JP2007303478A - 吊り下げ支持具 - Google Patents

吊り下げ支持具 Download PDF

Info

Publication number
JP2007303478A
JP2007303478A JP2006129208A JP2006129208A JP2007303478A JP 2007303478 A JP2007303478 A JP 2007303478A JP 2006129208 A JP2006129208 A JP 2006129208A JP 2006129208 A JP2006129208 A JP 2006129208A JP 2007303478 A JP2007303478 A JP 2007303478A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
suspension
band
hole
suspension band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006129208A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4268173B2 (ja
Inventor
Satoshi Yoshida
聡 吉田
Keiichi Sugaya
慶一 菅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Burest Kogyo Kenkyusho
Original Assignee
Burest Kogyo Kenkyusho
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Burest Kogyo Kenkyusho filed Critical Burest Kogyo Kenkyusho
Priority to JP2006129208A priority Critical patent/JP4268173B2/ja
Publication of JP2007303478A publication Critical patent/JP2007303478A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4268173B2 publication Critical patent/JP4268173B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】曲げ加工等をしないで低コストに製造ができ、吊りバンドの外れが発生しないようにする。
【解決手段】金属板で一体的に形成され、帯板部22と、帯板部22の一端側に帯板部22より幅広に形成された抜け防止用の幅広部24と、帯板部22の他端から幅広部24側へ延び、吊りバンドの両端に設けられた穴を通過可能に形成されたフック部25とを有する支持板21からなり、支持板25のフック部25がデッキプレート1の下面側に突出し、且つ幅広部24がデッキプレート1の上面側に位置する状態で、デッキプレート1の穴1aに取り付けられたブッシュ30に支持され、デッキプレート1上に打設されたコンクリートに幅広部24が埋設された状態で天井面に固定され、天井面から突出したフック部25に吊りバンドの両端を係支させ、吊りバンドで被支持体を包持する。
【選択図】図3

