JP2002211486A - 船外機用エンジンカバーのロック装置 - Google Patents

船外機用エンジンカバーのロック装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分なシール性の確保と優れた操作性とをよ
り一層高次元に両立することの可能な船外機用エンジン
カバーのロック装置を提供する。 【解決手段】 エンジンEの下半部を覆うアンダーカバ
ー10に対し、エンジンEの上半部を覆うエンジンカバ
ー11を止め付けるために、アンダーカバーとエンジン
カバーとの互いの接合部に設けられる船外機用エンジン
カバーのロック装置Rを、4つ以上の箇所にラッチ機構
17を設けると共に、少なくとも3つのラッチ機構を、
接合部の周上に略等しい間隔をおいて配設し、且つ互い
に隣り合うラッチ機構同士間を、ボーデンケーブル28
で個々に連結したものとする。これにより、少なくとも
3ヶ所のロック機構が概ね等間隔で配置されるので、締
め付け力の均一性をより一層高めることができる。また
互いに隣り合うラッチ機構同士間を連結するボーデンケ
ーブルを個別のものとすることにより、各ラッチ機構同
士間の連動誤差を個々に調整することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンダーカバーに
エンジンカバーを止め付けるための船外機用エンジンカ
バーのロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、船外機においては、上面が開口す
る比較的浅底のアンダーカバーの内側に設けられたエン
ジンマウントケース上にエンジンが固定されており、ア
ンダーカバーから上方へ突出したエンジンの上半部は、
下面が開口する深いボウル形状のエンジンカバーを上方
からエンジンに被せることによって覆われるようになっ
ている。
【0003】そしてアンダーカバーとエンジンカバーと
の接合面から水が侵入しないようにするためにアンダー
カバーとエンジンカバーとの開口面同士間にシールラバ
ーを挟み込んだ上で、両者の接合状態を保持するための
ロック装置が両者の接合部近傍に設けられている。
【0004】このロック装置として、例えば1本のイン
ナーケーブルで3つのラッチ機構を連動連結させたもの
(特開平5−85484号公報参照)や、前側中央に1
つ、そして後部両側方に2つ、水平軸上で回動するフッ
クを設けたもの(特開平10−175595号公報参
照)等が知られている。
【0005】これらの内、前者の構成は、3つのラッチ
機構を1本のケーブルで連結しているため、互いの同期
作動の調整が厄介である上、特に2つのラッチ機構同士
の連結部にアウターチューブを用いていないので2つの
ラッチ機構を一直線上に並べねばならず、設置位置が規
制されてしまうため、エンジンカバーの全周に渡るシー
ル面への押圧力を均一にすることが困難である。
【0006】そして後者の構成は、前側のロック装置と
後側のロック装置との解除操作を個別に行わなければな
らないので解除操作が煩雑になりがちである上、後部の
左右フックを水平方向に延在するロッドで連結している
ため、ロッドを通す直線的なスペースが必要であり、こ
れも設置位置の自由度が低く、シール性を重視した位置
にロック装置を設けることが困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】いずれにせよ、従来
は、後部1点、前部2点といった具合に、エンジンカバ
ーの周囲3点でロックすることが一般的であった。しか
しながら、より高性能な船外機を提供するためにエンジ
ンを大型化すると、それに伴ってエンジンカバーの周囲
長が増大するため、複数のロック装置間の連動誤差や操
作性がより一層大きな問題として顕在化する傾向となっ
ている。
【0008】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、十
分なシール性の確保と優れた操作性とをより一層高次元
に両立することの可能な船外機用エンジンカバーのロッ
