JP2002203804A - 加熱装置、当該加熱装置を有する熱処理装置、及び、熱処理制御方法 - Google Patents
加熱装置、当該加熱装置を有する熱処理装置、及び、熱処理制御方法Info
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Abstract
を達成する加熱装置、熱処理装置及び加熱制御方法を提
供することを例示的目的とする。 【解決手段】 本発明の熱処理装置は、被処理体と相対
的に回転可能で、当該被処理体に熱処理を施すために当
該被処理体を加熱する複数のダブルエンドランプと、当
該ダブルエンドランプからの熱を前記被処理体に反射す
るリフレクタとを有して、前記ダブルエンドランプは直
線状の発光部を含み、前記複数のダブルエンドランプ
は、前記発光部の長手方向に沿って整列する少なくとも
二つのダブルエンドランプを含む。
Description
ス基板などの被処理体を加熱処理する加熱装置、当該加
熱装置を有する熱処理装置、及び、熱処理制御方法に関
する。本発明は、例えば、メモリやICなどの半導体装
置の製造に適した急速熱処理(RTP:Rapid T
hermal Processing)装置に好適であ
る。ここで、RTPは、急速熱アニーリング(RT
A)、急速クリーニング(RTC)、急速熱化学気相成
長(RTCVD)、急速熱酸化(RTO)、及び急速熱
窒化(RTN)などを含む技術である。
には、半導体ウェハ等のシリコン基板に対して成膜処
理、アニール処理、酸化拡散処理、スパッタ処理、エッ
チング処理、窒化処理等の各種の熱処理が複数回に亘っ
て繰り返される。
せるため等の目的から急速に被処理体の温度を上昇及び
下降させるRTP技術が注目されている。従来のRTP
装置は、典型的に、被処理体(例えば、半導体ウェハ、
フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、光
ディスク用基板)を載置するサポートリング(ガードリ
ング、均熱リングその他の名称で呼ばれる場合もあ
る。)と、これらを収納する枚葉式チャンバ(処理室)
と、処理室に配置された石英ウインドウと、石英ウイン
ドウの外部上部又は上下部に配置された加熱用ランプ
(例えば、ハロゲンランプ)と、ランプの被処理体とは
反対側に配置されたリフレクタ(反射板)とを有してい
る。
で、その反射部には、典型的に、金メッキが施されてい
る。リフレクタには、リフレクタのランプによる温度破
損(例えば、高温による金メッキ剥離)と被処理体の冷
却時にリフレクタが被処理体の冷却を妨げないようにす
るための冷却機構(冷却管など)が設けられている。
れる。処理室が真空ポンプにより排気されて内部が減圧
環境に維持される場合には、板状石英ウインドウは数1
0mm(例えば、30乃至40mm)の肉厚を有して減
圧と大気との差圧を維持する。石英ウインドウは、温度
が上昇することで発生する各温度差による熱応力を防ぐ
ために、肉薄で耐圧可能な湾曲状に加工される場合もあ
る。
するために複数個配列され、リフレクタによって、ハロ
ゲンランプからの赤外線を一様に被処理体に向かって放
射する。近年のRTPは被処理体の高品質処理とスルー
プットの向上から急速昇温(例えば、100℃/sec
以上など)の要請がますます高まっており、急速昇温
は、ランプのパワー密度とランプから被処理体への光照
射の指向性に依存する。ここで、ハロゲンランプは、
(バルブのように)一の電極部を有するシングルエンド
ランプと、(蛍光灯のように)二つの電極部を有するダ
ブルエンドランプとに大別することができる。
体に垂直に延在しており、その指向性及びランプのエネ
ルギー効率は、例えば、バルブのように電極部3を一つ
のみ有するシングルエンドランプ2の場合、図31に示
すように、リフレクタ4の傾斜角度αを45°にした場
合に、下方に配置された被処理体に対して最大になる。
ここで、図31は、シングルエンドランプ2によって下
方の被処理体を放射光で加熱する場合に指向性とエネル
ギー効率が最大となる場合のリフレクタ4の傾斜角度を
説明するための断面図である。しかし、このように、ラ
ンプ2の周りに傾斜角度45°のリフレクタを配置する
と複数のランプ2を互いに近接して配置できなくなるの
でパワー密度が低下する。このため、本発明者らは、図
32に示すように、リフレクタ4の傾斜角度αを45°
よりも大きくして垂直又は垂直に近づけたリフレクタ4
aに置換して指向性とエネルギー効率を多少犠牲にする
反面ランプ密度を高め、全体として急速昇温を達成する
ことを検討した。しかし、かかる構成では、ランプ2の
(フィラメントの)中部2aから出射した光は被処理体
に照射されるまでにリフレクタ4aでかなりの回数だけ
反射することになり、被処理体に照射されるエネルギー
の効率は約40%程度まで減少してしまうことを発見し
た。
グルエンドランプよりも単価が安くて経済性に優れてい
る。また、ダブルエンドランプは被処理体と平行に配置
可能であるため、図33に示すように、リフレクタをそ
の上部に配置すれば、シングルエンドランプよりもはる
かに少ない回数でその放射光が被処理体に到達可能とな
り、エネルギー効率が約60%とシングルエンドランプ
よりも優れている。もっとも、従来技術は、例えば、米
国特許第5,951,896号や特許公報平成5年第4
2135号に開示されているように、リフレクタを使用
せずに棒状のダブルエンドランプを同一平面に複数本平
行に隣接して配置したものを多段的に複数組を発光部が
交差するように配置して被処理体の均一な照射を企図し
ている。
処理体を導出入するゲートバルブに接続され、また、そ
の側壁において熱処理に使用される処理ガスを導入する
ガス供給ノズルと接続される。
膜処理における膜厚など)に影響を与えるために正確に
把握される必要があり、高速昇温及び高速冷却を達成す
るために被処理体の温度を測定する温度測定装置が処理
室に設けられる。温度測定装置は熱電対によって構成さ
れてもよいが、被処理体と接触させねばいけないことか
ら被処理体が熱電対を構成する金属によって汚染される
おそれがある。そこで、被処理体の裏面から放射される
赤外線強度を検出し、その放射強度を以下の数式1に示
す式に則って被処理体の放射率εを求めて温度換算する
ことによって被処理体の温度を算出するパイロメータが
温度測定装置として従来から提案されている。
放射強度、Em(T)は温度Tの被処理体から測定され
た放射強度、εは被処理体の放射率である。
から処理室に導入されて、中空のサポートリングにその
周辺が支持される。熱処理時には、ガス供給ノズルよ
り、窒素ガスや酸素ガス等の処理ガスが導入される。一
方、ハロゲンランプから照射される赤外線は被処理体に
吸収されて被処理体の温度は上昇する。
えば、シリコン基板)が通常載置されるサポートリング
は、耐熱性に優れたセラミックス(例えば、SiC)か
ら構成されるが、両者の間には熱容量の相違から温度上
昇が異なる。このため、被処理体は中心温度よりもサポ
ートリングに接触する周辺温度の上昇速度が低く、この
影響は近年の急速昇温が進むにつれてますます顕著にな
ってきた。換言すれば、被処理体の全面を均一かつより
急速に昇温するためには、単に、被処理体を均一に照射
するだけでは不十分であるという問題が存在した。
は、被処理体の中心及び周辺の温度を測定して、周辺の
温度が低い場合には周辺のみを昇温するようにランプを
部分的に点灯する温度制御系を検討した。しかし、上述
した従来の公報に見られるダブルエンドランプの配列
は、被処理体を均一に照射することを目的としており、
被処理体の任意の箇所を部分的に照射することを目的と
していない。このため、同公報のランプ配列は、温度制
御が困難であり、被処理体の周辺のみを加熱しようとし
ても被処理体の中心も同時に加熱されてしまう。また、
同公報のランプ配列は、リフレクタを使用しない(し、
使用できない)ために、エネルギー効率が悪く、パワー
を確保しようとして高電圧をランプに印加するとランプ
の寿命が短くなってしまう。
つ有用な加熱装置、熱処理装置及び熱処理制御方法を提
供することを本発明の概括的目的とする。
な昇温を達成する加熱装置、熱処理装置及び熱処理制御
方法を提供することを本発明の例示的目的とする。
に、本発明の一側面としての熱処理装置は、被処理体と
相対的に回転可能で、当該被処理体に熱処理を施すため
に当該被処理体を加熱する複数のダブルエンドランプ
と、当該ダブルエンドランプからの熱を前記被処理体に
反射するリフレクタとを有し、前記ダブルエンドランプ
は直線状の発光部を含み、前記複数のダブルエンドラン
プは、前記発光部の長手方向に沿って整列する少なくと
も二つのダブルエンドランプを含むか、及び/又は、前
記発光部の長手方向に平行に整列する少なくとも二段の
ダブルエンドランプを含む。前者の熱処理装置は、ダブ
ルエンドランプの(フィラメントの長さに略対応する)
発光長を短くして加熱の高出力化を図っている。また、
発光部の長手方向に一のダブルエンドランプを配置する
よりもダブルエンドランプの本数が増えるために(いず
れかのランプを点灯したり、両者を異なる出力で点灯し
たりするなど)きめ細やかな被処理体の温度制御が可能
となる。また、発光部の長手方向に一のダブルエンドラ
ンプを配置するよりも、同一の出力を得るのに各ランプ
