JP2002261038A - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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JP2002261038A
JP2002261038A JP2001059148A JP2001059148A JP2002261038A JP 2002261038 A JP2002261038 A JP 2002261038A JP 2001059148 A JP2001059148 A JP 2001059148A JP 2001059148 A JP2001059148 A JP 2001059148A JP 2002261038 A JP2002261038 A JP 2002261038A
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lamp
heat treatment
temperature
processing chamber
window
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JP2001059148A
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Masahiro Shimizu
正裕 清水
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Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、被処理体の急速昇温を可能にす
ると共に経済性に優れた熱処理装置を提供する。 【解決手段】 本発明の一側面としての熱処理装置は、
被処理体に熱処理を行う処理室と、前記被処理体に赤外
光を照射して加熱する光源と、前記処理室に気密的に取
り付けられ当該処理室を画定するとともに、当該処理室
の外部より前記被処理体に前記赤外光を照射可能なウイ
ンドウであって、石英の透過波長より長い波長を透過可
能とする光学結晶から形成される前記ウインドウとを有
し、前記被処理体はBulk‐Siウェハ又はSOIウ
ェハである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、単結晶基板、ガラ
ス基板などの被処理体を加熱処理する加熱装置及び熱処
理装置に関する。本発明は、例えば、メモリやICなど
の半導体装置の製造に適した急速熱処理(RTP:Ra
pid Thermal Processing)装置に
好適である。ここで、RTPは、急速熱アニーリング
(RTA)、急速クリーニング(RTC)、急速熱化学
気相成長(RTCVD)、急速熱酸化(RTO)、及び
急速熱窒化(RTN)などを含む技術である。
【0003】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路を製造するため
には、半導体ウェハ等のシリコン基板に対して成膜処
理、アニール処理、酸化拡散処理、スパッタ処理、エッ
チング処理、窒化処理等の各種の熱処理が複数回に亘っ
て繰り返される。
【0004】半導体製造処理の歩留まりと品質を向上さ
せるため等の目的から急速に被処理体の温度を上昇及び
下降させるRTP技術が注目されている。従来のRTP
装置は、典型的に、被処理体(例えば、半導体ウェハ、
フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、光
ディスク用基板)を収納する枚葉式チャンバ(処理室)
と、処理室に配置された石英ウインドウと、石英ウイン
ドウの外部上部又は上下部に配置された加熱用ランプ
(例えば、ハロゲンランプ)と、ランプの被処理体とは
反対側に配置されたリフレクタ(反射板)とを有してい
る。
【0005】石英ウインドウは、板状に構成されたり、
被処理体を内部に収納可能な管状に構成されたりする。
処理室が真空ポンプにより排気されて内部が減圧環境に
維持される場合には、石英ウインドウは数10mm(例
えば、30乃至40mm)の肉厚を有して減圧と大気と
の差圧を維持する。石英ウインドウは、温度が上昇する
と熱応力により処理空間に向かって湾曲する傾向がある
ので予め処理空間から離れるように湾曲状に加工される
場合もある。
【0006】ハロゲンランプは、被処理体を均一に加熱
するために複数個配列され、リフレクタによって、ハロ
ゲンランプからの赤外線を一様に被処理体に向かって放
射する。処理室は、典型的に、その側壁において被処理
体を導出入するゲートバルブに接続され、また、その側
壁又はその石英管において熱処理に使用される処理ガス
を導入するガス供給ノズルと接続される。
【0007】被処理体の温度は処理の品質(例えば、成
膜処理における膜厚など)に影響を与えるために正確に
把握される必要があり、高速昇温及び高速冷却を達成す
るために被処理体の温度を測定する温度測定装置が処理
室に設けられる。温度測定装置は熱電対によって構成さ
れてもよいが、被処理体と接触させねばならないことか
ら被処理体が熱電対を構成する金属によって汚染される
