JPH07298741A - 自走式肥料散布機 - Google Patents

自走式肥料散布機

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JPH07298741A
JPH07298741A JP9681994A JP9681994A JPH07298741A JP H07298741 A JPH07298741 A JP H07298741A JP 9681994 A JP9681994 A JP 9681994A JP 9681994 A JP9681994 A JP 9681994A JP H07298741 A JPH07298741 A JP H07298741A
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JP
Japan
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fertilizer
shutter plate
tank
plate
spraying
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JP9681994A
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Inventor
Chimao Komatsu
千万雄 小松
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KANRIU KOGYO KK
Original Assignee
KANRIU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 肥料散布方向の首振りが可能の自走式肥料散
布機を提供すること。 【構成】 自走式肥料散布装置20は、散布軸7、回転
式散布板9、肥料タンク16、攪拌部材12、肥料タン
ク16の底面15aに半円周に亘って帯状に形成された
C形の肥料落とし開口部15b、肥料落とし丸穴A,
B,Cを有し、台板15aに下から重ね合わせられて軸
受7bの周りに回動可能の円板板の第1のシャッタ板
(流量調節シャッタ板)17、第1のシャッタ板17の
肥料落とし丸穴A,B,Cと揃い合う肥料とし丸穴a,
b,cを有し、第1のシャッタ板17に下から重ね合わ
せられて軸受7bの周りに回動可能の第2のシャッタ板
(散布方向変更シャッタ板)18を備えて成る。第1の
シャッタ板17の回動による開口度調節で散布密度が加
減され、第2のシャッタ板18の回動位置に如何により
散布方向が変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、肥料を回転式散布板の
遠心力により散布する自走式肥料散布機に関し、特に、
肥料タンク底面の多重シャッタ板構造を持つ散布方向変
更装置及び散布角変更装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、走行しながら肥料を遠心力で散布
する肥料散布機(自走式肥料散布機)は、例えば図11
に示すように、一対の前輪である駆動輪1a(1b)及
び操縦輪である尾輪1cを備えた車体フレーム1と、こ
の車体フレーム1の後部に搭載された小型エンジン2
と、起立した垂直フレーム3から後方に延びた操縦用二
叉ハンドル3a(3b)と、車体フレーム1の前部に搭
載された肥料散布装置4とを有しており、小型エンジン
2からの駆動力はVベルト(図示せず)を経て駆動輪1
a(1b)間のトランスミッション部5(図12参照)
へ伝達され、そのトランスミッション部5から水平軸の
走行用車軸6と垂直軸の散布軸7にそれぞれ伝達される
ようになっている。クラッチレバー8の操作で減速比が
変化し、肥料散布機の走行速度を変えられるようになっ
ている。また、肥料散布装置4は、図12に示すよう
に、散布軸7にボス部7aを介して固定され、複数の散
布羽根9aを有する回転式散布板9と、タンク台10の
上に固定された肥料タンク(ホッパ)10aと、肥料タ
ンク10aの底面を貫通した散布軸7の先端部に締め付
けボルト(図示せず)を以て固定された攪拌部材12
と、肥料タンク10aの底面に形成された1又は2以上
の肥料落とし穴10bと、これらの肥料落とし穴10b
と揃い合う肥料落とし穴11aを有し、肥料タンク10
aの底面に下から重ね合わせられて軸受7bの周りに回
動可能の円板状シャッタ板11とを備えて成る。散布軸
7の回転と共に肥料タンク10a内の攪拌部材12もそ
の底面を這うように回転するため、肥料タンク10a内
に堆積した肥料(図示せず)は偏り無く連続的に底面の
肥料落とし穴10bへ供給されて掻き落され、シャッタ
板11の肥料落とし穴11aを介して回転する散布板9
上に落下し続けるので、散布板9から遠心力により前方
扇状の所定散布範囲(散布角内)に肥料が連続的に撒き