ク装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を果たす
ために、本発明においては、エンジンEの下半部を覆う
アンダーカバー10に対し、エンジンEの上半部を覆う
エンジンカバー11を止め付けるために、アンダーカバ
ーとエンジンカバーとの互いの接合部の近傍に設けられ
る船外機用エンジンカバーのロック装置Rであって、4
つ以上の箇所にラッチ機構17を設けると共に、少なく
とも3つのラッチ機構を、接合部の周上に略等しい間隔
をおいて配設し、且つ互いに隣り合うラッチ機構同士間
を、ボーデンケーブル28で個々に連結したことを特徴
とする船外機用エンジンカバーのロック装置を提供する
こととした。
【0010】このようにすれば、少なくとも3ヶ所のロ
ック機構が概ね等間隔で配置されるので、締め付け力の
均一性をより一層高めることができる。また互いに隣り
合うラッチ機構同士間を連結するボーデンケーブルを個
別のものとすることにより、各ラッチ機構同士間の連動
誤差を個々に調整することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面を参照して本発
明について詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明が適用された船外機の全体
を示す側面図である。この船外機1は、スターンブラケ
ット2を介して船体の船尾板Pに固定されるものであ
る。
【0013】スターンブラケット2には、横方向のチル
ト軸3を中心に回動自在なようにスイベルケース4が連
結されている。そしてスイベルケース4の上端には、エ
ンジンマウントケース5の前端部が、また下端部には、
駆動軸を収容したエクステンションケース6が、それぞ
れ縦方向のスイベル軸7回りで回動自在なように連結さ
れている。
【0014】エクステンションケース6の上端部には、
エンジンマウントケース5が接続され、エクステンショ
ンケース6の下端部には、プロペラ8を支持したギアケ
ース9が接続されている。そしてエンジンマウントケー
ス5は、アンダーカバー10で覆われ、アンダーカバー
10の上面には、エンジンマウントケース5上に搭載さ
れたエンジンEの主に上半部を覆うべく、下面が開口す
る深いボウル形状をなし且つ着脱自在なエンジンカバー
11が装着されている。
【0015】そしてアンダーカバー10とエンジンカバ
ー11との接合面から水が侵入しないようにするために
アンダーカバー10とエンジンカバー11との開口面同
士間にシールラバー12を挟み込んだ上で、両者の接合
部近傍に設けられたロック装置(後述する)により、両
者の接合状態が保持されている。
【0016】図2は、本発明による船外機1のエンジン
カバー装着面の上面図であり、図3はその左側面図であ
る。なお、以下、前後左右の向きは、図2の下側を前と
して説明する。図2並びに図3において、アルミニウム
合金材などでダイキャスト成型されたエンジンマウント
ケース5の後半側の外周部に設けられた6ヶ所のボス部
13に、同じくアルミニウム合金材などでダイキャスト
成型された6本のステー14a〜14fの下端14ab
〜14fbが、ボルトBを用いてそれぞれ固定されてい
る。そしてこれらのステー14a〜14fの各上端14
at〜14ftには、アンダーカバー支持レール15a
〜15cが固定されている。
【0017】アンダーカバー支持レール15a〜15c
は、複数の部分に分断して形成されており、エンジンカ
バー装着面の左右両側方に位置する側部15a・15c
は、エンジンマウントケース5の両側部に固定された各
2本1組の側方ステー14a・14b/14e・14f
の上端14at・14bt/14et・14ft同士間
を連結した形に側方ステー14a・14b/14e・1
4fと一体に形成され、後方寄りに位置するアーチ状部
15bは、金属板をプレス成形したものからなり、エン
ジンマウントケース5の後部に固定された2本の後方ス
テー14c・14dの上端14ct・14dtに、ボル
トBを用いて固定され、前方に位置する部分は、エンジ
