JP2002210818A - 熱可塑性樹脂配向シートの製造方法 - Google Patents

熱可塑性樹脂配向シートの製造方法

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JP2002210818A
JP2002210818A JP2001012842A JP2001012842A JP2002210818A JP 2002210818 A JP2002210818 A JP 2002210818A JP 2001012842 A JP2001012842 A JP 2001012842A JP 2001012842 A JP2001012842 A JP 2001012842A JP 2002210818 A JP2002210818 A JP 2002210818A
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heat treatment
thermoplastic resin
roll
sheet
resin sheet
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Kenji Tsunashima
研二 綱島
Shunichi Osada
俊一 長田
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Toray Industries Inc
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】幅方向に沿って熱的、光学的、機械的などの諸
物性が均一であり、かつ熱寸法安定性、機械的特性にも
優れ、平面性も良好な二軸配向熱可塑性樹脂シートの製
造方法を提供すること。 【解決手段】熱可塑性樹脂シートを少なくとも該熱可塑
性樹脂シート長手方向に延伸して配向させ、さらに、前
記延伸の延伸温度よりも高温条件でロール熱処理に供
し、その後、テンター熱処理に供することを特徴とする
熱可塑性樹脂配向シートの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、幅方向に屈折率や
熱収縮率などの分布が実質的になく、しかも平面性・外
観などに優れた熱可塑性樹脂配向シート、フィルム(以
下、「シート、フィルム」を総称して単に「シート」と
呼ぶことがある)を製造することのできる方法、しか
も、経済的に製造することを可能にする熱可塑性樹脂シ
ートの製造方法に関するものである。
【0002】特に、光学用途に好適な優れた熱可塑性樹
脂シートを製造する方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術】熱可塑性樹脂シート、フィルムは、その
物理的特性や熱的特性に応じてさまざまな分野で利用さ
れている。
【0004】特に、縦方向、横方向の二軸方向に延伸を
行ったポリエステルフィルムは、機械的特性等にも優れ
るため、より好ましく用いられている。
【0005】中でも、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)フィルムやポリエチレン−2,6ナフタレート
(PEN)フィルムは、その機械的特性、熱的特性、電
気的特性が優れるため、包装用途、電気絶縁用途、コン
デンサー用途、光学用途、FPC回路基板用途、磁気記
録用途、熱転写リボン用途あるいは離形用途などさまざ
まな用途で用いられてきている。
【0006】しかしながら、これらの二軸延伸熱処理さ
れたシートには、幅方向で光学的にあるいは熱的・機械
的に分布のあることが多く、このために、特に光学用途
やフロッピー(登録商標)ディスクなどの磁気記録用
途、包装用途などでは使用に制限がされることが多く、
幅方向に配向度や物性のムラが実質的にないシートが望
まれていた。さらに、このような幅方向の物性ムラがあ
ることは、生産収率の低下にもつながり幅方向の物性均
一化が切望されていた。
【0007】一般に、上述のような幅方向の物性むら
は、(a) テンター横延伸工程で生じる拘束軸方向すなわ
