JP2002205006A - 自動車内外板部の塗装方法 - Google Patents

自動車内外板部の塗装方法

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JP2002205006A
JP2002205006A JP2001004774A JP2001004774A JP2002205006A JP 2002205006 A JP2002205006 A JP 2002205006A JP 2001004774 A JP2001004774 A JP 2001004774A JP 2001004774 A JP2001004774 A JP 2001004774A JP 2002205006 A JP2002205006 A JP 2002205006A
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white
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coating
base coat
coating material
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JP2001004774A
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Toshiharu Morita
年春 森田
Teruyuki Sawahara
輝行 沢原
Yoshiro Takeda
芳郎 武田
Mitsuru Muramoto
満 村本
Nobumitsu Oi
与三 大井
Michiaki Morita
道明 森田
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Honda Motor Co Ltd
Kansai Paint Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の内板部に、外板部と比べて色調に差
異が殆どなく、しかも色スケのないホワイト系複層塗膜
を形成する方法を提供すること。 【解決手段】 自動車の内外板部に電着塗料(A)を塗
装した後、外板部に中塗り塗料(B)、チタン白顔料及
びアルミニウムフレークにより塗膜のL値が85以上に
なるように調整された白色系ベースコート塗料(C)、
酸化チタン被覆りん片状雲母粉末を含有するホワイトパ
ール調又はシルバーパール調のベースコート塗料(D)
及びクリヤコート塗料(E)を塗装してホワイト系複層
塗膜を形成せしめ、他方、内板部には、電着塗料(A)
の塗面に、L値が白色ベースコート塗料(C)の塗膜と
近似し、かつ白黒隠蔽膜厚が30μm以下である白色塗
料(F)をあらかじめ塗装し、ついで上記の白色系ベー
スコート塗料(C)、パール調のベースコート塗料
(D)及びクリヤコート塗料(E)を順次塗装せしめる
ことを特徴とする自動車内外板部の塗装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の内板部及び
外板部の塗装方法に関し、特に、ドアステップなどの内
板部に、外板部と比べて色調に差異が殆どなく、しかも
色スケのないホワイト系複層塗膜を形成する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術とその課題】自動車外板部に、電着塗料、
中塗り塗料、白色ベースコート塗料、ホワイトパール調
又はシルバーパール調のベースコート塗料及びクリヤコ
ート塗料を塗装してホワイト系複層塗膜を形成せしめる
ことは公知である(特開平8−164358号公報)。
そして、その内板部の塗装方法として、例えば、電着塗
面に、中塗り塗装を省略し、白色ベースコート塗料、パ
ール調ベースコート塗料及びクリヤコート塗料を順次塗
装することが行われている。