Description

本発明は、デッキプレート上にコンクリートを打設することにより形成される天井面の下方に、吊りバンドを介して被支持体を吊り下げ支持するための吊り下げ支持具において、曲げ加工等が不要で低コストに製造でき、また、下方からの力を受けても吊りバンドが外れにくくするための技術に関する。
ビルディング、工場、倉庫、駅舎、その他建造物における空調工事において、空気(新鮮外気、冷気、暖気、排気)を搬送するために重量の大きい亜鉛鉄板製の円形ダクト(スパイラルダクト)が用いられているが、近年、天井吹出し口などに接続する末端のダクトは施工を容易簡略化して工事短縮化を図るため、可撓性に富み、断熱材を装着した軽量のフレキシブルダクトが用いられ、天井のコンクリート面から吊り下げ支持するようにしている。
このようにダクトを天井コンクリート面から吊り下げる方法には、従来では、ダクトの上面に専用の受台を取付け、この受台と天井コンクリートに固定した係止具間を策条で結んで吊り下げする方法(特許文献1)、ダクトを囲む第1の番線の直線状の長さの異なる両端部を、くの字状に中央を曲げた第1の金属板の上下2つの小穴に挿通して両端部を第1の金属板に固定し、コンクリート面から垂下させた直線状の第2の番線の端部と、前記第1の番線の両端部のうちの片方とを、くの字状に中央を曲げた第2の金属板の上下2つの小穴に上下から貫通させて第2の金属板に第1、第2の番線を固定することによって、ダクトを天井コンクリート面から吊り下げ支持する方法(特許文献2)などがあった。
特開平8−285359号公報(第2頁、図1) 実公昭58−25193号公報(第4頁、第1図)
しかし、前者の方法では、ダクトの上面に予め専用の受台を設けなければならないためコスト高となり、また、後者では2つの金属板に上下から番線の端部を挿通しなければならないため作業が煩雑であった。
また、別の方法として、インサートと吊りボルトを用いる方法があった。即ち、天井面を構成するデッキプレートの穴に上側からインサートを打ち込んでその下部がデッキプレートの下側に露呈するようにしてから、デッキプレートの上側にコンクリートを打設する。コンクリートが固まった後に、インサートの下側に吊りボルトの上端部をネジ込んで固定し、この吊りボルトに吊りバンド支持用の金具を固定し、この金具に吊りバンドの両端を係支させ、吊りバンドの中間部でフレキシブルダクトを包持する。
しかし、このインサートと吊りボルトを用いた方法では、(イ)インサートのデッキプレートの穴への打込み、(ロ)インサートへの吊りボルトの取り付け、(ハ)吊りボルトへの金具6の取付け、(ニ)金具への吊りバンドの取付けという4つの作業が必要で、施工に手間がかかり、多大な時間がかかっていた。
これらの問題を解決する方法として、本願出願人は、直線部の上端に抜け防止曲げ部が設けられ、直線部の下端に折り返し部が設けられた線状体からなる吊り下げ支持具を用い、その折り返し部に吊りバンドの両端を係支させ、フレキシブルダクトのような被支持体を天井面の下方に吊り下げ支持する技術を提案している(特許文献3)。
特開2004−218800号公報
しかしながら、特許文献3の吊り下げ支持具においても、製造時に両端の曲げ加工を要する点でコスト高となり、また、その下端側の曲げ加工した部分に係支された吊りバンドが、下方からの力を受けて上方に移動し、その力により曲げ加工した部分が開いて、吊りバンドが外れる場合がある等、さらに解決すべき課題があった。
本発明は、上記の点を改善して、曲げ加工等をしないで低コストに製造ができ、また、吊りバンドが外れにくい吊り下げ支持具を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1の吊り下げ支持具は、
デッキプレート上にコンクリートを打設することにより形成される天井面の下方に、吊りバンドを介して被支持体を吊り下げ支持するための吊り下げ支持具において、
金属板で一体的に形成され、帯板部と、該帯板部の一端側に該帯板部より幅広に形成された抜け防止用の幅広部と、前記帯板部の他端から前記幅広部側へ延び、前記吊りバンドの両端に設けられた穴を通過可能に形成されたフック部とを有する支持板からなり、
前記支持板のフック部が前記デッキプレートの下面側に突出し、且つ前記幅広部が前記デッキプレートの上面側に位置する状態で前記デッキプレートの穴に挿着され、該デッキプレート上に打設されたコンクリートに前記幅広部が埋設された状態で前記天井面に固定され、該天井面から突出した前記フック部に前記吊りバンドの両端を係支させ、該吊りバンドで被支持体を包持できるようにしたことを特徴としている。
また、本発明の請求項2の吊り下げ支持具は、請求項1記載の吊り下げ支持具において、
前記フック部の中間には、前記吊りバンドの両端に設けられた穴の径より僅かに広い幅を有し、前記吊りバンドを係支する際に与えられる力により該吊りバンドの穴を広げる方向に変形させて前記フック部を通過させ、前記力が付与されていない状態で前記吊りバンドが前記フック部から外れる方向の移動を規制する外れ規制部が設けられていることを特徴としている。
また、本発明の請求項3の吊り下げ支持具は、請求項2記載の吊り下げ支持具において、
前記外れ規制部は、前記フック部の下縁に突設されたストッパにより形成されていることを特徴としている。
また、本発明の請求項4の吊り下げ支持具は、請求項1〜3のいずれかに記載の吊り下げ支持具において
前記デッキプレートの穴に嵌め込まれた状態で前記支持板を保持するブッシュを備えたことを特徴としている。
このように構成されているため、本発明の吊り下げ支持具は、金属板で一体的に形成され、帯板部と、帯板部の一端側に帯板部より幅広に形成された抜け防止用の幅広部と、帯板部の他端から幅広部側へ延び、吊りバンドの両端に設けられた穴を通過可能に形成されたフック部とを有する平板構造の支持板を用いているので、曲げ加工が不要で低コストに製造できる。
また、フック部の中間に、吊りバンドの両端に設けられた穴の径より僅かに広い幅を有し、吊りバンドを係支する際に与えられる力により吊りバンドの穴を広げる方向に変形させてフック部を通過させ、その力が付与されていない状態で吊りバンドがフック部から外れる方向の移動を規制する外れ規制部が設けられているものでは、吊りバンドの外れ方向の移動が規制されるので、吊りバンドの外れが生じにくくなる。
