JP2002213440A - スラスト受け機構 - Google Patents

スラスト受け機構

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JP2002213440A
JP2002213440A JP2001010674A JP2001010674A JP2002213440A JP 2002213440 A JP2002213440 A JP 2002213440A JP 2001010674 A JP2001010674 A JP 2001010674A JP 2001010674 A JP2001010674 A JP 2001010674A JP 2002213440 A JP2002213440 A JP 2002213440A
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雅文 中島
Takeshi Sakai
猛 酒井
Shinji Ochi
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Haruo Kamiya
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    • F16C2360/00Engines or pumps
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/06Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide
    • F25B2309/061Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide with cycle highest pressure above the supercritical pressure
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B9/00Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point
    • F25B9/002Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant
    • F25B9/008Compression machines, plants or systems, in which the refrigerant is air or other gas of low boiling point characterised by the refrigerant the refrigerant being carbon dioxide

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  • Rotary Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラオルダム式のスラスト受け機構の組み
付け作業性及びメンテナンス性の向上を図る。 【解決手段】 次の3つの数式を満足するように寸法を
選定する。 :D>b、 :b>(D2−h21/2、 :2・h<D−2・t+(D2−h21/2 但し D:第1、2コロの直径 b:保持用長穴の短径寸法 t:第1、2保持ケーシングの板厚寸法 h:第1、2保持ケーシング間の距離

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、旋回方向と直交す
るスラスト方向の力を受けながら、旋回する旋回部材を
回転可能支持するスラスト受け機構(スラストベアリン
グ)に関するもので、吐出圧が冷媒の臨界圧力を越える
超臨界冷凍サイクル用の圧縮機に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】超臨界冷凍サイクル用の圧縮機に適した
スラスト受け機構(スラストベアリング)として、特開
2000−186680号公報に記載の発明では、互い
直交する方向に回転可能に保持された第1、2コロと、
第1、2コロを回転可能に保持するリング板状の保持器
と、第1、2コロが転がり接触する板状のレースとから
スラスト受け機構を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載のスラスト受け機構では、樹脂又は金属製の保持器
とレースとをピン等の締結手段により締結することによ
り、コロが保持器から脱落することを防止しているが、
この手段では、レース、コロ及び保持器を1組として取
り扱う必要があるので、スラスト受け機構の組み付け作
業性及びメンテナンス性が低いという問題がある。
【0004】また、旋回スクロール等の旋回部材が旋回
すると、保持器に形成された穴部に対してピンが摺動す
るので、穴部とピンとの摩擦により保持器が摩耗し、保
持器の耐久性(寿命)が低下するおそれがある。
【0005】本発明は、上記点に鑑み、スラスト受け機
構の組み付け作業性及びメンテナンス性の向上、又は保
