JP2002210830A - 樹脂枠付き板状体の製造方法 - Google Patents

樹脂枠付き板状体の製造方法

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JP2002210830A JP2001005158A JP2001005158A JP2002210830A JP 2002210830 A JP2002210830 A JP 2002210830A JP 2001005158 A JP2001005158 A JP 2001005158A JP 2001005158 A JP2001005158 A JP 2001005158A JP 2002210830 A JP2002210830 A JP 2002210830A
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Kunio Naganami
國男 長南
Kazuhiro Takahashi
和浩 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーナ部を有する板状体の周縁部に良好な形
状の樹脂枠を形成し得る樹脂枠付き板状体の製造方法を
提供する。 【解決手段】 コーナ部14を挟む第1の辺1Aに樹脂
枠3Aを形成した後、コーナ部14に重ね合わせ部15
が形成されるように第2の辺1Bに樹脂枠3Bを形成
し、それぞれの辺の樹脂枠3A、3Bの端部同士をコー
ナ部14で切断し突き合わせて接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両や建築物の窓
のような開口に適した樹脂枠付き板状体の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】車両や建築物においては、ガラス板やプ
ラスチック板などの板状体の周縁部に装飾性またはシー
ル性を高めるために合成樹脂性のモール、ガスケットな
どの樹脂枠を取り付けた樹脂枠付き板状体を、窓のよう
な開口部に嵌め込むことが通常行われている。樹脂枠の
材料としては、たとえばポリ塩化ビニル、塩化ビニルと
エチレンとの共重合体、スチレン系樹脂、オレフィン系
樹脂、ウレタン系樹脂、シリコン系樹脂またはゾル状塩
化ビニルなどが例示される。
【0003】図5は、車両窓用の樹脂枠付き板状体の一
例を示している。この樹脂枠付き板状体は、ガラス板ま
たは樹脂板などの透光性を有する板状体1の片面(車内
側)の周縁部に、接着剤2により樹脂枠3を一体に固着
している。図5では、樹脂枠3を備えている板状体1を
車体4に取付けるときに、板状体1の車外面が車体4の
外面と一致するように車体4の形状を湾曲させた形状を
有している。そして、樹脂枠3は、板状体1の周縁のさ
らに外側に突出するリップ5を備えており、該リップ5
によって前記車体4との間のシールを行うようにしてい
る。
【0004】図5のような樹脂枠付き板状体を製造する
方法には、つぎのような方法がある。
【0005】図6に示す装置では、押出機6の成形ダイ
7により樹脂枠用材料を所定の断面形状で押し出して樹
脂枠用の成形体8を一旦形成し、この成形体8を圧着部
材9に供給し、さらに吸盤10を備えた駆動ロボット1
1により支持された板状体1の周縁部を圧着部材9に嵌
合させる。このとき、板状体1の周縁部の片面(図6で
は上面)には接着剤2があらかじめ塗布されている。こ
のように成形体8は圧着部材9によって板状体1に圧着
されるので、この状態で板状体1を圧着部材9に対して
移動させると、板状体1の片面の周縁部に成形体8が接
着剤2により固着されて、樹脂枠3が形成される(第一
の方法)。なお、図6では、成形ダイ7から押し出され
る成形体8を、ガイドローラ13により板状体1の上部
に持ち上げ、板状体1の上面に導いて圧着部材9により
圧着する場合を示しているが、成形体8を板状体1の下
面に圧着させるようにしてもよく、この場合にはガイド
ローラ13を省略できる。
【0006】図7、図8は、板状体1の周縁部の上面
に、成形ダイ7からの樹脂枠用材料12を直接押し出し
て樹脂枠3を形成する場合の装置を示している。この図
7、図8の装置において、板状体1を固定し、固定した
板状体1の周縁部に沿って成形ダイ7を矢印aのように
移動させながら、樹脂枠用材料12を押し出すことによ
り、板状体1の周縁部に樹脂枠3を形成する(第二の方