に印加される電力を下げることができる。また、後者の
熱処理装置は、ダブルエンドランプを上下に平行に配列
すると共にリフレクタを使用して加熱の高出力化を図っ
ている。同様に、発光部の長手方向に一のダブルエンド
ランプを配置するよりもダブルエンドランプの本数が増
えるために(いずれかのランプを点灯したり、両者を異
なる出力で点灯したりするなど)きめ細やかな被処理体
の温度制御が可能となる。同様に、発光部の長手方向に
一のダブルエンドランプを配置するよりも、同一の出力
を得るのに各ランプに印加される電力を下げることがで
きる。
置は、被処理体を部分的に支持する支持部材と、前記被
処理体及び支持部材を収納して、前記被処理体に熱処理
を行う処理室と、前記被処理体に放射光を照射して加熱
する上述の加熱装置と、前記被処理体の温度を検出する
温度検出装置と、前記加熱装置及び温度検出装置に接続
された制御装置とを有し、前記制御装置は、前記温度検
出装置の検出結果と、前記複数のダブルエンドランプの
任意を組み合わせからなる照度分布特性とに基づいて、
前記被処理体が均一に昇温するように前記ダブルエンド
ランプの出力を制御する。かかる熱処理装置の制御装置
は複数のダブルエンドランプの任意を組み合わせからな
る照度分布特性を利用する。「複数のダブルエンドラン
プの任意を組み合わせからなる照度分布特性」とは、各
ランプの照度分布特性を任意に組み合わせた合成された
照度分布特性である。かかる合成照度分布特性を利用す
ることは被処理体を複数の領域(ゾーン)に分けた場合
のゾーン毎の温度制御を可能にする。前記制御装置は、
前記ダブルエンドランプを部分的に点灯したり、全ての
ランプを点灯するが(異なるパワーの電源に接続するこ
とによって)その出力を部分的に変更したりする等任意
の制御を採用することができる。
熱装置の前記ダブルエンドランプとの間に配置可能な石
英ウインドウであって、石英製プレートと、当該プレー
トに固定されて当該プレートの強度を高めると共に前記
加熱装置からの光を前記被処理体に向かって集光するレ
ンズ部材とを有する石英ウインドウを更に有することが
好ましい。かかる石英ウインドウはレンズ部材がプレー
トの強度を高めているのでプレートを薄くすることがで
き、この結果、プレートによる加熱装置からの熱(放射
光)の吸収を低減することができる。また、レンズ部材
は熱源からの放射光を被処理体に向かって集光するので
指向性を改善している。
に対応した数のレンズ素子を有してもよい。これによ
り、レンズ部材は各ランプについて放射光の指向性を改
善する。前記レンズ部材の長手方向は、前記ダブルエン
ドランプの前記発光部の長手方向と平行であることが好
ましい。これにより、ランプの全放射光の指向性がレン
ズ部材によって効果的に改善される。前記レンズ部材
は、前記プレートは前記ダブルエンドランプに対抗する
面と前記被処理体に対抗する面の両方に設けられてもよ
い。これによりプレートの強度を更に高めることがで
き、プレートの薄型化に寄与する。
を補強する(例えば、アルミニウム製の)補強材を更に
設けてもよい。これにより、プレートの強度を更に高め
ることができ、プレートの薄型化(例えば、プレートの
厚さを10mm以下、好ましくは7mm以下、さらに好
ましくは5mm以下にするなど)に寄与する。補強材
は、プレートにおいてレンズ部材と同一面に設けられて
も良いし、対向面に設けられてもよい。また、補強材を
冷却する冷却機構を更に有してもよい。これにより、補
強材の熱変形並びにプレートの熱変形を防止することが
できる。補強材の断面形状は限定されない。補強材を複
数設けた場合、隣接する補強材の間に、前記レンズ部材
から前記プレートを介して導入される前記放射光を前記
被処理体に導入するための石英製導波部を更に有するこ
とが好ましい。石英の屈折率と真空大気の屈折率の関係
から導波部内では全反射が期待でき、補強材の側面での
反射を利用して被処理体に放射光を導入する場合に比べ
てエネルギー損失が少ないからである。熱処理装置は、
減圧環境に対応可能であることが好ましい。上述の強度
が向上した石英ウインドウは減圧環境に特に好適であ
る。
方法は、支持部材に部分的に支持された被処理体と相対
的に回転可能で、当該被処理体に熱処理を施すために当
該被処理体を加熱する加熱装置に含まれる複数のダブル
エンドランプのそれぞれ照度分布特性を組み合わせて、
前記支持部材上の位置に極大値を有すると共に前記被処
理体上の位置に極小値を有する第1の合成照度分布特性
を(前記回転の結果として)作成するステップと、前記
被処理体を前記加熱装置を使用して加熱するステップ
と、前記被処理体及び前記支持部材の温度分布を検出す
るステップと、前記被処理体の均一な昇温を実現するた
めに、前記検出結果から前記第1の合成照度分布特性に
対応するダブルエンドランプの出力を前記加熱ステップ
において制御するステップとを有する。かかる熱処理制
御方法は、合成照度分布特性を利用することによって被
処理体を複数の領域(ゾーン)に分けた場合のゾーン毎
の温度制御を可能にする。
7W/mm2以下になるように前記第1の合成照度分布
特性を作成する。本発明者らの検討の結果、極小値がか
かる値以下の場合には前記被処理体の前記支持部材との
接続部の温度(及びその上昇速度)が低い場合に第1の
合成照度分布特性に対応するダブルエンドランプの出力
を制御(即ち、かかるランプのみ点灯したりかかるラン
プの出力を他のランプよりも大きくしたり)しても前記
接続部以外の前記被処理体の部位(即ち、昇温したくな
い部位)を同時に昇温する影響を無視することができ
る。
体上の位置に極大値を有すると共に前記支持部材上の位
置に極小値を有する第2の合成照度分布特性を更に作成
し、前記制御ステップは、前記被処理体の前記支持部材
との接続部が前記被処理体のその他の部位よりも高い温
度になった場合に前記第2の合成照度分布特性に対応す
るダブルエンドランプの出力を制御してもよい。この結
果、第2の合成照度分布特性に対応するダブルエンドラ
ンプの出力を制御(即ち、かかるランプのみ点灯したり
かかるランプの出力を他のランプよりも大きくしたり)
しても前記接続部(即ち、昇温したくない部位)を同時
に昇温する影響を小さくすることができる。
支持部材との接続部上の位置に極大値を有する第3の合
成照度分布特性を更に作成し、前記加熱ステップは、前
記第3の合成照度分布特性に対応するダブルエンドラン
プを使用してもよい。第3の合成照度特性分布に対応す
るダブルエンドランプの出力を制御(即ち、かかるラン
プのみ点灯したりかかるランプの出力を他のランプより
も大きくしたり)することにより前記接続部(即ち、急
速昇温しにくい部位)を集中的に加熱することができ、
被処理体の均一な昇温に資する。
付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明
らかにされるであろう。
明の例示的な熱処理装置100について説明する。な
お、各図において同一の参照符号は同一部材を表してい
る。また、同一の参照番号に大文字のアルファベットを
付したものはアルファベットのない参照番号の変形例で
あり、特に断らない限り、アルファベットのない参照番
号は大文字のアルファベットを付した参照番号を総括す
るものとする。ここで、図1は、本発明の例示的一態様
としての熱処理装置100の概略断面図である。図2
は、熱処理装置100を図1のP−P線から見た断面図
である。図1に示すように、熱処理装置100は、処理
室(プロセスチャンバー)110と、石英ウインドウ1
20と、加熱部140と、サポートリング150と、ガ
ス導入部180と、排気部190と、放射温度計200
と、制御部300とを有する。
ールやアルミニウム等により成形され、石英ウインドウ
120と接続している。処理室110は、その円筒形の
側壁112と石英ウインドウ120とにより被処理体W
に熱処理を施すための処理空間を画定している。処理空
間には、半導体ウェハなどの被処理体Wを載置するサポ
ートリング150と、サポートリング150に接続され
た支持部152が配置されている。これらの部材は被処
理体Wの例示的な回転機構において説明する。また、側
壁112には、ガス導入部180及び排気部190が接
続されている。処理空間は排気部190によって所定の
減圧環境に維持される。被処理体Wを導入及び導出する
ためのゲートバルブは図1においては省略されている。
a及び116b(以下、単に「116」という。)に接
続されており冷却プレートとして機能する。必要があれ
ば、冷却プレート114は温度制御機能を有してもよ
い。温度制御機構は、例えば、制御部300と、温度セ
ンサと、ヒータとを有し、水道などの水源から冷却水を
供給される。冷却水の代わりに他の種類の冷媒(アルコ
ール、ガルデン、フロン等)を使用してもよい。温度セ
ンサは、PTCサーミスタ、赤外線センサ、熱電対など
周知のセンサを使用することができる。ヒータは、例え
ば、冷却管116の周りに巻かれたヒータ線などとして
から構成される。ヒータ線に流れる電流の大きさを制御
することによって冷却管116を流れる水温を調節する
ことができる。
密的に取り付けられて、処理室110内の減圧環境と大
気との差圧を維持すると共に後述するランプ130から
の熱放射光を透過する。図3乃至図5に示すように、石
