JP2002207546A

JP2002207546A - 入力装置および入力方法

Info

Publication number: JP2002207546A
Application number: JP2001004113A
Authority: JP
Inventors: Noboru Kinoshita; 昇木下; Hiroyuki Nagase; 博之長瀬
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2001-01-11
Filing date: 2001-01-11
Publication date: 2002-07-26

Abstract

(57)【要約】【課題】画面に表示された選択肢画像から対応する座
標の入力によって選択入力を行う場合、操作者の選択行
為が意図したとおりに選択入力される入力装置および入
力方法を提供すること。【解決手段】本発明の選択入力装置および入力方法
は、コンピュータ等の制御装置１によって内容を任意に
変更できる表示画面を有する表示装置２および表示画面
上の特定の座標を選択指定できる入力装置３により構成
されている。この構成において、操作者の最初の座標入
力操作を契機として特定の選択肢が選択されたことを所
定の期間表示し、また最初の座標入力から任意の期間に
ついて入力を制限することによって意図しない誤操作を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータディ
スプレイ等の画面上に選択肢として表示された画像表示
領域を、表示画像に対応する座標を指定する入力操作に
よって、操作者の選択を特定する入力装置および入力方
法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】画面上に選択肢を表示し、選択肢に対応
する表示領域をマウスクリックすなわちマウスボタンの
押し離し操作で座標を指定して選択を指定する入力方法
は広く知られており、また近年は表示画面に重ねて配置
されたタッチパネルによって選択画像に対応するタッチ
パネル面に触れ、その座標を介して入力することも行わ
れている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
入力操作方法および装置においては、入力装置の操作に
不慣れな操作者の場合、例えばタッチパネルの操作にあ
たっては、タッチパネル面に触れたまま指を放さないた
めに意図しない入力が繰り返し発生する、タッチパネル
に触れたまま指を動かしたために接触位置が変わり意図
しない座標が指定される、また機械スイッチのように直
接的な操作感がないため入力装置が選択操作を受け付け
たことが分からずに２重に操作してしまう、などの誤操
作によって操作者の意図通りに選択処理が開始されにく
いという問題があった。

【０００４】これは入力装置としてマウスを用いる場合
にも同様で、マウスボタンを押さえたまま放さない、マ
ウスのボタンを押下する勢いでマウスを動かしてしま
う、などの誤操作によって上記と同様に操作者の意図通
りに選択処理が開始されにくいという問題があった。

【０００５】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、たとえ入力に不慣れな操作者であって
も誤操作を防止することができる選択入力方法および装
置を提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の入力装置および
入力方法は、操作者の入力指示を受け付ける入力領域を
生成する制御手段と、前記入力領域を表示する表示手段
と、前記表示された入力領域を指定する入力手段とを備
え、前記入力手段により前記入力領域に入力指示が入力
されたとき、前記制御手段が、前記指定された入力領域
を所定期間変更することを特徴とした構成を有してい
る。

【０００７】この構成により、操作者が選択を意図して
表示画面上の特定座標を指定した際に、指定された座標
に対応する表示領域が所定の期間変更されるので、操作
者が入力装置に自身の入力が入力されたことが認識で
き、誤操作を軽減し、操作者の意図する入力操作を行う
ことができることとなる。

【０００８】また、本発明の入力装置および入力方法
は、前記制御手段が、前記入力領域に入力指示が入力さ
れたとき、前記入力領域の色を所定期間変更することを
特徴とした構成を有している。この構成により、操作者
が入力したことを色の変化により確認できるので、誤操
作を軽減し、操作者の意図する入力操作を行うことがで
きることとなる。

【０００９】さらに、本発明の入力装置および入力方法
は、前記制御手段が、前記入力領域に入力指示が入力さ
れたとき、前記入力領域に対する入力を所定期間停止す
ることを特徴とした構成を有している。この構成によ
り、操作者が誤って２重に入力してもはじめの入力だけ
が有効となるので、操作者の意図する入力操作を行うこ
とができることとなる。

【００１０】また、本発明の入力装置および入力方法
は、前記制御手段が、前記入力領域を複数生成し、前記
入力手段が、前記複数の入力領域から一つの入力領域を
選択して指定することを特徴とした構成を有している。
この構成により、操作者が選択した選択領域を明確に確
認することができ、誤操作を軽減し、操作者の意図する
選択操作を行うことができることとなる。

【００１１】ここで、前記入力手段は、好ましくはマウ
スまたはタッチパネルからなり、さらに、タッチパッド
やライトペン等でも良い。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。

【００１３】本発明の入力装置のブロック図を図１に示
す。図１に示すように、本発明の入力装置は、制御装置
１、表示装置２および入力器３を備えている。

【００１４】制御装置１は、操作者の入力指示を入力さ
せる入力領域を生成し、表示装置２に表示させるととも
に、入力器３から入力指示を受け付けるものである。表
示装置２は、制御装置１に生成された入力領域を表示し
て、操作者の入力補助を行うものである。入力器３は、
操作者の指示を制御装置１に入力するものである。

【００１５】また、具体例として、図２にタッチパネル
を用いた本発明の実施の形態の入力装置を示す。

【００１６】図２において、制御装置１は、入力制御部
１１、制御部１２、表示制御部１３を有している。入力
制御部１１は、入力器３から入力・操作情報を入力し、
座標・操作情報を制御部１２に伝達し、制御部１２から
制御情報を受けるものである。制御部１２は、入力制御
部１１と座標・操作情報、制御情報をやりとりし、入力
領域や他の表示情報を生成し、表示制御部１３に生成し
た入力領域等を伝達するものである。ここでは、制御部
１２は入力領域２１、２２、２３を生成する。表示制御
部１３は、制御部１２から伝達された表示情報を表示装
置２に表示させるものである。

