時点で不揮発性記憶装置にその室内
ユニットの機種コードを記憶させる。これにより、読出
専用記憶手段から機種コードに対応する制御プログラム
が呼び出され、室内ユニットを所望の手順で運転制御さ
せることができる。
【0011】また、請求項2の発明では、機種の異なる
室外ユニットに接続可能な室内ユニットを含む空気調和
機であって、当該室内ユニットの制御手段が、前記室外
ユニットの各機種にそれぞれ対応する複数の制御プログ
ラムを記憶した読出専用記憶手段と、接続された室外ユ
ニットからの入力信号に基づき、当該室外ユニットの機
種を判定する機種判定手段と、この機種判定手段の判定
結果を機種情報として記憶する不揮発性記憶手段と、こ
の不揮発性記憶手段に記憶された機種情報に基づき、接
続された室外ユニットの機種に対応する制御プログラム
を前記読出専用記憶手段から選択する制御プログラム選
択手段と、この制御プログラム選択手段が選択した制御
プログラムに基づき、前記室内ユニットを駆動制御する
駆動制御手段とを備えたものを提案する。
【0012】この発明によれば、室内ユニットがある室
外ユニットに接続された時点で、機種判定手段によりそ
の室外ユニットの機種が判定され、その判定結果が機種
情報として不揮発性記憶手段に記憶される。すると、そ
の機種情報により制御プログラム選択手段が読出専用記
憶手段から接続された室外ユニットに対応する制御プロ
グラムを選択し、その制御プログラムに基づいて駆動制
御手段が室内ユニットを駆動制御する。これにより、全
く同一の室内ユニットを機種の異なる室外ユニットに接
続することができるようになり、生産管理や在庫管理等
が容易になると共に、製造コストを低下させることが可
能となる。
【0013】また、請求項3の発明では、機種の異なる
室外ユニットに接続可能な室内ユニットを含む空気調和
機であって、当該室内ユニットの制御手段が、前記室外
ユニットの各機種にそれぞれ対応する複数の制御プログ
ラムを記憶した読出専用記憶手段と、外部入力手段から
入力された機種情報を記憶する不揮発性記憶手段と、こ
の不揮発性記憶手段に記憶された機種情報に基づき、接
続される室外ユニットの機種に対応する制御プログラム
を前記読出専用記憶手段から選択する制御プログラム選
択手段と、この制御プログラム選択手段が選択した制御
プログラムに基づき、前記室内ユニットを駆動制御する
駆動制御手段とを備えたものを提案する。
【0014】この発明によれば、例えば、室内ユニット
の出荷時等にロムライター等により接続されるべき室外
ユニットの機種情報が不揮発性記憶手段に入力され、読
出専用記憶手段からその室外ユニットに対応する制御プ
ログラムを選択するように制御プログラム選択手段が設
定される。しかる後に室外ユニットが接続されると、そ
の制御プログラムに基づいて駆動制御手段が室内ユニッ
トを駆動制御する。これにより、不揮発性記憶手段内の
機種情報のみが異なる室内ユニットを機種の異なる室外
ユニットに接続することができるようになり、生産管理
や在庫管理等が容易になると共に、製造コストを低下さ
せることが可能となる。
【0015】また、請求項4の発明では、室内ユニット
と室外ユニットとを含む空気調和機であって、当該室内
ユニットの制御手段が、停電時における停電直前の運転
情報を停電時運転情報として記憶する不揮発性記憶手段
と、復電時に当該不揮発性記憶手段に記憶された前記停
電時運転情報を読出す運転情報読出手段と、停電からの
復電時において前記停電時運転情報読出手段が読出した
停電時運転情報に基づいて前記室内ユニットを駆動制御
する駆動制御手段とを備えたものを提案する。
【0016】この発明によれば、例えば、停電時におけ
る電圧降下等を検出して不揮発性記憶手段が停電直前の
運転設定を記憶し、復電時に運転情報読出手段が不揮発
性記憶手段から停電直前の運転設定を読み出す。そし
て、短時間の停電後にユーザーが空気調和機を再起動さ
せる場合や、瞬間停電後に自動復帰運転が行われる場合
には、ユーザーによる再度の運転設定が行われなくと
