JP6124781B2 - 散布機 - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタなどの走行車両に装着又は搭載されて或いは自走して圃場等の散布地を移動しながら、粒状或いは粉状の肥料や種子や薬剤などの散布物を散布地に散布する散布機に関するものである。
散布機として、トラクタに装着されて圃場を移動しながら肥料を散布するスピンナー型のブロードキャスタが特許文献1に開示されている。
このブロードキャスタは、肥料を収容するホッパと、このホッパの下方に設けられたスピンナーとを備えている。前記ホッパの底板には肥料落下口が形成されている。前記スピンナーは上下軸回りに回転可能である。
前記ホッパの底板の下面側には、シャッタープレートがスピンナーの回転軸芯回りに回転操作可能に設けられている。このシャッタープレートには肥料通過口が設けられている。
前記肥料落下口と肥料通過口とは、上下方向で対面可能であり、ホッパの底板に対してシャッタープレートをスピンナー回転軸芯回りに所定角度回転調整することにより、肥料落下口と肥料通過口との連通開度(連通面積)が可変(広狭)する。
これら肥料落下口と肥料通過口との連通部分が肥料繰出し口であり、この肥料繰出し口を通ってホッパ内の肥料がスピンナー上に落下供給される。スピンナー上に落下供給された肥料は回転するスピンナーによって後方に放出されて圃場に散布される。
また、肥料の繰出し部として、スピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の肥料繰出し口を備えたものが知られている。
特開2001−103821号公報
スピンナー上に肥料を落下させて該スピンナーの回転により肥料を散布する散布機にあっては、スピンナーに対する肥料の落ちる位置によって肥料の飛び方が変わり、肥料を後方に放出して散布する場合、肥料の散布量が左側が多くなったり、右側が多くなったりする。
また、散布機においては、散布範囲全域において肥料をバランスよく放出して、肥料を均平に散布したいという要望がある。
そこで、本出願人が、スピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の肥料繰出し口を備えた散布機によって試験を行ったところ、肥料散布が均平になるような肥料落下位置(スピンナーに対する肥料の落下位置)が判明した。
ところが、スピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の肥料繰出し口を備えた散布機において、肥料散布が均平になるような肥料落下位置に肥料繰出し口からスピンナー上に落とそうとすると、肥料繰出し口の隣接間の間隔を狭くしなければならず、肥料繰出し口の隣接間の間隔を狭くすると、肥料落下口の隣接間の間隔が肥料通過口の隣接方向の幅よりも狭くなってしまい、肥料落下口を全閉状態にすることができないという問題が生じた。
また、一つの肥料繰出し口で試験を行ったがうまくいかなかった。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、スピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の肥料繰出し口を備えた散布機において、肥料等の散布物の散布の均平度を向上させることを課題とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
散布機は、散布物を収容する散布物収容部材の下方に上下軸回りに回転可能なスピンナーを設け、これら散布物収容部材とスピンナーとの間に、スピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物繰出し口を備え、散布物収容部材内の肥料をこの一対の散布物繰出し口を通過させてスピンナー上に落下させ、回転するスピンナーによって肥料を散布する散布機であって、
前記一対の散布物繰出し口のそれぞれの下方側に、該散布物繰出し口と対面すると共に、該一対の散布物繰出し口の隣接間の中間に向けて下方傾斜する散布物ガイド面を設け、前記散布物収容部材の下端が下方開口状とされ、この散布物収容部材の下端開口を塞ぐホッパプレートを設け、このホッパプレートにスピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物落下口を形成し、前記ホッパプレートの下面側に一対の散布物通過口が形成されたシャッタープレートを設け、一方の散布物落下口と一方の散布物通過口とで一方の散布物繰出し口が構成され、他方の散布物落下口と他方の散布物通過口とで他方の散布物繰出し口が構成され、スピンナー回転方向前側の散布物通過口に対応する散布物ガイド面は、該前側の散布物通過口のスピンナー回転方向前端部からスピンナー回転方向後方に向けて下方傾斜し且つ下端が該前側の散布物通過口のスピンナー回転方向中途部の下方に位置し、スピンナー回転方向後側の散布物落下口に対応する散布物ガイド面は、該後側の散布物通過口のスピンナー回転方向後端部からスピンナー回転方向前方に向けて下方傾斜し且つ下端が該後側の散布物通過口のスピンナー回転方向中途部の下方に位置することを特徴とする。