法)。
【0007】図7、図8の装置において、成形ダイ7を
固定し、また図6に示した駆動ロボット11のような装
置によって板状体1を移動可能に支持し、板状体1の周
縁部が固定の成形ダイ7に沿うように、板状体1を矢印
bのように移動させながら、成形ダイ7から樹脂枠用材
料12を押し出すことにより、板状体1の周縁部に樹脂
枠3を形成する(第三の方法)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】板状体1の周縁部が直
線的な辺、または曲率半径が大きい曲面を有している場
合、図6における圧着部材9と板状体1との相対移動、
および図7、図8における成形ダイ7と板状体1との相
対移動、を緩やかに行うことができるので、上記第一か
ら第三の方法で樹脂枠3を連続して形成することは比較
的容易である。
【0009】しかし、板状体1には、図6、図8に示す
ように、隣り合う一方の辺1Aと他方の辺1Bとの間
に、曲率半径が小さい隅部14(以下コーナ部と称す)
を有している場合がある。コーナ部14の具体例として
は、その内角が鋭角、直角、鈍角の場合がある。
【0010】このような板状体1のコーナ部14に樹脂
枠3を形成する際には、圧着部材9と板状体1との相対
移動、または成形ダイ7と板状体1との相対移動を、短
時間に、しかもコーナ部14に合わせた正確なタイミン
グで行う必要があるが、このような制御は実際上非常に
困難である。また、この問題に対処しようとして、相対
移動の速度を低下させることも考えられるが、この場合
には、生産性が著しく低下してしまう。
【0011】また、仮にコーナ部14への樹脂枠3の形
成が可能になったとしても、コーナ部14に形成される
樹脂枠3は変形を起こし易く、よって均一で良好な形状
の樹脂枠3をコーナ部14に形成することは困難であっ
た。
【0012】本発明は上述の実情に鑑みてなされたもの
であり、その目的はコーナ部を有する板状体の周縁部に
良好な形状の樹脂枠を形成し得るようにした樹脂枠付き
板状体の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、実質的に第1
および第2の辺によって挟まれた隅部を有する板状体の
周縁部に、長尺の樹脂枠を固着するための樹脂枠付き板
状体の製造方法において、前記隅部から突出する長さの
樹脂枠を前記第1の辺に配設する工程と、前記隅部から
突出する長さを有しかつ前記第1の辺に設けられた樹脂
枠と交差する樹脂枠を前記第2の辺に配設する工程と、
前記交差した第1および第2の樹脂枠を切断し、この切
断によって形成された前記樹脂枠の端部同士を突き合わ
せる工程と、前記端部同士が突き合わされた状態で前記
第1および第2の樹脂枠を前記板状体に固着する工程と
を有することを特徴とする樹脂枠付き板状体の製造方
法、に係るものである。
【0014】上記手段において、前記板状体は、ガラス
または樹脂からなる透光性の板部材であってもよく、ま
た、前記第1の辺および第2の辺に配設される前記切断
前の樹脂枠は、連続した1本の樹脂枠であってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に説明する実
施形態において、すでに図6〜図8において説明した部
材などについては、図中に同一の符号を付すことにより
説明を省略する。
【0016】図1は本発明を実施する形態の一例を示す
平面図である。図1のように、隣り合う第1の辺1Aと
第2の辺1Bとの間に、曲率半径が小さい隅部14(以
下コーナ部と称す)を有している板状体1において、そ
の周縁部に、以下のようにして樹脂枠3を形成する。な
お、図1のようにコーナ部14が鋭角、直角、鈍角のと
きは、辺1A、1Bのように明確に二つの辺が存在する
が、曲がり角のときは曲率半径の小さい箇所を境に二つ
の辺が存在するものと仮定する。したがって、コーナ部
14は実質的に二辺からなる。
【0017】まず、図6に示したように成形体8を一旦
成形して該成形体8を板状体1の周縁部に圧着して樹脂
枠3を形成する方法、または図7、図8に示したように
成形ダイ7により樹脂枠用材料12を板状体1の周縁部
に直接押し出して樹脂枠3を形成する方法などを用い
て、板状体1のコーナ部14を挟む二辺のうち第1の辺
1Aに沿って樹脂枠3Aを形成する。このとき、第1の
辺1Aの樹脂枠3Aに、コーナ部14からさらに外方へ
