JP2002204928A - 光触媒担持脱臭シート及び空気浄化用フィルター - Google Patents

光触媒担持脱臭シート及び空気浄化用フィルター

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JP2002204928A
JP2002204928A JP2001005255A JP2001005255A JP2002204928A JP 2002204928 A JP2002204928 A JP 2002204928A JP 2001005255 A JP2001005255 A JP 2001005255A JP 2001005255 A JP2001005255 A JP 2001005255A JP 2002204928 A JP2002204928 A JP 2002204928A
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deodorizing
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Masayuki Imagawa
真之 今川
Shinichi Minemura
慎一 峯村
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】脱臭性能が優れていると共に、通気抵抗が低く
かつ加工性に優れた脱臭シートを提供する。 【解決手段】一方の面が、比重0.7以上1.7以下の
支持繊維に富んでいると同時に、他方の面が比重1.8
g/cc以上2.1g/cc以下の活性炭層に富んでい
る、活性炭と支持繊維から成る活性炭含有シートにおい
て、支持繊維が富む面に光触媒が担持され、活性炭に富
む面に通気性シートを積層させた脱臭シート。活性炭含
有シートを製造する時、支持繊維と活性炭の比重差を利
用して、シートの片面に活性炭の緻密な層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する医術分野】本発明は、主にガス中の悪臭
を吸着・分解するために用いる脱臭シート及び空気浄化
用フィルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、活性炭は安価且つ通気性が良
好な上にエアロゾルや溶液中の溶質に対して強力な吸着
能力を示すため気体や液体の浄化或いは脱臭等を目的に
一般的に利用されている。しかし、その吸着容量には限
界が有り、加熱等の手段で脱着させる吸着能力再生処理
を行わない限り一定期間の使用後には交換が必要になる
という短所がある。
【0003】酸化チタン、酸化亜鉛等の光触媒は、特定
波長の光を照射する事により強力な酸化作用が発生する
事から、ガス中の悪臭原因物質を分解する脱臭等の目的
に一般的に利用されている。光触媒には半永久的に脱臭
能力を保つ事が出来るという長所があるが、脱臭速度が
遅く即効性に欠けるという欠点がある。その原因の一つ
として、光触媒は触媒表面に存在する悪臭原因物質のみ
酸化分解するが、活性炭と比較して吸着能力が弱いため
悪臭原因物質が触媒表面に供給されにくい事が挙げられ
る。
【0004】前記の活性炭と光触媒のそれぞれに関する
短所を解消する有効な手段として、それらを併用する事
が挙げられる。その場合、活性炭が一旦吸着した悪臭原
因物質の内吸脱着平衡により脱着するものを光触媒が分
解していく事により活性炭の吸着能力が再生する、或い
は活性炭の吸着能力により光触媒の表面にも悪臭物質が
効率良く供給され酸化分解反応がスムーズに進行する、
といった活性炭と光触媒のそれぞれの長所を生かし、短
所を補い合う事が出来、結果的に長寿命かつ高い脱臭性
能を持つ脱臭材を得る事が試みられている。
【0005】前記の様な脱臭効果を期待して光触媒・活
性炭含有シートを作製し、その表面に対し特定波長の光
を照射し光触媒効果を発現させる方法が種々試みられて
おり、家庭用や業務用、或いは車室内用等の空気清浄用
途に応用されている。その際、光触媒・活性炭含有シー
トを平面状で使用する他に、ハニカム加工やプリーツ加
工を施す事により濾材面積を増加させて使用する事が多
い。
【0006】しかし、光触媒・活性炭含有シートにハニ
