JP3018762U - 肥料散布装置 - Google Patents
肥料散布装置Info
- Publication number
- JP3018762U JP3018762U JP1995005205U JP520595U JP3018762U JP 3018762 U JP3018762 U JP 3018762U JP 1995005205 U JP1995005205 U JP 1995005205U JP 520595 U JP520595 U JP 520595U JP 3018762 U JP3018762 U JP 3018762U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fertilizer
- cover case
- spreader
- opening
- spraying device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Fertilizing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 農作物等への肥料の散布が省力的に効率よく
行なえる肥料散布装置を提供する。 【構成】 フレーム部分1の上部に取り付けたホッパー
2、3の下部排出口にパイプ通路4、5を設け、パイプ
通路4、5にシャッター9と開閉弁10を設けると共
に、該通路4、5の下端に散布機6を設け、ホッパー
2、3から落下排出した粒状肥料を散布機6の回転盤1
5で外部に散布する。
行なえる肥料散布装置を提供する。 【構成】 フレーム部分1の上部に取り付けたホッパー
2、3の下部排出口にパイプ通路4、5を設け、パイプ
通路4、5にシャッター9と開閉弁10を設けると共
に、該通路4、5の下端に散布機6を設け、ホッパー
2、3から落下排出した粒状肥料を散布機6の回転盤1
5で外部に散布する。
Description
【0001】
この考案は、農作物等に粒状肥料を省力的に効率よく散布する肥料散布装置に 関する。
【0002】
農作物等に対する肥料の散布において、大規模農場では機械化が進められてい るが、規模の比較的小さな農場での大型機械の使用は効率が悪く、このため、手 作業による肥料散布が一般的である。
【0003】
ところで、手作業による肥料散布は、肥料を持ち運びながら散布しなければな らないので、極めて重労働であると共に作業能率が悪く、しかも散布量の不均一 が生じやすいという問題がある。
【0004】 そこで、この考案の課題は、比較的小規模な農場における農作物等への肥料散 布が省力的に効率よく均一に行なえ、しかも、畦間の距離や植付けの条数に合わ せて散布条件を調整することができる肥料散布装置を提供することにある。
【0005】
上記のような課題を解決するため、請求項1は、外周部に散布口を有するカバ ーケース内にモータで駆動される回転盤を設けた散布機と、前記散布機の上部に 位置し、下端排出口がカバーケース内と回転盤の直上位置で連通接続される肥料 収納ホッパーと、前記ホッパーの下端排出口とカバーケースの間に設けられ、ホ ッパー内から散布機への肥料の供給量を制御する調整機構とからなり、前記カバ ーケースの散布口が上下に角度可変になっている構成を採用したものである。
【0006】 請求項2は、肥料収納ホッパーの下端排出口と散布機のカバーケース内がパイ プ通路で接続され、このパイプ通路に設けた調整機構が、パイプ通路に対して直 交方向に移動させることにより、調整孔とホッパーの下端排出口との連通量を変 化させる量調整シャッターと、ホッパー内肥料の流出部分を開閉する開閉弁とで 形成されている構成を採用したものである。
【0007】 請求項3は、散布機は、カバーケースの外周部で二箇所の位置に散布口が、回 転盤の回転方向に沿い、かつ、相反する接線方向に向けて開口するように設けら れ、この散布機の上部に二個の肥料収納ホッパーを配置し、両ホッパーは、散布 口の開口方向に対する内側で、かつ、回転盤の回転軸心を挾む両側の位置におい てカバーケース内と連通している構成としたものである。
【0008】 請求項4は、回転盤は、カバーケース内に納まる直径を有する円板の上面に複 数の翼板を放射状の配置で立設して形成されている構成としたものである。
【0009】 請求項5は、カバーケースの散布口は、カバーケースの周壁に設けた開口と、 カバーケースの外周で開口の外側に、該開口と連通し、上下に角度可変となるよ う取り付けた角筒状の散布シュートで形成されている構成としたものである。
【0010】
ホッパー内に肥料を投入した状態で、散布機の回転盤を回転させ、開閉弁を開 いて量調整シャッターを所望する開度にすると、ホッパー内の肥料は下端排出口 から回転盤上に落下し、回転盤の回転による遠心力が付与された肥料はカバーケ ースの散布口から外部に排出され、農作物等に散布されることになる。
【0011】
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0012】 図1と図2のように、フレーム部分1上の前後位置に2個の肥料収納ホッパー 2と3が近接して固定され、両ホッパー2、3の下端排出口には、フレーム部分 1を貫通して下方に延びるパイプ通路4、5が各々接続され、両ホッパー2、3 の下方位置に、パイプ通路4、5の下端に取り付けた散布機6が設けられている 。
【0013】 なお、図5に示したように、フレーム部分1は、タイヤ7とハンドルを備えた 手押式やエンジン駆動の車輌8上に設けられ、該車輌8は畦AとA間を畦Aの長 さ方向に沿って移動させるようになっており、フレーム部分1のホッパー2、3 を取付ける上部水平部分は、車輌8の前後移動方向に長さ方向が平行している。
【0014】 前記パイプ通路4、5のホッパー2、3とフレーム部分1の間には、ホッパー 2、3内から散布機6への肥料の供給量を制御する調整機構となる、量調整シャ ッター9と、開閉弁10とが設けられている。
