JP2002206549A - シール装置 - Google Patents

シール装置

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JP2002206549A
JP2002206549A JP2000404972A JP2000404972A JP2002206549A JP 2002206549 A JP2002206549 A JP 2002206549A JP 2000404972 A JP2000404972 A JP 2000404972A JP 2000404972 A JP2000404972 A JP 2000404972A JP 2002206549 A JP2002206549 A JP 2002206549A
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JP
Japan
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seal
fixed
seal case
shaft
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000404972A
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English (en)
Inventor
Sakae Yuki
栄 結城
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KYORITSU PACKING KK
Original Assignee
KYORITSU PACKING KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジアル方向および軸方向の位置ずれがあっ
ても確実な密封状態が得られるシール装置を提供する。 【解決手段】 シールケース3の内径端部と軸4外周と
の間に形成される隙間gを密封するゴム製のシール装置
1であって、軸4に固定される環状の固定部6と、固定
部6から左右に向かって延びる腕部7と、腕部7の先端
から径方向外向きにシールケース3の左右両側面に向か
って傾斜して延びてシールケース3の左右側面に接触す
る一対のシールリップ8,8とを有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばベアリン
グ部にダストや水等の浸入を防止するシール装置に関
し、特にシールリップがハウジングに固定されるシール
ケースの側面に軸方向に接触するシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のベアリング部のシール装
置としては、ベアリングの側面を覆うように配置される
シールケースを有している。シールケースはハウジング
内周に固定され、内径端部と軸外周との間に所定の隙間
が形成されている。この隙間をシールして完全に密封す
るためのシール装置としては、たとえば、シールケース
の内径端部にシールリップを固定し、このシールリップ
を軸に対してラジアル方向に接触させるものが知られて
いる。しかし、シール装置を正確に心出ししないとシー
ルリップの接触状態が不均一となってしまう。これに対
して、軸側にシール装置を固定し、シールリップをシー
ルケース側面に軸方向に接触させることが考えられる。
このようにすれば、シール装置と軸との間に多少の心ず
れがあっても、シールリップは均一な接触状態を保つこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の軸方向接
触タイプのシール装置は、シールケースの片側の側面に
接触しているだけなので、シール装置とシールケースの
軸方向位置によって接触圧が変化し、軸方向にずれると
シール不良になってしまう。
【0004】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、ラ
ジアル方向および軸方向の位置ずれがあっても確実な密
封状態が得られるシール装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、ハウジングに固定されるシール
ケースの内径端部と、前記ハウジングに対して相対回転
自在に支持される軸外周との間に形成される隙間を密封
するゴム製のシール装置であって、前記軸に固定される
環状の固定部と、該固定部から左右に向かって延びる腕
部と、該腕部の先端から径方向外向きにシールケースの
左右両側面に向かって傾斜して延びてシールケースの左
右側面に接触する一対のシールリップと、を有すること
を特徴とする。
【0006】前記固定部を軸に固定した際に、軸との接
触によって前記固定部が径方向外向きに押し上げられ、
この押圧力によって腕部を介してシールリップの付け根
部が径方向外向きに押し上げられ、シールリップの先端
部がシールケース側に傾いてシールケースとの接触面圧
を得る構成としたことを特徴とする。
【0007】前記固定部外周には、シールケース内端部
との干渉を逃がす凹部が設けられ、凹部を隔てて両側が
厚肉構成となっていることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
シール装置を示している。図において、1はゴム製のシ
