JP2002204605A - 苗植付装置 - Google Patents

苗植付装置

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JP2002204605A
JP2002204605A JP2001003949A JP2001003949A JP2002204605A JP 2002204605 A JP2002204605 A JP 2002204605A JP 2001003949 A JP2001003949 A JP 2001003949A JP 2001003949 A JP2001003949 A JP 2001003949A JP 2002204605 A JP2002204605 A JP 2002204605A
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Japan
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medicine
seedling
planting
rice field
seedlings
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Application number
JP2001003949A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Sonoda
義昭 園田
Tetsuya Matsumura
哲也 松村
Shigeyoshi Ajiro
成良 網代
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植付形態にかかわらず、苗植付田面に対する
薬剤散布を確実に行いやすくする。 【解決手段】 左右方向に設定ストロークで往復移動す
るとともに苗を載置する8条仕様の苗のせ台と、この苗
のせ台の移動に連動して作動することにより前記苗のせ
台の下端から一株ずつ苗を取出して田面に植え付ける8
条分の苗植付機構17と、苗植え付け後の田面に薬剤を
散布する薬剤散布装置21とを備え、前記薬剤散布装置
21として、左右一端側から6条分の幅の田面に薬剤を
散布する散布器25Lと、左右他端側から6条分の幅の
田面に薬剤を散布する散布器25Rとを備えたものを設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走本機の後部に
連結される8条植え式の苗植付装置で、詳しくは、左右
方向に設定ストロークで往復移動するとともに苗を載置
する8条仕様の苗のせ台と、この苗のせ台の移動に連動
して作動することにより前記苗のせ台の下端から一株ず
つ苗を取出して田面に植え付ける8条分の苗植付機構
と、苗植え付け後の田面に除草剤などの薬剤を散布する
薬剤散布装置とを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、前記薬剤散布装置として、
左右一端側から4条分の幅の田面に薬剤を散布する散布
器と、左右他端側から4条分の幅の田面に薬剤を散布す
る散布器とを備えたものを最初に考えた。
【0003】また、本発明者は、苗のせ台を、左右幅を
縮小した格納姿勢に切り換え自在に構成して、トラック
の荷台への積み込みや納屋への格納などを左右幅面で有
利に行えるようにする手法を考えた。
【0004】ところで、前記薬剤散布装置は、一般に、
薬剤ホッパーと、この薬剤ホッパーから薬剤を計量繰出
しする繰出し装置と、この繰出し装置からの薬剤を散布
する散布器とを備えた構造のものになるが、従来では、
薬剤ホッパーの装着に伴い薬剤ホッパーから繰出し装置
への薬剤経路を可逆的に自動開放するシャッターを設け
て、薬剤ホッパーから繰出し装置への薬剤供給を制御す
るようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の技術で
は次のような欠点や不都合があることが判明した。すな
わち、8条植え式の苗植付装置では、常に8条植えを行
うのではなく、一般に、前記苗植付機構のうち左外側2
条分への伝動を断続する左畦際クラッチと、右外側2条
分への伝動を断続する右畦際クラッチと、左右中央より
の左側2条分への伝動を断続する中央左畦際クラッチ
と、左右中央より右側2条分への伝動を断続する中央右
畦際クラッチとを設けることにより、圃場条件に応じて
次のような植付形態が採用される。 (イ)左畦際クラッチ及び中央左畦際クラッチ並びに中
央右畦際クラッチをともに入り作動させるとともに右畦
際クラッチを切り作動させての左6条植え形態。 (ロ)左畦際クラッチ及び中央左畦際クラッチをともに
入り作動させるとともに右畦際クラッチ及び中央右畦際
クラッチをともに切り作動させての左4条植え形態。 (ハ)左畦際クラッチのみを入り作動させるとともに右
