JP6253144B2 - 肥料散布機 - Google Patents

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Description

本発明は、化成肥料、有機肥料等の被散布物を貯留するホッパを備え、このホッパから落下させた被散布物を散布する肥料散布装置(ブロードキャスタ)に関するもので、被散布物の散布方向の切換方法の改良に関するものである。
従来、化成肥料、有機肥料等の被散布物を貯留するホッパを備え、このホッパから落下させた被散布物を散布する肥料散布機(ブロードキャスタ)が普及している。肥料散布機は、農地での施肥作業の効率化のために用いられ、従来例として、特開2005−176642号公報(特許文献1)や実開平6−70513号公報(特許文献2)が公知である。
農地での施肥作業を行うと、肥料散布機の散布幅が決まっているため、一つの区画された圃場の最終工程において、散布幅を調整する必要があり、散布部の回転数を変更してある程度散布幅を調整可能であるが、十分な調整といえず重複した散布部や散布されていない部分が発生する場合があり、散布精度を十分に確保できない問題がある。このため、前記従来例のような両側散布と片側散布により散布幅を変更可能な肥料散布機が開発されている。
特許文献1には、一つの肥料ホッパと、肥料ホッパの下方には複数の肥料繰出口と、それぞれの肥料繰出口には、肥料繰出量を調節するシャッタ板が設けられ、それぞれの肥料繰出口下方には、回転する散布部を配したトラクタに装着できる肥料散布機で、シャッタ板を独立して電動で開度調節可能とし、複数のうちのいずれかのシャッタを選択して開度調節することによって片側散布も可能としている。しかし、複数の肥料繰出口にそれぞれ散布部を設ける必要があり、構造が複雑で生産コストを安く抑えるには不利である。また、特許文献2には、全面散布手段と片側散布手段とを具備し、それぞれの落下口開度調整を一つのシャッタ装置で兼用操作可能としている肥料散布機が開示されているが、底板2を手動で90度回転させる切替が必要なため、作業者が散布作業を中断してトラクタから降りて切替が必要であり、作業が煩わしく、作業効率が悪い問題があった。
特開2005−176642号公報 実開平6−70513号公報
前記問題を鑑み、構造が簡単で製造コストが低く抑えられる構造であり、両側散布と片側散布の切換をトラクタ運転席より容易に行える取り扱い性の良い肥料散布機を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために請求項1の発明は、被散布物を貯留するホッパと、ホッパから落下した被散布物を水平方向に回転する散布板により拡散散布する散布部と、ホッパと散布部との間に設けられ、被散布物の落下量を調整する調整部を備えたトラクタに装着して使用される肥料散布機において、調整部は、フレームに保持され複数の肥料落下口を設けたホッパ底板と、ホッパ底板に当接するとともに所定点を中心として摺動回動するシャッタ板と、シャッタ板をトラクタ運転席より摺動回動させるためのシャッタ操作部とで構成され、前記シャッタ板は摺動回動することでホッパ底板の肥料落下口と重合して開口度合いを変化させ被散布物の落下量を調整する複数の開口調整孔を有し、開口調整孔はホッパ底板の複数の肥料落下口のうち一部の肥料落下口のみに重合して開口度合いを調整する狭角散布状態と、すべての肥料落下口と重合して開口度合いを調整する広角散布状態とに調整可能で、各調整はトラクタ運転席より操作可能な前記シャッタ操作部のみによって行われ、前記シャッタ操作部のシャッタレバーを所定の位置から一定方向への操作により、前記開口調整孔と前記肥料落下口が重合しない状態から狭角散布である片側散布に切り替わるとともに、前記開口調整孔と前記肥料落下口の重合度合を変更させて肥料の落下量を調整し、前記シャッタ操作部のシャッタレバーを前記所定の位置から他方向への操作により、広角散布である両側散布へ切り替わるとともに、前記開口調整孔と前記肥料落下口の重合度合を変更させて肥料の落下量を調整することを特徴とした肥料散布機による。
