JP2002213534A - 防振ゴム - Google Patents

防振ゴム

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JP2002213534A
JP2002213534A JP2001005531A JP2001005531A JP2002213534A JP 2002213534 A JP2002213534 A JP 2002213534A JP 2001005531 A JP2001005531 A JP 2001005531A JP 2001005531 A JP2001005531 A JP 2001005531A JP 2002213534 A JP2002213534 A JP 2002213534A
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JP
Japan
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shaft portion
vibration
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width dimension
width dimensions
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JP2001005531A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Washino
光弘 鷲野
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Inoac Corp
Original Assignee
Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 形成が容易で、製造コストが低く、据付台の
設けられた貫通孔である案内部に沿って移動させやす
く、確実に固定することができる防振ゴムを提供する。 【解決手段】 防振ゴム10の軸部11が、真円以外の断面
形状であり、軸部11が軸方向に対して直交する方向に沿
った第1幅寸法と、軸方向および第1幅寸法に対して交
差する方向に沿った第2寸法とを有し、第1幅寸法およ
び第2幅寸法が挿通部55の最小内寸法未満であるととも
に、第1幅寸法が案内部56の幅寸法未満であり、かつ、
第2幅寸法が案内部56の幅寸法を超えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防振ゴムに関し、特
に空気調和機の室外機から据付台に伝わる振動を緩和す
るために設けられた防振ゴムに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、例えば集合住宅のベ
ランダ等において天井吊り用の据付台41に支持される空
気調和機の室外機42は、当該空気調和機の室外機42の脚
部44が据付台41の係合部43に連結される。
【0003】図5(A)に示すように、室外機42の脚部
44は、防振効果を得るための防振ゴム50を介して、据付
台41の係合部43に連結されている。防振ゴム50は、略円
筒状に形成された軸部51と、軸部51の両端部に設けられ
た略円盤状の抜け止め部52およびクッション部53と、軸
部51の内部にインサート成形されたスリーブ54とを有し
ている。
【0004】一方、係合部43は、防振ゴム50の軸部51お
よびクッション部53を挿通可能な挿通部55と、挿通部55
に連結するとともに軸部51の軸方向に対して直交する方
向にのみ軸部を案内可能な案内部56とを備えている。そ
して、防振ゴム50の抜け止め部52は、挿通部55を挿通で
きるが、案内部56は挿通できない大きさとなっている。
この抜け止め部52により、防振ゴム50が据付台41に保持
されるとともに、案内部56に沿って軸部51が移動できる
ようになっている。
【0005】次に、矢印に示すように、防振ゴム50の軸
方向に対して直交するように設けられた案内部56内に移
動させ、クッション部53上に脚部44の凹部を載置し、固
定ボルト57と、固定ナット58とによって固定する。この
ようにして固定された係合部43と脚部44とは、図5
(B)に示すように、軸部51およびクッション部53とを
介して固定されることにより、図4に示した空気調和機
の室外機42の振動が据付台41に伝わりにくい。
【0006】このような構成により、防振ゴム50を移動
させることによって、室外機の脚部44の間隔に応じて、
案内部56内の任意位置に調整できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の図5
(A)に示すように、このような防振ゴムの軸部51の断
面形状は、円形となっており、この軸部51の径が据付台
の案内部56の横幅よりも大きいと防振ゴム50を案内部56
に沿って移動させることが困難となり、逆に軸部51の径
が据付台の案内部56の横幅よりも小さいと摩擦力が得ら
れず、防振ゴム50が案内部56に沿って不用意に動いてし
まうという問題がある。
【0008】このため、実公平8-1388号公報に開示され
た防振ゴム60は、図6(A)または図6(B)のB−B
線の断面図に示すように、その軸部61がヒレ状の構造と
なっている。この防振ゴム60を使って、図5の場合と同
様に、挿通部55に挿入し、ヒレ状の軸部61を変形させな
がら案内部56内を移動させ、図6(C)に示すように、
ヒレ状の軸部61が案内部56に引っ掛かるようにして、固
定できるものである。
【0009】しかしながら、防振ゴム60は、厚さ0.3
mm程度という微細な複数のヒレが、所定のピッチで放
射状に設けられている構造のため形成が困難であり、製
造コストが高くなってしまう。また、ヒレ状の軸部61を
強制的に変形させながら案内部56に沿って移動させるた
め、容易に移動させにくく、さらに、ヒレが微細な構造
のため、破損しやすく、確実に固定できなという問題点
もある。
【0010】本発明は、前述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、形成が容易で、製造コスト
が低く、据付台の設けられた貫通孔である案内部に沿っ
て移動させやすく、確実に固定することができる防振ゴ
ムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、略円筒状に形成された軸部と、前記
軸部の外側面に設けられた鍔部とを有し、前記軸部を軸
方向に挿通可能な挿通部と、前記挿通部に連続するとと
もに、前記軸部の軸方向に対して直交する方向にのみ前
記軸部を案内可能な案内部とを備えた係合部材を有し、
前記軸部が真円以外の断面形状を有し、前記軸部におけ
る軸方向に対して直交する方向に沿った第1幅寸法と、