畦際クラッチ及び中央右畦際クラッチ並びに中央左畦際
クラッチをともに切り作動させての左2条植え形態。 (ニ)右畦際クラッチ及び中央右畦際クラッチ並びに中
央左畦際クラッチをともに入り作動させるとともに左畦
際クラッチを切り作動させての右6条植え形態。 (ホ)右畦際クラッチ及び中央右畦際クラッチをともに
入り作動させるとともに左畦際クラッチ及び中央左畦際
クラッチをともに切り作動させての右4条植え形態。 (ヘ)右畦際クラッチのみを入り作動させるとともに左
畦際クラッチ及び中央左畦際クラッチ並びに中央右畦際
クラッチをともに切り作動させての右2条植え形態。
【0006】そして、いずれの植付形態にあっても、苗
が植え付けられた田面には薬剤を散布することが必要で
ある。
【0007】ところで、一般に、植え付けが開始されれ
ば薬剤散布を開始し、植え付けが停止すれば薬剤散布を
停止するように植付機構の作動・停止と薬剤散布装置の
作動・停止とを同期させる上で、植付機構への伝動系の
うち畦際クラッチよりも伝動下手側から取り出した動力
で繰出し装置を駆動する手法を採用するのが一般的であ
る。
【0008】そのような場合、上記の技術では、次のよ
うな各種の繰出し装置駆動形態が考えられる。 (A)左畦際クラッチの伝動下手側から取り出した動力
で左の繰出し装置を駆動するとともに、右畦際クラッチ
の伝動下手側から取り出した動力で右の繰出し装置を駆
動する駆動形態。 (B)中央左畦際クラッチの伝動下手側から取り出した
動力で左の繰出し装置を駆動するとともに、中央右畦際
クラッチの伝動下手側から取り出した動力で右の繰出し
装置を駆動する駆動形態。 (C)左畦際クラッチの伝動下手側から取り出した動力
で左の繰出し装置を駆動するとともに、中央右畦際クラ
ッチの伝動下手側から取り出した動力で右の繰出し装置
を駆動する駆動形態。 (D)右畦際クラッチの伝動下手側から取り出した動力
で右の繰出し装置を駆動するとともに、中央左畦際クラ
ッチの伝動下手側から取り出した動力で左の繰出し装置
を駆動する駆動形態。
【0009】しかし、各駆動形態の場合には次のような
不都合があった。
【0010】(A)の駆動形態の場合、前記(イ)の左
6条植え形態を採用したとき、右畦際クラッチが切り作
動することで右の繰出し装置が作動せずに右側中央2条
分の苗植付田面に対する薬剤散布を行えなず、かつ、前
記(ニ)の右6条植え形態を採用したとき、左畦際クラ
ッチが切り作動することで左の繰出し装置が作動せずに
左側中央2条分の苗植付田面に対する薬剤散布を行えな
い。
【0011】(B)の駆動形態の場合、前記(ハ)の左
2条植え形態を採用したとき、中央左畦際クラッチが切
り作動することで左の繰出し装置が作動せずに左側端2
条分の苗植付田面に対する薬剤散布を行えず、かつ、前
記(ヘ)の右2条植え形態を採用したとき、中央右畦際
クラッチが切り作動することで右の繰出し装置が作動せ
ずに右側端2条分の苗植付田面に対する薬剤散布を行え
ない。
【0012】(C)の駆動形態の場合、前記(ニ)の右
6条植え形態を採用したとき、左畦際クラッチが切り作
動することで左の繰出し装置が作動せずに左側中央2条
分の苗植付田面に対する薬剤散布を行えず、かつ、前記
(ヘ)の右2条植え形態を採用したとき、中央右畦際ク
ラッチが切り作動することで右の繰出し装置が作動せず
に右側端2条分の苗植付田面に対する薬剤散布を行えな
い。
【0013】(D)の駆動形態の場合、前記(イ)の左
6条植え形態を採用したとき、右畦際クラッチが切り作
動することで右の繰出し装置が作動せずに右側中央2条
分の苗植付田面に対する薬剤散布を行えなず、かつ、前
記(ハ)の左2条植え形態を採用したとき、中央左畦際
クラッチが切り作動することで左の繰出し装置が作動せ
ずに左側端2条分の苗植付田面に対する薬剤散布を行え
ない。
【0014】要するに、植付形態によって、薬剤を散布
できない田面が発生していた。
【0015】また、8条分の田面に対する薬剤散布を行
う上で、薬剤散布装置の左右幅が苗のせ台の左右幅に匹
敵するものとすると、苗のせ台を格納姿勢に切り換えた
際、薬剤散布装置が格納姿勢にある苗のせ台よりも左右
外方に突出し、その結果、トラックの荷台への積み込み
や納屋への格納などを左右幅面で有利に行う場合には薬
剤散布装置を取り外す必要が生じ、作業性が悪くなる。
【0016】他方、薬剤ホッパーの装着に伴い自動的に
開放するシャッターを設けてある場合には、移動走行な
ど非植付走行時、シャッターが開放していることで、機
体振動などにより薬剤ホッパー内の薬剤が繰出し装置の
隙間などを通して漏れ出し、薬剤ロスを招来していた。
【0017】本発明の目的は、上記欠点及び不都合を解
消する点にある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明に