おそれがある。そこで、被処理体の裏面から放射される
赤外線強度を検出し、その放射強度を以下の数式1に示
す式に則って被処理体の放射率εを求めて温度換算する
ことによって被処理体の温度を算出する放射温度計が温
度測定装置として従来から提案されている。
【0008】
【数1】 ここで、EBB(T)は温度Tの黒体からの放射強度、E
m(T)は温度Tの被処理体から測定された放射強度、
εは被処理体の放射率である。
【0009】動作においては、被処理体はゲートバルブ
から処理室に導入されて、ホルダーにその周辺が支持さ
れる。熱処理時には、ガス供給ノズルより、窒素ガスや
酸素ガス等の処理ガスが導入さる。一方、ハロゲンラン
プから照射される赤外線は被処理体に吸収されて被処理
体の温度は上昇する。ハロゲンランプの出力は温度測定
装置の測定結果に基づいてフィードバック制御される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年のRTPは被処理
体の高品質処理とスループットの向上から急速昇温の要
請がますます高まっている。従来では、被処理体である
Bulk‐Siウェハに熱処理を施す場合、上述したよ
うに熱処理装置はハロゲンランプと石英ウインドウとを
組み合わせることで、Bulk‐Siウェハの加熱処理
を行っていた。より詳細には、例えば、厚さ3mmの石
英ウインドウの透過波長領域は約0.3乃至3.0μ
m、またハロゲンランプの放射領域は約0.38乃至
4.0μmであり、かかる組み合わせにおいて3μm以
下の波長領域にてBulk‐Siウェハの加熱処理を行
っていた。ところが、例えば、SOI(Silicon
On Insulator)構造を有するSOIウェハ
はBulk‐Siウェハより大きなエネルギーで加熱さ
れることを必要とされ、かかるハロゲンランプと石英ウ
インドウの組み合わせのままではSOIウェハに所望の
熱処理を施すことが困難である。一方、ハロゲンランプ
の出力を上げてSOIウェハを加熱する方法も考えられ
るが、かかる方法は熱処理装置の電力負荷が大きくなる
とともに、消費電力が大きく経済的に好ましくない。
【0011】また、紫外光(0.18乃至0.38μ
m)をSOIウェハに放射すれば、構成原子の準位間励
起に寄与しかかるSOIウェハの加熱をすることが出来
る。しかし、上述したように石英ウインドウの透過波長
領域は0.3乃至3.0μmであり、石英ウインドウを
使用した熱処理装置では紫外光は透過されず被処理体を
加熱することは出来ない。
【0012】そこで、このような課題を解決する新規か
つ有用な熱処理装置を提供することを本発明の概括的目
的とする。
【0013】より特定的には、被処理体の急速昇温を可
能にすると共に経済性に優れた熱処理装置を提供するこ
とを本発明の例示的目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本発明
の一側面としての熱処理装置は、被処理体に熱処理を行
う処理室と、前記被処理体に赤外光を照射して加熱する
光源と、前記処理室に気密的に取り付けられ当該処理室
を画定するとともに、当該処理室の外部より前記被処理
体に前記赤外光を照射可能なウインドウであって、石英
の透過波長より長い波長を透過可能とする光学結晶から
形成される前記ウインドウとを有し、前記被処理体はB
ulk‐Siウェハ又はSOIウェハである。かかる熱
処理装置は被処理体に赤外光、特に波長4μm以上を透
過可能である。かかる波長は自由電子励起及び格子振動
に寄与し、SOIウェハ及びBulk‐Siウェハを低
消費電力で加熱することが出来る。光源は、例えばハロ
ゲンランプの赤外領域を使用してもよいし、又はセラミ
ックス発光体を使用してもよい。またウインドウにはC
aF2、BaF2、GeBr、KBr、CsI、LiF等
の光学結晶から構成することが出来る。
【0015】また、本発明の別の側面としての熱処理装
置は、被処理体に熱処理を行う処理室と、前記被処理体
に紫外光を照射して加熱する光源と、前記処理室に気密
的に取り付けられ当該処理室を画定するとともに、当該
処理室の外部より前記被処理体に前記放射光を照射可能
なウインドウであって、石英の透過波長より短い波長を
透過可能とする光学結晶から形成される前記ウインドウ
とを有し、前記被処理体はSOIウェハである。かかる
熱処理装置は被処理体に紫外光、特に波長0.3μm以
下を透過可能である。かかる波長は準位間励起に寄与
し、SOIウェハを加熱することが出来る。光源は、例
えばハロゲンランプの紫外領域を使用してもよいし、又
はキセンノンランプ並びに水銀ランプを使用することが
出来る。またウインドウにはLiF等の光学結晶から構
成することが出来る。
【0016】本発明の他の目的及び更なる特徴は以下添
付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明
らかにされるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の例示的な熱処理装置100について説明する。な
お、各図において同一の参照符号は同一部材を表してい
る。また、同一の参照番号に大文字のアルファベットを