持器の耐久性(寿命)の向上を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、旋回方向と
直交するスラスト方向の力を受けながら、旋回する旋回
部材(114)を旋回可能支持するスラスト受け機構で
あって、一の方向に回転可能に保持された略円柱状の第
1コロ(121)、及び一の方向と異なる他の方向に回
転可能に保持された略円柱状の第2コロ(122)から
なる転動体(121、122)と、転動体(121、1
22)を回転可能に保持するとともに、第1、2保持ケ
ーシング(123a、124a、123b、124b)
からなる保持器(123、124)と、転動体(12
1、122)と転がり接触する軌道面(125a、12
6a、127a)が形成された板状のレース(125、
126、127)とを備え、転動体(121、122)
は、第1、2保持ケーシング(123a、124a、1
23b、124b)に形成された保持用長穴(123
c、124c)に填め込まれた状態で第1、2保持ケー
シング(123a、124a、123b、124b)に
より挟まれるように回転可能に保持されており、さら
に、保持用長穴(123c、124c)及び転動体(1
21、122)の寸法は、転動体(121、122)が
保持器(123、124)から脱落することなく、か
つ、保持器(123、124)と軌道面(125a、1
26a、127a)との間に所定の隙間が形成されるよ
うに選定されていることを特徴とする。
【0007】これにより、軌道面(125a、126
a、127a)と保持器(123、124)とが接触す
るといった不具合が発生することなく、レース(125
〜127)、第1、2コロ(121、122)及び保持
器(123、124)を1組として取り扱う必要がない
ので、スラスト受け機構の組み付け作業性及びメンテナ
ンス性を向上させることができる。
【0008】請求項2に記載の発明では、旋回方向と直
交するスラスト方向の力を受けながら、旋回する旋回部
材(114)を旋回可能支持するスラスト受け機構であ
って、一の方向に回転可能に保持された略円柱状の第1
コロ(121)、及び一の方向と異なる他の方向に回転
可能に保持された略円柱状の第2コロ(122)からな
る転動体(121、122)と、転動体(121、12
2)を回転可能に保持するとともに、板材から形成され
た第1、2保持ケーシング(123a、124a、12
3b、124b)からなる保持器(123、124)
と、転動体(121、122)と転がり接触する軌道面
(125a、126a、127a)が形成された板状の
レース(125、126、127)とを備え、転動体
(121、122)は、第1、2保持ケーシング(12
3a、124a、123b、124b)に形成された保
持用長穴(123c、124c)に填め込まれた状態で
第1、2保持ケーシング(123a、124a、123
b、124b)により挟まれるように回転可能に保持さ
れており、さらに、保持器(123、124)及び転動
体(121、122)の寸法は、上記の数式1〜3を満
たすように選定されていることを特徴とする。
【0009】これにより、軌道面(125a、126
a、127a)と保持器(123、124)とが接触す
るといった不具合が発生することなく、レース(125
〜127)、第1、2コロ(121、122)及び保持
器(123、124)を1組として取り扱う必要がない
ので、スラスト受け機構の組み付け作業性及びメンテナ
ンス性を向上させることができる。
【0010】請求項3に記載の発明では、旋回方向と直
交するスラスト方向の力を受けながら、固定部材(10
7)に対して旋回する旋回部材(114)を旋回可能支
持するスラスト受け機構であって、一の方向に回転可能
に保持された略円柱状の第1コロ(121)、及び一の
方向と異なる他の方向に回転可能に保持された略円柱状
の第2コロ(122)からなる転動体(121、12
2)と、転動体(121、122)を回転可能に保持す
るとともに、板材から形成された2つの保持ケーシング
(123a、124a、123b、124b)からなる
第1、2保持器(123、124)と、転動体(12
1、122)と転がり接触する軌道面(125a、12
6a、127a)が形成された板状のレース(125、
126、127)とを備え、転動体(121、122)
は、2つの保持ケーシング(123a、124a、12
3b、124b)に形成された保持用長穴(123c、
124c)に填め込まれた状態で2つの保持ケーシング
(123a、124a、123b、124b)により挟
まれるように回転可能に保持されており、第1保持器
(123)には、旋回部材(114)に固定された第1
ピン(128)が挿入される穴部(123g)が形成さ
れ、第2保持器(124)には、固定部材(107)に
固定された第2ピン(129)が挿入される穴部(12
4g)が形成されており、さらに、保持ケーシング(1
23a、124a、123b、124b)のうち両穴部
(123g、124g)には、穴部(123g、124
g)の軸方向と平行な壁面(123h、124h)が形
成されていることを特徴とする。
【0011】これにより、第1、2ピン(128、12
9)と保持ケーシング(123a、124a、123