ール装置全体を示すもので、ハウジング2に固定される
シールケース3の内径端部と、前記ハウジング2に対し
て相対回転自在に支持される軸4外周との間に形成され
る隙間gを密封するものである。軸4はハウジング2内
周にベアリング5を介して回転自在に支持されるもの
で、シールケース3は、軸4とハウジング2内周間の環
状空間に、ベアリング5の側面を覆うように配設されて
いる。シールケース3は、円筒状のハウジング2内周面
に固定される固定筒部31と、この固定筒部31の反ベ
アリング側の端部から半径方向内方に向かってワッシャ
状に延びる内向きのケースフランジ部32とを備えてい
る。
【0009】シール装置1は、断面略W字、あるいはス
ペード形状のゴム部材で、軸4に固定される環状の固定
部6と、固定部6から左右に向かって延びる腕部7,7
と、腕部7,7の先端から径方向外向きにシールケース
3のケースフランジ左右両側面に向かって傾斜して延び
る一対のシールリップ8,8と、を備えている。
【0010】固定部6は断面略矩形状で、シールケース
3のケースフランジ部32と対向する位置に配設され
る。固定部6外周には、シールケース3のケースフラン
ジ部32内端との干渉を逃がす凹部61が設けられ、凹
部61を隔てて両側が肉厚の厚肉部62,62となって
いる。腕部7,7は略薄肉筒形状で、固定部6の両側面
の上端部から左右に張り出しており、この腕部7,7の
左右両端から径方向外向きに屈曲してシールリップ8,
8が延びている。
【0011】図中左側のシールリップ8は、右側に所定
角度傾斜してリップ先端8Aがケースフランジ部32の
左側側面に摺動自在に接触し、図中右側のシールリップ
8は左側に傾斜してリップ先端8Aがケースフランジ部
32の右側側面に摺動自在に接触し、両シールリップ
8,8によってシールケース3のケースフランジ部32
が挟み込むように構成されている。シールリップ8,8
は所定の接触圧を得るために、所定量の食い込み代が見
込まれており、この食い込み代によって軸方向位置のず
れを吸収する。
【0012】この実施の形態では、固定部6を軸4外周
に固定した際に、軸2との接触によって固定部6が径方
向外向きに押し上げられ、この押圧力によって腕部7,
7を介してシールリップ8,8の付け根部が径方向外向
きに押し上げられ、湾曲したシールリップ8,8の先端
部がシールケース3のケースフランジ部32側に傾いて
接触面圧を得る構成となっている。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ールリップによってシールケースが両側から挟み込むよ
うに接触するので、シールリップとシールケース間に軸
方向に相対的な位置ずれがあっても、確実にシールする
ことができる。
【0014】また、前記固定部を軸に固定した際に、軸
との接触によって前記固定部を径方向外向きに押し上
げ、この押圧力によって腕部を介してシールリップの付
け根部が径方向外向きに押し上げ、シールリップの先端
部をシールケース側に傾けてシールケースとの接触面圧
を得る構成とすれば、より確実にシールすることができ
る。
【0015】また、固定部外周に、シールケース内端部
との干渉を逃がす凹部を設けておけば、シールケース内
端部との接触による破損などを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の形態に係るシール装置を
示すもので、同図(A)は使用状態の要部断面図、同図
(B)はシール装置の自由状態の形態例を示す要部断面
図である。
【符号の説明】
1 シール装置 2 ハウジング 3 シールケース 31 固定筒部 32 ケースフランジ部 4 軸 5 ベアリング 6 固定部 61 凹部 62 厚肉部 7 腕部 8 シールリップ 8A リップ先端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに固定されるシールケースの内
    径端部と、前記ハウジングに対して相対回転自在に支持
    される軸外周との間に形成される隙間を密封するゴム製
    のシール装置であって、 前記軸に固定される環状の固定部と、該固定部から左右
    に向かって延びる腕部と、該腕部の先端から径方向外向
    きにシールケースの左右両側面に向かって傾斜して延び
    てシールケースの左右側面に接触する一対のシールリッ
    プと、を有することを特徴とするシール装置。
  2. 【請求項2】前記固定部を軸に固定した際に、軸との接
    触によって前記固定部が径方向外向きに押し上げられ、
    この押圧力によって腕部を介してシールリップの付け根
    部が径方向外向きに押し上げられ、シールリップの先端
    部がシールケース側に傾いてシールケースとの接触面圧
    を得る構成としたことを特徴とする請求項1に記載のシ
    ール装置。
  3. 【請求項3】前記固定部外周には、シールケース内端部
    との干渉を逃がす凹部が設けられ、凹部を隔てて両側が
    厚肉構成となっている請求項1または2に記載のシール
    装置。
JP2000404972A 2000-12-28 2000-12-28 シール装置 Pending JP2002206549A (ja)

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