JP2002210813A - 多層熱可塑性樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

多層熱可塑性樹脂成形体の製造方法

Info

Publication number
JP2002210813A
JP2002210813A JP2001011293A JP2001011293A JP2002210813A JP 2002210813 A JP2002210813 A JP 2002210813A JP 2001011293 A JP2001011293 A JP 2001011293A JP 2001011293 A JP2001011293 A JP 2001011293A JP 2002210813 A JP2002210813 A JP 2002210813A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoplastic resin
mold
female mold
resin sheet
multilayer thermoplastic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001011293A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Ogura
公司 小倉
Satoru Funakoshi
覚 船越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2001011293A priority Critical patent/JP2002210813A/ja
Publication of JP2002210813A publication Critical patent/JP2002210813A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多層熱可塑性樹脂シートを熱成形して凹面状
成形体を製造する際、成形展開率の高い領域でも製品表
面層が波状となる外観不良の発生を少なくする。 【解決手段】 以下の工程(1)〜(4)に従って、多層熱可
塑性樹脂成形体が製造される。工程(1):多層熱可塑性
樹脂シート10Aを成形可能な温度に加熱する。工程(2):
加熱されたシート10Aの裏面を凹面状雌型20のフランジ
部24に当接させる。工程(3):(a)雌型20側から真空吸引
してシート10Aの裏面を雌型20の型面に密着させた後、
雄型30を吸引後のシート10Aの表面に近接若しくは接触
させるか、又は(b)雌型20側から真空吸引しながら、雄
型30の凸状底面をシート10Aの表面に接触させたまま下
死点まで突き出す。工程(4):雌型20側からの真空吸引
を解除した後、雄型30側から真空吸引するか、又は雌型
20側から圧縮空気を作用させて、成形物を雄型30の型面
に密着させたまま冷却し、成形体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層熱可塑性樹脂
成形体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、熱可塑性樹脂からなる成形体
は広く知られており、例えば浴槽(バスタブ)や洗面台
などのサニタリー製品として広く使用されている。かか
る熱可塑性樹脂成形体は、その表面が直接使用者の目に
触れ、肌に接するものであることから、通常は美観や感
触などに優れたアクリル系樹脂などの熱可塑性樹脂を成
形したものが使用されている。しかし、このような樹脂
のみでは実用上強度が劣ることがあるため、その裏面に
他の樹脂層を設けて補強することも広く行われている。
【0003】このような、裏面に補強のための樹脂層を
有する多層の熱可塑性樹脂成形体を製造するには、例え
ば、2種以上の熱可塑性樹脂が積層された多層の熱可塑
性樹脂シートを熱成形する方法が採用されている。この
方法においては、多層熱可塑性樹脂シートを加熱して、
それを構成する熱可塑性樹脂の全てを軟化させたのち
に、成形型を用いて賦形させることにより、目的とする
形状の多層熱可塑性樹脂成形体が製造される。加熱に
は、通常、遠赤外線ヒーターや循環加熱炉式のヒーター