ち長手方向の延伸収縮力により発生する大きな応力と、
(b) テンター熱処理工程での加熱昇温により発生する熱
収縮応力、に依存し、これらの大きな応力が、シートを
高温で熱処理するときに発生する小さな熱収縮応力より
も大きいために、熱処理ゾーンにある中央部のシート
は、幅方向延伸ゾーンにあるシートに引っ張られてシー
トが延伸ゾーン方向に移動するが、一方、熱処理ゾーン
にあるクリップに把持されたエッジ端部は移動できな
い。この結果、中央部は移動するが、端部は移動しない
ために、幅方向として異なった物質移動を起こすことと
なり、最終的には幅方向に弓のような曲がった移動形状
をした物性となる。
【0008】このようにして生じる物性むらは、テンタ
ー入り口(テンター熱処理前)でフィルムの幅(横)方
向に平行に引いた一本の直線が、テンター出口部では弓
状に湾曲した曲線として観察される、いわゆるボーイン
グ現象として確認することができる。
【0009】ここで、このボーイング現象の発生を抑え
る方法が従来から種々検討されてきており、例えば、長
手方向に延伸したフィルムをテンターで幅方向延伸(以
下、「幅延伸」と呼ぶことがある)し、これをいったん
クリップ把持を開放し、更に再度クリップでフィルムを
把持し、120〜240℃の温度領域において昇温させ
ながら熱固定する方法(例えば、特開昭57−8733
1号公報)、未延伸フィルムを延伸温度以上で予熱した
後、縦横方向に同時二軸延伸し、次いで等温ずつ多段階
に分割昇温させて再熱処理する方法(例えば、特開昭5
4−137076号公報)、横延伸直後にフィルム温度
をいったんガラス転移温度以下まで下げて剛性を増し、
熱処理室側のフィルムが延伸室に引き込まれるの防止す
る方法(例えば、特開平3−13027号公報、特開平
3−216326号公報)、冷却工程を入れる代わり
に、横延伸と熱処理間にニップロールを設けて、中央部
を強制的に進行させる方法(例えば、特公昭63−24
459号公報)、また、フィルムを二軸延伸後、フィル
ムの中央部より端部のの温度が高くなるように加熱する
方法(例えば、特開昭61−233523号公報、特開
昭62−83327号公報、特開昭62−183328
号公報)などが提案されている。
【0010】しかしながら、このような方法ではボーイ
ング現象を多少抑制することはできても、熱寸法安定
性、機械的特性、平面性などを損なわずにフィルム幅方
向における諸物性を均一化するには不十分であるという
問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決し、幅方向に沿って熱的、光学的、機械的などの
諸物性が実質的に均一であり、かつ熱寸法安定性、機械
的特性にも優れ、平面性も良好な二軸配向熱可塑性樹脂
シートの製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは鋭
意検討した結果、本発明の二軸配向熱可塑性樹脂シート
の製造方法に到達した。
【0013】すなわち、本発明の二軸配向熱可塑性樹脂
シートの製造方法は、熱可塑性樹脂シートを少なくとも
該熱可塑性樹脂シート長手方向に延伸して配向させ、続
いてロール熱処理に供した後、テンター熱処理して製造
する方法において、該テンター熱処理温度を、該ロール
熱処理の最高処理温度以上の温度で熱処理に供すること
を特徴とするものである。
【0014】かかる本発明の製造方法において、好まし
くは、ロール熱処理を、延伸温度よりも30℃以上、好
ましくは45℃以上高温で行うことを特徴とする方法で
あり、また、好ましくは、ロール熱処理を、熱可塑性樹
脂シートの長手方向にリラックス条件下で行うことを特
徴とする方法である。
【0015】また、該方法において好ましくは、リラッ
クス条件をリラックス率0.05〜5%としてロール熱
処理することを特徴とする方法である。
【0016】また、上記本発明の方法において、好まし
くは、ロール熱処理に供する前に配向シートの長手方向
端部を除去し、該除去後、熱可塑性樹脂配向シートをロ
ール熱処理に供することを特徴とする方法である。