も、駆動制御手段が停電直前の運転設定に基づき室内ユ
ニットや室外ユニットを駆動制御する。
【0017】また、請求項5の発明では、機種の異なる
室外ユニットに接続可能な室内ユニットを含む空気調和
機であって、当該室内ユニットの制御手段が、前記室外
ユニットの各機種にそれぞれ対応する複数の制御プログ
ラムを記憶した読出専用記憶手段と、接続された室外ユ
ニットからの入力信号に基づき、当該室外ユニットの機
種を判定する機種判定手段と、この機種判定手段の判定
結果を機種情報として記憶すると共に、停電時における
停電直前の運転情報を停電時運転情報として記憶する不
揮発性記憶手段と、この不揮発性記憶手段の運転情報に
基づき、接続された室外ユニットの機種に対応する制御
プログラムを前記読出専用記憶手段から選択する制御プ
ログラム選択手段と、復電時に前記不揮発性記憶手段に
記憶された前記停電時運転情報を読出す運転情報読出手
段と、前記制御プログラム選択手段が選択した制御プロ
グラムに基づき、前記室内ユニットを駆動制御する一
方、停電からの復電時において前記停電時運転情報読出
手段が読出した停電時運転情報に基づいて前記室内ユニ
ットを駆動制御する駆動制御手段とを備えたものを提案
する。
【0018】この発明によれば、室内ユニットがある室
外ユニットに接続された時点で、機種判定手段によりそ
の室外ユニットの機種が判定され、その判定結果が機種
情報として不揮発性記憶手段に記憶される。すると、そ
の機種情報により制御プログラム選択手段が読出専用記
憶手段から接続された室外ユニットに対応する制御プロ
グラムを選択し、その制御プログラムに基づいて駆動制
御手段が室内ユニットを駆動制御する。また、停電時に
おける電圧降下等を検出して不揮発性記憶手段が停電直
前の運転設定を記憶し、復電時に運転情報読出手段が不
揮発性記憶手段から停電直前の運転設定を読み出す。そ
して、短時間の停電後にユーザーが空気調和機を再起動
させる場合や、瞬間停電後に自動復帰運転が行われる場
合には、ユーザーによる再度の運転設定が行われなくと
も、駆動制御手段が停電直前の運転設定に基づき室内ユ
ニットや室外ユニットを駆動制御する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0020】図1はガスヒートポンプ型空気調和機の概
略構成図であり、同図中には、実線で冷媒回路を示し、
一点鎖線で電気回路を示してある。空気調和機は、室内
ユニット1と室外ユニット3とからなっている。室内ユ
ニット1側には、室内熱交換器5、電動ファン7、電動
膨張弁9、電動フラップ11等が設置されている。ま
た、室外ユニット3側には、圧縮機13、電磁式の四方
弁15、室外熱交換器17、電動ファン19、アキュム
レータ21、レシーバタンク23等が設置されている。
冷媒回路を構成する機器は、ガス冷媒あるいは液冷媒の
流通に供される冷媒配管31〜39により接続されてい
る。図中、25はガスエンジンであり、フレキシブルカ
ップリング27を介して、圧縮機13を駆動する。
【0021】室内ユニット1内には、室内側コントロー
ルユニット(以下、室内側ECUと記す)41が設置さ
れている。室内側ECU41は、図2に示したように、
CPU43を始め、入出力インタフェース45,47や
ROM49,RAM51,EEPROM(不揮発性記憶
装置)53等から構成されている。そして、ROM49
内には、種々の室内ユニット1と室外ユニット3の組合
せに対応する制御プログラムPg(1,1)〜Pg(m,n)
が記憶されている。
【0022】室内ユニット1の入力インタフェース45
には、室温Tr を検出する室温センサ61や、室内熱交
換器5の冷房運転時における入口側および出口側の冷媒
温度Tfi,Tfoを検出する第1,第2冷媒温度センサ6
3,65、リモコンユニット67(入力系)等が接続し
ている。また、室内側ECU41の出力インタフェース
47には、電動ファン7や電動膨張弁9、電動フラップ
11、リモコンユニット67(表示系)等が接続してい
る。