また、外れ規制部がフック部の下縁に突設されたストッパにより形成されているものでは、係止されている吊りバンドが下方からの力を受けた場合、その吊りバンドの穴の下端はフック部の下縁に当接して、ストッパの下縁との間に常に段差のある状態となるので、その穴がストッパを超えて外れ方向に移動することができず、吊りバンドの外れはさらに生じにくくなる。
また、デッキプレートの穴に嵌めたブッシュにより支持板を保持する構造の場合、コンクリート打設時の支持板の姿勢変化を防止できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、デッキプレート上にコンクリートを打設することにより形成される天井面の下方に、吊りバンドを介してフレキシブルダクト等の被支持体を吊り下げ支持するための実施形態の吊り下げ支持具20を示している。
図1に示しているように、この吊り下げ支持具20は、支持板21とブッシュ30により構成されている。
支持板21は、平板構造で、金属板に対するプレス加工などにより一体的に形成され、上下方向に延びた帯板部22と、帯板部22の上端に帯板部22より幅広に形成された抜け防止用の幅広部24と、帯板部22の下端から幅広部24側へ延び、吊りバンドの両端を係支可能に形成されたフック部25とを有している。幅広部24の中央には円形の穴24aが設けられている。
ここで、帯板部22の上部22aは一定幅で上下方向に直線状に延び、下部22bは外側に円弧状に湾曲するように形成されている。
また、フック部25は、帯板部22の下端から帯板部22の長さ方向とほぼ直交する方向に所定距離延びた基部25aと、基部25aの先端から帯板部22に沿って幅広部24方向(上方)に延びた折り返し部25bとを有している。
基部25aの上下方向の幅(高さ)H1は、後述する吊りバンド10の両端に設けられた穴11、12の吊りバンドの長さ方向に沿った径より小さく設定されていて、その穴を通過できる。また、折り返し部25bの水平方向の幅は、吊りバンドの両端に設けられた穴を通過できるように設定されている。
さらに、帯板部22の側縁と折り返し部25bの側縁との間に縦長に形成される上方が開口された隙間26の幅Wは、吊りバンドの厚さの2倍より大(例えば4倍程度)となるように設定されている。
また、折り返し部25bの下端には基部25aの下縁より僅かに下方に突出するストッパ25cが設けられている。基部25aの上縁と折り返し部25bの左縁とが交わる位置からストッパ25cの下端までの部分は、この実施形態の外れ規制部を構成するものであり、その幅H2は、吊りバンドの穴の長さより僅かに長くなるように設定されている。
したがって、吊りバンドの穴に、折り返し部25bを通し、さらに基部25aまで通そうとすると、このストッパ25cに引っかかって通過できないが、吊りバンドは合成樹脂製で可撓性を有しているので、下方に強く引き下げると、穴が拡がる方向に変形してこのストッパ25cを通過し、基部25aまで通すことができる。そしてストッパ25cを通過した後に、下方へ強い力を与えなければ吊りバンドの穴がストッパ25cを超えて折り返し部25b側へ戻ることはできず、吊りバンドの外れは起こらない。
一方、ブッシュ30はゴムなどの弾性変形材で形成され、図3、図4に示すようにデッキプレート1の円形の穴1aに嵌め込まれた状態で支持板21を保持する。
即ち、ブッシュ30は、図1、図2に示しているように、穴1aより小径の円板状でデッキプレート1とほぼ等しい厚さを有する基部31と、基部31の上部に同心状に設けられ、穴1aより大径の略円板状に形成された鍔部32と、基部31の下部に同心状に設けられ、基部31寄りの径が穴1aの径より大で、基部31から離間する程径が小さくなり、先端の径が穴1aの径より小となる切頭逆円錐状のテーパ部33とを有しており、その中心部には、支持板21の帯板部22およびフック部25を通過させ且つ幅広部24の通過を阻止する穴34が、上下方向に貫通するように形成されている。また、鍔部32の下面側外縁には、リブ32aが環状に突設されている。
また、この穴34の開口の幅と高さは、支持板21の帯板部22の上部の幅と厚さよりそれぞれ僅かずつ小となるように設定され、支持板21が挿着されたとき穴34が僅かに拡がるように弾性変形し、その復帰力で帯板部22の上部外周に密着して隙間を生じさせないようになっている。
前記支持板21とブッシュ30からなる吊り下げ支持具20を使用する場合、支持板21をブッシュ30の穴34に挿着した状態でデッキプレート1の穴1aに嵌め込む方法と、予めデッキプレート1の穴1aにブッシュ30を嵌め込み、その後にブッシュ30の穴34に支持板21を挿着する方法のいずれでもよい。
ブッシュ30を先にデッキプレート1に嵌め込む場合には、図3に示しているように、デッキプレート1の穴1aに上方からテーパ部33の先端側を挿入して押し込み、テーパ部33の基部31寄りの外縁を弾性変形させながら進入させ、テーパ部33全体が穴1aを通過した状態にする。この段階でテーパ部33の外縁が弾性復帰し、図4に示しているように、鍔部32との間で穴1aの周縁を挟んだ状態、即ち、抜けない状態で固定される。また、この状態で、鍔部32の下面側のリブ32aがデッキプレート1の穴1aの周りに強く当接して、鍔部32とデッキプレート1の上面との間に隙間を生じさせないようになっている。
そして、このブッシュ30の穴34に上方から支持板21を下端のフック部25側から挿入し、幅広部24の下端と穴34の上端とが当接するまで押し込む。
この作業により、図4に示しているように、穴1aに隙間がない状態(コンクリート打設時のコンクリート材の漏れを防止できる状態)で、支持板21を、そのフック部25がデッキプレート1の下面側に突出し、幅広部24がデッキプレート1の上面側に突出した状態で、デッキプレート1の穴1aに挿着することができる。
そして、図4に示しているように、デッキプレート1の上面側にコンクリート3を打設し、養生することで、支持板21の幅広部24がコンクリート3に埋設されて、支持板21が天井面に固定される。
ここで、コンクリート3は支持板21の幅広部24の周囲だけでなく、幅広部24の穴24aを埋めるように流れて固まるので、支持板21は堅固に固定される。また、支持板21はブッシュ30に保持された状態で穴1aに挿着されているので、コンクリート打設時の衝撃等による傾きや、軸周りの回転が抑制され、ほぼ垂直状態で所望の向きの状態で固定される。
