JP4542276B2 - 肥料散布機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、圃場に肥料を散布するための肥料散布機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15に示すように、トラクタなどの農作業車(図示せず)の後端から肥料を散布するための肥料散布機60としては、肥料を収容するホッパ61の底部62に肥料を落下させるための固定穴(図示せず)を形成し、その固定穴の上方にホッパ61内の肥料を固定穴に案内するためのアジテータ(図示せず)を設ける一方、固定穴の下方に固定穴の開度を調節自在に塞ぐためのシャッタ(図示せず)を設けたものが一般的に知られている。
【0003】
ホッパ61は、広い範囲に散布できるように車幅方向に長く形成されており、肥料を固定穴に案内するように下方へ向けて窄めるように形成されている。
【0004】
アジテータは、ホッパ61の長手方向に掛け渡される回転軸(図示せず)に多数の羽根を一体的に設けてなるものであり、回転自在に設けられている。
【0005】
シャッタは、ホッパ61の底部62の形状に沿って形成された板材に固定穴の開度を調節するための絞り穴をそれぞれの固定穴に対応させるように形成してなるものである。
【0006】
ところで近年、上記タイプの肥料散布機で有機肥料を散布したいという要望が高まっている。
【0007】
有機肥料は、化成肥料と比較して水分が多く、均質な性状でないという特徴があり、散布用の穴を大きくする必要がある。このため、ホッパ61の底部62をホッパ本体63に対して着脱自在に形成すると共に、大きな固定穴を形成した底部62と同様に大きな絞り穴を形成したシャッタとを別途用意し、それぞれ散布する肥料の種類に応じて交換することで対応している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ホッパ本体に装着していない側の底部とシャッタについては、紛失しないように保管しておかなくてはならず、取扱が面倒であった。
【0009】
また、有機肥料は、均質な性状でなく、異物も混入しやすいが、アジテータは回転軸に多数の羽根を一体に溶接したものであるため、異物によって羽根が曲がったり、破損した場合、アジテータ全体を交換しなければならなかった。
【0010】
そして、回転軸と羽根が一体のアジテータは、ホッパ内を清掃するとき邪魔になり、アジテータ周辺の側板を外したり、底板を外したりして清掃しなければならなかった。
【0011】
また、有機肥料は大量散布を行う場合が多いため、ホッパ容量を大きくすると共に、肥料投入口を大きくすることが求められていたが、肥料投入の都合からホッパの高さを大きくすることはできず、ブリッジの発生を防ぐためにホッパ内面の傾斜角度を変えることもできなかった。
【0012】
そして、有機肥料は水分によって粘度が変わるため、粘度が高いと隣り合う羽根間に有機肥料が詰まり、有機肥料と羽根とでアジテータ全体が円柱状になった状態で回転し、有機肥料を排出できなくなることがあった。
【0013】
そこで、本発明の目的は、別体の部品を必要とすることなく化成肥料と有機肥料の双方を散布することができる肥料散布機を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、肥料を収容するホッパの底部に、肥料散布用の固定穴を複数並べて形成すると共に、該固定穴の開度を絞るための複数の絞り穴を有するシャッタ板を上記固定穴の並び方向にスライド自在に設けた肥料散布機において、上記シャッタ板の絞り穴を、シャッタ板のスライド方向向きの中心線上から偏心させて形成すると共に、上記ホッパに上記シャッタ板を着脱自在に、かつ、中心を上記固定穴の並びラインからずらして設け、上記シャッタ板の装着向きを変えることで上記固定穴の並びラインに対する上記絞り穴の並びラインの位置を変えるようにしたものである。
【0015】
また、上記シャッタ板は、スライド方向に2分割されると共に、それぞれ一端にスライド方向の力を受けるための金具を有するものにするとよい。
【0016】
そして、肥料を収容するホッパの底部に肥料散布用の固定穴を複数並べて形成し、上記ホッパの底部に、上記固定穴の開度を絞るための複数の絞り穴を有するシャッタ板を上記固定穴の並び方向にスライド自在に設けた肥料散布機において、上記固定穴の並びラインに対して上記絞り穴の並びラインを近接離間させるように上記シャッタ板をスライド移動可能に設けたものである。
