JP2002209129A - デジタルカメラ - Google Patents

デジタルカメラ

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JP2002209129A
JP2002209129A JP2001002380A JP2001002380A JP2002209129A JP 2002209129 A JP2002209129 A JP 2002209129A JP 2001002380 A JP2001002380 A JP 2001002380A JP 2001002380 A JP2001002380 A JP 2001002380A JP 2002209129 A JP2002209129 A JP 2002209129A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像送信においてアクセススピードの速い内
蔵メモリを有効活用できるデジタルカメラを提供する。 【解決手段】 デジタルカメラにおいて、まず時間T1
で1コマ目の画像を、時間T2で2コマ目の画像をメモ
リカードから内蔵メモリにコピーする。そして、時間T
3でDRAMなどの内蔵メモリに格納された1コマ目の
画像を読出し、時間T4でモデムカードを介して1コマ
目の画像を送信する。さらに、時間T5で内蔵メモリに
格納された2コマ目の画像を読出し、時間T6でモデム
カードを介して2コマ目の画像を送信する。これによ
り、接続時間中、メモリカードよりアクセススピードが
速い内蔵メモリから2コマ目の画像データを読出すた
め、内蔵メモリを有効活用し、接続時間を短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像送信機能を有
するデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年デジタルカメラの多機能化が進み、
撮影した画像データを電話回線を介して電子メールとし
て送ったり、特定のサーバに出力するものが現れてい
る。このように電話回線を介してデータを送る際には、
接続時間を常に意識する必要がある。さらに、ファイル
転送先のプロバイダーによっては、接続時間で課金され
る場合も多い。このため、例えば、特開平11−275
413には、接続時間を短縮するため、送信する1コマ
の画像をアクセススピードの速いDRAMなどの内蔵メ
モリに格納して送信する機能を有するデジタルカメラが
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
デジタルカメラにおいては、複数コマの画像データを連
続して送信する際には、2コマ目以降についてはアクセ
ススピードの遅いメモリカードから読出す必要があるた
め、送信先との接続時間が長くなる問題がある。また、
接続時間が長くなると、接続時間で課金される場合、コ
ストの増加を招くこととなる。
【0004】具体的には、図19に示すように、メモリ
カードから2コマ目の画像を読出す時間Tcが、全体の
接続時間を長くする要因となる。ここでは、メモリカー
ドよりアクセススピードの速い内蔵メモリを活用するこ
とで改善可能と考えられる。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、画像送信においてアクセススピードの速い内蔵
メモリを有効活用できるデジタルカメラを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、通信回線を介して通信可能なデ
ジタルカメラであって、(a)記録媒体よりアクセススピ
ードが速い内蔵メモリと、(b)前記記録媒体に記録され
る複数の画像データを前記内蔵メモリに格納する格納手
段と、(c)前記内蔵メモリに格納された複数の画像デー
タを前記通信回線を介して前記デジタルカメラの外部の
送信先に送信する送信手段とを備える。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係るデジタルカメラにおいて、(d)前記複数の画像デ
ータを前記内蔵メモリに格納する際、前記内蔵メモリの
空容量が不足する場合には警告する警告手段をさらに備
える。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係るデジタルカメラにおいて、(e)前
記記録媒体に記録される画像データ群から前記複数の画
像データを選択する選択手段、をさらに備え、前記送信
手段は、(c-1)前記選択手段で選択された複数の画像デ
ータが前記内蔵メモリに格納された後に前記送信先の呼
出しを行う手段を有する。
【0009】また、請求項4の発明は、通信回線を介し
て通信可能なデジタルカメラであって、(a)記録媒体よ
りアクセススピードが速く、プログラムメモリとして使
用される内蔵メモリと、(b)前記記録媒体に記録される
画像データを前記内蔵メモリに格納する格納手段と、
(c)前記内蔵メモリに格納された画像データを前記通信
回線を介して前記デジタルカメラの外部に送信する送信
手段と、(d)前記送信手段により前記画像データが送信
された後に、前記内蔵メモリに格納された画像データを
消去する消去手段とを備える。
【0010】また、請求項5の発明は、通信回線を介し
て通信可能なデジタルカメラであって、(a)記録媒体よ
りアクセススピードが速い内蔵メモリと、(b)前記記録
媒体に記録される画像データを前記内蔵メモリに格納す
る格納手段と、(c)前記内蔵メモリに格納された画像デ
ータを前記通信回線を介して前記デジタルカメラの外部
の送信先に送信する送信手段と、(d)前記送信手段にお
いて前記送信先との接続が不良である場合には、前記内
蔵メモリに格納された前記画像データを保持する保持手
段とを備える。
【0011】また、請求項6の発明は、通信回線を介し
て通信可能なデジタルカメラであって、(a)記録媒体よ
りアクセススピードが速い内蔵メモリと、(b)前記記録
媒体に記録される画像データを前記内蔵メモリに格納す
る格納手段と、(c)前記内蔵メモリに格納された画像デ
