JP2002213394A - 電動送風機の製造方法及び電動送風機並びに電気掃除機 - Google Patents

電動送風機の製造方法及び電動送風機並びに電気掃除機

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JP2002213394A
JP2002213394A JP2001007330A JP2001007330A JP2002213394A JP 2002213394 A JP2002213394 A JP 2002213394A JP 2001007330 A JP2001007330 A JP 2001007330A JP 2001007330 A JP2001007330 A JP 2001007330A JP 2002213394 A JP2002213394 A JP 2002213394A
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徹 広瀬
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Hiroyuki Kayama
博之 香山
Tomoyuki Kikukawa
智之 菊川
Takeshi Nishimura
剛 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転体の不釣り合いを無くし、振動の小さな
電動送風機を実現し、掃除機など機器の騒音を低減する
ことを課題としている 【解決手段】 電動機4の回転軸5に固着され複数のブ
レード2を有するインペラ3と、前記インペラ3の外周
周囲に配置される複数の静翼6と、中央に吸気口を有し
前記インペラ3と静翼6を内包するファンケース9を備
え、前記インペラ3を前記回転軸5に固着した後、前記
静翼6を前記インペラ3の外周周囲に取着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動送風機の製造
方法および電動送風機並びにそれを用いた電気掃除機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】家庭用の電気掃除機に使用される電動送
風機1は、図32、図33で示すように、複数のブレー
ド2を有したインペラ3が電動機4の回転軸5に固着さ
れている。インペラ3の周囲には複数の静翼6を有した
エアガイド7が配置されている。そして、インペラ3、
エアガイド7は吸気口8を有したファンケース9に内包
されている。図33はエアガイド部の図を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電動機4を駆動すると
インペラ3が高速で回転し、その時、電動機4の回転子
10とインペラ3の不釣り合いにより、電動送風機1に
はアンバランス振動が生じ、電動送風機1を使用する掃
除機などの騒音発生の原因となる。不釣り合いの原因に
は、インペラ3、回転子10の持つ残留アンバランスの
他に、インペラ3を回転軸5に取り付ける際の、軸中心
の不一致や、軸受け自身の軸芯振れの原因もあり、イン
ペラ3、回転子10など回転体の個々のバランス修正の
みでは振動を低減できない。このように掃除機などの機
器の騒音を低減する上で電動送風機1の回転アンバラン
ス振動の低減が大きな課題となっている。
【0004】本発明は、回転体の不釣り合いを無くし、
振動の小さな電動送風機を実現し、掃除機など機器の騒
音を低減することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
には、インペラを回転子に取り付けた後、電動機を駆動
することにより、回転不釣り合いの除去を行い、その
後、エアガイドを取り付ける構成を実現することで、高
効率でしかも低振動な電動送風機を実現できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
電動機の回転軸に固着され複数のブレードを有するイン
ペラと、前記インペラの外周周囲に配置される複数の静
翼と、中央に吸気口を有し前記エインペラと静翼を内包
するファンケースを備え、前記インペラを前記回転軸に
固着した後、前記静翼を前記インペラの外周周囲に取着
するようにした電動送風機の製造方法とすることによ
り、不釣り合いの修正が簡単に行え振動の小さな電動送
風機を実現できる。
【0007】本発明の請求項2記載の発明は、静翼から
排出された空気を電動機側に導く戻り流路を形成する複
数の戻り羽根を有するエアガイドを備え、前記エアガイ
ドを電動機に取り付けた後、インペラを前記回転軸に固
着するようにした請求項1記載の電動送風機の製造方法
とすることにより、不釣り合いの修正が簡単にでき、し
かも組立の簡単な、振動の小さな電動送風機を実現でき
る。
【0008】本発明の請求項3記載の発明は、電動機の
回転軸に固着され複数のブレードを有するインペラと、
前記インペラの外周周囲に配置される複数の静翼と、中
央に吸気口を有し前記エインペラと静翼を内包するファ
ンケースを備え、前記インペラが前記回転軸に固着され
た状態で前記静翼の取り付け又は取り外し、又は取り付
け及び取り外しの両方を可能にした電動送風機とするこ
とにより、インペラを回転軸に取り付けた状態で不釣り
合いの修正が簡単にでき、振動の小さな電動送風機を実
現できる。
【0009】本発明の請求項4記載の発明は、静翼から
排出された空気を電動機側に導く戻り流路を形成する複
数の戻り羽根を有するエアガイドを備え、前記エアガイ
ドの反電動機側に静翼を配した請求項3記載の電動送風
機とすることにより、インペラを回転軸に取り付けた状
態で不釣り合いの修正が簡単にでき、しこも組立の容易
な振動の小さい電動送風機が実現できる。
【0010】本発明の請求項5記載の発明は、エアガイ
ドを基板と、前記基板の電動機側に配された複数の戻り
羽根と、前記基板の反電動機側に配した複数の静翼で形