【0023】一方、室外ユニット3の内部には、四方弁
15、電動ファン19、ガスエンジン25等を駆動制御
する室外側コントロールユニット(以下、室外側ECU
と記す)71が設置されている。室外側ECU71は、
室内側ECU41と略同様の構成を採っており、その入
力インタフェース(図示せず)には、圧縮機13の吐出
側冷媒圧力Pdを検出する圧力センサ73、外気温Taを
検出する外気温センサ75等が接続している。尚、室内
側ECU41と室外側ECU71とは、バスラインによ
り接続されており、相互に信号の授受を行う。
【0024】次に、冷房運転時における冷媒の流れを説
明する。
【0025】冷媒配管39から圧縮機13に吸引された
ガス冷媒は、断熱圧縮により高温高圧となって圧縮機1
3から吐出され、冷媒配管31、四方弁15、冷媒配管
32を経由して室外熱交換器17に流入する。高温高圧
のガス冷媒は、室外熱交換器19内を通過する間に外気
により冷却され、凝縮することにより液冷媒となった
後、冷媒配管33、レシーバタンク23、冷媒配管34
を経由して電動膨張弁9に流入する。
【0026】液冷媒は、電動膨張弁9で流量を調整され
た後、冷媒配管35を経由して室内熱交換器7に流入す
る。液冷媒は、室内熱交換器7内を通過する間に気化し
てガス冷媒となり、気化潜熱により電動ファン7が送風
した室内空気を冷却する。この際、室内側ECU41
は、設定温度Tsと室温Trとの偏差に基づき電動ファン
7の回転数(rpm)を制御すると共に、室内熱交換器7
の入口側冷媒温度Tfi と出口側冷媒温度Tfoとの偏差
が所定値(例えば、0〜1℃)となるように電動膨張弁
9の開弁量(弁体駆動用ステップモータのステップ数)
を制御する。
【0027】室内熱交換器7内で気化したガス冷媒は、
冷媒配管36、四方弁15、冷媒配管37を経由してア
キュムレータ21に流入し、冷媒配管39から再び圧縮
機13に吸引される。
【0028】以下、本実施形態の作用を説明する。
【0029】本実施形態では、室内ユニット1の組立工
程において、組立ラインに設置されたロムライター等に
より、その室内ユニット1の機種コード(室内機コー
ド)CliがEEPROM53に記録される。そして、
空気調和機の設置後に主電源が投入されると、室内側E
CU41は図3に示した制御プログラム選択サブルーチ
ンを実行する。
【0030】このサブルーチンを開始すると、室内側E
CU41は、先ずステップS1でEEPROM53から
室内機コードCIiを読み出す。次に、室内側ECU4
1は、ステップS3で室外ユニット3の機種に対応する
機種コード(室外機コード)COjがEEPROM53
内に記憶されているか否かを判定し、この判定がNoで
あれば、ステップS5で室外側ECU71からの入力信
号に基づいて室外ユニット3の機種を判定する。しかる
後、室内側ECU41は、ステップS7で室外ユニット
3の機種に対応する室外機コードCOj を図示しないコ
ードマップから検索し、ステップS9で検索した室外機
コードCOj をEEPROM53に記憶させる。次に、
室内側ECU41は、ステップS11でROM49に記
憶された制御プログラムPg(1,1)〜Pg(m,n)のう
ち、室内機コードCIi および室外機コードCOjに対
応する制御プログラムPg(i,j)のみを活性化させ
る。
【0031】これ以降、主電源が切断されるまで、室内
側ECU41は、制御プログラムPg(i,j) に基づ
き、室内ユニット1の制御を行う。すなわち、室内側E
CU41は、室内ユニット1内の各機器類(電動ファン
7や電動膨張弁9、電動フラップ11等)の作動特性に
応じた駆動制御を行うと共に、両ユニット1,3の各セ
ンサ類(室温センサ61や第1,第2冷媒温度センサ6
3,65、圧力センサ73、外気温センサ75等)の接
続状況に応じた信号処理を行う。また、室内側ECU4
1は、室内ユニット1に装着されたエアフィルター(図
示せず)の種類に応じて、運転時間の総計がその交換時
期に達したら、その旨をリモコンユニット67の表示部
に表示させる。