ータを前記通信回線を介して前記デジタルカメラの外部
に送信する送信手段と、(d)前記画像データが前記内蔵
メモリに格納されてから所定時間が経過した後、前記内
蔵メモリに格納された前記画像データを消去する消去手
段とを備える。
【0012】また、請求項7の発明は、通信回線を介し
て通信可能なデジタルカメラであって、(a)記録媒体よ
りアクセススピードが速い内蔵メモリと、(b)前記記録
媒体を着脱自在に装着可能であるとともに、通信手段を
着脱自在に装着可能な1の装着部と、(c)前記1の装着
部に装着された前記記録媒体に記録される画像データを
前記内蔵メモリに格納する格納手段と、(d)前記1の装
着部に装着された前記通信手段を介して、前記内蔵メモ
リに格納された画像データを前記通信回線を介して前記
デジタルカメラの外部に送信する送信手段とを備える。
【0013】また、請求項8の発明は、通信回線を介し
て通信可能なデジタルカメラであって、(a)記録媒体よ
りアクセススピードが速く、プログラムメモリとして使
用される内蔵メモリと、(b)前記記録媒体に記録される
画像データを前記内蔵メモリに格納する格納手段と、
(c)前記内蔵メモリに格納された前記画像データを前記
通信回線を介して前記デジタルカメラの外部に送信する
送信モードに設定する設定手段と、(d)前記送信モード
以外のモードに切替える場合には、前記内蔵メモリに格
納された画像データを消去する消去手段とを備える。
【0014】
【発明の実施の形態】<デジタルカメラの要部構成>図
1ないし図4は、本発明の実施形態に係るデジタルカメ
ラ1の正面図、背面図、側面図および底面図であり、図
5はデジタルカメラ1の内部構成を示すブロック図であ
る。
【0015】デジタルカメラ1は、図1に示すように、
箱型のカメラ本体部2と直方体状の撮像部3(図1、図
2および図4に太線で図示)とから構成されている。撮
像部3は、撮影レンズであるマクロ機能付きズームレン
ズ301を有するとともに、銀塩レンズシャッターカメ
ラと同様に、被写体からのフラッシュ光の反射光を受光
する調光センサ305、被写体までの距離を測定するた
めの測距センサ306、および、光学ファインダ31が
設けられる。
【0016】なお、撮像部3内部にはズームレンズ30
1の後方位置にCCDカラーエリアセンサであるCCD
303(図5参照)を有し、CCD303は撮像回路3
02の一部となっている。
【0017】カメラ本体部2の前面には、図1に示すよ
うに、左端部にグリップ部4および中央上部に内蔵フラ
ッシュ5が設けられ、上面にはシャッタボタン8が設け
られている。
【0018】一方、図2に示すように、カメラ本体部2
の背面には、略中央に撮影画像のモニタ表示(ビューフ
ァインダに相当)、記録画像の再生表示等を行うための
LCD10が設けられている。また、LCD10の下方
に、デジタルカメラ1の操作を行うキースイッチ群22
1〜226および電源スイッチ227が設けられる。な
お、キースイッチ226がメニュー画面を表示するメニ
ューキーとして機能する。電源スイッチ227の左側に
は、電源がオン状態で点灯するLED228およびメモ
リカードへのアクセス中である旨を表示するLED22
9が配置される。
【0019】さらに、カメラ本体部2の背面には、「撮
影モード」、「再生モード」および「プリファレンスモ
ード」の間でモードを切り替えるモード設定スイッチ1
4が設けられる(図3参照)。撮影モードは、写真撮影
を行うモードであり、再生モードは、メモリカードに記
録された撮影済み画像をLCD10に再生表示するモー
ドであり、さらに、プリファレンスモードは、表示され
る表示項目(設定項目)の中から選択することにより各
種の設定を行うモードである。
【0020】モード設定スイッチ14は、各モードの設
定手段として機能する3接点のスライドスイッチであ
り、図2において下にセットすると撮影モードに設定さ
れ、中央にセットすると再生モードに設定され、上にセ
ットするとプリファレンスモードに設定される。
【0021】また、カメラ背面右側には、4連スイッチ
230が設けられ、撮影モードにおいてはボタン23
1,232を押すことによりズーミングを行い、ボタン
233,234を押すことによって露出補正を行う。ま
た、4連スイッチ230の中央には、デジタルカメラ1
における各種の動作を実行させる実行ボタン235が設
けられている。
【0022】撮像部3の背面には、図2に示すように、
LCD10をオン/オフさせるためのLCDボタン32
1およびマクロボタン322が設けられる。LCDボタ
ンが押されるとLCD表示のオン/オフが切り替わる。
例えば、専ら光学ファインダ31のみを用いて撮影する
ときには、節電の目的でLCD表示をオフにする。マク
ロ撮影時には、マクロボタン322が押されることによ
り、AFモータ308(図5参照)が駆動されズームレ
ンズ301がマクロ撮影可能な状態になる。
【0023】カメラ本体部2の側面には、図3に示すよ
うにDC入力端子235が設けられる。
【0024】カメラ本体部2の底面には、図4に示すよ
うに、電池装填室18と、1つのカード装填室17(カ
ードスロット部)とが設けられる。カード装填室17
は、メモリカード91やモデムカード92などが装填で
きる。このカード充填室17については、クラムシェル
タイプの蓋15により開閉自在になっている。
【0025】蓋15には、開口部15aが形成されてお
り、モデムカード92を装着しても蓋15を閉じるとモ
デムカードの通信用のコネクタ部分が外部に露出するよ
うになっている。これにより、蓋15を閉じた状態で外
部機器と結線することが可能とされている。
【0026】デジタルカメラ1では、4本の単三形乾電
池を電池装填室18に装填することにより、これらを直
列接続してなる電源電池236(図5参照)を駆動源と
している。もちろん、図4に示すDC入力端子からアダ
プタからの電力を供給して使用することも可能である。
【0027】次に、図5を参照しながら撮像部3の内部
構成について順に説明する。
【0028】撮像回路302は、ズームレンズ301に
よりCCD303上に結像された被写体の光像をCCD