カム加工を施して作製した空気浄化用フィルタについて
は、通気抵抗が非常に低いという長所はあるが、フィル
ター表面と光照射の方向が平行であることから、フィル
ターに対し光を照射しても照射面の開口部のごく近傍に
存在する少量の光触媒にしか光が到達せず、結果的にフ
ィルター全体としての光触媒の効果が非常に小さくなる
という短所がある。光がより内部まで到達しやすい様に
ハニカムのセルピッチを大きくするとフィルターの表面
積が大きく低下し、脱臭性能が低下する。それに対し、
光触媒・活性炭含有シートを平面状或いはプリーツ加工
や波型加工を施してその面に対して光を照射して用いる
場合、照射した光がフィルター表面により入射し易くフ
ィルター全体としての光触媒効果が大きい。この場合に
は一般的に空気浄化用フィルタの開口部に対し直交方向
に通風する。
【0007】前記の様に平面状のまま或いはプリーツ加
工や波型加工して空気浄化用フィルタの素材として用い
るのに適した活性炭・光触媒含有シートを得る方法とし
て、例えば特開平10−235154等において、光触
媒と活性炭を支持繊維とを混合してからシート状に成形
する方法やゾルゲル法等を用いて光触媒を活性炭表面に
直接担持した物をシート状に成形する方法もある。しか
しこれらの方法で得られるシートにおいては光触媒がシ
ート全体に分散して存在しており、光が到達しないシー
トの内部や照射面と照射面と逆の面に存在する光触媒は
光触媒効果を発現しない。つまり、この方法では光触媒
の量に対し、発現する光触媒効果が小さいという問題点
がある。
【0008】この問題点を解決するためには、まず活性
炭を支持繊維と共にシート状に成形して活性炭含有シー
トを作製し、その表面に対しバインダーと光触媒とを混
合して塗布する方法が適している。この場合シート表面
に光触媒が偏在しているため、その面に光を照射すると
大部分の光触媒が有効に作用する。つまりこの方法を用
いた際は、光触媒の量に対し発現する光触媒効果が大き
くなる。しかし、その様な光触媒・活性炭含有フィルタ
ーを得るために光触媒をバインダー等と用いて直接活性
炭含有シートの表面に担持すると、通気抵抗が光触媒塗
布前のシートと比較して大きく上昇するという問題があ
る、これは担持物が活性炭と支持繊維の間の空隙に侵入
している事が原因であると考えられる。この欠点を解決
するため、特開平7−24256において、繊維を接着
性繊維と共に湿式抄紙法によりシート状に成形してこれ
を光触媒担持予定層とし活性炭含有シートと貼り合わ
せ、更に光触媒担持予定層の上に光触媒を担持する事が
提案されている。この場合、直接活性炭含有シートに光
触媒を担持する場合と比較して約20%通気抵抗が低下
したという結果が記載されている。これは担持した光触
媒が主に光触媒担持予定層の繊維上に存在しており、繊
維間の空隙が保たれているためであると考えられる。
【0009】しかしこの場合、光触媒担持予定層と活性
炭含有シートを貼り合わせるために接着剤を使用する
と、接着剤層の存在により通気抵抗が高くなるという問
題がある。接着剤を用いずにニードルパンチ法の様な交
絡法を用いると、光触媒を担持する際に交絡により生じ
た空隙に光触媒が入り込み所期の目的である通気抵抗低
下の効果が小さくなったり、高風速条件下でシートがは
がれ落ちる恐れがあるという問題がある。また、その他
に光触媒担持予定層を作製し活性炭含有シートに接着す
るという2つの工程が加わり、製造工程が煩雑になり製
造コストが増加するという問題もある。
【0010】このように、光触媒を活性炭含有シートに
担持した脱臭用のフィルター素材であり、悪臭物質の吸
着・分解性能が優れ、通気抵抗が低くかつ少ない工程数
で製造出来る脱臭シートは得られていないのが現状であ
った。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、脱臭性能が
優れていると共に、通気抵抗が低くかつ少ない工程数で
製造する事が出来る脱臭シート及びその脱臭シートを使
用した空気浄化用フィルターを提供することにある。
【0012】即ち、活性炭含有シートに光触媒を塗布す
る際、通気抵抗上昇防止のために用いる光触媒担持予定
層と活性炭含有シートの間に、別途接着層を設けると通