成し、インペラを回転軸に固着した状態で戻り羽根、基
板、静翼の少なくとも一部が前記エアガイドから取り外
し可能にした請求項4記載の電動送風機とすることによ
り、インペラを回転軸に取り付けた状態で不釣り合いの
修正が簡単にでき、組立性の良い、振動の小さな電動送
風機が実現できる。
【0011】本発明の請求項6記載の発明は、静翼を設
けた部分のみを、エアガイドから取り外し可能にした請
求項5記載の電動送風機とすることにより、インペラを
回転軸に取り付けた状態で不釣り合いの修正が簡単にで
き、振動の小さな電動送風機を実現できる。
【0012】本発明の請求項7記載の発明は、静翼をフ
ァンケースに一体的に形成した請求項3〜6のいずれか
1項に記載の電動送風機とすることにより、インペラを
回転軸に取り付けた状態で不釣り合いの修正が簡単にで
き、しこも組立の容易な振動の小さい電動送風機が実現
できる。
【0013】本発明の請求項8記載の発明は、電動機の
回転軸に固着され複数のブレードを有したインペラと、
複数に分割可能なエアガイドと、中央に吸気口を有し前
記インペラ、エアガイドを内包するファンケースとを備
え、前記エアガイドは前記インペラの下部に配された基
板と、前記基板の外周上面に位置すると共に前記インペ
ラの外周周囲に配置した複数の静翼と、前記基板の裏面
に配置された複数の戻り流路を構成する戻り羽根からな
り、前記インペラを回転軸に固着した状態で前記エアガ
イドを取り外し可能にした電動送風機とすることによ
り、インペラを回転軸に取り付けた状態で不釣り合いの
修正が簡単にでき、組立性の良い、振動の小さな電動送
風機が実現できる。
【0014】本発明の請求項9記載の発明は、電動機の
回転軸に固着され複数のブレードを有したインペラと、
エアガイドと、中央に吸気口を有し前記インペラ、エア
ガイドを内包するファンケースとを備え、前記エアガイ
ドは前記インペラの下部に配された基板と、前記基板の
外周上面に位置すると共に前記インペラの外周周囲に配
置した複数の静翼と、前記基板の裏面に配置された複数
の戻り流路を構成する戻り羽根からなり、上記静翼部、
基板の外周部、戻り羽根の少なくとも一つがインペラを
回転軸に固着した状態でエアガイドから取り外し可能で
かつ基板を電動機側に移動可能に設けた電動送風機とす
ることにより、インペラを回転軸に取り付けた状態で不
釣り合いの修正が簡単かつ正確にでき、又、インペラの
周囲が広く空いているため、不釣り合いの修正の作業性
が良くなり、振動の小さな電動送風機が簡単に実現でき
る。
【0015】本発明の請求項10記載の発明は、戻り流
路と電動機内を連通する連通孔を電動機のブラケットに
設け、基板が電動機側に移動した時に前記連通孔を塞ぐ
ようにした請求項9記載の電動送風機とすることによ
り、インペラを回転軸に取り付けた後、回転不釣り合い
の修正ができ、不釣り合い修正作業中でも、切りくずな
どが電動機内に侵入することが無く、振動の小さな信頼
性の高い電動送風機が実現できる。
【0016】本発明の請求項11記載の発明は、電動機
をブラシレス型の電動機とした請求項3〜10記載の電
動送風機とする事により、より簡単な構成組立で、イン
ペラが回転軸に固着した状態で不釣り合い修正ができる
電動送風機を実現できる。
【0017】本発明の請求項12記載の発明は、ブラシ
レス型の電動機の回転軸に固着され複数のブレードを有
したインペラと、インペラの下部に設置され軸方向に移
動可能な基板と、エアガイドと、中央に吸気口を有し前
記インペラ、エアガイドを内包するファンケースとを備
え、前記エアガイドは前記基板の外周に設けられ電動機
側に取り外し可能な基板外周部と、前記基板外周部上部
に固着された静翼と、前記基板外周部の裏面に固着され
た戻り羽根とを有し、前記回転軸にインペラを固着した
後、エアガイドを前記電動機の外郭の外周に沿って反イ
ンペラ側から挿入して取り付け、その後ファンケースを
前記エアガイドの外周に取着するようにした電動送風機
とする事により、回転軸にインペラが固着した状態で不
釣り合い修正が精度良く行え、しかも組立が簡単に行え
る電動送風機を実現できる。
【0018】本発明の請求項13記載の発明は、全閉型
でかつブラシレス型の電動機と、前記電動機の回転軸に
固着され複数のブレードを有するインペラと、前記イン
ペラの外周周囲に配置した複数の静翼と、前記インペラ
から排出される空気を電動機の外郭外周に気流を導くエ
アガイドと、中央に吸気口を有し前記エアガイド、イン
ペラを内包するファンケースを備え、前記回転軸にイン
ペラを固着した後、外郭の外周に沿って反インペラ側か
らエアガイドを挿入取り付け、その後ファンケースをエ
アガイド外周に取着するようにした電動送風機とする事
により、より簡単な構成で、インペラが回転軸に固着し
た状態で不釣り合い修正ができる電動送風機を実現でき
る。
【0019】本発明の請求項14記載の発明は、全閉型
でかつブラシレス型の電動機と、前記電動機の回転軸に
固着され複数のブレードを有するインペラと、前記イン
ペラの外周周囲に配置した複数の静翼と、前記インペラ
から排出される空気を電動機の外郭外周に気流を導くエ
アガイドと、中央に吸気口を有し前記エアガイド、イン
ペラを内包するファンケースを備え、前記回転軸にイン
ペラを固着した後、前記インペラ側からエアガイドを挿
入して取り付け、その後ファンケースをエアガイド外周
に取着するようにした電動送風機とすることにより、よ
り簡単な構成組立で、インペラが回転軸に固着した状態
で不釣り合い修正ができる電動送風機を実現できる。
【0020】本発明の請求項15記載の発明は、エアガ
イドをファンケースに固着した請求項11記載の電動送
風機とする事により、インペラが回転軸に固着した状態
で不釣り合い修正ができ、かつ組立が容易な電動送風機
を実現できる。
【0021】本発明の請求項16に記載の発明は、電動
機の回転軸に固着され、電動機側に空気取り入れようの