【0017】
上記ホッパの底部に、上記固定穴の並び方向に上記シャッタ板をスライド自在に案内するためのガイド部材を、上記固定穴の並び方向とは交差する方向にスライド可能に設けるとよい。
【0018】
そして、上記ホッパを上方へ向けて多段に拡がるように形成するとよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0026】
図2及び図3に示すように、肥料散布機1は、肥料を収容するホッパ2と、ホッパ2内の肥料を後述する固定穴3へ案内すべく攪拌するアジテータ4と、ホッパ2をトラクタなどの農作業車(図示せず)の後端に取り付けるための取付金具5とからなる。
【0027】
ホッパ2は、トラクタなどの農作業車に取り付けたときに車幅方向に延びるように長尺に形成されており、上方へ向けて多段に拡がるように形成されている。
【0028】
具体的には、ホッパ2は、底部6を後述するアジテータ4の羽根7に沿うように湾曲されると共に、底部6の前後両端から前後方向に拡がりながら上方へ延びるように形成されている。
【0029】
ホッパ2の前端側の壁面8は、ほぼ中間位置から起立されるように屈曲されている。
【0030】
ホッパ2の後端側の壁面9は、ほぼ中間位置からさらに後方へ拡がるように屈曲されて肥料投入口10を広く形成するようになっている。
【0031】
また、ホッパ2の底部6には、肥料散布用の固定穴3が、長手方向に複数並べて形成されると共に、固定穴3の開度を絞るための複数の絞り穴11を有するシャッタ板12a,12bが、固定穴3の並び方向にスライド自在に設けられている。
【0032】
固定穴3は、それぞれほぼ台形に形成されており、長辺13を車幅方向外側へ位置させると共に短辺14を車幅方向中央側へ位置させるように形成されている。
【0033】
シャッタ板12a,12bは、固定穴3の並び方向へ向けて長尺に形成されており、スライド方向(車幅方向)に2分割されている。シャッタ板12a,12bは、ホッパ2の底部形状に沿うように樋状に湾曲して形成されている。シャッタ板12a,12bの長手方向の両側には、ガイド部材33に係合させるための縁部15が下方へ若干折り返されるようにして形成されている。
【0034】
そして、シャッタ板12a,12bは、それぞれホッパ2の底部6にガイド部材33を介して車幅方向スライド自在に、かつ、固定穴3の並びラインに対して中心をずらすように装着されており、車幅方向外側にスライドされてガイド部材33から抜き取られることでホッパ2から着脱されるようになっている。
【0035】
また、シャッタ板12a,12bは、それぞれ車幅方向中央側に位置される一端にスライド方向の力を受けるためのピン金具16を有する。
【0036】
ピン金具16は、手動レバー17に連結されて回動されるL字状のリンク18にそれぞれ係合されており、シャッタ板12a,12bは、手動レバー17を操作されることで車幅方向にスライド移動されるようになっている。
【0037】
図1に示すように、絞り穴11は、それぞれの絞り穴11を結ぶ並びラインを、シャッタ板12a,12bのスライド方向向きの中心線48上から偏心させて形成されており、左右のシャッタ板12a,12bをそれぞれシャッタ板12a,12bの装着の向きを変えるように交換することで、固定穴3の並びラインに対する絞り穴11の並びラインの位置を変えるようになっている。すなわち、シャッタ板12a,12bを、ピン金具16の位置関係を変えないように左右入れ替えることで、固定穴3に対する絞り穴11のスライド軌跡の位置を変えるようになっている。
【0038】
絞り穴11は、それぞれ固定穴3と同じ大きさで、かつ、同じ形状に形成されている。
【0039】
図2及び図3に示すように、アジテータ4は、固定穴3の上方に固定穴3に近接して設けられている。
【0040】
アジテータ4は、固定穴3の並びに沿って延びる回転自在な回転軸19と、回転軸19に軸方向スライド可能に、かつ、周方向に固定されるように設けられた羽根7とからなる。
【0041】
図3及び図4に示すように、回転軸19は断面矩形状に形成されており、一端を後述する歯車箱35の出力軸36に連結されると共に他端をホッパ2に回転自在に支持されている。
【0042】