気抵抗が上昇し同時に製造工程が増加するという問題点
を解消する事が本発明の課題である。
【0013】本発明者らは、上記課題を解決するため
に、繊維による活性炭の保持構造及びその形成に関して
種々検討した結果、一方の面が支持繊維に富み、もう一
方の面が活性炭層に富む活性炭含有シートを得、更に支
持繊維層に富んだ面に光触媒を担持する事で、通気抵抗
が低くかつより少ない製造工程で得られる脱臭シートが
得られる事を見出した。
【0014】本発明者らは上記の知見を基に更に重ねて
検討した結果、本発明に到達したものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、比重
1.8g/cc以上2.1g/cc以下の活性炭と比重
が0.7以上、1.7以下である支持繊維から成る活性
炭含有シートが、一方の面が支持繊維に富んでいると同
時に他方の面が活性炭層に富んでおり、かつ支持繊維が
富む面に光触媒が担持され、かつ活性炭に富む面に通気
性シートが積層されている事を特徴とする脱臭シートを
提供するものである。
【0016】本発明の脱臭シートの好ましい実施態様は
前記支持繊維の比重が0.8以上1.7以下である事で
ある。
【0017】本発明の脱臭シートの好ましい実施態様は
前記光触媒の含有量が10g/m2以上60g/m2以下
である事である。
【0018】本発明の脱臭シートの好ましい実施態様は
前記活性炭含有シートの活性炭含有量が活性炭30〜8
0重量%である事である。
【0019】本発明の脱臭シートの好ましい実施態様は
活性炭が富む面に通気性シートを積層して構成されてい
る事である。
【0020】本発明の脱臭シートの好ましい実施態様は
前記脱臭シートに対し、光触媒以外の化学吸着剤が担持
されている事である。
【0021】本発明の脱臭シートの好ましい実施態様は
上記通気性シートがエレクトレット不織布である事であ
る。
【0022】本発明の空気浄化用フィルターの好ましい
実施態様は上記脱臭シートがプリーツ状又は波状に成型
されてなる事である。
【0023】本発明の空気浄化用フィルターの好ましい
実施態様は上記フィルターの厚みが10mm以上、40
0mm以下、山頂点間隔が2mm以上、30mm以下で
ある事である。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の脱臭シートは、活性炭と
支持繊維及び接着性繊維から成る活性炭含有シートと光
触媒から構成されており、且つ、活性炭含有シートが活
性炭に富む面と支持繊維に富む面を持ち、支持繊維が富
む面上に光触媒が担持されている事が必要である。活性
炭含有シートの支持繊維に富む面上に光触媒を担持する
事で、通気抵抗が低く抑えられるためである。
【0025】本発明の脱臭シートに含まれる活性炭含有
シートは、予め活性炭、支持繊維、接着性繊維を水中に
分散させスラリー状とし、これを長網式等の方法によっ
て水分を除去し湿潤ウェッブをつくり、その後プレスロ
ーラーで軽く絞る方法、或いは吸引後に回転乾燥ドラム
にて接触乾燥する方法で製造できる。この際、活性炭と
支持繊維の比重の差からスラリー中で活性炭と支持繊維
の分布が生じ、その結果最終的に出来る活性炭含有シー
トにおいて一方の面は活性炭が富み、もう一方の面に支
持繊維が富む構造が出来る。スラリー中に高分子系、無
機系の分散剤や凝集剤を適量添加して歩留まりを向上さ
せることもできる。
【0026】本発明で用いられる活性炭の種類は、特に
限定されるものではなく、比重1.8g/cc以上2.
1g/cc以下であればよく、例えば粒子状、粉末状、
繊維状のいずれでも好適に用いられる。また活性炭の材
質は粒子状や粉末状活性炭の場合はヤシガラ系、木質
系、石炭系等、また繊維状活性炭の場合はセルロース
系、フェノール樹脂系、ピッチ系のいずれもが好適に用
いられる。
【0027】本発明で用いられる支持繊維の比重は、
0.8以上、1.7以下であることが好ましい。比重が
0.8未満の場合には、スラリー中の支持繊維と活性炭
との分離が過度になり、得られた活性炭含有シートに支
持繊維の緻密な層が形成され、通気抵抗が高くなる。ま
た、支持繊維による活性炭の固持が不十分となり、活性