入り口孔を持ち、複数のブレードを有したインペラと、
前記インペラの外周に設けられたエアガイドと、前記入
り口孔に対向する吸気口を有したファンケース前と、前
記インペラ、エアガイドを内包するファンケース後を有
し、前記回転軸にインペラを固着した後、エアガイドを
取り付け、その後に、ファンケース後を取り付けるよう
にした電動送風機とする事により、効率の良い、しかも
組立が簡単で、かつ回転軸にインペラが固着した状態で
回転不釣り合いが修正できる電動送風機を実現できる。
【0022】本発明の請求項17に記載の発明は、イン
ペラを回転軸に取り付けた後、バランス修正を行い、そ
の後、静翼又はエアガイドを取り付けるようにした請求
項1〜16のいずれか1項記載の電動送風機の製造方法
又は、電動送風機とすることにより振動の小さな電動送
風機を実現できる。
【0023】本発明の請求項18に記載の発明は、請求
項3〜17のいずれか1項記載の電動送風機を組み込ん
だ電気掃除機とすることにより、騒音の小さな電気掃除
機が実現できる。
【0024】
【実施例】(実施例1)図1、図2、図3に発明の第一
の実施例を示す。図1(a)は家庭用の掃除機などに使
用されている電動送風機1の組立を示す分解断面図を示
し、(b)は完成状態の要部断面図を示す。従来と同一
の箇所は同一付号を記しその説明を一部省く。電動送風
機1は送風機11と、電動機4に分けられる。送風機1
1は、電動機4の回転軸5に固着された複数のブレード
2を有したインペラ3と、その周りに配置された、複数
の静翼6を有したエアガイド7と、これらインペラ3と
エアガイド7を内包し、中央に吸気口8を有したファン
ケース9によって構成されている。なお、図2にエアガ
イド7の全体を示す。
【0025】インペラ3は中央に入り口孔12を有した
前シュラウド13と、後シュラウド14と、前記両シュ
ラウド13,14にて挟持固定されている複数のブレー
ド2によって形成されている。エアガイド7は、インペ
ラ3の下部に位置し、電動機3のブラケットA22に載
置固定された基板15と、基板15の外周に着脱可能に
取り付けられた基板外周部19と、基板外周部19の表
面に固着された静翼6(静翼6はインペラ3の外周周囲
に配置される)、基板15及び基板外周部19の裏面に
固着された戻り羽根17より形成されている。なお、図
3に基板15の全体を示す。
【0026】これにより、インペラ3側の基板外周部1
9に複数の静翼6による拡大通路16を構成している。
又裏面には、複数の戻り羽根17による戻り通路18を
構成している。静翼6で囲まれた基板外周部19の表面
の拡大通路16と基板15裏面の戻り通路18をつなぐ
通気口10が基板15の外周部に設置されている。エア
ガイド7はインペラ3から排出された気流を導き、拡大
減速させながら、できるだけ小さな損失で圧力回復を行
うものである。
【0027】本実施例では、表面に静翼6、裏面に戻り
羽根17の一部を固着したリング状の基板外周部19が
基板15と着脱自在に嵌合している。又、基板外周部1
9の内周側には段差A29が設けられその段差A29は
基板15の外周に設けられた段差B30に載置されるよ
うにに取り付けられるようになっている。そして前記段
差A29と段差B30が接合する接合部はインペラ3の
外径より大きな位置に設けてある。又、戻り羽根17は
接合部で外側戻り羽根17aと内側戻り羽根17bに分
割されている。基板外周部19と基板15の着脱はイン
ペラ3が回転軸5に固着された状態でも可能である。そ
して静翼6の上端面6aはファンケース9と当接し、戻
り羽根17の下端面17cはブラケットA22の表面2
2aに当接し、ファンケース9をブラケットA22の外
周部31に圧入固定することにより、基板外周部19と
基板15を固定している。
【0028】電動機4は回転軸5を軸受け20,21を
介してブラケットA22、ブラケットB23に支持され
ている。24は巻き線を施した回転子、25は巻き線を
施した固定子を示している。26はブラシであり、すな
わち、本実施例の電動機は高速運転に適した交流整流子
型の電動機を構成している。
【0029】上記構成による作用は以下のとおりであ
る。電動機4を駆動しインペラ3を高速で回転させる
と、遠心力によって高速の気流が生じる。すなわち、吸
気口8から流入した気流はインペラ3を通って外周へ流
れる。インペラ3を出た高速の気流はエアガイド7の拡
大通路16に流入し拡大減速をしながら通気口10を通
り流れの方向を変え、基板15の裏側の戻り流路18を
通り、なお圧力回復を続けながら、ブラケットA22に
設けられた連通孔27を通り電動機4内部を経てブラケ
ットB23に設けられた排気口28から外部へ排気され
る。この高速の気流、すなわち吸引力を掃除機等に利用
している。
【0030】次に上記構成による電動送風機のアンバラ
ンス修正について述べる。インペラ3を回転軸5に取り
付けた時点ではインペラ3の外周部には静翼6などを取
り付けた基板外周部19が取り付いておらず、この状態
で、図4に示すような、バネ32などで柔支持された架
台33に、インペラ3だけを取り付けた電動機4を載せ
る。34は架台に取り付けられた振動センサであり残留
アンバランスの位相情報を得るために2カ所に取り付け
てある。35は回転センサであり、インペラ3の回転数
を測ると同時にインペラ3の回転位置を検出する。電動
機4を駆動すると、回転体の残留アンバランスのため、
回転数の周波数を持つ振動が生じ、その大きさは振動セ
ンサで検出される。
【0031】又、振動センサ34からの信号と、回転セ
ンサ35からの信号の位相関係から、残留アンバランス
の位置が算出できる。回転子24は部品単体でバランス
修正を行っており、算出される残留アンバランスは、イ
ンペラ3と回転軸5間の軸芯の不一致に起因するものが
ほとんどであり、インペラ3のある一カ所に残留アンバ
ランスは集約される。アンバランスを修正するには、残
留アンバランスの反対の位置でインペラ3の外周を適当