英ウインドウ120は、半径約400mm、厚さ約30
mmの円筒形石英プレート121と、複数のレンズ素子
123からなる複数の石英レンズアッセンブリ122と
を有する。ここで、図3は石英ウインドウ120の上面
図である。図4は、図3に示す石英ウインドウ120の
A−A断面図である。図5は、図3に示す石英ウインド
ウ120のB−B断面図である。図6は、図5に示す石
英ウインドウ120の点線領域Cの拡大図である。図7
は、図3に示す石英ウインドウ120に使用されるレン
ズアッセンブリ122の一部拡大斜視図である。
ドウ120の強度を高めると共に後述するランプ130
からの放射光の指向性を高める働きを有する。図3に示
すように、各レンズアッセンブリ122は、集光作用を
有する複数のレンズ素子123を有しており、X方向に
平行に整列しているがこれは後述するランプ130がX
方向に平行に整列しているからであり、ランプ130の
整列方向にレンズアッセンブリ122の整列方向は依存
する。図示されているレンズ素子123の配向は例示的
であり、例えば、本実施例では、レンズ素子123は図
3に示すX方向にのみ湾曲しているがY方向又はX及び
Y方向に湾曲してもよい。本実施例では、レンズアッセ
ンブリ122(のレンズ素子133及び後述するランプ
130)は、ほぼ円形の被処理体Wを均一に加熱するよ
うに配置されている。
ンブリ122、石英ウインドウ120及び後述するラン
プ130を冷却するための空気の流路を画定する機能を
有する。また、Y方向における2つのレンズアッセンブ
リ122の間は、石英プレート121を熱伝導により水
冷する後述する隔壁144との接触部128として機能
する。
ート121の厚さは、約30乃至40mm以下、例え
ば、約30mmに設定されている。本発明は、石英プレ
ート121の厚さを従来のように30乃至40mmにし
てレンズアッセンブリ122の集光作用のみを使用する
ことを妨げるものではないが、本実施例のように薄い石
英プレート121を使用すると後述するような効果を有
する。また、本実施例のレンズアッセンブリ122の高
さは、約3mm、図4においては幅15mm以下を有
し、レンズ素子123は図5及び図6においては長さ約
60mm、曲率半径は150mmを有するが、これに限
定されるものではない。
ブリ122は、石英プレート121の後述するランプ1
30に対向する片側にのみ設けられているが、石英プレ
ート121の両側に設けられてもよいし、石英プレート
121の後述するランプ130に対向しない片側にのみ
設けられてもよい。
122によって熱変形に対する強度が向上しているため
に、従来のように処理室110から離れる方向に湾曲す
るドーム型に形成される必要がなく、平面形状を有す
る。ドーム型に形成される石英ウインドウは被処理体を
ランプから離間する距離を大きくするのでランプの指向
性を悪化させるという問題があったが、本実施例はかか
る問題を解決している。本実施例は石英プレート121
とレンズアッセンブリ122は溶接によって接合してい
るが、一体的に形成する方法を排除するものではない。
0乃至40mm以下、例えば、約30mmであり、従来
の石英ウインドウの厚さである30乃至40mmよりも
小さい。この結果、本実施例の石英ウインドウ120
は、従来の石英ウインドウよりも後述するランプ130
からの光の吸収量が小さい。このため、石英ウインドウ
120は以下の長所を有する。即ち、第1に、ランプ1
30からの被処理体Wへの照射効率を従来よりも向上す
ることができるので急速昇温を低消費電力で達成するこ
とができる。即ち、従来はランプからの光が石英ウイン
ドウに吸収されて被処理体Wへの照射効率を低下させる
問題があったが本実施例はそれを解決している。第2
に、プレート121の表裏面での温度差(即ち、熱応力
差)を従来よりも低く維持することができるために破壊
しにくい。即ち、従来は石英ウインドウのランプに対向
する面とその反対側の面で温度差が生じて、RTPのよ
うな急速昇温時には表裏面での熱応力差から石英ウイン
ドウが破壊し易いという問題があったが本実施例はそれ
を解決している。第3に、石英ウインドウ120の温度
上昇は従来の石英ウインドウよりも低いために成膜処理
の場合にその表面に堆積膜や反応副生成物が付着するこ
とを防止することができ、温度再現性を確保することが
できると共に処理室110のクリーニングの頻度を減少
することができる。即ち、従来は石英ウインドウの温度
が上昇し、特に、成膜処理の場合には、その表面に堆積
膜や反応副生成物が付着してしまい温度再現性を確保で
きないと共に処理室のクリーニングの頻度が増加すると
いう問題があったが、本実施例はそれを解決している。
い石英プレート121のみからなる石英ウインドウは、
石英プレート121の厚さが本実施例のように小さいと
ランプ光の吸収を減少することができるが、強度的に処
理室内の減圧環境と大気圧との差圧に耐えられずに容易
に破壊してしまう可能性があり、減圧環境の処理室には
適用できないという問題を生じるが、レンズアッセンブ
リ122はかかる問題を解消している。
英ウインドウ120のレンズアッセンブリ122の集光
作用について説明する。図8を参照するに、レンズアッ
センブリを有しない断面長方形の石英ウインドウ6を通
過する図示しない石英ウインドウ6の上方に位置するラ
ンプからの光は拡散して石英ウインドウ6の下方にある
被処理体への指向性が悪い。ここで、図8は、図6に対
比される円筒石英ウインドウを通過した光の指向性を説
明するための断面図である。これに対して、図5及び図
6に示すように、本実施例の石英ウインドウ120は、
凸型レンズ素子123を有するレンズアッセンブリ12
2により、ランプ130からの光をコリメートして指向
性良く被処理体Wに照射する。なお、本実施例のレンズ
素子123の形状や曲率は必ずしもランプ130からの
光をコリメートするものに限定されず、少なくとも従来
の指向性と同等又はそれを改善すれば足りる。図8に示
す指向性と同等であってもレンズアッセンブリ122は
上述の補強機能を有するからである。また、本発明の別
の側面としての加熱装置140は、広義には、図8に示
す石英ウインドウ6に組み合わされてもよい。
インドウ120の変形例としての石英ウインドウ120
Aを説明する。ここで、図9は、図4に対応する石英ウ
インドウ120Aの一部拡大断面図である。本実施例の
石英ウインドウ120Aは、図3に示す流路124の直
下に流路124と平行に形成された断面矩形のアルミニ
ウム又はステンレス(SUS)製の補強材(又は柱)1
24を有する。かかる補強材124は、内部に冷却管
(水冷管)125を有し、石英ウインドウ120Aの強
度を高めている。
理室110と同様の材質であるので被処理体Wに対する
汚染源にはならない。補強材124により石英ウインド
ウ120Aの石英プレート121の厚さは10mm以
下、好ましくは7mm以下、より好ましくは、例えば、
約5mmとなり、上述の長所を更に顕著に有する。本実
施例で、補強材124の断面寸法は、図9において高さ
約18mm、幅約10mmであり、水冷管125の径は
5mm程度であるがこれに限定されるものではない。ま
た、補強材124の断面形状も矩形に限定されず波形等
任意の形状を有することができる。本発明は、図11に
示すように、石英プレート121と補強材124との組
み合わせである石英ウインドウ121Cも包含するもの
である。図9に矢印で示すように、ランプ130からの
放射光は補強材124の側面で反射されて下方に配置さ
れた図示しない被処理体Wに導入される。本実施例の冷
却管125は、補強材124と石英プレート121の両
方を冷却する機能を有する。補強材124がアルミニウ
ム製であれば200℃乃至700℃で溶けたり変形した
りするので適当な温度制御が必要だからである。冷却管
125による温度制御は冷却管116と同様でもよい
し、当業界で既知のいかなる方法をも適用することがで
きる。
ウインドウ120の別の変形例としての石英ウインドウ
120Bを説明する。ここで、図10は、図4に対応す
る石英ウインドウ120Bの一部拡大断面図である。石
英ウインドウ120Bは、石英ウインドウ120Aにレ
ンズアッセンブリ122の直下にレンズアッセンブリ1
22と平行に形成された断面矩形の導波部126を有す
る。本実施例の石英ウインドウ120Bは石英ウインド
ウ120Aよりも照明効率を向上している。図9を参照
するに、矢印で示すランプ130からの放射光は補強材
124で反射される際に10%程度のエネルギー損失が
発生する。なお、エネルギー損失の割合は補強部124
の高さその他のパラメータに依存する。一方、補強材1
24の側面に金メッキなど高反射率を有する金属により
表面処理することは被処理体Wに対する汚染源となるの
で好ましくない。また、補強材124に適用可能な材料
で反射損失のない材料は存在しない。
122の直下にレンズアッセンブリ122と平行に断面
矩形の導波部126を形成している。石英プレート12
1と導波部126は溶接によって接合してもよいし、一
体的に形成されてもよい。石英導波部126は屈折率約
1.4、真空及び大気の屈折率は約1.0であり、かかる
関係から石英導波部126の内部では放射光は全反射さ
れる。このため、本実施例の石英ウインドウ120Bは
エネルギー損失を理論上ゼロにしている。