炭の脱落が大きくなる。比重が1.7をこえる場合に
は、活性炭(比重約1.8)との比重差が小さいため、
支持繊維と活性炭がそれぞれ偏在せず、本来の目的を達
成できない。
【0028】本発明で用いられる支持繊維の材質は、上
記の比重の条件を満たしていれば特に限定されるもので
はなく、例えば、ポリエステル、ポリアクリロニトリ
ル、ポリアミド、ポリオレフィン等の合成繊維の他、リ
ンター、木綿、麻、木材パルプ、レーヨン等が用いられ
る。なかでも木材パルプ、レーヨン、ポリエステル、ポ
リオレフィン、ポリアミドが好適に用いられる。なお、
繊維形状は同心円形でも異形断面でもよい。また倦縮の
かかった繊維も使用できる。
【0029】本発明で用いられる活性炭含有シートは、
接着性繊維を有することが好ましい。 接着性繊維は、
水膨潤性繊維や熱溶融性繊維等、混抄時の接着成分とな
るものであればよく、例えば、ポリビニルアルコール繊
維、ポリエチレン繊維やポリプロピレン−ポリエチレ
ン、ポリエステル複合繊維、ポリアミド複合繊維等が好
適に用いられる。また、これらの繊維はシースコア構造
やサイドバイサイド構造を持つものでも、倦縮のかかっ
たものでもよい。
【0030】本発明で用いられる光触媒の種類は、光の
照射によってその触媒反応を促進させるものであって、
特に限定されることはない。例えば、酸化亜鉛、三酸化
タングステン、酸化チタン、酸化セリウムなどの金属酸
化物が好適に用いられ、これらの中でも、酸化チタン
は、構造安定性、光触媒としての能力、取り扱い上の安
全性などを考慮した場合、特に好ましい。酸化チタンと
しては、従来汎用の酸化チタンの他、含水酸化チタン、
メタチタン酸、オルソチタン酸、水酸化チタンと呼称さ
れているチタン酸化物または水酸化物を全て含む。酸化
チタンの製造方法としては、加水分解法、中和法、焼成
法などが挙げられ、何れの製法によって得られた酸化チ
タンでも用いることができる。酸化チタンの結晶構造は
アナターゼ型、ルチル型、ブルッカイト型のいずれでも
使用可能である。
【0031】また、上記の光触媒に白金、金、パラジウ
ム、ロジウム、ルテニウムなどの金属、酸化ルテニウ
ム、酸化ニッケルなどの金属酸化物を担持させることに
よって、光触媒の機能を一層高めることも可能である。
これらは光触媒の表面に担持してもよいし、脱臭シート
中に混合してもよい。なお、光触媒への金属、金属酸化
物の担持は、含浸法、イオン交換法、光電析法、混練法
などの従来公知の技術によって行われる。また、担体や
バインダーが光触媒により直接接触して酸化分解を受け
て劣化する事を防止する目的で、例えば特許29459
26号の様にセラミックスやシリカ、アパタイト等の、
光触媒として不活性かつ光触媒によって分解されにくい
無機物で上記の光触媒の表面を一部被覆する事も可能で
ある。
【0032】本発明の脱臭シートは、活性炭含有シート
の支持繊維に富む面に対し光触媒を担持する事により製
造する事が出来る。光触媒の担持方法としてはスプレー
法、パイロゾル法、CVD法の様な吹き付け法やディップ
法、スピンコーティング法、ロールコーティング法等の
塗布法があるが、グラビアロール等を用いたロールコー
ティング法が最も好適に用いられる。この場合は、予め
酸化チタン、バインダーを水等に分散させてスラリー状
とし、これをグラビアロール等を用いて活性炭含有シー
トの支持繊維に富む面に対して担持する。その後、乾燥
ドラムにて接触乾燥する等の乾燥工程を経て目的の脱臭
シートを製造する事が出来る。
【0033】上記の様な方法で本発明に光触媒を活性炭
含有シートに担持する際に用いられるバインダーは、特
に限定されるものではなく、メラミン樹脂、エポキシ樹
脂、フッ素系樹脂、フェノール樹脂、アルギン酸ナトリ
ウム、ポリビニルアルコール、シリカゾル、水ガラス、
ポリシロキサン等が好適に用いられる。
【0034】本発明の脱臭シートに用いられる光触媒の
担持量は5g/m2以上70g/m2以下、好ましくは1
0g/m2以上60g/m2以下である。担持量が5g/
2未満の場合は発現する光触媒効果が小さく、光照射
による脱臭能力向上が確認出来ない。担持量が70g/
2を越える場合は、光触媒を担持する際、支持繊維の
間隙まで担持物が入り込み脱臭シートの通気抵抗が急上