散らされる。シャッタ板11を回動してその肥料落とし
穴11aと肥料タンク10の肥料落とし穴10bとの開
口度(穴重なり度合い)を調節すると、肥料タンク10
a内から回転式散布板9上へ落下する肥料の流量が加減
できるので、肥料の厚撒き・薄撒きが可能となってい
る。
【0003】なお、一方のハンドル3a(3b)に設け
た散布軸変速レバー7cの倒し込み操作で散布軸7の回
転速度を可変できるようになっており、回転式散布板9
の遠心力を増減でき、肥料の飛ばし距離の長短調整が可
能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
肥料散布機にあっては、次のような問題点がある。
【0005】 上記肥料散布機ではシャッタ板11の
回動位置の如何によって肥料落下流量を調節でき、肥料
散布密度が加減できるようになっているが、前方扇状の
散布範囲(散布角又は散布開き角度)の左右対称軸方向
(中心方向又は散布方向)は走行方向に対して固定され
た方向であるので、例えば畦に沿って肥料散布する場合
などでは、肥料散布機自体を畦にいっぱい寄せ付けて走
行させながら肥料散布していると言うのが実情であっ
た。畦付近には走行障害物があったり、起伏の激しい荒
れた地面になっている場合が多いので、肥料散布機自体
を畦に接近させて沿わせながら水平姿勢で走行させるに
は限界があり、そのため畦近傍では散布不能領域が発生
していた。また、肥料の種類によっては機体に対して散
布方向を変える必要もある。
【0006】 例えば果実園の樹木の周りを周回して
散布するような局部的散布の場合は、散布機を走行上曲
げる方向に散布角を絞り込んでやる必要があるが、上記
の散布機にあっては、肥料散布角が例えば120°程度
に固定されているため、曲げる方向とは反対側の領域に
も散布が行われてしまい、局部的散布ができず、徒に広
範囲の散布を余儀無くされ、肥料の無駄使いが生じてい
た。
【0007】そこで上記各問題点に鑑み、本発明の第1
の課題は、肥料散布方向の首振りが可能の自走式肥料散
布機を提供することにある。そして本発明の第2の課題
は、肥料散布の開き角度の調節が可能の自走式肥料散布
機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明が講じた第1の手段は、散布軸に固定された
回転式散布板と、タンク台上に固定され、底面に肥料落
とし口を有する肥料タンクと、この肥料タンク内で上記
散布軸の回動に伴って回動する攪拌部材を有する自走式
肥料散布機において、上記肥料タンクの肥料落とし口を
上記底面に広く形成された肥料落とし開口部とし、この
肥料落とし開口部の領域内に包含される領域の肥料落と
し穴を有し、上記底面に下から重ね合わせられて上記攪
拌部材の軸受の周りに回動可能の第1のシャッタ板を設
けると共に、第1のシャッタ板の肥料落とし穴と揃い合
う肥料落とし穴を有し、第1のシャッタ板に下から重ね
合わせられて上記軸受の周りに回動可能の第2のシャッ
タ板を設けたことを特徴とする。かかる構成において、
上記第1のシャッタ板を第1のリンク機構を介して回動
する第1の操作レバーと、上記第2のシャッタ板を第2
のリンク機構を介して回動する第2の操作レバーと、第
1のリンク機構及び/又は第2のリンク機構の運動伝達
を継断可能のクラッチ手段とを有することが望ましい。
【0009】また、本発明が講じた第2の手段は、散布
軸に固定された回転式散布板と、タンク台上に固定さ
れ、底面に肥料落とし口を有する肥料タンクと、この肥
料タンク内で前記散布軸の回動に伴って回動する攪拌部
材とを有する自走式肥料散布機において、上記肥料タン
クの肥料落とし口を上記底面に広く形成された肥料落と
し開口部とし、上記肥料落とし開口部の領域内に包含さ
れる領域の肥料落とし穴を有し、上記底面に下から重ね
合わせられて上記攪拌部材の軸受の周りに回動可能の第
1のシャッタ板を設け、第1のシャッタ板の上記肥料落
とし穴の領域を包含する領域の肥料落とし開口部を有
し、第1のシャッタ板に下から重ね合わされて上記軸受
の周りに回動可能の第2のシャッタ板を設け、更に、第
1のシャッタ板の上記肥料落とし穴と揃い合う肥料落と
し穴を有し、第2のシャッタ板に下から重ね合わせられ
て上記軸受の周りに回動可能の第3のシャッタ板を設け
たことをを特徴とする。かかる構成において、上記第1
のシャッタ板を第1のリンク機構を介して回動する第1
の操作レバーと、上記第2のシャッタ板を第2のリンク
機構を介して回動する第2の操作レバーと、上記第3の
シャッタ板を第3のリンク機構を介して回動する第3の
操作レバーと、上記第1乃至第3のリンク機構の少なく
とも一のリンク機構における運動伝達を継断可能のクラ
ッチ手段とを有することが望ましい。
【0010】そして、第1又は第2の手段においては、
上記肥料タンクの底面を上記タンク台の台板で兼用して
成ることが望ましい。
【0011】