303を用いて光電変換し、R(赤),G(緑),B
(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信
号の信号列からなる信号)として出力する。
【0029】なお、デジタルカメラ1では絞りが固定絞
りとなっているので、撮像部3における露出制御は、C
CD303の露光量(シャッタスピードに相当するCC
D303の電荷蓄積時間)を調節して行われる。被写体
輝度が低輝度時に適切なシャッタスピードが設定できな
い場合は、CCD303から出力される画像信号のレベ
ル調整を行うことにより露光不足による不適正露出が補
正される。すなわち、低輝度時は、シャッタスピードと
ゲイン調整とを組み合わせて露出制御が行われる。な
お、画像信号のレベル調整は、後述の信号処理回路31
3内のAGC(オートゲインコントロール)回路により
行われる。
【0030】タイミングジェネレータ314は、カメラ
本体部2内のタイミング制御回路202から送信される
クロックに基づきCCD303の駆動制御信号を生成す
るものである。タイミングジェネレータ314は、例え
ば、積分開始/終了(すなわち、露出開始/終了)のタ
イミング信号、各画素の受光信号の読出制御信号(水平
同期信号,垂直同期信号,転送信号等)等のクロック信
号を生成し、CCD303に出力する。
【0031】信号処理回路313は、撮像回路302か
ら出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナロ
グ信号処理を施すものである。信号処理回路313は図
示しないが、その内部にCDS(相関二重サンプリン
グ)回路とAGC回路とを有し、CDS回路により画像
信号のノイズの低減を行い、AGC回路のゲインを調整
することにより画像信号のレベル調整を行う。
【0032】調光回路304は、フラッシュ撮影におけ
る内蔵フラッシュ5の発光量をカメラ本体部2の全体制
御部211により設定された所定の発光量に制御するも
のである。フラッシュ撮影においては、露出開始と同時
に被写体からのフラッシュ光の反射光が調光センサ30
5により受光され、この受光量が所定の発光量に達する
と、調光回路304から全体制御部211を介してカメ
ラ本体部2のフラッシュ制御回路214へ発光停止信号
が出力される。フラッシュ制御回路214は、この発光
停止信号に応答して内蔵フラッシュ5の発光を強制的に
停止し、これにより、内蔵フラッシュ5の発光量が所定
の発光量に制御される。
【0033】また、撮像部3の内部には、ズームレンズ
301のズーム比の変更と収容位置と撮影位置との間の
レンズ移動を行うためのズームモータ307、および、
合焦を行うためのAF(オートフォーカス)モータ30
8が設けられる。
【0034】次に、カメラ本体部2の内部構成について
説明する。
【0035】全体制御部211は主にCPUからなり、
アドレスバス、データバス、コントロールバスで接続さ
れている上述した撮像部3内およびカメラ本体部2内の
各周辺構成の駆動を制御することによってデジタルカメ
ラ1の撮影動作を統括制御するものである。
【0036】なお、図5(および後述の図6)中の画像
データの流れについても便宜上、周辺構成間の矢印によ
って示しているが、実際には、画像データは全体制御部
211を介して各周辺構成ごとに送られる。また、全体
制御部211内には、ワークRAMとして働き、メモリ
カード91よりデータのアクセススピードが速いDRA
M(内蔵メモリ)211a、およびプログラムを格納する
ためのフラッシュROM211bを内蔵している。
【0037】次に、カメラ本体部2の内部における画像
信号の処理および画像表示に関する構成について説明す
る。
【0038】撮像部3の信号処理回路313から送られ
たアナログ画像信号はカメラ本体部2内の画像処理部2
00において各種画像処理が施される。図6は画像処理
部200の構成を示すブロック図である。まず、画像処
理部200へ送られてきたアナログ画像信号はA/D変
換器205において各画素ごとに10ビットのデジタル
信号に変換される。A/D変換器205は、タイミング
制御回路202から入力されるA/D変換用のクロック
に基づいて各画素信号(アナログ信号)を10ビットの
デジタル信号に変換する。
【0039】なお、タイミング制御回路202は、全体
制御部211の制御により、基準クロックやタイミング
ジェネレータ314およびA/D変換器205に対する
クロックを生成する。
【0040】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた画素信号(以下、「画素データ」という。)の黒レ
ベルを基準の黒レベルに補正するものである。また、W
B回路207は、R,G,Bの各色成分の画素データの
レベル変換を行うものであり、後工程のγ補正を考慮し
たホワイトバランスの調整を行う。ホワイトバランスの
調整は、全体制御部211からWB回路に入力されるレ
ベル変換テーブル(正確にはそのデータ)を用いて行わ
れ、レベル変換テーブルの各色成分の変換係数(特性の
傾き)は全体制御部211により撮影画像毎に設定され
る。
【0041】γ補正回路208は、画素データのγ特性
を補正するものである。γ補正回路208からの出力は
図5に示すように画像メモリ209に送られる。
【0042】画像メモリ209は、画像処理部200か
ら出力される画素データを記憶するメモリであり、1フ
レーム分の記憶容量を有している。すなわち、画像メモ
リ209は、CCD303がn行m列(n,mは自然
数)のマトリクス状に配列した画素を有している場合、
n×m画素分の画素データの記憶容量を有し、各画素デ
ータが対応する記憶領域(アドレス)に記憶されるよう
になっている。
【0043】VRAM210は、LCD10に再生表示
される画像データのバッファメモリである。VRAM2
10は、LCD10の画素数に対応した画像データの記
憶容量を有している。
【0044】このような構成により、撮影モードにおけ
る撮影待機状態においては、撮像部3により所定間隔毎