【0003】しかしながら、内板部の塗装において白色
ベースコート塗料がその隠蔽膜厚よりも薄く塗装される
ことがあり、その結果、白色ベースコート塗膜を透して
電着塗膜がスケて見え、しかも平滑性が十分でないとい
う問題が生ずる。
【0004】本発明の目的は、自動車の内外板部に白色
ベースコート塗料、パール調ベースコート塗料及びクリ
ヤコート塗料を塗装してホワイト系複層塗膜を形成せし
めるにあたり、特に内板部における色スケを防止し、し
かも平滑性が改良された自動車の内外板部の塗装方法を
提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
の結果、今回、内板部の電着塗面に、中塗り塗装を省略
し、白色ベースコート塗膜のL値と近似し、かつ白黒隠
蔽膜厚が30μm以下である特定の「白色塗料」を塗装
してから、白色系ベースコート塗膜、パール調ベースコ
ート塗膜及びクリヤコート塗膜を形成せしめることによ
って、上記の問題を解消することができることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0006】かくして、本発明によれば、自動車の内外
板部に電着塗料(A)を塗装した後、外板部に中塗り塗
料(B)、チタン白顔料及びアルミニウムフレークによ
り塗膜のL値が85以上になるように調整された白色系
ベースコート塗料(C)、酸化チタン被覆りん片状雲母
粉末を含有するホワイトパール調又はシルバーパール調
のベースコート塗料(D)及びクリヤコート塗料
(E)を順次塗装してホワイト系複層塗膜を形成せし
め、他方、内板部には、電着塗料(A)の塗面に、L値
が白色ベースコート塗料(C)の塗膜と近似し、かつ白
黒隠蔽膜厚が30μm以下である白色塗料(F)をあら
かじめ塗装し、ついで上記の白色系ベースコート塗料
(C)、パール調のベースコート塗料(D)及びクリヤ
コート塗料(E)を塗装せしめることを特徴とする自動
車内外板部の塗装方法が提供される。
【0007】以下、本発明の塗装方法についてさらに詳
細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の方法が対象としている被
塗物は、乗用車や軽自動車などの自動車車体の内板部及
び外板部であって、電着塗装が可能な導電性の金属製基
材が好適に使用できる。該基材は、電着塗装に先立っ
て、脱脂やりん酸亜鉛処理などをあらかじめ行っておく
ことが好ましい。外板部としては主に、パネルルーフ、
パネルフーへ、フェンダー、ドアー、パネルトランクリ
ッドなどの外側部分があげられ、また、内板部としては
主に、ドアステップ、パネルフードの内側、パネルトラ
ンクリッドの内側などがあげれる。
【0009】電着塗料(A)は、自動車の内板部及び外
板部の両方に塗装され、アニオン型電着塗料及びカチオ
ン型電着塗料のいずれでも使用できるが、通常、防食性
などがすぐれているカチオン型電着塗料を用いることが
好ましい。
【0010】カチオン型電着塗料としては、それ自体既
知のもの、例えば、カチオン性高分子化合物の水溶液又
は分散液に、必要に応じて、架橋剤、各種顔料、その他
の添加剤を配合してなる既知のものを使用することがで
きる。カチオン性高分子化合物としては、例えば、水酸
基などの架橋性官能基を有するアクリル樹脂やエポキシ
樹脂にアミノ基を導入したものがあげられ、これを有機
酸や無機酸などで中和して水溶化又は水分散化せしめる
ことによってカチオン性高分子化合物の水溶液又は分散
液が得られる。架橋剤としてはブロックポリイソシアネ
ート化合物や脂環式エポキシ化合物を使用することがで
きる。
【0011】自動車の内外板部へのカチオン型電着塗料
の塗装は、例えば、カチオン電着塗料浴(固形分含有率
10〜35重量%が好適)に被塗物としての自動車車体
を陰極として浸漬し、通常の条件で通電することによっ
て行うことができ、その膜厚は硬化塗膜で10〜40μ