付したものはアルファベットのない参照番号の変形例で
あり、特に断らない限り、アルファベットのない参照番
号は大文字のアルファベットを付した参照番号を総括す
るものとする。ここで、図1は、本発明の例示的一態様
としての熱処理装置100の概略断面図である。図1に
示すように、熱処理装置100は、処理室(プロセスチ
ャンバー)110と、石英ウインドウ120と、加熱部
140と、サポートリング150と、ベアリング160
と、永久磁石170と、ガス導入部180と、排気部1
90と、放射温度計200と、制御部300とを有す
る。
【0018】処理室110は、例えば、ステンレススチ
ールやアルミニウム等により成形され、ウインドウ12
0と接続している。処理室110は、その円筒形の側壁
112とウインドウ120とにより被処理体Wに熱処理
を施すための処理空間を画定している。処理空間には、
半導体ウェハなどの被処理体Wを載置するサポートリン
グ150と、サポートリング150に接続された支持部
152が配置されている。これらの部材は被処理体Wの
回転機構において説明する。また、側壁112には、ガ
ス導入部180及び排気部190が接続されている。処
理空間は排気部190によって所定の減圧環境に維持さ
れる。被処理体Wを導入及び導出するためのゲートバル
ブは図1においては省略されている。
【0019】処理室110の底部114は冷却管116
a及び116b(以下、単に「116」という。)に接
続されており冷却プレートとして機能する。必要があれ
ば、冷却プレート114は温度制御機能を有してもよ
い。温度制御機構は、例えば、制御部300と、温度セ
ンサと、ヒータとを有し、水道などの水源から冷却水を
供給される。冷却水の代わりに他の種類の冷媒(アルコ
ール、ガルデン、フロン等)を使用してもよい。温度セ
ンサは、PTCサーミスタ、赤外線センサ、熱電対など
周知のセンサを使用することができる。ヒータは、例え
ば、冷却管116の周りに巻かれたヒータ線などとして
から構成される。ヒータ線に流れる電流の大きさを制御
することによって冷却管116を流れる水温を調節する
ことができる。
【0020】ウインドウ120は処理室110に気密的
に取り付けられるとともに、後述するランプ130と被
処理体Wの間に配置される。ウインドウ120はランプ
130からの熱放射光を透過しかかる熱放射光を被処理
体Wに照射可能にすると共に、処理室110内の減圧環
境と大気との差圧を維持する。ウインドウ120は半径
約400mm、厚さ約30乃至40mmの円筒形プレー
トであって、本実施例において、ウインドウ120は光
学結晶である蛍石(CaF2)より形成される。
【0021】CaF2製のプレートは、例えば、厚さ3
mmにおいて、透過波長領域が1.0乃至8.3μmで
あり、従来の石英製プレートの0.3乃至3.0μm
(厚さ3mm)に比べて短い波長領域での透過性に優れ
る。本実施例のウインドウ120は、従来の石英製ウイ
ンドウよりも短い波長を透過可能とする。この結果、ウ
インドウ120は以下の長所を有する。従来では、石英
製のウインドウとハロゲンランプを組み合わせること
で、3μm以下の波長を有する熱放射光を利用して被処
理体Wを加熱していた。しかし、被処理体WがSOIウ
ェハである場合、SOIウェハはBulk‐Siウェハ
より大きなエネルギーで加熱されること必要とする。本
発明者はかかる問題を鋭意検討した結果、被処理体Wに
照射される熱放射光の波長領域を4μm以上にすればよ
いことを発見した。従って、従来の熱処理装置のように
ハロゲンランプと石英ウインドウを組み合わせるのでは
被処理体Wへ到達する熱放射光の透過波長は3μm以下
であって、SOIウェハの加熱に好ましくない。上述し
たようにCaF2製ウインドウ120は4μmの波長を
透過可能で、かかる材料は後述するランプ130と併せ
て使用することとでSOIウェハの加熱を可能とする。
より詳細には、4μm以上の波長を有する赤外光は被処
理体Wの構成原子の自由電子励起及び格子振動に寄与
し、SOIウェハの加熱を可能とする。なお、ランプ1
30は赤外光、特に4μm以上の波長を射出可能なもの
が選択されている。本実施例では後述するようにセラミ
ックス製発光体138を有するランプ130を使用する
ことで、4μm以上の赤外光を被処理体Wに照射する。
なお、ランプ130の詳細な説明は後述するものとし
て、かかるウインドウ120とランプ130を組み合わ
せたときの被処理体に対する効果を説明する。
【0022】図2及び図3を参照するに、CaF2製ウ
インドウ120と後述するランプ130を併用すること
で、SOIウェハの放射率を0.9以上とした波長領域
で加熱することができる。ここで、図2は、波長領域を
4μm以上としたときの、SOIウェハの波長に対する
放射率を示した図である。図3は、ハロゲンランプと石
英ウインドウとの組み合わせからなる熱処理装置でBu
lk‐Siウェハを加熱したときの、Bulk‐Siウ
ェハの波長に対する放射率を示した図である。また、図
3より従来の石英ウインドウとハロゲンランプの組み合
わせでBulk‐Siウェハを加熱した場合は、Bul
k‐Siウェハからの放射率は最大でも0.6程度であ