そして、この状態で図5に示しているように、被支持体を包持するための吊りバンド10の一端側10aの穴11にフック部25の折り返し部25bを通過させ、穴11の上端が基部25aの上端に達して下端がストッパ25cに当接する位置に引き下げる。なお、ここでは、吊りバンド10の穴11がその長さ方向に沿った長軸をもつ長円形穴としているが、長方形、円形などであってもよい。ただし、バンドの長さ方向に沿った長さLが最大となることが望ましい。
前記したように、折り返し部25bの幅は穴11の長さLより小さいので、折り返し部25bは穴11を通過するが、基部25aの上端からストッパ25cの下端までの距離H2は穴11の長さLより僅かに長いので、そのまま通過することはできない。
しかし、前記したように吊りバンド10を少し強い力で引き下げると、その穴11の上縁と下縁が穴径を拡げる方向に弾性変形しストッパ25cを通過して、図6のように、基部25aが吊りバンド10の一端10aの穴11に挿通した状態となる。ストッパ25cを通過した後、下方への力の付与を停止すれば、穴11の径は元の状態に復帰するので、ストッパ25cを外れ方向に通過することはできない。
次に、図6に示しているように、例えば被支持体としてフレキシブルダクト15を吊りバンド10の中間部で包持し、前記同様に吊りバンド10の他端10bの穴12にフック部25の折り返し部25bを通過させ、吊りバンド10を強く引き下げてストッパ25cを通過させ、基部25aが穴12を挿通する状態にする。
この作業により、図7のように、吊りバンド10の両端10a、10bは互いに重なり合った状態で帯板部22と折り返し部25bの間に挟まれ、且つ外れ方向の移動が規制された状態で係支される。
この状態で、フレキシブルダクト15や吊りバンド10に下方から力が加わっても、吊りバンド10の穴11、12の下縁がフック部25の基部25aの下縁に当接し、ストッパ25cの下端との間に段差がある状態が維持されるため、吊りバンド10の両端がフック部25から外れる方向に移動することはできず、吊りバンド10の外れは発生しない。
このように実施形態の吊り下げ支持具20は、曲げ加工などが不要な平板構造の支持板21を用いているので低コストに製造でき、少ない工数で吊りバンド10を介してダクトなどの被支持体を容易に吊り下げ支持でき、被支持体が多い場合でも低コストに工事できる。また、フック部25の中間部の下縁に突設したストッパ25cにより外れ規制部を形成しているので、下方からの力で吊りバンド10が外れるという問題も解消される。
また、前記したように帯板部22と折り返し部25bとの隙間Wは、吊りバンド10の厚さの2倍より十分広く、しかも、吊りバンド10の穴11、12の横幅(バンドの長手方向と直交する方向の幅)が支持板21の厚さより大であるので、吊りバンド10はフック部25に係支された状態で比較的広い範囲内を捩れ方向に回動できる。また、吊りバンド10自体の可撓性により捩れ変形できる。
したがって、図8に示しているように吊りバンド10を例えば90°捩じった状態で支持することも可能であり、この吊りバンド10の捩れにより、支持板21の向きと支持対象のフレキシブルダクト15の長さ方向をあまり気にすることなく工事を行える。
前記実施形態では、コンクリート打設時のコンクリート材の漏れを防ぐとともに、支持板21の傾きや軸周りの回転を防ぐためにブッシュ30を用いていたが、前記したように、支持板21に係止される吊りバンド10の姿勢には捩れ方向を含む自由度があるので、支持板21に対する保持機能を持たないもの、例えば、デッキプレート1の穴1aを塞ぐテープ類等で代用することもできる。
また、デッキプレート1に設ける穴1aの形状を、支持板21の帯板部22を通過させ、幅広部24の通過を阻止する大きさの長穴にすることができる場合には、ブッシュやテープ等を用いずに、図9のように、支持板21をデッキプレート1の穴1aに挿着した状態で、コンクリートを打設して支持板21を固定し、その支持板21のフック部25に係支した吊りバンド10でフレキシブルダクト15を支持することもできる。また、穴1aの形状に限らず、コンクリート材の漏れが問題にならない場合にも、このブッシュなどを用いない方法を採用できる。
なお、支持板21およびブッシュ30の形状は上記実施形態に限定されるものでなく、種々変形可能である。例えば、図10に示す支持板21のように、帯板部22およびフック部25の外縁をほぼ直線状に形成してもよい。この支持板21においても、フック部25の基部25aの高さ(縦方向幅)と折り返し部25bの幅(横方向幅)を吊りバンド10の穴11、12の内径より小さくし、基部25aの上端からストッパ25cの下端までの距離H2を吊りバンド10の穴11、12の内径より僅かに大きくして、吊りバンド10の外れを防ぐ。
また、上記実施形態では、吊りバンドに下方から上方へ力が加わったときの外れを確実に防止できるように、フック部25の中間部の下縁にストッパ25cを突設して外れ規制部を形成していたが、フック部の中間部であれば、外れ規制部を設ける位置は任意であり、例えば基部25aの途中や折り返し部25bの途中に吊りバンド10の穴11、12の内径より幅の広い部分を外れ規制部として設けることもできる。ただし折り返し部25bの途中に外れ規制部を設けた場合、下方からの所定以下の力で吊りバンドの穴が外れ規制部を通過しないように、外れ規制部の幅を増しておく必要があり、その場合には、吊りバンドを係支する際にもより強い力を要することになる。
本発明の実施形態の斜視図 実施形態の要部の拡大側面図 実施形態の吊り下げ支持具を用いた作業を説明するための図 実施形態の吊り下げ支持具を用いた作業を説明するための図 実施形態の吊り下げ支持具を用いた作業を説明するための図 実施形態の吊り下げ支持具を用いた作業を説明するための図 実施形態の吊り下げ支持具を用いた作業を説明するための図 実施形態の吊り下げ支持具を用いた作業を説明するための図 ブッシュを用いない場合の支持状態を示す図 支持板の変形例を示す図
符号の説明
1……デッキプレート、1a……穴、10……吊りバンド、11、12……穴、15……フレキシブルダクト、20……吊り下げ支持具、21……支持板、22……帯板部、24……幅広部、24a……穴、25……フック部、25a……基部、25b……折り返し部、25c……ストッパ、26……隙間、30……ブッシュ、31……基部、32……鍔部、33……テーパ部