b、124b)との接触面積を、壁面(123h、12
4h)が設けられていないものに比べて大きくすること
ができる。
【0012】したがって、穴部(123g、124g)
に作用する摺動摩擦により、保持ケーシング(123
a、124a、123b、124b)、つまり穴部(1
23g、124g)の開口外縁部が大きく摩耗してしま
うことを防止できるので、第1、2保持器(123、1
24)の耐久性(信頼性)を向上させることができる。
【0013】なお、壁面(123h、124h)は、請
求項4に記載の発明のごとく、保持ケーシング(123
a、124a、123b、124b)にバーリング加工
を施すことにより、保持ケーシング(123a、124
a、123b、124b)に一体形成してもよい。
【0014】請求項5に記載の発明では、流体を吸入圧
縮する圧縮機であって、ハウジング(107)と、ハウ
ジング(107)に対して固定された固定部(111)
と、固定部(111)と共に流体を吸入圧縮する作動室
(V)を構成し、固定部(111)に対して旋回するこ
とにより、作動室(V)の体積を拡大縮小させる旋回部
(114)と、旋回部(114)に作用する圧縮反力の
うち旋回部(114)の旋回方向と直交するスラスト力
を受けるとともに、旋回部(114)を旋回可能に支持
する請求項1ないし4のいずれか1つに記載のスラスト
受け機構(120)とを具備することをを特徴とする。
【0015】これにより、請求項1、2に記載の発明の
ごとく、スラスト受け機構の組み付け作業性及びメンテ
ナンス性を向上させることができるので、圧縮機の組み
付け作業性及びメンテナンス性を向上させることができ
る。
【0016】また、請求項3、4に記載の発明のごと
く、第1、2保持器(123、124)の耐久性(信頼
性)を向上させることができるので、圧縮機の耐久性
(信頼性)を向上させることができる。
【0017】請求項6に記載の発明では、流体を吸入圧
縮する圧縮機であって、ハウジング(107)と、ハウ
ジング(107)に対して固定され、渦巻状の歯部(1
12)を有する固定スクロール(111)と、固定スク
ロール(111)の歯部(112)に接触して流体を吸
入圧縮する作動室(V)を構成する渦巻状の歯部(11
3)を有し、固定スクロール(111)に対して旋回す
ることにより、作動室(V)の体積を拡大縮小させる旋
回スクロール(114)と、旋回スクロール(114)
に作用する圧縮反力のうち旋回スクロール(114)の
旋回方向と直交するスラスト力を受けるとともに、旋回
スクロール(114)を旋回可能に支持する請求項1な
いし4のいずれか1つに記載のスラスト受け機構(12
0)とを備えることを特徴とする。
【0018】これにより、請求項1、2に記載の発明の
ごとく、スラスト受け機構の組み付け作業性及びメンテ
ナンス性を向上させることができるので、スクロール型
の圧縮機の組み付け作業性及びメンテナンス性を向上さ
せることができる。
【0019】また、請求項3、4に記載の発明のごと
く、第1、2保持器(123、124)の耐久性(信頼
性)を向上させることができるので、スクロール型の圧
縮機の耐久性(信頼性)を向上させることができる。
【0020】なお、請求項7に記載の発明のごとく、請
求項5又は6に記載の圧縮機(100)を、圧縮機(1
00)の吐出圧が冷媒の臨界圧力を越える冷凍サイクル
に適用してもよい。
【0021】さらに、請求項8に記載の発明ごとく、冷
媒として二酸化炭素を用いてもよい。
【0022】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0023】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る圧縮機を超臨界冷凍サイクルに適用したも
のであって、図1は超臨界冷凍サイクルの模式図であ
る。
【0024】図1中、100は冷媒(二酸化炭素)を吸
入し、その吸入した冷媒を冷媒の臨界圧力以上にまで圧
縮する圧縮機であり、200は室外空気と冷媒との間で
熱交換を行う放熱器である。300は放熱器200から
流出する冷媒を減圧する減圧器であり、400は減圧器
300にて気液二相状態となった冷媒のうち液相冷媒を
蒸発させて、室内に吹き出す空気を冷却する蒸発器であ
る。
【0025】また、500は、冷媒を気相冷媒と液相冷
媒とに分離するとともに、気相冷媒を圧縮機100の吸
入側に向けて流出させるアキュムレータ(気液分離手
段)であり、600は、アキュムレータ500から流出
する冷媒と放熱器200から流出する冷媒とを熱交換す
る内部熱交換器である。
【0026】次に、本実施形態に係る圧縮機100につ
いて述べる。
【0027】図2は本実施形態に係る圧縮機100の軸
方向断面を示しており、この圧縮機100は、冷媒を吸
入圧縮するスクロール型圧縮機構Cpと、このスクロー
ル型圧縮機構を駆動する電動モータ(本実施形態では、
DCブラシレスモータ)Moとが一体となった密閉型圧
縮機である。
【0028】ここで、電動モータMoの概略について述
べる。
【0029】101はフロントハウジング(モータハウ
ジング)101であり、102はフロントハウジング1
01に対して固定された、けい素鋼板等の磁性材料製の