歯車箱35は、農作業車のPTO軸(図示せず)に連結される動力伝達軸20からの動力を回転軸19に伝達するためのものであり、動力伝達軸20と直角に交差して配置され回転軸19に同軸に連結される出力軸36を有する。出力軸36には、動力伝達軸20からの動力を受けて回転される歯車37が設けられている。
【0043】
出力軸36の先端には、回転軸19内に挿入される軸受け38が一体に回転するように設けられている。軸受け38は、外形を回転軸19内に填る四角形に形成されており、回転軸19内に挿入されることで回転軸19を出力軸36と一体に回転させるようになっている。
【0044】
また、ホッパ2には、回転軸19を出力軸36から軸方向に引き抜くための窓口45が形成されると共に、回転軸19の一端を支持するための支持部材39が窓口45を開閉自在に塞ぐように着脱自在に設けられている。
【0045】
支持部材39は、ホッパ2にボルト49を介して着脱可能に取り付けられる蓋部46と、蓋部46に一体に形成され回転軸19側へ延びる軸部46aと、軸部46aに回転自在に設けられ回転軸19内に挿入される軸受け部47とからなる。
【0046】
蓋部46は、ホッパ2の外側に取り付けられるようになっており、蓋部46には取っ手46bが一体に設けられている。
【0047】
軸受け部47は、外形を回転軸19内に填る四角形に形成されており、回転軸19内に挿入されることで回転軸19と共に軸部46aの回りを回転するようになっている。
【0048】
羽根7は、固定穴3の直近上方に固定穴3のそれぞれに対応させるように設けられており、有機肥料など水分が多い肥料も散布できるように直径を従来の1.8倍程度大きく形成されている。羽根7は、それぞれ回転軸19の角部34に係合されて回転軸19と一体に回転されるボス21と、ボス21から放射状に延びる羽根板22とからなる。
【0049】
ボス21は、回転軸19を挿通させるための矩形状の軸穴23を有する。
【0050】
図4に示すように、羽根板22は、それぞれ延長方向に対して若干ねじれるように形成されている。そして羽根板22は、隣り合う羽根板22同士交互に逆向きに捻れるように形成されており、ホッパ2内の肥料を車幅方向の一方にのみ移動させないようになっている。
【0051】
図3に示すように、羽根板22には、後述する羽根間隔規制部材24のロッド部25を挿通させるための位置決め穴26が周方向等間隔に複数形成されている。
【0052】
また、図4及び図5に示すように、羽根7は、通常使用時においては、羽根7同士の間隔を一定に保つべく隣り合う羽根7の間に設けられる羽根間隔規制部材24と、車幅方向両側の羽根7を中央側へ寄せてその位置を固定させるための端末固定部材27とで軸方向のスライド移動を規制されるようになっている。
【0053】
羽根間隔規制部材24は、両端をそれぞれ羽根板22の位置決め穴26に挿通される2本のロッド部25と、これらロッド部25の両端近傍に設けられロッド部25の羽根板22への挿通深さを規制するための鍔部28とからなり、ロッド部25を羽根板22から抜くことで羽根7から着脱可能となっている。
【0054】
鍔部28は、それぞれ回転軸19の外周に係合されるコ字状の切欠き29と、羽根7を挟んで隣り合う羽根間隔規制部材24のロッド部25を挿通させるための逃がし穴32とを有し、回転軸19を迂回して2本のロッド部25を連結するように形成されている。
【0055】
切欠き29は、それぞれ同じ向きに開くように形成されている。
【0056】
羽根間隔規制部材24は、羽根7間に取り付けられたときに鍔部28を羽根7に当接させると共に、ロッド部25をそれぞれ回転軸19から所定距離離間させて回転軸19と平行にするようになっている。
【0057】
端末固定部材27は、回転軸19の外周に環状に設けられ軸方向スライド自在なスライド管30と、スライド管30に外側から内側へ貫通して螺合されスライド管30を回転軸19に固定するためのボルト31とからなる。
【0058】
次に作用を述べる。
【0059】
化成肥料を散布する場合、肥料散布機1をトラクタなどの農作業車の後端部に取り付け、図1に示すように、絞り穴11の並びラインが固定穴3に偏って重なっていることを確認する。
【0060】
絞り穴11の並びラインが固定穴3上にほぼ完全に重なっている場合、左右のシャッタ板12a,12bを交換する。
【0061】
シャッタ板12a,12bの交換は、リンク18をピン金具16から外したのち、それぞれのシャッタ板12a,12bを車幅方向外側へ引き抜き、左右を入れ替えて装着し直すことで行う。このとき、ピン金具16を車幅方向中心側へ位置させるように装着しながら、それぞれのピン金具16にリンク18を係合させる。