mの範囲内が好ましく、水洗後、約130〜約200
℃、好ましくは約150〜約180℃で10〜40分間
程度加熱することにより塗膜を硬化させることができ
る。外板部への中塗り塗料(B)の塗装は、実質的に未
硬化の電着塗膜に対して行うこともできるが、一般に
は、硬化した電着塗膜面に行うことが好ましい。
【0012】中塗り塗料(B)としては、例えば、樹脂
成分及び溶剤を主成分とし、必要に応じて、着色顔料、
体質顔料、その他の塗料用添加剤などを配合してなる水
性又は有機溶剤型の塗料を使用することができ、複層塗
膜の平滑性、鮮映性、光沢などを向上させるために使用
される。
【0013】樹脂成分としては熱硬化性樹脂組成物が好
ましく、具体的には、水酸基などの架橋性官能基を有す
るアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂など
の基体樹脂に、メラミン樹脂やブロックポリイソシアネ
ート化合物などの架橋剤を加えてなるものがあげられ、
溶剤としては有機溶剤や水などを使用することができ
る。
【0014】中塗り塗料(B)は、電着塗膜面に、静電
塗装、エアレススプレー、エアスプレーなどを使用し
て、硬化塗膜で膜厚が10〜50μmになるように塗装
することが好ましい。この塗膜自体は約120〜約17
0℃、好ましくは約130〜約160℃で10〜40分
間程度加熱することにより硬化しうるが、つぎの白色系
ベースコート塗料(C)は硬化又は未硬化のいずれかの
中塗り塗膜面に塗装することができる。
【0015】白色系ベースコート塗料(C)は、チタン
白顔料及びアルミニウムフレークにより塗膜のL値が8
5以上になるように調整された白色系塗膜を形成する水
性又は有機溶剤型の塗料であって、樹脂成分、チタン白
顔料及びアルミニウムフレーク及び溶剤(水又は有機溶
剤)を主成分とし、必要に応じて、着色顔料、体質顔
料、その他の塗料用添加剤などを配合してなるものであ
る。
【0016】樹脂成分としては熱硬化性樹脂組成物が好
ましく、具体的には、水酸基などの架橋性官能基を有す
るアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウ
レタン樹脂などの基体樹脂に、メラミン樹脂やブロック
ポリイソシアネート化合物などの架橋剤を加えてなる組
成物があげられ、また、溶剤としては有機溶剤や水など
が使用できる。
【0017】チタン白顔料は、二酸化チタンを主成分と
する白色顔料であり、一般に、その平均粒径が0.2〜
0.35μm、特に0.25〜0.3μmの範囲内にあ
るものが好ましい。また、アルミニウムフレークはりん
片状の金属アルミニウムであって、通常、その厚さが
0.1〜1μm、特に0.2〜0.5μmの範囲内にあ
り、そして粒径が1〜20μmの範囲内で且つ及び平均
粒径が10μm以下であるものが好ましい。
【0018】白色系ベースコート塗料(C)は、このよ
うなチタン白顔料及びアルミニウムフレークの配合量を
調節して、単独被膜の状態でその着色度合いがL値で8
5以上、好ましくは90以上になるようにする。L値は
塗膜の明度のことであり、L値0は真っ黒、L値100
は真っ白を意味し、85以上は灰色気味の白色乃至真っ
白であって、90以上になると殆ど真っ白である。本発
明では、スガ試験機社製、商品名、「スガSM−5カラ
ーコンピュータ」を使用してL値を測定した。
【0019】L値が85以上の白色系塗膜を得るため
に、一般に、チタン白顔料100重量部あたり、アルミ
ニウムフレークを0.1〜5重量部、特に0.3〜2重
量部の比率で混合し、かつこれらの両顔料の合計量が、
樹脂固形分100重量部あたり40〜250重量部、特
に60〜130重量部の範囲内になるような割合で配合
することが好ましい。チタン白顔料及びアルミニウムフ
レークの両顔料をかかる範囲内の量で含有させることに