はみ出す延長部3A’を形成させる。つづいて、第2の
辺1Bに沿って樹脂枠3Bを形成する。樹脂枠3は接着
剤により板状体1に固着される場合もあるし、樹脂材料
の接着力などにより固着される場合もある。このとき、
第2の辺1Bの樹脂枠3Bにも、コーナ部14からさら
に外方へはみ出す延長部3B’を形成する。上記した第
2の辺1Bの樹脂枠3Bが、コーナ部14において前記
第1の辺1Aの樹脂枠3A上に重なり合うことにより、
コーナ部14には重ね合わせ部15が形成される。
【0018】上記第1の辺1Aと第2の辺1Bとに形成
した樹脂枠3A、3Bを、重ね合わせ部15において板
状体1の対角線に沿う方向の線16に沿って切断し、延
長部3A’、3B’を除去する。このとき、第1の辺1
Aに沿ってコーナ部14まで接着剤2が塗布してある
と、第1の辺1A側の樹脂枠3Aが板状体1にしっかり
固着されてしまうために、切断した延長部3A’を除去
するのが困難になる場合があるので、図1に斜線で示す
ように切断によって除去される部分に接着剤2を塗布し
ない非塗布部17をあらかじめ設けることにより、延長
部3A’の除去を容易にすることができる。
【0019】つぎに、非塗布部17に接着剤2を塗布
し、さらに第1の辺1Aの樹脂枠3Aおよび第2の辺1
Bの樹脂枠3Bの線16に沿った切断端面にも接着剤2
を塗布し、第2の辺1Aの樹脂枠3Aの端部を板状体1
に固着するとともに、樹脂枠3Aと樹脂枠3Bの切断端
面同士を接着する。これにより板状体1のコーナ部14
に、連続しかつ形状が優れた樹脂枠3を形成することが
できる。
【0020】図2(a)〜(e)は、本発明を実施する
形態のさらに詳細な例を手順に沿って示した平面図であ
る。図2(a)〜(e)は、図6における成形体8を一
旦成形して該成形体8を板状体1の周縁部に圧着する方
法に適用した例を示している。
【0021】図2(a)は、板状体1の周縁部における
コーナ部14を挟む第1の辺1Aに、成形ダイ7から押
し出された成形体8を圧着部材9により圧着し、板状体
1を矢印で示すように成形体8の供給方向に移動させる
ことにより、第1の辺1Aに沿って樹脂枠3Aを形成す
る状態を示している。
【0022】第1の辺1Aへの樹脂枠3Aの形成後も、
図2(b)に示すように板状体1を移動させ、コーナ部
14を圧着部材9に対して通過させる。さらに、圧着部
材9による成形体8の圧着を開放した後、板状体1と圧
着部材9との間の圧着部材9に近接した位置において、
成形体8を捻り棒18で挟み、図2(c)に示すように
捻り棒18により成形体8に180゜の捻りを与える。
【0023】つぎに、図2(c)に示すようにコーナ部
14を中心にして板状体1を90゜水平旋回させるとと
もに、板状体1を成形体8の供給方向上流側に移動させ
ると、図2(d)および図3に示すように、コーナ部1
4に成形体8のループ19が形成されるようになる。さ
らに、板状体1の第2の辺1Bのコーナ部14近傍位置
を圧着部材9に挿入すると、コーナ部14に重ね合わせ
部15が形成される。この状態で図2(e)に矢印で示
すように板状体1を成形体8の供給方向に移動させる
と、板状体1の第2の辺1Bに樹脂枠3Bが形成され
る。
【0024】板状体1の第2の辺1Bの他端(図2
(e)の右端)にもコーナ部14’を有していてこのコ
ーナ部14’にも樹脂枠3を形成する場合には、図2
(e)の状態から、前記と同様に、板状体1のコーナ部
14’を圧着部材9に対して通過させ、前記図2(c)
と同様に成形体8に捻りを加えるとともに、図2(d)
のように板状体を90゜水平旋回し、かつ板状体1を成
形体8の供給方向上流側に移動させる。すると、コーナ
部14’にも前記したようなループ19が形成されるよ
うになる。この状態でつぎの辺1Cにも樹脂枠を形成す
ると、コーナ部14’にループ19と重ね合わせ部15
が形成される。このようにして矩形の板状体1の四周に
樹脂枠3を形成すると、最後のコーナ部14にはループ
19が形成されることなく図1のように重ね合わせ部1
5のみが形成される。また、前記したようにコーナ部1
4’にループ19を形成するときに、成形体8を捻る方
向が、図2(c)の方向と逆方向になるようにすると、
圧着部材9とガイドローラ13との間に生じていた捻れ
を元に戻すことができる。
【0025】上記したように、コーナ部14に対してル
ープ19と重ね合わせ部15とを形成しながら板状体1
