JP5908639B1 - 足場シート固定具 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートをパイプに容易に固定でき、且つ、シートの揺れなどでは、簡単にシートが外れない構造の足場シート固定具。【解決手段】一部に開口部を有する欠けた円環状である円環部とガイド部からなり、該円環部は内側にパイプを遊嵌する遊嵌部を持ち、該円環部の欠けた両端部に、パイプを該遊嵌部に挿入するためのガイド部を持ち、該ガイド部は、円環部の外側方向に突出し、該ガイド部の互いに対向する面が、該円環部の内側から外側方向に徐々に広がる曲面であり、該円環部は、シートの一部を前記円環部の小円に挿通し保持するシート保持部を持つ構造。【選択図】図1
Description
本発明は、工事現場での足場にシートを固定するための固定具に関し、詳しくは、建物構造物の解体工事の際などにおいて、粉じん等の飛散防止のために、パイプで組んだ足場等へ容易にシートを固定でき、且つ、該シートが風等での揺れなどでは簡単にシートが外れることがなく、建築現場における作業効率を向上させることを可能にする、足場固定シート固定具に関する。
建築現場において、建築する建物の周囲を囲むように足場が組まれ、工具や資材などが落下、飛散しないように足場をシートで覆うことが一般的である。シートは、足場のパイプに、紐などで固定される。シートは、所定の間隔でパイプに固定しなければならない。シートをパイプに紐で固定する作業は、何十回行わなければならず、極めて迂遠である。
また、フックなどでパイプに引っ掛ける固定具もあるが、単に引っ掛けるだけであると、風などでシートが揺れた場合に、簡単にフックが外れることもある。
そのため、シートをパイプに容易に固定でき、且つ、シートの揺れなどでは、簡単にシートが外れない構造の固定具が求められていた。
また、フックなどでパイプに引っ掛ける固定具もあるが、単に引っ掛けるだけであると、風などでシートが揺れた場合に、簡単にフックが外れることもある。
そのため、シートをパイプに容易に固定でき、且つ、シートの揺れなどでは、簡単にシートが外れない構造の固定具が求められていた。
養生シートと枠組足場に養生シートを張設する際に用いられる締結具(特許文献1参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、現場で生じる養生シートと枠組足場の銅管との距離の不揃いに対処できる構造であり、締結具本体2を紐部材で構成し、この締結具本体2の両端部にワンタッチで着脱自在の連結具3を設けたものである。円形の締結具であるので、シートの揺れなどで、シートが外れることはない構造ではあるが、円の一部を分断し、シートの孔に通し、その後、パイプに通した後、円を閉じる作業が必要であることから、締結作業は煩雑であり、前記問題の解決には至っていない。
また、高さの異なる緊結ホルダーに取り付けても常に同じ水平線上にフック部を配置させることができる防護シート用支持金具(特許文献2参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、水平方向の高さ位置の異なる第1及び第2の緊結ホルダー102,103からなる緊結ポジション101を有する支柱の当該緊結ホルダー102,103に装着する防護シート用支持金具1において、第1の緊結ホルダー102に同支持金具1の金具本体2を嵌挿させた場合には下側の第1のフック部11aに防護シート側の鳩目を挿通させる。一方、第2の緊結ホルダー103に金具本体2を嵌挿させた場合には回動プレート9を上下反転させて上側の第2のフック部11bを下側に移動させて防護シート側の鳩目を挿通させる構造である。シートを取り付けるフックの位置を常に一定の高さにすることが出来るので、シート固定作業を円滑に行うことができる。しかしながら、フックは、単なる円弧状であり、シートが風などで揺れた際に外れることを防止できない。そのため、前記問題の解決には至っていない。
また、楔係止のための係止孔や係止用ポケット部を利用してフック部を有する係止具も、クランプのような締付抱持作業を一切要せず、足場構築のための楔と同様に既存の係止孔やポケット部に上方から挿入係止することでフック部を仮設足場に設けることができることとなる画期的な仮設足場用係止具(特許文献3参照)が提案され、公知技術となっている。より詳しくは、仮設足場Aに垂下張設する防護シート若しくは防護ネットB又は落下防止シート若しくは落下防止ネットを引っ掛け係止するフック部1を設けた基体2に、仮設足場Aの支柱3に交差配設する仮設パイプ4に設けた楔5を挿入係止する前記支柱3の周囲に設けた係止孔6又は係止用ポケット部6’に挿入係止する係止固定部7を設けた仮設足場用係止具である。シート固定具を容易にパイプに固定できる構造であるが、通常のフック構造であることから、シートが風などで揺れた際に外れることを防止できない。そのため、前記問題の解決には至っていない。