【作用】まず第1の手段においては、第1のシャッタ板
の肥料落とし穴と第2のシャッタ板の肥料落とし穴との
開口度を加減することにより肥料落下流量を調節でき、
それ故、散布密度を増減できるが、同一の開口度でも第
1のシャッタ板の肥料落とし穴と第2のシャッタ板の肥
料落とし穴との揃え合う位置(第1のシャッタ板と第2
のシャッタ板の回動位置)を動かすことによって回転式
散布板上に肥料が落ちる位置を変えられるので散布方向
を変更することができる。このため、例えば、畦近傍で
は機体自体を寄せ付けずに、第1,第2のシャッタ板の
操作だけで畦に沿う散布が簡単にでき、散布不能領域の
発生を無くすことができる。また、肥料の種類によって
も散布方向を変えられるという使い勝手がある。
【0012】ところで、一方のシャッタ板を回動させる
際、他方のシャッタ板が供周りに回動してしまい、フィ
ードバック力がその操作レバーにまで及んで不如意に動
いてしまうことが起こり得るが、第1のリンク機構及び
/又は第2のリンク機構の運動伝達を継断可能のクラッ
チ手段を設けた構成においては、そのクラッチ手段によ
ってシャッタ板回動の相互干渉による操作側への運動伝
達の波及が遮断されるため、非操作のレバーが不如意に
動くことがない。
【0013】ここで、肥料タンクの底面がタンク台の台
板で兼用されて成る場合には、タンク台の開口部穴開け
処理とタンクの底付け処理が不要であり、低コスト化に
寄与している。
【0014】第2の手段においては、第1のシャッタ板
の肥料落とし穴はタンク底面の肥料落とし開口部内の領
域に収まっていても、第1のシャッタ板の回すとその肥
料落とし穴の位置もずれ、その位置の下に肥料が落下
し、散布方向が変わる。このため、第1のシャッタ板は
散布方向変更用のシャッタ板として機能している。第2
のシャッタ板の肥料落とし開口部が第1のシャッタ板の
すべての肥料落とし穴の領域を含んでいると、散布角が
前方扇形の最大角である。かかる状態で、第3のシャッ
タ板を回動すると、第3のシャッタ板の肥料落とし穴と
第1のシャッタ板の肥料落とし穴の開口度が調節できる
ので、肥料落下流量を変えることができる。このため、
第3のシャッタ板は肥料流量調節用のシャッタ板として
機能している。そして、第2のシャッタ板を回動してそ
の肥料落とし開口部に含まれる第1及び第3のシャッタ
板の肥料落とし穴を変えると、散布板に落ちる肥料の位
置と規模が変わるため、散布角が変化する。このよう
に、第2のシャッタ板を回動させることにより散布角の
拡大縮小が調節できるため、例えば果実園の樹木の周り
を周回して散布するような局部的散布が可能となり、肥
料の無駄使いを無くすことができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0016】〔実施例1〕図1は本発明の実施例1に係
る自走式肥料散布機における肥料散布装置を示す縦断面
図、図2は同肥料散布装置において肥料タンク及び攪拌
部材を取り外した状態を示す平面図である。なお、図1
及び図2において、図12に示す部分と同一部分には同
一参照符号を付し、その説明を省略する。
【0017】本例の肥料散布装置20は、トランスミッ
ション部5から上方に延びる散布軸7と、散布軸7の中
途にボス部7aを介して固定され、複数の散布羽根9a
を有する回転式散布板9と、タンク台板15の上に固定
され、タンク台板15自体を底面(座領域)15aとす
る底無しの肥料タンク(ホッパ)16と、肥料タンク1
6の底面15aを軸受7bを介して貫通した散布軸7の
先端部に、締め付けボルト(図示せず)を以て固定され
た攪拌部材12と、肥料タンク16の底面15aに半円
周に亘って帯状に形成された略C字形の肥料落とし開口
部15bと、3個の肥料落とし丸穴A,B,Cを有し、
台板(タンクの底面)15aに下から重ね合わせられて
軸受7bの周りに回動可能の円板状の第1のシャッタ板
(流量調節シャッタ板)17と、第1のシャッタ板17
の肥料落とし丸穴A,B,Cと揃い合う肥料落とし丸穴
a,b,cを有し、第1のシャッタ板17に下から重ね
合わせられて軸受7bの周りに回動可能の第2のシャッ
タ板(散布方向変更シャッタ板)18とを備えて成る。
【0018】第1のシャッタ板17の円周の一部から放
射外方向に操作用の耳状突片17aが張り出している。
第2のシャッタ板18は、第1のシャッタ板17の耳状
突片17aの回動域θを切除した切除部18fを有する
略矩形状の板で、その辺縁の一部から操作用の耳状突片
18aが張り出していると共に、タンク座領域から外れ
た部分の3箇所には回動案内用の円弧状長穴18b,1
8c,18dが形成されている。これらの円弧状長孔1
8b〜18dには、第2のシャッタ板18と台板15の
間に挟まれたスペーサ19eを持つガイドピンPが螺着
されている。そして、第2のシャッタ板18と台板15
の間に挟まれた第1のシャッタ板17の耳状突片17a