った。しかし、図2より本実施例のランプとウインドウ
の組み合わせは、従来よりも被処理体からの放射率が高
くなっていることが容易に明らかである。
【0023】図2乃至図3より、放射率はエネルギーに
係る係数であるためエネルギーと同じと見なしBulk
‐SiウェハとSOIウェハの放射率から被処理体のエ
ネルギーを比較する。(1−0.6(Bulk‐Siウ
ェハ)/0.9(SOIウェハ))×100=33、
(1−(0.6(Bulk‐Siウェハ)/0.8(S
OIウェハ))×100=25であって、25乃至33
%のエネルギー低減が見込まれる。また、かかる組み合
わせは従来のBulk‐Siウェハを被処理体Wに適用
することを排除するものではなく、当然従来より高いエ
ネルギーで加熱されることは言うまでもない。なお、か
かる高放射率領域の出現は後述する放射温度計200に
よる温度測定においても好ましいという長所を有する。
【0024】上述した課題を解決可能なウインドウ12
0に適応可能な材料は、BaF2(透過波長領域1.0
乃至9.5μm)、GeBr(透過波長領域1.3乃至
25μm)、KBr(透過波長領域0.3乃至20μ
m)、CsI(透過波長領域2.5乃至25μm)、L
iF(透過波長領域0.11乃至9.0μm)が考えら
れる。しかし、本発明はかかる材料にのみ限定されるも
のではなく、上記の欠点を解決するものであれば広くて
適用可能であることは言うまでもない。
【0025】また、上述の結晶光学は紫外光(0.18
乃至0.38)を含めた広い領域での透過波長領域を有
する。例えば、LiFの透過波長領域は0.11乃至
9.0μmである。従って、光源に、例えば、キセノン
ランプ又は水銀ランプを使用し、かかるランプの紫外領
域と結晶光学を組み合わせてもよい。かかる組み合わせ
は、被処理体Wの構成原子への準位間励起に寄与し、S
OIウェハを加熱することができる。なお、光源はハロ
ゲンランプの紫外領域、及び、その他の光源を問わず適
用可能であることは言うまでもない。
【0026】なお、本実施例においてウインドウ120
は光学結晶より形成されたプレートを使用するが、例示
的にプレートを透光性セラミックスより形成しても良
い。透光性セラミックスは形成時の添加物及び燃焼時間
等により所望の透光性を得ることが出来る。なお、上述
したCaF2等の光学結晶は熱伝導率及び曲げ強度が石
英と同等であるが、透光性セラミックスは熱伝導率及び
曲げ強度が石英と比べて大きな値を示す等の長所を更に
有する。
【0027】また、ウインドウ120は、ウインドウ1
20の直下(図1におてい、処理空間を形成する面)に
断面矩形のアルミニウム又はステンレススチール(SU
S)製の補強材(又は柱)を有してもよい。また、かか
る補強材は、内部に冷却管(水冷管)を収納する構成で
もよく、ウインドウ120の強度を更に高めることがで
きる。補強材は熱伝導率がよく、また、処理室と同様の
材質で形成される。これにより、補強材が被処理体Wに
対する汚染源にはならない。補強材によりウインドウ1
20のプレートの薄型化を可能にする。また、補強材に
冷却管を収納する構成の場合、冷却管は補強材とウイン
ドウ120の両方を冷却する機能を有する。冷却管はウ
インドウ120を冷却し、ランプ光による熱変形を防止
する効果を有する。冷却管による温度制御は冷却管11
6と同様でもよいし、当業界で既知のいかなる方法をも
適用することができる。
【0028】以下、図4乃至図6を参照して、本発明の
加熱部140を説明する。ここで、図4は、図1に示す
加熱部140の概略底面図であり、図5は、図1に示す
加熱部140の一部を示す拡大断面図である。図6は、
図4に示すランプ130を示す概略断面図である。加熱
部140は赤外光を射出可能なランプ130と、ランプ
ハウスとしてのランプ保持部145とを有し、被処理体
Wを加熱する加熱装置の機能を有する。
【0029】ランプ130は本実施例ではシングルエン
ド型であって、ランプ130は被処理体Wを加熱する機
能を有する。ここで、シングルエンド型とは、図5に示
すように、一の電極部132を有する種類のランプをい
う。なお、本実施例はダブルエンド型のランプの使用を
妨げるものでない。なお、ダブルエンド型とは、蛍光灯
のように二つの端部を有するランプをいう。また、上述
したように本実施例のランプ130は赤外光を射出可能
な光源である。本実施例では後述するセラミックス製発
光体138を有することで赤外光を射出可能とするラン
プであるが、本発明のランプがこれに限定されるもので
はない。例えば、ハロゲンランプを使用し、かかるラン
プの赤外領域を使用してもよい。また、上述したように
紫外光を照射して被処理体Wを加熱する場合、かかるラ
ンプ130は水銀ランプ又はキセノンランプ等に置換さ
れても良い。ランプ130の出力はランプドライバ31
0によって決定されるが、ランプドライバ310は後述
するように制御部300により制御され、それに応じた
電力をランプ130に供給する。
【0030】図6に示すように、ランプ130は一の電
極部132と発光部134とを含み、発光部134は電
極部132と接続するフィラメント136とセラッミク
発光体138とを有する。図4に点線で示すように、本
