JP2506226B2 - 農用薬剤散布装置 - Google Patents

農用薬剤散布装置

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JP2506226B2
JP2506226B2 JP2199373A JP19937390A JP2506226B2 JP 2506226 B2 JP2506226 B2 JP 2506226B2 JP 2199373 A JP2199373 A JP 2199373A JP 19937390 A JP19937390 A JP 19937390A JP 2506226 B2 JP2506226 B2 JP 2506226B2
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chemical spraying
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medicine
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、除草剤や、害虫防除剤等の農用薬剤を圃場
に散布するために利用される農用薬剤散布装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、この種の農用薬剤散布装置としは、特開平2−
31635号公報で開示されているように、1つのホッパに
1種の薬剤を収納し、ホッパ下端の薬剤吐出口から繰り
出される薬剤を1つの回転羽根で飛散させることにより
幅広く散布する構造のものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、圃場に対して、例えば除草剤とともに害虫
防除剤を散布する等、複数種の薬剤を散布することが特
に要望されることがあるが、上記従来のものにあって
は、薬剤収納室として1つのホッパが設けられているだ
けなので、複数種の薬剤を1つのホッパに混合させた状
態で収納して散布していた。
しかしながら、薬剤散布終了後、ホッパ内に残留した
薬剤は、複数種混合したものなので単一種の薬剤として
回収することができず、その混合した状態で利用する特
定の用途に供することしかできない。このため、その混
合薬剤を別途保管しなければならない等管理面での負担
が大きく、また薬剤を無駄に使用する可能性が高くて経
済的でないという欠点があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、
複数種の薬剤散布を同時に行えながらも、残留した薬剤
を単一種のものとして個別に回収でき、さらに構造簡単
な農用薬剤散布装置の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明にかかる農用薬剤散布装置は、上記目的を達成
するために、複数個の薬剤収納室の夫々に対応して形成
した複数の薬剤吐出口を、上下方向に沿う回転中心周り
で回転駆動される単一の回転羽根の上方に臨ませて設け
るとともに、前記薬剤吐出口を、前記回転羽根の回転中
心の両側に振り分けて配設してあることを特徴構成とす
る。
かかる特徴構成による作用効果は次の通りである。
〔作 用〕
すなわち、複数種の薬剤を、夫々、複数個の薬剤収納
室に個別に収納し、夫々の薬剤を薬剤吐出口から単一の
回転羽根に吐出させることで、複数種の薬剤を同時に圃
場に散布させることができる。
そして、散布終了後は、夫々の薬剤収納室から、薬剤
を他の薬剤と混合することなく個別に回収できる。
また、薬剤吐出口から回転羽根へ至るまでに複数種の
薬剤が混合されて、回転羽根に臨む1ケ所に集中させて
供給する構造も考えられるが、この構造では薬剤が混合
されるよう通路形成する分構造的に複雑となるのに対
し、本発明においては、薬剤吐出口を夫々において単一
の回転羽根に臨ませているから、特別な通路等の構造が
不要で構造簡単である。
その上、このように複数種の薬剤を混合したものを回
転羽根に臨む1ケ所に集中させて供給させる場合には、
薬剤の比重差や薬剤粒子の大小等により一方の薬剤が比
較的円滑に供給され、他方の薬剤の供給が抑制されると
いう現象が生じる虞れがあるが、本願発明では混合させ
ることなく別々に回転羽根に供給しているので、薬剤散
布量の状況が特定の薬剤に偏ってしまうことを回避でき
るものとなっている。
さらに、薬剤吐出口を、回転羽根の回転中心の両側に