よって、灰色気味の白色乃至真っ白の塗膜が形成され、
キラキラとした光輝感は認められず、しかも下地隠蔽性
がすぐれた白色系塗膜をけいせいすることができる。
【0020】このような白色系ベースコート塗料(C)
の塗膜面に、後記のホワイトパール調又はシルバーパー
ル調のベースコート塗料(D)の塗膜を形成させると、
高白度の真珠光沢感のすぐれた複層塗膜が得られる。
【0021】白色系ベースコート塗料(C)は、外板部
に塗装した中塗り塗料(B)の架橋硬化せしめた又は実
質的に未硬化の塗面に、静電塗装、エアレススプレー、
エアスプレーなどを使用して、硬化塗膜で膜厚が5〜2
0μmになるように塗装することが好ましい。この塗膜
自体は約120〜約170℃、好ましくは約130〜約
160℃で10〜40分間程度加熱することによって硬
化しうるが、本発明では、硬化又はまたは未硬化のいず
れかの塗面に対してホワイトパール調又はシルバーパー
ル調のベースコート塗料(D)を塗装することができ
る。
【0022】ホワイトパール調又はシルバーパール調の
ベースコート塗料(D)としては、例えば、樹脂成分、
酸化チタン被覆りん片状雲母粉末及び溶剤を主成分と
し、必要に応じて、着色顔料、体質顔料、その他の塗料
用添加剤などを配合してなる水性又は溶剤型の塗料を使
用することができる。
【0023】樹脂成分としては熱硬化性樹脂組成物が好
ましく、具体的には、水酸基などの架橋性官能基を有す
るアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウ
レタン樹脂などの基体樹脂に、メラミン樹脂やブロック
ポリイソシアネート化合物などの架橋剤を加えてなるも
のがあげられ、溶剤としては有機溶剤や水などを使用す
ることができる。
【0024】酸化チタン被覆りん片状雲母粉末は、一般
にホワイトマイカ又はシルバーマイカと称されているも
のであって、干渉マイカとは区別される。具体的には、
りん片状雲母粉末の表面を酸化チタンで被覆したもので
あり、一般に、その最大直径が5〜60μm、特に5〜
25μm範囲内にあり、且つ厚さが0.25〜1.5μ
m、特に0.5〜1μmの範囲内にあるものが好まし
い。また、ベースコート塗料(D)の塗膜をホワイトパ
ール調又はシルバーパール調に仕上げるために、通常、
酸化チタンの被覆厚さは、光学的厚さを基準にして90
〜160nm、そして幾何学的厚さを基準にして40〜
70nmの範囲内に調整することが好ましい。
【0025】酸化チタン被覆りん片状雲母粉末の配合量
は、通常、樹脂成分の固形分100重量部あたり、3〜
20重量部、特に5〜12重量部の範囲内が適してい
る。
【0026】ベースコート塗料(D)には、さらに必要
に応じて、銀メッキガラスフレーク、チタンコートグラ
ファイト、金属チタンフレーク、板状酸化鉄、フタロシ
アニンフレークなどを適宜配合することができる。
【0027】ホワイトパール調又はシルバーパール調の
ベースコート塗料(D)は、外板部に塗装した白色系ベ
ースコート塗料(C)の硬化又は実質的に未硬化の塗面
に、静電塗装、エアレススプレー、エアスプレーなどを
使用して、硬化塗膜で膜厚が5〜20μmの範囲内にな
るように塗装することが好ましい。この塗膜は約120
〜約170℃、好ましくは約130〜約160℃で10
〜40分間程度加熱することにより硬化しうるが、本発
明では、硬化又は実質的に未硬化の塗面につぎのクリヤ
コート塗料(E)を塗装することができる。
【0028】クリヤコート塗料(E)は、無色透明又は
有色透明の塗膜を形成する塗料であって、例えば、樹脂
成分及び溶剤を主成分とし、必要に応じて、塗膜の透明
感を損なわない程度に、着色顔料、体質顔料、その他の
塗料用添加剤などを配合してなる塗料を使用することが
できる。
【0029】樹脂成分としては熱硬化性樹脂組成物が好
ましく、具体的には、水酸基などの架橋性官能基を有す
るアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウ
レタン樹脂などの基体樹脂に、メラミン樹脂やブロック
ポリイソシアネート化合物などの架橋剤を加えてなるも
のがあげられ、また、溶剤としては有機溶剤や水などを
使用することができる。
【0030】クリヤコート塗料(E)は、外板部に塗装
したベースコート塗料(D)の硬化もしくは実質的に未
硬化の塗面に、静電塗装、エアレススプレー、エアスプ
レーなどを使用して、硬化塗膜で膜厚が10〜100μ
mになるように塗装することが好ましい。この塗膜自体
は約120〜約170℃、好ましくは約130〜約16
0℃で10〜40分間程度加熱することによって硬化さ
せることができる。
【0031】外板部に塗装した白色系ベースコート塗料
(C)、ベースコート塗料(D)及びクリヤコート塗料
(E)からなる複層塗膜は、3コート1ベーク方式に従
い、約120〜約170℃、好ましくは約130〜約1
60℃で10〜40分間程度加熱して、3層からなる複
層塗膜を同時に硬化させることができる。
【0032】本発明の方法では、自動車車体の外板部の
電着塗膜面に、上記のように、中塗り塗料(B)、白色
ベースコート塗料(C)、ベースコート塗料(D)及び
クリヤコート塗料(E)を塗装してホワイト系複層塗膜
を形成せしめてから、内板部の電着塗膜面に、その外板
部に塗装に使用した白色ベースコート塗料(C)の塗膜
のL値と近似し、かつ白黒隠蔽膜厚が30μm以下であ
る白色塗料(F)を塗装し、ついでその塗面に、白色系
ベースコート塗料(C)、パール調ベースコート塗料
(D)及びクリヤコート塗料(E)を順に塗装するもの
であり、これにより、内板部に、外板部との色調の差異
が殆どなく、しかも色スケがない複層塗膜を形成するこ
とを可能にしたものである。
【0033】白色塗料(F)の単独塗膜の状態でのL値
は、前記塗装工程で外板部の塗装に使用された白色ベー
スコート塗膜(C)と近似し、例えば該塗膜(C)のL
値よりも1〜10、特に1〜5程度低いことが好まし
い。また、白色塗料(F)はその白黒隠蔽膜厚が30μ
m以下、特に15〜23μmの範囲内にあることが適し
ている。「白黒隠蔽膜厚」とは、塗料を白黒の格子模様
が印刷してある被塗面に塗装し、その塗膜を透して格子
模様が目視できない最小の膜厚(硬化塗膜)のことであ
る。
【0034】かかる特性値を有する白色塗料(F)は、
例えば、樹脂成分、着色顔料及び溶剤を主成分とし、必
要に応じて、体質顔料、その他の塗料用添加剤などを配
合してなる塗料であり、特に着色顔料として、白色系ベ
ースコート塗料(C)について説明したものと同様のチ
タン白顔料及びアルミニウムフレークを使用することに
よって、そのL値を上記範囲に容易に調整することがで
きる。具体的には、アルミニウムフレークはチタン白顔
料100重量部あたり0.2〜3重量部の範囲内で使用
するのが適しており、また、チタン白顔料及びアルミニ
ウムフレークは、合計で、樹脂100重量部あたり90
〜200重量部の範囲で使用するのが好ましい。樹脂成
分としては熱硬化性樹脂組成物が好ましく、具体的に
は、水酸基などの架橋性官能基を有するアクリル樹脂、
ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などの
基体樹脂に、メラミン樹脂やブロックポリイソシアネー
ト化合物などの架橋剤を加えてなるものがあげられ、ま
た、溶剤としては有機溶剤や水などを使用することがさ
れる。
【0035】白色塗料(F)は、内板部の硬化又は実質
的に未硬化の電着塗膜面に、、エアレススプレー、エア
スプレー、静電塗装などにより塗装される。その塗装膜
厚は硬化塗膜で、例えば3〜25μm程度が好ましい。
この塗膜自体は約120〜約170℃、好ましくは約1
30〜約160℃で10〜40分間程度加熱することに
よって硬化させることができる。