実施例では、複数のランプ130は、ほぼ円形の被処理
体Wを均一に加熱するように、直線的に配置されてい
る。
【0031】電極部132は一対の電極を有し、当該電
極はランプ保持部145を介しランプドライバ310と
電気的に接続する部分であって、フィラメント136と
とも電気的に接続される。電極部132へ供給される電
力はランプドライバ310によって決定され、ランプド
ライバ310は制御部300によって制御される。
【0032】発光部134は当該ランプ130の発光部
分であって円筒の側面形状を有し、石英又はガラスによ
って形成される。上述したように、発光部134は電極
部132に接続するフィラメント136と、フィラメン
ト136に接続され加熱されるセラミックス製発光体1
38とを内部に有する。セラミックス製発光体138は
発光部134の略中央に位置し、発光部134を形成す
る石英又はガラスを介し外部に赤外光(1.04乃至2
00μm)を照射可能とする。
【0033】かかる構成においてランプ130は赤外
光、特に4μm以上の波長を射出可能とする。本実施例
ではCaF2製のウインドウ120と組み合わせて使用
することで、4μm以上の赤外光を被処理体Wに照射す
る。よって、上述したように、ランプ130とCaF2
製ウインドウ120を併用することで、SOIウェハの
放射率を0.9以上とした波長領域で加熱することがで
きる。なお、ランプ130が赤外光を照射可能であるな
らば、上述の構成はいかなるようにも変更可能であるこ
とは言うまでもない。当然、ランプ130の構成はセラ
ミックス発光体138に限定されるものではない。
【0034】なお、図中又は明細書中の加熱部140に
はリフレクタ等の反射部材が特に記載されないが、本実
施例の熱処理装置100はかかる部材の使用を排除する
ものではない。しかしながら、本実施例においては、例
えば、ランプ130の発光部134の側面又は後述する
溝146bの側面に反射膜を形成することで、リフレク
タを代替することが可能である。かかる構成はリフレク
タを使用しないため、リフレクタを有する熱処理装置よ
りもランプ130の搭載密度を上げることができる。よ
って、加熱部140は高速昇温を容易に可能とする。か
かる反射膜の材料としては、例えば、溝146bの側面
に形成する場合、Ni(ニッケル)、Au(金)、又は
Rh(ロジウム)である。コーティングの方法としては
Al材(溝146bの材料)の上にNi、Au、又はA
l材の上にNi、Au、Rh、Auを順じメッキ処理に
よりコーティングすることが可能である。また、ランプ
130の側面に反射膜を塗布する場合、かかる材料は金
などである。
【0035】図4及び図5を参照するに、ランプ保持部
145は略直方体形状を有し、各ランプ130を収納す
る複数の円筒状の溝146と、隔壁147とを有してい
る。
【0036】溝146は、ランプ130の電極部132
を収納する部分146aと発光部134を収納する部分
146bからなる。部分146a、電極部132と図1
には図示されて図5には図示されないランプドライバ3
10とを接続すると共に、両者の間を封止する封止部と
して機能する。部分146bは発光部134より径が大
きい。
【0037】隔壁147は、図4に示すX方向に整列す
る複数の隣接する溝146の間に配置されている。隔壁
147には、図4に示すX方向に整列する一対の冷却管
(水冷管)148a及び148bが内接されている(な
お、冷却管148は冷却管148a及び冷却管148b
を総括するものとする)。より詳細には、冷却管148
aはランプ130の電極部132近傍に対応する場所に
位置し、冷却管148bはランプ130の発光部134
に対応する場所に位置する。
【0038】冷却管148は図示しない温度制御機構に
接続される。温度制御機構は、例えば、制御部300
と、温度センサ又は温度計と、ヒータとを有し、水道な
どの水源から冷却水を供給される。冷却水の代わりに他
の種類の冷媒(アルコール、ガルデン、フロン等)を使
用してもよい。温度センサは、例えば、PTCサーミス
タ、赤外線センサ、熱電対など周知のセンサを使用する
ことができ、温度センサ又は温度計はランプ130の電
極部132、及び発光部134の壁面温度を測定する。
ヒータは、例えば、冷却管148の周りに巻かれたヒー
タ線などとしてから構成される。ヒータ線に流れる電流
の大きさを制御することによって冷却管148を流れる
水温を調節することができる。
【0039】冷却管148aは、ランプ130の電極が
モリブデンから構成される場合は、モリブデンの酸化に
よる電極部132及び封止部146aの破壊を防止する
ために電極部132の温度を350℃以下に維持する必
要がある。また、冷却管148bは、発光部136を冷
却する。例えばランプ130がハロゲンランプである場
合、冷却管148bは、発光部136がハロゲンサイク
ルを維持するように発光部136の温度を250乃至9
00℃に維持する。ここで、ハロゲンサイクルとは、フ
ィラメント136を構成するタングステンが蒸発しハロ
ゲンガスと反応し、タングステン−ハロゲン化合物が生
成され、ランプ130内を浮遊する。ランプ130が2