を取り除いてプレート121の厚さを石英ウインドウ1
20Bのプレート121と導波部126の合計にした石
英ウインドウよりも好ましい。なぜなら、この場合、石
英ウインドウは厚くなるため、従来の肉厚石英ウインド
ウと同様の問題を生じるからである。図10に示す石英
ウインドウ120Bと図11に示す石英ウインドウ12
0Cを使用した場合の指向性は、本出願人が既に提出し
た特許願2000年第343209号に示されており、
同出願の開示はここに結合して参照される。
て、本発明の加熱部140を説明する。ここで、図12
は加熱部140の底面図であり、図13は図12に示す
加熱部140のQ−Q線に沿った断面図である。図14
は、図13に示す上側ダブルエンドランプ130Aの斜
視図である。図15は、図13に示す上側ダブルエンド
ランプ130Aの配置を説明するためのR−R線に沿っ
た過熱部140の断面図である。図16は、加熱部14
0のランプハウス142の構造を説明するために図12
から上側及び下側ダブルエンドランプ130A及びBを
取り除いた平面図である。
0(参照番号「130」は図示せず。但し、130は1
30A及びBを総括する。)と、リフレクタ160と、
これらを収納するランプハウス142とを含む。
上側ダブルエンドランプ130Aと下側ダブルエンドラ
ンプ130Bとを有する。上側及び下側ダブルエンドラ
ンプ130A及びBの相対位置は図2及び図13に最も
よく示されている。本発明に適用可能なランプは必ずし
も2段のランプを使用することを要しない。例えば、下
側ダブルエンドランプ130Bの更に下にランプ130
Bと同一構造の図示しないランプをランプ130Bと平
行に設けてもよい。ダブルエンドランプ130は、被処
理体Wを加熱する熱源として機能し、本実施例ではハロ
ゲンランプであるがこれに限定されるものではない。本
実施例は、このように、ダブルエンドランプを使用する
のでシングルエンドランプよりもエネルギー効率と経済
性に優れている。ランプ130の出力はランプドライバ
310によって決定されるが、ランプドライバ310は
後述するように制御部300により制御され、それに応
じた電力をランプ130に供給する。
0A及びBは、それぞれ、二つの電極部132A及びB
とそれらに接続された発光部134A及びBとを含み、
発光部134A及びBは2つの電極部132A及びBと
接続するフィラメント135A及びBを有する。電極部
132と発光部134との間は封止部材137によって
封止されている。発光部134内には窒素又はアルゴン
及びハロゲン気体が封入される。フィラメント135
は、例えば、タングステンから構成される。
違する。まず、形状的には、ランプ130AはU字形状
を有してランプ130Bは直線形状を有する点で両ラン
プ130A及びBは相違する。図2及び図14を参照す
るに、ランプ130Aは、電極部132Aと発光部13
4Aの一部からなる一対の垂直部136aと、垂直部1
36aから例示的に90度曲げられた直線形状を有して
発光部124Aからなる水平部136bとを有する。ラ
ンプ130Aにおいて、実際に被処理体Wの熱源として
使用されるのは、図2に概略的に示されているように、
水平部136bのみである。一方、ランプ130Bは、
図2に示すように、一直線上に整列する一対の電極部1
32Bと発光部134Bから構成される。
約70mmで、発光部134Aの水平部136bの長さ
は約130mmである。一方、ランプ130Bの発光部
134Bの長さは約400mmである。ランプ130A
は、図15に示すように、X方向に3個、Y方向に17
個設けられている。また、ランプ130Bは、図12に
示すように、Y方向に17個設けられている。
30Aはランプ130Bよりも高出力である。図2から
理解されるように、電極部132Aは加熱部140の上
方を向き、電極部132Bは加熱部140の側方を向い
ており、それぞれの電極部132には同一の図示しない
電源から一般的に工場で使用される電圧である約200
Vが印加される。もちろん、各電極部132には異なる
電圧を印加可能な複数の電源が接続されてもよい。ラン
プドライバ310は、図示しない電源及び/又は電極部
132に接続されている。
の特徴がある。まず、本実施例は、ランプ130Aを発
光部132Aの水平部136aの方向(即ち、長手方向
又はX方向)に複数本(本実施例では例示的に3本)整
列させている。図12に示すランプ130Bのように発
光部132Bの長手方向に一本ずつ配置するという配列
は従来から知られているが、各ランプ130Bは約3k
Wのパワーしか有しない。従って、図12に示すよう
に、Y方向に17本配列しても、その矩形領域全体のパ
ワーは約51kWで(しかも、被処理体Wの上方の円領
域ではその約77%の約40kWになってしまい)(例
えば、昇温速度が100℃/secの)RTPに必要な
パワー(例えば、150kW)を確保することは困難で
ある。この場合、上述の従来の公報が教示するように、
図12に示すランプ130Bを多段的に交差させて配置
することも考えられるが、これではリフレクタを使用で
きないので損失が大きい。そこで、本実施例では、発光
長が約130mmの短いランプ130Aをまず使用して
加熱部140の高出力化を図っている。出力されるパワ
ーはW=IV=V2/Rであり、抵抗Rは発光長に比例
するから発光長を小さくして抵抗を小さくすれば得られ
るパワーが大きくなることが理解されるであろう。
長さ当たり22W/mmのパワーを有するため、発光長
が約130mmであれば一本当たり2860Wのパワー
を有する。このため、総数(17×3=)51本に対し
て約146kW(=2860×51/1000)のパワ
ーを有するが、被処理体Wの上方の円領域ではその約7
6%の約110kWになる。RTPに必要な残りのパワ
ーを確保するのに、ランプ130AをX方向に4つ以上
配置してもよいが、本実施例ではランプ130Bを使用
している。この結果、被処理体W上では、40+110
=150として、RTPに必要な約150kWが確保さ
れる。
施例では2段に)整列したランプ130A及びBにリフ
レクタ160を取り付けている。従来は、均一に被処理
体Wを加熱することのみを重視して、上述の公報に開示
されているように、多段的に整列したランプはリフレク
タを有していなかった。一方、本実施例は、被処理体W
とサポートリング150との熱容量の差から両者の接続
部は、たとえ均一に被処理体Wを加熱しても熱的な不連
続性が存在することを前提とし、リフレクタを取り付け
てパワーの損失を防止し、ランプへの印加電圧(負荷)
を下げることによってランプの延命化を図っている。
実施例では、複数のランプ130は、ほぼ円形の被処理
体Wを均一に加熱するように、レンズアッセンブリ12
2の各レンズ素子123に対応して、X方向に直線的に
配置されている。このようなランプ130の直線配置は
好適な熱排気(例えば、4m3/min以下)の実現に
寄与する。
ウム又はSUSから構成され、複数の円筒状の溝143
と、複数の隔壁144とを有する。基部142は、図1
2、図15及び図16に示すように、底面(及び上面)
が略正方形の直方体形状を例示的に有する。
130Aの垂直部136aを収納し、電極部132と図
1に図示されたランプドライバ310とを接続すると共
に、両者の間を封止する封止部として機能する。
し、図12及び図15に示すように、図3に示す流路1
28及び図9に示す補強材124の上であって図16に
示すX方向に整列する複数の隣接する溝143の間に配
置されている。
ち、X方向に)整列する一以上の図示しない冷却管(水
冷管)が内接されている。また発光部134を除いた溝
143には、発光部134表面を空冷できるようにブロ
アによって約0.3〜0.8m3の空気を流すことがで
きるため、本実施例のランプ130及びリフレクタ16
0は空冷機構と冷却管によって冷却される。代替的に、
空冷機構のみによってランプ130及びリフレクタ16
0を冷却することも可能である。この場合、図12に示
すX方向に沿って直線的に配置された複数のランプ13
0は、これら(の発光部134)と直列に接続されたブ
ロアによって熱排気(空冷)される。ブロアによる排気
効率は直線的配置に対して、例えば、4m3/min以
下と良好である。この程度の熱排気の場合、熱処理装置
100外部に排気してもよいし、循環させてもよい。循
環させる場合には、典型的にラジエータを流路に更に設
けて熱気を冷却することになるが、良好な排気効率のた
めに排気システムの負荷は少ない。
キ膜から構成される場合は、空冷機構及び冷却管は金メ
ッキの剥離などの温度破壊を防止するためにリフレクタ
160の温度を200℃以下に維持する。冷却管による
温度制御は冷却管116と同様でもよいし、当業界で既
知のいかなる方法をも適用することができる。リフレク
タ160が200℃以上の耐熱性を有する場合であって
も、ランプ130は、一般に、900℃を超えると失透
(発光部134が白くなる現象)が発生するのでランプ
130が900℃以下になるように冷却管その他の冷却
機構により温度制御されることが好ましい。
すように、断面が半円と長方形を組み合わせた形状を
し、図2に示すように、下側ダブルエンドランプ130
Bの長手方向に貫通している。リフレクタ160はラン
プ130から出射した光を石英ウインドウ120を介し