【0036】本発明では、内板部の電着塗膜面に白色塗
料(F)を塗装し、ついでその塗面に、白色ベースコー
ト塗料(C)、パール調ベースコート塗料(D)及びク
リヤコート塗料(E)を順次塗装することにより、複層
塗膜を形成せしめることができる。これらの白色ベース
コート塗料(C)、パール調ベースコート塗料(D)及
びクリヤコート塗料(E)としては、上記の外板部の塗
装で説明したものを同様に使用することができる。
【0037】具体的には、白色塗料(F)をエアレスス
プレー、エアスプレー、静電塗装などにより、硬化塗膜
で膜厚が3〜25μmの範囲内になるように電着塗面に
塗装し、この塗膜を硬化させてから又は実質的に未硬化
の状態で、この塗面に白色ベースコート塗料(C)をエ
アレススプレー、エアスプレー、静電塗装などにより、
硬化塗膜で膜厚が5〜20μmの範囲内になるように塗
装し、この塗膜を硬化させてから又は実質的に未硬化の
状態で、パール調ベースコート塗料(D)をエアレスス
プレー、エアスプレー、静電塗装などにより、硬化塗膜
で膜厚が5〜20μmの範囲内になるように塗装し、こ
の塗膜を硬化させてから又は実質的に未硬化の状態で、
この塗面に、クリヤコート塗料(E)をエアレススプレ
ー、エアスプレー、静電塗装などを使用して、硬化塗膜
で膜厚が10〜100μmの範囲内になるように塗装す
ることが好ましい。内板部に、かかる塗装により形成さ
れる複層塗膜は、約120〜約170℃、好ましくは約
130〜約160℃で10〜40分間程度加熱して複層
塗膜を同時に硬化させることができる。本発明では、特
に、白色塗料(F)、ベースコート塗料(C)、ベース
コート塗料(D)及びクリヤコート塗料(E)を4コー
ト1ベーク方式で形成させることが好ましい。
【0038】
【発明の効果】本発明に従い、自動車の内外板部に電着
塗料(A)を塗装した後、外板部に中塗り塗料(B)、
白色系ベースコート塗料(C)、パール調ベースコート
塗料(D)及びクリヤコート塗料(E)を塗装してホワ
イト系複層塗膜を形成せしめ、そして内板部には、電着
塗料(A)の塗面に、白色塗料(F)をあらかじめ塗装
してから、白色系ベースコート塗料(C)、パール調の
ベースコート塗料(D)及びクリヤコート塗料(E)を
塗装せしめることにより、特に、ドアステップなどの内
板部に、外板部と比べて色調に差異が殆どなく、しかも
色スケがない複層塗膜を形成することが可能になる。
【0039】
【実施例】以下、本発明の方法を実施例及び比較例によ
りさらに具体的に説明する。なお、部及び%はいずれも
重量基準であり、膜厚は硬化塗膜についてのものであ
る。
【0040】1.試料の調製 1)電着塗料(A) 「エレクロン9400HB」(関西ペイント社製、商品
名、エポキシ樹脂ポリアミン系カチオン樹脂に硬化剤と
してブロックポリイソシアネート化合物を配合したも
の) 2)中塗り塗料(B) 「ルーガベーク中塗りグレー」(関西ペイント社製、商
品名、ポリエステル樹脂・メラミン樹脂系、有機溶剤
型) 3)白色系ベースコート塗料(C) a):水酸基含有アクリル樹脂(注1)70部(固形
分)、ブチルエーテル化メラミン樹脂30部(固形
分)、チタン白顔料(注2)100部及びアルミニウム
フレーク(注3)0.8部を有機溶剤中で混合分散して
なる塗料。白黒隠蔽膜厚は35μmで、単独塗膜(膜
厚)のL値は92である。
【0041】(注1)水酸基含有アクリル樹脂:水酸基
価110、数平均分子量25000。
【0042】(注2)チタン白顔料:ルチル型酸化チタ
ン顔料、粒径0.25〜0.30μm。
【0043】(注3)アルミニウムフレーク:東洋アル
ミニウム製、ノンリーフィングアルミニウムペースト、
厚さ0.2〜0.5μm、平均粒径10μm以下。
【0044】b):水酸基含有アクリル樹脂(注1)7
0部(固形分)、ブチルエーテル化メラミン樹脂30部
(固形分)及びチタン白顔料(注2)100部、アルミ