は、図1に示すように、下方に若干折り曲げられてお
り、耳状突片17aの回動域θの限界ではこの耳状突片
17aの側縁が第2のシャッタ板18の切除部18fの
縁に度当たりしてストッパ機能が発揮されるようになっ
ている。
【0019】ところで、本例においては、落とし開口部
を持つタンク台に有底の肥料タンクを取り付けるのでは
なく、タンク台板15自体を底面(座領域)15aとす
る底無しの肥料タンク16を取り付けてあるため、タン
ク台の開口部穴開け処理とタンクの底付け処理が不要で
あり、低コスト化に寄与している。
【0020】このように、本例の肥料散布装置20にお
いては回動可能の第1のシャッタ板17及び第2のシャ
ッタ板18を有しているが、両シャッタ板17,18の
回動操作機構は次のようになっている。即ち、図3及び
図4に示すように、垂直フレーム3に設けた上下の軸支
持板30a,30b間には垂直固定軸31が固定されて
いる。この垂直固定軸31にはこれに回動可能の内管3
2が嵌まっており、内管32の上部に固着された第2シ
ャッタ板回動レバー32aが機体の後方に延びている。
また、内管32にはこれに回動可能の外管33が嵌まっ
ており、外管33の上部に固着された扇状の連結板33
dが機体の後方に延びている。この連結板33dは円弧
状長穴33eを有している。この長穴33eに通した締
め付けネジ33fで連結解除可能の第1シャッタ板回動
レバー33aが機体の後方に延びており、これは外管3
3の周りに回動可能である。他方、内管32の下部に固
着された作動レバー32bの先端部と第2のシャッタ板
18の耳状突片18aとは中継リンク32c(図2参
照)を介して連結している。また、外管33の下部に固
着された作動レバー33bの先端部と第1のシャッタ板
17の耳状突片17aとは中継リンク33c(図2参
照)を介して連結している。
【0021】機体の走行と共に散布軸7が回転すると、
肥料タンク16内の攪拌部材12もその底面を這うよう
に回転するため、堆積した肥料(図示せず)は偏り無く
連続的に底面15aの肥料落とし開口部15bへ掻き寄
せられて、第1のシャッタ板17の肥料落とし丸穴A,
B,Cと第2のシャッタ板18の肥料落とし丸穴a,
b,cとの揃い合わせの開口を介して回転する散布板9
上に落下し続けるので、散布板9から遠心力により前方
扇状の散布範囲(散布角内)に肥料が連続的に撒き散ら
される。第1のシャッタ板17の肥料落とし丸穴A,
B,Cと第2のシャッタ板18の肥料落とし丸穴a,
b,cとの揃い合わせの開口度が大きいほど肥料の落下
流量が多くなり、散布密度が高くなるが、逆に、両者の
揃い合わせの開口度が小さくなると、散布密度が低くな
る。
【0022】ところで、両者の揃い合わせの開口度が同
じで散布密度が同じ場合でも、肥料落とし丸穴A
(a),B(b),C(c)の揃い合わさる位置(回動
位置)が異なることによって散布板上に肥料が落下する
位置が異なるので、散布方向が変化する。第1のシャッ
タ板17と第2のシャッタ板18は、肥料落下流量の調
整と散布方向の変更に関し、平等的役割を担っている
が、散布機使用者の操作上の取決めのため、本例では、
第1のシャッタ板17を流量調節シャッタ板とし、第2
のシャッタ板18を散布方向変更シャッタ板として取扱
うものとする。勿論、これとは逆に、第1のシャッタ板
17を散布方向変更シャッタ板とし、第2のシャッタ板
18を流量調節シャッタ板と取り決めても良い。
【0023】ここで、例えば第2のシャッタ板(散布方
向変更シャッタ板)18の肥料落とし丸穴a,b,cに
第1のシャッタ板(流量調節シャッタ板)17の肥料落
とし丸穴A,B,Cを完全に揃えて開口度100%にす
るものとし、第2のシャッタ板18を回動した場合を考
察する。図5に示すように、第2のシャッタ板18の耳
状突片18aの位置が回動位置αにある場合、丸穴の揃
い合わせ位置はa(A),b(B),c(C)にあり、
肥料散布範囲は機体の前方扇状の領域φ1で、その散布
方向はθ1である。次に、第2のシャッタ板18を図示
時計方向に回動してその耳状突片18aの位置が回動位
置βにした場合、丸穴の100%揃い合わせ位置も時計
方向に角度(β−α)だけ回って、a(A)′,b
(B)′,c(C)′の位置になるため、肥料散布範囲
は前の領域φ1より全体的に角度(β−α)だけ時計方
向に回って領域φ2となり、その散布方向はθ2であ
る。散布方向の変更角度は(β−α)である。このよう
に、第2のシャッタ板(散布方向変更シャッタ板)18
を回すことにより丸穴の合わせ位置が変わり、散布板上
に落ちる肥料の位置がずれるので散布方向の首振りがで
きるようになっている。勿論、第1のシャッタ板(流量
調節シャッタ板)17を動かし、開口度を変化させるこ
とにより、散布密度も変えられる。このように、本例は
散布方向を自由に変えられるようになっているので、例
えば、畦近傍では機体自体を寄せ付けずに、第2のシャ