本発明者はそれらの問題を解決しようと、円弧状のシート固定具のシート保持部の構造に着目し、「足場シート固定具」の提案に至るものである。
本発明は、シートをパイプに固定することが迂遠であること、また、シートの揺れなどで簡単にシートが外れるという問題点に鑑み、円弧状のシート固定具のシート保持部の構造によって解決する手段を提供するものである。
本発明に係る足場シート固定具は、パイプ10にシート12を固定するシート固定具であって、遊嵌部4とシート保持部5とを含と共に一部が開口する開口部15とを有する略C字形状の円環部2と、前記開口部15に設けられるガイド部3と、前記開口部15の中心から前記円環部2の前記穴部16の中心を通り、その延長上の前記円環部2外周縁部からシート保持部5側へシフトした位置に取り付けられる取手6とから成り、前記ガイド部3は、前記パイプ10を前記穴部16へ挿通し易くするために前記開口部15の内側から外側に向かって徐々に広がる形状を有し、前記遊嵌部4は、前記取手6から前記ガイド部3までの円周が長尺となる側の前記円環部2の一部であり、前記シート保持部5は、前記取手6から前記ガイド部3までの円周が短尺となる側の前記円環部2の一部であり、前記遊嵌部4は、前記穴部16の形状を略楕円形とし、前記シート保持部5は、前記シート12の荷重を受ける係止部であり、水平の前記パイプ10へ使用する際には、前記シート12の自重により前記シート保持部5が下方になり、前記遊嵌部4が上方で前記パイプ10と接触し、前記開口部15は上方へは向かず、垂直の前記パイプ10へ使用する際には、前記パイプ10を挟んで前記シート12の自重により前記シート保持部5が下方になり、前記遊嵌部4が上方となり、前記遊嵌部4と前記パイプ10の接触部及び前記シート保持部5と前記パイプ10の接触部との間で前記パイプ10を挟持し、前記シート12を保持することを手段とする。
また、本発明は、前記シート保持部は、前記円環部の中心を挟んで対向する位置が遊嵌部であることを手段とすることもできる。
また、本発明は、前記円環部は、楕円であり、楕円の長辺方向は、遊嵌部であることを手段とすることもできる。
また、本発明は、前記遊嵌部には、2つの突起があり、前記円環部の中心を挟んで対向する位置が遊嵌部であることを手段とする。
また、本発明は、前記遊嵌部は、摩擦力が強い構造であることを手段とする。
また、本発明は、前記円環部の中心を挟んで対向する位置が遊嵌部でない部分にシート移動規制部を持ち、該シート移動規制部の厚さが、他の部分よりも厚いことを手段とする。
また、本発明は、前記遊嵌部の端部は、パイプを排出しやすい曲面構造であることを手段とする。
本発明に係る足場シート固定具によれば、シートをパイプに容易に固定でき、且つ、シートの揺れなどでは簡単にシートが外れないことから、建築現場での作業効率を向上させることが出来るものである。
本発明である足場シート固定具は、パイプへの固定具の取付けの煩雑さを解消できることを最大の特徴とする。以下、実施例を図面に基づいて説明する。
なお、本実施例で示される足場シート固定具の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
(実施例1)
なお、本実施例で示される足場シート固定具の全体形状及び各部の形状は、下記に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、即ち、同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で変更することができるものである。
(実施例1)
図1から図2に従って、本発明を説明する。図1は、本発明に係る足場シート固定具の構造及び使用例を示す図である。図2は、本発明に係る足場シート固定具のパイプ嵌めこみが容易であることを説明する図である。図1(a)は、本発明の全体図であり、図1(b)は、本発明の実施の状態を表す図である。図2(a)は、本発明におけるパイプを遊嵌する動作の図である、図2(b)から図(d)は、本発明の構成を用いない場合の不具合を説明する図である。