【0062】
絞り穴11の並びラインと、固定穴3の並びラインとを互いに偏心させることにより、固定穴3に対する絞り穴11の重なり幅を小さくすることができ、固定穴3と絞り穴11の重なり部分に形成される開口の最大面積を小さくしてきめ細かな調節を行うことができる。
【0063】
そして、ホッパ2内に化成肥料を投入し、農作業車を走行させながら農作業車のPTO軸を回転駆動させる。
【0064】
農作業車側の駆動力は、動力伝達軸20を介して回転軸19に伝達され、回転軸19を回転駆動させる。
【0065】
羽根7は、回転軸19と一体に回転され、ホッパ2内の化成肥料を固定穴3へ向けて連続的に送る。このとき、隣接する羽根7同士は、羽根間隔規制部材24を介して一定間隔以上接近しないように位置を規制されており、車幅方向両端に位置される羽根7は、端末固定部材27によって車幅方向中心側へ向けて押さえ付けられているため、羽根7が回転軸19上をスライド移動することはなく、回転軸19に一体に固定されている。
【0066】
固定穴3に送られた化成肥料は、固定穴3と絞り穴11が重なって形成される開口を通じてホッパ2から散布される。
【0067】
化成肥料の散布量を調整するときは、手動レバー17を操作してシャッタ板12a,12bを車幅方向にスライド移動させる。シャッタ板12a,12bと共に絞り穴11が移動され、開口の大きさが増減される。
【0068】
また、有機肥料を散布する場合、左右のシャッタ板12a,12bを入れ替え、図2に示すように、絞り穴11の並びライン上に固定穴3の並びラインを重ね合わせる。これにより、固定穴3と絞り穴11をほぼ完全に重ね合わせることができ、有機肥料を散布するのに必要な大きな開口面積を得ることができる。
【0069】
そして、ホッパ2内に有機肥料を投入する。このとき、ホッパ2は、ホッパ2の高さを高く形成せずに肥料投入口10を広く形成されているため、容易に大量の有機肥料を投入することができ、さらに、前後壁面8,9のアジテータ4に近接する部分は、従来通りの所定の急角度に形成されており、ブリッジが発生しにくいため、ホッパ2内に肥料が詰まることもない。
【0070】
農作業車を走行させながらPTO軸を回転駆動させると、回転軸19と共に羽根7が回転駆動され、ホッパ2内の有機肥料が固定穴3へ向けて連続的に送られる。このとき、固定穴3に対する絞り穴11の重なり幅は最大限に大きくなっているため、手動レバー17によって開口の大きさを容易に大きく開くことができ、有機肥料を詰まらせることなく容易に散布することができる。
【0071】
ホッパ2内の清掃を行う場合、図6に示すように、端末固定部材27のスライド管30を車幅方向外側へスライド移動させ、それぞれの羽根7を一旦車幅方向外側へ動かしながら羽根7間の羽根間隔規制部材24を取り外す。スライド管30をスライド移動させる場合、ボルトを緩めてから行い、羽根間隔規制部材24は、ロッド部25の両端を羽根7の位置決め穴26から抜き取ることで羽根7から取り外す。
【0072】
そして、それぞれの羽根7を回転軸19に沿ってスライド移動させて一側へ寄せ集め、ホッパ2内の清掃を開始する。羽根7が一側に集まっているため、他側には清掃を邪魔する羽根7がなく、容易に清掃することができる。
【0073】
他側の清掃が終了したら、図7に示すように、それぞれの羽根7を他側に寄せ集め、同様に一側を清掃する。
【0074】
破損等した羽根7を交換する場合、まずボルト49を外し、取っ手46bを引く。支持部材39は軸受け部47を回転軸19から抜き出しながらホッパ2から取り外される。
【0075】
そして、スライド管30を固定しているボルト31を緩め、回転軸19を窓口45を挿通させるように軸方向に引き抜く。回転軸19は、軸受け38を内部に挿入させているだけであるため、簡単に出力軸36から外れ、スライド管30、羽根7及び羽根間隔規制部材24をホッパ2内に抜き落としつつホッパ2から取り外される。
【0076】
この後、窓口45に回転軸19を通しながら回転軸19にホッパ2内でスライド管30と、交換した羽根7と、羽根間隔規制部材24とを所定の順序で挿入する。軸受け38に回転軸19を押し込むことで軸受け38を回転軸19内に挿入させ、出力軸36に回転軸19を連結する。
【0077】