50乃至900℃に維持された場合、タングステン−ハ
ロゲン化合物はその状態を維持する。また、対流によっ
て、タングステン−ハロゲン化合物がフィラメント13
7付近に運ばれると、高温のためにタングステンとハロ
ゲンガスに分解される。その後、タングステンはフィラ
メント137に沈殿し、ハロゲンガスは再び同じ反応を
繰り返すことである。なお、ランプ130は、一般に、
900℃を超えると失透(発光部134が白くなる現
象)が発生し、250℃を下回ると黒化(タングステン
−ハロゲン化合物がランプ130の内壁に付着し黒くな
る現象)が発生する。一方、溝143に反射膜が設けら
れる場合、溝146に設けられる反射膜はコートされた
コーティングの材料分子には高温になると下地金属と相
互に拡散しあって合金を作る性質がある。これが反射膜
の反射率の低下につながるため、リフレクタ141を所
定の温度以下に維持する必要がある(例えば、Niメッ
キが施されている場合、300℃以下が好ましい)。
【0040】本実施例では、冷却管148aをモリブデ
ンの酸化防止温度、好ましくは0乃至350℃、冷却管
148bを反射膜のコーティング層の保護の共通温度、
好ましくは0乃至300℃に維持する。従って、かかる
冷却管148はランプ130の寿命を長くするといった
長所を有し、経済的に優れている。
【0041】なお、例示的に、ランプ130の発光部1
34に相当する部分の隔壁147を設けずに、かかる部
分を空間とし発光部134を空冷にするとした冷却方法
も考えられる。なお、封止部146aは上述する冷却管
148aにより冷却するものとする。かかる構成であっ
ても、ランプ130に対する同様な作用及び効果を得る
ことができ、また、冷却管148及び隔壁147を設け
ない分ランプ130の搭載密度を上げることができる。
また、当該周知の空冷機構、例えばブロアによって強制
的に発光部134を冷却するような方法を使用しても良
い。更に、例示的に、隔壁147に封止部143c及び
リフレクタ141を冷却可能な共通の冷却管を設けた冷
却方法も考えられる。かかる構成においては、冷却管は
モリブデンの酸化防止、及び反射部142のコーティン
グ層の保護の為の共通である温度、例えば0乃至300
℃になるように冷却される。このような構成であって
も、上述した冷却管148と同様な効果を得ることがで
きる。
【0042】次に、図1及び図7を参照して放射温度計
200を説明する。ここで、図7は放射温度計200及
びその近傍の処理室110の概略拡大断面図である。放
射温度計200は被処理体Wに関してランプ130と反
対側に設けられている。但し、本発明は放射温度計20
0がランプ130と同一の側に設けられる構造を排除す
るものではない。
【0043】放射温度計200は処理室110の底部1
14に取り付けられている。底部114の処理室110
内部を向く面114aは金メッキなどが施されて反射板
(高反射率面)として機能する。これは、面114aを
黒色などの低反射率面とすると被処理体Wの熱を吸収し
てランプ130の照射出力を不経済にも上げなければな
らなくなるためである。底部114は円筒形状の貫通孔
115を有する。放射温度計200はセンサロッド21
0と、フィルタ220と、放射検出器230とを有し、
かかる貫通孔115よりフィルタ230を介し、放射検
出器220に接続されたセンサロッド210を処理空間
内に突出させている。センサロッド210は、処理室1
10の底部114に設けられた貫通孔115に挿通され
てオーリング190によりシールされている。これによ
り、処理室110は貫通孔115に拘らずその内部の減
圧環境を維持することができる。なお、本実施例の後述
する温度測定方法では、チョッパ及び当該チョッパを回
転駆動するためのモータ等を省略することが可能であ
り、必要最低限の比較的安価な構成を採用している。放
射温度計200は被処理体Wの温度を測定しかかる温度
を制御部300に送信することで、被処理体Wに所定の
温度で熱処理を行うことを可能としている。
【0044】センサロッド210は単芯又は多芯光ファ
イバより構成される。図7を参照するに、センサロッド
210は一の端部214をフィルタ220を介し放射検
出器230へ接続し、他方の端部212を被処理体Wの
近傍に配置する。端部212は集光作用を有し、かかる
作用により被測定体より放射される放射光をかかる放射
検出器230へ導入する。なお、端部212は集光作用
を奏するレンズ等を更に有する構成であっても良い。光
ファイバは一旦入射された放射光を殆ど減衰することな
くフィルタ220へ案内することができるので伝達効率
に優れるという長所を有する。また、センサロッド21
0の導光路に可撓性を持たせることができ、放射温度計
200の配置の自由度を増加させることができる。更
に、放射温度計200の本体又は放射検出器230を被
処理体Wからより離間させることができるので被処理体
Wからの温度の影響を受けて放射温度計200の各部が
変形する等の弊害を防止してより高い測定精度を維持す
ることができる。
【0045】図7によく示されるように、センサロッド
210の端部212は、光を遮断するドーム形状の遮蔽
部216より被処理体Wを含めた閉空間を形成し、かか