固定子鉄心(ヨーク)102である。103は固定子鉄
心102に巻き付けられた巻線(コイル)103であ
り、この巻線103及び固定子鉄心102等からステー
タコイル104が構成されている。
【0030】また、105はステータ104内で回転す
るロータ105であり、このロータは複数個の永久磁石
106、並びにフロントハウジング101及びミドルハ
ウジング(固定部材)107に軸受108を介して回転
可能に支持されたシャフト109等から構成されてい
る。なお、110はステータ104(巻線103)に電
力を供給する端子であり、これらの端子110は、図示
しないモータ駆動回路に接続されている。
【0031】次に、スクロール型圧縮機構Cpについて
述べる。
【0032】111は、ミドルハウジング107に固定
されてミドルハウジング107と共に空間を構成するシ
ェル(固定部)であり、このシェル111のうちミドル
ハウジング107側には、ミドルハウジング107側に
向けて突出する渦巻状の歯部112が形成されている。
【0033】また、ミドルハウジング107とシェル1
11との間には、シェル111の歯部112に接触して
作動室Vを構成する渦巻状の歯部113が形成された旋
回スクロール(回転部材、旋回部材)114が配設され
ており、この旋回スクロール114が、シェル(固定ス
クロール)111に対して旋回することにより、作動室
Vの体積を拡大縮小させて冷媒(流体)を吸入圧縮す
る。
【0034】また、旋回スクロール114は、その略中
央に形成されたボス部114aにてシャフト109の一
端側(紙面右側)に形成されたクランク部109aに、
シェル型(内輪を持たないタイプ)の針状コロ軸受(ニ
ードルベアリング)115を介して連結されている。
【0035】そして、クランク部109aは、シャフト
109の回転中心から径外方側に偏心した位置に形成さ
れているため、シャフト109が回転すると、旋回スク
ロール114は、シャフト109周りに旋回(回転)運
動する。
【0036】因みに、116は、旋回スクロール114
をクランク部109aに対して摺動可能に連結し、両歯
部112、113間の接触面圧を増大させる従動クラン
ク機構を構成するブッシングであり、このブッシング1
16は、旋回スクロール114に作用する圧縮反力のう
ち旋回方向の力によって旋回スクロール114をクラン
ク部109aに対して微小変位させて両歯部112、1
13間の接触面圧を増大させている。
【0037】ところで、120は、旋回スクロール11
4に作用する圧縮反力のうち旋回スクロール114の旋
回方向と直交する方向(シャフト109の長手方向と平
行な方向)の力(以下、この力をスラスト力と呼ぶ。)
を受けるとともに、旋回スクロール114を旋回可能に
支持するスラスト受け機構(スラストベアリング)であ
る。
【0038】このスラスト受け機構120は、図3に示
すように、一の方向(紙面上下方向)に回転可能に保持
された略円柱状の第1コロ(転動体)121と、その一
の方向と直交する方向(紙面左右方向)に回転可能に保
持された第2コロ(転動体)とを有して構成されてい
る。ここで、略円柱状とは、完全な円柱状は勿論、第
1、2コロ121、122の軸方向両端側に丸みが形成
された(クラウニング処理がされた)ものも含む意味で
ある。
【0039】また、123は第1コロ121を回転可能
に保持する第1保持器であり、124は第2コロ122
を保持する第2保持器である。ここで、両保持器12
3、124は、図4に示すように、金属(本実施形態で
は、冷間圧延鋼板(SPCC))製の板材にプレス加工
を施すことにより断面が略コの字状に成形されたリング
(環)状の第1、2保持ケーシング123a、124
a、123b、124bをプロジェクション溶接により
接合したものである。
【0040】そして、各コロ121、122は、第1、
2保持ケーシング123a、124a、123b、12
4bに形成された複数個の保持用長穴123c、124
cに填め込まれた状態で第1、2保持ケーシング123
a、124a、123b、124bに挟まれるように回
転可能に保持されており、保持器123、124の外径
側円筒面123d、124d及び内径側円筒面123
e、124eには、保持器123、124内外を連通さ
せる複数個の連通穴123f、134fが形成されてい
る。
【0041】また、図3中、125は、第1保持器12
3と旋回スクロール114との間に配設されて第1コロ
121と接触する環状の軌道面125aが形成された第
1レース板であり、126は、第2保持器124とミド
ルハウジング107の間に配設されて第2コロ122と
接触する環状の軌道面126aが形成された第2レース
板であり、127は、両保持器123、124との間に
配設されて第1、2コロ122、122に接触する環状
の軌道面127aが両面に形成された第3レース板であ
る。なお、第1、2保持器123、124及び第1〜3
レース板125〜127は、互いに略平行に配置されて
いる。
【0042】因みに、第1、2コロ121、122は、
表面硬さがHRC59〜64となるように熱処理が施さ
れた高炭素クロム軸受鋼鋼材(SUJ)製であり、第1
〜3レース板125〜127の軌道面125a、126