また、前記前側の散布物通過口に対応する散布物ガイド面の下端は、該前側の散布物通過口のスピンナー回転方向中央部の下方に位置し、前記後側の散布物通過口に対応する散布物ガイド面の下端は、該後側の散布物通過口のスピンナー回転方向中央部の下方に位置することを特徴とする。
また、散布機は、散布物を収容する散布物収容部材の下方に上下軸回りに回転可能なス
ピンナーを設け、これら散布物収容部材とスピンナーとの間に、スピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物繰出し口を備え、散布物収容部材内の肥料をこの一対の散布物繰出し口を通過させてスピンナー上に落下させ、回転するスピンナーによって肥料を散布する散布機であって、
前記一対の散布物繰出し口のそれぞれの下方側に、該散布物繰出し口と対面すると共に、該一対の散布物繰出し口の隣接間の中間に向けて下方傾斜する散布物ガイド面を設け、前記散布物収容部材の下端が下方開口状とされ、この散布物収容部材の下端開口を塞ぐホッパプレートを設け、このホッパプレートにスピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物落下口を形成し、前記ホッパプレートの下面側に一対の散布物通過口が形成されたシャッタープレートを設け、一方の散布物落下口と一方の散布物通過口とで一方の散布物繰出し口が構成され、他方の散布物落下口と他方の散布物通過口とで他方の散布物繰出し口が構成され、前記ホッパプレートとシャッタープレートとは、上下軸回りに同じ回転量で同方向に回転調整可能とされ、前記散布物ガイド面が設けられたガイド部材をシャッタープレートの下面に固定したことを特徴とする。
また、散布機は、散布物を収容する散布物収容部材の下方に上下軸回りに回転可能なスピンナーを設け、これら散布物収容部材とスピンナーとの間に、スピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物繰出し口を備え、散布物収容部材内の肥料をこの一対の散布物繰出し口を通過させてスピンナー上に落下させ、回転するスピンナーによって肥料を散布する散布機であって、
前記一対の散布物繰出し口のそれぞれの下方側に、該散布物繰出し口と対面すると共に、該一対の散布物繰出し口の隣接間の中間に向けて下方傾斜する散布物ガイド面を設け、前記散布物収容部材の下端が下方開口状とされ、この散布物収容部材の下端開口を塞ぐホッパプレートを設け、このホッパプレートにスピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物落下口を形成し、前記ホッパプレートの下面側に一対の散布物通過口が形成されたシャッタープレートを設け、一方の散布物落下口と一方の散布物通過口とで一方の散布物繰出し口が構成され、他方の散布物落下口と他方の散布物通過口とで他方の散布物繰出し口が構成され、前記ガイド部材を一対の散布物繰出し口に対してそれぞれ設け、スピンナー回転方向前側の散布物繰出し口に対応するガイド部材は、散布物通過口のスピンナー回転方向前方位置でシャッタープレート下面に固定される固定壁と、この固定壁からスピンナー回転方向後方側に向けて下方傾斜する傾斜壁とから構成され、スピンナー回転方向後側の散布物繰出し口に対応するガイド部材は、散布物通過口のスピンナー回転方向後方位置でシャッタープレート下面に固定される固定壁と、この固定壁からスピンナー回転方向前方側に向けて下方傾斜する傾斜壁とから構成され、ガイド部材の傾斜壁の上面が散布物ガイド面とされていることを特徴とする。
また、前記一対の散布物通過口は一方の散布物通過口が一方の散布物落下口に対面一致した状態で他方の散布物通過口が他方の散布物落下口に対面一致可能とされ、前記シャッタープレートをホッパプレートに対して上下軸回りに相対回転させることにより散布物繰出し口の開度が調整可能とされ、前記一対の散布物落下口の隣接間の間隔が、散布物通過口のスピンナー回転方向の幅より若干広い間隔に形成されていることを特徴とする。
また、前記ガイド部材を一対の散布物繰出し口に対してそれぞれ設け、スピンナー回転方向前側の散布物繰出し口に対応するガイド部材は、散布物通過口のスピンナー回転方向前方位置でシャッタープレート下面に固定される固定壁と、この固定壁からスピンナー回転方向後方側に向けて下方傾斜する傾斜壁とから構成され、スピンナー回転方向後側の散布物繰出し口に対応するガイド部材は、散布物通過口のスピンナー回転方向後方位置でシャッタープレート下面に固定される固定壁と、この固定壁からスピンナー回転方向前方側に向けて下方傾斜する傾斜壁とから構成され、ガイド部材の傾斜壁の上面が散布物ガイド面とされていることを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