【0017】また、上記本発明の方法において、好まし
くは、ロール熱処理を、ロール面が粗面化された表面粗
面ロールを用いて行うことを特徴とする方法である。ま
た、該方法において好ましくは、表面粗面ロールとし
て、ロール表面の最大粗さRyが1μm以上のものを用
いることを特徴とする方法である。
【0018】また、上記本発明の方法において、好まし
くは、テンター熱処理をロール熱処理温度以上の温度で
行い、さらにその後に、該ロール熱処理温度以下の温度
で二段目の熱処理を行うことを特徴とする方法である。
【0019】また、上記本発明の方法において、好まし
くは、二段目の熱処理として、テンターを用いたテンタ
ー熱処理にて行うことを特徴とする方法である。
【0020】また、上記本発明の方法において、好まし
くは、熱可塑性樹脂化合物として、ポリエステル、ポリ
オレフィン、ポリアミド、ポリフェニレンスルフィド
(PPS)、ポリカーボネート(PC)、ポリアリレー
ト(PAR)、およびそれらの変性体から選ばれた熱可
塑性樹脂重合体であることを特徴とする方法である。
【0021】また、上記本発明の方法において、好まし
くは、液晶表示支持体、光学用離形支持体、タッチパネ
ル支持体、包装用途、あるいは磁気記録用途に用いられ
る熱可塑性樹脂配向シートを製造するに際して用いられ
ることを特徴とする方法である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の二軸配向熱可塑性
樹脂フィルムの製造方法について詳細に説明する。
【0023】本発明の方法は、熱可塑性樹脂シートを少
なくとも該熱可塑性樹脂シート長手方向に延伸して配向
させ、さらに、該延伸の延伸温度よりも高温条件でロー
ル熱処理に供し、その後、テンター熱処理に供すること
を特徴とするものであり、かかる方法により、特にシー
ト幅方向に実質的に均質な物性を有する熱可塑性樹脂配
向シートを製造するものである。
【0024】ここで本発明において、「ロール熱処理」
とは、加熱されたロール状のような固体表面上にシート
を直接接触させながら熱処理をするものを言うものであ
り、また、「テンター熱処理」とは、シートの端部をク
リップやピンなどの把持手段でシートを把持しながら空
気などの加熱された気体中や水などの加熱された液体中
で熱処理することを言うものである。
【0025】また、本発明で「シート幅方向に実質的に
均質」とは、分子鎖主鎖の配向角度がシート製造装置の
ほぼ全幅方向に測定したときに、その配向角度のバラツ
キ・分布が、実質的にないことを言うものであり、具体
的に配向角の分布が30°以下、好ましくは15°以
下、さらに好ましくは10°以下であることを言うもの
である。
【0026】本発明方法において用いられる熱可塑性樹
脂としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、
ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレン
−2,6−ナフタレート(PEN)、ポリ−1,4−シ
クロヘキサンジメチレンテレフタレート(PCT)など
のポリエステル樹脂、ナイロン6(N6)、ナイロン6
6(N66)、ポリメタキシリレンアジパミド(mXD
6)などのポリアミド樹脂、ポリフェニレンスルフィド
(PPS)樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
メチルペンテンなどのポリオレフィン樹脂などがある。
【0027】本発明では、中でも、特にPETやPEN
などのポリエステル樹脂、N6などのポリアミド樹脂、
PPS樹脂を用いることが好ましい。また、これらの樹
脂はホモ樹脂であってもよく、あるいは共重合、架橋構
造を有するものでもよく、またはブレンド体であっても
よい。さらに、これらの樹脂の中に、シート、フィルム
として各種の添加剤、例えば酸化防止剤、安定剤、滑り
剤、帯電防止剤、結晶核剤、無機粒子あるいは有機粒子
などを添加したものを用いてもよい。
【0028】特に、無機粒子や有機粒子は、シートやフ
ィルムの表面に易滑性を与え、フィルムの取り扱い性を