a、127aは、表面硬さがHRC59〜64となるよ
うに熱処理が施された高炭素クロム軸受鋼鋼材(SU
J)製である。
【0043】そして、保持用長穴123c、124c及
び第1、2コロ121、122の寸法は、第1コロ12
1にあっては、第1コロ121が第1保持器123から
脱落することなく、かつ、第1保持器123と軌道面1
25a、127aとの間に所定の隙間が形成されるよう
に選定され、第2コロ122にあっては、第2コロ12
2が第2保持器124から脱落することなく、かつ、第
2保持器124と軌道面126a、127aとの間に所
定の隙間が形成されるように選定されている。
【0044】具体的には、下記の数式4〜6を満たすよ
うに第1、2保持器123、124及び第1、2コロ1
21、122の寸法が選定されている。
【0045】
【数4】D>b
【0046】
【数5】b>(D2−h21/2
【0047】
【数6】2・h<D−2・t+(D2−h21/2 但し D:第1、2コロの直径(図5参照) b:保持用長穴の短径寸法(図5参照) t:第1、2保持ケーシングの板厚寸法(図5参照) h:第1、2保持ケーシング間の距離(図5参照) ここで、数式4は図6に示すように、第1、2コロ12
1、122が第1、2保持器123、124から脱落し
ないための条件であり、数式5は保持用長穴123c、
124cにおいて第1、2コロ121、122が回転す
ることができるための条件であり、数式6は保持器12
3、124と軌道面125a、126a、127aとの
間に隙間が確保されるための条件を示している。
【0048】ところで、図3中、128は旋回スクロー
ル114に圧入固定されて第1レース板125を旋回ス
クロール114に対して位置決め固定する第1ピンであ
り、129はミドルハウジング107に圧入固定されて
第2レース板126をミドルハウジング107に対して
位置決め固定する第2ピンであり、両ピン128、12
9は、段付き部を有していない円柱状のストレートピン
形状である。
【0049】そして、第1保持器123及び第3レース
板127には、第1コロ121の軸方向と直交する方向
に長径寸法を有する長穴123g、127bが形成さ
れ、第2保持器124及び第3レース板127には、第
2コロ122の軸方向と直交する方向とに長径寸法を有
する長穴124g、127cが形成されている。
【0050】なお、第1ピン128は長穴123g、1
27bに対しては、長穴123g、127bを貫通する
ように挿入された状態でその長径方向に相対移動するこ
とができる。同様に、第2ピン129は長穴124g、
127cに対しては、長穴124g、127cを貫通す
るように挿入された状態でその長径方向に相対移動する
ことができる。
【0051】このため、旋回スクロール114が旋回す
ると、旋回スクロール114と第1レース板12とは一
体的に第1保持器123及び第3レース板127に対し
て第1コロ121の回転方向(長穴127cの長径方
向)に変位し、一方、第3レース板127及び第2保持
器124は、ミドルハウジング107に対して第2コロ
122の回転方向(長穴127bの長径方向)に変位す
るので、旋回スクロール114は、クランク部109a
に対して自転することなく、ミドルハウジング107
(シェル111)に対して自在に平行移動する。
【0052】因みに、125bは第1ピン128が挿入
されて位置決め固定される第1位置決め穴であり、12
6bは第2ピン129が挿入されて位置決め固定される
第2位置決め穴である。
【0053】ところで、図2中、132は、旋回スクロ
ール114が旋回する際に、旋回スクロール114がク
ランク部109a周りに回転(自転)することを防止す
る自転防止用ピンであり、この自転防止用ピン132
は、旋回スクロール114の径外方に形成された4個の
リング部114b(図3参照)の内壁に対して摺動可能
に接触している。このため、シャフト109が回転する
と、旋回スクロール114は、クランク部109a周り
に回転(自転)することなく、シャフト109の回転中
心に対して旋回(公転)する。
【0054】また、133は、シェル111と共に作動
室Vから吐出する冷媒を平滑化する吐出室134を構成
するリアハウジングであり、このリアハウジング133
は、シェル111と共にボルト140にてミドルハウジ
ング107に固定されている。また、135はシュル
(固定スクロール)の略中心部に位置する作動室Vと吐
出室134とを連通させる吐出ポートであり、この吐出
ポート135のうち吐出室134側には、吐出室134
に吐出した冷媒が作動室Vに逆流することを防止するリ
ード弁状の吐出弁(図示せず)及び吐出弁の最大開度を
規制するストッパ136が設けられている。
【0055】なお、本実施形態に係る圧縮機100(ス
ラスト軸受機構120)の作動は、上記公報と同じであ
るので、本実施形態に係る圧縮機100(スラスト軸受
機構120)の作動説明は省略する。
【0056】次に、本実施形態に係る圧縮機100(ス
ラスト軸受機構120)の特徴(作用効果)を述べる。
【0057】本実施形態によれば、第1、2コロ12
1、122は、第1、2保持ケーシング123a、12