て被処理体Wに反射する機能を有する。リフレクタ16
0は、例えば、金、ニッケルなどの高反射率膜から構成
され、例えば、各種メッキ法その他の方法により形成さ
れる。リフレクタ160が金メッキ膜からなる場合、そ
れは電気メッキ(硬質金メッキや純金金メッキ)により
形成されるであろう。リフレクタ160の膜厚は、例え
ば、約10μmである。なお、リフレクタ160はラン
プ130の指向性を高めれば足り、高反射率の範囲につ
いては限定されない。
ッキ膜が形成される前に凹凸に加工される。これによ
り、反射膜面も凹凸となり、リフレクタ160により反
射された光を図1に示す左右の面161a及び161b
間で反射を繰り返すことなく被処理体Wに配向させる割
合を高めることができる。凹凸はサンドブラストによる
研磨、化学溶液に侵食して腐食させるなどの表面処理に
よって形成することができる。
施例の実効放射率算出方法について説明する。なお、図
1に示す放射温度計200の数は例示的である。ここ
で、図17は、2種類の放射温度計200A及び200
Bとそれらの近傍の概略拡大断面図である。図18は、
2つの同種の放射温度計200C及びその近傍の概略拡
大断面図である。図19乃至図21は、本実施例の実効
放射率算出方法を説明するためのグラフであり、理解の
便宜上カラー図面を本出願に添付する。図22は、本実
施例の実効放射率算出方法に使用されるパラメータを定
義する断面図である。
体Wに関してランプ130と反対側に設けられている。
本発明は放射温度計200A乃至200Cがランプ13
0と同一の側に設けられる構造を排除するものではない
が、ランプ130の放射光が放射温度計200A乃至2
00Cに入射することを防止することが好ましい。
A乃至200Cは、石英又はサファイア製(本実施例で
は石英製)のロッド210と、光ファイバ220A乃至
220Cと、フォトディテクタ(PD)230とを有し
ている。本実施例の放射温度計200A乃至200C
は、チョッパ、チョッパを回転するためのモータ、LE
D、LEDを安定的に発光させるための温度調節機構な
どを必要とせず、必要最低限の比較的安価な構成を採用
している。但し、本発明は当業界で既知又は商業的に入
手可能ないかなる放射温度計の適用をも排除するもので
はない。
00A及び200Bは処理室110の底部114に取り
付けられ、より詳細には底部114の円筒形状の貫通孔
115a及び115bにそれぞれ挿入されている。底部
114の処理室110内部を向く面114aには充分な
研磨が施されて反射板(高反射率面)として機能する。
これは、面114aを黒色などの低反射率面とすると被
処理体Wの熱を吸収してランプ130の照射出力を不経
済にも上げなければならなくなるためである。
のロッド210と、開口数(NA)が異なる光ファイバ
220A及び220Bと、それぞれの各PD230とを
有する。
英製ロッドから構成される。石英やサファイアは良好な
耐熱性と後述するように良好な光学的特性を有するため
に使用されているが、ロッド210の材料がこれらに限
定されないことはいうまでもない。
0内部に所定距離突出してもよい。ロッド210は、処
理室110の底部114に設けられた貫通孔115A及
び115Bにそれぞれ挿通されて図示しないオーリング
によりシールされている。これにより、処理室110は
貫通孔115A及び115Bに拘らずその内部の減圧環
境を維持することができる。ロッド210は、その内部
に一旦入射した熱放射光を殆ど外に出さずに、かつ、殆
ど減衰することなく光ファイバ220A及び220Bに
案内することができるので集光効率に優れている。ロッ
ド210A及び210Bを被処理体Wに近づけることに
よりロッド210は被処理体Wから放射光を受け取り、
これを、光ファイバ220A及び220Bを介してPD
230に案内する。
伝搬するコアと、コアの周辺を覆う同心円状のクラッド
から構成され、両者はNAにおいて異なる。コア及びプ
ラスチックはガラスやプラスチックなどの透明な誘電体
であり、クラッドの屈折率はコアのそれよりも少し小さ
くすることにより光の全反射を達成して外部に光を漏ら
すことなく伝搬する。異なるNAを実現するために、放
射温度計200A及び200Bは異なる材質のコア及び
/又はクラッドの組み合わせを使用する。
iホトセル、増幅回路を備え、結像レンズに入射した放
射光を電圧、即ち、後述の放射強度E1(T)、E
2(T)を表す電気信号に変換して制御部300に送
る。制御部300はCPU、MPUその他のプロセッサ
と、RAM及びROMなどのメモリを備えており、後述
する放射強度E1(T)、E2(T)を基に被処理体Wの
放射率ε及び基板温度Tを算出する。なお、この演算は
放射温度計200内の図示しない演算部が行ってもよ
い。
バ220A及び220Bを経てPD230に導入され
る。
放射率算出方法について説明する。被処理体Wとロッド
210との間の多重反射とランプ130からの直接光と
を考慮すると被処理体Wの実行放射率εeffは以下の数
式2で与えられる。
率、εは被処理体Wの放射率、rは処理室110の底部
114の面114aの反射率、Fは以下の数式3で与え
られるビューファクター(view factor)、
αは多重反射係数である。
直径D1、被処理体Wと面114aとの距離D2、放射
温度計200A及び200B(便宜上、参照番号200
で総括する。)の持つそれぞれの開口数NA(0≦NA
≦1)の3つの値に依存して以下のような数値をとるも
のと予想される。またγは図22に示すようにロッド2
10、面114a及び被処理体Wから決定されるのぞみ
角を示す。
立する予測式を以下の数式8のように定義する。
タとする。従って、多重反射係数αは、以下の数式9の
ように表される。
十分満足する可能性があることが理解されるであろう。
そこで、数式9を前提としてN1及びN2の二つのパラ
メータを決定し、その妥当性を検討する。
NAを振った計算を行う(時間の短縮から被処理体Wは
ε=0.2のもののみから計算した)。このときNAは
0乃至1の範囲である。これより得たデータと数式9の
前提とを比較して、N1とN2/(D1/D2)の値を
暫定的に決定する。同様にして直径2mmのものと20
mmのものについて計算し、N1とN2/(D1/D
2)の値を決定する。N1、N2の決め方としてN1と
N2/(D1/D2)−D1/D2曲線を用いた(上記
で求めたN2/(D1/D2)においてN2が3者共通
の値になるようにN1を選択する)。
/D2)の暫定的な値により、1−αとNAとの関係を
図19及び図20に示す。またその検証を図21に示
す。この結果N1=0.01、N2=500とすること
ができ、数式9は以下の数式10のように表すことがで
きる。
径が変更しても、被処理体Wと面114aとの距離を変
更しても、NAの大小に拘らず、被処理体Wの実効放射
率を容易に算出することができる。
220BがNA=0.34を有する場合、このときのα
をα0.2とα0.34とすると、それらは数式10より以下
の数式11及び数式12で表されることが分かる。
数式13及び数式14で与えられる。
束(W)で計算している。このためNA=0.2のとき
の角度をθ1、NA=0.34のときの角度をθ2とす
ると、2つの放射温度計での入射光束の違いは以下の数
式15及び数式16で与えられる。但し、θは図22に
示すように光ファイバの最大受光角を示し、θ=sin
-1(NA)と表すことができる。
0Bの入射光束比は以下の数式17のように表すことが
できる。
式13は以下の数式20乃至数式24のように変形する
ことができる。
25のように算出することができる。
実効放射率を算出する。ここではNAの小さいNA=
0.2の実効放射率で計算を続ける。数式23で算出し
た放射率εを数式11に代入すると以下の数式26のよ
うになる。
Aには、E0.2の放射エネルギーが入射しているため、
以下のような数式27が成立する。
ーである。次に、数式25を以下のように変形する。
り、以下のような関係式がある。
014388m/k(放射の第二定数)、A、B、Cは
放射温度計200固有の定数(校正によって決まる)、
Ebは黒体放射による放射エネルギー(通常は放射温度
計の出力V)である。
放射温度計200A及び200Bより被処理体Wの放射
率を求めるものであるが、数式9よりD1/D2の比を
変化させても同様に求めることができる。かかる実施例
を図18に示す。
14には、底面114aに対応する底面114bと、底
面114bから突出する凸部114cの上面114dと
が設けられている。このため、同一の放射温度計200
Cを使用しているが、被処理体Wと放射温度計200C
の石英ロッド210間の距離D2は異なる。このため、
図18に示す実施例においても、図17に示す実施例と
同様に被処理体Wの放射率を求めることが可能となる。
放射温度計200Cを用意して、ロッド210と被処理
体Wまでの距離が3.5mm(図18の左側)と5mm
(図18の右側)に設置する。またロッド210の径を
4mmとする。ここでは数式9より各多重反射係数を以
下の数式30及び数式31のように表すことができる。
実効放射率α3.5、α5.0を求める。後の被処理体Wの放
射率被処理体の温度を求めるまでの流れは、数式15乃
至数式28まで各添字において0.2を3.5に、0.