【００１７】表示装置２は、制御装置１に生成された表
示情報を表示するものであり、制御装置１に生成された
入力領域２１、２２、２３を表示する。

【００１８】入力器３は、タッチパネルからなり、操作
者の入力を入力された座標を用いて制御装置１に出力す
るものである。

【００１９】以上のように構成された入力装置について
その動作を説明する。

【００２０】まず、制御装置１の制御部１２によって入
力領域２１〜２３を生成し、表示制御部１３から出力
し、表示装置２に入力領域２１〜２３を表示して入力待
機状態とする。操作者は、表示された入力領域２１〜２
３より、選択を意図して例えば入力領域２２に対応する
タッチパネル３面に触れる。制御装置１は、タッチパネ
ル３より最初に画面に触れた座標を取得し、所定の期間
（例えば２５０ｍｓ）が経過するまで対応する領域の表
示を更新して、操作者にその選択肢が指定されたことを
知らしめるとともに、次に入力が必要となるまでの期間
タッチパネル３からの入力を禁止ないしは無視するなど
制限することによって、２重操作や指定位置がずれる等
の誤操作を防止し、選択操作の操作性を向上させること
ができる。

【００２１】なお、以上の説明では、選択された領域を
指定する入力装置としてタッチパネルで構成した例につ
いて説明したが、マウスやタッチパッドやライトペン、
またその他にカメラ画像から得た身振りなどによって指
定する場合についても同様の方法で実施可能である。

【００２２】またなお、以上の説明では、主として画面
上に複数表示された選択領域から一つの選択肢に絞って
指定する動作について説明しているが、その他に、単一
の選択領域を用いて操作者が意図する特定のタイミング
で選択入力を行う場合にも同様に実施可能である。

【００２３】なお、以上の説明では、選択肢の個数を説
明の都合上３としているが、これは操作者が座標の指定
に誤りを生じなければより多くのまたは少ない選択肢に
おいても実施可能である。

【００２４】以上のように本発明は、画面上に表示され
た選択肢を、表示画面に対応する座標の入力を介して特
定する選択操作において、操作者の最初の座標入力操作
に対応して表示を更新するとともに、その最初の操作以
後に所定の期間が経過するまでは入力操作を制限するこ
とによって操作性を向上させることができる。

【００２５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、操作者
が選択を意図して表示画面上の特定座標を指定した際
に、指定された座標に対応する表示領域を所定の期間変
更することにより、操作者が入力装置に自身の入力が入
力されたことが認識でき、誤操作を軽減し、操作者の意
図する入力操作を行うことができるというすぐれた効果
を有する入力装置および入力方法を提供することができ
るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の入力装置を示すブロック
図

【図２】本発明の実施の形態の入力装置を示す構成図

【符号の説明】

１制御装置１１入力制御部１２制御部１３表示制御部２表示装置２１、２２、２３入力領域３入力器

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続きＦターム(参考） 5B068 AA01 AA22 CD06 DE04 DE12 5B087 AB14 AC01 BB23 CC26 DD03 DD10 DE03 DJ09 5C082 AA01 AA21 AA22 AA24 BA02 BA12 BA34 BA35 CA03 CA12 CA54 CA82 CB05 DA87 MM09 MM10 5E501 AA02 AC37 BA02 CA03 CB07 CB09 EB05 FA43 FB28 FB43

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】操作者の入力指示を受け付ける入力領域
を生成する制御手段と、前記入力領域を表示する表示手段と、前記表示された入力領域を指定する入力手段とを備え、前記入力手段により前記入力領域に入力指示が入力され
たとき、前記制御手段が、前記指定された入力領域を所
定期間変更することを特徴とする入力装置。
【請求項２】前記制御手段が、前記入力領域に入力指
示が入力されたとき、前記入力領域の色を所定期間変更
することを特徴とする請求項１記載の入力装置。
【請求項３】前記制御手段が、前記入力領域に入力指
示が入力されたとき、前記入力領域に対する入力を所定
期間停止することを特徴とする請求項１または２記載の
入力装置。
【請求項４】前記制御手段が、前記入力領域を複数生
成し、前記入力手段が、前記複数の入力領域から一つの入力領
域を選択して指定することを特徴とする請求項１から３
のいずれか１項に記載の入力装置。
【請求項５】前記入力手段が、マウスであることを特
徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載の入力装
置。
【請求項６】前記入力手段が、タッチパネルであるこ
とを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に記載の入
力装置。
【請求項７】操作者の入力指示を受け付ける入力領域
を生成する入力領域生成ステップと、前記入力領域を表示する表示ステップと、前記表示された入力領域を指定する入力ステップと、前記入力領域に入力指示が入力されたとき、所定の期間
前記入力領域を変更する入力領域変更ステップとを備え
たことを特徴とする入力方法。
【請求項８】前記入力領域変更ステップが、前記入力
領域に入力指示が入力されたとき、前記入力領域の色を
所定期間変更することを特徴とする請求項７記載の入力
方法。
【請求項９】前記入力領域変更ステップが、前記入力
領域に入力指示が入力されたとき、前記入力領域に対す
る入力を所定期間停止することを特徴とする請求項７ま
たは８記載の入力方法。
【請求項１０】前記入力領域生成ステップが、前記入
力領域を複数生成し、前記入力ステップが、前記複数の入力領域から一つの入
力領域を選択して指定することを特徴とする請求項７か
ら９のいずれか１項に記載の入力方法。