高めるためにも有効である。
【0029】本発明の熱可塑性樹脂配向シートを製造す
る方法においては、延伸温度よりも高温のロール熱処理
温度(熱処理ロールの表面温度)でロール熱処理を行う
ものであり、30℃以上、好ましくは延伸温度よりも4
5℃以上、より好ましくは60℃以上の高温でロール熱
処理を行うことが望ましいものである。
【0030】このロール熱処理温度と延伸温度差が30
℃未満と低いときには、後に続くテンター熱処理工程で
ボーイング現象が大きく生じる場合があるために好まし
くない。また、該ロール熱処理温度は、該延伸シートの
融点以下とすることも重要であって、例えば、PETの
場合では260℃以下、PENの場合では270℃以
下、N6の場合では210℃以下、PPSの場合では2
80℃以下とすることかよいものである。
【0031】該ロール熱処理工程で、シート長手方向に
引張り率5%程度以下のテンションをかけて引っ張りな
がら熱処理をしてもよいが、本発明の場合、特に長手方
向にリラックスさせながら、具体的にはリラックス率
0.05〜5%程度のリラックスをさせながら熱処理す
る方がボーイング現象と、80〜150℃程度の温度域
での熱寸法安定性が向上する顕著な効果があり好まし
い。このとき、ロール熱処理するシートの断面形状は、
幅方向で均一な厚みを有したシートであることが好まし
く、このために熱処理前のシート長手方向端部を切断除
去してからロール熱処理するのが好ましい。
【0032】これはロール熱処理工程で、シート中央部
と端部とで熱収縮挙動や厚みに違いのあるシートを同一
平面であるロール上で長手方向に収縮させると、特に長
手方向にリラックス熱処理するときには顕著であるが、
処理後のシートの平面性が極端に悪いものになったり、
幅方向の熱的な物性などが異なり、幅方向に物性分布を
持つようになるおそれがあるためである。
【0033】さらに、該ロール熱処理に使用するロール
表面形状としては、表面最大粗さRyが1μm以上、好
ましくは2μm以上、30μm以下の表面粗面ロール、
具体的にはサンドやビーズなどでブラスト加工などで表
面を粗面化した表面粗面ロールを用いることが好まし
い。これはシートがロール上で粘着することなく、ロー
ル上で容易に易滑化することができるためである。すな
わち、処理ロールと被処理シートとの把持力としては、
ロールとシートとの摩擦力・粘着力に依存するが、この
力をロール幅方向・長手方向に均一にして、しかもその
値を小さくするために上記面粗さの粗面ロールを用いる
のがよいのである。均一に収縮しないと得られたシート
は平面性が悪く、部分たるみになったりするのである。
このとき、リラックスによって最終製品シートの幅方向
の厚みが生じた場合には、口金リップ間隙を調整して厚
みを均質化する必要がある。
【0034】さらにこのロール熱処理に続いてテンター
熱処理をするが、このテンター熱処理温度(シートの加
熱媒体であるテンター内の空気の温度)は、該ロール熱
処理での最高温度以上の温度であることが好ましく、も
ちろん該シートの融点以下の温度で処理するのが良い。
これは上記したようにロール熱処理工程で種々の英知を
導入していても、どうしても得られたロール熱処理シー
トの平面性、外観が不良になることが多いために、続く
テンター熱処理工程で平面性、外観の修正、および熱寸
法安定性の向上をする必要があるのである。
【0035】さらに該テンター熱処理は、ロール熱処理
温度以上での熱処理工程に引き続き、ロール熱処理温度
以下の温度で、該被熱処理シートのガラス転移温度近傍
で、例えば延伸PETシートの場合では80〜160℃
程度の温度で二段目の熱処理工程にさらすのが良い。こ
れは融点近傍という高温度から室温近傍に急激に急冷す
ると該シートの平面性が悪くなるために、いったんガラ
ス転移近傍の温度まで急冷した後に、室温までを除冷す
ることで平面性を確保できるのである。
【0036】また、本発明に用いられるシート、フィル
ムとしては、単層構造のものでも良いが、2〜5層の積
層構造をとってもよいことは明らかである。積層構造に
する方法としては、共押出法による押出積層法や、フィ