などが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる多層熱
可塑性樹脂シートから、凹面状の雌型を用いて所定形状
に成形する場合、成形展開率の高い領域では、製品表面
が波状となる欠陥が認められることがある。そのため、
製品の美観や感触などが重視されるサニタリー製品など
の用途には、特に不都合なものとなる。なお、成形展開
率とは、成形前原板の表面積に対する成形後の表面積の
増加率をいい、成形面積展開率と呼ばれることもある。
【0005】そこで本発明者らは、多層の熱可塑性樹脂
シートからの熱成形において、成形展開率の高い領域で
も製品表面層が波状となる外観不良がほとんど発生しな
い多層熱可塑性樹脂成形体の製造方法を開発すべく、鋭
意研究を行った結果、多層熱可塑性樹脂シートの熱成形
段階で雌型側から真空吸引し、多層熱可塑性樹脂シート
を一旦凹面状雌型の型面に密着させた後、その雌型に対
応する凸状の雄型を真空吸引後の多層熱可塑性樹脂シー
トの表面に近接若しくは接触させるか、又は熱成形段階
で雌型側から真空吸引しながら、その雌型に対応する雄
型の凸状底面を多層熱可塑性樹脂シートの表面に接触さ
せたまま下死点まで突き出すことによって、ほぼ目的の
形状とし、次に雌型側からの真空吸引を解除し、雄型側
から真空吸引するか、又は雌型側から圧縮空気を作用さ
せて、成形物を雄型に密着させたまま冷却する方法を採
用することで、上記課題が解決し得ることを見出し、本
発明に至った。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、以下
の (1)〜(4) の各工程を包含する多層熱可塑性樹脂成形
体の製造方法を提供するものである。
【0007】(1) 多層熱可塑性樹脂シートを成形可能な
温度に加熱する工程、(2) 加熱された多層熱可塑性樹脂
シートの裏面を凹面状雌型のフランジ部に当接させる工
程、(3) (a) 次いで、雌型側から真空吸引して多層熱可
塑性樹脂シートの裏面を凹面状雌型の型面に密着させた
後、上記雌型に対応する凸状の雄型を真空吸引後の多層
熱可塑性樹脂シートの表面に近接若しくは接触させる
か、又は(b) 雌型側から真空吸引しながら、その雌型に
対応する雄型の凸状底面を上記多層熱可塑性樹脂シート
の表面に接触させたまま下死点まで突き出す工程、及び
(4) 雌型側からの真空吸引を解除した後、雄型側から真
空吸引するか、又は雌型側から圧縮空気を作用させて、
成形物を雄型の型面に密着させたまま冷却し、成形体を
得る工程。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、適宜図面も参照しながら説明する。図面中、図1〜
図5は、本発明の方法を工程毎に模式的に示す断面図で
あって、図1は、上記工程(1) に従って多層熱可塑性樹
脂シートを加熱している状態を示し、図2は、上記工程
(2) に従って多層熱可塑性樹脂シートの裏面を雌型のフ
ランジ部に当接させた状態を示し、図3は、上記工程
(3) に従って多層熱可塑性樹脂シートをほぼ目的の形状
に成形した状態であって、(A)は上記工程(3)(a)に従
って雌型側からの真空吸引により成形した状態を、そし
て(B)は上記工程(3)(b)に従って雄型側からの押圧に
より成形した状態をそれぞれ示し、図4は、上記工程
(4) に従って成形品を冷却している状態を示し、図5
は、得られる多層熱可塑性樹脂成形体の形状の一例を示
す。また図6は、成形前の多層熱可塑性樹脂シートを構
成する表面層の厚みt1 と裏面層の厚みt2 、及び成形
後の面絞り比の関係を説明するための図であり、図7
は、後述する実施例で用いた雌型の概略形状を表し、
(A)はその平面図、そして(B)は(A)におけるX
−X線に沿う縦断面図である。
【0009】本発明に適用される多層熱可塑性樹脂シー
ト10Aは、少なくとも2種の熱可塑性樹脂を積層した
ものであり、図1〜図5には、表面層11と裏面層12
の二層からなるものを例示している。なお、表面層と
は、成形体10の主形状において凹面状の内側表面とな
る層をいう。各層を構成する熱可塑性樹脂の材質は、熱
成形し得るものであれば特に限定されず、例えば、アク
リル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ポリエチレンやポリプロピレン又はエチ