対の散布物繰出し口から落下する散布物の落下位置を、散布物ガイド面によって、一対の散布物繰出し口の隣接間の中間に寄せることができる。これによって、スピンナーによる散布物の散布が均平になるような位置に散布物を落下させることができ、散布物の散布の均平度を向上させることができる。
また、散布物ガイド面によって、肥料を一対の散布物繰出し口の隣接間の中間に良好に落下させることができる。
また、ホッパプレートとシャッタープレートとを上下軸回りに同じ回転量で同方向に回転調整させることで、散布物の性状に合わせて、散布物の落下位置を調整することができるが、散布物ガイド面が設けられたガイド部材をシャッタープレートの下面に固定することで、散布物の落下位置を変える際に、シャッタープレートと一緒に散布物ガイド面も移動し、散布物ガイド面の位置を別途調整する必要がなく、至便である。
また、ねらいとする落下位置に散布物を案内することができるようにガイド部材を簡単に形成することができる。
散布機の側面図である。 散布機の下部の側面断面図である。 肥料繰出し部の平面図である。 肥料繰出し部及び散布部の側面断面図である。 (a)はホッパプレートの平面図、(b)はシャッタープレートの平面図である。 (a)はホッパプレートの側部取付部分の平面図、(b)はB−B線矢視断面図である。 散布部の平面図である。 (a)は図3のA−A線矢視断面、(b)は図7のC−C線矢視断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、トラクタなどの走行車両に直装されて圃場(散布地)を移動しながら該圃場に肥料(散布物)を散布する肥料散布機(散布機)1を示している。
図1に示すように、この肥料散布機1は、スピンナー型のブロードキャスタによって構成され、トラクタに装着される機枠2と、肥料を貯留するホッパ3(散布物収容部材)と、このホッパ3内の肥料を下方に落下排出する肥料繰出し部4(散布物繰出し部)と、ホッパ3から落下排出された肥料を圃場に散布する散布部5と、この散布部5を駆動する駆動軸6と、この駆動軸6に動力を伝達する動力伝達装置7とを有する。
機枠2は、左右一対の側部フレーム材8と、左右の側部フレーム材8を連結する連結フレーム材9とを有する。
左右の各側部フレーム材8は、前後方向に延びる下部杆部10と、この下部杆部10の上方側に配置されていて後上方に延びる上部杆部11と、下部杆部10の前端と上部杆部11の前下端とを接続する湾曲状の接続杆部12とから側面視後方開放状のV字状に形成されている。
連結フレーム材9は、左右の側部フレーム材8の上部杆部11の中途部同士を連結している。
連結フレーム材9の左右方向中央部には上部連結ブラケット13が設けられ、左右各側部フレーム材8の接続杆部12には下部連結ブラケット14がそれぞれ設けられている。上部連結ブラケット13には三点リンク機構のトップリンクが連結可能であり、下部連結ブラケット14には三点リンク機構のロワーリンクが連結可能である。これによって、機枠2がトラクタの後部に三点リンク機構を介して装着可能とされている。
ホッパ3は、主要部分が上端開口状の漏斗状に形成され、左右側部フレーム材8の間の上部側に配置されている。
ホッパ3の外面の左右両側の上下中途部には、機枠2の上部杆部11の上端側に設けられた支持部15に支持される被支持部16が設けられている。ホッパ3の外面の前面側の上下中途部には、前記上部連結ブラケット13に設けられた保持部17に保持される被保持部18が設けられている。
図2に示すように、このホッパ3の下端側には、上下開口状の円筒形に形成された嵌合部19が設けられ、この嵌合部19の下端開口がホッパ3の下端開口とされている。
前記肥料繰出し部4はホッパ3の下端側に設けられ、この肥料繰出し部4の下方に(したがって、ホッパ3の下方に)散布部5が設けられ、この散布部5の下方に動力伝達装置7が設けられている。駆動軸6は、軸心が上下方向を向くように配置されてホッパ3の中心に位置し且つホッパ3内の下部から肥料繰出し部4及び散布部5を通って動力伝達装置7へとわたるように設けられている。
ホッパ3内の下部には、駆動軸6と一体回転して、ホッパ3の下端開口近傍における肥料のブリッジ現象を防止するアジテータ20が設けられている。
肥料繰出し部4は、ホッパ3の下端側の嵌合部19に嵌合するホッパプレート21と、このホッパプレート21の下方に位置するシャッタープレート22とを有する。
図3、図4及び図5に示すように、ホッパプレート21は、平面視円形の底壁23と、この底壁23の周縁から上方に延出する周壁24と、この周壁24の上端周縁から前後左右に延出されたフランジ壁25と、該ホッパプレート21を操作する操作レバー26とを有する。
このホッパプレート21の周壁24はホッパ3の下端側の嵌合部19に駆動軸6の軸心回りに回転可能に外嵌されており、該ホッパプレート21の底壁23でホッパ3の(嵌合部19の)下端開口が塞がれている。
ホッパプレート21の底壁23には一対の肥料落下口27(散布物落下口)と円形の嵌合孔28とが貫通形成されている。