の周縁部に樹脂枠3を形成したのち、図3に示すよう
に、樹脂枠3を重ね合わせ部15において線16に沿っ
て切断し、ループ19を除去する。そして、樹脂枠3
A、3Bの端部同士を接着することにより、板状体1の
コーナ部14に形状の優れた樹脂枠3を連続して形成で
きる。
【0026】また、成形体8を捻ることにより、板状体
1のコーナ部14にループ19を形成しながら板状体1
の周縁部に一筆書きで樹脂枠3を形成するので、ループ
19はその長さが短くても形状が安定する。このため、
不要部として除去されるループ19の長さを短くでき
る。
【0027】図4(a)〜(d)は、本発明を実施する
形態のさらに詳細な別の例を手順に沿って示した平面図
である。図4(a)〜(d)は、図7、図8における成
形ダイ7を移動させて、固定状態の板状体1の周縁部に
対して樹脂枠用材料12を直接押し出して樹脂枠3を形
成する方法に適用した例を示している。
【0028】図4(a)は、板状体1の周縁部における
コーナ部14を挟む第1の辺1Aに、樹脂枠用材料12
を押出しながら成形ダイ7を矢印方向に移動させること
により第1の辺1Aに沿って樹脂枠3Aを形成する状態
を示している。
【0029】つぎに、第1の辺1Aへの樹脂枠3Aの形
成後も、図4(b)に示すように成形ダイ7を移動させ
てコーナ部14を通過させる。成形ダイ7がコーナ部1
4から所定距離離れたら、成形ダイ7を約270゜水平
旋回させる。この旋回角を約270°としているのは、
180°旋回することにより図5に示したリップ5が同
じ方向を向くようにし、さらにコーナ部14の角(たと
えば90°)を加えることによる。
【0030】つぎに、成形ダイ7が第2の辺1Bにおけ
るコーナ部14の上部に来るようにすると、図4(c)
および図3に示すように、コーナ部14に成形体のルー
プ19が形成される。さらに、この状態から成形ダイ7
を第2の辺1Bに沿って上方に移動させると、図4
(d)に示すようにコーナ部14に重ね合わせ部15が
形成された状態で、板状体1の第2の辺1Bに沿って樹
脂枠3Bが形成される。
【0031】図4(d)において、板状体1の右上側の
コーナ部14’にも樹脂枠3を形成する際には、前記と
同様に、コーナ部14’に対して成形ダイ7を通過さ
せ、図4(b)と同様に成形ダイを約270゜水平旋回
し、成形ダイ7がコーナ部14’の上部に来るようにす
ると、図4(c)および図3に示したようにループ19
がコーナ部14’に形成される。このようにして今度は
板状体1の上辺に沿って右から左に向かって成形ダイ7
を移動させ、上辺に樹脂枠3を形成する。
【0032】上記したように、コーナ部14に対してル
ープ19と重ね合わせ部15を形成しながら板状体1の
周縁部に樹脂枠3を形成したのち、図3に示すように、
樹脂枠3を重ね合わせ部15において線16に沿って切
断し、ループ19を除去する。そして、樹脂枠3A、3
Bの端部同士を接着することにより、板状体1のコーナ
部14に形状の優れた樹脂枠3を連続して形成できる。
【0033】また、成形ダイ7を水平旋回させることに
より、板状体1のコーナ部14にループ19を形成しな
がら板状体1の周縁部に一筆書きで樹脂枠3を形成する
ので、ループ19はその長さが短くても形状が安定す
る。このため、不要部として除去されるループ19の長
さを短くできる。
【0034】一方、図4(a)〜(d)に示したよう
に、コーナ部14を挟む第1の辺1Aに樹脂枠3Aを形
成した後成形ダイ7をコーナ部14に対して通過させ、
その後成形ダイ7を旋回させてループ19を形成するこ
とに代えて、成形ダイ7がコーナ部14を通過したら成
形ダイ7から押し出されている樹脂枠用材料12(図
7)を切断し、成形ダイ7をコーナ部14の位置に合わ
せ、コーナ部14に重ね合わせ部15が形成されるよう
にして第2の辺1Bに樹脂枠3Bを形成することができ
る。この方法によれば、図1に示したように樹脂枠3
A、3Bの端部にコーナ部14の重ね合わせ部から外方
にはみ出した延長部3A’、3B’が形成されるように
なる。この延長部3A’、3B’は図1と同様に処理す
ることができる。
【0035】なお、本発明は、前述した各実施形態にの
み限定されるものではなく、適宜な変形、改良などが可
能であり、各実施形態において例示した板状体、樹脂枠
の材質、形状、寸法、固着位置、着色の有無、などは本