レン若しくはプロピレンを主体とする共重合体のような
ポリオレフィン系樹脂などが用いられる。ここでいうア
クリル系樹脂とは、(メタ)アクリル酸エステル、特に
メチルメタクリレートの単独重合体又はそれを主体とす
る共重合体をいう。
【0010】またこれらの熱可塑性樹脂には、着色剤、
離型剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、タルク
やガラス繊維のような無機充填剤など、各種の添加物が
配合されていてもよい。例えば、ABS樹脂を裏面層と
する場合には、着色剤、石目調材、タルク、ガラス繊維
などを適宜配合することができる。着色剤は、合成樹脂
用として公知の各種のものでありうるが、隠蔽性を与え
るためには無機顔料成分を配合するのが好ましく、この
無機顔料には、例えば、酸化チタン、硫酸バリウム、炭
酸カルシウム、弁柄、群青、焼成顔料などが包含され
る。さらに、所望の色調に調整するために有機系の染顔
料を配合することもでき、この有機系染顔料には、アゾ
系、アントラキノン系、フタロシアニン系などの着色剤
が包含される。また、カーボンブラックなど、無機系の
着色剤を用いることもできる。着色剤を配合して隠蔽性
を与える場合には、ABS樹脂100重量部に対して、
着色剤を0.1〜10重量部程度の割合で配合するのが
好ましい。また石目調材としては、焼き付け塗装したア
ルミニウムフレーク片、雲母片、合成樹脂の短繊維、セ
ラミック粒子などが例示される。
【0011】多層熱可塑性樹脂シート10Aにおける各
層の組合せは、熱成形可能であれば特に限定されない
が、例えば、アクリル系樹脂とABS樹脂との積層体、
アクリル系樹脂とポリオレフィン系樹脂との積層体、ア
クリル系樹脂とポリ塩化ビニル樹脂との積層体、アクリ
ル系樹脂とポリスチレン系樹脂との積層体などが用いら
れる。もちろん、これらの樹脂を3種以上積層してなる
積層体を用いることもできるが、いずれの場合も、浴槽
や洗面台のようなサニタリー製品の用途には、アクリル
系樹脂を表面層11とするのが好ましい。このアクリル
系樹脂は部分的に架橋されていてもよく、例えば、ゲル
化率(ゲル分率)が40〜95重量%程度の範囲にある
部分的に架橋されたアクリル系樹脂を表面層11とすれ
ば、熱湯などに対する耐久性が向上する。ここでいうゲ
ル化率は、アクリル系樹脂の小片を十分量のクロロホル
ムに室温で48時間浸漬した後のクロロホルム不溶分を
測定することによって、求めることができる。本発明に
おいては特に、アクリル系樹脂とABS樹脂との積層シ
ートが好ましく用いられる。このような多層構造の樹脂
シート10Aは、複数のシートを加熱プレスする方法、
複数の樹脂を押出しながらラミネートする方法、一方の
樹脂のシートに他方の樹脂の溶融物を射出プレスする方
法など、公知の各種方法によって製造することができ
る。
【0012】本発明においては、このような多層熱可塑
性樹脂シート10Aが、雌型20及び雄型30を用いて
成形される。雌型20及び雄型30は、それぞれ、真空
吸引又は圧縮空気供給のための空気流出入孔22,32
を有している。また雌型20は、凹部が立ち上がって最
も高くなった個所で、平らなフランジ部24を形成して
おり、その外側に、フランジ部24よりも高さが低くな
った型外周部26を形成している。図1においては、下
側に配置されている雌型20が予備成形型となり、上側
に配置されている雄型が本成形型となる。
【0013】そして、多層熱可塑性樹脂シート10A
は、まず、熱成形可能な温度に加熱される。この場合の
一形態が図1に示されている。この形態では、雌型20
と雄型30の間に、多層熱可塑性樹脂シート10Aがそ
の端部をクランプ枠14で挟持して固定され、その上下
両面に上パネルヒーター15及び下パネルヒーター16
が配置されて、多層熱可塑性樹脂シート10Aがこれら
のパネルヒーター15,16で加熱されることになる。
なお、加熱の形態は図1のものに限られるわけではな
く、例えば、雌型20及び雄型30とはまったく別の場
所で、加熱炉などにより加熱し、加熱終了後に雌型20
と雄型30の間に移動するようにすることも可能であ
る。
【0014】加熱は、多層熱可塑性樹脂シート10Aが
熱成形可能な温度となるように行えばよい。加熱温度