Claims (4)

  1. デッキプレート上にコンクリートを打設することにより形成される天井面の下方に、吊りバンドを介して被支持体を吊り下げ支持するための吊り下げ支持具において、
    金属板で一体的に形成され、帯板部と、該帯板部の一端側に該帯板部より幅広に形成された抜け防止用の幅広部と、前記帯板部の他端から前記幅広部側へ延び、前記吊りバンドの両端に設けられた穴を通過可能に形成されたフック部とを有する支持板からなり、
    前記支持板のフック部が前記デッキプレートの下面側に突出し、且つ前記幅広部が前記デッキプレートの上面側に位置する状態で前記デッキプレートの穴に挿着され、該デッキプレート上に打設されたコンクリートに前記幅広部が埋設された状態で前記天井面に固定され、該天井面から突出した前記フック部に前記吊りバンドの両端を係支させ、該吊りバンドで被支持体を包持できるようにしたことを特徴とする吊り下げ支持具。
  2. 前記フック部の中間には、前記吊りバンドの両端に設けられた穴の径より僅かに広い幅を有し、前記吊りバンドを係支する際に与えられる力により該吊りバンドの穴を広げる方向に変形させて前記フック部を通過させ、前記力が付与されていない状態で前記吊りバンドが前記フック部から外れる方向の移動を規制する外れ規制部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の吊り下げ支持具。
  3. 前記外れ規制部は、前記フック部の下縁に突設されたストッパにより形成されていることを特徴とする請求項2記載の吊り下げ支持具。
  4. 前記デッキプレートの穴に嵌め込まれた状態で前記支持板を保持するブッシュを備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の吊り下げ支持具。
JP2006129208A 2006-05-08 2006-05-08 吊り下げ支持具 Active JP4268173B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006129208A JP4268173B2 (ja) 2006-05-08 2006-05-08 吊り下げ支持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006129208A JP4268173B2 (ja) 2006-05-08 2006-05-08 吊り下げ支持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007303478A true JP2007303478A (ja) 2007-11-22
JP4268173B2 JP4268173B2 (ja) 2009-05-27