よる苗植付装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0019】〔特徴〕左右方向に設定ストロークで往復
移動するとともに苗を載置する8条仕様の苗のせ台と、
この苗のせ台の移動に連動して作動することにより前記
苗のせ台の下端から一株ずつ苗を取出して田面に植え付
ける8条分の苗植付機構と、苗植え付け後の田面に薬剤
を散布する薬剤散布装置とを備えた苗植付装置であっ
て、前記薬剤散布装置として、左右一端側から6条分の
幅の田面に薬剤を散布する散布器と、左右他端側から6
条分の幅の田面に薬剤を散布する散布器とを備えたもの
を設けてある点にある。
【0020】〔作用〕薬剤ホッパーから薬剤を計量繰り
出しする左右一対の繰出し装置それぞれからの薬剤を散
布する散布器として、左右一端側から6条分の幅の田面
に薬剤を散布する散布器と、左右他端側から6条分の幅
の田面に薬剤を散布する散布器とを設けてあるから、上
記のような畦際クラッチを備えた苗植付装置において
は、左畦際クラッチよりも伝動下手側から取り出した動
力で左側の繰出し装置を駆動し、右畦際クラッチよりも
伝動下手側から取り出した動力で右側の繰出し装置を駆
動するようにすることにより、上記した(イ)(ロ)
(ハ)(ニ)(ホ)(ヘ)の植付形態のいずれにおいて
も苗植付田面には必ず薬剤を散布することができる。各
植付形態での薬剤散布状態は次の通りである。
【0021】8条植え(全条植え)形態の場合は、左右
の繰出し装置がともに作動することにより、苗が植え付
けられた8条分の田面のうち左側4条分の田面と右側中
央2条分の田面とに対しては左側の散布器により薬剤が
散布される一方、右側4条分の田面と左側中央2条分の
田面とに対しては右側の散布器により薬剤が散布され
て、8条分の苗植付田面の全面に薬剤が散布される。
【0022】(イ)の左6条植え形態の場合は、右側の
繰出し装置が右畦際クラッチの切り作動で停止するもの
の左側の繰出し装置が作動することにより、左側4条分
の苗植付田面と右側中央2条分の苗植付田面とに対して
は左側の散布器により薬剤が散布される。他方、右側端
2条分の非植付田面に対しては、右側の繰出し装置が停
止していることにより行われない。
【0023】(ロ)の左4条植え形態の場合は、右側の
繰出し装置が右畦際クラッチの切り作動で停止するもの
の左側の繰出し装置が作動することにより、左側4条分
の苗植付田面と右側中央2条分の非植付田面とに対して
は左側の散布器により薬剤が散布される。他方、右側端
2条分の非植付田面に対しては、右側の繰出し装置が停
止していることにより行われない。
【0024】(ハ)の左2条植え形態の場合は、右側の
繰出し装置が右畦際クラッチの切り作動で停止するもの
の左側の繰出し装置が作動することにより、左側端2条
分の苗植付田面と左右中央4条分の非植付田面とに対し
ては左側の散布器により薬剤が散布される。他方、右側
端2条分の非植付田面に対しては、右側の繰出し装置が
停止していることにより行われない。
【0025】(ニ)の右6条植え形態の場合は、左側の
繰出し装置が左畦際クラッチの切り作動で停止するもの
の右側の繰出し装置が作動することにより、右側4条分
の苗植付田面と左側中央2条分の苗植付田面とに対して
は右側の散布器により薬剤が散布される。他方、左側端
2条分の非植付田面に対しては、左側の繰出し装置が停
止していることにより行われない。
【0026】(ホ)の右4条植え形態の場合は、左側の
繰出し装置が左畦際クラッチの切り作動で停止するもの
の右側の繰出し装置が作動することにより、右側4条分
の苗植付田面と左側中央2条分の非植付田面とに対して
は右側の散布器により薬剤が散布される。他方、左側端
2条分の非植付田面に対しては、左側の繰出し装置が停
止していることにより行われない。
【0027】(ヘ)の右2条植え形態の場合は、左側の
繰出し装置が左畦際クラッチの切り作動で停止するもの
の右側の繰出し装置が作動することにより、右側端2条
分の苗植付田面と左右中央4条分の非植付田面とに対し
ては右側の散布器により薬剤が散布される。他方、左側
端2条分の非植付田面に対しては、左側の繰出し装置が
停止していることにより行われない。
【0028】〔効果〕従って、植付形態にかかわらず、
苗植付田面に対する薬剤散布を確実に行いやすくなっ
た。
【0029】請求項2に係る本発明による苗植付装置の
特徴・作用・効果は次の通りである。
【0030】〔特徴〕上記請求項1に係る本発明による
苗植付装置において、前記苗植付機構のうち左外側2条
分への伝動を断続する左畦際クラッチと、右外側2条分
への伝動を断続する右畦際クラッチと、左右中央よりの
左側2条分への伝動を断続する中央左畦際クラッチと、
左右中央より右側2条分への伝動を断続する中央右畦際