に撮像された画像の各画素データが画像処理部200に
より処理され、画像メモリ209に記憶されるとともに
全体制御部211を介してVRAM210に転送され、
LCD10に表示される(ライブビュー表示)。これに
より撮影者はLCD10に表示された画像により被写体
像を視認することができる。
【0045】また、再生モードにおいては、メモリカー
ドから読み出された画像に全体制御部211による所定
の信号処理が施された後、VRAM210に転送されて
LCD10に再生表示される。なお、LCD10におい
て画像を表示する際には、全体制御部211の制御によ
りバックライト16が点灯する。
【0046】次に、カメラ本体部2内のその他の構成に
ついて順に説明する。
【0047】カードI/F212は、カードスロット1
7に装填された各種の機能カードとの間で信号の受け渡
しを行うインタフェースである。具体的にはメモリカー
ド91の画像データの書込みおよび画像データの読出し
を行ったり、モデムカード92を介してデジタルカメラ
1の外部とデータ入出力を行う。
【0048】フラッシュ制御回路214は、前述のよう
に、内蔵フラッシュ5の発光を制御する回路である。フ
ラッシュ制御回路214は、全体制御部211の制御信
号に基づき内蔵フラッシュ5の発光の有無、発光量およ
び発光タイミング等を制御し、調光回路304から入力
される発光停止信号に基づき内蔵フラッシュ5の発光量
を制御する。
【0049】時計回路219は、撮影日時を管理するす
るための時計回路である。図示しない別の電源で駆動さ
れる。
【0050】また、カメラ本体部2内にはズームモータ
307およびAFモータ308を駆動するためのズーム
モータ駆動回路215およびAFモータ駆動回路216
が設けられる。これらの回路は、シャッタボタン8やそ
の他の上述した各種スイッチ、ボタンである操作部25
0の操作に応じて機能する。
【0051】例えば、シャッタボタン8は銀塩フィルム
を使用するカメラ(以下銀塩カメラと略称する)で採用
されているような半押し状態と押し込んだ状態とが検出
可能な2段階スイッチになっており、待機状態でシャッ
タボタン8を半押し状態にすると、測距センサ306か
らの測距情報によって距離情報が全体制御部211へと
入力される。そして、全体制御部211の指示によっ
て、AFモータ駆動回路216がAFモータ308を駆
動し、合焦位置へズームレンズ301を移動させる。
【0052】また、ボタン231,232が押される
と、これらのボタンからの信号が全体制御部211に送
られ、全体制御部211の指示によってズームモータ駆
動回路215がズームモータ307を駆動してズームレ
ンズを移動させ、ズーミングを行う。
【0053】以上、カメラ本体部2内の各構成について
説明したが、全体制御部211は周辺構成とのデータの
受け渡しやタイミング制御の他に様々な機能をソフトウ
ェア的に行うものとなっている。
【0054】例えば、全体制御部211は露出制御値
(シャッタスピード)を設定するための輝度判定機能と
シャッタスピード設定機能とを備えている。輝度判定機
能とは、撮影待機状態において、CCD303により1
/30秒毎に取り込まれ、画像メモリ209に記憶され
る画像を利用して被写体の明るさを判定するものであ
る。シャッタスピード設定機能とは、輝度判定による被
写体の明るさの判定結果に基づいてシャッタスピード
(CCD303の積分時間)を設定するものである。
【0055】また、全体制御部211は撮影画像の記録
処理を行うために、フィルタリング処理機能、記録画像
生成機能、さらには、再生画像生成機能を備えている。
【0056】フィルタリング処理機能とは、デジタルフ
ィルタにより記録すべき画像の高周波成分を補正して輪
郭に関する画質の補正を行うものである。
【0057】記録画像生成機能は、画像メモリ209か
ら画素データを読み出してメモリカードに記録すべきサ
ムネイル画像と圧縮画像とを生成する。具体的には、画
像メモリ209からラスタ走査方向に走査しつつ、横方
向と縦方向の両方向でそれぞれ8画素毎に画素データを
読み出し、順次、メモリカードに転送することで、サム
ネイル画像を生成しつつメモリカードに記録する。ま
た、メモリカードへの圧縮画像データの記録に際して画
像メモリ209から全画素データを読み出し、これらの
画素データに2次元DCT変換、ハフマン符号化等のJ
PEG方式による所定の圧縮処理を施してメモリカード
に記録する。
【0058】具体的な操作としては、撮影モードにおい
て、シャッタボタン8により撮影が指示されると、撮影
指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサムネ
イル画像と設定された圧縮率によりJPEG方式により
圧縮された圧縮画像とを生成し、撮影画像に関するタグ
情報(コマ番号、露出値、シャッタスピード、圧縮率、
撮影日、撮影時のフラッシュのオン/オフのデータ、シ
ーン情報、画像の判定結果等の情報)とともに両画像を
メモリカードに記憶する。なお、記録画像のデータ形式
については後述する。
【0059】また、再生画像生成機能はメモリカードに
記録された圧縮画像をデータ伸張して再生画像を生成す
る機能である。具体的な操作としては、モード設定スイ
ッチ14を再生モードに設定すると、メモリカード内の
コマ番号の最も大きな画像データが読み出されてデータ
伸張され、VRAM210に転送される。これにより、
LCD10にはコマ番号の最も大きな画像、すなわち直
近に撮影された画像が表示される。
【0060】なお、図5に示すように、デジタルカメラ
1はメモリカード91以外にモデムカード92などをカ
ード充填室17に装着して使用するために、以下に示す
ような各部の制御を全体制御部211が行う。通常、そ
のような制御を行うための制御プログラムは予め全体制
御部211内のフラッシュROMにインストールされて
いる。
【0061】図7はメモリカード91のデータ配列を示
す図である。このメモリカード91は、主に撮影画像デ
ータを記録する記録媒体として機能する。図7に示すよ
うに、メモリカード91にはデジタルカメラ1によって