そして、回転軸19内に軸受け部47を挿入させるようにして支持部材39をホッパ2に取り付ける。羽根7と羽根間隔規制部材24とを所定の形状に組み立て、スライド管30を出力軸36側へ寄せ、ボルト31を締めて固定する。羽根7と羽根間隔規制部材24は互いに一体に固定され、羽根7の交換作業は完了される。
【0078】
このように、ホッパ2にシャッタ板12a,12bを着脱自在に、かつ、中心を固定穴3の並びラインからずらして設け、シャッタ板12a,12bの装着向きを変えることで固定穴3の並びラインに対する絞り穴11の並びラインの位置を変えるようにしたため、化成肥料や土壌改良材の散布範囲である少量散布時の散布量調節と有機肥料等の大量散布時の散布量調節が、別の部品を用意しなくともできる。また、固定穴3が大きいので、作業後の清掃を容易に行うことができる。
【0079】
また、シャッタ板12a,12bは、スライド方向に2分割されるものとし、それぞれ一端にスライド方向の力を受けるためのピン金具16を有するものとしたため、それぞれのシャッタ板12a,12bをピン金具16の位置を変えないように入れ替えるだけで固定穴3の並びラインに対する絞り穴11の並びラインの位置を変えることができ、容易に少量散布モードと大量散布モードを切り換えることができる。
【0080】
そして、肥料を収容するホッパ2を上方へ向けて多段に拡がるように形成したため、ホッパ2の高さを大きくすることなくホッパ容量を増やして肥料投入口10を大きく形成することができ、特にホッパ2の下部に発生しやすいブリッジも従来程度の発生頻度に抑えることができる。
【0081】
また、回転軸19に羽根7を軸方向スライド可能に、かつ、周方向に固定されるように設けたため、羽根7を端に寄せることで作業後の清掃、メンテナンス及び製作時の塗装を容易に行うことができる。また、回転軸19に羽根7を溶接する手間も省け、安価に製作することができる。そして、羽根7が破損した場合には羽根7を交換するだけで容易に修理することができ、メンテナンスコストも低減できる。
【0082】
そして、回転軸19を断面多角形状に形成し、羽根7を、回転軸19の角部に係合されて回転軸19と一体に回転されるものとしたため、簡単な構造で回転軸19に対して羽根7を軸方向スライド可能に、かつ、周方向に固定させることができる。
【0083】
羽根7間には羽根7同士の間隔を一定に保つための羽根間隔規制部材24が着脱可能に設けられるものとしたため、通常使用時には羽根7を簡単に回転軸19に固定させることができ、清掃時には羽根7を簡単にスライド移動させることができる。
【0084】
そして、羽根間隔規制部材24を、羽根7間に挿通されるロッド部25と、ロッド部25の両端近傍に設けられ羽根7の挿通深さを規制するための鍔部28とで構成したため、簡単な構造にすることができ、安価に製作することができる。
【0085】
さらに、羽根間隔規制部材24を、複数のロッド部25を有するものとし、鍔部28でそれぞれのロッド部25を連結するようにしたため、羽根7間隔を規制するのに必要な部品点数を減らすことができ、羽根7間に容易に取り付けることができる。
【0086】
なお、羽根間隔規制部材24と、端末固定部材27は、上述のものに限るものではない。例えば図8に示すように、羽根間隔規制部材40は、ロッド41の両端にフランジ状の鍔部42を設けたものであってもよい。この場合、それぞれの羽根7の間に複数の羽根間隔規制部材40を設けるものとするとよい。特に羽根7の間に2つの羽根間隔規制部材40を設ける場合、バランスを取るように回転軸19を挟んで対照となるように配置するとよく、羽根7を挟んで交互に90度ずつ取り付け位置をずらすとよい。
【0087】
端末固定部材27は、ホッパ2の側板43と羽根7との間の間隔を規制するための角筒状のカラー44としてもよい。
【0088】
また、回転軸19は断面矩形状に限るものではなく、断面三角形状や五角形状などの多角形状であってもよく、断面を円形として外周にスプラインを形成してもよい。
【0089】
他の実施の形態について述べる。
【0090】
図9及び図11に示す肥料散布機50は、上述の肥料散布機1のシャッタ板12a,12bの支持構造に変更を加えたものである。以下、同様の構成に付いては説明を省き、相違する点について述べる。
【0091】
シャッタ板12a,12bは、それぞれ長手方向の両側を複数のガイド部材51を介してホッパ2の底部6に長手方向スライド可能に装着されている。
【0092】