4a、123b、124bにより挟まれて第1、2保持
器123、124に保持されているので、第1〜3レー
ス125〜127、第1、2コロ121、122及び第
1、2保持器123、124を1組として取り扱う必要
がないので、スラスト受け機構120の組み付け作業性
及びメンテナンス性を向上させることができる。
【0058】(第2実施形態)本実施形態は、図9に示
すように、第1、2保持ケーシング123a、124
a、123b、124bのうち長穴123g、124g
部分にバーリング加工を施すことにより、長穴123
g、124gの軸方向と平行な壁面(バーリング部)1
23h、124hを第1、2保持ケーシング123a、
124a、123b、124bに一体形成したものであ
る。
【0059】次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述
べる。
【0060】スラスト受け機構120では、第1ピン1
28は長穴123gにより移動方向を規制された状態で
長穴123gに対して相対移動し、第2ピン129は長
穴124gにより移動方向を規制された状態で長穴12
4gに対して相対移動するので、長穴123g、124
gに摺動摩擦が作用する。
【0061】しかし、本実施形態では、長穴123g、
124g部分に壁面(バーリング部)123h、124
hが形成されているので、第1、2ピン128、129
と第1、2保持ケーシング123a、124a、123
b、124bとの接触面積を、壁面123h、124h
が設けられていないもの(第1実施形態)に比べて大き
くすることができる。
【0062】したがって、長穴123g、124gに作
用する摺動摩擦により、第1、2保持ケーシング123
a、124a、123b、124b(長穴123g、1
24gの開口外縁部)が大きく摩耗してしまうことを防
止できるので、第1、2保持器123、124(スラス
ト受け機構120)の耐久性(信頼性)を向上させるこ
とができる。
【0063】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、第1、2保持ケーシング123a、124a、12
3b、124bをプレス加工にて製造したが、本発明は
これに限定されるものではなく、切削加工や鍛造等のそ
の他の機械加工により製造してもよい。
【0064】また、上述の実施形態では、第1、2保持
ケーシング123a、124a、123b、124bの
板厚tを同一寸法としたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、第1、2保持ケーシング123a、12
4a、123b、124bの寸法をそれぞれ相違させて
もよい。
【0065】また、上述の実施形態では、スクロール型
圧縮機を例に本発明に係る圧縮機を説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、ローリングピストン
(ロタスコ)型圧縮機等のその他の圧縮機にも適用する
ことができる。
【0066】また、上述の実施形態では、電動モータM
oとスクロール型圧縮機構Cpとが一体となった密閉型
圧縮機であったが、駆動源である電動モータMo等と圧
縮機構Cpとが別体となった開放型圧縮機であってもよ
い。
【0067】また、上述の実施形態では、二酸化炭素を
冷媒とする超臨界冷凍サイクルに本発明に係る圧縮機を
適用したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば、エチレン、エタン、酸化窒素等の超臨界域で使
用する冷媒を用いるヒートポンプサイクル及び冷凍サイ
クル等は勿論、HFC134a(フロン)を冷媒とする
サイクルにも適用することができる。
【0068】また、上述の実施形態では、自転防止用ピ
ン132とリング部114bとからなるピン−ホール式
の自転防止機構であったが、その他の自転防止機構であ
ってもよい。
【0069】また、上述の実施形態では、自転防止機構
はスラスト受け機構120の外側に形成されていたが、
スラスト受け機構120の内部に自転防止機構を設けて
もよい。なお、この場合は、自転防止用ピン132を廃
止することができる。
【0070】また、上述の実施形態では、第1転動体1
21の回転方向と第2転動体122の回転方向とが略直
交していたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、両転動体121、122の回転方向が交差していれ
ば(平行でなければ)よい。
【0071】また、上述の実施形態では、金属の第1、
2保持ケーシング123a、124a、123b、12
4bをプロジェクション溶接により接合したが、カシメ
等の機械的な締結手段により第1、2保持ケーシング1
23a、124a、123b、124bを接合してもよ
い。
【0072】また、上述の実施形態では、第1、2コロ
121、122及び第1〜3レース板125〜127を
高炭素クロム軸受鋼鋼材(SUJ)製としたが、炭素工
具鋼材(SK)としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る超臨界冷凍サイク