な量切り取ればよい。基板15の外周の静翼6などを取
り付けた基板外周部19は取り外した状態であり、イン
ペラ3を回転軸5に取り付けた状態で、横から工具を使
ってインペラ3の外周を切り取る事が簡単にできる。そ
の後、静翼6を有した基板外周部19を基板15に取り
付け、ファンケース9をブラケットAに圧入固着するこ
とにより、エアガイド7を固定する。バランスを修正し
た後、インペラ3と回転軸5ははずされることが無いの
で、振動の小さな電動送風機が実現できる。
【0032】より完全にバランスを修正するために、イ
ンペラ3の部分、回転子24の部分の2面でアンバラン
スを修正することも可能である。
【0033】(実施例2)本発明の第2の実施例を図5
〜図8を用いて説明する。図5にエアガイド36の全体
を示す。なお上記の実施例と同一構成部品については同
一符号を付してその説明を省略する。36はエアガイド
を示し、基板37,静翼38、戻り羽根39より構成さ
れている。本実施例のエアガイド36の一部の静翼3
8、基板37、戻り羽根39から成るガイド片40は取
り外し、取り付け可能であり、図6に示す例では、取り
外し可能なガイド片40はインペラ3の外径より外側の
位置にあり、インペラ3を回転軸に固着した状態で軸方
向に取り外し可能である。図6(b)は側断面図示し、
静翼部38,基板37、戻り羽根39を各ブロックとし
て表している。図6から明らかな様に、ガイド片40を
取り外した部分はインペラ3、特に前シュラウド13は
露出しているので、実施例1に述べたのと同様に、イン
ペラ3を回転軸5に取り付けた後、回転不釣り合いを修
正するため、工具などを使ってインペラ3の前シュラウ
ド13の加工等が容易であり、精度の高いかつ素早い不
釣り合い修正が可能になる。
【0034】図7は他の実施例を示す。すなわちこの例
でも同様に、エアガイド36からガイド片42が取り外
し可能な構成になっているが、エアガイド36とガイド
片42の切断線は基板37上に位置し、静翼38を切る
ことは無く、静翼38の途中に隙間や段差が生じること
は無く、損失が増加することは無い。
【0035】図8も又他の実施例を示す。この実施例で
はエアガイド36から切り離し可能なガイド片47はイ
ンペラ3の外径より小さな基板37部分を含む。そのた
め、インペラ3が回転軸5に取り付いた状態でガイド片
47を取り外すには軸方向で無く、径方向に取り外す必
要があり、内径側49が外径側50より小さくなるよう
に、相対向する切断線51,52はテーパ形状を有して
いる。この方法では図8(b)から判るように、取り外
されたガイド片47の部分は前シュラウド13、後シュ
ラウド14共に露出し、前記実施例で述べた様に、イン
ペラ3が回転軸5に固着した状態で不釣り合いを修正す
る場合、両シュラウドを加工しやすく、より精度の高い
不釣り合い修正が可能になり、エアガイド等の他の部分
を傷つける危険性も少ない。
【0036】(実施例3)図9〜図11に本発明の第3
実施例を示す。図9は家庭用の掃除機などに使用されて
いる電動送風機1を示している。従来例と同一の箇所は
同一番号を付してその説明を省く。
【0037】54はエアガイドであり、基板55から取
り外し可能な静翼部56と基板55の裏面に固着された
戻り羽根57から構成されており、電動機のブラケット
A22に載置固定されている。図10に静翼部56の全
体を、図11に基板55の全体を示す。
【0038】静翼部56はリング状の補助基板58と、
その上面に固着されて複数の静翼56aとによって構成
されており、基板55の外周に設けられた段差60に着
脱自在に嵌合設置されている。静翼部56はインペラ3
の外側に位置するため、エアガイド54をブラケットA
22に設置し、回転軸5にインペラ3を固定した後で
も、静翼部56を軸方向に取り外し可能であり、取り外
すとインペラ3の外周側には障害物が無くなり、前記実
施例でも説明したとおりエアガイド54を設置し、回転
軸5にインペラ3を固着した状態で回転不釣り合いの検
出した後、工具などを使って外周側からインペラ3の前
シュラウド13への一部切り取りのような加工が可能に
なり精度の高いアンバランス修正が可能になる。又静翼
部56は独立して一体化しており、接合部分からの空気
の漏れなどは小さく損失が小さく抑えられる。
【0039】(実施例4)図12,13に本発明の第4
の実施例を示す。61はファンケースであり、本実施例
では樹脂成型で作られている。ファンケース61の内面
外周側には複数の静翼62が一体成型されている。63
はエアガイドであり、電動機4のブラケットA22に載
置固定してある。図13に示すようにエアガイド63の
基板67の表面64には複数のエアガイド溝65が設け
てあり、前記静翼62の端部66が嵌合する形状を有し
ている。68はエアガイド63の基板67の裏面に固着
された戻り羽根を示す。
【0040】電動機4のブラケットA22にエアガイド
63を載置固定した後、回転軸5にインペラを固定し、
ファンケース61を、静翼62をガイド溝65に嵌合さ
せながらブラケットA22の外周にそってファンケース
61に圧入することで、インペラ3の周囲にエアガイド
63すなわち拡大通路16が構成される。
【0041】又ファンケース61を取り外すことにより
インペラ3の周囲から静翼部が無くなり、インペラ3の
周囲は開放され、前記実施例でも説明したとおりエアガ
イド63を設置し、回転軸5にインペラ3を固着した状
態で回転不釣り合いの検出した後、工具などを使って外
周側から前シュラウド13への加工が可能になり精度の
高い回転不釣り合い修正が可能になる。又静翼62は独
立して一体化されているので、接合部分からの空気の漏
れなどが無く損失が小さく抑えられ、かつ部品点数が少
なく組立が簡素化される。
【0042】(実施例5)図14、図15に本発明の第
5の実施例を示す。70は電動機4のブラケットA22
上に載置されたエアガイドであり、中央で径方向に2分