Family

ID=38837582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006129208A Active JP4268173B2 (ja) 2006-05-08 2006-05-08 吊り下げ支持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4268173B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010249271A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Shimizu Corp 配線・配管材用吊具
JP5661963B1 (ja) * 2014-06-06 2015-01-28 日本ダイスチール株式会社 ストリッピング装置における雌型

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010249271A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Shimizu Corp 配線・配管材用吊具
JP5661963B1 (ja) * 2014-06-06 2015-01-28 日本ダイスチール株式会社 ストリッピング装置における雌型

Also Published As

Publication number Publication date
JP4268173B2 (ja) 2009-05-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8840071B2 (en) Cable support and method
US7546988B1 (en) Multi size wire, cable and conduit fastener—clamp
JP2010529392A (ja) クランプおよび耐震遥動補強
JP4268173B2 (ja) 吊り下げ支持具
KR101060478B1 (ko) 공기조화용 디퓨져 고정장치
JP4486988B2 (ja) 吊り下げ支持具
JP6243630B2 (ja) 鉄筋コンクリート工事用スペーサー
US20190237950A1 (en) Corner Guide for Wire Installation
JPH09170681A (ja) 配管固定治具
JP5285492B2 (ja) 配線・配管材用吊具
JP3118899U (ja) 煽蝶番取付用の裏ナット
JP2009114839A (ja) 鉄筋ブロックにおける鉄筋の配置取付方法および固定用部品
JP4413749B2 (ja) 管類又はケーブル類の保持具及び該保持具を構成する取着体
JP4068368B2 (ja) 配管用立てバンド
AU750894B2 (en) A pipe clip
KR200489079Y1 (ko) 잠금 장치가 구비된 덕트 고정용 클립
JP2002213534A (ja) 防振ゴム
JP2009171794A (ja) ケーブル湾曲治具及びケーブル湾曲方法
JP2017120111A (ja) 吊下げ用索体、ダクトの固定構造
JP3200303U (ja) 結束具及び結束工具
JP2018044662A (ja) 管固定具
KR20170000979U (ko) 안전망 고정장치
JP2024013765A (ja) 瓦屋根用取付具、瓦屋根用養生セット、及び、瓦屋根の養生方法
JP5908639B1 (ja) 足場シート固定具
JP3110770U (ja) フレキシブルダクト用吊り具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4268173

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250