クラッチとを設け、前記薬剤散布装置として、薬剤ホッ
パーと、この薬剤ホッパーから薬剤を計量繰り出しする
左右一対の繰出し装置と、これら繰出し装置からの薬剤
を散布する左右一対の散布器とを備えたものを設け、前
記繰出し装置のうち左側の繰出し装置を前記左畦際クラ
ッチよりも伝動下手側から取り出した動力で駆動するよ
うに構成する一方、右側の繰出し装置を前記右畦際クラ
ッチよりも伝動下手側から取り出した動力で駆動するよ
うに構成してある点にある。
【0031】〔作用〕上述したように、薬剤散布を行う
上で必須の繰出し装置の駆動を工夫するだけで、植付形
態にかかわらず、苗植付田面には確実に薬剤を散布でき
る。
【0032】〔効果〕従って、植付形態にかかわらず苗
植付田面への薬剤散布を確実に行うことを容易・安価に
実施できるようになった。
【0033】請求項3に係る本発明による苗植付装置の
特徴・作用・効果は次の通りである。
【0034】〔特徴〕請求項1又は2に係る本発明によ
る苗植付装置において、前記薬剤散布装置を左右両端に
位置する苗植付機構間に配置してある点にある。
【0035】〔作用〕薬剤散布装置を左右両端に位置す
る苗植付機構間に配置してあるから、走行時、薬剤散布
装置が他物と接触、衝突することを抑制することができ
る。
【0036】〔効果〕従って、薬剤散布装置の変形・破
損を抑制することができるようになった。
【0037】請求項4に係る本発明による苗植付装置の
特徴・作用・効果は次の通りである。
【0038】〔特徴〕左右方向に設定ストロークで往復
移動するとともに苗を載置する8条仕様の苗のせ台と、
この苗のせ台の移動に連動して作動することにより前記
苗のせ台の下端から一株ずつ苗を取出して田面に植え付
ける8条分の苗植付機構と、苗植え付け後の田面に薬剤
を散布する薬剤散布装置とを備えた苗植付装置であっ
て、前記苗のせ台を、左右幅を縮小した格納姿勢に切り
換え自在に構成し、前記薬剤散布装置を格納姿勢にある
苗のせ台の左右幅内に収まる大きさに形成してある点に
ある。
【0039】〔作用〕苗のせ台を格納姿勢に切り換え自
在に構成してトラックの荷台への積み込みや納屋での格
納を左右幅面で有利に行おうとするのであるが、薬剤散
布装置を格納姿勢にある苗のせ台の左右幅内に収まる大
きさに形成してあるから、苗のせ台を格納姿勢に切り換
えてのトラック荷台への積み込みや納屋での格納などを
行う場合、薬剤散布装置を取り外す必要がない。
【0040】〔効果〕従って、薬剤散布装置を設けなが
らも、作業性良く、トラックの荷台への積み込みや納屋
での格納を左右幅面で有利に行えるようになった。
【0041】請求項5に係る本発明による苗植付装置の
特徴・作用・効果は次の通りである。
【0042】〔特徴〕左右方向に設定ストロークで往復
移動するとともに苗を載置する8条仕様の苗のせ台と、
この苗のせ台の移動に連動して作動することにより前記
苗のせ台の下端から一株ずつ苗を取出して田面に植え付
ける8条分の苗植付機構と、苗植え付け後の田面に薬剤
を散布する薬剤散布装置とを備えた苗植付装置であっ
て、前記薬剤散布装置として、薬剤ホッパーと、この薬
剤ホッパーから薬剤を計量繰り出しする左右一対の繰出
し装置と、これら繰出し装置からの薬剤を散布する左右
一対の散布器と、前記薬剤ホッパーから繰出し装置への
薬剤経路を開閉する手動シャッターとを備えたものを設
けてある点にある。
【0043】〔作用〕薬剤ホッパーから繰出し装置への
薬剤経路を開閉するシャッターとして手動シャッターを
設けてあるから、非植付走行時には手動シャッターを閉
塞操作しておくことにより、薬剤ホッパーから繰出し装
置への薬剤の漏れ出しを防止できる。
【0044】〔効果〕従って、非植付走行時における薬
剤の漏れ出しに起因した薬剤ロスを防止できるようにな
った。
【0045】
【発明の実施の形態】田植機は、図1、図2に示すよう
に、乗用型の自走本機1の後部に8条植え式の苗植付装
置2を4連リンク機構3を介して昇降自在に連結し、圧
油供給に伴って前記苗植付装置2を上昇させるとともに
排油に伴って苗植付装置2を自重で下降させる油圧シリ
ンダ利用のリフトシリンダ4を設け、施肥装置5を設け
て構成されている。
【0046】前記自走本機1は、前部にエンジン6を搭
載し、後部に運転座席7を搭載していて、左右一対の操
向用の駆動前輪8と左右一対の駆動後輪9とを備え、前
記運転座席7の前方には、前記駆動前輪8を操向操作す
るためのステアリングハンドル10が配置されている。
【0047】前記苗植付装置2は、図3、図4にも示す
ように、前記4連リンク機構3の後部に前後向き軸心周
りにローリング自在に支持される植付フレーム11に、
左右方向に設定ストロークで往復移動するとともに左右
方向に8つの苗載置部を並置した8条仕様の苗のせ台1
2と、走行に伴い田面を滑走して植付予定田面を整地す