ルムを横延伸する前に塗材をフィルムに塗布して、テン
ター内で溶媒の乾燥、横延伸および熱処理を行うインラ
インコート法などが挙げられる。このような積層構造に
することにより、インクやトナーなどの易接着性・受容
性、静電気を抑える帯電防止性、ハードコート性、反射
防止性、易滑性、酸化劣化防止性などの多様な特性を付
与でき効果的である。
【0037】本発明において、配向シートとは、一軸配
向や二軸配向などのように分子を配向させた熱可塑性樹
脂シートであり、配向軸とは、シートの長手方向あるい
は幅方向であることが多い。具体的には、溶融押出し、
実質的に無配向なフィルムを長手方向に延伸後、幅方向
に延伸する方法、あるいは幅方向に延伸後、長手方向に
延伸する方法、あるいは、長手方向、幅方向を同時に延
伸する同時延伸方法、また長手方向の延伸と幅方向の延
伸を複数回組み合わせた多段階延伸方法であってもよ
い。
【0038】本発明の製造方法により得られたシート
は、幅方向に物性が均一であることが最大の特徴である
が、同時に熱寸法安定性が優れていることも特徴であ
る。具体的には、あらゆる方向での150℃で30分に
おける熱収縮率が−0.5(伸び)〜3%以下、好ましく
は0〜1%程度と熱寸法安定性に優れているばかりか、
シート幅方向における各点での分子鎖長軸の幅方向から
の配向角θの最大値と最小値との差X(°)のフィルム
幅L(m)に対する比X/L(°/m)が、0〜30°
/m、好ましくは0〜15°/m、さらに好ましくは0
〜10°/mと幅方向の物性均質性にも優れているので
ある。熱収縮率が上記範囲を外れると、高温・多湿下で
の長期保存によるフィルムの伸縮や変形が生じやすくな
ったり、加工時の蛇行等が生じやすくなるため好ましく
なく、また、X/L(°/m)が上記範囲を外れると、
幅方向での熱収縮率などの物性バラツキやムラが大きく
なり、各用途における加工や使用時に、熱収縮率や熱伝
達率等の違いによる重大な問題を引き起こす原因となり
好ましくない。このために端部は製品化できずに収率の
悪化を招くことになる。
【0039】すなわち、ICカード、FPCやインクプ
ルーフなどの用途においては、ラミネート時にツイスト
カールが生じ易くなり、また、OHP用途やリボン用途
においては使用中にフィルムのたるみなどの平面性悪化
を招いたり、収縮による締め付けなどの不具合や、印刷
時のずれが生じやすくなると言う重大な欠点を有してい
る。
【0040】次に、本発明の製造方法についてより具体
的に説明するが、かかる例に限定されるものではない。
ここでは熱可塑性樹脂としてポリエチレンテレフタレー
トの例を示すが、これに限定されるものではない。
【0041】まず、例えば、重合したポリエチレンテレ
フタレートのペレットを180℃で2時間5mmHgで
真空乾燥した後、270〜285℃の温度に加熱された
押出機に供給し、濾過後に定量ギアーポンプで計量し、
これをTダイよりシート状に押出す。この溶融押出され
たシートを、ドラム表面温度25℃に冷却されたドラム
上に静電気力により密着冷却固化させ、実質的に非晶状
態の成形フィルムを得る。このフィルムを80〜120
℃の加熱ロール群で加熱し長手方向に3〜6倍に一段も
しくは多段で延伸し、20〜50℃のロール群で急速冷
却する。
【0042】続いて、テンターに導いてこのフィルムの
両端部をクリップで把持しながら、80〜120℃に加
熱された熱風雰囲気中で予熱し、幅方向に3〜6倍に横
延伸し二軸延伸フィルムを得る。
【0043】このように少なくとも長手方向に延伸した
シートを、まずロール上で熱処理した後に、続いてテン
ター熱処理するのである。このときの熱処理ロール表面
温度は、160〜210℃と言う高温度で長手方向にリ
ラックス率0.05〜5%程度のリラックスをさせなが
ら熱処理をするのである。このとき、ロール熱処理する
シート端部は、切断除去して、シート厚みがほぼ一定に
なるようにしてからロール熱処理をするのが良い。また
該ロール熱処理に使用するロール表面形状としては、表
面最大粗さRyが2μm〜30μm程度の表面粗面ロー