昇する。
【0035】本発明の脱臭シートに含まれる活性炭含有
シートは、活性炭を20重量%以上、80重量%以下
で、好ましくは30重量%以上、80重量%以下であ
る。20重量%未満の場合には、良好な吸着性能が得ら
れず、80重量%を越える場合には脱臭シートの強度が
低下する。
【0036】本発明の活性炭含有シートの光触媒担持面
とは逆の面に通気性シートを積層することもできる。こ
こでいう通気性シートの種類は不織布状、織物状、ニッ
ト状等形態は特に問わない。材質は木材パルプ、レーヨ
ン、アセテート、ポリエステル、ポリアクリロニトリ
ル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
クラール等及びそれらの混合物が好適に用いられる。
【0037】本発明の脱臭シートは、極性物質の吸着性
能を向上することを目的として、光触媒以外の化学吸着
剤も担持する事が出来る。化学吸着剤としては、アルデ
ヒド系ガスやNOx等の窒素化合物ガス、SOx等の硫
黄化合物ガス、酢酸等の極性物質に対しては、例えばエ
タノールアミン、ポリエチレンイミン、アニリン、アニ
シジン等のアミン系薬剤や水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、リン酸グアニジン、炭酸カリウム、炭酸水素カ
リウム等が好適に用いられ、アンモニア、メチルアミ
ン、トリメチルアミン、ピリジン等の塩基性の極性物質
に対しては、例えば、リン酸、クエン酸、リンゴ酸、ア
スコルビン酸等が好適に用いられる。なお、化学吸着剤
添着は、例えば、粒状活性炭に薬品を吸着させたり、表
面にコートする等の方法を用いて行う。また、活性炭に
直接化学吸着剤を添着する以外に、活性炭含有シート或
いは脱臭シート表面付近に通常のコーティング法等で添
着加工する方法や活性炭含有シート或いは脱臭シート全
体に含浸添着することも可能である。
【0038】前記通気性シートとして、特に、永久帯電
されたいわゆるエレクトレット化されたシートを積層す
れば、タバコ煙粒子、カーボン粒子、海塩粒子をはじめ
とするサブミクロン粒子に対する除去効果も増大するこ
とができる。かかるエレクトレット化されたシートを得
る方法としては、エレクトレット化が可能な原料からな
る繊維を不織布に成形してコロナ荷電処理を施したり、
エレクトレット化されたフィルムを割繊繊維化して不織
布に成形するフィルムスプリット法等公知の方法を使用
する事が出来る。
【0039】本発明の脱臭シートと前記通気性シートと
の積層方法は特に限定せず、単純に重ね合わせる方法、
また少量の接着剤の塗布或いは熱融着性を利用した接着
法、例えば、接着繊維を被接着体に吹きかける方法、接
着性シートをシート間に挿入し接着する方法や、超音波
により融着させ接着する方法、或いは、ニードルパンチ
や水流交絡法の様な方法で交絡する方法が好ましい用い
られる。
【0040】本発明の脱臭シートの使用方法については
特に限定しないが、本発明の空気浄化用フィルターは、
上記脱臭シートをプリーツ状や波状に成型してなる事が
好ましい。
【0041】本発明の空気浄化用フィルターの厚みは、
10〜400mmが好ましい。カーエアコン内部装着を
はじめとする車載用途や家庭用空気清浄機であれば、通
常の内部スペースの関係から10〜60mm程度、ビル
空調用途へよく設置される大型のフィルターユニットで
あれば40〜400mm程度が収納スペースから考える
と好ましい。
【0042】本発明の空気浄化用フィルターのひだ山頂
点間隔は2〜30mmが好ましい。2mm以下ではひだ
山間が密着しすぎでデッドスペースが多く、効率的にシ
ートを活用出来なくなる。一方、30mm以上ではシー
ト展開面積が小さくなるためフィルター厚みに応じた除
去効果を得ることが出来なくなる。
【0043】以下本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、下記実施例は本発明を限定する性質のもので
はなく、前・後記の趣旨に沿って設計変更することはい
ずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
【0044】なお、実施例中の通気抵抗の値は、平面状