割され、エアガイド右70a、エアガイド左70bから
構成されている。すなわち、エアガイド70はインペラ
3が回転軸5に固着された状態で、径方向に分割する事
により着脱が可能である。図15で71は鍔部71aを
有した円筒状のエアガイド止め具であり、ブラケットA
22のハウジング72に圧入固着されている。分割され
たエアガイド右69、エアガイド左70bの取り付け固
定は、エアガイド止め具71の鍔部71aとブラケット
A22の間に構成される隙間73に両エアガイド70
a,70bの中央部74を挿入し中央部分の軸方向固定
を行う。分割された両エアガイド70a,70bの端面
にはそれぞれ凹部75,凸部76が設置されており、互
いを嵌合させることにより左右両エアガイド70a,7
0bの固定を行う。エアガイド70外周部70cは、フ
ァンケース9の内周面9aと当接嵌合させることによ
り、ファンケース9をブラケットA22の外周に圧入固
定すると同時にエアガイド70の径方向の固定を行う。
軸方向の固定はファンケース9内部端面9bを静翼上端
面78に当接させることで完了する。又インペラ3を回
転軸5に固着した状態で左右両エアガイド70a,70
bを取りはず事により、インペラ3の周囲に障害物が無
くなり、インペラ3の周囲は開放され、前記実施例でも
説明したとおり、回転軸5にインペラ3を固着した状態
で回転不釣り合いの検出した後、工具などを使って外周
側から前シュラウド13、あるいは後シュラウド14へ
の加工が可能になり精度の高い回転不釣り合い修正が可
能になる。本実施例ではエアガイド70を2分割した
が、3分割、4分割などでも、同様の効果が得られるこ
とはいうまでもない。
【0043】(実施例6)図16,17、18に本発明
の第6の実施例を示す。図16(a)は分解組み立てを
示し、図16(b)はその完成状態を示す。79は本実
施例でのエアガイドを示す。エアガイド79の表面に静
翼6、裏面に戻り羽根87を固着したリング状の基板外
周部88が基板80と着脱自在に嵌合している。すなわ
ち、基板外周部88の内側に設けられた段差A29が基
板80の外周に設けられた段差B30に載置されるよう
に取り付けられる。そして段差A29と段差B30の接
合部はインペラ3の外径より大きな位置に設けてある。
【0044】図17で示すように基板80の中央には、
内周に段差C84と、ネジ部A85を有した連結孔86
が構成されている。81はブラケットA22のハウジン
グ72の外周に圧入固着された円筒形の基板固定具であ
り、上端には外周段差D82を有した円板形の鍔部83
を持っており、又外周にはネジ部B85bを有してい
る。そして基板80のネジ部A85とネジ部B85bが
螺着し、基板80の段差C84と段差D82が嵌合す
る。すなわち、基板80に基板固定具81を各の段差C
84,段差D82が嵌合するように螺着し基板固定具8
1をハウジング72の外周に圧入固定すれば、基板80
は回転させることにより上下動が可能になる。
【0045】基板固定具81を介して基板80をハウジ
ング72に固定した後、基板外周部88を固定し、イン
ペラ3を回転軸5に固着する。その後ファンケース9を
ブラケットA22の外周に圧入固着すれば電動送風機1
が完成する。
【0046】本実施例では、ファンケース9を取り付け
る前、すなわちインペラ3を回転軸5に固着した状態
で、基板外周部88が取り外し可能であり、しかもこの
状態で基板80を回転させれば図17のように基板80
は電動機4側に移動し、インペラ3の周囲が開放され、
前記実施例でも説明したとおり、回転軸5にインペラ3
を固着した状態で回転不釣り合いの検出した後、工具な
どを使って外周側から前シュラウド13、あるいは後シ
ュラウド14への加工が容易になり精度の高い回転不釣
り合い修正が可能になる。
【0047】又、図18(b)に示すように、基板80
を電動機4側に移動した際、ブラケットA22と当接す
ると共に、ブラケットA22の連通孔27を覆う接触部
89を基板80に一体的に設ければ、不釣り合いを修正
する際、予め基板80を電動機4側に移動させブラケッ
トA22の連通孔27をカバーするようにしておくと図
16に示した前シュラウド13や後シュラウド14の一
部を切り取り加工した際、切り粉等が電動機4内に侵入
する事が無く、安全にかつ精度の高い不釣り合い修正が
可能になる。
【0048】(実施例7)図19に本発明の第7の実施
例を示す。90はブラシレス型の電動機を示している。
91は回転子であり、その表面に複数の磁石91aが磁
極が交互になるように取り付けてあり、固定子92には
3相の巻き線が施され、順次各相に電力を供給する事に
より回転磁界を作り回転子91を駆動している。93は
固定子92への電力供給のタイミングを決めるために必
要な回転センサを示している。この種の電動機は接触式
のブラシが無いため高速、高効率な運転が可能で、かつ
制御性に優れている。上記実施例で示した発明にこの種
のブラシレス電動機90を利用することにより、図20
で示すように架台33に電動機90にインペラ3が固着
された状態で回転不釣り合いを修正する際、回転センサ
が不必要であり不釣り合い修正が簡単に行える。又、回
転子91に巻き線が施されていないので、回転子91側
の不釣り合い修正も容易に行える。
【0049】(実施例8)図21,22に本発明の第8
の実施例を示す。図22に分解状態、図21に完成状態
を示す。93はブラシレス型の電動機である。組立順序
を含めて構成について記述する。94は中央に取り付け
孔95を有した基板を示し、鍔96付き基板止め具97
にスライド可能に挿入嵌合された状態で、基板止め具9
7をハウジング72に圧入固着し取り付ける。基板94
は鍔96付き基板止め具97にスライド可能に挿入嵌合
されているため、基板94は軸方向に、ブラケットA9
8から鍔96まで移動ができる。インペラ3を回転軸5
の先端に固着したのち、エアガイド99をエアガイド底
部100に載置した状態で、フレーム101に沿って反