各肥料落下口27は、ホッパ3内の肥料を落下排出させるものであり、図5(a)に示すように、底壁23の径方向に長い平面視菱形形状を呈している。この一対の肥料落下口27は、駆動軸6の軸心Oを中心とする円周S上に並べて隣接配置されている。また、一対の肥料落下口27は、ホッパプレート21の底壁23の前部で且つ前後方向の中心線CLを挟んで左右に配置されている。さらに、一対の肥料落下口27は、駆動軸6の軸心Oを中心とする円周方向において肥料落下口27の間に一つの肥料落下口27が配置可能な間隔Wをおいて近接配置されている(一対の肥料落下口27の隣接間の間隔Wが、肥料通過口47のスピンナー回転方向Xの幅より若干広い間隔に形成されている)。また、図例では、一方(右側)の肥料落下口27が他方(左側)の肥料落下口27よりも前後方向の中心線CL近くに配置されている。
嵌合孔28はホッパプレート21の底壁23の中心部に形成されている。
また、図4に示すように、ホッパプレート21の底壁23の中心部にはスリーブ29がボルト30及びナット31によって取付固定されている。このスリーブ29は、中心部に駆動軸6が軸心O回りに相対回転自在に挿通される軸挿通孔32が形成され、外周部には、上から順に、第1嵌合部33と第2嵌合部34と鍔部35とが形成されている。
第1嵌合部33及び第2嵌合部34は円柱状に形成され、第1嵌合部33より第2嵌合部34が大径に形成されている。第1嵌合部33にはホッパプレート21の嵌合孔28が外嵌されている。鍔部35は第2嵌合部34の下端から径方向外方に張出し形成されている。
図5(a)に示すように、フランジ壁25の左右両側には、底壁23の中心(駆動軸6の軸心O)を中心とする円弧状のガイド孔36が形成されている。
このフランジ壁25の左右両側は、図6に示すように、機枠2の上部杆部11の上端側に設けた支持部15の下端から延設された支持壁37に受持されていると共に、該支持壁37にノブボルト40で固定されている。
前記支持壁37には矩形状の嵌合穴38が形成され、この嵌合穴38は前記フランジ壁25のガイド孔36に対応する位置に形成されていると共に、この嵌合穴38にはナット部材39が回転不能に嵌合されている。このナット部材39に、フランジ壁25の上方からノブボルト40のネジ部41を螺合し、該ノブボルト40を締め付け付けることにより、ホッパプレート21が駆動軸6の軸心O回りに回転不能に支持壁37に固定される。また、このノブボルト40を緩めることにより、ホッパプレート21が駆動軸6の軸心O回りに回転可能となる。
図3及び図5(a)に示すように、操作レバー26は、フランジ壁25の後部の左右方向中央部に、後方突出状として固定されている。この操作レバー26の上面には前方を指し示す矢印形状の指標42が設けられている。
シャッタープレート22は、図4及び図5(b)に示すように、平面視円板状のシャッター本体43と、このシャッター本体43の外周縁から下方に延びる周壁44と、シャッター本体43の一側縁部から側方に延びる(図例では、シャッター本体43の右側縁部から右方に延びる)連結ブラケット45とを有する。
シャッター本体43はホッパプレート21の底壁23と同径に形成され、ホッパプレート21の底壁23の下面に重ね合わされている。また、このシャッター本体43には、嵌合孔46と、一対の肥料通過口(散布物通過口)47とが形成されている。
図4に示すように、シャッター本体43の嵌合孔46は、該シャッター本体43の中心部に形成され、前記スリーブ29の第2嵌合部34に駆動軸6の軸心O回りに相対回転自在に外嵌されている。したがって、ホッパプレート21とシャッタープレート22とは駆動軸6の軸心O回りに相対回転自在とされている。
一対の肥料通過口47は、肥料落下口27を介して落下する肥料を通過させるものであり、前記肥料落下口27と同じ形状の菱形形状を呈し、一方の肥料通過口47が一方の肥料落下口27に対面一致(略完全にオーバーラップ)した状態で他方の肥料通過口47が他方の肥料落下口27に対面一致(略完全にオーバーラップ)する。
前記肥料落下口27と肥料通過口47との連通部分が肥料繰出し口(散布物繰出し口)91とされている。
図5(b)に示すように、連結ブラケット45には、シャッター本体43の中心(駆動軸6の軸心O)を中心とする円周上に一定間隔をおいて複数(図例では5つ)の連結孔48が形成されている。これら連結孔48は前後に並べて配置されている。また、これら連結孔48のうちの1つには、前後方向に延びるリンク杆49の後端側に設けた連結ピン50が枢支連結されている。
図1に示すように、このリンク杆49は、機枠2の前部に設けられた操作杆51によって前後に押し引き操作可能とされており、このリンク杆49を前後に押し引きすることにより、ホッパプレート21に対してシャッタープレート22が駆動軸6の軸心O回りに相対回転して、肥料繰出し口91の開口面積(肥料落下口27と肥料通過口47の連通面積)が変化する。これによって、肥料繰出し口91を通って下方に落下する肥料の量が調整可能とされている。