【0015】 シャッター9は、図4と図6のように、断面下向コ字状で前後方向に長く、ホ ッパー2、3の下端排出口とパイプ通路4、5の上端間を、長さ方向に移動自在 となるよう貫通し、ホッパー2、3の下端排出口と適合する直径の調整孔11、 12をホッパー2、3の配置間隔に一致するよう設けて形成され、長さ方向に移 動させ、排出口に対する調整孔11、12の重なり量を変化させることにより、 両ホッパー2、3内の肥料の流出量を同時に調整するようになっている。
【0016】 前記開閉弁10は、パイプ通路4、5の上端内部でシャッター9の下部に位置 するよう組み込まれ、ハンドル13による外部からの回動操作により、閉弁時は シャッター9の下面に接触して調整孔11、12を閉じ、肥料の落下を止めると 共に、開弁時は下方に垂下して調整孔11、12を開放することになり、上記閉 弁時の姿勢は、ハンドル13の部分に設けたカム等の適宜保持機構によって保持 されることになる。
【0017】 前記散布機6は、図1乃至図3に示すように、平面円形の内部中空に形成した カバーケース14と、このカバーケース14内に回動自在に収納した回転盤15 と、回転盤15を駆動するようカバーケース14上に設置したモータ16と、前 記カバーケース14の外周部で二箇所の位置に設けた散布口17、18とで構成 されている。
【0018】 上記回転盤15は、カバーケース14内に丁度嵌合する直径を有する円板19 の上面に複数の翼板20を放射状の配置で立設し、円板19の中心をモータ16 の出力軸と結合し、カバーケース14内で図3反時計方向に回転駆動される。
【0019】 カバーケース14の散布口17、18は、該ケース14の外周壁の両側で回転 盤15の回転方向に対し、相反する接線方向に向けて開口するように設けられ、 この両散布口17、18は、カバーケース14の外周壁に設けた開口21と、こ の開口21から外方に向けて接線方向へ突出する角筒部22と、角筒部22の先 端に上下の角度が可変となるよう延長状に取り付けた角筒状の散布シュート23 とで形成され、散布シュート23は、角筒部22に対する取付軸24の部分で角 度調整が可能となり、かつ、下壁の取付側を短尺化することにより、下方へ向け ての回動に支障がないようにしている。
【0020】 上記散布機6に対し、パイプ通路4、5は、図3に示すように、カバーケース 14内と、散布口17、18の開口方向に対する内側で、かつ、回転盤15の回 転軸心を挾む両側の位置において連通し、パイプ通路4、5から回転盤15上に 肥料が落下し、肥料は両側に散布されることになる。
【0021】 図8と図9は、シャッター9と開閉弁10の他の例を示し、シャッター9は、 パイプ通路4の上端で水平に支持されて長さ方向に移動自在となり、開閉弁10 は、パイプ通路4の上端部で後方向の一端側の位置に枢止した軸31に固定され 、シャッター9の下面に重なる閉鎖位置から図8に二点鎖線で示す垂下開弁位置 の間を回動自在となっている。
【0022】 上記軸31に上端を固定したリンク32の下端とホッパー支持ケース33に固 定したピン34との間にばね35を張設し、開閉弁10に常時閉弁位置への復帰 弾性を付勢すると共に、リンク32の下端に開閉操作用のワイヤ36を連結し、 このワイヤ36を車輌のハンドル側に設けたレバーで引張ってロックすると開閉 弁10は全開し、引張りを解くとばね35の引圧で閉弁するようになっている。
【0023】 このように、図8と図9の例では、開閉弁10の開閉操作が車輌のハンドル部 分において遠隔操作ができるようになる。
【0024】 この考案の肥料散布装置は上記のような構成であり、ホッパー2、3内に粒状 肥料を投入した車輌8を畦A間に位置させ、シャッター9を所望する散布量にセ ットし、モータ16で回転盤15を回転させた状態で開閉弁10、10を開弁位 置にすると、ホッパー2、3内の肥料はパイプ通路4、5を通って回転盤15上 に落下し、該回転盤15の回転による遠心力で肥料は散布口17、18から外方 へ排出され、両側の畦A上へ散布され、車輌8を畦Aの長さ方向に移動させれば 、畦Aに対して肥料を均一かつ連続的に散布することができる。
【0025】 上記肥料の散布時において、畦A、A間の距離や農作物Bの植付の条数に合わ せ、散布シュート23の角度を水平から下向きにしたり、モータ16の回転数を 可変装置で制御して、回転盤15を低速や高速に変化させることにより、飛散条 件を自由に選択することができる。
【0026】 また、何れか一方の開閉弁10、10を閉弁位置にすれば、片側にのみ肥料を 散布することができる。
【0027】
以上のように、この考案によると、ホッパー内に投入した肥料を散布機によっ て散布することができ、散布口の上下角度可変により、畦間の距離や農作物の植 付け条件に応じて散布状態を選択でき、比較的小規模な農場における肥料散布の 省力化と能率向上が図れる。
【0028】 また、肥料の散布量や散布条件が可変となり、散布機の両側に散布口を設け、 2個のホッパーから肥料を落下させることにより、両側に肥料を散布でき、この 場合、開閉弁により、散布方向の両側、片側の選択も行なえる。
【図1】この考案に係る肥料散布装置の側面図
【図2】同上の正面図
【図3】散布機を示す横断平面図
【図4】ホッパー下部の一部切欠正面図
【図5】散布装置の全体的な説明図
【図6】シャッターの斜視図
【図7】散布口の斜視図
【図8】シャッターと開閉弁の他の例を示す縦断側面図
【図9】同上の縦断正面図
1 フレーム部分 2、3 ホッパー 4、5 パイプ通路 6 散布機 9 シャッター 10 開閉弁 14 カバーケース 15 回転盤 16 モータ 17、18 散布口 19 円板 20 翼板 21 開口 22 角筒部 23 散布シュート
Claims (5)
- 【請求項1】 外周部に散布口を有するカバーケース内
にモータで駆動される回転盤を設けた散布機と、前記散
布機の上部に位置し、下端排出口がカバーケース内と回
転盤の直上位置で連通接続される肥料収納ホッパーと、
前記ホッパーの下端排出口とカバーケースの間に設けら
れ、ホッパー内から散布機への肥料の供給量を制御する
調整機構とからなり、前記カバーケースの散布口が上下
に角度可変になっている肥料散布装置。 - 【請求項2】 肥料収納ホッパーの下端排出口と散布機