の脱臭シートに対し、シート面と垂直方向に線速5cm
/sで通風した場合での値で、差圧計を用いて測定した
値である。
【0045】また、実施例中の光触媒によるアセトアル
デヒド処理量の値は、空気清浄機の開口部に取り付けた
20cm角の脱臭シートにより、0.216m3の容積
のチャンバー内の初期濃度3ppmのアセトアルデヒド
が1時間に処理される量の紫外光を照射した時と紫外光
を照射しない時の差、つまり、以下の式で表される値で
ある。 (光触媒によるアセトアルデヒド処理量[mg/
2])={3−((紫外光を照射しない時の1時間後
のアセトアルデヒド濃度[ppm])−(紫外光を照射
した時の1時間後のアセトアルデヒド濃度[pp
m]))}×44/24.46×0.216/(0.2
×0.2)[m2]なお、44はアセトアルデヒドの分
子量の値、24.46は25℃、1気圧下での気体の容
積[L]、0.2×0.2は脱臭シートの面積[m2
のそれぞれの値である。アセトアルデヒド濃度の測定に
はFID−ガスクロマトグラフィーを用いた。また、測
定は25℃、1気圧下で行い、光源はその紫外光強度が
波長380nmにおいて最大となる15Wのブラックラ
イトを用いた。紫外線の強度はサンプル平面中央部にお
いて照度計を用いて測定した値が4.0mW/cm2
また脱臭シートへの通過風速は5cm/sである。
【0046】(実施例1)粒径300μmの活性炭を6
2重量部、8デニール×繊維長8mmのレーヨン繊維を
23重量部、熱溶融性繊維である1デニール×繊維長3
mmのポリビニルアルコール15重量部とをパルパーで
水中に分散し湿式抄紙用原液を調整した。これを長網式
抄紙法にて抄紙して湿潤ウェッブをつくり、その後プレ
スローラーで軽く絞り140℃で回転乾燥ドラムにて乾
燥し、目付160g/m2の活性炭含有シートを得た。
このシートは抄紙スクリーン上で活性炭(比重約1.
8)とレーヨン(比重約1.5)、ポリビニルアルコー
ル(比重約1.3)の比重差により、沈降速度の差異が
生じ、その結果活性炭含有層(裏面層)と支持繊維及び
接着性繊維からなる表面層を形成した。粉末状酸化チタ
ン91重量部、アルギン酸ナトリウム9重量部とを水中
に分散し酸化チタン担持用原液を調整した。これをロー
ルコーティング法で先程述べた製法で得られた活性炭含
有シートの支持繊維に富む面に担持し、140℃で回転
乾燥ドラムにて乾燥し、目付190g/m2、酸化チタ
ン担持量30g/m2の脱臭シートを得た。得られたシ
ートの通気抵抗を測定したところ12Paと低い値であ
った。光触媒によるアセトアルデヒド処理量は10.5
mg/m2であった。
【0047】(比較例1)粒径300μmの活性炭を6
2重量部、8デニール×繊維長8mmのレーヨン繊維を
13重量部、水熱溶融性繊維である1デニール×繊維長
3mmのポリビニルアルコール11重量部とを水中に分
散し湿式抄紙用原液を調整した。これを底面が網状の金
型に流し込んだ後、金型下部から脱水する方法にて抄紙
して湿潤ウェッブをつくり、その後軽く絞り140℃で
回転乾燥ドラムにて乾燥し、目付130g/m2の活性
炭含有シートを得た。この製法では活性炭と支持繊維の
沈降速度の差異が生ぜず、その結果、活性炭と支持繊維
と接着性繊維がシート内で分布する事無く均一に存在す
る活性炭含有シートが得られた。粉末状酸化チタン91
重量部、アルギン酸ナトリウム9重量部とを水中に分散
し酸化チタン担持用原液を調整した。これをロールコー
ティング法で、先程述べた製法で得られた活性炭含有シ
ートの表面に担持し、140℃で回転乾燥ドラムにて乾
燥し、目付160g/m2、酸化チタン担持量30g/
2の脱臭シートを得た。得られたシートの通気抵抗を
測定したところ22Paと実施例1の1.8倍以上の高
い値だった。光触媒によるアセトアルデヒド処理量は
9.9mg/m2であった。
【0048】(比較例2)8デニール×繊維長8mmの
レーヨン繊維を10重量部、水熱溶融性繊維である1デ
ニール×繊維長3mmのポリビニルアルコール4重量部
とをパルパーで水中に分散し湿式抄紙用原液を調整し
た。これを底面が網状の金型に流し込んだ後、金型下部
から脱水する方法にて抄紙して湿潤ウェッブをつくり、