ルの模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る実施形態に係る圧
縮機の断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係るスラスト受け機構
の分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係るスラスト受け機構
の断面斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係るスラスト受け機構
の拡大断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係るスラスト受け機構
における数式4の説明図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係るスラスト受け機構
における数式5の説明図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係るスラスト受け機構
における数式6の説明図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係るスラスト受け機構
の拡大断面図である。
【符号の説明】
120…スラスト受け機構、121…第1コロ、122
…第2コロ、123…第1保持器、123a…第1保持
ケーシング、123b…第2保持ケーシング、123c
…保持用長穴、124…第2保持器、124a…第1保
持ケーシング、124b…第2保持ケーシング、124
c…保持用長穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 1/04 F25B 1/04 Y (72)発明者 越智 新児 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 神谷 治雄 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3H039 AA02 AA04 AA12 BB05 CC02 CC11 CC23 3J101 AA13 AA27 AA32 AA43 AA53 AA64 AA87 BA23 BA46 BA56 DA09 DA20 EA03 FA31 FA46 FA48 GA29 3J104 AA19 AA25 AA33 BA12 BA13 BA15 CA01 DA14 DA18 EA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回方向と直交するスラスト方向の力を
    受けながら、旋回する旋回部材(114)を旋回可能支
    持するスラスト受け機構であって、 一の方向に回転可能に保持された略円柱状の第1コロ
    (121)、及び前記一の方向と異なる他の方向に回転
    可能に保持された略円柱状の第2コロ(122)からな
    る転動体(121、122)と、 前記転動体(121、122)を回転可能に保持すると
    ともに、第1、2保持ケーシング(123a、124
    a、123b、124b)からなる保持器(123、1
    24)と、 前記転動体(121、122)と転がり接触する軌道面
    (125a、126a、127a)が形成された板状の
    レース(125、126、127)とを備え、 前記転動体(121、122)は、前記第1、2保持ケ
    ーシング(123a、124a、123b、124b)
    に形成された保持用長穴(123c、124c)に填め
    込まれた状態で前記第1、2保持ケーシング(123
    a、124a、123b、124b)により挟まれるよ
    うに回転可能に保持されており、 さらに、前記保持用長穴(123c、124c)及び前
    記転動体(121、122)の寸法は、前記転動体(1
    21、122)が前記保持器(123、124)から脱
    落することなく、かつ、前記保持器(123、124)
    と前記軌道面(125a、126a、127a)との間
    に所定の隙間が形成されるように選定されていることを
    特徴とするスラスト受け機構。
  2. 【請求項2】 旋回方向と直交するスラスト方向の力を
    受けながら、旋回する旋回部材(114)を旋回可能支
    持するスラスト受け機構であって、 一の方向に回転可能に保持された略円柱状の第1コロ
    (121)、及び前記一の方向と異なる他の方向に回転
    可能に保持された略円柱状の第2コロ(122)からな
    る転動体(121、122)と、 前記転動体(121、122)を回転可能に保持すると
    ともに、板材から形成された第1、2保持ケーシング
    (123a、124a、123b、124b)からなる
    保持器(123、124)と、 前記転動体(121、122)と転がり接触する軌道面
    (125a、126a、127a)が形成された板状の
    レース(125、126、127)とを備え、 前記転動体(121、122)は、前記第1、2保持ケ
    ーシング(123a、124a、123b、124b)
    に形成された保持用長穴(123c、124c)に填め