前記軸方向および前記第1幅寸法に対して交差する方向
に沿った第2寸法とが前記挿通部の最小内寸法未満であ
るとともに、前記第1幅寸法が前記案内部の幅寸法未満
であり、かつ、前記第2幅寸法が前記案内部の幅寸法を
超えていることを特徴とする。このように構成された防
振ゴムにおいては、据付台の設けられた貫通孔である案
内部に沿って移動させやすく、安定した固定ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を図
面を用いて詳細に説明する。なお、既に図4および図5
において説明した空気調和機の室外機の脚部、据付台の
係合部等の構造については、図中に同一符号あるいは相
当部分を付すことにより説明を簡略化あるいは省略す
る。
【0013】図1(A)に示すように、本発明に係る実
施形態の防振ゴム10は、略円筒状に形成された軸部11
と、軸部11の両端部に設けられた略円盤状の鍔部12およ
びクッション部13と、軸部11の内部にインサート成形さ
れたスリーブ14とを有している。そして、前述の従来の
防振ゴムと同様にして、図5に示すように、軸部11を軸
方向に挿通可能な挿通部55と、挿通部55に連続するとと
もに、軸部11の軸方向に対して直交する方向にのみ軸部
11を案内可能な案内部56とを備えた係合部43に係合す
る。
【0014】本実施の形態に係る防振ゴム10の特徴は、
その軸部11が図1(B)にA−A断面を示すように、真
円以外の断面形状を有していることである。つまり、防
振ゴム10の軸部11は、軸方向に対して直交する方向に沿
った第1幅寸法と、軸方向および第1幅寸法に対して交
差する方向に沿った第2幅寸法とを有する。
【0015】そして、これら軸部11の第1幅寸法および
第2幅寸法は、図1(A)に示した挿通部55の最小内寸
法未満であり、第1幅寸法は案内部56の幅寸法未満であ
る。さらに、軸部11の第1幅寸法が案内部56の幅寸法未
満であり、かつ、第2幅寸法が案内部56の幅寸法を超え
ている。
【0016】次に、本実施形態に係る防振ゴム10におい
て、軸部11の固定方法を図2を用いて説明する。図2
(A)は、防振ゴム10の軸部11を、挿通部55に挿通した
状態である。軸部11の第1幅寸法および第2幅寸法は、
挿通部55の最小内寸法未満であるため、容易に挿通でき
る。
【0017】次に、図2(B)の矢印に示すように、軸
部11を軸方向に対して直交するように設けられた案内部
56内に移動させる。このとき、軸部11の第1幅寸法は、
案内部56の幅寸法未満であるため、案内部56に沿って容
易に移動可能となる。
【0018】次に、防振ゴム10を固定させたい位置に軸
部11が到達したら、図2(C)の矢印に示すように、軸
部11を回転させる。軸部11の第2幅寸法は、案内部56の
幅寸法を超えた寸法であるため、軸部11のゴムが変形
し、案内部56の縁部に強く圧接し、確実に固定できる。
【0019】次に、本実施の形態に係る防振ゴムの軸部
の具体的な形状の例を図3(A)、(B)、(C)に示
す。図3(A)に示す防振ゴム31は、軸部11aの断面形
状が長方形とされている。図3(B)に示す防振ゴム32
は、軸部11bの断面形状が多角形とされている。図3
(C)に示す防振ゴム33は、軸部11cの断面形状が楕円
形とされている。これらの防振ゴム31〜33においても、
前述した実施形態と同様な効果が得られる。
【0020】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能であり、
その材質や形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明
を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、略円筒状に形成された軸部と、軸部の外側面に設け
られた鍔部とを有し、軸部を軸方向に挿通可能な挿通部
と、挿通部に連続するとともに、軸部の軸方向に対して
直交する方向にのみ軸部を案内可能な案内部とを備えた
係合部材を有し、軸部が真円以外の断面形状を有し、軸
部における軸方向に対して直交する方向に沿った第1幅
寸法と、軸方向および第1幅寸法に対して交差する方向
に沿った第2寸法とが挿通部の最小内寸法未満であると
ともに、第1幅寸法が前記案内部の幅寸法未満であり、
かつ、第2幅寸法が案内部の幅寸法を超えているため、
係合部材の貫通孔である案内部に沿って移動させやす
く、安定した固定ができ、形成が容易で、製造コストが
低い防振ゴムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る防振ゴムを示す図であり、
(A)斜視図、(B)A−A線の断面図である。
【図2】本実施の形態に係る防振ゴムにおいて、軸部の
固定方法を説明する図である。
【図3】本実施の形態に係る防振ゴムの軸部の具体的な
形状の例(A)、(B)、(C)である。
【図4】天井吊り用の据付台と空気調和機の室外機とを
示した斜視図である。
【図5】空気調和機の室外機の脚部と据付台の係合部と
の連結方法を説明するための(A)斜視図と、(B)連
結部の断面図である。
【図6】実公平8−1388号公報に開示された防振ゴ
ムの(A)斜視図、(B)B−B線の断面図、(C)軸
部の固定方法を説明する図である。
【符号の説明】
10 防振ゴム 11,11a,11b,11c 軸部 12,12a,12b,12c 鍔部 13 クッション部 14,14a,14b,14c スリーブ 41 据付台 42 室外機 43 係合部 44 脚部 50,60 防振ゴム 51,61 軸部 52,62 抜け止め部 53,63 クッション部 54,64 スリーブ 55 挿通部 56 案内部 57 固定ボルト 58 固定ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状に形成された軸部と、前記軸部
    の外側面に設けられた鍔部とを有し、前記軸部を軸方向
    に挿通可能な挿通部と、前記挿通部に連続するととも
    に、前記軸部の軸方向に対して直交する方向にのみ前記
    軸部を案内可能な案内部とを備えた係合部材を有し、 前記軸部が真円以外の断面形状を有し、前記軸部におけ
    る軸方向に対して直交する方向に沿った第1幅寸法と、
    前記軸方向および前記第1幅寸法に対して交差する方向
    に沿った第2寸法とが前記挿通部の最小内寸法未満であ
    るとともに、前記第1幅寸法が前記案内部の幅寸法未満
    であり、かつ、前記第2幅寸法が前記案内部の幅寸法を
    超えていることを特徴とする防振ゴム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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