振り分けて配設してあるから、薬剤吐出口を左右の一側
にのみ集中させて設けるものに比べて配設スペースを大
きく取ることができ、組付がしやすい等の利点があると
ともに、各薬剤の飛散方向が逆向きになることで薬剤が
かたまることなく一層均等に飛散されやすくなってい
る。
〔発明の効果〕
従って、本発明によれば、複数種の薬剤散布を同時に
行うことができながらも、残留した薬剤を単一種のもの
として個別に回収できるので、従来のように薬剤を混合
させてしまうものと比べて、薬剤を有効、かつ経済的に
利用できるとともに、構造的にも簡単にできて、利便性
の高い農用薬剤散布装置を得ることができ、また、各薬
剤の飛散方向が逆になることで薬剤の飛散がされやすい
ものとなり、特定位置の偏って集中して薬剤散布される
ことが抑制されるに至った。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第6図及び第7図に、本発明にかかる農用薬剤散布装
置を備えた田植機を示している。
この田植機は乗用走行機体(1)の後部に昇降リンク
機構(2)を介して6条植えの苗植付け装置(3)を連
結して構成したものであり、苗植付け装置(3)は、昇
降リンク機構(2)に連結された植付け伝動ケース
(4)、左右に往復移動する苗のせ台(5)、植付け伝
動ケース(4)から後方に延出された3個の植付ケース
(6)、各植付ケース(6)の左右両側に一対づつ装備
されたロータリ式の苗植付け機構(7)、及び整地フロ
ート(8)、等によって構成され、かつ、苗植付け機構
(7)は、横軸心(P)を中心に前向きに等速回転する
回動ケース(9)の両端に植付爪(10)を備えた一対の
爪ケース(11)を姿勢変更可能に取付けたものとして構
成され、回動ケース(9)の1回転によって2回の植付
けが行われるようになっている。
以上のように構成された苗植付け装置(3)の後方に
施肥装置(12)と農用薬剤散布装置(13)が配設されて
いる。
施肥装置(12)は、ホッパー(14)に貯留した粉粒状
の肥料を繰出しロール(15)で繰出して、整地フロート
(8)に取付けた作溝器(16)で田面に形成した施肥溝
に供給するように構成したものであり、各植付け条の側
脇に施肥されるようになっている。尚、前記繰出しロー
ル(15)は回動ケース(9)にクランクリンク機構(1
7)を介して連動連結されて、植付け作動と同調して肥
料の繰出しを行う。
次に、農用薬剤散布装置(13)について詳述する。
第1図に示すように、仕切壁(18)で左右に2つの薬
剤収納室(20A)(20B)が振り分け備えられたホッパ
(20)を中央上部に設け、夫々の薬剤収納室(20A),
(20B)の下方には、繰出し孔(22)を周方向に沿って
一定ピッチで多数形成した回転円盤型の目皿(19)を、
縦軸心(Y1)周りで一定方向に回転されるように、かつ
夫々の薬剤収納室(20A),(20B)の下端の出口(21
a),(21b)が繰出し孔(22)の移動軌跡を臨むように
配備している。出口(21a),(21b)は、第4図に示す
ように、目皿(19)の縦軸心(Y1)を中心とし左右に18
0度位相をずらして配置している。そして、目皿(19)
を回転可能に支持した底板(23)には、目皿(19)の縦
軸心(Y1)を中心として出口(21a),(21b)に対して
位相がずれ、かつ繰出し孔(22)の移動軌跡に臨む位置
に、上下に連通した薬剤吐出口としての落下口(23
a),(23b)を設けている。
これら落下口(23a),(23b)は、第5図に示すよう
に、その下端の開口を、電動モータ(24)で上下方向に
沿った回転中心としての縦軸心(Y2)周りで高速回転駆
動される回転羽根(25)の平面視における回転軌跡内に
臨む位置に設定配置している。即ち、各落下口(23
a),(23b)は縦軸心(Y2)の両側に振り分けて配設さ
れるように位置設定されている。以上のことにより、薬
剤収納室(20A),(20B)に収納された薬剤が目皿(1
9)の繰出し孔(22)に所定量供給され、目皿(19)の
回転に伴って、繰出し孔(22)が落下口(23a),(23
b)位置にくると、薬剤が、繰出し孔(22)から落下口
(23a),(23b)に自然流下して回転羽根(25)に供給
され、第2図に示すように、回転羽根(25)で飛散させ
られるようになっている。回転羽根(25)で飛散させら
れた薬剤が圃場に横幅方向で均一に散布されるように、
下方を開放した横長筒状のガイド部材(26)を、農用薬