また、請求項2の発明は、前記開口調整孔を、ホッパ底板の複数の肥料落下口のうち一部の肥料落下口のみに重合して開口度合いを調整する狭角散布状態のときは、肥料の散布方向がトラクタ進行方向の中央より左右片側にのみ散布される片側散布状態となり、すべての肥料落下口と重合して開口度合いを調整する広角散布状態のときは、トラクタ進行方向の左右両側に散布される両側散布状態となることを特徴とした請求項1に記載の肥料散布機による。
本発明によれば、散布部を複数設けることもなく構造が簡単であり、製造コストを低く抑えた構造とすることが可能であり、シャッタ板をトラクタ運転席より摺動回動させるためのシャッタ作動部が設けてあることにより切替作業が容易に行え、作業効率がよい肥料散布機が提供できる。
肥料散布機の左側面図である。 肥料散布機の一部断面した左側面図である。 調整部のホッパ底板とシャッタ板の分解斜視図である。 肥料落下口の位置による散布方向の説明図である。 広角散布状態時のシャッタ板の作動説明図である。 狭角散布状態時のシャッタ板の作動説明図である。 シャッタ開度目盛板の正面図である。
実施の一形態を、図1乃至図7に基づいて説明する。図1は、本発明の肥料散布機の左側面図である。肥料散布機Sは、上方中央部に被散布物を貯留するホッパ2を備え、ホッパ2の底部から落下させた被散布物をその下方部に位置させた散布部3により飛散散布させる。ホッパ2底部と散布部3との間には調整部4が設けられ、散布部3に落下する被散布物の落下量を調節する構造となっている。これらはトラクタ(図示せず)に装着するための装着部を前方部に設けたフレーム1により保持されていて、ホッパ2は左右側方に設けたホッパ固定ハンドル20によって取付けられ、ホッパ固定ハンドル20を外すとホッパ2のみ取り外しできる。装着部は、トラクタの装着用三点リンク(図示せず)に装着するため、トラクタロワリンク(図示せず)と連結する下方部左右に水平方向に突設するロワリンクピン10と中央部上方のトップリンクブラケット11に設けたトラクタトップリンク(図示せず)と連結するための左右水平方向の連結孔を備えている。また、散布部3下方にはギヤケース52が設けられていて、ギヤケース52前方に突設した入力軸50とトラクタPTO軸(図示せず)とをユニバーサルジョイント等により連結してトラクタの動力が入力される。入力された動力は、ギヤケース52内のベベルギヤにより上方に突設して設けた出力軸51を回転駆動させる。出力軸51には散布部3の散布板30とホッパ2底部のホッパ底板40上面に設けたアジテータ32が固着されていて回転駆動される。アジテータ32は、回転してホッパ2内の被散布物の滞留等を防止する。
図2は、肥料散布機Sの一部断面した左側面図である。ホッパ2は、下方が窄まった漏斗形状をなし、その上面は開口している。ホッパ2内には、被散布物としての肥料等が貯留される。ホッパ2の底部には、調整部4が設けられ、調整部4は複数の肥料落下口を設けたホッパ底板40と、ホッパ底板40下方面に当接するとともにホッパ2中心部を中心として水平周方向に摺動回動するシャッタ板41が設けられている。シャッタ板41は摺動回動することでホッパ底板40の肥料落下口と重合して開口度合いを変化させ被散布物の落下量を調整する開口調整孔を有し、開口調整孔はホッパ底板の複数の肥料落下口のうち一部の肥料落下口のみに重合して開口度合いを調整する狭角散布状態と、すべての肥料落下口と重合して開口度合いを調整する広角散布状態とに調整可能で、フレーム1前方部に設けられトラクタ運転席より操作できるシャッタ操作部42の操作により調整可能に設けられている。
図3は、調整部4のホッパ底板40とシャッタ板41の分解した要部斜視図である。ホッパ底板40は、リング状の保持ベースプレート44によってフレーム1側に取付けられる。保持ベースプレート44はリング状プレートの左右に凸部が設けられ、凸部の取付け孔にボルトとナットによりフレーム1に取付けられる。この際、ホッパ底板40の外周に設けた鍔状部を下方から四角状プレートの保持プレート45により挟み込んでホッパ底板40は保持される。