34を5.0に置き換えるだけで全く同様に被処理体W
の温度Tを算出することができる。
5乃至数式29によって被処理体Wの温度Tを算出する
ことができる。いずれにしろ制御部300は被処理体W
の温度Tを得ることができる。また、これらの数式を含
む温度測定演算プログラムは、フロッピー(登録商標)
ディスクその他のコンピュータ可読媒体に格納され、及
び/又は、インターネットその他の通信ネットワークを
利用してオンライン配信されて独立の取引対象となり得
る。
うに、被処理体Wの中心の直下だけでなく、接続部W1
付近やその間など複数の箇所に設けられている。これ
は、後述するように、制御部300が被処理体Wの温度
分布が均一であるかどうかを判断するためである。
備え、被処理体Wの温度Tを認識してランプドライバ3
10を制御することによってランプ130の出力をフィ
ードバック制御する。また、制御部300は、後述する
ように、モータドライバ320に所定のタイミングで駆
動信号を送って被処理体Wの回転速度を制御する。以下
に、制御部300が行う本発明の被処理体Wの熱処理制
御方法について説明する。
セラミックス、例えば、SiCなどから構成された円形
リング形状を有する。サポートリング150は被処理体
Wの載置台として機能し、中空円部において断面L字状
に周方向に沿ってリング状の切り欠きを有する。かかる
切り欠き半径は被処理体Wの半径よりも小さく設計され
ているのでサポートリング150は切り欠きにおいて被
処理体W(の裏面周縁部)を保持することができる。必
要があれば、サポートリング150は被処理体Wを固定
する静電チャックやクランプ機構などを有してもよい。
処理体Wの均一な温度分布を維持することを目的とす
る。即ち、サポートリング150がなければ図23に示
すように、被処理体Wのエッジ(端部)には多方向から
放射光が入射(及び放射)するので被処理体Wのエッジ
の温度のみが急速昇温(及び急速冷却)し、被処理体W
の温度分布はエッジにおいて不連続となる。ここで、図
23は、サポートリング150がない場合に被処理体W
に入射する光を説明する模式図である。このため、サポ
ートリング150は被処理体Wのエッジに多方向から放
射光が入射することを防止して被処理体Wの均一な温度
分布を確保している。しかし、例えば、被処理体Wが半
導体シリコン単結晶基板であればSiCからなるサポー
トリング150と熱容量が異なるために同一のパワーを
与えても両者の温度上昇速度は異なる。サポートリング
150との接触部(図24に示すW1)ここで、図24
は、被処理体Wのサポートリング150との接触部W1
を示す概略断面図である。このため、加熱部140が均
一な加熱を実現しても被処理体Wにとって接続部W1は
熱的に不連続な部分である。より具体的には、被処理体
Wを均一な加熱しても被処理体Wの中央の温度よりも接
続部W1の温度は低い。
0は、理想的には接続部W1のみを加熱するようにラン
プドライバ310を制御する。しかし、実際には接続部
W1のみを加熱することは困難であった。例えば、接続
部W1の上空にある図12に示すランプ130B1及び
B2のみを点灯して残りのランプ130を消灯しても接
続部W1のみを加熱することにはならないばかりか被処
理体Wの中央W2も加熱してしまう。以下、図25乃至
図30を参照して、本実施例の熱処理制御方法を説明す
る。なお、図26乃至図30は、理解の便宜のためにカ
ラー図面として本出願に添付する。ここで、図25は、
本発明の一側面としての熱処理制御方法を説明するため
のフローチャートである。図26乃至図31は、図25
に示す熱処理制御方法に使用される照度分布である。
個別的な照度分布特性を得る(ステップ1002)。図
26は、下側ダブルエンドランプ130Bの個別的な照
度分布である。同図は、3kWのパワーを有する一のラ
ンプ130Bのみに約200Vを印加して点灯した場合
の距離(横軸)と照度(縦軸)との関係を示しており、
横軸の原点は被処理体Wの中心である。また、番号1乃
至9をランプ130Bに割り当てるに当たって、図12
の中央のランプ130Bが番号1であり、その両側が番
号2、更にその両側が番号3などとした。ランプ130
Bと被処理体Wとの距離は約47mmであり、被処理体
W及びサポートリング150は後述する回転機構によっ
て回転される。図12における同一のハッチングは同一
番号が付与されていることを意味する。
Aの個別的な照度分布である。同図は、3kWのパワー
を有する一のランプ130Aのみに約200Vを印加し
て点灯した場合の距離(横軸)と照度(縦軸)との関係
を示しており、横軸の原点は被処理体Wの中心である。
また、番号1乃至18をランプ130Aに割り当てるに
当たって、図15の中央のランプ130Aが番号1であ
り、その両側が番号2、更にその両側が番号3などとし
た。ランプ130Aと被処理体Wとの距離は約60mm
であり、被処理体W及びサポートリング150は後述す
る回転機構によって回転される。図15における同一の
ハッチングは同一番号が付与されていることを意味す
る。
W2の上に極大がある照度分布J1と、被処理体Wのサ
ポートリング150との接続部W1の上に極大がある照
度分布J2と、サポートリング150の中央(即ち、接
続部W1から外側)の上に極大を有して被処理体Wの中
心の照度が0.17W/mm2以下になる照度分布J3を
選択又は合成して作成する(ステップ1004)。本発
明の熱処理装置100はRTP用に被処理体Wの急速昇
温を必要としているので、照度分布J1乃至J3の極大値
は高ければ高いほど好ましい。このため、制御部300
は通常は照度分布J1乃至J3をステップ1002で得ら
れた個別的な照度分布を任意に合成して作成する。な
お、照度分布J3は主として接続部W1を加熱するのに
使用され、加熱時に被処理体Wの中央W2を同時に加熱
しないように被処理体Wの中心の照度が0.17W/m
m2以下とした。0.17W/mm2は本発明者らが経験
上設定した値であり、被処理体Wの中央W2を同時に加
熱しないとみなせるのに十分小さい値である。
施例では4つ)の領域(ゾーン)に分けて各ゾーン1乃
至4に属するランプ130Bの照度分布を合成したもの
である。換言すれば、図28のグラフは、図26に示す
17個のランプ130Bの分布を4つのゾーンに分け
て、各ゾーンについて合成することによって形成されて
いる。
か(本実施例では5つ)のゾーンに分けて各ゾーン1乃
至5に属するランプ130Aの照度分布を合成したもの
である。換言すれば、図29のグラフは、図27に示す
51個のランプ130Aの分布を5つのゾーンに分け
て、各ゾーンについて合成することによって形成されて
いる。
幾つか(本実施例では5つ)のゾーンに分けて各ゾーン
1乃至5に属するランプ130A及びBの照度分布を合
成したものである。換言すれば、図29のグラフは、図
26に示す17個のランプ130Aの分布と図27に示
す51個のランプ130Aの分布を5つのゾーンに分け
て、各ゾーンについて合成することによって形成されて
いる。
を図30に示すゾーン1及び/又は2及び/又は3、照
度分布J2を図30に示すゾーン5、照度分布J3を図3
0に示すゾーン4に設定している。
04は、予めシミュレーションにより又は初期動作とし
て行われてその結果が制御部300に接続された図示し
ないメモリに格納される。これにより、制御部300
は、部分的な加熱が必要な場合に加熱が必要な部分に相
当する(ゾーン又は個別的な)照度分布データをメモリ
から読み出して加熱制御に使用することができる。な
お、本実施例は接続部W1の補助的な加熱を行うが、本
発明は、広く、一部のランプ130が故障などにより適
当に動作せずに被処理体W上の均一な昇温が達成できな
い場合にも適用可能であることが理解されるであろう。
なお、図25に示すステップ1006以降の処理は、後
述する熱処理装置100の動作の箇所で説明する。
ガス源、流量調節バルブ、マスフローコントローラ、ガ
ス供給ノズル及びこれらを接続するガス供給路を含み、
熱処理に使用されるガスを処理室110に導入する。な
お、本実施例ではガス導入部180は処理室110の側
壁112に設けられて処理室110の側部から導入され
ているが、その位置は限定されず、例えば、シャワーヘ
ッドとして構成されて処理室110の上部から処理ガス
を導入してもよい。
ど、酸化処理であればO2、H2、H2O、NO2、窒化処
理であればN2、NH3など、成膜処理であればNH3、
SiH2Cl2やSiH4などを使用するが、処理ガスは
これらに限定されないことはいうまでもない。マスフロ
ーコントローラはガスの流量を制御し、例えば、ブリッ
ジ回路、増幅回路、コンパレータ制御回路、流量調節バ
ルブ等を有し、ガスの流れに伴う上流から下流への熱移
動を検出することによって流量測定して流量調節バルブ
を制御する。ガス供給路は、例えば、シームレスパイプ
を使用したり、接続部に食い込み継ぎ手やメタルガスケ
ット継ぎ手を使用したりして供給ガスへの配管からの不
純物の混入が防止している。また、配管内部の汚れや腐
食に起因するダストパーティクルを防止するために配管
は耐食性材料から構成されるか、配管内部がPTFE
(テフロン(登録商標))、PFA、ポリイミド、PB