その後軽く絞り140℃で回転乾燥ドラムにて乾燥し、
目付30g/m2の紙を得た。このシートと比較例1の
方法を用いて製造した活性炭含有シートとを1g/m2
のホットメルト樹脂を用いて接着した。粉末状酸化チタ
ン91重量部、アルギン酸ナトリウム9重量部とを水中
に分散し酸化チタン担持用原液を調整した。これをロー
ルコーティング法で先程述べた製法で得られた活性炭含
有シートの光触媒担持予定層に担持し、140℃で回転
乾燥ドラムにて乾燥し、目付190g/m2、酸化チタ
ン担持量30g/m2の脱臭シートを得た。得られたシ
ートの通気抵抗を測定したところ16Paと実施例1の
1.3倍以上の高い値だった。また、この方法では抄
紙、接着という工程が加わるため実施例より工程が2つ
多い。光触媒によるアセトアルデヒド処理量は10.0
mg/m2であった。
【0049】(実施例2)粒径130μmの活性炭を7
0重量部、8デニール×繊維長8mmのレーヨン繊維を
18重量部、熱溶融性繊維である1デニール×繊維長3
mmのポリビニルアルコール12重量部とをパルパーで
水中に分散し湿式抄紙用原液を調整した。これを長網式
抄紙法にて抄紙して湿潤ウェッブをつくり、その後プレ
スローラーで軽く絞り140℃で回転乾燥ドラムにて乾
燥し、目付170g/m2の活性炭含有シートを得た。
このシートは抄紙スクリーン上で実施例1と同様に比重
差により、沈降速度の差異が生じ、その結果活性炭含有
層(裏面層)と支持繊維及び接着性繊維からなる表面層
を形成した。粉末状酸化チタン91重量部、アルギン酸
ナトリウム9重量部とを水中に分散し酸化チタン担持用
原液を調整した。これをロールコーティング法で先程述
べた製法で得られた活性炭含有シートの支持繊維に富む
面に担持し、140℃で回転乾燥ドラムにて乾燥し、目
付200g/m2、酸化チタン担持量30g/m2の脱臭
シートを得た。得られたシートの通気抵抗を測定したと
ころ19Paと低い値であった。光触媒によるアセトア
ルデヒド処理量は10.2mg/m2であった。
【0050】(比較例3)粒径130μmの活性炭を7
0重量部、8デニール×繊維長8mmのレーヨン繊維を
10重量部、水熱溶融性繊維である1デニール×繊維長
3mmのポリビニルアルコール9重量部とを水中に分散
し湿式抄紙用原液を調整した。これを底面が網状の金型
に流し込んだ後、金型下部から脱水する方法にて抄紙し
て湿潤ウェッブをつくり、その後軽く絞り140℃で回
転乾燥ドラムにて乾燥し、目付140g/m2の活性炭
含有シートを得た。この製法では活性炭と支持繊維の沈
降速度の差異が生ぜず、その結果、活性炭と支持繊維と
接着性繊維がシート内で分布する事無く均一に存在する
活性炭含有シートが得られた。粉末状酸化チタン91重
量部、アルギン酸ナトリウム9重量部とを水中に分散し
酸化チタン担持用原液を調整した。これをロールコーテ
ィング法で、先程述べた製法で得られた活性炭含有シー
トの表面に担持し、140℃で回転乾燥ドラムにて乾燥
し、目付170g/m2、酸化チタン担持量30g/m2
の脱臭シートを得た。得られたシートの通気抵抗を測定
したところ35Paと実施例2の1.8倍の高い値だっ
た。光触媒によるアセトアルデヒド処理量は10.1m
g/m2であった。
【0051】(比較例4)8デニール×繊維長8mmの
レーヨン繊維を8重量部、水熱溶融性繊維である1デニ
ール×繊維長3mmのポリビニルアルコール3重量部と
をパルパーで水中に分散し湿式抄紙用原液を調整した。
これを底面が網状の金型に流し込んだ後、金型下部から
脱水する方法にて抄紙して湿潤ウェッブをつくり、その
後軽く絞り140℃で回転乾燥ドラムにて乾燥し、目付
30g/m2の紙を得た。このシートと比較例3の方法
を用いて製造した活性炭含有シートとを1g/m2のホ
ットメルト樹脂を用いて接着した。粉末状酸化チタン9
1重量部、アルギン酸ナトリウム9重量部とを水中に分
散し酸化チタン担持用原液を調整した。これをロールコ
ーティング法で先程述べた製法で得られた活性炭含有シ
ートの光触媒担持予定層に担持し、140℃で回転乾燥
ドラムにて乾燥し、目付200g/m2、酸化チタン担
持量30g/m2の脱臭シートを得た。得られたシート
の通気抵抗を測定したところ24Paと実施例2の1.