ッタ板(散布方向変更シャッタ板)18の操作だけで畦
に沿う散布が簡単にでき、散布不能領域の発生を無くす
ことができる。また、肥料の種類によっても散布方向を
変えられるという使い勝手がある。
【0024】ここで、図12に示す従来の肥料散布装置
においては、ボス部7bを中心に回動可能なシャッタ板
11は、完全開口状態でないとき、肥料タンク10a内
の肥料の荷重を下方向に受けているため、シャッタ板1
1の円周縁の曲がりを防止するガイド部材13を複数個
設ける必要がある。しかし、このようなガイド部材13
を設けると、シャッタ板11を回動させる際、その円周
縁に摩擦が大きくかかるため、シャッタ板11の回動操
作が重くなってしまい、操作性が悪い。このように、肥
料タンク10aの底面に下からシャッタ板11を重ね合
わせた外付け構造ではなく、肥料タンク10aの底面に
上からシャッタ板を重ね合わせた内付け構造のものも知
られている。内付け構造のものは、シャッタ板の回動操
作上、シャッタ板の一部突片を肥料タンク10aの底面
に沿って形成されたスリットから外部に突き出す必要が
あるため、スリットから肥料が漏れるのを防止する対策
(漏れ止めシール構造)を工夫しなければならない。し
かし、漏れ止めゴム膜等では肥料漏れの防止が不完全で
ある。ところが、本例においては、第1のシャッタ板1
7は底面15aと第2のシャッタ板18とに面接触的に
挟まれているため、下方に折り曲がるおそれはなく、ま
たスムーズな回動操作が可能となっている。
【0025】また、肥料の漏れも完全に防止できてい
る。
【0026】ここで、第2のシャッタ板18を回動させ
た場合、これに第1のシャッタ板17が面接触している
ので、第1のシャッタ板17が供周りし、そのフィード
バックより第1のシャッタ板回動レバー33aが不如意
に動いてしまう場合が起こる。第1のシャッタ板回動レ
バー33aの動きは散布密度の目盛に対応付けられてい
るので、第2のシャッタ板18を回動させて散布方向を
変えようとすると、散布密度の指示値も変わってしま
う。このような不都合を無くすために、本例では、第1
のシャッタ板17の供周りによるフィードバック力が第
1のシャッタ板回動レバー33aへ伝達されないように
するクラッチ機構(連結板33d,円弧状長穴33e,
締め付けネジ33f)が設けられている。第2のシャッ
タ板18を回動させて散布方向を変えたい場合は、ま
ず、第1のシャッタ板回動レバー33aを指示値ゼロに
なるところまで戻した後、締め付けネジ33fを緩め
る。そして第2のシャッタ板回動レバー32aを動か
し、第2のシャッタ板18を回動させる。この第2のシ
ャッタ板回動レバー32aを動かす過程では、供周りで
第1のシャッタ板17が回動すると共に、中継リンク3
3c,外管33,連結板33dも追動するが、緩んだネ
ジ33fによって連結板33dと第1のシャッタ板回動
レバー33aとは非連結であり、第1のシャッタ板回動
レバー33aによる指示値は依然としてゼロ値のままで
ある。この後、締め付けネジ33fを締めて第1のシャ
ッタ板回動レバー33aと連結板33dとを連結してか
ら、第1のシャッタ板回動レバー33aを動かして第1
のシャッタ板17を回動させ、散布指示値を合わせる。
【0027】〔実施例2〕図6は本発明の実施例1に係
る自走式肥料散布機における肥料散布装置を示す縦断面
図、図7は同肥料散布装置において肥料タンク及び攪拌
部材を取り外した状態を示す平面図である。なお、図6
及び図7において、図1及び図2に示す部分と同一部分
には同一参照符号を付し、その説明は省略する。
【0028】本例の肥料散布装置40は、トランスミッ
ション部5から上方に延びる散布軸7と、散布軸7の中
途にボス部7aを介して固定され、複数の散布羽根9a
を有する回転式散布板9と、タンク台板15の上に固定
され、タンク台板15自体を底面(座領域)15aとす
る底無しの肥料タンク(ホッパ)16と、肥料タンク1
6の底面15aを軸受7bを介して貫通した散布軸7の
先端部に、締め付けボルト(図示せず)を以て固定され
た攪拌部材12と、肥料タンク16の底面15aに半円
周に亘って帯状に形成された略C字形の肥料落とし開口
部15bと、その肥料落とし開口部15bの形成領域に
包含される領域の3個の肥料落とし丸穴A,B,Cを有
し、台板(タンクの底面)15aに下から重ね合わせら
れて軸受7bの周りに回動可能の円板状の第1のシャッ
タ板(流量調節シャッタ板)41と、第1のシャッタ板
41の肥料落とし丸穴A,B,Cの領域を包含する領域
の略C字形の肥料落とし開口部42aを有し、第1のシ
ャッタ板41に下から重ね合わせられて軸受7bの周り
に回動可能の第2のシャッタ板(散布角変更シャッタ
板)42と、第1のシャッタ板41の肥料落とし丸穴
A,B,Cと揃い合う肥料落とし丸穴a,b,cを有
し、第2のシャッタ板42に下から重ね合わせられて軸
受7bの周りに回動可能の第3のシャッタ板(散布方向