    込まれた状態で前記第1、2保持ケーシング(123
    a、124a、123b、124b)により挟まれるよ
    うに回転可能に保持されており、 【数1】D>b 【数2】b>(D2−h21/2 【数3】2・h<D−2・t+(D2−h21/2 但し D:転動体の直径 b:保持用長穴の短径寸法 t:第1、2保持ケーシングの板厚寸法 h:第1、2保持ケーシング間の距離 さらに、前記保持器(123、124)及び前記転動体
    (121、122)の寸法は、上記の数式1〜3を満た
    すように選定されていることを特徴とするスラスト受け
    機構。
  3. 【請求項3】 旋回方向と直交するスラスト方向の力を
    受けながら、固定部材(107)に対して旋回する旋回
    部材(114)を旋回可能支持するスラスト受け機構で
    あって、 一の方向に回転可能に保持された略円柱状の第1コロ
    (121)、及び前記一の方向と異なる他の方向に回転
    可能に保持された略円柱状の第2コロ(122)からな
    る転動体(121、122)と、 前記転動体(121、122)を回転可能に保持すると
    ともに、板材から形成された2つの保持ケーシング(1
    23a、124a、123b、124b)からなる第
    1、2保持器(123、124)と、 前記転動体(121、122)と転がり接触する軌道面
    (125a、126a、127a)が形成された板状の
    レース(125、126、127)とを備え、 前記転動体(121、122)は、前記2つの保持ケー
    シング(123a、124a、123b、124b)に
    形成された保持用長穴(123c、124c)に填め込
    まれた状態で前記2つの保持ケーシング(123a、1
    24a、123b、124b)により挟まれるように回
    転可能に保持されており、 前記第1保持器(123)には、前記旋回部材(11
    4)に固定された第1ピン(128)が挿入される穴部
    (123g)が形成され、 前記第2保持器(124)には、前記固定部材(10
    7)に固定された第2ピン(129)が挿入される穴部
    (124g)が形成されており、 さらに、前記保持ケーシング(123a、124a、1
    23b、124b)のうち前記両穴部(123g、12
    4g)には、前記穴部(123g、124g)の軸方向
    と平行な壁面(123h、124h)が形成されている
    ことを特徴とするスラスト受け機構。
  4. 【請求項4】 前記壁面(123h、124h)は、前
    記保持ケーシング(123a、124a、123b、1
    24b)にバーリング加工を施すことにより、前記保持
    ケーシング(123a、124a、123b、124
    b)に一体形成されていることを特徴とする請求項3に
    記載のスラスト受け機構。
  5. 【請求項5】 流体を吸入圧縮する圧縮機であって、 ハウジング(107)と、 前記ハウジング(107)に対して固定された固定部
    (111)と、 前記固定部(111)と共に流体を吸入圧縮する作動室
    (V)を構成し、前記固定部(111)に対して旋回す
    ることにより、前記作動室(V)の体積を拡大縮小させ
    る旋回部(114)と、 前記旋回部(114)に作用する圧縮反力のうち前記旋
    回部(114)の旋回方向と直交するスラスト力を受け
    るとともに、前記旋回部(114)を旋回可能に支持す
    る請求項1ないし4のいずれか1つに記載のスラスト受
    け機構(120)とを具備することをを特徴とする圧縮
    機。
  6. 【請求項6】 流体を吸入圧縮する圧縮機であって、 ハウジング(107)と、 前記ハウジング(107)に対して固定され、渦巻状の
    歯部(112)を有する固定スクロール(111)と、 前記固定スクロール(111)の歯部(112)に接触
    して流体を吸入圧縮する作動室(V)を構成する渦巻状
    の歯部(113)を有し、前記固定スクロール(11
    1)に対して旋回することにより、前記作動室(V)の
    体積を拡大縮小させる旋回スクロール(114)と、 前記旋回スクロール(114)に作用する圧縮反力のう
    ち前記旋回スクロール(114)の旋回方向と直交する
    スラスト力を受けるとともに、前記旋回スクロール(1
    14)を旋回可能に支持する請求項1ないし4のいずれ
    か1つに記載のスラスト受け機構(120)とを備える
    ことを特徴とする圧縮機。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の圧縮機(10
    0)を有するとともに、前記圧縮機(100)の吐出圧
    が冷媒の臨界圧力を越えることを特徴とする超臨界冷凍
    サイクル。
  8. 【請求項8】 前記冷媒として二酸化炭素を用いたこと
    を特徴とする請求項7に記載の超臨界冷凍サイクル。
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