発明を達成できるものであれば任意である。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、板状体のコーナ部を挟む第1の辺に樹脂枠を形成し
た後、コーナ部に重ね合わせ部が形成されるように第2
の辺に樹脂枠を形成し、それぞれの辺の樹脂枠の端部同
士をコーナ部で切断し突き合わせて接着するので、板状
体のコーナ部に、形状が優れた樹脂枠を連続して形成で
きる効果がある。
【0037】成形体を一旦成形して該成形体を板状体の
周縁部に圧着する方法、または成形ダイにより樹脂枠用
材料を板状体の周縁部に直接押し出して樹脂枠を形成す
る方法において、コーナ部にループを形成しながら板状
体の周縁部に樹脂枠を形成したことにより、ループはそ
の長さを短くしてもその形状が安定し、よって、除去す
る不要部の長さは短くできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す平面図であ
る。
【図2】(a)、(b)、(c)、(d)および(e)
は、本発明を実施する形態のさらに詳細な例を手順に沿
って示した平面図である。
【図3】本発明によりコーナ部に形成されるループの形
状を示す斜視図である。
【図4】(a)、(b)、(c)および(d)は、本発
明を実施する形態のさらに詳細な別の例を手順に沿って
示した平面図である。
【図5】車両窓用の樹脂枠付き板状体の一例を示す切断
平面図である。
【図6】成形体を一旦成形してその成形体を板状体の周
縁部に圧着する方法を示す斜視図である。
【図7】成形ダイにより樹脂枠用材料を板状体の周縁部
に直接押し出して樹脂枠を形成する方法の正面図であ
る。
【図8】図7の平面図である。
【符号の説明】
1 板状体 1A 第1の辺 1B 第2の辺 2 接着剤 3 樹脂枠 3A、3B 樹脂枠 7 成形ダイ 8 成形体 9 圧着部材 12 樹脂枠用材料 14 コーナ部(隅部) 14’ コーナ部(隅部) 15 重ね合わせ部 19 ループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F211 AD04 AD05 AD08 AG23 AG28 AH17 AH47 TA03 TC10 TD07 TD11 TH19 TJ09 TJ13 TJ14 TJ15 TJ22 TN60 TQ03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に第1および第2の辺によって挟
    まれた隅部を有する板状体の周縁部に、長尺の樹脂枠を
    固着するための樹脂枠付き板状体の製造方法において、 前記隅部から突出する長さの樹脂枠を前記第1の辺に配
    設する工程と、 前記隅部から突出する長さを有しかつ前記第1の辺に設
    けられた樹脂枠と交差する樹脂枠を前記第2の辺に配設
    する工程と、 前記交差した第1および第2の樹脂枠を切断し、この切
    断によって形成された前記樹脂枠の端部同士を突き合わ
    せる工程と、 前記端部同士が突き合わされた状態で前記第1および第
    2の樹脂枠を前記板状体に固着する工程とを有すること
    を特徴とする樹脂枠付き板状体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記板状体は、ガラスまたは樹脂からな
    る透光性の板部材である請求項1に記載の樹脂枠付き板
    状体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の辺および第2の辺に配設され
    る前記切断前の樹脂枠は、連続した1本の樹脂枠である
    請求項1または請求項2に記載の樹脂枠付き板状体の製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337245A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Asahi Glass Co Ltd 樹脂枠付き板状体の製造方法
JP2018051879A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 昭和電工パッケージング株式会社 ラミネート材の加工方法

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