変更シャッタ板)42を備えて成る。
【0029】図8に示す如く、第1のシャッタ板41の
円周の一部から放射外方向に操作用の耳状突片41aが
張り出している。また図9に示す如く、第2のシャッタ
板42の円周の一部から放射外方向に操作用の耳状突片
42bが張り出している。第3のシャッタ板43は、第
1のシャッタ板41の耳状突片41aの回動域θを切除
した切除部43fを有する略矩形状の板で、その辺縁の
一部から操作用の耳状突片43aが張り出していると共
に、タンク座領域から外れた部分の3箇所には回動案内
用の円弧状長穴43b,43c,43dが形成されてい
る。これらの円弧状長孔43b〜43dには、第3のシ
ャッタ板43と台板15の間に挟まれたスペーサ19e
を持つガイドピンPが螺着されている。そして、第1の
シャッタ板41の耳状突片41aは、図6に示すよう
に、下方に若干折り曲げられており、耳状突片41aの
回動域θの限界ではこの耳状突片41aの側縁が第3の
シャッタ板43の切除部43fの縁に度当たりしてスト
ッパ機能が発揮されるようになっている。
【0030】第1のシャッタ板41の耳状突片41aの
回動範囲θではその肥料落とし丸穴A,B,Cはタンク
底面の肥料落とし開口部15b内の領域に収まってい
る。第1のシャッタ板41の回すと丸穴A,B,Cの位
置もずれ、その位置の下に肥料が落下し、散布方向が変
わる。このため、第1のシャッタ板41は散布方向変更
用のシャッタ板として機能している。ここで、第2のシ
ャッタ板42の肥料落とし開口部42aが図7の破線で
示す位置(以下、全幅位置と言う)にあると、肥料落と
し開口部42aの領域に第1のシャッタ板41のすべて
の丸穴A,B,Cの領域(図7の実線)が含まれてお
り、散布角は前方扇形の最大角φ1である。
【0031】かかる状態で、第3のシャッタ板43を回
動すると、第3のシャッタ板43の肥料落とし丸穴a,
b,cと第1のシャッタ板41の肥料落とし丸穴A,
B,Cの開口度(重ね合わせ度合い)を調節できるの
で、肥料落下流量を変えることができる。このため、第
3のシャッタ板43は肥料流量調節用のシャッタ板とし
て機能している。
【0032】第1及び第3のシャッタ板41,43を図
7に示す如くの状態とし、第2のシャッタ板42を図7
の時計方向に回動して2点鎖線で示す位置(以下、中幅
位置と言う)にすると、丸穴C,cは肥料落とし開口部
42aに含まれず、その重なり開口が除外されるため、
散布方向は右方向に変わり、散布角はφ2となる。本例
においては、第1及び第3のシャッタ板41,43には
円弧上に3個の丸穴A(a),B(b),C(c)が形
成されているだけに過ぎないので、第2のシャッタ板4
2を時計方向に回動すると、肥料落とし開口部42aに
含まれる丸穴の個数自体も減少しており、肥料流量も減
少している。従って、第2のシャッタ板42は散布角を
変化させる機能と共に、肥料流量も変化させる機能を有
している。散布角を絞り込むと、自動的に散布量も下が
る。このため、第3のシャッタ板43を調節なしに、散
布密度の一定化が図れる。なお、丸穴を3個に限らず更
に多数形成し、肥料落とし開口部42aの回動で選択さ
れる丸穴の組は順次ずれるものの、個数は不変であるよ
うに構成することもできる。かかる場合には、第2のシ
ャッタ板42を回動しても丸穴の数は変わらないので、
肥料流量調節の機能はない。ただ、かかる場合でも、肥
料の散布角度変更の機能と散布方向変更の機能を有して
いるが、第2のシャッタ板42の散布方向変更の機能
は、第1のシャッタ板41で優先的に決定された散布方
向を2次的に若干修正ないし追加する意義を有してい
る。次に、第2のシャッタ板42を図7の時計方向に回
動して1点鎖線で示す位置(以下、小幅位置と言う)に
すると、丸穴C,cとB,bは肥料落とし開口部42a
に含まれず、丸穴A,aの開口だけが肥料落下に寄与す
るので、散布方向は更に右方向に変わり、散布角はφ3
となる。
【0033】このように、第2のシャッタ板42を回動
させることにより主として散布角の拡大縮小が調節でき
るようになっているため、例えば果実園の樹木の周りを
周回して散布するような局部的散布の場合は、第2のシ
ャッタ板42を例えば上記小幅位置に設定して散布機を
樹木に対して右回りで走行させると、樹木の基部に無駄
なく局部的な肥料散布を行うことができる。
【0034】なお、本例では第2のシャッタ板42の耳
状突片42aを回すとガイドピンPに当接してしまうた
め、その回動範囲が狭いため、前方全幅範囲の散布、前
方右側の中幅範囲の散布、前方右側の小幅範囲の散布の
ように、前方右側範囲に関する散布角の拡大縮小ができ
るようになっているが、耳状突片42aの張り出し位置
を変えた場合や第2のシャッタ板42と同様な別のシャ
ッタ板を設けた場合には、前方左側の中幅範囲の散布、
前方左側の小幅範囲の散布ができるように、前方左側範
囲に関する散布角の拡大縮小もできる。