記録された画像の各コマが順に配列して記憶される。ま
た、各コマはタグ情報TGとJpeg形式で圧縮された
高解像度画像データHD((1600×1200)画素)
とサムネイル表示用のサムネイル画像データSD(80
×60)画素)とが記録されている。また、1コマ分の
画像データの容量は約1MBとなっている。また、この
デジタルカメラでは音声カードを装着することによって
音声ファイルも記録可能となっている。そして、画像フ
ァイルのタグTGに音声ファイルへのリンク情報(記憶
領域の先頭アドレス)が記述され、そのリンク情報が示
すアドレス以降に音声ファイルSFが記憶されている。
【0062】図8はデジタルカメラ1に接続可能な通信
カードの例を示す図である。このデジタルカメラ1はメ
モリカード以外にモデムカード92やISDNカード9
3などの機能カードをカード充填室17に装着して使用
することができる。
【0063】モデムカード92は、電話回線に接続して
通信を行うためのものである。また、ISDNカード9
3は、ISDNに接続して通信を行うためのものであ
る。なお、これらの機能カード内には、ドライバソフト
を記憶するフラッシュROM920をそれぞれ備えてい
る。
【0064】<デジタルカメラ1の動作>以下では、デ
ジタルカメラ1の動作のうち、主に画像送信に関する動
作を説明する。この画像送信の動作は、全体制御部21
1Aにより自動的に実行される。なお、この画像送信以
外については、デジタルカメラの一般的な動作が行われ
る。
【0065】図9は、デジタルカメラ1の画像送信の概
略動作を説明するフローチャートである。
【0066】ステップS1では、モデムカード92を介
してデジタルカメラ1の外部に送信する撮影画像のコマ
が指定されているかを判定する。ここで、画像のコマが
指定されている場合には、ステップS3に進み、指定さ
れていない場合には、ステップS2に進む。
【0067】ステップS2では、ユーザにより送信する
画像のコマが指定される。この送信コマ指定の方法につ
いて、以下で具体的に説明する。
【0068】図10は、送信コマの指定を説明する図で
ある。
【0069】メニューキー226の押下によって、図1
0(a)に示す画面がLCD10に表示されるが、ここ
で、4連スイッチ230の操作により「送信コマ指定」
という項目を選択し、実行ボタン235を押下する。こ
れにより、LCD10の画面が図10(b)のように切替
わる。この画面では、メモリカード91に記録されてい
る画像のコマG1〜G6が表示され、この中から送信し
たいコマを4連スイッチ230を操作することにより太
枠カーソルCSを移動させ選択し、実行ボタン235を
押下することにより画像コマ群から所望の送信コマが選
択できる。なお、指定されたコマには、チェック印CK
が表示され、コマ番号が内蔵メモリ211aに記憶され
る。また、コマ指定が完了すると、メニューキー226
の押下により図10(a)に示すメニュー画面に復帰す
る。
【0070】図9に戻り、説明を続ける。
【0071】ステップS3では、送信設定が完了してい
るかを判定する。ここで、完了している場合には、ステ
ップS5に進み、完了してない場合には、ステップS4
に進む。
【0072】ステップS4では、ユーザにより送信設定
が行われる。この送信設定の方法について、以下で具体
的に説明する。
【0073】図11は、送信設定を説明する図である。
【0074】メニューキー226の押下によって、図1
1(a)に示すメニュー画面がLCD10に表示される。
ここで、4連スイッチ230を操作することよってカー
ソルSKを上下に移動させて「画像送信」を選択する。
そして、実行ボタン235が押下されることによって、
図11(b)に示す画面が表示された後、図11(c)に示
す画面が表示される。この画面における送信先などの情
報は、例えばメモリカード91に予め格納されている。
図11(c)に示す画面の内容でOKであれば、実行ボタ
ン235を押下する。これにょり、送信設定が完了する
こととなる。
【0075】図9に戻って説明する。
【0076】ステップS5では、画像送信の準備が完了
したかを判定する。具体的には、図12に示す画面にお
いて、「画像を内蔵メモリにコピーします」がカーソル
SKで指定される状態で、実行ボタン235が押下され
たかを判定する。ここで、準備が完了している場合に
は、ステップS6に進み、準備が完了していない場合に
は、ステップS1に戻る。
【0077】ステップS6では、送信画像を内蔵メモリ
211aにコピーする(後で詳述)。ここでは、複数の画
像のコマが指定されている場合には、これらを連続して
内蔵メモリ211aに転送されることとなる。
【0078】ステップS7では、カード充填室17に装
着されているメモリカード91からモデムカード92に
交換するようユーザに喚起する。具体的には、図12に
示す画面において、カーソルSKが「モデムカードに交
換して下さい」に移動して、交換が促されることとな
る。
【0079】ステップS8では、メモリカード91から
モデムカード92に交換されたかを判定する。すなわ
ち、ユーザによりモデムカード92に交換された後、実
行ボタン235が押下されたかを判定する。ここでは、
実行ボタン235が押下された時点で、カード充填室1
7にモデムカード92が適切に装着されていない場合に
は、LCD10において警告表示を行う。ここで、モデ
ムカード92に交換されている場合には、ステップS9
に進み、交換されていない場合には、ステップS7に戻
る。
【0080】ステップS9では、モデムカード92を介
して送信先の発呼、すなわち呼出しを行う。この動作
は、図12に示す画面において、カーソルSKにより
「ダイアル接続を実行します」が指定され、実行ボタン
235が押下されることにより実行される。
【0081】ステップS10では、送信先との接続が行
われたかを判定する。ここで、接続が正常に行われた場
合には、図12に示す画面において選択カーソルSKが
「ユーザ認証に成功しました」に移行し、ステップS1
1に進むこととなる。一方、接続が行われなかった場合
には、ステップS14に進む。