る左右複数の整地フロート13と、左右に設定間隔を隔
てて並置する4つの植付ケース14とを支持させ、前記
苗のせ台12の下端部を摺動自在に支持する摺動レール
15に設定間隔を隔てて8つの苗取出し口16を形成
し、前記各植付ケース14の左右両脇に位置する状態で
前記苗のせ台12の移動に連動して前記苗取出し口16
と整地田面との間で上下に循環作動することにより、各
苗載置部に載置させた苗を一株ずつ取出して整地田面に
植え付ける8つの回転式の植付機構17を設けて構成さ
れている。
【0048】前記苗のせ台12は、図5、図6に示すよ
うに、6つの苗のせ部を有する主要部12Mと、左端2
つの苗のせ部を有する端部12Eとからなり、端部12
Eは、主要部12Mの左端に連なって主要部12Mとで
8条仕様の苗のせ台12を形成する作用位置と、主要部
12Mの左端部の上方に重なって苗のせ台12の左右幅
を小さくする格納位置とに位置変更自在に構成されてい
る。つまり、苗のせ台12は、左右幅を縮小した格納姿
勢に切り換え自在に構成されている。
【0049】前記植付ケース14は、図7、図8に示す
ように、両脇に位置する植付機構17を一括駆動する伝
動機構を内装している。
【0050】そして、前記伝動機構には、左外側2条分
の植付機構17への伝動を断続する左畦際クラッチLL
と、右外側2条分の植付機構17への伝動を断続する右
畦際クラッチRRと、左右中央よりの左側2条分の植付
機構17への伝動を断続する中央左畦際クラッチCL
と、左右中央よりの右側2条分の植付機構17への伝動
を断続する中央右畦際クラッチCRとが設けられてい
る。
【0051】前記植付機構17は、植付ケース14に駆
動回転される回転ケース18を取り付け、この回転ケー
ス18の両端部のそれぞれに植付爪支持ケース19を回
転自在に取り付け、これら植付爪支持ケース19同士を
連結して回転ケース18の回転に伴う植付爪支持ケース
19の回転ケース18に対する姿勢を規制する連結部材
20を設けて構成される周知構造のものである。
【0052】かつ、前記苗植付装置2は、苗植え付け後
の田面に除草剤などの粉粒状の薬剤を散布する薬剤散布
装置21とカバー装置とを備えている。
【0053】前記薬剤散布装置21は、前記植付機構1
7の後方斜め上方に配置されており、図9〜図13に示
すように、薬剤ホッパー23と、この薬剤ホッパー23
から薬剤を計量繰り出しする左右一対の繰出し装置24
L,24Rと、これら繰出し装置24L,24Rからの
薬剤を散布する左右一対の散布器25L,25Rと、下
端面が左右一連の散布口となっていて散布薬剤を左右に
拡散案内する拡散器26から構成されている。
【0054】前記薬剤ホッパー23から繰出し装置24
L,24Rそれぞれへの薬剤投入筒部27には、図14
の(イ)(ロ)、図15に示すように、薬剤ホッパー2
3から繰出し装置24L,24Rへの薬剤経路を開閉す
る手動シャッター28が装着されており、この手動シャ
ッター28は、薬剤経路に対して直交する方向で出退す
ることで薬剤経路を閉開するものである。その操作手段
は、横向き軸心p1周りに揺動することにより手動シャ
ッター28を閉塞位置と開放位置とにスライド位置変更
させる操作片29を設け、前記横向き軸心p1周りで閉
塞位置と開放位置とに揺動自在で、閉塞位置から設定角
度揺動した後第1接当部31aを操作片29に接当させ
て引き続く開放位置までの揺動により操作片29を開放
位置に押圧揺動させるとともに開放位置から設定角度揺
動した後第2接当部31bを操作片29に接当させて引
き続く閉塞位置までの揺動により操作片29を閉塞位置
に押圧揺動させる操作ハンドル31を設け、この操作ハ
ンドル31に作用することで操作ハンドル31の閉塞位
置及び開放位置を越えての揺動を阻止するストッパー
(図示せず)を設け、前記操作ハンドル31に作用して
操作ハンドル31が設定位置よりも閉塞位置側に位置す
るとき操作ハンドル31を閉塞位置に揺動付勢するとと
もに設定位置よりも開放位置側に位置するとき操作ハン
ドル31を開放位置に揺動付勢する巻きバネ32を設け
て構成されている。つまり、操作ハンドル31は、巻き
バネ32による付勢力でストッパーに押し付けられるこ
とにより、操作は許容される状態で閉塞位置と開放位置
とに保持されるようになっている。
【0055】前記繰出し装置24L,24Rは、図1
0、図11、図16に示すように、縦向き軸心周りで一
方向に間欠回転する目皿33を設け、この目皿33に、
目皿33の回転に伴い薬剤投入筒部27の下方の薬剤受
け入れ位置と前記拡散器26内の薬剤投下位置との間で
循環することにより薬剤受け入れ位置で薬剤ホッパー2
3からの薬剤を受け入れ薬剤投下位置で受け入れた薬剤
を拡散器26内に投下する受入れ孔35を形成し、この
受入れ孔35が薬剤投下位置以外に位置するとき受入れ