ンマウントケース5とは別成型され、且つエンジンマウ
ントケース5の前端にボルトBを用いて固定されたフロ
ントブラケット16に一体形成されている。なお、左右
の側方アンダーカバー支持レール15a・15cは、当
該船外機1を横倒しにした際の自重を支持し得る強度と
されている。
【0018】これらのアンダーカバー支持レール15a
〜15cにその上方開口面を結合させるアンダーカバー
10は、合成樹脂材にて形成されており、エンジンEの
下半部からエクステンションケース6のエンジンマウン
トケース5との接続部にかけて、その周囲を覆ってい
る。
【0019】合成樹脂材にて形成されたエンジンカバー
11をアンダーカバー10の上方開口面に固定するため
のロック装置Rの一部として、アンダーカバー10の上
方開口面の内周には、左右各一対の側方ステー同士14
a・14b/14e・14f間を連結する側方アンダー
カバー支持レール15a・15cに各1つ、そしてフロ
ントブラケット16に2つ、と合計4つのラッチ機構1
7a〜17dが設けられている。このように、ロック装
置Rの一部であるラッチ機構17a〜17dを金属材か
らなる部材に設けることにより、合成樹脂材のアンダー
カバー10の強度負担が軽減される。
【0020】これら4つのラッチ機構17a〜17dの
配置は、フロントブラケット16上の左側のもの17d
と左側方アンダーカバー支持レール15a上のもの17
aとの間隔と、フロントブラケット16上の右側のもの
16cと右側方アンダーカバー支持レール15c上のも
の16bとの間隔とが略等しくされ、またこの間隔と、
左右両側方アンダーカバー支持レール15a・15c上
のもの17a・17b同士の間隔とが略等しくされてい
る。このようにして、3ヶ所のロック位置を概ね等間隔
配置とすることにより、アンダーカバー10とエンジン
カバー11間の周方向についての締め付け力の均一化を
図っている。
【0021】これら4つのラッチ機構17a〜17dの
内、左右側方のもの17a・17bは、図4及び図5に
併せて示したように、各側方アンダーカバー支持レール
15a・15cに設けられた垂直方向の筒孔18a・1
8bと、これらの筒孔18a・18bと干渉する位置と
干渉しない位置との間を水平面上で回動するように垂直
軸19をもって各側方筒孔18a・18bの近傍に回動
自在に支持されたラッチプレート20a・20bとから
なっている。なお、図4及び図5には右側のもの17b
のみを示したが、左側のもの17aは対称形になるだけ
で構成自体は右側のもの17bと同様である。
【0022】そして前側の2つ17d・17cは、図6
及び図7に併せて示したように、フロントブラケット1
6の上面にそれぞれ2本のボルトBをもって固定された
ホルダ21d・21cと、これら各ホルダ21d・21
cに垂直軸22をもって回動自在に支持された左右ラッ
チプレート20d・20cと、左右のラッチプレート2
0d・20c同士間を連結するべく上方から見てへの字
状に鋼板を打ち抜き形成してなるリンク24とからなっ
ている。このようにして2つのラッチ機構17d・17
cは、剛体からなるリンク24で連結することによって
1つのサブアッセンブリとして構成されている。
【0023】各ホルダ21d・21cの2本の固定ボル
トB間には、垂直方向の筒孔18d・18cが開いてい
る。そして各ラッチプレート20d・20cは、これら
の筒孔18d・18cと干渉する位置と干渉しない位置
との間を水平面上で回動するように、各筒孔18d・1
8cの近傍に回動自在に支持されている。
【0024】なお、上記した4つのラッチプレート20
a〜20dのそれぞれは、外力が作用しない限り、対応
する筒孔18a〜18dと干渉する位置を保持するよう
に、ねじりコイルばね27をもって弾発的に回動付勢さ
れている。また各ラッチプレート20a〜20dの筒孔
18a〜18dの中心部に対応する位置には、それぞれ
ノッチNが形成されている。
【0025】フロントブラケット16上の右前ラッチプ
レート20cの両端には、第1ボーデンケーブル28a
