JP7142358B2 - 制気口用枠、ずれ防止部材 - Google Patents
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Description
一般的な制気口装置は、例えば、ボックス(BOX)等のネック部に取り付けられる筒状の制気口用枠(筐体等)や、この制気口用枠に支持され、壁や天井面に露出して配置される、いわゆるフェース(制気口、又は制気口部材ともいう)等を有する。
また、ボックス(BOX)を介さずにダクトに制気口用枠を直接取り付けた制気口装置が知られている。
また、空調ダクト施工を行う職人(作業者)が慢性的に不足している現状を打開し、空調ダクトの施工作業効率を向上させることが望まれている。
筒状の被取付部材に内挿固定される制気口用枠であって、
前記制気口用枠の外側面に、前記被取付部材への挿入方向に沿って並んで形成され、前記挿入方向に対して反対方向に外側斜めに突起した略平板状の複数の突起部を備えたずれ防止部を有し、
前記突起部は、弾性体からなり、前記被取付部材の内面に弾性接触可能に形成されている
ことを特徴とする。
互いに相対的に移動可能な第1部材又は第2部材に設けられ、前記第1部材と前記第2部材の間に配置され、弾性体からなる、ずれ防止部材であって、
前記第1部材又は前記第2部材に当接する当接面を備えた基部と、
移動方向に沿って並んで形成され、前記基部から前記基部の当接面に対して斜め方向に突起した略平板状の複数の突起部とを有する
ことを特徴とする。
また、本発明によれば、簡単な構造のずれ防止部材を提供することができる。
図3は制気口用枠1のずれ防止部17(ずれ防止部材)の一例を示す図である。
図4は図3に示したずれ防止部17の斜視図である。図5はずれ防止部17(ずれ防止部材)の一例を示す図である。図6は制気口用枠1を被取付部材2へ取り付ける動作の一例を示す図である。
図6等に示す例では、天井5の天井板51に開口部51hが形成され、その開口部51hの上方に、被取付部材2としての消音チャンバ等が配置されている。
つまり、下段筒状部13の各平面部の下端は、水平方向に僅かに弾性揺動可能に構成されている。
また、ずれ防止部17が設けられる位置は、上記実施形態に限られるものではなく、上段筒状部11や下段筒状部13等であってもよい。
また、突起部171は、制気口用枠1が被取付部材2に対して挿入方向に移動可能に、被取付部材2の内面に摺接するように構成されている。
また、本実施形態では、突起部171の厚みは、基部170の厚みと略同じであるが、使用状況に応じて、適宜、基部170の厚みよりも薄くてもよいし、厚くてもよい。
また、図4等に示すように、本実施形態では、突起部171の横幅が、突起部171の厚さよりも長くなるように形成されている。
また、本実施形態では、ずれ防止部17の突起部171は、先端171aが、下段筒状部13の外側面よりも外側に位置するように設けられている。
詳細には、図2に示すように、下段筒状部13の対向する平面部の外側面の間の距離L13よりも、中段筒状部12の対向する平面部の外側面に設けられたずれ防止部17の突起部171の先端171aの間の距離L171aが、距離Lbだけ長い。
なお、中段筒状部12の対向する平面部の外側面の間の距離L12は、距離L13よりも短い。また、距離L171a=L13+2×Lbである。
また、上記距離L171aは、被取付部材2の取付け開口部の長さ(内寸法)よりも僅かに長い。
上記角度は、ずれ防止部17の材質、弾性係数、被取付部材2の内面への弾性接触による摩擦係数、制気口用枠1の質量などにより、適宜、最適な値に規定される。
なお、制気口用枠1の外側面に対して垂直に突起部171が突起しているとき、上記角度は90°である。
また、制気口用枠1が被取付部材2に取り付けられていないときに上記角度が90°で、制気口用枠1が被取付部材2に内挿された状態で、上記したように突起部171が傾斜するような角度であってもよい。
弾性体からなる、ずれ防止部17は、ゴム等の樹脂により形成されている。例えば、ずれ防止部17の形状に応じた凹部を有する金型に、高温の樹脂等を充填し、所定時間冷却した後、金型から成形品を取り出すことで、基部170及び突起部171が一体成形された、ずれ防止部17が作製される。
なお、ずれ防止部(ずれ防止部材)の製造方法は、上記実施形態に限られるものではなく、例えば、樹脂製の直方体に溝を形成することで、上記基部170及び突起部171を形成してもよい。
また、図5(b)に示した、ずれ防止部17それぞれに対応した金型を用いて、図5(b)に示す複数のずれ防止部17を作製してもよい。
また、本実施形態では、図2に示すように、ずれ防止部17の突起部171の先端は、制気口用枠の側面(左側面又は右側面)から視認した場合、直線状に形成されているが、波形状、斜線状、階段形状などの任意の形状に形成されていてもよい。
制気口用枠1の外側面には、ずれ防止部17(ずれ防止部材)が設けられている。
また、制気口用枠1の内側面には、ビス等の固定部材75によりフェース3を着脱自在に支持する被係止部1sが設けられている。
また、本実施形態では、ずれ防止部17は、幅広の複数の突起部171を有しているので、制気口用枠1の下方へのずれや落下を確実に防ぐことができる。
また、図6に示す例では、ビス止めされる部分は、制気口用枠1のずれ防止部17が設けられている部分よりも下部(下段筒状部等)であるが、この実施形態に限られるものではなく、制気口用枠1と被取付部材2とが固定可能な任意の位置であってもよい。
詳細には、制気口用枠1の内面に内側に突出するように形成された被係止部1sと、フェース3に設けられた係止部3sとがネジなどの固定部材75により固定されることにより、フェース3が制気口用枠1に支持、固定される。