【0035】なお、本例も実施例1と同様に、操作レバ
ーのリンク機構系の一部にシャッタ板の供周りに伴う運
動が遡及して指示値の狂いが生じるのを防止するため、
クラッチ機構を適宜設けることが望ましい。
【0036】なお、上記実施例の肥料散布機の肥料散布
装置20,40では、散布軸7の先端部が攪拌部材12
に嵌合してこれを回転するようになっているが、散布軸
7に自在継手(オルダム継手)を介して別体の攪拌軸を
接続するようにしても良い。
【0037】また、本発明の肥料散布機は肥料タンクに
入れるものを変えることにより、播種機や薬剤散布機当
として利用できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、肥料タ
ンクの底面の肥料落とし開口部に下から重ねて肥料落と
し穴を持つシャッタ板を複数枚回動可能に設けた点に特
徴を有するので、次の効果を奏する。
【0039】 第1の手段においては、第1のシャッ
タ板の肥料落とし穴と第2のシャッタ板の肥料落とし穴
との開口度を加減することにより肥料落下流量を調節で
き、散布密度を増減できることは勿論のこと、同一の開
口度でも第1のシャッタ板の肥料落とし穴と第2のシャ
ッタ板の肥料落とし穴との揃え合う位置(第1のシャッ
タ板と第2のシャッタ板の回動位置)を動かすことによ
って散布方向を変更することができる。このため、例え
ば、畦近傍では機体自体を寄せ付けずに、第1,第2の
シャッタ板の操作だけで畦に沿う散布が簡単にでき、散
布不能領域の発生を無くすことができる。また、肥料の
種類によっても散布方向を変えられるという使い勝手が
ある。
【0040】 第2の手段においては、第1のシャッ
タ板の肥料落とし穴はタンク底面の肥料落とし開口部内
の領域に収まっていても、第1のシャッタ板の回すとそ
の肥料落とし穴の位置もずれ、その位置の下に肥料が落
下し、散布方向が変わる。このため、第1のシャッタ板
は散布方向変更用のシャッタ板として機能している。第
2のシャッタ板の肥料落とし開口部が第1のシャッタ板
のすべての肥料落とし穴の領域を含んでいると、散布角
が前方扇形の最大角である。かかる状態で、第3のシャ
ッタ板を回動すると、第3のシャッタ板の肥料落とし穴
と第1のシャッタ板の肥料落とし穴の開口度が調節でき
るので、肥料落下流量を変えることができる。このた
め、第3のシャッタ板は肥料流量調節用のシャッタ板と
して機能している。そして、第2のシャッタ板を回動し
てその肥料落とし開口部に含まれる第1及び第3のシャ
ッタ板の肥料落とし穴を変えると、散布板に落ちる肥料
の位置と規模が変わるため、肥料の散布角が変化する。
このように、第2のシャッタ板を回動させることにより
散布角の拡大縮小が調節できるため、例えば果実園の樹
木の周りを周回して散布するような局部的散布が可能と
なり、肥料の無駄使いを無くすことができる。
【0041】 肥料タンクの底面がタンク台の台板で
兼用されて成る場合には、タンク台の開口部穴開け処理
とタンクの底付け処理が不要であり、低コスト化に寄与
している。
【0042】 一方のシャッタ板を回動させる際、隣
接する他方のシャッタ板が供周りに回動してしまい、フ
ィードバック力がその操作レバーにまで及んで不如意に
指示値が動いてしまうことが起こり得るが、リンク機構
の運動伝達を継断可能のクラッチ手段を設けた構成にお
いては、そのクラッチ手段によって相互干渉による運動
伝達の波及が遮断されるため、上記の不都合を解消でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る自走式肥料散布機にお
ける肥料散布装置を示す縦断面図である。
【図2】実施例1の肥料散布装置において肥料タンク及
び攪拌部材を取り外した状態を示す平面図である。
【図3】実施例1の肥料散布装置におけるシャッタ板の
回動操作機構を示す縦断面図である。
【図4】(a)は実施例1の肥料散布装置におけるシャ
ッタ板の回動操作機構を示す平面図、(b)はその底面
図である。
【図5】実施例1の肥料散布装置において肥料散布方向
の変更の状態を示す概念的な平面図である。
【図6】本発明の実施例2に係る自走式肥料散布機にお
ける肥料散布装置を示す縦断面図である。
【図7】実施例2の肥料散布装置において肥料タンク及
び攪拌部材を取り外した状態を示す平面図である。
【図8】実施例2の肥料散布装置における第1のシャッ
タ板を示す平面図である。
【図9】実施例2の肥料散布装置における第2のシャッ
タ板を示す平面図である。
【図10】実施例2の肥料散布装置における第3のシャ
ッタ板を示す平面図である。
【図11】従来一般の自走式肥料散布機を全体外観を示
す側面図である。
【図12】従来の自走式肥料散布機における肥料散布装