足場シート固定具1は、円環部2とガイド部3とから構成されている。足場シート固定具1は、概ね、円環状であり、その一部が欠落しており、アルファベットのCの字に近い形状である。建築足場構造でのパイプにシートを固定する固定具である。全体が一体成型であり、樹脂で構成されている。弾力を持ち、ある程度の変形、形状復帰が可能である。材質は、プラスチックなどの均一な材質でもいいし、芯材として、金属を埋め込む形状でもよい。芯材を用いることで、より強度を高めることができる。
大きさは、足場用のパイプを足場シート固定具1の内側に遊嵌できる程度の大きさである。足場用のパイプは径48mm、42mm程度のものが一般的であるので、それよりも足場シート固定具1の内径が若干大きく、円環部2の厚さは1cm程度である。
足場シート固定具1は、円環部2とガイド部3とから構成されている。足場シート固定具1は、概ね、円環状であり、その一部が欠落しており、アルファベットのCの字に近い形状である。建築足場構造でのパイプにシートを固定する固定具である。全体が一体成型であり、樹脂で構成されている。弾力を持ち、ある程度の変形、形状復帰が可能である。材質は、プラスチックなどの均一な材質でもいいし、芯材として、金属を埋め込む形状でもよい。芯材を用いることで、より強度を高めることができる。
大きさは、足場用のパイプを足場シート固定具1の内側に遊嵌できる程度の大きさである。足場用のパイプは径48mm、42mm程度のものが一般的であるので、それよりも足場シート固定具1の内径が若干大きく、円環部2の厚さは1cm程度である。
円環部2は、足場シート固定具1のほとんどの部分を占めるものであり、穴部16を有する円環状であり、その一部が欠落した開口部15を有し、アルファベットのCの字に近い形状である。円環部2の内側である遊嵌部4によって、パイプを緩やかに嵌める。また、シート保持部5を持ち、シートが脱落しないように保持する。また、取手6を外側に配置している。取手6は、足場シート固定具1をパイプ10に嵌める際や、パイプ10から外す際に用いることもある。また、シートの移動を規制する機能も持つ場合もある。円環部2の端部の両方には、ガイド部3が配置されている。
ガイド部3は、足場シート固定具1をパイプ10に嵌める際に、スムーズに作業が完了するための構造である。ガイド部3は、円環部2の端部にあり、円環部2の外側方向に突出しており、ガイド部3の互いに対向する面が、円環部2の内側から外側方向に徐々に広がる曲面であるガイド面301を形成している。このガイド面を持つことによって、足場シート固定具1をパイプ10に押し付けるのみで、円環部2の端部が開き、容易にパイプ10を遊嵌部4によって遊嵌することが出来る。
図1(b)に、パイプ10を遊嵌し、シート12を保持した状態の図を示す。足場シート固定具1は、パイプ10を円環部2の遊嵌部4に遊嵌している。挟持していないので、円環部2の径とパイプ10の径は、厳密に合わせる必要は無い。パイプ10の径は、φ48.6mm、42mmのものが主流であるので、円環部2の内径は48.6mmよりも大きく、円環部2の欠け部分である開口部の寸法は42mm以下であることが望ましい。円環部2の下部分には、シート12がシートリング11経由で、円環部2の小円部分に挿通されている。シート12には孔があり、そこにハトメがある場合もあるし、この図のようにシートリング11を介して足場シート固定具1に支持される場合もある。ハトメ自体を足場シート固定具1に挿通してもよい。この構造によって、紐で結ぶことなく、シート12をパイプ10に固定することが出来る。
次に、ガイド部3の動作について、説明する。パイプ10に足場シート固定具1を押し付けると、ガイド部3のガイド面301がパイプ10に当接する。ガイド面301は、円環部2を開く方向に曲面が形成されているので、足場シート固定具1のガイド部3は、図2(a)の矢印のように、円環部2の開口部が開き、パイプ10は、容易に円環部2の遊嵌部4に嵌ることが出来る。その際、取手6をもって、作業することによって、より容易にパイプ10を嵌めることができる。
もし、ガイド部3が無いと、図2(b)に示すように、パイプ10に固定具13を押し当てても、円環部2の端部が開かず、作業が面倒となってしまう。
もし、ガイド部3が無いと、図2(b)に示すように、パイプ10に固定具13を押し当てても、円環部2の端部が開かず、作業が面倒となってしまう。
このように、円環部2の端部にガイド部3を持つことによって、パイプ10とシート12を容易に固定することが出来る。
(実施例2)
(実施例2)