インペラ側から挿入する。その時、エアガイド99の内
周側に設けた段差A102は基板94の外周の段差B1
03と接合し、基板94が鍔96に当たるまで移動す
る。そしてその後固定リング104を圧入しエアガイド
底部100と共にエアガイド99を固定する。最後にフ
ァンケース9をエアガイド99の外周に沿って、エアガ
イド底部100の外周に圧入固定する。
【0050】図22に示すように、インペラ3が回転軸
5に固着された状態では、インペラ3の外側は開放され
ており、インペラ3が回転軸5に固着された状態で、回
転不釣り合いを検出し、インペラ3のシュラウド13,
14を加工することによって不釣り合いの修正が簡単に
行える。
【0051】(実施例9)図23,24,25に本発明
の第9の実施例を示す。106はブラシレス型の電動機
であり、かつ電動機内部へ気流を導く連通孔は無く、密
閉型のブラシレス電動機である。107はエアガイドで
あり、複数の静翼107aを備えている。電動機106
のフレーム109側から、挿入し、ブラケットA110
の段差部分111に当接するまで圧入される。112は
ファンケースであり、エアガイド107の静翼107a
の外周に圧入固定される。エアガイド107から流出す
る気流を電動機の外側に排気するだけで戻り通路は必要
無く、ブラケットA110が基板を兼ねる事ができ簡単
な構造が実現できる。又前記実施例で説明したように、
インペラ3が回転軸5に固着した状態でエアガイド10
7が未装着な状態ではインペラの外周は開放されてお
り、この状態で不釣り合い修正が可能である。
【0052】又、電動機4内部を気流が通らないため、
損失も少なく効率の高い、騒音の小さな電動送風機が実
現できる。
【0053】(実施例10)図26,27に本発明の第
10の実施例を示す。図26に完成状態を示し、図27
(b)は分解状態を示す。図27(a)はエアガイド1
14の平面図を示す。113はブラシレス型電動機であ
り、電動機の効率が良く、内部に整流子が無いため全閉
構造が可能になっている。そのフレーム116の外径は
インペラ3の外径よりも大きい。114はエアガイドで
あり、複数の静翼114aを有し、導かれた気流は電動
機の外側に直接排気される。このため、エアガイド11
4に戻り通路が必要なく、ブラシレス型電動機113の
ブラケットA115が基板を兼ねることができる。すな
わち、インペラ3を回転軸5に固着した後で、エアガイ
ド114をインペラ3側からフレーム116に圧入固定
する事ができ、ファンケース117をエアガイド114
の外周に圧入固定すれば電動送風機がくみ上がる。この
ことから前記実施例で説明したように、インペラ3が回
転軸5に固着した状態でインペラの外周は開放されてお
り、この状態で不釣り合い修正が可能であり、又気流が
電動機内部を通ることが無いため損失を低くできる。又
基板、戻り通路が無いため、構造、組立が非常に簡単に
なる。
【0054】なお図28に示すようにエアガイド114
を基板118と静翼119部分に分け静翼119をファ
ンケース120に一体的に構成しても良く、上記実施例
10と同様な効果が得られ、かつ組立がより簡単になる
ものである。
【0055】(実施例11)図29、30に第11の実
施例を示す。122は遠心型インペラであり入口孔12
3が電動機124側に開口している。
【0056】電動機124はブラシレス型であり、ブラ
ケットA125には連通孔126が、フレーム127に
はモータ吸気口133が設置されている。129は吸気
口130を中央に有したファンケース前を示し、131
はインペラ122の外周に配置されたエアガイドを示
し、図30にその全体を示す。132はエアガイド13
1,インペラ122,ファンケース前129を覆うファ
ンケース後を示している。
【0057】次にこの電動送風機の組立について説明す
る。最初、ブラケットA125の内側側壁133に沿っ
てファンケース前129を上方より挿入し、その後、回
転軸5にインペラ122を固着する。次にエアガイド1
31をファンケース前129に載置し、エアガイド13
1の外周を、ブラケットA125に設けた排気口128
に一致させている。次にケース後132をブラケットA
125外周に圧入することにより同時にエアガイド13
1、ファンケース前129がブラケットA125との間
で挟持固定される。
【0058】この電動送風機の動作は電動機124を駆
動すると、モータ吸気口133から吸気が入り、連通孔
126、吸気口130を経てインペラの入口孔123か
ら流入し、遠心方向に排気される。そして、エアガイド
131を通過し、排気孔128から排気される。すなわ
ち、前記の実施例の電動送風機とは気流の流れが逆にな
る。
【0059】インペラ122を回転軸5に固着した状態
では、インペラの外周は開放されており、前記実施例で
も説明したとおり、インペラ122を回転軸5に固着し
た状態で回転不釣り合いを検出、修正が可能になる。
又、電動機124に関しては、ブラシ付きの交流整流子
電動機でも良い。このようにエアガイド131を分割す
る必要も無く、排気を直接横方向に出しても、電動機の
冷却に対して問題は無く、効率、冷却性に優れ、しかも
振動の小さい電動送風機が実現できる。
【0060】(実施例12)図31に本発明の第12の
実施例を示す。134は真空式電気掃除機を示し、前記
実施例に示した電動送風機138を内包した本体135
と、空気と共に塵埃を吸い込むノズル部136と、塵埃
を分離する集塵袋137より構成されている。 電動送
風機138は前記実施例で示したように、回転不釣り合
いを非常に小さくできるため振動が小さく、騒音の小さ
な掃除機を実現できる。又電動送風機138の振動を絶
縁する防振装置などが簡略化できるため、コンパクトな
本体が実現できる。
【0061】
【発明の効果】本発明は、インペラを電動機の回転軸に
固着した後、静翼を前記インペラの外周周囲に取着する
ようにしたので、不釣り合いの修正が簡単に行え振動の