【0032】さて、主電源が一旦切断された後に投入さ
れると、室内側ECU41は、制御プログラム選択サブ
ルーチンを再び実行するが、この時点ではEEPROM
53に室外機コードCOj が既に記憶されている。これ
により、上述したステップS3の判定がYesとなるた
め、室内側ECU41は、ステップS13でEEPRO
M53から室外機コードCOj を読み出した後、ステッ
プS11で室内機コードCIiおよび室外機コードCOj
に対応する制御プログラムPg(i,j) のみを活性化さ
せることになる。このように、2回目以降の主電源投入
時には、室外ユニット3の機種の判定や室外機コードC
Oj の検索が不要となり、制御プログラム選択サブルー
チンの処理速度が向上する。
【0033】以上述べたように、本実施形態では、室内
機コードCIiと室外機コードCOjとを共にEEPRO
M53に記憶させるようにしたため、空気調和機の主電
源が切断された場合にも、再投入時に制御プログラムP
g(i,j) を速やかに活性化できるようになった。ま
た、室内ユニット1の組立工程でEEPROM53への
室内機コードCIi の記憶を行わせるようにしたため、
室内側ECU41(すなわち、制御基板)の種類を大幅
に削減することができた。更に、室外ユニット3の接続
をもって、EEPROM53への室外機コードCOj の
記憶を行わせるようにしたため、室外ユニット1の機種
を削減させることもできた。尚、本実施形態の変形例と
して、室内ユニット1の組立工程で室内機コードCIi
と室外機コードCOjとを共にEEPROM53に記憶
させるものも考えられる。この場合、室内ユニット1の
機種が増大するが、制御プログラム選択サブルーチンは
遙かに簡素なものとなる。
【0034】次に、停電時および復電時における運転設
定記憶制御の手順を述べる。
【0035】空気調和機の主電源が投入されると、室内
側ECU41は、所定の制御インターバルで、図4に示
した運転設定記憶制御サブルーチンを繰り返し実行す
る。
【0036】このサブルーチンを開始すると、室内側E
CU41は、先ずステップS21で種々のセンサからの
運転情報と現在の運転設定(冷暖房の切換を始め、室
温、風量、風向等)を読み込む。次に、室内側ECU4
1は、ステップS23で停電フラグFFPが1であるか否
かを判定し、この判定がNo であればステップS25で
停電状態に突入したか否かを判定する。停電フラグFFP
は、主電源が停電したことを示すフラグであり、その初
期値は0に設定されている。また、ステップS25の判
定は、主電源の電圧の低下速度(微分値)が所定の停電
判定閾値を上回ったときにYes(肯定)となる。そし
て、ステップS25の判定もNo であれば、室内側EC
U41は、何の処理も行わず、スタートに戻って制御を
繰り返す。
【0037】さて、何らかの理由により主電源が停電す
ると、ステップS25の判定がYesとなるため、室内側
ECU41は、ステップS27で現在の運転設定をEE
PROM53に記憶させる。次に、室内側ECU41
は、ステップS29で停電フラグFFPを1とした後、ス
テップS31で自動復帰フラグFARが1であるか否かを
判定する。自動復帰フラグFARは、復電後に自動復帰運
転を行うことを示すフラグであり、リモコンユニット6
7を介してユーザーにより設定される。尚、地震等によ
る停電が懸念される場合には、ユーザーは、自動復帰運
転を選択しないことで、復電時に空気調和機を停止状態
とすることができる。
【0038】ステップS31の判定がYesであれば、室
内側ECU41は、ステップS33で図示しないタイマ
カウンタCT を起動して制御を終了する。また、ステッ
プS31の判定がNo であれば、以降の処理を行わずに
制御を終了する。尚、タイマカウンタCT は、図示しな
い内蔵電池により駆動される。また、ステップS27〜
S33の処理は、主電源の電圧が完全に低下する前に行
われる。
【0039】停電後の復電により主電源が投入された場
合、ステップS23の判定がYesとなるため、室内側E