孔35の下端開口を閉塞するとともに薬剤投下部34に
位置するとき開放させる閉塞板36を設けて、目皿33
の一方向間欠回転により薬剤ホッパー23内の薬剤を計
量繰出しし、回転数を変更することで繰り出し量を調整
するように構成されている。
【0056】前記繰出し装置24L,24Rのうち左側
のものを駆動する手段は、図4、図8、図9に示すよう
に、前記左畦際クラッチLLの下手側の伝動系の一例で
ある前記植付機構17の連結部材20の偏心位置に連動
連結して植付機構17の回転に伴い往復移動する動力取
出しロッド38を設け、この動力取出しロッド38の往
復移動に連動して反復回転(揺動)する第1中継リンク
39aを設け、この第1中継リンク39aに軸39dを
介して連動する第2中継リンク39eを設け、この第2
中継リンク39eの揺動にリンク39bを介して連動し
て揺動する揺動アーム39cを設け、この揺動アーム3
9cの揺動をギヤ群及び一方向クラッチを介して一方向
間欠回転に変換して目皿33に伝達する変換伝動機構4
0を設けて構成されている。つまり、苗植付速度が速く
なるほど目皿33を速く間欠回転させて薬剤繰出し量を
多くするようになっている。左側の繰出し装置24Rを
駆動する手段は、前記右畦際クラッチRRの下手側の伝
動系の一例である前記植付機構17の連結部材20の偏
心位置に連動連結して植付機構17の回転に伴い往復移
動する動力取出しロッド38を設け、この動力取出しロ
ッド38の往復移動に連動して反復回転(揺動)する第
1中継リンク39aを設け、この第1中継リンク39a
に軸39dを介して連動する第2中継リンク39eを設
け、この第2中継リンク39eの揺動にリンク39bを
介して連動して揺動する揺動アーム39cを設け、この
揺動アーム39cの揺動をギヤ群及び一方向クラッチを
介して一方向間欠回転に変換して目皿33に伝達する変
換伝動機構40を設けて構成されている。つまり、苗植
付速度が速くなるほど目皿33を速く間欠回転させて薬
剤繰出し量を多くするようになっている。
【0057】前記散布器25L,25Rのそれぞれは、
図11に詳しく示すように、前後向き軸心p2周りに回
転して前記薬剤投下位置からの投下薬剤を左右に分散さ
せる分散羽根41を薬剤投下位置の下方に配置し、これ
ら分散羽根41を駆動回転させる電動モータ42を拡散
器26外に配置して構成されており、左側の散布器25
Lは、拡散器26との協同で左側端から6条分の幅の田
面に薬剤を散布するように構成され、右側の散布器25
Rは、拡散器26との協同で右側端から6条分の幅の田
面に薬剤を散布するように構成されている。
【0058】そして、薬剤散布装置21は、左右両端に
位置する苗植付機構17間に配置されるとともに、格納
姿勢にある苗のせ台12の左右幅内に収まる大きさに構
成されている。
【0059】前記カバー装置は、前記植付機構17で跳
ね上げられた泥土が前記薬剤散布装置21側に飛散する
ことを防止するとともに、散布薬剤が苗植付装置2の整
地フロート13などに掛かって薬剤ロスを発生すること
を防止するためのものであって、ほぼ水平に位置する上
部泥除けカバー部43と上下向き姿勢に位置する後部泥
除けカバー部44とを備えた左右一連の泥除けカバー4
5を設けて構成されている。
【0060】前記泥除けカバー45は、前記薬剤散布装
置21よりも左右幅広に構成されて、左右両端が薬剤散
布装置21よりも左右外方に突出させる状態に配置され
ている。
【0061】前記上部泥除けカバー部43は、鉄板など
の剛性を有する材料から構成された板金製品などであ
り、後部泥除けカバー部44は、可撓性のシート材料か
ら構成されている。この後部泥除けカバー部44の下端
縁には、保形性を有する長尺な硬質部材46が装着され
て後部泥除けカバー部44下端部の位置を重量と剛性で
安定させるように構成されている。
【0062】そして、カバー装置は、前記植付ケース1
4に左右一対のL字形のステー47を介して支持させた
角パイプ利用の左右向きフレーム48に、前記薬剤散布
装置21とともに装着支持されている。
【0063】また、前記後部泥除けカバー部44は、下
端部を前記ステー47に載置保持させることにより、上
端よりも下端を前方に位置させる傾斜姿勢に配置されて
いる。前記ステー47には、前記硬質部材46に係合す
ることで後部泥除けカバー部44下端部のステー47に
対する浮き上がりを防止するフック47aが固着されて
いる。
【0064】前記施肥装置5は、走行に伴い田面に播種
用の溝を形成するとともに送られてくる肥料を溝に投入
する作溝器49を苗植付装置2に装着し、自走本機1に
肥料ホッパー50とこれから肥料を繰り出す繰出し器5
1と繰り出された肥料を前記作溝器49にチューブ54
を介して圧送するための風を発生させる電動モータ52
駆動のブロア53とを設けて構成されている。