小さな電動送風機を簡単に製造でき、かつ振動の小さな
電動送風機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施例1に示す電動送風機の分
解断面図 (b)本発明の実施例1に示す電動送風機の要部断面図
【図2】(a)同エアガイドを示す平面図 (b)同正面断面図
【図3】(a)同基板を示す平面図 (b)同正面断面図
【図4】(a)電動送風機のバランス修正時の正面断面
図 (b)同インペラ側から見た図
【図5】(a)本発明の実施例2に示すエアガイドの平
面図 (b)同正面図
【図6】(a)同エアガイドの一部を取り外した状態の
平面図 (b)同図(a)のA−A断面図
【図7】(a)同他の実施例のエアガイドの一部を取り
外した状態の平面図 (b)同図(a)のA−A断面図
【図8】(a)同他の実施例のエアガイドの一部を取り
外した状態の平面図 (b)同図(a)のA−A断面図
【図9】(a)本発明の実施例3に示す電動送風機の分
解断面図 (b)同電動送風機の要部断面図
【図10】(a)同エアガイドの平面図 (b)同エアガイドの正面図 (c)同図(a)のB−B断面図
【図11】(a)同基板の平面図 (b)同基板の正面図 (c)同C−Cでの断面図
【図12】(a)本発明の実施例4に示す電動送風機の
分解断面図 (b)同ファンケース部分の背面図
【図13】(a)同基板の平面図 (b)同図(a)のA−A断面図
【図14】(a)本発明の実施例5に示す電動送風機の
分解平面図 (b)同分解断面図 (c)同中央部分の詳細断面図
【図15】(a)同エアガイド止め具の平面図 (b)同正面断面図
【図16】(a)本発明の実施例6に示す電動送風機の
分解断面図 (b)同完成状態の部分正面断面図
【図17】(a)同ハウジング部分の詳細図(基板が上
方にある状態) (b)同ハウジング部分の詳細図(基板が下方にある状
態)
【図18】(a)同他の実施例でのハウジング部分の詳
細図(基板が上方にある状態) (b)同ハウジング部分の詳細図(基板が下方にある状
態)
【図19】(a)本発明の実施例7に示す電動送風機の
正面断面図 (b)同図(a)のE−E断面図
【図20】(a)同電動送風機のバランス修正時の正面
断面図 (b)同インペラ側から見た図
【図21】本発明の実施例8に示す電動送風機の完成状
態での正面断面図
【図22】同電動送風機の分解断面図
【図23】(a)本発明の実施例9に示す電動送風機の
完成状態での平面断面図 (b)同正面断面図
【図24】同電動送風機の分解断面図
【図25】(a)同エアガイド部分の平面図 (b)同図(a)のF−F断面図
【図26】(a)本発明の実施例10に示す電動送風機
の完成状態での平面断面図 (b)同電動送風機の正面断面図
【図27】(a)エアガイドの平面図 (b)同電動送風機の分解正面断面図
【図28】(a)同他の実施例での電動送風機の分解正
面断面図 (b)同ファンケースの背面図
【図29】(a)本発明の実施例11に示す電動送風機
の完成状態での正面断面図 (b)同排気口部分を示す図
【図30】(a)同エアガイド部分の正面図 (b)同背面図
【図31】本発明の実施例12に示す電気掃除機の断面
【図32】(a)従来の電動送風機の平面断面図で、同
図(b)のA−A断面図 (b)同電動送風機の正面断面図
【図33】(a)同エアガイド部分の平面図 (b)同エアガイドの正面断面図 (c)同エアガイドの背面図
【符号の説明】
1 電動送風機 2 複数のブレード 3、122 インペラ 4 電動機 5 回転軸 6、38 静翼 7、36、54、63,70、79、99、107,1
14、118、131エアガイド 8 吸気口 9 ファンケース 13 前シュラウド 14 後シュラウド 15、37、55、67、80、94 基板 18 戻り通路 90、93 ブラシレス電動機 134 真空式電気掃除機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香山 博之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 菊川 智之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西村 剛 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B006 FA02 LA16 3H034 AA02 AA13 BB02 BB06 BB20 CC01 CC03 DD22 EE06 EE10 EE12

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機の回転軸に固着され複数のブレー
    ドを有するインペラと、前記インペラの外周周囲に配置
    される複数の静翼と、中央に吸気口を有し前記インペラ
    と前記静翼を内包するファンケースを備え、前記インペ
    ラを前記回転軸に固着した後、前記静翼を前記インペラ
    の外周周囲に取着するようにした電動送風機の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 静翼から排出された空気を電動機側に導
    く戻り流路を形成する複数の戻り羽根を有するエアガイ
    ドを備え、前記エアガイドを電動機に取り付けた後、イ
    ンペラを前記回転軸に固着するようにした請求項1記載
    の電動送風機の製造方法。
  3. 【請求項3】 電動機の回転軸に固着され複数のブレー
    ドを有するインペラと、前記インペラの外周周囲に配置
    される複数の静翼と、中央に吸気口を有し前記インペラ
    と前記静翼を内包するファンケースを備え、前記インペ
    ラが前記回転軸に固着された状態で前記静翼の取り付け
    又は取り外し、又は取り付け及び取り外しの両方を可能
    にした電動送風機。