図1に示すように、前記操作杆51は、機枠2の前部に設けられた支持ブラケット52に前後揺動自在に支持されている。操作杆51には、連動アーム53が下方突出状に設けられている。この連動アーム53の下端側に前記リンク杆49が連結部材54を介して枢支連結されている。また、操作杆51は、支持ブラケット52に固定された係止板55に、揺動操作した位置で揺動不能に係止可能とされている。
この実施形態にあっては、例えば、操作杆51を、その揺動範囲の後端から前側に揺動させることにより、肥料繰出し口91の開口面積が全開から全閉へと変化するよう構成されている。
図2に示すように、シャッタープレート22の周壁44には散布部5の上方を覆う上部カバー56が套嵌されている。この上部カバー56は平面視円形状に形成され、図6に示すように、その周縁側の左右両側が、ホッパプレート21のフランジ壁25を受持する左右の支持壁37に支持されている。すなわち、支持壁37には取付ブラケット57がボルト固定されており、この取付ブラケット57に上部カバー56がスペーサ部材58及びボルト59・ナット60を介して取付固定されている。
図2及び図7に示すように、散布部5は、スピンナー61と、このスピンナー61の前側を覆うガードカバー62とによって構成されている。
スピンナー61は、回転部材63と散布羽根64とから構成されている。
回転部材63は、平面視円形状の回転円板部65と、この回転円板部65の中心部に該回転円板部65から上方突出状に設けられた上下方向の軸心を有する円筒状の取付ボス66とを有する。この取付ボス66及び回転円板部65を駆動軸6が貫通していると共に取付ボス66及び駆動軸6を貫通する取付ピン67によって回転部材63が駆動軸6に取り付けられている。この回転部材63は駆動軸6が、図7の矢視X方向に回転駆動することで、該駆動軸6と一体回転する。
したがって、駆動軸6の軸心Oがスピンナー61の回転中心である。
図7に示すように、スピンナー61の散布羽根64は、回転部材63の回転円板部65の上面にボルト固定されている。散布羽根64は4枚(複数)設けられ、この4枚の散布羽根64は、回転円板部65の上面に、該回転円板部65の周方向に90°づつ位相をずらせて配置されている。また、各散布羽根64は、回転円板部65から径方向外方に突出している。
各散布羽根64は、図7及び図8(b)に示すように、回転円板部65に重ね合わされてボルト固定された平板部68と、この平板部68に対して傾斜する傾斜板部69と、断面略半円状の放出部70とから構成されている。
本実施形態では、平板部68と傾斜板部69と放出部70は1枚の板材を折曲することで形成され、傾斜板部69は、散布羽根64を構成する板材を折れ線Yで折曲することで、上方に行くに従ってスピンナー回転方向X後方に移行する傾斜状に形成されている。
放出部70は、傾斜板部69の傾斜方向の上縁から延出されていて、スピンナー回転方向X前方側に開口し且つ回転円板部65の径方向(スピンナー61の回転径方向)に沿う方向に長い略半円筒形に形成されている。
また、散布羽根64は、平面視において、スピンナー回転径方向外方に行くに従って幅狭となるように形成されている。したがって、散布羽根64の基部側は幅広とされていて、4枚の散布羽根64の基部側によって回転円板部65が覆われるように構成されている。
ガードカバー62は、図2及び図7に示すように、第1カバー部材71と第2カバー部材72とから構成されている。
第1カバー部材71は、駆動軸6の軸心Oを中心とする円弧状に形成されていてスピンナー61の前方側をカバーする主壁73と、この主壁73の上縁から径方向内方に延出された上壁74と、主壁73の下縁から径方向内方に延出された下壁75と、主壁73の左端から左方に延出された延設壁76とを有する。この第1カバー部材71は、その上壁74が前記上部カバー56の周縁部下面に重ね合わされて該周縁部にボルト固定されている。
第2カバー部材72は、駆動軸6の軸心Oを中心とする円弧状に形成されていて第1カバー部材71の前面側に位置する主壁77と、この主壁77の上縁から径方向内方に延出された上壁78と、主壁77の下縁から径方向内方に延出された下壁79と、主壁77の右端から該主壁77の接線方向に延びる延長壁80とを有する。この第2カバー部材72は、その上壁78が前記上部カバー56の周縁部上面に重ね合わされて該周縁部にボルト固定されている。
図7に示すように、前記一対の肥料繰出し口91(肥料落下口27と肥料通過口47)は、回転円板部65の前部で且つ外周側の上方に位置しており、散布羽根64の基部側(スピンナー回転径方向の径内側)に肥料が落下する。
また、前記一対の肥料繰出し口91(肥料落下口27と肥料通過口47)をスピンナー回転方向Xとの関係で説明すると、一対の肥料繰出し口91(肥料落下口27と肥料通過口47)はスピンナー回転方向Xに所定間隔をおいて隣接配置されている。
図3、図4及び図8(a)に示すように、シャッタープレート22の下面側には、一対の肥料繰出し口91(肥料通過口47)のそれぞれに対応して設けられたガイド部材87が配置されている。各ガイド部材87は、一枚の板材を折曲することによって形成され、シャッタープレート22の下面に溶接等によって固定される固定壁88と、この固定壁88に対して下方傾斜する傾斜壁89とを有する。