【0065】次に、各植付形態での薬剤散布状態を説明
する。
【0066】〈8条植え(全条植え)形態の場合〉図1
7に示すように、左右の繰出し装置24L,24Rがと
もに作動することにより、苗が植え付けられた8条分の
田面のうち左側4条分の田面と右側中央2条分の田面と
に対しては左側の散布器25Lにより薬剤が散布される
一方、右側4条分の田面と左側中央2条分の田面とに対
しては右側の散布器25Rにより薬剤が散布されて、8
条分の苗植付田面の全面に薬剤が散布される。
【0067】〈左6条植え形態の場合〉図18に示すよ
うに、右側の繰出し装置24Rが右畦際クラッチRRの
切り作動で停止するものの左側の繰出し装置24Lが作
動することにより、左側4条分の苗植付田面と右側中央
2条分の苗植付田面とに対しては左側の散布器25Lに
より薬剤が散布される。他方、右側端2条分の非植付田
面に対しては、右側の繰出し装置24Rが停止している
ことにより行われない。
【0068】〈左4条植え形態の場合〉図19に示すよ
うに、右側の繰出し装置24Rが右畦際クラッチRRの
切り作動で停止するものの左側の繰出し装置24Lが作
動することにより、左側4条分の苗植付田面と右側中央
2条分の非植付田面とに対しては左側の散布器25Lに
より薬剤が散布される。他方、右側端2条分の非植付田
面に対しては、右側の繰出し装置24Rが停止している
ことにより行われない。
【0069】〈左2条植え形態の場合〉図20に示すよ
うに、右側の繰出し装置24Rが右畦際クラッチRRの
切り作動で停止するものの左側の繰出し装置24Lが作
動することにより、左側端2条分の苗植付田面と左右中
央4条分の非植付田面とに対しては左側の散布器25L
により薬剤が散布される。他方、右側端2条分の非植付
田面に対しては、右側の繰出し装置24Rが停止してい
ることにより行われない。
【0070】〈右6条植え形態の場合〉図21に示すよ
うに、左側の繰出し装置24Lが左畦際クラッチLLの
切り作動で停止するものの右側の繰出し装置24Rが作
動することにより、右側4条分の苗植付田面と左側中央
2条分の苗植付田面とに対しては右側の散布器25Rに
より薬剤が散布される。他方、左側端2条分の非植付田
面に対しては、左側の繰出し装置24Lが停止している
ことにより行われない。
【0071】〈右4条植え形態の場合〉図22に示すよ
うに、左側の繰出し装置24Lが左畦際クラッチLLの
切り作動で停止するものの右側の繰出し装置24Rが作
動することにより、右側4条分の苗植付田面と左側中央
2条分の非植付田面とに対しては右側の散布器25Rに
より薬剤が散布される。他方、左側端2条分の非植付田
面に対しては、左側の繰出し装置24Lが停止している
ことにより行われない。
【0072】〈右2条植え形態の場合〉図23に示すよ
うに、左側の繰出し装置24Lが左畦際クラッチLLの
切り作動で停止するものの右側の繰出し装置24Rが作
動することにより、右側端2条分の苗植付田面と左右中
央4条分の非植付田面とに対しては右側の散布器25R
により薬剤が散布される。他方、左側端2条分の非植付
田面に対しては、左側の繰出し装置24Lが停止してい
ることにより行われない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の側面図
【図2】苗植付装置の平面図
【図3】苗植付装置の側面図
【図4】苗植付装置要部の側面図
【図5】苗のせ台を格納姿勢に切り換えた状態での苗植
付装置の平面図
【図6】苗のせ台を格納姿勢に切り換えた状態での苗植
付装置の側面図
【図7】苗植付機構の平面図
【図8】伝動系統図
【図9】薬剤散布装置の側面図
【図10】薬剤散布装置要部の縦断背面図
【図11】薬剤散布装置の縦断側面図
【図12】薬剤散布装置と植付機構との配置関係を示す
背面図
【図13】薬剤散布装置要部の切り欠き背面図
【図14】シャッターの開閉動作を示す切り欠き背面図
【図15】シャッターの操作手段を示す平面図
【図16】繰り出し装置の横断平面図
【図17】8条植え形態での薬剤散布状態を示す背面図
【図18】左6条植え形態での薬剤散布状態を示す背面
【図19】左4条植え形態での薬剤散布状態を示す背面
【図20】左2条植え形態での薬剤散布状態を示す背面
【図21】右6条植え形態での薬剤散布状態を示す背面
【図22】左4条植え形態での薬剤散布状態を示す背面
【図23】左2条植え形態での薬剤散布状態を示す背面
【符号の説明】