ル、具体的にはサンドブラスト加工などで表面を粗面化
したロールを用いるのがよい。
【0044】さらに、このロール熱処理に続いてテンタ
ーで210〜250℃と言う高温で最初の熱処理をし、
さらに、該ロール熱処理温度以下の80〜150℃程度
の温度で二段目の熱処理工程をする。該二段目の熱処理
工程については、ロール熱処理あるいはテンター熱処理
のいずれであってもよいが、本発明者らの知見によれ
ば、テンター熱処理を行うのが好ましいものである。
【0045】このようにして得られた延伸熱処理シー
ト、フィルムを室温まで徐冷して巻き取ることにより、
シート幅方向に実質的に均一な物性を有する二軸配向熱
可塑性樹脂シート、フィルムを得ることができる。
【0046】
【物性値の評価法】(1)熱収縮率:幅10mm、長さ
250mmにサンプリングした試料に、約200mm間
隔となるように直線を引き、その間隔の長さを万能投影
機により測定し、L0(mm)とする。次に、該サンプ
ルを150℃に加熱された熱風オーブン中で30分間保
持し、その後、室温で2時間冷却した後、再び、直線の
間隔を万能投影機で正確に測定し、L(mm)とする。
【0047】この測定結果から、熱収縮率=((L0
L)/L0)×100)(%)とし、n数5サンプルの平
均値を採用した。なお、熱収縮率の符号が、「−(負)」
の場合は伸びを示しており、0%とは伸縮していないこ
とを示している。 (2)配向角:白色光を光源として偏光顕微鏡を用い、
その消光位から配向主軸とフィルム幅方向との狭角を求
め配向角X(°)とした。なお、配向主軸は幅方向を0
°、幅方向と垂直な方向(長手方向)を90°とした。 (3)幅方向均質性:幅方向に測定した配向角の最大値
と最小値との差X°を測定幅(m)で割った値の大小で
幅方向の均質性を判断する。そのX値の分布が15°/
m以上、30以下°/mのとき、幅方向にほぼ均質
(△)、10°/m以上〜15°/m未満のとき、幅方
向に均質(○)、0〜10°/mのとき、幅方向に非常
に均質(◎)、であると判断する。 (4)熱特性:示差走査熱量計として、セイコー電子工
業株式会社製のロボットDSC「RDC220」を用
い、データ解析装置として、同社製ディスクステーショ
ン「SSC/5200」を用いて、サンプル約5mgを
アルミニウム製の受皿に入れ、室温から20℃/分で昇
温した。このときに観測されるガラス状態からゴム状態
への移転に基づくベースラインからのずれ開始温度と終
了温度との算術平均値をガラス転移点(Tg)とし、結晶
融解ピークの頂点温度を融点(Tm)とした。 (5)平面性:適当な間隔でお互いに平行に置かれた2
本のロール上に、観察する必要のある製品シートの幅方
向とロールの軸方向とが一致するようにシートを置き、
それぞれのロール上から垂れ下がっているシート両端に
は、なるべく幅方向に均一に張力が掛かるように適度の
重りをぶら下げ、2本のロール間でシートがほぼ均一に
張るようにする。この状態で、ロール間のシート上50
mm程度に幅方向に平行に細い糸を弛むことのないよう
に張る。この糸のシート上での映像をいずれかのロール
端部から見て、写真撮影し、その糸の映像に曲がりがな
くて直線である場合には、「平面性は良好(○)」と判
断し、その糸の映像が曲がったり、歪んだりした場合に
は「平面性は悪い(×)」と判断した。 (6)リラックス率(%):長手方向のリラックス率
は、押出機のある上流側のロール表面周速度V1に対し
て、巻き取り機のある下流側ロール表面周速度V2の比
率(V1−V2)/V1×100(%)で表し、V1>
V2であり、またテンターでの幅方向リラックス率は、
上流側のテンター幅W1に対して、下流側のテンター幅
W2としたときの、 (W1−W2)/W1×100(%)、 で表す。 (7)引張り率(%):長手方向の引張り率は、押出機
のある上流側のロール表面周速度V1に対して、巻き取
り機のある下流側ロール表面周速度V2の比率(V2−
V1)/V1×100(%)で表し、V1<V2のとき
をいう。
【0048】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