【0082】ステップS11では、モデムカード92を
介して内蔵メモリ221aに格納されている画像データ
を送信先に送信する(後で詳述)。
【0083】ステップS12では、通信の切断処理が行
われる。ここでは、図13に示す画面において、選択カ
ーソルSKにより「ダイアル接続を解除します」が指定
される。
【0084】ステップS13では、内蔵メモリ211a
内の画像データをクリアする。この画像データをクリア
する理由を以下で具体的に説明する。
【0085】図14は、内蔵メモリ211a内のメモリ
割当ての例を説明する図である。図14(a)は、通信時
の内蔵メモリ211aの割当て状態を示しており、図1
4(b)は、撮影時の内蔵メモリ211aの割当て状態を
示している。
【0086】図14(a)に示すように、通信時の内蔵メ
モリ211aには、プログラムメモリとして使用される
ためプログラムエリアPEが必要になるとともに、ステ
ップSS6で送信画像がコピーされる送信用のコピーエ
リアCEが割当てられる。一方、図14(b)に示すよう
に、撮影時の内蔵メモリ211aには、撮影画像のデー
タなどを処理するためプログラムエリアPEが通信時よ
り増加する。ここで、撮影時にも、送信用のコピーエリ
アCEを保持することとすれば、プログラムエリアPE
を確保できず必要な処理が不可能な状態に陥る。そこ
で、画像データの送信が完了すれば、内蔵メモリ211
aの送信用のコピーエリアCEの画像データを消去し、
内蔵メモリ211aのメモリ領域を十分に確保すること
で、撮影処理などを適切に実行できることとなる。
【0087】ステップS14では、送信先との接続が行
われずタイムアウトとなっいるかを判定する。ここで
は、例えば、最初の接続が失敗した後、さらに20秒ご
とに3回発呼を行い、これらの発呼が失敗した場合、す
なわち、60秒間に接続が成功しなかった場合に、タイ
ムアウトとみなされる。なお、接続が不良でも、この6
0秒間は、内蔵メモリ211aに格納された画像データ
をそのまま保持することとする。ここで、タイムアウ
ト、すなわち最初の発呼から60秒経過した場合には、
ステップS14に進み、タイムアウトに至っていない場
合には、ステップS9に戻って20秒ごとに発呼を繰り
返す。
【0088】ステップS15では、接続が異常のため、
LCD10においてエラー表示を行う。
【0089】ステップS16では、オートパワーオフ、
すなわちデジタルカメラ1の操作部250に対するユー
ザからの入力が所定時間、例えば3分間行われなかった
かを判定する。ここで、オートパワーオフが働く場合に
は、ステップS17に進み、オートパワーオフが働かな
い場合には、ステップS15に進む。
【0090】ステップS17では、LCD10、CCD
303に対する電源の供給を停止する。また、全体制御
部211がスリープ状態に移行することとなる。
【0091】ステップS18では、画像データが内蔵メ
モリ211aに格納されてから、オートパワーオフが作
動する所定時間が経過した場合に、ステップS13と同
様に、内蔵メモリ211a内の画像データをクリアす
る。
【0092】図15は、上記のステップS6に対応する
送信画像を内蔵メモリ211aにコピーする動作を説明
するフロ−チャートである。
【0093】ステップS21では、送信する画像のコマ
番号を読出す。これは、ステップS2において指定され
たコマ(図10(b)においてチェック印CKが付与され
ているコマ)の番号を、内蔵メモリ211aから読出す
こととなる。
【0094】ステップS22では、カード充填室17に
装着されているメモカード91から内蔵メモリ211a
に、指定されている画像の1コマ分をコピーする。
【0095】ステップS23では、指定された画像のコ
マが全て内蔵メモリ211aに転送されたかを判定す
る。ここで、全て転送されている場合には、ステップS
7に進み、転送されていない場合には、ステップS24
に進む。
【0096】ステップS24では、内蔵メモリ211a
の空容量があるかを判定する。これは、図14(a)に示
すように、画像データをコピーできるメモリ領域は、内
蔵メモリ211aの全メモリ領域からプログラムエリア
PEを除外した領域であり、順次に画像のコマをコピー
すれば、内蔵メモリ211aの空容量が不足する状態に
至る可能性があるため、空容量をチェックするためであ
る。
【0097】ステップS25では、次のコマの画像を指
定する。これにより、順番に画像のコマが内蔵メモリ2
11aにコピーされることとなる。
【0098】ステップS26では、内蔵メモリ211a
の空容量が不足する旨の表示をLCD10に行い、警告
する。これにより、誤って多量の画像データを送信指定
したことをユーザに喚起できる。
【0099】図16は、上記のステップS11に対応す
る画像送信の動作を説明するフロ−チャートである。
【0100】ここでは、図13に示す画面において、カ
ーソルSKが「メールで画像を送信します」を指定して
いる状態で、ユーザにより実行ボタン235が押下され
ることによって、本動作が開始される。
【0101】ステップS31では、メモリカード91か
ら内蔵メモリ211aにコピーされた画像データを読出
す。
【0102】ステップS32では、カード充填室17に
装着されているモデムカード92を介して1コマの画像
を送信する。
【0103】ステップS33では、内蔵メモリ211a
に格納された全ての画像のコマが送信されたかを判定す
る。ここで、全て送信された場合には、ステップS12
に進み、図13に示す画面においてカーソルSKが「画
像送信が完了しました」に移行される。一方、全て送信
されていない場合には、ステップS34に進む。
【0104】ステップS34では、次のコマの画像を指
定する。これにより、一度の接続について順番に画像の
コマのデータが送信されることとなる。
【0105】以上では、デジタルカメラ1の画像送信動
作の概要を説明したが、次に、具体例として、例えば2
コマの画像を送信する場合の動作を説明する。
【0106】図17は、画像送信動作を説明するタイム
チャートである。
【0107】まず、時間T1で1コマ目の画像を、時間