スピンナー回転方向X前側の肥料繰出し口91(91F)に対応するガイド部材87は、その固定壁88が肥料通過口47のスピンナー回転方向X前方位置でシャッタープレート22の下面に固定され、その傾斜壁89が固定壁88から(肥料通過口47のスピンナー回転方向Xの前端部から)スピンナー回転方向X後方側に向けて下方傾斜している。
スピンナー回転方向X後側の肥料繰出し口91(91R)に対応するガイド部材87は、その固定壁88が肥料通過口47のスピンナー回転方向X後方位置でシャッタープレート22の下面に固定され、その傾斜壁89が固定壁88から(肥料通過口47のスピンナー回転方向Xの後端部から)スピンナー回転方向X前方側に向けて下方傾斜している。
各ガイド部材87の傾斜壁89の上面が、肥料繰出し口91から落下する肥料を一対の肥料繰出し口91の隣接間の中間(本実施形態では中央側)に寄せるように案内する肥料ガイド面(散布物ガイド面)90とされている。
各肥料ガイド面90は、対応する肥料繰出し口91(肥料通過口47)と対面しており、且つ肥料通過口47の略半分と上下方向でオーバーラップしている。
また、傾斜壁89の下端は、スピンナー61の散布羽根64の放出部70より上方に位置している。
各肥料繰出し口91から落下する肥料はそのまま下方に落下することなく、肥料ガイド面90上に落下した肥料は、図7に矢印Zで示すように、肥料ガイド面90の傾斜方向に滑り落ち、一対の肥料繰出し口91の隣接間の中間に向かって下方傾斜方向に落ちる。また、肥料ガイド面90に当たらずに直下した肥料は、肥料ガイド面90に沿って落ちてくる肥料とぶつかって一対の肥料繰出し口91の隣接間の中間側に寄せられる。
また、図例の状態では、一対の肥料繰出し口91から落下した肥料は、図3及び図7に示すように、スピンナー61の回転円板部65の前部側で、且つ前後方向の中心線CLスピンナー回転方向Xのやや後方寄りに落下する。
本実施形態では、各ガイド部材87を板材を折曲することにより形成することで、ねらいとする落下位置に肥料を案内することができるようにガイド部材87を簡単に形成することができる。
図2に示すように、動力伝達装置7は、ケーシング81と入力軸82と伝動機構83とを有する。
ケーシング81は、左右の側部フレーム材8の下部杆部10間に設けられた載置台84に載置固定されている。このケーシング81内に、駆動軸6の下部が該ケーシング81の上端側から挿入されている。該駆動軸6の下部は、ベアリングによってケーシング81に上下方向の軸心回りに回転自在に支持されている。
入力軸82は、前後方向の軸心を有し、ケーシング81の前面から前方突出状として該ケーシング81内に挿入されている。この入力軸82の前端側にトラクタのPTO軸に連結されたドライブシャフトの後端側が連結されることにより、PTO軸から入力軸82に回転動力が伝達可能とされる。
伝動機構83はベベルギヤ伝動機構によって構成され、この伝動機構83を介して入力軸82から駆動軸6に回転動力が伝達される。
前記構成の肥料散布機1にあっては、ホッパ3内から肥料繰出し口91(肥料落下口27及び肥料通過口47)を通って落下した肥料は、回転するスピンナー61(散布羽根64の基部側)上に落下供給される。このスピンナー61上に落下供給された肥料は、スピンナー61が図7の矢示X方向に一定速度で回転することにより、散布羽根64の平板部68及び傾斜板部69上をスピンナー回転方向X後方側に相対移動して放出部70内に入ると共に放出部70の内面を伝って該放出部70の先端側へと移動する。そして、該肥料は、散布羽根64の放出部70がガードカバー62の右端側から左端側へと移動する間に、遠心力によって放出部70からスピンナー61の後方側に放出される。
肥料繰出し口91を通って落下する肥料は、スピンナー61へと落下する際に、肥料ガイド面90によって下方傾斜方向に案内され、一対の肥料繰出し口91の隣接間の中間に向かって下方傾斜方向に落ちる。すなわち、一対の肥料繰出し口91から落下する肥料の落下位置を、肥料ガイド面90によって、一対の肥料繰出し口91の隣接間の中間に寄せることができる。これによって、スピンナー61による肥料の散布が均平になるような位置に肥料を落下させることができ、肥料の散布の均平度を向上させることができる。
また、一対の肥料落下口27の隣接間の間隔Wが、肥料通過口47のスピンナー回転方向Xの幅より若干広い間隔に形成されているので、肥料を肥料ガイド面90によって、一対の肥料繰出し口91の隣接間の中間に良好に落下させることができる。
また、この肥料散布機1にあっては、前記肥料繰出し部4は、図3に示した位置が標準の粒状肥料を散布する位置であり、散布する肥料の大きさ等によって、この標準位置から肥料繰出し部4を駆動軸6の軸心O回りに左右に所定角度回転させる(ホッパプレート21とシャッタープレート22とを、駆動軸6の軸心回りに同じ回転量で同方向に回転調整する)ことで、スピンナー61に対する肥料の落下位置を変更調整可能である。