のインナーケーブル29aとの連結端と、後記するプッ
シュロッドが当接するピン30とが、垂直軸22を挟ん
で設けられている。
【0026】フロントブラケット16の前端部には、図
8に併せて示したように、水平軸31をもって回動自在
に支持されたロック解除レバー32と、前後方向に摺動
可能なプッシュロッド33とが設けられている。ロック
解除レバー32は、プッシュロッド33の前端にその上
端が当接可能になっている。またロック解除レバー32
は、通常はプッシュロッド33の前端にその上端が接触
しないように、換言するとプッシュロッド33の前端か
ら離反する向きに、ねじりコイルばね34によって弾発
的に回動付勢されている。
【0027】その下端を手前側へ引いて水平軸31を中
心にロック解除レバー32を回動させると、その上端が
プッシュロッド33を後方へ押し出す。これにより、右
前ラッチプレート20cの左端に垂設されたピン30が
後方へ押され、当該ラッチプレート20cが垂直軸22
を中心に回動する。これにより、ピン30が設けられた
当該ラッチプレート20cの左端が後方へ移動し、かつ
その右端が前方へ移動する。そしてこれに連結された第
1ボーデンケーブル28aのインナーケーブル29aが
手前側へ牽引される。
【0028】他方、右前ラッチプレート20cの回動
は、リンク24を介して左前ラッチプレート20dに伝
達される。これにより、左右のラッチプレート20d・
20cが等しく回動することとなる。この回動により、
筒孔18d・18cの中心部に整合していたノッチN
が、筒孔18d・18cから外れる位置へと同時に移動
する。
【0029】右前ラッチプレート20cは、第1ボーデ
ンケーブル28aを介して右側の後部ラッチ機構17b
の右後ラッチプレート20bに連結されている。そして
右後ラッチプレート20bは、第2ボーデンケーブル2
8bを介して左側の後部ラッチ機構17aの左後ラッチ
プレート20aに連結されている。これら3つのラッチ
プレート間に連結された第1・第2ボーデンケーブル2
8a・28bは、それぞれのアウタチューブの各端が、
フロントブラケット16の一部16a、右側方アンダー
カバー支持レール15cの中間部、右側方ステーの後側
のもの14eの上端14et、左側方ステーの後側のも
の14bの上端14btに個々に結合されており、第1
・第2ボーデンケーブル28a・28bの各インナケー
ブル29a・29bの張力を独立して調整できるように
なっている。このようにして、各ラッチプレート間の連
動誤差を極めて小さなものとすることができるようにな
っている。また周知のように、ボーデンケーブルはアウ
タチューブを比較的自由に撓ませることができるので、
各ラッチプレートを自由に配置することができる。
【0030】エンジンカバー11の内面における各筒孔
に整合する位置には、図5並びに図7に示したように、
それぞれストライカピン35が設けられている。これら
のストライカピン35は、概ねL字形をなし、その垂直
部Vがエンジンカバー11の周壁内面にボルトBを用い
て固定されたブラケット38の水平部Hに対してねじ結
合しており、それぞれの軸線を垂直方向に向けている。
【0031】各筒孔18に比較的緊密に嵌合し得る外径
の筒状をなすエラストマ材からなるダンパーブッシュ3
9が、各ストライカピン35の軸部に摺動自在に装着さ
れている。また各ストライカピン35の先端には、テー
パ状をなす拡径部40が一体形成されている。そして各
ストライカピン装着部におけるブラケット38の水平部
Hの下面とダンパーブッシュ39の上面との間には、こ
れらの間隔を拡大する向きに弾発付勢するための圧縮コ
イルばね41が縮設されている。
【0032】上記構成のアンダーカバー10にエンジン
カバー11を被せるに当たっては、先ずアンダーカバー
10側に設けられた各筒孔18a〜18dに対し、それ
ぞれに対応するストライカピン35を差し込みつつ、エ
ンジンカバー11をエンジンEに被せる。各筒孔18a
〜18dにダンパブッシュ39が嵌合した後に、エンジ
ンカバー11をさらに押し下げると、圧縮コイルバネ4