  4. 【請求項4】 静翼から排出された空気を電動機側に導
    く戻り流路を形成する複数の戻り羽根を有するエアガイ
    ドを備え、前記エアガイドの反電動機側に静翼を配した
    請求項3記載の電動送風機。
  5. 【請求項5】 エアガイドを、基板と、前記基板の電動
    機側に配された複数の戻り羽根と、前記基板の反電動機
    側に配した複数の静翼で形成し、インペラを回転軸に固
    着した状態で戻り羽根、基板、静翼の少なくとも一部が
    前記エアガイドから取り外し可能にした請求項4記載の
    電動送風機。
  6. 【請求項6】 静翼を設けた部分のみを、エアガイドか
    ら取り外し可能にした請求項5記載の電動送風機。
  7. 【請求項7】 静翼をファンケースに一体的に形成した
    請求項3〜6のいずれか1項に記載の電動送風機。
  8. 【請求項8】 電動機の回転軸に固着され複数のブレー
    ドを有するインペラと、複数に分割可能なエアガイド
    と、中央に吸気口を有し前記インペラと前記エアガイド
    を内包するファンケースとを備え、前記エアガイドは、
    前記インペラの下部に配された基板と、前記基板の外周
    上面に位置すると共に前記インペラの外周周囲に配置し
    た複数の静翼と、前記基板の裏面に配置された複数の戻
    り流路を構成する戻り羽根からなり、前記インペラを前
    記回転軸に固着した状態で前記エアガイドを取り外し可
    能にした電動送風機。
  9. 【請求項9】 電動機の回転軸に固着され複数のブレー
    ドを有するインペラと、エアガイドと、中央に吸気口を
    有し前記インペラと前記エアガイドを内包するファンケ
    ースとを備え、前記エアガイドは、前記インペラの下部
    に配された基板と、前記基板の外周上面に位置すると共
    に前記インペラの外周周囲に配置した複数の静翼と、前
    記基板の裏面に配置された複数の戻り流路を構成する戻
    り羽根からなり、前記静翼の部分、前記基板の外周部、
    前記戻り羽根の少なくとも一つが前記インペラを回転軸
    に固着した状態でエアガイドから取り外し可能でかつ基
    板を電動機側に移動可能に設けた電動送風機。
  10. 【請求項10】 戻り流路と電動機内を連通する連通孔
    を電動機のブラケットに設け、基板が電動機側に移動し
    た時に前記連通孔を塞ぐようにした請求項9記載の電動
    送風機。
  11. 【請求項11】 電動機をブラシレス型の電動機とした
    請求項3〜10のいずれか1項に記載の電動送風機。
  12. 【請求項12】 ブラシレス型の電動機の回転軸に固着
    され複数のブレードを有するインペラと、前記インペラ
    の下部に設置され軸方向に移動可能な基板と、エアガイ
    ドと、中央に吸気口を有し前記インペラと前記エアガイ
    ドを内包するファンケースとを備え、前記エアガイド
    は、前記基板の外周に設けられ電動機側に取り外し可能
    な基板外周部と、前記基板外周部上部に固着された静翼
    と、前記基板外周部の裏面に固着された戻り羽根とを有
    し、前記回転軸にインペラを固着した後、前記エアガイ
    ドを前記電動機の外郭の外周に沿って反インペラ側から
    挿入して取り付け、その後ファンケースを前記エアガイ
    ドの外周に取着するようにした電動送風機。
  13. 【請求項13】 全閉型でかつブラシレス型の電動機
    と、前記電動機の回転軸に固着され複数のブレードを有
    するインペラと、前記インペラの外周周囲に配置した複
    数の静翼と、前記インペラから排出される空気を電動機
    の外郭外周に気流を導くエアガイドと、中央に吸気口を
    有し前記エアガイドと前記インペラを内包するファンケ
    ースを備え、前記回転軸にインペラを固着した後、外郭
    の外周に沿って反インペラ側から前記エアガイドを挿入
    し取り付け、その後ファンケースをエアガイド外周に取
    着するようにした電動送風機。
  14. 【請求項14】 全閉型でかつブラシレス型の電動機
    と、前記電動機の回転軸に固着され複数のブレードを有
    するインペラと、前記インペラの外周周囲に配置した複
    数の静翼と、前記インペラから排出される空気を電動機
    の外郭外周に気流を導くエアガイドと、中央に吸気口を
    有し前記エアガイドと前記インペラを内包するファンケ
    ースを備え、前記回転軸にインペラを固着した後、前記
    インペラ側からエアガイドを挿入して取り付け、その後
    ファンケースをエアガイド外周に取着するようにした電
    動送風機。
  15. 【請求項15】 エアガイドをファンケースに固着した
    請求項11記載の電動送風機。
  16. 【請求項16】 電動機の回転軸に固着され、電動機側
    に空気取り入れ用の入り口孔を持ち、複数のブレードを
    有するインペラと、前記インペラの外周に設けられたエ
    アガイドと、前記入り口孔に対向する吸気口を有するフ
    ァンケース前と、前記インペラと前記エアガイドを内包
    するファンケース後を有し、前記回転軸に前記インペラ
    を固着した後、前記エアガイドを取り付け、その後に、
    ファンケース後を取り付けるようにした電動送風機。
  17. 【請求項17】 インペラを回転軸に取り付けた後、バ
    ランス修正を行い、その後、静翼又はエアガイドを取り
    付けるようにした請求項1または2記載の電動送風機の
    製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項3〜16のいずれか1項に記載
    の電動送風機を組み込んだ電気掃除機。
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