他の実施例について図2、図3を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。図3は、本発明に係る足場シート固定具の楕円構造の例を示す図である。図3(a)は、実施例2の足場シート固定具1の全体図である。図3(b)は、本発明の実施の状態を表す図である。図3(c)、図3(d)は、本発明のバリエーションを示す図である。
実施例1の構成によって、容易にパイプ10にシート12を固定することが出来るが、固定後、風などによって、固定具やシート12が揺れ、固定の状態が変化することがある。図2(c)、図2(d)に沿って説明する。図2(c)のように、固定具でパイプ10とシート12を固定した後、風などで固定具が揺れると、徐々にシートの保持位置、パイプ10と足場シート固定具1の位置がずれていき、図2(d)のような状態となることがある。すると、足場シート固定具1の開口部が上を向いてしまい、シート12の重さで足場シート固定具1がパイプ10から外れてしまうことになる。
そのため、足場シート固定具1がずれても、足場シート固定具1の開口部が上を向かない構造が求められていた。
そのため、足場シート固定具1がずれても、足場シート固定具1の開口部が上を向かない構造が求められていた。
図3(a)に示すように、足場シート固定具1の円環部2の形状は、Oで示すように楕円であり、楕円の長いほうである長辺方向に開口部が無く、遊嵌部4がある構造である。この構造では、遊嵌部4のパイプ10は、足場シート固定具1とシート12の重さによって、長辺方向に移動させられる。そのため、パイプ10のある長辺方向に対して、対向する長辺位置にシート保持部5を配置することで、パイプ10とシート12の関係は、安定し、風などで、シート12、足場シート固定具1が揺れても、足場シート固定具1がずれていくことはなく、足場シート固定具1がパイプ10から外れることを防ぐことが出来る。
図3(b)で、実際のパイプ10とシート12の位置関係を説明する。パイプ10は、楕円の遊嵌部4に遊嵌されているが、足場シート固定具1、シート12の重さによって、楕円の長辺方向に移動する。紙面では上方向である。シート保持部5は、同じく楕円の長辺方向であるので、パイプ10とシート12は、一方の長辺方向と他方の長辺方向で引き合うことになり、足場シート固定具1とパイプ10とシート12の位置関係は、図3(b)に示すように安定する。
また、シート保持部5でのシート12、シートリング11の保持をより安定させるために、図3(c)に示すように、シート保持部5に凹部501を形成してもよい。また、図3(d)に示すように、シート保持部5に凸部502を形成してもよい。こうすることによって、シート保持部5は、シート12、シートリング11の揺れに対して、より安定して保持することが出来る。
(実施例3)
(実施例3)
他の実施例について図4を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。図4は、本発明に係る足場シート固定具の突起構造の例を示す図である。図4(a)は、実施例3の足場シート固定具1の全体図である。図4(b)は、本発明の実施の状態を表す図である。図4(c)、図3(d)は、本発明のバリエーションを示す図である。
実施例2と同様に課題に対して、他の構造が考えられる。
図4(a)に示すように、足場シート固定具1の円環部2の一部に、2つの突起部7を配置し、その対向する位置をシート保持部5とするものである。この構造では、シート保持部5の位置から、まず、遊嵌部4のパイプ10が、2つの突起部7に当接する位置に移動する。すると、足場シート固定具1はパイプ10に対して、2つの突起部7で当接することになる。そのため、風などでシート12が揺れても、足場シート固定具1が揺れたり、ずれることがない。そのため、足場シート固定具1の開口部が上を向いてしまうことはなく、足場シート固定具1がパイプ10から外れることを防ぐことが出来る。
図4(a)に示すように、足場シート固定具1の円環部2の一部に、2つの突起部7を配置し、その対向する位置をシート保持部5とするものである。この構造では、シート保持部5の位置から、まず、遊嵌部4のパイプ10が、2つの突起部7に当接する位置に移動する。すると、足場シート固定具1はパイプ10に対して、2つの突起部7で当接することになる。そのため、風などでシート12が揺れても、足場シート固定具1が揺れたり、ずれることがない。そのため、足場シート固定具1の開口部が上を向いてしまうことはなく、足場シート固定具1がパイプ10から外れることを防ぐことが出来る。