1を押し縮めつつストライカピン35が下がる。各ラッ
チプレート20a〜20dのノッチNにストライカピン
35の拡径部40が達すると、テーパ状をなす拡径部4
0が各ラッチプレート20a〜20dを押し退ける。そ
して拡径部40がノッチNを通過すると、ねじりコイル
ばね27の弾発力によって各ラッチプレート20a〜2
0dが元位置へ復帰回動し、各ラッチプレート20a〜
20dのノッチNが各ストライカピン35の拡径部40
に係合してロック状態となる。これと同時に、エンジン
カバー11の開口端縁に設けられたシールラバー12が
アンダーカバー10の外周フランジ部42に密接し、エ
ンジンカバー11とアンダーカバー10とで画定された
エンジンルーム内の防水性が確保される。ここでロック
状態時には、ストライカピン35と同軸的に設けられた
圧縮コイルばね41により、アンダーカバー10とエン
ジンカバー11との間を互いに離反させる向きの弾発力
が常時作用するので、各ラッチプレート20a〜20d
とストライカピン35との間に働く係合力に対する反力
を、シールラバー12の復元力に依存せずに済む。
【0033】ロック解除レバー32を手前に引くと、リ
ンク24並びにボーデンケーブル28a・28bで連結
された全てのラッチプレート20a〜20dが解除方向
へ回動する。するとストライカピン35の拡径部40か
らノッチNが外れるので、ストライカピン35に設けら
れた圧縮コイルばね41の作用により、シールラバー1
2の復元力も手伝って、エンジンカバー11が上向きに
持ち上がる。これに伴って各ストライカピン35も上方
へ変位し、各ラッチプレート20a〜20dのノッチN
と係合不能な位置へと拡径部40が移動する。この状態
では、全てのロック装置Rが解除状態となっているの
で、各筒孔18a〜18dからダンパーブッシュ39を
引き抜きつつエンジンカバー11を持ち上げることがで
きる。
【0034】
【発明の効果】このように本発明によれば、エンジンの
下半部を覆うアンダーカバーに対し、エンジンの上半部
を覆うエンジンカバーを止め付けるために、4つ以上の
箇所にラッチ機構を設けると共に、少なくとも3つのラ
ッチ機構を互いに略等しい間隔をおいて配設し、且つ互
いに隣り合うラッチ機構同士間を、ボーデンケーブルで
個々に連結するものとしたので、締め付け力の均一性が
より一層高められ、しかも互いに隣り合うラッチ機構同
士間を連結するボーデンケーブルを個別のものとしたの
で、各ラッチ機構同士間の連動誤差を個々に調整するこ
とが可能となる。従って、本発明により、十分なシール
性の確保と優れた操作性とをより一層高次元に両立する
上に多大な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される船外機の外観側面図
【図2】エンジンカバー取り付け面の概略上面図
【図3】アンダーカバー及びエンジンカバー取り付け部
の概略左側面図
【図4】後部ラッチ機構の上面図
【図5】後部ラッチ機構の縦断面図
【図6】前部ラッチ機構の上面図
【図7】前部ラッチ機構の縦断面図
【図8】ロック解除機構の縦断面図
【符号の説明】
1 船外機 10 アンダーカバー 11 エンジンカバー 17 ラッチ機構 28 ボーデンケーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの下半部を覆うアンダーカバー
    に対し、エンジンの上半部を覆うエンジンカバーを止め
    付けるために、前記アンダーカバーと前記エンジンカバ
    ーとの互いの接合部の近傍に設けられる船外機用エンジ
    ンカバーのロック装置であって、 4つ以上の箇所にラッチ機構を設けると共に、少なくと
    も3つのラッチ機構を、前記接合部の周上に略等しい間
    隔をおいて配設し、且つ互いに隣り合うラッチ機構同士
    間を、ボーデンケーブルで個々に連結したことを特徴と
    する船外機用エンジンカバーのロック装置。
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