ニウムフレーク(注3)0.5部を有機溶剤中で混合分
散してなる塗料。白黒隠蔽膜厚は40μm、単独塗膜
(膜厚)のL値は94である。
【0045】4)パール調ベースコート塗料(D) a)水酸基含有アクリル樹脂(注4)70部(固形
分)、メチル・ブチル混合エーテル化メラミン樹脂30
部(固形分)及び酸化チタン被覆りん片状雲母顔料(注
5)10部を有機溶剤中で混合分散してなる塗料。
【0046】(注4)水酸基含有アクリル樹脂:水酸基
価100、数平均分子量20000。
【0047】(注5)酸化チタン被覆りん片状雲母顔
料:最大直径10〜20μm、厚さ0.5〜1μm、酸
化チタンの光学的厚さ約140nm、幾何学的厚さ約6
0nm、商品名「オリオジン103R」、メルク社製。
【0048】5)クリヤコート塗料(E) 「ルーガベーククリヤー」関西ペイント社製、商品名、
アクリル樹脂・メラミン樹脂系、有機溶剤型。
【0049】5)白色塗料(F) a)水酸基含有アクリル樹脂(注1)70部(固形
分)、ブチルエーテル化メラミン樹脂30部(固形
分)、チタン白顔料(注2)100部、アルミニウムフ
レーク(注3)1.5部及びXエロー(注6)0.1を
有機溶剤中で混合分散してなる塗料。白黒隠蔽膜厚は2
0μmで、単独塗膜(膜厚)のL値は88である。 ムペースト、厚さ0.2〜0.5μm、平均粒径10μ
m以下。
【0050】(注6)Xエロー:黄色顔料。
【0051】b)水酸基含有アクリル樹脂(注1)70
部(固形分)、ブチルエーテル化メラミン樹脂30部
(固形分)、チタン白顔料(注2)100部、アルミニ
ウムフレーク(注3)1.3部及びXエロー(注6)
0.1を有機溶剤中で混合分散してなる塗料。白黒隠蔽
膜厚は22μm、単独塗膜(膜厚)のL値は89であ
る。
【0052】2.実施例及び比較例 実施例 1 脱脂及びりん酸亜鉛で表面処理した鋼板(JISG31
41、大きさ400×300×0.8mm)の全面にカ
チオン電着塗料を常法により膜厚20μmになるように
塗装し、170℃で20分間加熱して硬化させて電着塗
膜を形成した。
【0053】この塗面の上半分(外板部を想定)の電着
塗面に、中塗り塗料「ル−ガベ−ク中塗りグレー」を膜
厚20μmになるように塗装し、140℃で30分間加
熱して硬化させて中塗り塗膜を形成した。ついで、この
中塗り塗面に白色系ベースコートa)を膜厚10μmに
なるように塗装し、室温で3分間放置してから、この未
硬化塗面にパール系塗料a)を膜厚10μmになるよう
に塗装し、室温で3分間放置してから、この未硬化塗面
にクリヤ塗料「ル−ガベーククリヤー」を膜厚30μm
になるように塗装し、室温で3分間放置した後、140
℃で30分間加熱して、白色系ベースコート塗膜
(C)、パール調ベースコート塗膜(D)及びクリヤコ
ート塗膜(E)からなる3層塗膜を同時に硬化せしめ
た。
【0054】ついで、下半分(内板部を想定)の電着塗
面に、白色塗料(F)a)を膜厚が10μmになるよう
に塗装し、室温で3分間放置してから、その部分に白色
系ベースコートa)を膜厚10μmになるように塗装
し、室温で3分間放置してから、この未硬化塗面にパー
ル系塗料a)を膜厚10μmになるように塗装し、室温
で3分間放置してから、この未硬化塗面にクリヤ塗料
「ルーガベーククリヤー」を膜厚30μmになるように
塗装し、室温で3分間放置した後、140℃で30分間
加熱して、これらの4層塗膜を同時に硬化せしめた。下
半分に塗装した部分の複層塗膜は、色スケがなく、かつ
平滑性も良好であり、しかも上半分の複層塗膜と比べ色
調の差異は殆ど認められなかった。
【0055】実施例 2 脱脂及びりん酸亜鉛で表面処理した鋼板(JISG31
41、大きさ400×300×0.8mm)にカチオン
電着塗料を常法により膜厚20μmになるように塗装
し、170℃で20分間加熱して硬化させて電着塗膜を
形成した。
【0056】この塗面の上半分(外板部を想定)の電着