T2で2コマ目の画像をメモリカード91から内蔵メモ
リに連続してコピーする。そして、時間T3で内蔵メモ
リ211aに格納されている1コマ目の画像を読出し、
時間T4でモデムカード92を介して1コマ目の画像を
送信する。さらに、時間T5で内蔵メモリ211aに格
納されている2コマ目の画像を読出し、時間T6でモデ
ムカード92を介して2コマ目の画像を送信する。
【0108】この動作により、送信先との接続時間は、
時間T4+T5+T6となるが、2コマ目の画像の読出
しが、メモリカード91よりアクセススピードが速い内
蔵メモリ211aからのため、図19に示す従来例と比
べ接続時間が短縮されることなる。
【0109】図18は、デジタルカメラ1におけるモー
ド設定の動作を説明するフローチャートである。ここで
は、図9のフローチャートに示す画像送信モードから、
例えば撮影モードなどの他のモードに移行する場合を例
に挙げて説明する。
【0110】ステップS41では、モード変更されたか
を判定する。すなわち、モード設定スイッチ14が、プ
リファレンスモードから撮影モードに切替えられたかを
判定する。ここで、モード変更された場合には、ステッ
プS42に進む。
【0111】ステップS42では、内蔵メモリ211a
内にコピーされた画像データがあるかを判定する。ここ
で、画像データがある場合には、ステップS43に進
み、画像データがない場合には、モード設定を終了す
る。
【0112】ステップS43では、図9のフローチャー
ト示すステップS13と同様に、内蔵メモリ211a内
にコピーされた画像データをクリアする。
【0113】以上のデジタルカメラ1の動作により、メ
モリカードよりアクセススピードが速い内蔵メモリに画
像データをコピーし、画像送信時において内蔵メモリに
格納された画像データを読出して送信するため、内蔵メ
モリを有効活用し、送信先との接続時間の短縮などに寄
与できることとなる。
【0114】<変形例> ◎デジタルカメラの通信手段については、モデムカード
など着脱自在のものを使用するのは必須でなく、デジタ
ルカメラに内蔵されているモデムなどを使用しても良
い。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項3の発明によれば、記録媒体に記録される複数の画
像データを記録媒体よりアクセススピードの速い内蔵メ
モリに格納し、格納された複数の画像データをデジタル
カメラの外部の送信先に送信する。その結果、内蔵メモ
リを有効活用し、送信先との接続時間を短縮できる。
【0116】特に、請求項2の発明においては、内蔵メ
モリの空容量が不足する場合には警告するため、誤って
多くの画像を送信指定したことをユーザに喚起できる。
【0117】また、請求項3の発明においては、選択さ
れた複数の画像データが内蔵メモリに格納された後に送
信先の呼出しを行うため、画像データを選択しない状
態、すなわち空のデータを送信するのを防止できる。
【0118】また、請求項4の発明によれば、記録媒体
に記録される画像データを記録媒体よりアクセススピー
ドが速くプログラムメモリとして使用される内蔵メモリ
に格納し、格納された画像データをデジタルカメラの外
部に送信した後に、内蔵メモリに格納された画像データ
を消去する。その結果、内蔵メモリを有効活用しつつ、
画像送信後におけるプログラムの実行を適切に行える。
【0119】また、請求項5の発明によれば、記録媒体
に記録される画像データを記録媒体よりアクセススピー
ドが速い内蔵メモリに格納し、送信先との接続が不良で
ある場合には内蔵メモリに格納された画像データを保持
するため、送信先との再接続の際、内蔵メモリ内に格納
された画像データを有効利用でき、デジタルカメラの利
便性が向上する。
【0120】また、請求項6の発明によれば、記録媒体
に記録される画像データが記録媒体よりアクセススピー
ドの速い内蔵メモリに格納されてから所定時間が経過し
た後、内蔵メモリに格納された画像データを消去するた
め、例えばオートパワーオフが作動した時には内蔵メモ
リの画像データが自動的に消去され、デジタルカメラの
利便性が向上する。
【0121】また、請求項7の発明によれば、1の装着
部に装着された記録媒体に記録される画像データを内蔵
メモリに格納し、1の装着部に装着される通信手段を介
して内蔵メモリに格納された画像データをデジタルカメ
ラの外部に送信する。その結果、内蔵メモリを有効活用
することで、1の装着部を有効利用できる。
【0122】また、請求項8の発明によれば、記録媒体
に記録される画像データを、記録媒体よりアクセススピ
ードが速くプログラムメモリとして使用される内蔵メモ
リに格納し、送信モード以外のモードに切替えられる場
合には、内蔵メモリに格納された画像データを消去す
る。その結果、送信モード以外の撮影モードなどで内蔵
メモリを適切に有効活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るデジタルカメラ1の正
面図である。
【図2】デジタルカメラ1の背面図である。
【図3】デジタルカメラ1の側面図である。
【図4】デジタルカメラ1の底面図である。
【図5】デジタルカメラ1の内部構成を示すブロック図
である。
【図6】画像処理部200の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】メモリカード91のデータ配列を示す図であ
る。
【図8】デジタルカメラ1に接続可能な通信カードの例
を示す図である。
【図9】デジタルカメラ1の画像送信の概略動作を説明
するフローチャートである。
【図10】送信コマの指定を説明する図である。
【図11】送信設定を説明する図である。
【図12】画像送信に関する画面を示す図である。
【図13】画像送信に関する画面を示す図である。
【図14】内蔵メモリ211a内のメモリ割当ての例を
説明する図である。
【図15】送信画像を内蔵メモリ211aにコピーする
動作を説明するフロ−チャートである。
【図16】画像送信の動作を説明するフロ−チャートで
ある。