図4(b)で、実際のパイプ10とシート12の位置関係を説明する。パイプ10は、楕円の遊嵌部4に遊嵌されているが、足場シート固定具1、シート12の重さによって、2つの突起部7の方向に移動する。紙面では上方向である。シート保持部5は、突起部7に対向する位置であるので、パイプ10とシート12は、円環部2の対向方向で引き合うことになる。パイプ10は、2つの突起部7に当接する状態で安定するので、足場シート固定具1とパイプ10とシート12の位置関係は、図4(b)に示すように安定する。
また、シート保持部5でのシート12、シートリング11の保持をより安定させるために、図4(c)に示すように、シート保持部5に凹部501を形成してもよい。また、図4(d)に示すように、シート保持部5に凸部502を形成してもよい。こうすることによって、シート保持部5は、シート12、シートリング11の揺れに対して、より安定して保持することが出来る。
(実施例4)
(実施例4)
他の実施例について図5を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。
図5は本発明に係る足場シート固定具の縦パイプへの固定例を示す図である。図5(a)は、本発明の全体図であり、図5(b)は、A−A断面図である。図5(c)は、本発明の実施の状態を表す図である。
図5は本発明に係る足場シート固定具の縦パイプへの固定例を示す図である。図5(a)は、本発明の全体図であり、図5(b)は、A−A断面図である。図5(c)は、本発明の実施の状態を表す図である。
足場をシートで覆う際に、縦配置のパイプへのシートの固定も必要である。そのため、縦配置のパイプに固定しても、安定してシートを保持できる構造が求められていた。
図5(a)に示すように、足場シート固定具1の円環部2は、楕円状である。遊嵌部4は、内側中央が盛り上がった2つの傾斜面8からなる。傾斜面8は、摩擦力が高い表面構造である。例えば、表面に細かな凹凸があってもよい。足場シート固定具1が縦置きのパイプ10に嵌めた場合に、図5(c)のように斜めに配置される。そうすると、遊嵌部4の両端部分で、パイプ10を挟持ことになり、安定して、シート12を固定することが出来る。
図では、傾斜面8の例を示しているが、断面が円形であっても、パイプ10に対して足場シート固定具1が十分安定して固定できる摩擦力があればよい。
このような構造を持つことで、縦型のパイプに対してもシート12を固定することが出来る。
(実施例5)
図5(a)に示すように、足場シート固定具1の円環部2は、楕円状である。遊嵌部4は、内側中央が盛り上がった2つの傾斜面8からなる。傾斜面8は、摩擦力が高い表面構造である。例えば、表面に細かな凹凸があってもよい。足場シート固定具1が縦置きのパイプ10に嵌めた場合に、図5(c)のように斜めに配置される。そうすると、遊嵌部4の両端部分で、パイプ10を挟持ことになり、安定して、シート12を固定することが出来る。
図では、傾斜面8の例を示しているが、断面が円形であっても、パイプ10に対して足場シート固定具1が十分安定して固定できる摩擦力があればよい。
このような構造を持つことで、縦型のパイプに対してもシート12を固定することが出来る。
(実施例5)
他の実施例について図6を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。
図6は本発明に係る足場シート固定具の円環の幅を変えた例を示す図である。図6(a)は、本発明の全体図であり、図5(b)は、本発明の実施の状態を表す図である。
図6は本発明に係る足場シート固定具の円環の幅を変えた例を示す図である。図6(a)は、本発明の全体図であり、図5(b)は、本発明の実施の状態を表す図である。
実施例2と同様に課題に対して、他の構造が考えられる。
図6(a)に示すように、シート保持部5の位置にシート12、シートリング11がある場合に、風などでシート12、シートリング11の位置がずれていく場合に、シート12の位置が、円環部2の開口部と対向する位置にずれてしまうと、図2(d)のように、開口部が上を向いてしまい、足場シート固定具1がパイプ10から外れてしまうことになる。そこで、シート12シートリング11のずれる位置をシート移動規制部9によって規制することで、足場シート固定具1がパイプ10から外れてしまうことを防ぐものである。円環部2の中心を挟んで対向する位置が遊嵌部4でない部分にシート移動規制部9を持ち、シート移動規制部9の厚さが、他の部分よりも厚くするものである。図6(a)に示すように、帯状にシート移動規制部9を配置する。こうすることで、シートリング11は、シート移動規制部9の配置された位置に移動することが出来ない。そのため、足場シート固定具1がパイプ10から外れてしまうことを防ぐことが出来る。