ホッパプレート21の操作レバー26の上方には目盛部材85が設けられており、この目盛部材85には5つの目盛り86が一定間隔で設けられている。標準位置では、真ん中の目盛り86に操作レバー26の指標42が合わせられている。また、標準位置では、図5(b)に示すように、シャッタープレート22に設けられた5つの連結孔48のうちの真ん中の連結孔48にリンク杆49の後端の連結ピン50が枢支連結されている。
そして、例えば、標準の粒状肥料よりも小さい粒状肥料を散布する場合は、ノブボルト40を緩めてホッパプレート21を回転可能とし、真ん中の目盛り86の右隣の目盛り86に指標42が合うようにホッパプレート21を回転させ、該回転させた位置でノブボルト40を締め付けてホッパプレート21を固定する。また、リンク杆49の後端の連結ピン50は真ん中の連結孔48の後隣の連結孔48に枢支連結することでシャッタープレート22を同方向に回転させる。このシャッタープレート22の回転量と、前記ホッパプレート21の回転量とは一致している。
また、粉状の肥料を散布する場合は、右端部の目盛り86に指標42が合うようにホッパプレート21を回転させ、リンク杆49の連結ピン50を後端の連結孔48に枢支連結する。
また、標準の粒状肥料よりも大きい粒状肥料を散布する場合は、真ん中の目盛り86の左隣の目盛り86に指標42が合うようにホッパプレート21を回転させ、リンク杆49の連結ピン50を真ん中の連結孔48の前隣の連結孔48に枢支連結する。
また、左側方のみに肥料を散布する場合は、左端部の目盛り86に指標42が合うようにホッパプレート21を回転させ、リンク杆49の連結ピン50を前端の連結孔48に枢支連結する。この場合は、さらに、ガードカバー62の第2カバー部材72を駆動軸6の軸心O回りに平面視時計方向に回転させて、第2カバー部材72でスピンナー61の後方を覆うようにする。
前述したように、本実施形態では、ホッパプレート21とシャッタープレート22とを上下軸回りに同じ回転量で同方向に回転調整させることで、肥料の性状に合わせて、肥料の落下位置を調整することができるが、肥料ガイド面90が設けられたガイド部材87をシャッタープレート22の下面に固定することで、肥料の落下位置を変える際に、シャッタープレート22と一緒に肥料ガイド面90も移動し、肥料ガイド面90の位置を別途調整する必要がなく、至便である。
なお、本実施形態では、肥料散布機1として、トラクタに直装される直装型のブロードキャスタを例示したが、走行車両に牽引又は搭載されるタイプの肥料散布機1或いは自走するタイプの肥料散布機1であってもよい。また、本発明の散布機は、肥料に限らず種子や薬剤等を散布する散布機であってもよい。
3 散布物収容部材(ホッパ)
21 ホッパプレート
22 シャッタープレート
27 散布物落下口(肥料落下口)
47 散布物通過口(肥料通過口)
61 スピンナー
87 ガイド部材
88 固定壁
89 傾斜壁
90 散布物ガイド面(肥料ガイド面)
91 散布物繰出し口(肥料繰出し口)
X スピンナーの回転方向

Claims (6)

  1. 散布物を収容する散布物収容部材の下方に上下軸回りに回転可能なスピンナーを設け、これら散布物収容部材とスピンナーとの間に、スピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物繰出し口を備え、散布物収容部材内の肥料をこの一対の散布物繰出し口を通過させてスピンナー上に落下させ、回転するスピンナーによって肥料を散布する散布機であって、
    前記一対の散布物繰出し口のそれぞれの下方側に、該散布物繰出し口と対面すると共に、該一対の散布物繰出し口の隣接間の中間に向けて下方傾斜する散布物ガイド面を設け
    前記散布物収容部材の下端が下方開口状とされ、この散布物収容部材の下端開口を塞ぐホッパプレートを設け、このホッパプレートにスピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物落下口を形成し、前記ホッパプレートの下面側に一対の散布物通過口が形成されたシャッタープレートを設け、
    一方の散布物落下口と一方の散布物通過口とで一方の散布物繰出し口が構成され、他方の散布物落下口と他方の散布物通過口とで他方の散布物繰出し口が構成され、
    スピンナー回転方向前側の散布物通過口に対応する散布物ガイド面は、該前側の散布物通過口のスピンナー回転方向前端部からスピンナー回転方向後方に向けて下方傾斜し且つ下端が該前側の散布物通過口のスピンナー回転方向中途部の下方に位置し、
    スピンナー回転方向後側の散布物落下口に対応する散布物ガイド面は、該後側の散布物通過口のスピンナー回転方向後端部からスピンナー回転方向前方に向けて下方傾斜し且つ下端が該後側の散布物通過口のスピンナー回転方向中途部の下方に位置することを特徴とする散布機。
  2. 前記前側の散布物通過口に対応する散布物ガイド面の下端は、該前側の散布物通過口のスピンナー回転方向中央部の下方に位置し、