【図17】画像送信動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図18】デジタルカメラ1におけるモード設定の動作
を説明するフローチャートである。
【図19】従来例に係る画像送信動作を説明するタイム
チャートである。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 10 LCD 17 カード充填室 91 メモリカード 92 モデムカード 211a 内蔵メモリ(DRAM) 226 メニューキー 230 4連スイッチ 235 実行ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新川 勝仁 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AB15 AB22 AB66 AC02 AC03 AC15 AC18 AC32 AC42 AC69 AC73 AC74 AC78

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線を介して通信可能なデジタルカ
    メラであって、 (a)記録媒体よりアクセススピードが速い内蔵メモリ
    と、 (b)前記記録媒体に記録される複数の画像データを前記
    内蔵メモリに格納する格納手段と、 (c)前記内蔵メモリに格納された複数の画像データを前
    記通信回線を介して前記デジタルカメラの外部の送信先
    に送信する送信手段と、を備えることを特徴とするデジ
    タルカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 (d)前記複数の画像データを前記内蔵メモリに格納する
    際、前記内蔵メモリの空容量が不足する場合には警告す
    る警告手段、をさらに備えることを特徴とするデジタル
    カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のデジタ
    ルカメラにおいて、 (e)前記記録媒体に記録される画像データ群から前記複
    数の画像データを選択する選択手段、をさらに備え、 前記送信手段は、 (c-1)前記選択手段で選択された複数の画像データが前
    記内蔵メモリに格納された後に前記送信先の呼出しを行
    う手段、を有することを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】 通信回線を介して通信可能なデジタルカ
    メラであって、 (a)記録媒体よりアクセススピードが速く、プログラム
    メモリとして使用される内蔵メモリと、 (b)前記記録媒体に記録される画像データを前記内蔵メ
    モリに格納する格納手段と、 (c)前記内蔵メモリに格納された画像データを前記通信
    回線を介して前記デジタルカメラの外部に送信する送信
    手段と、 (d)前記送信手段により前記画像データが送信された後
    に、前記内蔵メモリに格納された画像データを消去する
    消去手段と、を備えることを特徴とするデジタルカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 通信回線を介して通信可能なデジタルカ
    メラであって、 (a)記録媒体よりアクセススピードが速い内蔵メモリ
    と、 (b)前記記録媒体に記録される画像データを前記内蔵メ
    モリに格納する格納手段と、 (c)前記内蔵メモリに格納された画像データを前記通信
    回線を介して前記デジタルカメラの外部の送信先に送信
    する送信手段と、 (d)前記送信手段において前記送信先との接続が不良で
    ある場合には、前記内蔵メモリに格納された前記画像デ
    ータを保持する保持手段と、を備えることを特徴とする
    デジタルカメラ。
  6. 【請求項6】 通信回線を介して通信可能なデジタルカ
    メラであって、 (a)記録媒体よりアクセススピードが速い内蔵メモリ
    と、 (b)前記記録媒体に記録される画像データを前記内蔵メ
    モリに格納する格納手段と、 (c)前記内蔵メモリに格納された画像データを前記通信
    回線を介して前記デジタルカメラの外部に送信する送信
    手段と、 (d)前記画像データが前記内蔵メモリに格納されてから
    所定時間が経過した後、前記内蔵メモリに格納された前
    記画像データを消去する消去手段と、を備えることを特
    徴とするデジタルカメラ。
  7. 【請求項7】 通信回線を介して通信可能なデジタルカ
    メラであって、 (a)記録媒体よりアクセススピードが速い内蔵メモリ
    と、 (b)前記記録媒体を着脱自在に装着可能であるととも
    に、通信手段を着脱自在に装着可能な1の装着部と、 (c)前記1の装着部に装着された前記記録媒体に記録さ
    れる画像データを前記内蔵メモリに格納する格納手段
    と、 (d)前記1の装着部に装着された前記通信手段を介し
    て、前記内蔵メモリに格納された画像データを前記通信
    回線を介して前記デジタルカメラの外部に送信する送信
    手段と、を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 【請求項8】 通信回線を介して通信可能なデジタルカ
    メラであって、 (a)記録媒体よりアクセススピードが速く、プログラム
    メモリとして使用される内蔵メモリと、 (b)前記記録媒体に記録される画像データを前記内蔵メ
    モリに格納する格納手段と、 (c)前記内蔵メモリに格納された前記画像データを前記
    通信回線を介して前記デジタルカメラの外部に送信する
    送信モードに設定する設定手段と、 (d)前記送信モード以外のモードに切替える場合には、
    前記内蔵メモリに格納された画像データを消去する消去
    手段と、を備えることを特徴とするデジタルカメラ。
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