は、多層熱可塑性樹脂シート10Aを構成する樹脂の種
類によって異なるが、例えば、アクリル系樹脂とABS
樹脂との積層シートであれば、アクリル系樹脂側が16
0〜220℃程度、ABS樹脂側が130〜220℃程
度となるようにするのが適当である。
【0015】こうして多層熱可塑性樹脂シート10Aが
所定温度に加熱されたら、パネルヒーター15,16を
系外に待避させ、雌型20と雄型30との間には、加熱
された多層熱可塑性樹脂シート10Aのみが存在する状
態とする。この状態で、図2に示す如く、下側に配置さ
れた雌型20を上昇させて雌型20のフランジ部24を
多層シート10Aの裏面に当接させ、さらに雌型20の
外周部外縁26eが多層シート10Aの裏面に当接した
状態とする。
【0016】この状態になったら、雌型20の内部に設
けた空気流出入孔22を介して、雌型20の型面と多層
熱可塑性樹脂シート10Aの裏面とで囲まれた部分に存
在する空気を真空吸引する。そして、この多層熱可塑性
樹脂シート10Aを雌型20の型面に近い形状にまで変
形させるのであるが、この際、以下に述べる二つの態様
のいずれかを施して、多層熱可塑性樹脂シート10Aを
雌型20の凹面状型面に沿って賦形する。
【0017】第一の態様は、図3(A)に示す如く、雄
型30は動かさずに雌型20側からの真空吸引を続け
て、多層熱可塑性樹脂シート10Aから成形された成形
体10の裏面が雌型20の凹面状型面に密着するように
し、その後、雄型30を下降させて、成形体10の表面
層側に近接又は接触させるものである。この場合、雄型
30を下降させて成形体10の表面層側に近接又は接触
させた段階では、ほぼ図3(B)に示す状態となる。こ
の態様においては、雄型30の開口側から圧縮空気を吹
き込んで、雌型20側からの真空吸引と併用することも
可能である。
【0018】また第二の態様は、図2に示す状態となっ
た後、雌型20側から真空吸引しながら雄型30を下降
させ、雄型30の凸状底面を多層熱可塑性樹脂シート1
0Aの表面に接触させたまま下死点まで突き出して、図
3(B)に示す如き状態とするものである。この場合
は、多層熱可塑性樹脂シート10Aを雌型20のフラン
ジ部24及び外周部外縁26eに一旦密着させ、このフ
ランジ部周辺への密着と同時又はその後に、凹面状の雌
型20に対応する凸状の雄型30を多層熱可塑性樹脂シ
ートに接触させたまま下死点まで突き出す。この態様に
よれば、製品フランジ部の肉厚に比べて、製品底面部が
あまり薄肉にはならないため、製品全体での肉厚分布を
より均一化することができる。
【0019】以上の工程を経た後、図4に示す如く、雌
型20側からの真空吸引を解除し、雄型30の空気流出
入孔32から内部の空気を吸引するか、又は雌型20の
空気流出入孔22から圧縮空気を作用させて、成形物1
0を雄型30の型面に密着させた状態で冷却することに
より、成形品10を得ることができる。その後、真空吸
引又は圧縮空気の供給を解除して、図5に示す如き成形
品10を取り出せばよい。なお、図5で左右両側に張り
出している部分は通常、切断除去されて、製品となる。
【0020】以上、本発明の実施の形態について、図1
〜図5を参照しながら説明してきたが、本発明の要旨を
逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。例え
ば、図1〜図4においては、雌型20が下に、そして雄
型30が上に配置される形態を例に挙げて説明したが、
雄雌両型の配置はこれに限定されるものでなく、上下が
逆になっても構わない。
【0021】本発明では、基本的に雌型20による真空
成形の手法を採用しながら、成形体10の凹面側表面形
状は雄型30の型面で形成されるようにしたので、成形
展開率が大きくなる部位においても、表面性状が良好と
なる。図2及び図3を参照しながらこの点について説明
すると、多層熱可塑性樹脂シート10Aを雌型20側か
らの真空吸引によって熱成形する場合、多層熱可塑性樹
脂シート10Aは、雌型20の型面に沿って変形され、
その後引き続き底面に沿って変形されるため、底面及び
そのコーナー部において最も延びた状態になり、したが
って、底面及びその近傍で最も肉厚が薄くなる。そし
て、このように最も薄肉となる部分、換言すれば成形展
開率の大きい部分の表面に波状の欠陥が発生しやすい。