ホッパ底板40は、外周に水平方向鍔状部を有し下方に突設した凹状の円筒となっていて、凹状底面の平面部には、肥料落下口が本例では3か所設けられている。肥料落下口は、図3に示す下方側と上方側の周方向に離間して開けられた四角状の孔とその中間部外周側に設けた周方向に長い四角状の孔で、下方側が肥料落下口A400、上方側が肥料落下口C402、中間部が肥料落下口B401である。肥料落下口A400、肥料落下口C402は同形状で周方向に離間して位置する。本例では、肥料落下口A400、肥料落下口C402は、四角状で円筒外側の辺は円筒中央側を中心とした円弧状で各四隅がR状に面取りされていて、円筒中心部側が外側角より大きくR状に面取りされ、中心部側に向けやや幅が狭くなった形状となっている。また、肥料落下口B401は、周方向に長い四角状の孔で四隅はR面取りされ、外周側面と内周側面は同心の円弧面であり、周方向両端部面は円筒中心部に向け窄まった形状となっている。肥料落下口B401は、肥料落下口A400、肥料落下口C402の外側面より円筒の外側に位置する。
ホッパ底板40の下面には、シャッタ板41が当接して設けられている。シャッタ板41は、下方に開放側を向けた凹状の円盤で、中心部に回動孔414を有し、これに下方より挿入されたシャッタ回動軸43によりホッパ底板40中央部に摺動回動自在に当接して保持される。シャッタ回動軸43は、ホッパ底板40中央部にボルトで固着される。また、当接している摺動面には、ホッパ底板40の前記肥料落下口A400、肥料落下口B401、肥料落下口C402、と同形状で周方向に同ピッチに設けた開口調整孔A410、開口調整孔B411、開口調整孔C412が開けられていて、シャッタ板41を前記シャッタ回動軸43を中心に回動させると、前記肥料落下口A400,肥料落下口B401,肥料落下口C402と開口調整孔A410,開口調整孔B411,開口調整孔C412が互いに完全に重合する状態と完全に重合しない状態とに調整可能に設けられている。シャッタ板41の凹状円盤側面外周面部には後述するシャッタ操作部42のシャッタロット421を連結するシャッタロット連結孔413を設けたプレートが固着されていて、シャッタ操作部42によりシャッタ板41が回動調整可能となっている。シャッタ操作部42により前記肥料落下口A400,肥料落下口B401,肥料落下口C402と開口調整孔A410,開口調整孔B411,開口調整孔C412の重合度合いを調整して被散布物の落下量が調整される。
シャッタ操作部42は、フレーム1前方部に位置していて、フレーム1に設けた進行方向と直行する水平方向のシャッタレバー回動支点425を中心に前後に回動するシャッタレバー420と、シャッタレバー420の下方回動端とシャッタ板41の前記シャッタロッド連結孔413とを連結するシャッタロッド421と、シャッタレバー420の回動量に比例したシャッタ板41の回動目盛426を設けシャッタレバー420をガイドするシャッタ開度目盛板422を備える。シャッタレバー420は、側面視くの字状で中間屈折頂部近傍が前記シャッタレバー回動支点425に嵌合されて前後に回動し、上方端部に作業者が操作する握り部を備え、下方回動端部にシャッタロッド421が回動自在に連結されている。シャッタレバー回動支点425より上方の上方握り部下方には、前記シャッタ開度目盛板422がフレーム1に固着されて設けてあり、作業者はシャッタ開度目盛板422に設けた開度目盛426のシャッタレバー420の回動位置でシャッタ板41の回動位置が確認できる。
調整部4の下方には、落下した被散布物を飛散散布する散布部3が設けられている。散布部3は、水平回転する円盤状の散布板30と散布板30上面に複数枚垂設され回転中心に向け放射状に配置された散布羽根31と散布板30の略前方側外周半分と上面を覆う散布部カバー33で構成される。散布板30は、前記ギヤケース52の出力軸51に固着されて回転駆動され、散布板30上に落下した被散布物を遠心力により飛散散布させる。
図4は、ホッパ底板40部から被散布物である肥料が散布板30へ落下した落下位置により散布方向が変化する様子を説明した説明図である。本例のホッパ底板40に設けた肥料落下口は平面視散布板30回転中心より進行方向前方側に位置して設けられていて、前記肥料落下口A400が散布板30回転中心より進行方向右側に、肥料落下口C402が散布板30回転中心より左側の回転中心を通る進行方向と平行の中心線寄りに、肥料落下口B401が肥料落下口A400と肥料落下口C402の周方向の間の肥料落下口A400の外周側辺より径方向外側に位置して設けられている。そして、散布板30は、平面視右回転して散布が行われる。この状態で、肥料落下口A400から肥料を落下させると図4の(イ)の状態となり、散布板30の回転遠心力により進行方向左側に肥料が散布される。また、肥料落下口B401から落下した肥料は(ロ)に示すように略中央部に散布される。さらに、肥料落下口C402から落下した肥料は、進行方向右側に散布される。肥料落下口A400、肥料落下口B401、肥料落下口C402から同時に肥料が落下されると、図4下方に示す(イ)+(ロ)+(ハ)の重なった状態に散布され左右均等に散布される。