る閉空間内部にセンサロッド210の端部212が配置
されるように構成される。遮蔽部216は、例えば断面
U字型の形状を有し、U字型の開口側を気密的に被処理
体Wに接触させることで処理室110とは異なる雰囲気
形成し、迷光を遮断する。本実施例において、遮蔽部2
16は断面U字形状であるが、本発明の形状がこれに限
定されることを意味するものではない。なお、遮蔽部2
26は被処理体Wと同一部材より形成されることが好ま
しく、かかる被処理体Wが迷光を透過しやすい部材であ
るならば、その側面に遮蔽膜等を塗布し迷光を遮断する
必要がある。遮蔽部216を被処理体Wを同一材料より
構成することで、別部材から放射される放射光によって
測定精度を下げることを防止することができる。しか
し、遮蔽部216の構造及び材料は上記に限定されず、
迷光を遮断し得るのであればその他の構成を排除するも
のではない。
【0046】また、被測定体Wの内部にセンサロッド2
10を挿入可能な空間を形成し、かかる空間にセンサロ
ッド210を挿入し閉空間を形成するといった構成であ
っても良い。但し、被処理体Wに穴又は空間を形成する
必要がある。従って、かかる空間は被処理体Wの周縁部
に設ける、又はサポートリング150に空間を形成しか
かる空間内にセンサロッド210を挿入し、サポートリ
ング150を介して間接的に被処理体Wの温度を測定す
るといった構成であっても良い。
【0047】従来では迷光にともなうノイズにより測定
精度を下げる原因となっていたが、本実施例は遮光部2
16で別雰囲気を形成し迷光を遮蔽することで開放空間
にセンサロッド210を配置するよりも迷光の影響を下
げることができる。よって、被処理体Wの温度を精度よ
く測定することが可能となり、生産性能の安定性及び再
現性を高めることができ、高精度な熱処理及び当該熱処
理を施した高品質なウェハを提供することが可能とな
る。また、センサロッド210は任意の可動機構を有し
てもよく、例えば必要な温度測定のときのみセンサロッ
ド210を被処理体Wに接触させ温度測定し、温度測定
をしないときには退避動作を可能にする構成であっても
よい。かかる構成は、例えば後述するガス処理及び被処
理体の回転に際して、センサロッド210が被処理体の
ガス処理及び被処理体の回転を妨げないようにすること
ができる。また、上述したように回転リング150内に
センサロッド210を設け、被処理体のガス処理及び回
転を妨げないようにすることも可能である。
【0048】更に、本発明者は従来の放射温度計の測定
誤差の原因を探るべく被処理体Wに使用される部材の放
射特性を十分に吟味する必要があると考えた。そこで、
本発明者は被処理体に使用される部材を温度をパラメー
タとして波長に対する放射率を測定した。かかる測定結
果より、ある部材においては(例えば、石英や炭化シリ
コン)、温度に関わらず波長に対する放射率がほぼ一様
な値を示す箇所があること発見すると共に、波長によっ
て放射率の値に大小が存在することを発見した。放射温
度計を使用した温度測定の際、放射率の低い、即ち、放
射エネルギーが少ない波長を有する熱放射光を使用する
ことはノイズの存在が十分に考えられる。従来では、温
度測定の際検出精度を上げるために波長を選択して温度
測定をすることは行われておらず、ノイズを多く含む放
射光でさえ測定の対象とされていた。そこで、本発明者
はかかるノイズが温度測定の誤差の原因となっているこ
とを発見するとともに、ノイズの少ない、即ち、放射率
の高い波長を有する熱放射光を選択し、かかる放射光で
温度測定を行えば精度の高い温度測定が可能であると考
えた。そこで、本発明の放射温度計200は検出する波
長を選択するためにフィルタ220を有する。
【0049】フィルタ220はセンサロッド210と放
射検出器230の間に位置し、放射検出器230へ導入
される放射光を波長によって制限する機能を有する。フ
ィルタ220は波長フィルタであり当該周知のいかなる
技術をも適用可能である為、ここでの詳細な説明は省略
する。本実施例においてフィルタ220は高放射率を示
す波長域のみ波長を選択するように設定される。図8乃
至図10に各材料の波長に対する放射率を示す。ここ
で、図8は、温度及び基板厚さをパラメータとした、石
英基板の波長に対する放射率を示した図である。図9乃
至図10は、温度及び材料の厚さをパラメータとしたと
きの、SiC(炭化シリコン)、AlN(窒化アルミニ
ウム)基板の波長に対する放射率を示した図である。
【0050】例えば、図8を参照するに、石英基板は、
4.5乃至7.4μm又は9.0乃至19.0μmの波
長領域は高放射率を示していることが容易に理解され
る。かかる領域において、一の波長を選択しフィルタ2
20を介し透過させることで、後述する放射検出器20
0には、高放射率かつ図8より既知となった放射率を有
する波長を通過させることが可能となる。これにより、
後述する数式2乃至数式3より容易に、誤差の少ない温
度を測定することができる。なお、図9より、SiCは
4.3乃至10.5μm及び12.5乃至20.0μm
の波長領域において、高反射率を示している。更に、図
10より、AlNは5.0乃至11.0μm及び17.