【0022】これに対して、本発明の第一の形態におい
ては、図3(A)に示すような雌型20側からの真空吸
引によって成形体10に賦形した後、雄型30を成形体
10の表面に近接若しくは接触させ、さらに雄型30側
から真空吸引するか、又は雌型20側から圧力空気を作
用させるので、雄型30による本成形で表面状態の修復
がなされる。また、本発明の第二の形態においては、図
2に示すような、多層熱可塑性樹脂シート10Aが雌型
20のフランジ部24及び型外周部外縁26eに密着し
た状態で、雌型20側から真空吸引しながら雄型30を
押し付け、図3(B)に示すような状態に賦形されるの
で、真空吸引のみで賦形する場合に比べて、表面層11
側の表面性状が改良されるとともに、肉厚分布の均一化
も図られる。
【0023】本発明の方法は、多層熱可塑性樹脂シート
10Aから凹面状の成形体10を熱成形する際、成形展
開率が大きくなる部位を有する成形体の製造に有効であ
る。例えば、本出願人の先願に係る特願平 11-350242号
で開示したように、多層熱可塑性樹脂シートを、真空成
形を含む従来の方法で熱成形する場合、成形前の多層熱
可塑性樹脂シート10Aを構成する表面層11の厚みを
1 、裏面層12の厚みをt2 としたとき、両者の比t
1/t2と、上記多層熱可塑性樹脂シート10Aを成形し
た後の成形体10における面絞り比R0 との関係が、次
式(I)
【0024】 R0 ≧7(t1/t2) (I)
【0025】の関係となる部位においては、成形後の表
面層に波状の欠陥を生じやすい。ここで面絞り比R
0は、成形前のシート10Aの厚みT0と成形後の成形体
10の厚みTとの比T0/T を意味する。これらの関係
を図6に示す。すなわち、成形前のシート10Aにおけ
る表面層11の厚みはt1、裏面層12の厚みはt2であ
り、したがってシート10Aの全体厚みT0はt1+t2
となる。このシートが延ばされて成形されるから、成形
後の成形体10は成形前に比べて薄肉になるが、その厚
みをTとする。そして、比T0/T が面絞り比R0 と定
義される。なお、成形前シートの表面層の厚みt1と裏
面層の厚みt2は同じ長さ単位(例えばmm)で表示さ
れ、成形前シートの厚みT0 と成形体の厚みTも同様で
ある。
【0026】これに対して、本発明の第一の形態によれ
ば、通常の雌型側からの真空吸引のみで成形したときに
上記式(I)の関係となる部位が形成される系であって
も、工程(4) で成形物を雄型の型面に密着させたまま冷
却するので、この段階で表面状態の修復がなされ、良好
な表面性状の成形体10を得ることができる。また本発
明の第二の形態によれば、工程(3)(b)で雄型の底面を多
層熱可塑性樹脂の表面に接触させたまま下死点まで突き
出すので、成形体10の肉厚の均一化が図られる。そこ
で、t1及びt2を上の定義とし、Rを本発明の方法によ
り成形したときの面絞り率とすると、特に第二の形態に
よれば多くの場合、R≦7(t1/t2)の関係を満たす
ようになるとともに、たとえR≧7(t1/t2)の関係
を満たす部位が存在する場合であっても、良好な表面性
状を有する成形体とすることができる。ここで、雌型側
からの真空吸引のみで成形したときに式(I)の関係と
なる部位が形成される系は、典型的には雌型の形状と多
層熱可塑性樹脂シートとの組合せであるが、その他の成
形条件、例えば温度なども、もちろん影響する。
【0027】このように本発明は、成形展開率の大きい
部位を有する成形体、例えば、R≧3(t1/t2)の関
係を満足する成形展開範囲内の部位を有する成形体の製
造に有利に適用され、さらには前述した如く、R≧7
(t1/t2)の関係を満たす部位が存在する成形体であ
っても、良好な表面性状で製造することができる。ここ
で、t1、t2及びRは先に定義したとおりである。
【0028】ここでは、表面層11と裏面層12の二層
からなる積層シートを例に説明したが、三層以上の多層
シートを対象とする場合は、成形体の全体形状として凹
面側となる層、換言すれば雄型側となる層を表面層とし
てその厚みをt1 とし、残りの各層の合計厚みを裏面層
の厚みt2 として計算すればよい。また、上の説明から
明らかなように、上記式(I)の関係を満たす部位は、
凹面状成形体10のフランジ部内側、特に底面部又はそ