本発明においては、この作用を利用して前記肥料落下口と開口調整孔の形状や大きさ及び配置を工夫するとともに、作業者がトラクタ乗車状態からシャッタ操作部42の操作のみにより狭角散布と広角散布の切換と散布量調整ができるようにしたものである。
図5と図6により狭角散布と広角散布の切換と散布量調整方法を説明する。本例においては、狭角散布時は進行方向右側の片側に散布する状態と、広角散布時は左右均等に両側散布する状態とに切換えるように構成されている。図5は、両側散布時のシャッタ板41の動きを示したもので、(a)はホッパ底板40の肥料落下口A400、肥料落下口B401、肥料落下口C402がすべて閉じられた状態である。つまり、肥料落下口A400、肥料落下口B401、肥料落下口C402と開口調整孔A410、開口調整孔B411、開口調整孔C412がいずれも重合しない状態となる角度位置にそれぞれの孔が配置され閉じられた状態となる。(b)はシャッタ板41が平面視で図5のR1で示す右回転方向に回動されていき、シャッタ板41の開口調整孔A410、開口調整孔B411、開口調整孔C412が肥料落下口A400、肥料落下口B401、肥料落下口C402と重合してそれぞれ斜線で示す部分が開き始めた状態で、(c)はさらに回動して完全に重合して開いた状態を示している。重合度合いにより肥料の落下量が調整され、肥料が全面散布される。
図6は、狭角散布時の右側への片側散布の状態のシャッタ板41の動きを示したもので、(a)はホッパ底板40の肥料落下口A400、肥料落下口B401、肥料落下口C402がすべて閉じられた状態である。(b)はシャッタ板41が平面視でR2で示す左回転方向に回動されていき、すなわち両側散布時とは逆方向に回動して、肥料落下口C402とシャッタ板41の開口調整孔A410が重合して斜線部分が開き始めた状態で、さらに回動すると肥料落下口C402のみが完全に解放した(c)の状態となる。重合度合いにより肥料の落下量が調整され、肥料が片側散布される。
図7は、シャッタ開度目盛板422の正面図を示したもので、シャッタレバー420の回動方向に長穴状のガイド孔427が設けられてシャッタレバー420がこれに挿通されて、ガイド孔427と平行に開度目盛426が表示されている。シャッタレバー420の位置によりシャッタ板41の回動方向及び回動量が確認できる。図7の左側の目盛位置が片側散布用で、右側の目盛が両側散布用である。シャッタ開度目盛板422の側方には、ノブ423で取付けられたストッパ424が設けられ、ストッパ424の先端側は前記シャッタレバー420の回動方向に設けた長穴状のガイド孔427と交差するように開度目盛426が表示された面側に曲げられていて、散布作業時は、希望する散布量となる開度目盛位置にノブ423により固定してシャッタレバー420を当接させ作業を行う。ストッパ424及びノブ423は、シャッタ板41の回動方向の前記R1、R2方向のそれぞれの方向に設けられている。シャッタ操作部42は、手動によらず電動モータ等により作動させる構成としてもよい。電動作動の駆動によって動かす技術は既知のものであり、その説明を省略する。
この発明における実施例では、トラクタ運転席に乗車した作業者が操作できるシャッタ操作部42のみによって、狭角散布である片側散布と広角散布である両側散布の切換ができるとともに、散布量調整も行える。また散布部3の構造も簡単で製造コストを低く抑えた肥料散布機が提供可能である。