    前記後側の散布物通過口に対応する散布物ガイド面の下端は、該後側の散布物通過口のスピンナー回転方向中央部の下方に位置することを特徴とする請求項1に記載の作業機。
  3. 散布物を収容する散布物収容部材の下方に上下軸回りに回転可能なスピンナーを設け、これら散布物収容部材とスピンナーとの間に、スピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物繰出し口を備え、散布物収容部材内の肥料をこの一対の散布物繰出し口を通過させてスピンナー上に落下させ、回転するスピンナーによって肥料を散布する散布機であって、
    前記一対の散布物繰出し口のそれぞれの下方側に、該散布物繰出し口と対面すると共に、該一対の散布物繰出し口の隣接間の中間に向けて下方傾斜する散布物ガイド面を設け、
    前記散布物収容部材の下端が下方開口状とされ、この散布物収容部材の下端開口を塞ぐホッパプレートを設け、このホッパプレートにスピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物落下口を形成し、前記ホッパプレートの下面側に一対の散布物通過口が形成されたシャッタープレートを設け、
    一方の散布物落下口と一方の散布物通過口とで一方の散布物繰出し口が構成され、他方の散布物落下口と他方の散布物通過口とで他方の散布物繰出し口が構成され、
    前記ホッパプレートとシャッタープレートとは、上下軸回りに同じ回転量で同方向に回転調整可能とされ、前記散布物ガイド面が設けられたガイド部材をシャッタープレートの下面に固定したことを特徴とする散布機。
  4. 散布物を収容する散布物収容部材の下方に上下軸回りに回転可能なスピンナーを設け、これら散布物収容部材とスピンナーとの間に、スピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物繰出し口を備え、散布物収容部材内の肥料をこの一対の散布物繰出し口を通過させてスピンナー上に落下させ、回転するスピンナーによって肥料を散布する散布機であって、
    前記一対の散布物繰出し口のそれぞれの下方側に、該散布物繰出し口と対面すると共に、該一対の散布物繰出し口の隣接間の中間に向けて下方傾斜する散布物ガイド面を設け、
    前記散布物収容部材の下端が下方開口状とされ、この散布物収容部材の下端開口を塞ぐホッパプレートを設け、このホッパプレートにスピンナーの回転方向に所定間隔をおいて隣接する一対の散布物落下口を形成し、前記ホッパプレートの下面側に一対の散布物通過口が形成されたシャッタープレートを設け、
    一方の散布物落下口と一方の散布物通過口とで一方の散布物繰出し口が構成され、他方の散布物落下口と他方の散布物通過口とで他方の散布物繰出し口が構成され、
    前記ガイド部材を一対の散布物繰出し口に対してそれぞれ設け、
    スピンナー回転方向前側の散布物繰出し口に対応するガイド部材は、散布物通過口のスピンナー回転方向前方位置でシャッタープレート下面に固定される固定壁と、この固定壁からスピンナー回転方向後方側に向けて下方傾斜する傾斜壁とから構成され、
    スピンナー回転方向後側の散布物繰出し口に対応するガイド部材は、散布物通過口のスピンナー回転方向後方位置でシャッタープレート下面に固定される固定壁と、この固定壁からスピンナー回転方向前方側に向けて下方傾斜する傾斜壁とから構成され、
    ガイド部材の傾斜壁の上面が散布物ガイド面とされていることを特徴とする散布機。
  5. 前記一対の散布物通過口は一方の散布物通過口が一方の散布物落下口に対面一致した状態で他方の散布物通過口が他方の散布物落下口に対面一致可能とされ、前記シャッタープレートをホッパプレートに対して上下軸回りに相対回転させることにより散布物繰出し口の開度が調整可能とされ、前記一対の散布物落下口の隣接間の間隔が、散布物通過口のスピンナー回転方向の幅より若干広い間隔に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の散布機。
  6. 前記ガイド部材を一対の散布物繰出し口に対してそれぞれ設け、
    スピンナー回転方向前側の散布物繰出し口に対応するガイド部材は、散布物通過口のスピンナー回転方向前方位置でシャッタープレート下面に固定される固定壁と、この固定壁
    からスピンナー回転方向後方側に向けて下方傾斜する傾斜壁とから構成され、
    スピンナー回転方向後側の散布物繰出し口に対応するガイド部材は、散布物通過口のスピンナー回転方向後方位置でシャッタープレート下面に固定される固定壁と、この固定壁からスピンナー回転方向前方側に向けて下方傾斜する傾斜壁とから構成され、
    ガイド部材の傾斜壁の上面が散布物ガイド面とされていることを特徴とする請求項1、2、3又は5に記載の散布機。
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