の周辺に現れることが多い。そして、サニタリー製品に
好適に用いられるアクリル系樹脂とABS樹脂との積層
シートから上記の関係を満たす部位を有する凹面状の成
形体を製造する場合にも、本発明の方法は特に好適であ
る。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。ここでは、厚み3mmのポリメチルメタ
クリレート〔住友化学工業(株)製の“スミペックス S
A”〕と厚み5mmのABS樹脂〔日本エイアンドエル
(株)製の“SXG-205 AH318”〕との積層シートを用い
て成形試験を行った。また成形に用いた雌型20は、図
7に平面図及びX−X線断面図で概略を示す如く、上か
ら見たら隅部曲率のある正方形の凹面形状を有し、全体
の外寸が一辺450mm、フランジ部24の外寸が一辺3
55mm、内寸が一辺240mm、深さが180mmのミニバ
スタブ型である。
【0030】実施例1 700mm□の正方形状とされた上記積層シートを、ポリ
メチルメタクリレート層が上になるように、真空成形機
〔布施真空(株)製の“CUPF 1015-PWB”〕のクランプ
枠に固定し、その上下に配置された一対のパネルヒータ
ー〔それぞれ、大きさ120mm×120mmの赤外線ヒー
ター(Elestein-Werk Steinmetz 社製の“HFS”、40
0W、200V)が縦に150mm間隔で7枚、横に15
0mm間隔で10枚、計70枚並べられ、全体のヒーター
部寸法が約 1,020 mm×1,470 mmのもの)により加熱し
た。ヒーター温度は、上パネルヒーターを400℃、下
パネルヒーターを280℃に設定した。そして、積層シ
ートのポリメチルメタクリレート側にCA(クロメル−
アルメル)熱電対を張り付けて表面温度を実測し、その
温度が200℃になった段階で、上下のパネルヒーター
が待避するように設定した。
【0031】パネルヒーターの待避から0.1秒後に雌
型20が上昇を開始するように設定し(テーブル遅れ
0.1秒)、雌型20の外周部外縁26eが積層シート
の裏面に接触する位置まで到達した時点で雌型20の上
昇を止めるとともに、雌型20側からの真空吸引を開始
し、さらに、この時点から1.5秒後に雄型30が上か
ら下降しはじめるように設定した(プラグ遅れ1.5
秒)。雄型30が下死点に達してから200秒間は雌型
20側からの真空吸引及び雄型30の押圧を維持し(プ
ラグ上昇遅れ200秒)、その後、雌型20側からの真
空吸引を解除するとともに、雄型30側から真空吸引す
ることによって雄型30の型面に成形物を密着させたま
ま、雌型20が下降後退するように設定した。この状態
で、雄型30側からの真空吸引を継続し、雌型20側か
らは圧縮空気を3kg/cm2(0.294Mpa)の圧力で送
り込んで、冷却を240秒間継続した。その後、雌型2
0側からの圧縮空気供給を解除し、そのまま成形物が雄
型面に吸引された状態で引き上げ、成形体を取り出し
た。
【0032】得られたミニバスタブ形状の成形体は、凹
部内面の一辺が約230mm、深さが約180mm、フラン
ジ部厚みが4.5mmであった。また、この成形体で最も
薄肉の部分は、底面部に現れ、その部分の肉厚は4.3m
mであった。したがって、この部分の面絞り比Rは、1.
9(=8mm/4.3mm)となる。この成形体を目視観察
したところ、ポリメチルメタクリレート側表面は全体に
渡って滑らかであり、外観異常は認められなかった。
【0033】比較例1 実施例1の前半と同様に積層シートを加熱した後、実施
例1と同じ雌型のみを用いて真空成形した。パネルヒー
ター待避後、雌型上昇開始までの時間(テーブル遅れ)
は0.1秒とし、雌型の外周部外縁26eが積層シート
の裏面に接触した直後に真空吸引を開始した。そして、
この真空吸引を200秒間継続し(主真空冷却200
秒)、真空吸引開始から100秒後には上部からのファ
ン冷却を開始し(冷却遅れ100秒)、さらに真空吸引
解除後40秒間は上部からのファン冷却を続けた(冷却
延長40秒)。その後、成形体を取り出した。
【0034】得られたミニバスタブ形状の成形体は、凹
部内面の一辺が約225mm、深さが約186mm、フラン
ジ部厚みが6.5mmであった。また、この成形体で最も
薄肉の部分は、底面部に現れ、その部分の肉厚は約0.