12 苗のせ台 17 苗植付機構 21 薬剤散布装置 25L 散布器 25R 散布器 LL 左畦際クラッチ RR 右畦際クラッチ CL 中央左畦際クラッチ CR 中央右畦際クラッチ 23 薬剤ホッパー 24L 繰出し装置 24R 繰出し装置 25L 散布器 25R 散布器 28手 動シャッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 網代 成良 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B041 AA06 AB05 AC06 BA08 2B060 AC03 AD09 BA04 BA07 BA09 BB08 2B064 AA05 AA07 AB01 AC01 BA10 2B121 CB09 CB20 CB24 CB33 CB45 CB46 CB61 CB66

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向に設定ストロークで往復移動す
    るとともに苗を載置する8条仕様の苗のせ台と、この苗
    のせ台の移動に連動して作動することにより前記苗のせ
    台の下端から一株ずつ苗を取出して田面に植え付ける8
    条分の苗植付機構と、苗植え付け後の田面に薬剤を散布
    する薬剤散布装置とを備えた苗植付装置であって、前記
    薬剤散布装置として、左右一端側から6条分の幅の田面
    に薬剤を散布する散布器と、左右他端側から6条分の幅
    の田面に薬剤を散布する散布器とを備えたものを設けて
    ある苗植付装置。
  2. 【請求項2】 前記苗植付機構のうち左外側2条分への
    伝動を断続する左畦際クラッチと、右外側2条分への伝
    動を断続する右畦際クラッチと、左右中央よりの左側2
    条分への伝動を断続する中央左畦際クラッチと、左右中
    央より右側2条分への伝動を断続する中央右畦際クラッ
    チとを設け、前記薬剤散布装置として、薬剤ホッパー
    と、この薬剤ホッパーから薬剤を計量繰り出しする左右
    一対の繰出し装置と、これら繰出し装置からの薬剤を散
    布する左右一対の散布器とを備えたものを設け、前記繰
    出し装置のうち左側の繰出し装置を前記左畦際クラッチ
    よりも伝動下手側から取り出した動力で駆動するように
    構成する一方、右側の繰出し装置を前記右畦際クラッチ
    よりも伝動下手側から取り出した動力で駆動するように
    構成してある請求項1記載の苗植付装置。
  3. 【請求項3】 前記薬剤散布装置を左右両端に位置する
    苗植付機構間に配置してある請求項1又は2記載の苗植
    付装置。
  4. 【請求項4】 左右方向に設定ストロークで往復移動す
    るとともに苗を載置する8条仕様の苗のせ台と、この苗
    のせ台の移動に連動して作動することにより前記苗のせ
    台の下端から一株ずつ苗を取出して田面に植え付ける8
    条分の苗植付機構と、苗植え付け後の田面に薬剤を散布
    する薬剤散布装置とを備えた苗植付装置であって、前記
    苗のせ台を、左右幅を縮小した格納姿勢に切り換え自在
    に構成し、前記薬剤散布装置を格納姿勢にある苗のせ台
    の左右幅内に収まる大きさに形成してある苗植付装置。
  5. 【請求項5】 左右方向に設定ストロークで往復移動す
    るとともに苗を載置する8条仕様の苗のせ台と、この苗
    のせ台の移動に連動して作動することにより前記苗のせ
    台の下端から一株ずつ苗を取出して田面に植え付ける8
    条分の苗植付機構と、苗植え付け後の田面に薬剤を散布
    する薬剤散布装置とを備えた苗植付装置であって、前記
    薬剤散布装置として、薬剤ホッパーと、この薬剤ホッパ
    ーから薬剤を計量繰り出しする左右一対の繰出し装置
    と、これら繰出し装置からの薬剤を散布する左右一対の
    散布器と、前記薬剤ホッパーから繰出し装置への薬剤経
    路を開閉する手動シャッターとを備えたものを設けてあ
    る苗植付装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014121275A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Iseki & Co Ltd 苗移植機
JP2021108612A (ja) * 2020-01-14 2021-08-02 株式会社クボタ 作業機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014121275A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Iseki & Co Ltd 苗移植機
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JP7489780B2 (ja) 2020-01-14 2024-05-24 株式会社クボタ 移植機

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