置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1a(1b)…駆動輪 1c…尾輪 1…車体フレーム 2…小型エンジン 3…垂直フレーム 3a(3b)…操縦用二叉ハンドル 4…肥料散布装置 5…トランスミッション部 6…走行用車軸 7…散布軸 7a…ボス部 7b…軸受 7c…散布軸変速レバー 8…クラッチレバー 9…回転式散布板 9a…散布羽根 10…タンク台 10a…肥料タンク 10b,11a…肥料落とし穴 11…円板状シャッタ板 12…攪拌部材 15…タンク台板 15a…タンク底面(座領域) 15b…肥料落とし開口部 16…底無しの肥料タンク 17…第1のシャッタ板 17a…耳状突片 A,B,C…第1のシャッタ板の肥料落とし丸穴 18…第2のシャッタ板 18a…耳状突片 18b,18c,18d…円弧状長穴 18f…切除部 a,b,c…第2のシャッタ板の肥料落とし丸穴 19…スペーサ θ…可動域 P…ガイドピン 20,40…肥料散布装置 30a,30b…軸支持板 31…垂直固定軸 32…内管 32a…第2のシャッタ板回動レバー 32b,33b…作動レバー 32c,33c…中継リンク 33…外管 33a…第1のシャッタ板回動レバー 33d…連結板 33e…円弧状長穴 33f…締め付けネジ 41…第1のシャッタ板 41a,42b…耳状突片 42…第2のシャッタ板 42a…肥料落とし開口部 43…第3のシャッタ板。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 散布軸に固定された回転式散布板と、タ
    ンク台上に固定され、底面に肥料落とし口を有する肥料
    タンクと、この肥料タンク内で前記散布軸の回動に伴っ
    て回動する攪拌部材とを有する自走式肥料散布機におい
    て、 前記肥料タンクの肥料落とし口は前記底面に広く形成さ
    れた肥料落とし開口部であり、前記肥料落とし開口部の
    領域内に包含される領域の肥料落とし穴を有し、前記底
    面に下から重ね合わせられて前記攪拌部材の軸受の周り
    に回動可能の第1のシャッタ板と、第1のシャッタ板の
    前記肥料落とし穴と揃い合う肥料落とし穴を有し、第1
    のシャッタ板に下から重ね合わせられて前記軸受の周り
    に回動可能の第2のシャッタ板とを備えて成ることを特
    徴とする自走式肥料散布機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自走式肥料散布機にお
    いて、前記第1のシャッタ板を第1のリンク機構を介し
    て回動する第1の操作レバーと、前記第2のシャッタ板
    を第2のリンク機構を介して回動する第2の操作レバー
    と、第1のリンク機構及び/又は第2のリンク機構の運
    動伝達を継断可能のクラッチ手段とを有することを特徴
    とする自走式肥料散布機。
  3. 【請求項3】 散布軸に固定された回転式散布板と、タ
    ンク台上に固定され、底面に肥料落とし口を有する肥料
    タンクと、この肥料タンク内で前記散布軸の回動に伴っ
    て回動する攪拌部材とを有する自走式肥料散布機におい
    て、 前記肥料タンクの肥料落とし口は前記底面に広く形成さ
    れた肥料落とし開口部であり、前記肥料落とし開口部の
    領域内に包含される領域の肥料落とし穴を有し、前記底
    面に下から重ね合わせられて前記攪拌部材の軸受の周り
    に回動可能の第1のシャッタ板と、第1のシャッタ板の
    前記肥料落とし穴の領域を包含する領域の肥料落とし開
    口部を有し、第1のシャッタ板に下から重ね合わされて
    前記軸受の周りに回動可能の第2のシャッタ板と、第1
    のシャッタ板の前記肥料落とし穴と揃い合う肥料落とし
    穴を有し、第2のシャッタ板に下から重ね合わせられて
    前記軸受の周りに回動可能の第3のシャッタ板とを備え
    て成ることを特徴とする自走式肥料散布機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自走式肥料散布機にお
    いて、前記第1のシャッタ板を第1のリンク機構を介し
    て回動する第1の操作レバーと、前記第2のシャッタ板
    を第2のリンク機構を介して回動する第2の操作レバー
    と、前記第3のシャッタ板を第3のリンク機構を介して
    回動する第3の操作レバーと、前記第1乃至第3のリン
    ク機構の少なくとも一のリンク機構における運動伝達を
    継断可能のクラッチ手段とを有することを特徴とする自
    走式肥料散布機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
    記載の自走式肥料散布機において、前記肥料タンクの底
    面は前記タンク台の台板で兼用されて成ることを特徴と
    する自走式肥料散布機。
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