4mmであった。したがって、この部分の面絞り比Rは、
20(=8mm/0.4mm)となる。この成形体を目視観
察したところ、ポリメチルメタクリレート側の底面部表
面に波状の凹凸(メラメラ欠陥と呼ばれる)が認められ
た。
【0035】以上の実施例1及び比較例1における主な
設定条件を表1にまとめた。
【0036】
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ テーブル プラグ プラグ 主真空 冷却遅れ 冷却延長 遅れ 遅れ 上昇遅れ 冷却 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例1 0.1秒 1.5秒 200秒 − − − 比較例1 0.1秒 − − 200秒 100秒 40秒 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0037】実施例1において、事実上真空吸引のみに
より雌型面に積層シートの裏面を密着させてほぼ目的の
形状に成形し、次いで雄型を下降させて成形後の積層シ
ート表面に軽く接触させ、その状態で雌型側からの真空
吸引を解除するとともに、雄型側から真空吸引するか、
又は雌型側から圧縮空気を吹き付けて、成形物を雄型面
に密着させ、冷却することによっても、同様に表面性状
に優れた成形体を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、多層熱可塑性樹脂成形
体であっても、製品表面側に波状の欠陥を生じることな
く製造することができる。したがって、本発明の方法
は、人の目に触れ、肌に触るサニタリー製品の製造方法
として適当である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の工程(1) に従って、多層熱可塑性樹脂
シートを加熱している状態を模式的に示す断面図であ
る。
【図2】本発明の工程(2) に従って、多層熱可塑性樹脂
シートの裏面を雌型のフランジ部に当接させた状態を模
式的に示す断面図である。
【図3】本発明の工程(3) に従って多層熱可塑性樹脂シ
ートをほぼ目的の形状に成形した状態であって、(A)
は工程(3)(a)に従って雌型側からの真空吸引により成形
した状態を、(B)は工程(3)(b)に従って雄型側からの
押圧により成形した状態を、それぞれ模式的に示す断面
図である。
【図4】本発明の工程(4) に従って成形品を冷却してい
る状態を模式的に示す断面図である。
【図5】本発明に従って得られる多層熱可塑性樹脂成形
体の形状の一例を模式的に示す断面図である。
【図6】成形前の多層熱可塑性樹脂シートを構成する表
面層の厚みt1 と裏面層の厚みt2 、及び成形後の面絞
り比の関係を説明するための図である。
【図7】実施例で用いた雌型の概略形状を表し、(A)
はその平面図、(B)は(A)におけるX−X線に沿う
縦断面図である。
【符号の説明】
10A…多層熱可塑性樹脂シート、 10……多層熱可塑性樹脂成形体、 11……表面層、 12……裏面層、 14……クランプ、 15,16……パネルヒーター、 20……雌型、 22……空気流出入孔、 24……雌型のフランジ部、 26……雌型の外周部、 26e…雌型の外周部外縁、 30……雄型、 32……空気流出入孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 33:04 B29K 33:04 55:02 55:02 B29L 9:00 B29L 9:00 Fターム(参考) 4F208 AA13 AA21 AC03 AF09 AF10 AG03 AG24 AH49 AM32 MA01 MA03 MB01 MC03 MG04 MG11 MH06 MK15 4J002 BN151 DA036 DE116 DE136 DE236 DG046 DJ046 DJ056 DL006 EE056 EQ016 EU026 FA046 FD096 GL00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の各工程: (1) 多層熱可塑性樹脂シートを成形可能な温度に加熱す
    る工程、(2) 加熱された多層熱可塑性樹脂シートの裏面
    を凹面状雌型のフランジ部に当接させる工程、(3) (a)
    次いで、雌型側から真空吸引して該多層熱可塑性樹脂シ
    ートの裏面を凹面状雌型の型面に密着させた後、該雌型
    に対応する凸状の雄型を真空吸引後の多層熱可塑性樹脂
    シートの表面に近接若しくは接触させるか、又は(b) 雌
    型側から真空吸引しながら、該雌型に対応する雄型の凸
    状底面を上記多層熱可塑性樹脂シートの表面に接触させ
    たまま下死点まで突き出す工程、及び(4) 雌型側からの
    真空吸引を解除した後、雄型側から真空吸引するか、又
    は雌型側から圧縮空気を作用させて、成形物を雄型の型
    面に密着させたまま冷却し、成形体を得る工程を包含す
    ることを特徴とする多層熱可塑性樹脂成形体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】雌型が、フランジ部の外側に該フランジ部
    より高さの低い型外周部を有し、工程(2) で多層熱可塑
    性樹脂シートの裏面を該フランジ部に当接させるととも
    に、該型外周部の外縁にも当接させる請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】工程(2) が、雌型の該多層熱可塑性樹脂シ
    ート側への移動によって行われる請求項1又は2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】工程(3) が、雌型側からの真空吸引により
    多層熱可塑性樹脂シートの裏面を凹面状雌型の型面に密
    着させた後、該雌型に対応する雄型の凸状底面を真空吸
    引後の多層熱可塑性樹脂シートの表面に近接又は接触さ
    せることによって行われる請求項1〜3のいずれかに記
    載の方法。
  5. 【請求項5】工程(3) が、雌型側から真空吸引しなが
    ら、該雌型に対応する雄型の凸状底面を多層熱可塑性樹
    脂シートの表面に接触させたまま下死点まで突き出すこ
    とによって行われる請求項1〜3のいずれかに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】成形前の多層熱可塑性樹脂シートを構成す
    る表面層の厚みをt1 、裏面層の厚みをt2 とし、該多