CU41は、ステップS35でEEPROM53に記憶
された停電直前の運転設定を読み出す。次に、室内側E
CU41は、ステップS37でタイマカウンタCT が瞬
間停電判定閾値CTA(例えば、1秒)に達しているか否
かを判定する。ステップS37の判定がNo であれば、
室内側ECU41は、ステップS39で駆動指令を出力
し、停電直前の運転設定で空気調和機の運転を再開させ
る。
【0040】また、ステップS37の判定がYesであれ
ば、室内側ECU41は、ステップS41で自動復帰フ
ラグFARが1であるか否かを判定する。そして、この判
定がNo であれば空気調和機の運転を停止させたまま処
理を終え、この判定がYesであればステップS43でタ
イマカウンタCT が自動復帰判定閾値CTBに達している
か否かを更に判定する。自動復帰判定閾値CTBは、復電
までの経過時間によって自動復帰運転の可否を判定する
ためのもので、例えばユーザーにより数分〜数十分の間
で設定される。
【0041】ステップS43の判定がNo であれば、室
内側ECU41は、ステップS39で駆動指令を出力
し、停電直前の運転設定で空気調和機の運転を再開させ
る。また、ステップS43の判定がYesであれば、室内
側ECU41は、空気調和機の運転を停止させたまま処
理を終える。
【0042】以上述べたように、本実施形態の空気調和
機では停電直前の運転設定をEEPROM53に記憶さ
せ、復電時にこの運転設定を呼び出すようにしたため、
空気調和機の運転再開にユーザーが詳細な運転設定を再
度行う必要がなくなる。また、EEPROM53内の記
憶情報は、リモコンユニット67内の記憶情報とは異な
ってバッテリーの消耗により消滅しないため、同一運転
設定での運転再開が確実に行える。
【0043】以上で具体的実施形態の説明を終えるが、
本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態は、本発明をガスヒートポンプ型
の空気調和機に適用したものであるが、電動圧縮機を備
えた空気調和機に適用してもよいし、室内ユニットある
いは室外ユニットを複数備えたものに適用してもよい。
また、上記実施形態では、不揮発性記憶手段に機種コー
ドや停電直前の運転設定を記憶させることにより、室内
ユニットや制御基板の共通化を図ったり、復電後の運転
再開時におけるユーザーによる再設定を不要としたが、
例えば総運転時間を記憶させて保守点検の表示を行う
等、他の運転制御に関する情報を記憶させるようにして
もよい。更に、具体的な装置構成や制御手順等について
も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であ
る。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の空気調和機
によれば、不揮発性記憶手段に室内ユニットの運転制御
に関する情報を記憶させるようにしたため、制御基板や
室内ユニットの共通化を図ったり、停電後の復電時にユ
ーザーが運転設定を再度行う必要がなくなる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る空気調和機の概略構
成図である。
【図2】室内側ECUの構成を示したブロック図であ
る。
【図3】制御プログラム選択サブルーチンの手順を示し
たフローチャートである。
【図4】運転設定記憶制御サブルーチンの手順を示した
フローチャートである。
【符号の説明】
1 室外ユニット 3 室内ユニット 41 室内側ECU 43 CPU 45 出力インタフェース 47 入力インタフェース 49 ROM 51 RAM 53 EEPROM 67 リモコンユニット 71 室外側ECU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内ユニットと室外ユニットとを含む空
    気調和機であって、 当該室内ユニットの制御手段内に不揮発性記憶手段を設
    け、 当該不揮発性記憶手段に前記室内ユニットの運転制御に