制気口用枠1を、筒状の被取付部材2へ内挿した場合、筒状の被取付部材2の内面と、制気口用枠1の外側面との間には僅かに隙間が形成されるように構成されている。
ずれ防止部17の突起部171は、弾性体からなり、被取付部材2の内面2cに弾性接触可能に形成されている。
すなわち、例えば、天井等に設けられた、空調ダクトなどの筒状の被取付部材2に、制気口用枠1を挿入方向に移動させて内挿し、作業者が制気口用枠1から手を離した場合、制気口用枠1の外側面に設けられたずれ防止部17の突起部171が、筒状の被取付部材2の内側面に弾性接触することにより、制気口用枠1の規定位置からのずれを防止することができ、且つ、制気口用枠1の自重による落下を防止することができる、制気口用枠1を提供することができる。
詳細には、1つ又は複数の突起部171が、制気口用枠1の挿入方向に対して反対方向に外側斜めに突起するような形状に形成されており、突起部171と被取付部材2の内側面とが弾性接触し、突起部171と被取付部材2の内側面との間の摩擦抵抗が比較的大きく(最大静止摩擦力が大きい)、制気口用枠1の落下を防止することができる。
つまり、作業者は、手や頭などで制気口用枠1を支える必要がなく、電動ドライバー等の工具を用いてビス等の固定部材により、制気口用枠1を被取付部材2に、短時間に、容易に固定することができ、作業効率を向上させることができる。
また、空調ダクトの施工の作業効率を向上させることができるので、空調ダクト施工を行う職人(作業者)の不足の解消に寄与することができる。
すなわち、制気口用枠1を筒状の被取付部材2に内挿する場合、突起部171の先端が筒状の被取付部材2の内面に摺接し、制気口用枠1が挿入方向に移動する。
弾性体からなる突起部171が、制気口用枠1の外側面から、挿入方向に対して反対方向に、且つ、その外側面に対して外側斜め方向に突起する形状に形成されており、制気口用枠1に上記挿入方向に対して反対方向に力を加えると(制気口用枠1の自重による力であってもよい)、突起部171が弾性変形し、突起部171の先端部が被取付部材2の内面に弾性接触するので、摩擦抵抗が比較的大きく、被取付部材2から制気口用枠1を取り外し難い。
なお、制気口用枠1の引き出し方向に、最大静止摩擦力よりも大きな力を制気口用枠1に加えることにより、制気口用枠1を被取付部材2から取り外すことができる。また、ずれ防止部17(ずれ防止部材)が不具合なく良好な状態であれば、再度、制気口用枠1を被取付部材2に取り付ける際にそのずれ防止部17を用いることができる。
すなわち、ずれ防止部17の突起部171が上記角度に規定されているので、制気口用枠1を筒状の被取付部材2に内挿し易く、挿入方向に対して反対方向に移動し難い制気口用枠1、及びずれ防止部17(ずれ防止部材)を提供することができる。
また、突起部171が第2の部材又は第1の部材に接触した状態のとき、第1の部材又は第2の部材が一方向に移動可能に、突起部171が第2の部材又は第1の部材に摺接可能となっている。
すなわち、第1の部材(例えば制気口用枠1等)又は第2の部材(例えば筒状の被取付部材2等)にずれ防止部材(ずれ防止部17)を設けた場合に、第1の部材が第2の部材に対して一方向に容易に移動することができ、反対方向には移動し難い、ずれ防止部材(ずれ防止部17)を提供することができる。
なお、ずれ防止部材が設けられる第1の部材及び第2の部材は、上記制気口用枠や被取付部材に限られるものではなく、例えば建築部材、内装部材、外装部材、自動車用部材、電気製品の部材等の各種部材であってもよい。
また、上述の各図で示した実施形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。
また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
また、筒状の被取付部材は、底部等に設けられていてもよい。
制気口用枠の内挿方向が水平方向、水平に対して斜め方向、又は下方向等の任意の方向であってもよい。
2…被取付部材(空調ダクト、空調ダクト用のボックス、又は消音チャンバ等)
2a…ネック部
3…フェース(制気口、制気口部材、レジスタ、又は多孔部材等)
17…ずれ防止部(ずれ防止部材ともいう)
100…制気口装置
170…基部
171…突起部
Claims (4)
- 筒状の被取付部材に内挿固定される制気口用枠であって、
前記制気口用枠の外側面に、前記被取付部材への挿入方向に沿って並んで形成され、前記挿入方向に対して反対方向に外側斜めに突起した略平板状の複数の突起部を備えたずれ防止部を有し、
前記突起部は、弾性体からなり、前記被取付部材の内面に弾性接触可能に形成されている
ことを特徴とする制気口用枠。 - 前記ずれ防止部の突起部は、前記制気口用枠が前記被取付部材に対して前記挿入方向に移動可能に、前記被取付部材の内面に摺接する
ことを特徴とする請求項1に記載の制気口用枠。 - 前記ずれ防止部が設けられた前記制気口用枠の外側面と、弾性変形前の前記突起部の突起方向とのなす角度が25°以上75°以下である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制気口用枠。 - 互いに相対的に移動可能な第1部材又は第2部材に設けられ、前記第1部材と前記第2部材の間に配置され、弾性体からなる、ずれ防止部材であって、
前記第1部材又は前記第2部材に当接する当接面を備えた基部と、
移動方向に沿って並んで形成され、前記基部から前記基部の当接面に対して斜め方向に突起した略平板状の複数の突起部とを有する
ことを特徴とするずれ防止部材。
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