のカバーケース内がパイプ通路で接続され、このパイプ
通路に設けた調整機構が、パイプ通路に対して直交方向
に移動させることにより、調整孔とホッパーの下端排出
口との連通量を変化させる量調整シャッターと、ホッパ
ー内肥料の流出部分を開閉する開閉弁とで形成されてい
る請求項1記載の肥料散布装置。 - 【請求項3】 散布機は、カバーケースの外周部で二箇
所の位置に散布口が、回転盤の回転方向に沿い、かつ、
相反する接線方向に向けて開口するように設けられ、こ
の散布機の上部に二個の肥料収納ホッパーを配置し、両
ホッパーは、散布口の開口方向に対する内側で、かつ、
回転盤の回転軸心を挾む両側の位置においてカバーケー
ス内と連通している請求項1又は2記載の肥料散布装
置。 - 【請求項4】 回転盤は、カバーケース内に納まる直径
を有する円板の上面に複数の翼板を放射状の配置で立設
して形成されている請求項1乃至3の何れかに記載の肥
料散布装置。 - 【請求項5】 カバーケースの散布口は、カバーケース
の周壁に設けた開口と、カバーケースの外周で開口の外
側に、該開口と連通し、上下に角度可変となるよう取り
付けた角筒状の散布シュートで形成されている請求項1
又は3記載の肥料散布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995005205U JP3018762U (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 肥料散布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995005205U JP3018762U (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 肥料散布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3018762U true JP3018762U (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=43154197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995005205U Expired - Lifetime JP3018762U (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 肥料散布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018762U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015047127A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-16 | 株式会社タカキタ | 散布装置 |
-
1995
- 1995-05-30 JP JP1995005205U patent/JP3018762U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015047127A (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-16 | 株式会社タカキタ | 散布装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4867381A (en) | Broadcast spreader for pulverized materials | |
AU2002311910B2 (en) | Broadcast spreader with movable deflector | |
US6336600B1 (en) | Self-propelled material spreader | |
JP2021061822A (ja) | デュアルシャットオフ制御装置を備えたデュアルインペラー型散布機 | |
AU2002311910A1 (en) | Broadcast spreader with movable deflector | |
EP1744613B1 (en) | Spreader with two rotatable plates | |
JP3018762U (ja) | 肥料散布装置 | |
KR20060104382A (ko) | 송풍식 입제 변량 살포기 | |
US3979071A (en) | Apparatus for broadcasting granular material | |
US3100645A (en) | Spreader for fertilizer and the like | |
GB2582423A (en) | Dual-impeller spreader with dual shut-off controls | |
KR100464589B1 (ko) | 분체살포기능을 가지는 방제장치 | |
KR102518899B1 (ko) | 비료살포장치 | |
KR200339886Y1 (ko) | 자주식 비료살포기 | |
JPH0647581Y2 (ja) | 農用薬剤散布装置 | |
JP3921667B2 (ja) | 薬剤散布機 | |
KR200178046Y1 (ko) | 과립종자 제조기 | |
JP2001269025A (ja) | 肥料散布機 | |
JP3968486B2 (ja) | 施肥装置付き湛水直播機 | |
KR200159742Y1 (ko) | 비료의 살포기에 있어서 비료의 진동 낙하장치 | |
JP2548456B2 (ja) | 薬剤供給装置付き田植機 | |
US20060016917A1 (en) | Apparatus for applying seed to a ground surface | |
JPS6227071Y2 (ja) | ||
JPH0130983Y2 (ja) | ||
JPS5830602Y2 (ja) | 粒状体の散布器 |