図9及び図11に示すように、ガイド部材51は、ホッパ2の底部6に、止めねじ52を介して固定穴3の並び方向と直交する方向にスライド自在に設けられる基部53と、基部53からシャッタ板12a,12bへ向けて延びシャッタ板12a,12bの縁部15の下側に当接されてシャッタ板12a,12bを支持する爪部54とからなる。
【0093】
基部53は、止めねじ52を通すためのねじ穴55をシャッタ板12a,12bの長手方向と直交する方向に長く形成されており、止めねじ52を緩めることでねじ穴55の長さの範囲で固定穴3の並びラインに対して近接離間されるようになっている。
【0094】
作用を述べる。
【0095】
化成肥料を散布する場合、図9及び図11に示すように、絞り穴11の並びラインが固定穴3の並びラインから偏心されている状態で行う。
【0096】
絞り穴11の並びラインと固定穴3の並びラインが同軸上にある場合、それぞれの止めねじ52を緩め、ガイド部材51と共にシャッタ板12a,12bを固定穴3の並びラインと直交する方向にスライド移動させる。
【0097】
これにより、固定穴3の並びラインに対して絞り穴11の並びラインが離間され、固定穴3に対する絞り穴11の重なり幅を小さくすることができる。止めねじ52を締め、ガイド部材51を固定した後、ホッパ2内に化成肥料を投入し、化成肥料の散布を開始する。
【0098】
化成肥料の散布量を増減するときは、手動レバー17を操作してシャッタ板12a,12bを車幅方向にスライド移動させる。シャッタ板12a,12bと共に絞り穴11が移動され、開口の大きさが増減される。
【0099】
また、有機肥料を散布する場合、同様の手順でシャッタ板12a,12bをスライド移動させ、図10及び図12に示すように、固定穴3の並びライン上に絞り穴11の並びラインを移動させる。これにより、固定穴3に対する絞り穴11の重なり幅を最大にすることができ、大きな開口を得ることができる。
【0100】
そして、ホッパ2内に有機肥料を投入し、有機肥料の散布を開始する。
【0101】
手動レバー17を操作することで開口を容易に大きく開くことができ、有機肥料を容易に散布することができる。
【0102】
このように、固定穴3の並びラインに対して絞り穴11の並びラインを近接離間させるようにシャッタ板12a,12bをスライド移動可能に設けたため、化成肥料や土壌改良材の散布範囲である少量散布時の散布量調節と有機肥料等の大量散布時の散布量調節が、別の部品を用意しなくともできる。
【0103】
また、ホッパ2の底部6に、固定穴3の並び方向にシャッタ板12a,12bをスライド自在に案内するためのガイド部材51を、固定穴3の並び方向と直交する方向にスライド可能に設けたため、固定穴3の並びラインに対して絞り穴11の並びラインを容易に近接離間させることができる。
【0104】
なお、ガイド部材51を、固定穴3の並び方向と直交する方向にスライド自在に設けるものとしたが、これに限るものではなく、固定穴3の並び方向と交差する方向にスライドするものであればよい。
【0105】
本発明とは無関係の参考形態について述べる。
【0106】
図13及び図14に示す肥料散布機70は、上述の肥料散布機1のアジテータ4に変更を加えたものである。以下、同様の構成については説明を省き、相違する点について述べる。
【0107】
アジテータ75を構成する羽根71,72は、放射状に径方向外方へ延び、かつ、肥料を軸方向へ送るように傾斜される4枚の羽根板73,74をそれぞれ有する。羽根71,72には互いに羽根板73,74が異なる第1羽根71と、第2羽根72とがある。
【0108】
第1羽根71の羽根板73と、第2羽根72の羽根板74とは、互いに逆向きに傾斜され、かつ、回転軸19に取り付けられたときに羽根71から延びる周方向の位置をずらすように形成されている。
【0109】
そして、羽根71,72は、回転軸19に交互に取り付けられることで羽根板73,74の周方向の位置(位相)を隣接する羽根71,72間で互い違いにずらすようになっており、隣合う羽根71,72の羽根板73,74同士が軸方向に重ならないようになっている。
【0110】
また、第1羽根板73と第2羽根板74は、それぞれ周方向に延びる長さを十分短く形成されており、周方向に隣り合う羽根板73,74間の間隙を十分広く確保するようになっている。
【0111】
このように構成したアジテータ75を回転させると、ホッパ2内の肥料は、第1羽根71、第2羽根72によって軸方向に移動される。
【0112】