(実施例6)
図6(a)に示すように、シート保持部5の位置にシート12、シートリング11がある場合に、風などでシート12、シートリング11の位置がずれていく場合に、シート12の位置が、円環部2の開口部と対向する位置にずれてしまうと、図2(d)のように、開口部が上を向いてしまい、足場シート固定具1がパイプ10から外れてしまうことになる。そこで、シート12シートリング11のずれる位置をシート移動規制部9によって規制することで、足場シート固定具1がパイプ10から外れてしまうことを防ぐものである。円環部2の中心を挟んで対向する位置が遊嵌部4でない部分にシート移動規制部9を持ち、シート移動規制部9の厚さが、他の部分よりも厚くするものである。図6(a)に示すように、帯状にシート移動規制部9を配置する。こうすることで、シートリング11は、シート移動規制部9の配置された位置に移動することが出来ない。そのため、足場シート固定具1がパイプ10から外れてしまうことを防ぐことが出来る。
(実施例6)
他の実施例について図7を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。
図7は本発明に係る足場シート固定具のパイプの排出が容易であることを説明する図である。図7(a)は、本発明の全体図であり、図7(b)は、本発明の実施の状態を表す図である。足場シート固定具1にパイプ10を嵌めた後、作業終了時に、パイプ10から足場シート固定具1を外す必要がある。その際、容易に、外すことが出来るように、円環部2の端部201に曲面をつける。この構造によって、パイプ10は、容易に足場シート固定具1から外すことができる。
(実施例7)
図7は本発明に係る足場シート固定具のパイプの排出が容易であることを説明する図である。図7(a)は、本発明の全体図であり、図7(b)は、本発明の実施の状態を表す図である。足場シート固定具1にパイプ10を嵌めた後、作業終了時に、パイプ10から足場シート固定具1を外す必要がある。その際、容易に、外すことが出来るように、円環部2の端部201に曲面をつける。この構造によって、パイプ10は、容易に足場シート固定具1から外すことができる。
(実施例7)
他の実施例について図8を用いて説明する。実施例1と同様の部分は省略する。
図8は本発明に係る足場シート固定具のシートを挿通しやすい端部構造を説明する図である。図8(a)は、本発明の全体図であり、図8(b)は、本発明の実施の状態を表す図である。
ガイド部3があることによって、パイプ10に足場シート固定具1を容易に嵌めることが出来るが、シート12、シートリング11を円環部2に挿通しようとした場合に、逆に邪魔になる場合もある。そこで、ガイド部3が配置されながら、シート12シートリング11を挿通しやすい形状として、ガイド部3の端部にシートガイド部14を配置する。シートガイド部14は、先端が細くなった形状であり、シート12、シートリング11を円環部2に通すことがより容易になる。また、ガイド部3のガイド面301は、そのままにシートガイド部14を配置できるので、パイプ10を容易に嵌めやすく、且つ、シート12も容易に足場シート固定具1に通しやすくすることが出来る。
このように、足場シートの固定の作業性を格段に向上させることが出来る。
図8は本発明に係る足場シート固定具のシートを挿通しやすい端部構造を説明する図である。図8(a)は、本発明の全体図であり、図8(b)は、本発明の実施の状態を表す図である。
ガイド部3があることによって、パイプ10に足場シート固定具1を容易に嵌めることが出来るが、シート12、シートリング11を円環部2に挿通しようとした場合に、逆に邪魔になる場合もある。そこで、ガイド部3が配置されながら、シート12シートリング11を挿通しやすい形状として、ガイド部3の端部にシートガイド部14を配置する。シートガイド部14は、先端が細くなった形状であり、シート12、シートリング11を円環部2に通すことがより容易になる。また、ガイド部3のガイド面301は、そのままにシートガイド部14を配置できるので、パイプ10を容易に嵌めやすく、且つ、シート12も容易に足場シート固定具1に通しやすくすることが出来る。
このように、足場シートの固定の作業性を格段に向上させることが出来る。
本発明に係る足場シート固定具は、足場のパイプへのシート固定技術についての産業上の利用可能性は大きいと解する。
1 足場シート固定具
2 円環部
3 ガイド部