本実施例の肥料散布機で肥料の散布作業を行う場合を説明する。フレーム1前方部の装着部をトラクタの装着用三点リンク機構に連結しトラクタに装着する。また、ギヤケース52前方に突出している入力軸50とトラクタPTO軸とをユニバーサルジョイントで連結しトラクタからの動力を入力可能とする。ホッパ2へ上方の解放部から肥料を投入して散布する圃場へ移動する。圃場内において希望する面積当たりの散布量に応じて散布走行速度とシャッタ板41の回動量を調整して散布作業を行う。シャッタ板41の回動量が決定したら、シャッタ開度目盛板422のストッパ424を所定の開度目盛426の位置に固定する。トラクタの走行速度が所定の速度となるように設定した後、PTO軸を回転させて散布部3の散布板30を回転させ、走行開始と同時にシャッタレバー420を引き、シャッタ開度目盛板422のストッパ424に当接させる。この動作により、シャッタ板41が回動して肥料落下口A400、肥料落下口B401、肥料落下口C402が所定量開かれ、肥料が散布部3の散布板30上に落下して遠心力により走行方向両側へ飛散散布される。
散布作業が経過し、一つの圃場の最終工程において散布幅が全面散布(両側散布)では広い場合、散布板30の回転速度の調整や片側散布にして散布幅を調整する。片側散布とする場合は、シャッタ操作部42のシャッタレバー420を後方に押し上げて回動させると、ホッパ底板40の肥料落下口C402とシャッタ板41の開口調整孔A410のみが重合して開口し、走行方向右側への片側散布となる。散布量は予めストッパ424を全面散布のときと同じ要領でセットしておくと簡単に切り替えて散布作業が行えるため効率よい作業が可能となる。
1 フレーム
10 ロアリンクピン
11 トップリンクブラケット
2 ホッパ
20 ホッパ固定ハンドル
3 散布部
30 散布板
31 散布羽根
32 アジテータ
33 散布部カバー
4 調整部
40 ホッパ底板
400 肥料落下口A
401 肥料落下口B
402 肥料落下口C
41 シャッタ板
410 開口調整孔A
411 開口調整孔B
412 開口調整孔C
413 シャッタロッド連結孔
414 回動孔
42 シャッタ操作部
420 シャッタレバー
421 シャッタロッド
422 シャッタ開度目盛板
423 ノブ
424 ストッパ
425 シャッタレバー回動支点
426 開度目盛
427 ガイド孔
43 シャッタ回動軸
44 保持ベースプレート
45 保持プレート
5 駆動部
50 入力軸
51 出力軸
52 ギヤケース
S 肥料散布機

Claims (2)

  1. 被散布物を貯留するホッパと、ホッパから落下した被散布物を水平方向に回転する散布板により拡散散布する散布部と、ホッパと散布部との間に設けられ、被散布物の落下量を調整する調整部を備えたトラクタに装着して使用される肥料散布機において、
    調整部は、フレームに保持され複数の肥料落下口を設けたホッパ底板と、ホッパ底板に当接するとともに所定点を中心として摺動回動するシャッタ板と、シャッタ板をトラクタ運転席より摺動回動させるためのシャッタ操作部とで構成され、
    前記シャッタ板は摺動回動することでホッパ底板の肥料落下口と重合して開口度合いを変化させ被散布物の落下量を調整する複数の開口調整孔を有し、開口調整孔はホッパ底板の複数の肥料落下口のうち一部の肥料落下口のみに重合して開口度合いを調整する狭角散布状態と、すべての肥料落下口と重合して開口度合いを調整する広角散布状態とに調整可能で、
    各調整はトラクタ運転席より操作可能な前記シャッタ操作部のみによって行われ、前記シャッタ操作部のシャッタレバーを所定の位置から一定方向への操作により、前記開口調整孔と前記肥料落下口が重合しない状態から狭角散布である片側散布に切り替わるとともに、前記開口調整孔と前記肥料落下口の重合度合を変更させて肥料の落下量を調整し、前記シャッタ操作部のシャッタレバーを前記所定の位置から他方向への操作により、広角散布である両側散布へ切り替わるとともに、前記開口調整孔と前記肥料落下口の重合度合を変更させて肥料の落下量を調整することを特徴とした肥料散布機。
  2. 前記開口調整孔を、ホッパ底板の複数の肥料落下口のうち一部の肥料落下口のみに重合して開口度合いを調整する狭角散布状態のときは、肥料の散布方向がトラクタ進行方向の中央より左右片側にのみ散布される片側散布状態となり、すべての肥料落下口と重合して開口度合いを調整する広角散布状態のときは、トラクタ進行方向の左右両側に散布される両側散布状態となることを特徴とした請求項1に記載の肥料散布機。
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