塗面に、中塗り塗料「ルーガベーク中塗りグレー」を膜
厚20μmになるように塗装し、140℃で30分間加
熱して硬化させて中塗り塗膜を形成した。ついで、この
中塗り塗面に白色系ベースコートb)を膜厚10μmに
なるように塗装し、室温で3分間放置してから、この未
硬化塗面にパール系塗料a)を膜厚10μmになるよう
に塗装し、室温で3分間放置してから、この未硬化塗面
にクリヤ塗料「ルーガベーククリヤー」を膜厚30μm
になるように塗装し、室温で3分間放置した後、140
℃で30分間加熱して、白色系ベースコート塗膜
(C)、パール調ベースコート塗膜(D)及びクリヤコ
ート塗膜(E)からなる3層塗膜を同時に硬化せしめ
た。
【0057】ついで、下半分(内板部を想定)の電着塗
面に、白色塗料(F)b)を膜厚が10μmになるよう
に塗装し、室温で3分間放置してから、その部分に白色
系ベースコートa)を膜厚10μmになるように塗装
し、室温で3分間放置してから、この未硬化塗面にパー
ル系塗料a)を膜厚10μmになるように塗装し、室温
で3分間放置してから、この未硬化塗面にクリヤ塗料
「ルーガベーククリヤー」を膜厚30μmになるように
塗装し、室温で3分間放置した後、140℃で30分間
加熱して、これらの4層塗膜を同時に硬化せしめた。下
半分に塗装した部分の複層塗膜は、色スケがなく、かつ
平滑性も良好であった。
【0058】比較例 1 実施例1における白色塗料(F)a)の塗装を省略した
以外は、すべて実施例1に準じて処理を行った結果、下
半分に塗装した部分の複層塗膜は、色スケが認められ、
かつ平滑性も不十分であった。
【0059】比較例 2 実施例2における補修用白色塗料(F)b)の塗装を省
略した以外は、すべて実施例1に準じて処理を行った結
果、下半分に塗装した部分の複層塗膜は、色スケが認め
られ、かつ平滑性も不十分であった。
フロントページの続き (72)発明者 沢原 輝行 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地の1 本 田技研工業株式会社内 (72)発明者 武田 芳郎 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地の1 本 田技研工業株式会社内 (72)発明者 村本 満 栃木県鹿沼市さつき町7番3 関西ペイン ト株式会社内 (72)発明者 大井 与三 栃木県鹿沼市さつき町7番3 関西ペイン ト株式会社内 (72)発明者 森田 道明 栃木県鹿沼市さつき町7番3 関西ペイン ト株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AE19 CB15 DA06 DB02 DC12 EA43 EC11 EC23

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の内外板部に電着塗料(A)を塗
    装した後、外板部に中塗り塗料(B)、チタン白顔料及
    びアルミニウムフレークにより塗膜のL値が85以上に
    なるように調整された白色系ベースコート塗料(C)、
    酸化チタン被覆りん片状雲母粉末を含有するホワイトパ
    ール調又はシルバーパール調のベースコート塗料(D)
    及びクリヤコート塗料(E)を塗装してホワイト系複層
    塗膜を形成せしめ、他方、内板部には、電着塗料(A)
    の塗面に、L値が白色ベースコート塗料(C)の塗膜と
    近似し、かつ白黒隠蔽膜厚が30μm以下である白色塗
    料(F)をあらかじめ塗装し、ついで上記の白色系ベー
    スコート塗料(C)、パール調のベースコート塗料
    (D)及びクリヤコート塗料(E)を順次塗装せしめる
    ことを特徴とする自動車内外板部の塗装方法。
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