【0049】実施例1 原料としてポリエチレンテレフタレート(固有粘度:
0.65、Tg:70℃、Tm:255℃、添加剤とし
て平均粒形0.1ミクロンのコロイダルシリカを0.0
5重量%含有)ペレットを180℃で2時間、10mm
Hgの真空下で乾燥した後に、280℃に加熱された押
出機に供給し、溶融させた後にギヤーポンプで定量して
Tダイ口金からシート状に押出した。この押出シート上
にバンド状電極から静電荷を印加注入させ、10m/m
inで回転する、表面温度25℃に保たれた冷却ドラム
上に密着冷却固化して押出シートを得た。該シートを9
5℃に加熱されたロール群で加熱し長手方向に4倍延伸
し、表面温度30℃の冷却ロール群で冷却した。続いて
該延伸シートを加熱されたテンターに導き、そのフィル
ムの両端部をクリップで把持しながら、100℃に加熱
された熱風雰囲気中で予熱後、95℃の熱風雰囲気中で
幅方向に4倍延伸し、二軸配向フィルムを得た。
【0050】該二軸配向未熱処理シートを、いったんテ
ンターから空気中に取り出した後、多数の表面粗面サン
ドブラストロール(Ryとして1μm)上で段階的に1
85℃まで昇温させながら長手方向に2%伸長させて熱
処理した。
【0051】このロール熱処理されたシートを、さらに
第2テンターにて両端をクリップで把持して225℃ま
で昇温させて熱処理した後に、さらに160℃の温度で
熱処理するという2段階の熱処理をして室温まで冷却さ
せ、該シートをテンターから取り出した後に、該シート
エッジ部分をトリミングしてワインダーに巻き取り、幅
3mで厚み100μmの二軸配向熱可塑性樹脂シートを
得た。
【0052】こうして得られた二軸配向熱可塑性樹脂シ
ートの特性は、表1に示したように幅方向に光学的に均
質であり、しかも熱寸法安定性、平面性も良好なもので
あった。
【0053】実施例2 実施例1でのロール熱処理時には2%の伸長をさせた
が、これを長手方向に8%のリラックス熱処理に変えた
以外は実施例1と同様にして二軸延伸熱処理して幅3m
で厚さ100μmのシートを得た。
【0054】こうして得られたシートは、その幅方向に
さらなる均質にして寸法安定性に優れたシートであっ
た。
【0055】実施例3 実施例2で幅方向に延伸後、テンターを出た直後のシー
ト両端部を切断してシート厚さが幅方向でほぼ均一にな
るようにする以外は実施例2と同様にして厚さ100μ
mの二軸配向熱可塑性樹脂シートを得た。このとき、長
手方向8%の設定リラックス処理をするとともに、幅方
向にも安定したリラックスをさせるために、表面が粗面
化した、Ryとして3μmのサンドブラストロールを用
いて熱処理した。これは、処理ロールと被処理シートと
の把持力としては、ロールとシートとの摩擦力・粘着力
に依存するが、この力をロール幅方向・長手方向に均一
にして、しかもその値を小さくするために粗面ロールを
用いるのがよいからである。もし、均一に収縮しないと
得られたシートは平面性が悪く、部分たるみになったり
する。なお、リラックスによって最終製品シートの幅方
向の厚みが生じた場合には、口金リップ間隙を調整して
厚みを均質化するものである。
【0056】このようにして得られたシートは、幅方向
に非常に均質にして寸法安定性に優れたシートであっ
た。
【0057】比較例1 実施例1で二軸延伸した後、把持しているクリップをそ
のままの状態で245℃までに昇温させながら幅方向に
3%の伸長熱処理をし、その後160℃に冷却後、室温
まで急冷した。すなわち従来から行われている方法に従
って厚さ100μmの二軸延伸シートを得た。
【0058】比較例2 比較例1での245℃の高温熱処理を行わずに、160
℃の熱処理のみを行った以外は、比較例1と同様にして
厚さ100μm二軸配向シートを得た。
【0059】比較例3 実施例1で行ったロール熱処理のみを行い、ロール熱処
理後の第2テンター熱処理を行わないこととした以外は
実施例1と同様にして厚さ100μmの二軸配向シート
を得た。
【0060】
【表1】
【0061】
【発明の効果】フィルム幅方向における物性が均一であ
り、かつ熱寸法安定、機械的特性に優れ、平面性も良好