このとき、第1羽根71の羽根板73と第2羽根72の羽根板74は、軸方向に重ならないように互い違いに配置されているため、肥料は軸方向に隣接する羽根71,72の羽根板73,74に干渉されることなく移動することができ、羽根71,72間に詰まることがない。
【0113】
またさらに、周方向に隣り合う羽根板73,74間の間隙は十分広く確保されていることから、軸方向に隣接される羽根71,72の羽根板73,74、すなわち周方向にずれて位置される羽根板73,74が肥料自体の粘性によって肥料の移動を阻害することもない。
【0114】
また、第1羽根71の羽根板73と、第2羽根72の羽根板74とは、互いに逆向きに傾斜されているため、肥料は第1羽根71と第2羽根74との間で交互に反対方向に揺すられる状態となり、肥料詰まりの発生を防ぐことができる。
【0115】
このように羽根71,72は、径方向外方へ延び、かつ、肥料を軸方向へ送るように傾斜される羽根板73,74をそれぞれ有するものとし、羽根板73,74の周方向の位置を隣接する羽根71,72間で互い違いにずらすように回転軸19に取り付けたため、アジテータ75での肥料詰まりを解消することができる。
【0116】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、別体の部品を必要とすることなく化成肥料と有機肥料の双方を散布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示す肥料散布機の平面図である。
【図2】シャッタ板を左右入れ替えた図1の平面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の要部正面図である。
【図5】羽根間隔規制部材の斜視図である。
【図6】羽根を一側へ寄せ集めた肥料散布機の正面図である。
【図7】羽根を他側へ寄せ集めた肥料散布機の正面図である。
【図8】他の実施の形態を示す肥料散布機の要部正面図である。
【図9】他の実施の形態を示す肥料散布機の平面図である。
【図10】ガイド部材とシャッタ板をスライド移動させた図9の平面図である。
【図11】図9のXI−XI線矢視断面図である。
【図12】図10のXII−XII線矢視断面図である。
【図13】参考形態を示す肥料散布機の側面図である。
【図14】図13の要部正面図である。
【図15】従来の肥料散布機の斜視図である。
【符号の説明】
1 肥料散布機
2 ホッパ
3 固定穴
6 底部
7 羽根
11 絞り穴
12a シャッタ板
12b シャッタ板
16 ピン金具(金具)
19 回転軸
24 羽根間隔規制部材
25 ロッド部
28 鍔部
33 ガイド部材
40 羽根間隔規制部材
42 鍔部
50 肥料散布機
51 ガイド部材
71 第1羽根(羽根)
72 第2羽根(羽根)
73 羽根板
74 羽根板
Claims (5)
- 肥料を収容するホッパの底部に、肥料散布用の固定穴を複数並べて形成すると共に、該固定穴の開度を絞るための複数の絞り穴を有するシャッタ板を上記固定穴の並び方向にスライド自在に設けた肥料散布機において、上記シャッタ板の絞り穴を、シャッタ板のスライド方向向きの中心線上から偏心させて形成すると共に、上記ホッパに上記シャッタ板を着脱自在に、かつ、中心を上記固定穴の並びラインからずらして設け、上記シャッタ板の装着向きを変えることで上記固定穴の並びラインに対する上記絞り穴の並びラインの位置を変えるようにしたことを特徴とする肥料散布機。
- 上記シャッタ板は、スライド方向に2分割されると共に、それぞれ一端にスライド方向の力を受けるための金具を有する請求項1記載の肥料散布機。
- 肥料を収容するホッパの底部に、肥料散布用の固定穴を複数並べて形成すると共に、該固定穴の開度を絞るための複数の絞り穴を有するシャッタ板を上記固定穴の並び方向にスライド自在に設けた肥料散布機において、上記固定穴の並びラインに対して上記絞り穴の並びラインを近接離間させるように上記シャッタ板をスライド移動可能に設けたことを特徴とする肥料散布機。
- 上記ホッパの底部に、上記固定穴の並び方向に上記シャッタ板をスライド自在に案内するためのガイド部材を、上記固定穴の並び方向とは交差する方向にスライド可能に設けた請求項3記載の肥料散布機。
- 上記ホッパを上方へ向けて多段に拡がるように形成した請求項1〜4いずれかに記載の肥料散布機。
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