    層熱可塑性樹脂シートを雌型側からの真空吸引のみで成
    形したときの面絞り比をR0 として、R0 ≧7(t1
    2)の関係となる系に対して適用される請求項1〜5
    のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】成形前の多層熱可塑性樹脂シートを構成す
    る表面層の厚みをt1 、裏面層の厚みをt2 とし、該多
    層熱可塑性樹脂シートを成形した後の面絞り比をRとし
    たとき、該成形体が、R≧3(t1/t2)の関係を満足
    する部位を有する請求項1〜6のいずれかに記載の方
    法。
  8. 【請求項8】多層熱可塑性樹脂シートが、アクリル系樹
    脂とアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
    樹脂の二層からなる積層シートである請求項1〜5のい
    ずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン
    共重合体が、着色剤、石目調材、タルク及びガラス繊維
    から選ばれる物質を含有する請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】成形前のアクリル系樹脂層の厚みをt
    1 、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
    樹脂層の厚みをt2 とし、該積層シートを雌型側からの
    真空吸引のみで成形したときの面絞り比をR0 として、
    0 ≧7(t1/t2)の関係となる系に対して適用され
    る請求項8又は9記載の方法。
JP2001011293A 2001-01-19 2001-01-19 多層熱可塑性樹脂成形体の製造方法 Pending JP2002210813A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001011293A JP2002210813A (ja) 2001-01-19 2001-01-19 多層熱可塑性樹脂成形体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001011293A JP2002210813A (ja) 2001-01-19 2001-01-19 多層熱可塑性樹脂成形体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002210813A true JP2002210813A (ja) 2002-07-31

Family

ID=18878443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001011293A Pending JP2002210813A (ja) 2001-01-19 2001-01-19 多層熱可塑性樹脂成形体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002210813A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100947467B1 (ko) 2009-11-12 2010-03-15 고오목 아크릴패널 성형방법
CN109291454A (zh) * 2018-09-28 2019-02-01 佛山市南海区德尚卫浴有限公司 一种浴缸生产工艺
CN110435231A (zh) * 2019-09-18 2019-11-12 河南金宏印业有限公司 一种纸板凸起成型模具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100947467B1 (ko) 2009-11-12 2010-03-15 고오목 아크릴패널 성형방법
CN109291454A (zh) * 2018-09-28 2019-02-01 佛山市南海区德尚卫浴有限公司 一种浴缸生产工艺
CN109291454B (zh) * 2018-09-28 2020-11-06 佛山市南海区德尚卫浴有限公司 一种浴缸生产工艺
CN110435231A (zh) * 2019-09-18 2019-11-12 河南金宏印业有限公司 一种纸板凸起成型模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0344726A2 (en) Polyolefin resin foamed laminate sheet and double-side vacuum forming of the same
US5976288A (en) Method of forming a molded, multi-layer structure
JP2001310380A (ja) 熱可塑性樹脂発泡成形体及びその製造方法
JP2002210813A (ja) 多層熱可塑性樹脂成形体の製造方法
JPH11147260A (ja) 熱可塑性樹脂製浴槽の製造法
JPH11245928A (ja) 食品容器
JP4359374B2 (ja) フィルム付成形品の製造方法、金型
JP2003326554A (ja) 表面加飾用アクリルフィルム及びそれで加飾された成形体
JP4916149B2 (ja) 複合成形体の製造方法
JP2001009900A (ja) 多層樹脂成形体の製造方法
WO2019134335A1 (zh) 机构件产品及其成型方法
JP2005280250A (ja) 貼り合わせブロー成形体及びその製造方法。
JP4248076B2 (ja) 表皮付き発泡複合体及びその製造方法
JPH01263024A (ja) 積層シートの両面真空成形方法
JP2001205696A (ja) 熱可塑性樹脂シートの熱成形方法
JP2967862B2 (ja) 貼り合わせブロー成形方法
JP2843474B2 (ja) 発泡ポリプロピレンシートの成形方法
JPS63303719A (ja) 熱可塑性樹脂積層成形品の熱成形方法
JP2011131525A (ja) 成形体の製造方法
JPH06114877A (ja) 成形品の製造方法
JPH02175127A (ja) プラスチックシートの成形方法
JP2003236924A (ja) シート成形品の製造方法
JP2001162677A (ja) 樹脂成形品の製造方法
JP2003285347A (ja) 積層構造体およびその製造方法
JPH1058472A (ja) 積層体の製造方法