Iその他の絶縁材料により絶縁加工されたり、電解研磨
処理がなされたり、更には、ダストパーティクル捕捉フ
ィルタを備えたりしている。
180と略水平に設けられているが、その位置及び数は
限定されない。排気部190には所望の排気ポンプ(タ
ーボ分子ポンプ、スパッターイオンポンプ、ゲッターポ
ンプ、ソープションポンプ、クライオポンプなど)が圧
力調整バルブと共に接続される。なお、本実施例では処
理室110は減圧環境に維持されるが、本発明は減圧環
境を必ずしも必須の構成要素とするものではなく、例え
ば、133Pa乃至大気圧の範囲で適用可能である。
を参照して説明する。集積回路の各素子の電気的特性や
製品の歩留まり等を高く維持するためには被処理体Wの
表面全体に亘ってより均一に熱処理が行われることが要
求される。被処理体W上の温度分布が不均一であれば、
例えば、成膜処理における膜厚が不均一になったり、熱
応力によりシリコン結晶中に滑りを発生したりするな
ど、RTP装置100は高品質の熱処理を提供すること
ができない。被処理体W上の不均一な温度分布はランプ
130の不均一な照度分布に起因する場合もあるし、ガ
ス導入部180付近において導入される処理ガスが被処
理体Wの表面から熱を奪うことに起因する場合もある。
回転機構はウェハを回転させて被処理体Wがランプ13
0により均一に加熱されることを可能にする。
150と、支持部152と、ギア170及び172と、
回転基部174と、モータドライバ320と、モータ3
30とを有する。但し、本発明の熱処理装置100に適
用可能な回転機構は本実施例の構成に限定されず、当業
界で周知のいかなる構成(例えば、磁気回転機構など)
をも採用することができる。
て支持部152に接続されている。必要があれば、サポ
ートリング150と支持部152との間には石英ガラス
などの断熱部材が挿入されて他の部材を熱的に保護す
る。本実施例の支持部152は中空円筒形状の不透明な
石英リング部材として構成されている。支持部152は
円筒状の回転基部174に接続されており回転基部17
4の周りにはギア172が接続されている。一方、モー
タドライバ320に接続されて駆動制御されるモータ3
30のモータシャフト332にはギア170が取り付け
られており、ギア170及び172は噛合している。モ
ータドライバ320は制御部300によって制御され
る。
320を制御してモータ330を駆動すると、モータシ
ャフト332が回転してギア170が回転し、ギア17
2と一体的に回転基部174、支持部152、サポート
リング150及び被処理体Wが回転する。回転速度は、
本実施例では例示的に90RPMであるが、実際には、
被処理体Wに均一な温度分布をもたらすように、かつ、
処理室110内でのガスの乱流や被処理体W周辺の風切
り効果をもたらさないように、被処理体Wの材質や大き
さ、処理ガスの種類や温度などに応じて決定されること
になるであろう。
明する。図示しないクラスターツールなどの搬送アーム
が被処理体Wを図示しないゲートバルブを介して処理室
110に搬入する。被処理体Wを支持した搬送アームが
サポートリング150の上部に到着すると、図示しない
リフタピン昇降系がサポートリング150から(例え
ば、3本の)図示しないリフタピンを突出させて被処理
体Wを支持する。この結果、被処理体Wの支持は、搬送
アームからリフタピンに移行するので、搬送アームはゲ
ートバルブより帰還させる。その後、ゲートバルブは閉
口される。搬送アームはその後図示しないホームポジシ
ョンに移動してもよい。
しないリフタピンをサポートリング150の中に戻し、
これによって被処理体Wをサポートリング150の所定
の位置に配置する。リフタピン昇降系は図示しないベロ
ーズを使用することができ、これにより昇降動作中に処
理室110の減圧環境を維持すると共に処理室102内
の雰囲気が外部に流出するのを防止する。
御し、モータ330を駆動するように命令する。これに
応答して、モータドライバ320はモータ330を駆動
し、モータ330はギア170を回転させる。この結
果、支持部152が回転し、被処理体Wがサポートリン
グ150と共に回転する。被処理体Wが回転するのでそ
の面内の温度は熱処理期間中に均一に維持される。
10を制御し、ランプ130を駆動して被処理体Wを加
熱するように命令する(図25に示すステップ100
6)。この時、制御部300は、全てのランプ130を
点灯するようにランプドライバ310に命令する。これ
に応答して、ランプドライバ310は全てのランプ13
0を駆動し、ランプ130は被処理体Wを、例えば、約
800℃まで加熱する。本実施例の熱処理装置100
は、レンズアッセンブリ122とメッキ部149によっ
てランプ130の指向性を高めつつ、リフレクタを取り
除いてランプ密度とそれによってパワー密度を高めてい
るので所望の高速昇温を得ることができる。ランプ13
0から放射された熱線は石英ウインドウ120を介して
処理空間にある被処理体Wの上面に照射されて被処理体
Wを、例えば、800℃へ200ーC/sの加熱速度で
高速昇温する。
体Wの中心直下に配置された放射温度計200が800
℃付近に到達したことを検出した検出信号に応答して、
若しくは、その他の条件下で、被処理体Wが均一に昇温
しているかどうかの情報を他の放射温度計200から取
得する。本実施例では、接続部W1直下の放射温度計2
00が接続部W1の温度が低い旨を制御部300に通知
する。これにより、制御部300は、補助的な加熱(部
分的な加熱)が必要であると判断する(図25に示すス
テップ1008)。上述したように、制御部300は、
一部のランプ130の故障等により被処理体Wの昇温が
均一ではないと判断した場合もステップ1008の補助
的な加熱が必要であると判断する。
を加熱するために、照度分布J3に対応するランプ13
0を点灯又は他のランプ130よりも高出力にするよう
にランプドライバ310を制御する(ステップ100
8)。この結果、被処理体Wの温度分布が均一になれば
ステップ1008に帰還し、更に、全体的な加熱が必要
であると判断すれば(ステップ1012)、ステップ1
006に帰還する。また、照度分布J3に対応するラン
プ130を点灯又は他のランプ130よりも高出力にす
るようにランプドライバ310を制御した結果、接続部
W1が中央W2よりも高温になった場合などは、制御部
300は、ステップ1008に帰還して、他の照度分布
J1又はJ2を使用して微調節を行う。制御部300は、
各放射温度計200の検出結果から被処理体Wが均一に
加熱されて、後述するように、加熱を終了すべきである
と判断すれば(ステップ1012)、加熱処理を終了す
る。このように、本実施例の熱処理制御方法によれば、
被処理体Wを均一かつ急速に昇温することができる。加
熱と同時又はその前後に、排気部190が処理室110
の圧力を減圧環境に維持する。
強材124及び/又は導波部126により石英ウインド
ウ120は石英プレート121の厚さが比較的薄いので
幾つかの長所を有する。これらの長所は、(1)ランプ
130からの光をあまり吸収しないので被処理体Wへの
照射効率を低下しない、(2)プレート121の表裏面
で温度差が小さいので熱応力破壊が発生しにくい、
(3)成膜処理の場合でもプレート121の温度上昇が
少ないためにその表面に堆積膜や反応副生成物が付着し
にくい、(4)レンズアッセンブリ122が石英ウイン
ドウ120の強度を高めているのでプレート120が薄
くても処理室110内の減圧環境と大気圧との差圧を維
持することができる、を含む。
を使用しない単純な構造であるため安価であると共に装
置100の小型化と経済性向上に資する。また、本発明
の実効放射率算出方法により温度測定精度が高い。被処
理体Wは、熱処理においては高温環境下に長時間置かれ
ると不純物が拡散して集積回路の電気的特性が悪化する
ため、高速昇温と高速冷却が必要でありそのために被処
理体Wの温度管理が不可欠であるが、本実施例の実効放
射率算出方法はかかる要請に応えるものである。この結
果、RTP装置100は高品質の熱処理を提供すること
ができる。
御された処理ガスが処理室110に導入される。所定の
熱処理(例えば、10秒間)が終了すると制御部300
はランプドライバ310を制御してランプ130の加熱
を停止するように命令する(図25に示すステップ10
12)。これに応答して、ランプドライバ310はラン
プ130の駆動を停止する。その後、制御部300は冷
却処理を行う。冷却速度は、例えば、200ーC/sで
ある。
手順によりゲートバルブから処理室110の外へクラス
ターツールの搬送アームにより導出される。次いで、必
要があれば、搬送アームは被処理体Wを次段の装置(成
膜装置など)に搬送する。
が、本発明はその要旨の範囲内で種々の変形及び変更が
可能である。
熱の高出力化、きめ細やかな被処理体の温度制御を実現
し、各ランプの負荷も少ないので長寿命化に資する。ま
た、シングルランプを利用する加熱装置よりも高いエネ
ルギー効率を有する。また、本発明の別の側面としての
熱処理装置及び熱処理制御方法は、被処理体をゾーンご
とに分けた場合の各ゾーンのきめ細やかな温度制御を行
うことができる。このため、本熱処理装置は、被処理体