4 遊嵌部
5 シート保持部
6 取手
7 突起部
8 傾斜面
9 シート移動規制部
10 パイプ
11 シートリング
12 シート
13 固定具
14 シートガイド部
15 開口部
16 穴部
301 ガイド面
501 凹部
502 凸部
O 楕円
2 円環部
3 ガイド部
4 遊嵌部
5 シート保持部
6 取手
7 突起部
8 傾斜面
9 シート移動規制部
10 パイプ
11 シートリング
12 シート
13 固定具
14 シートガイド部
15 開口部
16 穴部
301 ガイド面
501 凹部
502 凸部
O 楕円
Claims (5)
- パイプ10にシート12を固定するシート固定具であって、
遊嵌部4とシート保持部5とを含むと共に一部が開口する開口部15とを有する略C字形状の円環部2と、
前記開口部15に設けられるガイド部3と、
前記開口部15の中心から前記円環部2の穴部16の中心を通り、その延長上の前記円環部2の外周縁部から前記シート保持部5側へシフトした位置に取り付けられる取手6とから成り、
前記ガイド部3は、前記パイプ10を前記穴部16へ挿通し易くするために前記開口部15の内側から外側に向かって徐々に広がる形状を有し、
前記遊嵌部4は、前記取手6から前記ガイド部3までの円周が長尺となる側の前記円環部2の一部であり、
前記シート保持部5は、前記取手6から前記ガイド部3までの円周が短尺となる側の前記円環部2の一部であり、
前記遊嵌部4は、前記穴部16の形状を略楕円形とし、
前記シート保持部5は、前記シート12の荷重を受ける係止部であり、
水平の前記パイプ10へ使用する際には、前記シート12の自重により前記シート保持部5が下方になり、前記遊嵌部4が上方で前記パイプ10と接触し、前記開口部15は上方へは向かず、
垂直の前記パイプ10へ使用する際には、前記パイプ10を挟んで前記シート12の自重により前記シート保持部5が下方になり、前記遊嵌部4が上方となり、前記遊嵌部4と前記パイプ10の接触部及び前記シート保持部5と前記パイプ10の接触部との間で前記パイプ10を挟持し、前記シート12を保持することを特徴とする足場シート固定具1
- 前記円環部2に、2つの突起があることを特徴とする請求項1に記載の足場シート固定具1。
- 前記遊嵌部4は、摩擦力が強い構造であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の足場シート固定具1。
- 前記円環部2の中心を挟んで対向する位置が前記遊嵌部4でない部分にシート移動規制部9を持ち、該シート移動規制部9の厚さが、他の部分よりも厚いことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の足場シート固定具1。
- 前記遊嵌部4の端部は、前記パイプ10を排出しやすい曲面構造であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の足場シート固定具1。
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---|---|---|---|---|
JPS6125448U (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-15 | ナショナル住宅産業株式会社 | シ−ト取付具 |
JPH1082186A (ja) * | 1996-09-06 | 1998-03-31 | Yoshio Suzuki | 建築工事現場に張設される安全ネット |
JPH1088815A (ja) * | 1996-09-11 | 1998-04-07 | Kuninaka Kensetsu:Kk | 足場用防護ネット・テント等ワンタッチ止め具 |
JP3195531U (ja) * | 2014-09-03 | 2015-01-29 | 山田 直之 | 鋼管足場の養生シート取付けフック |
-
2015
- 2015-06-12 JP JP2015118822A patent/JP5908639B1/ja active Active
Patent Citations (4)
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JP3195531U (ja) * | 2014-09-03 | 2015-01-29 | 山田 直之 | 鋼管足場の養生シート取付けフック |
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