剤散布装置(13)のケース(27)に連設している。
また、第6図に示すように、苗植付け装置(3)の回
動ケース(9)と、目皿(19)の回転軸(28)に設けた
ワンウェイクラッチ(29),(29)とを、ロッド(3
0)、リンクアーム(31)、ワイヤ(32),(32)、揺
動アーム(33),(33)を介して連動連結することで、
目皿(19)を、回動ケース(9)の回転駆動力で回転さ
せている。
上記構成により、例えば、苗植付け作業と同時に除草
剤と害虫防除剤とを圃場に散布することができる。すな
わち、農用薬剤散布装置(13)のホッパ(20)の2つの
薬剤収納室(20A),(20B)の夫々に、除草剤と害虫防
除剤とを振り分けて収納して、両薬剤を共に目皿(19)
で回転羽根(25)へ繰出し供給して同時に散布するので
ある。
尚、上記実施例では、落下口(23a),(23b)を薬剤
吐出口としたが、目皿(19)等の繰出し機構を備えてお
らず、薬剤収納室(20A),(20B)の出口(21a),(2
1b)から直接回転羽根(25)に薬剤を供給するよう、そ
の出口(21a),(21b)を回転羽根(25)に臨ませてい
る構造のものにあっては、出口(21a),(21b)を薬剤
吐出口とする。
また、上記のように回転駆動される目皿(19)を備え
たものにおいて、第8図に示すように、1つの目皿(1
9)に、この目皿(19)の回転軸心を中心とする内外2
つの同心円周に沿って繰出し孔(34),(35)を形成し
て、内周がわの繰出し孔(34)と、外周がわの繰出し孔
(35)とに供給され排出される薬剤が異なるよう、2つ
薬剤収納室(20A),(20B)の出口(21a),(21b)の
一方、及び2つの落下口(23a),(23b)の一方を、内
周がわの繰出し孔(34)の移動軌跡中に臨ませて配備
し、他方を、外周がわの繰出し孔(35)の移動軌跡中に
臨ませて配備しても良い。
尚、薬剤収納室を3つ以上設けても良い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面を構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る農用薬剤散布装置の実施例に示し、
第1図は農用薬剤散布装置を示す背面図、第2図は農用
薬剤散布装置を示す平面図、第3図は農用薬剤散布装置
を示す縦断側面図、第4図は第3図におけるIV−IV矢視
図、第5図は第3図におけるV−V矢視図、第6図は苗
植付装置、施肥装置及び農用薬剤散布装置を示す側面
図、第7図は乗用型田植機を示す全体側面図、第8図は
別実施例の農用薬剤散布装置における目皿を示す平面図
である。 (20A),(20B)……薬剤収納室、(23a),(23b)…
…薬剤吐出口、(25)……回転羽根。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の薬剤収納室(20A),(20B)の夫
    々に対応して形成した複数の薬剤吐出口(23a),(23
    b)を、上下方向に沿う回転中心周りで回転駆動される
    単一の回転羽根(25)の上方に臨ませて設けるととも
    に、前記薬剤吐出口(23a),(23b)を、前記回転羽根
    (25)の回転中心の両側に振り分けて配設してある農用
    薬剤散布装置。
JP2199373A 1990-07-26 1990-07-26 農用薬剤散布装置 Expired - Lifetime JP2506226B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017225375A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 株式会社クボタ 乗用型直播機

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JP2552500Y2 (ja) * 1991-01-14 1997-10-29 ヤンマー農機株式会社 薬剤散布機の繰り出し装置

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JP2017225375A (ja) * 2016-06-21 2017-12-28 株式会社クボタ 乗用型直播機

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