    関する情報を記憶させることを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 機種の異なる室外ユニットに接続可能な
    室内ユニットを含む空気調和機であって、 当該室内ユニットの制御手段が、 前記室外ユニットの各機種にそれぞれ対応する複数の制
    御プログラムを記憶した読出専用記憶手段と、 接続された室外ユニットからの入力信号に基づき、当該
    室外ユニットの機種を判定する機種判定手段と、 この機種判定手段の判定結果を機種情報として記憶する
    不揮発性記憶手段と、 この不揮発性記憶手段に記憶された機種情報に基づき、
    接続された室外ユニットの機種に対応する制御プログラ
    ムを前記読出専用記憶手段から選択する制御プログラム
    選択手段と、 この制御プログラム選択手段が選択した制御プログラム
    に基づき、前記室内ユニットを駆動制御する駆動制御手
    段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 機種の異なる室外ユニットに接続可能な
    室内ユニットを含む空気調和機であって、 当該室内ユニットの制御手段が、 前記室外ユニットの各機種にそれぞれ対応する複数の制
    御プログラムを記憶した読出専用記憶手段と、 外部入力手段から入力された機種情報を記憶する不揮発
    性記憶手段と、 この不揮発性記憶手段に記憶された機種情報に基づき、
    接続される室外ユニットの機種に対応する制御プログラ
    ムを前記読出専用記憶手段から選択する制御プログラム
    選択手段と、 この制御プログラム選択手段が選択した制御プログラム
    に基づき、前記室内ユニットを駆動制御する駆動制御手
    段とを備えたことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 室内ユニットと室外ユニットとを含む空
    気調和機であって、 当該室内ユニットの制御手段が、 停電時における停電直前の運転情報を停電時運転情報と
    して記憶する不揮発性記憶手段と、 復電時に当該不揮発性記憶手段に記憶された前記停電時
    運転情報を読出す運転情報読出手段と、 停電からの復電時において前記停電時運転情報読出手段
    が読出した停電時運転情報に基づいて前記室内ユニット
    を駆動制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴とす
    る空気調和機。
  5. 【請求項5】 機種の異なる室外ユニットに接続可能な
    室内ユニットを含む空気調和機であって、 当該室内ユニットの制御手段が、 前記室外ユニットの各機種にそれぞれ対応する複数の制
    御プログラムを記憶した読出専用記憶手段と、 接続された室外ユニットからの入力信号に基づき、当該
    室外ユニットの機種を判定する機種判定手段と、 この機種判定手段の判定結果を機種情報として記憶する
    と共に、停電時における停電直前の運転情報を停電時運
    転情報として記憶する不揮発性記憶手段と、 この不揮発性記憶手段の運転情報に基づき、接続された
    室外ユニットの機種に対応する制御プログラムを前記読
    出専用記憶手段から選択する制御プログラム選択手段
    と、 復電時に前記不揮発性記憶手段に記憶された前記停電時
    運転情報を読出す運転情報読出手段と、 前記制御プログラム選択手段が選択した制御プログラム
    に基づき、前記室内ユニットを駆動制御する一方、停電
    からの復電時において前記停電時運転情報読出手段が読
    出した停電時運転情報に基づいて前記室内ユニットを駆
    動制御する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする空
    気調和機。
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