な、少なくとも長手方向に配向したシート、例えば二軸
配向熱可塑性樹脂シートを生産性よく得ることが可能と
なる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29K 77:00 B29K 77:00 81:00 81:00 101:12 101:12 B29L 7:00 B29L 7:00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂シートを少なくとも該熱可塑
    性樹脂シート長手方向に延伸して配向させ、続いてロー
    ル熱処理に供した後、テンター熱処理して製造する方法
    において、該テンター熱処理温度を、該ロール熱処理の
    最高処理温度以上の温度で行うことを特徴とする熱可塑
    性樹脂配向シートの製造方法。
  2. 【請求項2】ロール熱処理を、該延伸温度よりも30℃
    以上高温で行うことを特徴とする請求項1記載の熱可塑
    性樹脂配向シートの製造方法。
  3. 【請求項3】ロール熱処理を、熱可塑性樹脂シートの長
    手方向にリラックス条件下で行うことを特徴とする請求
    項1または2記載の熱可塑性樹脂配向シートの製造方
    法。
  4. 【請求項4】リラックス条件を、リラックス率0.05
    〜5%としてロール熱処理することを特徴とする請求項
    3記載の熱可塑性樹脂配向シートの製造方法。
  5. 【請求項5】ロール熱処理に供する前に配向シートの長
    手方向端部を除去し、該除去後、熱可塑性樹脂配向シー
    トをロール熱処理に供することを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の熱可塑性樹脂配向シートの製造方
    法。
  6. 【請求項6】ロール熱処理を、ロール面が粗面化された
    表面粗面ロールを用いて行うことを特徴とする請求項
    1、2、3、4または5記載の熱可塑性樹脂配向シート
    の製造方法。
  7. 【請求項7】表面粗面ロールとして、ロール表面の最大
    粗さRyが1μm以上のものを用いることを特徴とする
    請求項6記載の熱可塑性樹脂配向シートの製造方法。
  8. 【請求項8】テンター熱処理をロール熱処理温度以上の
    温度で行い、さらにその後に、該ロール熱処理温度以下
    の温度で二段目の熱処理を行うことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6または7記載の熱可塑性樹脂配
    向シートの製造方法。
  9. 【請求項9】二段目の熱処理として、テンターを用いた
    テンター熱処理にて行うことを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、7または8記載の熱可塑性樹脂配
    向シートの製造方法。
  10. 【請求項10】熱可塑性樹脂化合物として、ポリエステ
    ル、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリフェニレンスル
    フィド(PPS)、ポリカーボネート(PC)、ポリア
    リレート(PAR)、およびそれらの変性体から選ばれ
    た熱可塑性樹脂重合体であることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6、7、8または9記載の熱可塑
    性樹脂配向シートの製造方法。
  11. 【請求項11】液晶表示支持体、光学用離形支持体、タ
    ッチパネル支持体、包装用途、あるいは磁気記録用途に
    用いられる熱可塑性樹脂配向シートを製造するに際して
    用いられることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7、8、9または10記載の熱可塑性樹脂配向
    シートの製造方法。
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