3倍以上の高い値だった。また、この方法では抄紙、接
着という工程が加わるため実施例より工程が2つ多い。
光触媒によるアセトアルデヒド処理量は10.4mg/
2であった。
【0052】実施例1及び2、比較例1〜4の結果を表
1に示す。実施例1及び2では比較例1〜4より通気抵
抗が非常に低く、かつ比較例2及び4より少ない製造工
程数であった。光触媒によるアセトアルデヒド処理量に
ついては実施例1及び2は比較例1〜4と同様の高い値
であった。
【0053】
【表1】
【0054】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明における脱臭シ
ート及び空気浄化用フィルターは脱臭性能が優れている
と共に、通気抵抗が低くかつ少ない工程数で製造する事
が出来る。特に本発明は家庭用、業務用、或いは自動車
車室内用空気清浄機等での使用条件において優れた性能
を発現することが可能であり、本発明の産業上の利用性
は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の脱臭シートの模式図である。
【符号の説明】
1.光触媒塗膜 2.活性炭 3.支持繊維及び接着性繊維 4.通気性シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 39/14 B01D 39/16 A 4L055 B01J 35/02 J 39/16 35/06 A B01J 35/02 D 35/06 B32B 5/26 5/30 B32B 5/26 D21H 17/67 5/30 19/38 D21H 17/67 21/14 Z 19/38 27/08 21/14 B01D 53/36 ZABH 27/08 J Fターム(参考) 4C080 AA05 AA07 BB02 CC02 HH05 JJ06 KK08 LL10 MM02 MM05 NN22 4D019 AA01 BA03 BB05 BB10 BC05 BC07 BD01 CB06 DA01 4D048 AA19 AA22 AB03 BA05X BA07X BA16Y BA19Y BA27Y BA30Y BA31Y BA32Y BA33Y BA34Y BA38Y BA41X BB04 BB08 BB18 CC40 EA01 EA04 4F100 AA21C AA37B AJ05B AK21B AR00D BA03 BA04 BA07 BA10B BA10C BA10D BA26 CA30B CC00C DG01A DG06B DG15D DG18B EH41B EH46 GB56 JA13A JA13B JC00 JD02 JD02D JD14 JD14B JL08C JL12B YY00A YY00B 4G069 AA03 BA04A BA04B BA08A BA08B BA22A BA22B BA29A BA48A BB02A BB04A BC33A BC35A BC43A BC60A BC68A BC70A BC71A BC72A BC75A BE06A BE06B CA10 CA17 EA10 EA13 EA22 EB15X EB15Y EC21X EC21Y EE01 EE06 FC08 4L055 AF10 AF21 AG02 AG19 AG43 AH01 AH02 AH37 AH50 AJ04 BD03 BE08 EA01 EA06 EA14 EA19 FA20 GA26 GA31 GA50

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面が、比重が0.7以上、1.7
    以下である支持繊維に富んでいると同時に、他方の面が
    比重1.8g/cc以上2.1g/cc以下の活性炭に
    富んでいる、活性炭と支持繊維から成る活性炭含有シー
    トにおいて、支持繊維が富む面に光触媒が担持されてい
    る事を特徴とする脱臭シート。
  2. 【請求項2】 光触媒の担持量が5g/m2以上70g
    /m2以下である事を特徴とする請求項1に記載の脱臭
    シート。
  3. 【請求項3】 活性炭含有シートが、活性炭20重量%
    以上、90重量%以下を含むことを特徴とする請求項1
    乃至2のいずれかに記載の脱臭シート。
  4. 【請求項4】活性炭が富む面に通気性シートを積層して
    構成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の脱臭シート。
  5. 【請求項5】 脱臭シートに対し光触媒以外の化学吸着
    剤が担持されている事を特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の脱臭シート。
  6. 【請求項6】 前記通気性シートがエレクトレット不織
    布であることを特徴とする請求項5に記載の脱臭シー
    ト。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の脱臭
    シートがプリーツ状又は波状に成型されてなることを特
    徴とする空気浄化用フィルター。
  8. 【請求項8】 フィルターの厚みが5mm以上、500
    mm以下、山頂点間隔が2mm以上、40mm以下であ
    ることを特徴とする請求項7記載の空気浄化用フィルタ
    ー。
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