の昇温が必要な部位を(昇温が不要な被処理体の部位を
加熱することなく)加熱して被処理体の均一な昇温をよ
り正確に実現することができる。
概略断面図である。
−P線から見た断面図である。
ンドウの概略上面図である。
ある。
ある。
大図である。
ズアッセンブリの一部拡大斜視図である。
した光の指向性を説明するための断面図である。
図4に対応する石英ウインドウの一部拡大断面図であ
る。
例であり、図4に対応する石英ウインドウの一部拡大断
面図である。
例であり、図4に対応する石英ウインドウの一部拡大断
面図である。
ある。
面図である。
ンプの斜視図である。
置を説明するためのR−R線に沿った加熱部の断面図で
ある。
を説明するために図12から上側及び下側ダブルエンド
ランプを取り除いた平面図である。
の放射温度計及びその近傍の概略拡大断面図である。
同種の放射温度計及びその近傍の概略拡大断面図であ
る。
ために使用されるグラフである。
ために使用されるグラフである。
ために使用されるグラフである。
るパラメータを定義する断面図である。
ない場合に被処理体に入射する光を説明する模式図であ
る。
トリングとの接触部を示す概略断面図である。
説明するためのフローチャートである。
照度分布である。
照度分布である。
照度分布である。
照度分布である。
照度分布である。
理体を放射光で加熱する場合に指向性が最もよくなる場
合のリフレクタの傾斜角度を説明するための断面図であ
る。
場合の光の反射を説明するための断面図である。
ドランプから出射した光を説明するための断面図であ
る。
Claims (20)
- 【請求項1】 被処理体と相対的に回転可能で、当該被
処理体に熱処理を施すために当該被処理体を加熱する複
数のダブルエンドランプと、 当該ダブルエンドランプからの熱を前記被処理体に反射
するリフレクタとを有する熱処理装置であって、 前記ダブルエンドランプは直線状の発光部を含み、前記
複数のダブルエンドランプは、前記発光部の長手方向に
沿って整列する少なくとも二つのダブルエンドランプを
含む熱処理装置。 - 【請求項2】 被処理体と相対的に回転可能で、当該被
処理体に熱処理を施すために当該被処理体を加熱する複
数のダブルエンドランプと、 当該ダブルエンドランプからの熱を前記被処理体に反射
するリフレクタとを有する加熱装置であって、 前記ダブルエンドランプは直線状の発光部を含み、前記
複数のダブルエンドランプは、前記発光部の長手方向に
平行に整列する少なくとも二段のダブルエンドランプを
含む加熱装置。 - 【請求項3】 被処理体を収納して、当該被処理体に熱
処理を行う処理室と、 前記被処理体に放射光を照射して加熱する加熱装置とを
有する熱処理装置であって、 前記加熱装置は、 前記被処理体と相対的に回転可能で、当該被処理体に熱
処理を施すために当該被処理体を加熱する複数のダブル
エンドランプと、 当該ダブルエンドランプからの熱を前記被処理体に反射
するリフレクタとを有し、 前記ダブルエンドランプは直線状の発光部を含み、前記
複数のダブルエンドランプは、前記発光部の長手方向に
平行に整列する少なくとも二段のダブルエンドランプを
含む熱処理装置。 - 【請求項4】 被処理体を部分的に支持する支持部材
と、 前記被処理体及び支持部材を収納して、前記被処理体に
熱処理を行う処理室と、 前記被処理体に放射光を照射して加熱する加熱装置と、 前記被処理体の温度を検出する温度検出装置と、 前記加熱装置及び温度検出装置に接続された制御装置と
を有する熱処理装置であって、 前記加熱装置は、 被処理体と相対的に回転可能で、当該被処理体を加熱す
る複数のダブルエンドランプと、 当該ダブルエンドランプからの熱を前記被処理体に反射
するリフレクタとを含み、 前記ダブルエンドランプは直線状の発光部を含み、前記
複数のダブルエンドランプは、前記発光部の長手方向に
沿って整列する少なくとも二つのダブルエンドランプを
含み、 前記制御装置は、前記温度検出装置の検出結果と、前記
複数のダブルエンドランプの任意を組み合わせからなる
照度分布特性とに基づいて、前記被処理体が均一に昇温
するように前記ダブルエンドランプの出力を制御する熱
処理装置。 - 【請求項5】 被処理体を部分的に支持する支持部材
と、 前記被処理体及び支持部材を収納して、前記被処理体に
熱処理を行う処理室と、 前記被処理体に放射光を照射して加熱する加熱装置と、 前記被処理体の温度を検出する温度検出装置と、 前記加熱装置及び温度検出装置に接続された制御装置と
を有する熱処理装置であって、 前記加熱装置は、 被処理体と相対的に回転可能で、当該被処理体を加熱す
る複数のダブルエンドランプと、 当該ダブルエンドランプからの熱を前記被処理体に反射
するリフレクタと、 前記ダブルエンドランプは直線状の発光部を含み、前記
複数のダブルエンドランプは、前記発光部の長手方向に
平行に整列する少なくとも二段のダブルエンドランプを
含み、 前記制御装置は、前記温度検出装置の検出結果と、前記
複数のダブルエンドランプの任意を組み合わせからなる
照度分布特性とに基づいて、前記被処理体が均一に昇温
するように前記ダブルエンドランプの出力を制御する熱
処理装置。 - 【請求項6】 前記熱処理装置は、前記被処理体と前記
加熱装置の前記ダブルエンドランプとの間に配置可能な
石英ウインドウであって、 石英製プレートと、 当該プレートに固定されて当該プレートの強度を高める
と共に前記加熱装置からの光を前記被処理体に向かって
集光するレンズ部材とを有する石英ウインドウを更に有
する請求項3又は4記載の熱処理装置。 - 【請求項7】 前記レンズ部材は前記ダブルエンドラン
プに対応した数のレンズ素子を有する請求項6記載の熱
処理装置。 - 【請求項8】 前記レンズ部材の長手方向は、前記ダブ
ルエンドランプの前記発光部の長手方向と平行である請
求項3又は4記載の熱処理装置。 - 【請求項9】 前記レンズ部材を前記プレートの前記加
熱装置の前記ダブルエンドランプに対向する面と前記被
処理体に対向する面の両方に有する請求項6記載の熱処
理装置。 - 【請求項10】 前記プレートに前記プレートの強度を
補強する補強材を更に有する請求項6記載の熱処理装
置。 - 【請求項11】 前記被処理体と前記加熱装置の前記ダ
ブルエンドランプとの間に配置される石英ウインドウ
と、 当該石英ウインドウに固定されて当該石英ウインドウの
強度を補強する補強材とを更に有する請求項4又は5記
載の熱処理装置。 - 【請求項12】 前記レンズ部材を前記プレートの第1
の面に有し、 前記プレートの前記第1の面に対向する第2の面に前記
プレートの強度を補強する補強材を更に有する請求項6
記載の熱処理装置。 - 【請求項13】 前記補強材はアルミニウム製である請
求項10乃至12のうちいずれか一項記載の熱処理装
置。 - 【請求項14】 前記補強材を冷却する冷却機構を更に
有する請求項10乃至12のうちいずれか一項記載の熱
処理装置。 - 【請求項15】 前記補強材は複数設けられ、前記石英
ウインドウは隣接する補強材の間に、前記レンズ部材か
ら前記プレートを介して導入される光を前記被処理体に
導入するための石英製導波部を更に有する請求項9乃至
11のうちいずれか一項記載の熱処理装置。 - 【請求項16】 前記処理室に接続されて当該処理室内
を減圧状態に維持することができる排気装置を更に有す
る請求項4又は5記載の熱処理装置。 - 【請求項17】 支持部材に部分的に支持された被処理
体と相対的に回転可能で、当該被処理体に熱処理を施す
ために当該被処理体を加熱する加熱装置に含まれる複数
のダブルエンドランプのそれぞれ照度分布特性を組み合
わせて、前記支持部材上の位置に極大値を有すると共に
前記被処理体上の位置に極小値を有する第1の合成照度
分布特性を作成するステップと、 前記被処理体を前記加熱装置を使用して加熱するステッ
プと、 前記被処理体及び前記支持部材の温度分布を検出するス
テップと、 前記被処理体の均一な昇温を実現するために、前記検出
結果から前記第1の合成照度分布特性に対応するダブル
エンドランプの出力を前記加熱ステップにおいて制御す
るステップとを有する熱処理制御方法。 - 【請求項18】 前記作成ステップは、前記極小値が
0.17W/mm2以下になるように前記第1の合成照度
分布特性を作成する請求項17記載の熱処理制御方法。 - 【請求項19】 前記作成ステップは、前記被処理体上
の位置に極大値を有すると共に前記支持部材上の位置に
極小値を有する第2の合成照度分布特性を更に作成し、 前記制御ステップは、前記被処理体の前記支持部材との
接続部が前記被処理体のその他の部位と異なる温度にな
った場合に前記第2の合成照度分布特性に対応するダブ
ルエンドランプの出力を制御する請求項16記載の熱処
理制御方法。 - 【請求項20】 前記作成ステップは、前記被処理体と
前記支持部材との接続部上の位置に極大値を有する第3
の合成照度分布特性を更に作成し、 前記加熱ステップは、前記第3の合成照度分布特性に対
応するダブルエンドランプを使用する請求項17記載の
熱処理制御方法。
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