0乃至25.0μmの波長領域において、高反射率を示
している。SiC及びAlNにおいても、かかる領域に
おいて、一の波長を選択しフィルタ220を介し透過さ
せることで、後述する放射検出器200には、高放射率
かつ図8乃至図10より既知となった放射率を有する波
長を通過させることが可能となる。また、本実施例のウ
インドウ120及びランプ130は、例えば、SOIウ
ェハの放射率を0.9以上で加熱することが出来る。よ
って、かかる高放射率の領域は、上述の部材と同様に放
射温度計200の検出精度を高めることが出来る。
【0051】なお、本実施例では放射検出器220に導
入される波長を選択するためにフィルタ220を使用し
ているが、本発明はこれに限定されるものでなく当該周
知のいかなる技術を適用可能であることは言うまでもな
い。また、後述するようにフィルタ220は複数使用す
る構成であっても良い。
【0052】放射検出器220は、図示しない結像レン
ズ、Siホトセル、増幅回路を備え、結像レンズに入射
した放射光を電圧、即ち、後述の放射強度E1(T)を
表す電気信号に変換して制御部300に送る。制御部3
00はCPU及びメモリを備えており、後述する放射強
度E1(T)を基に被処理体Wの基板温度Tを算出す
る。なお、この演算は放射温度計200内に図示しない
演算部を設け、かかる演算部が行ってもよい。
【0053】より詳細には、被処理体Wより放射された
熱放射光はセンサロッド210の端部221により集光
され、光ファイバによりフィルタ220を介し検出器2
30に伝達される。センサロッド210により伝達され
た放射強度(又は輝度)はそれぞれ以下の数式2で示さ
れる。
【0054】
【数2】 ここで、E1(T)は検出器230によって求められた
温度Tにおける被測定体からの放射強度、EBB(T)は
温度Tにおける黒体の放射強度である。数式2は、プラ
ンクの式から導かれる。
【0055】
【数3】 ここで、σはステファン−ボルツマン定数といい、σ=
5.67×10-8(W/m 24)であり、数式3はステフ
ァン−ボルツマンの法則から導かれる。
【0056】検出器270又は制御部300は数式2の
εに、図2並びに図3、及び図8乃至図10より被処理
体Wのフィルタ220の透過波長に対応した放射率を代
入することで、放射強度EBB(T)を求めることができ
る。よって、EBB(T)を数式3に代入して温度Tを求
めることができる。いずれにしろ制御部300は被処理
体Wの温度Tを得ることができる。
【0057】なお、上述した温度測定方法は被処理体の
温度計測のみに限定されるものではなく、例えば石英製
のウインドウ120の温度測定に利用してもよい。ま
た、適用可能な材料も上述の部材に限定されず、材料の
放射特性を知り得るものであるならば全てに適用化ので
あることは言うまでもない。
【0058】例示的に、フィルタ220及び放射検出器
230は複数設ける構成であっても良い。かかる構成は
波長の異なる放射光の数を増やし検出信号を複数にする
ことで、測定及びその他の誤差を制御部300で平均化
し放射温度計200よりも精度よく温度測定することが
可能となる。なお、放射検出器230と制御部300の
間に所定の回路を構成し、かかる回路において放射検出
器230より送られる信号を平均化する構成であっても
よい。
【0059】制御部300は内部にCPU及びメモリを
備え、被処理体Wの温度Tを認識してランプドライバ3
10を制御することによってランプ130の出力をフィ
ードバック制御する。また、制御部300は、後述する
ように、モータドライバ320に所定のタイミングで駆
動信号を送って被処理体Wの回転速度を制御する。
【0060】ガス導入部180は、例えば、図示しない
ガス源、流量調節バルブ、マスフローコントローラ、ガ
ス供給ノズル及びこれらを接続するガス供給路を含み、
熱処理に使用されるガスを処理室110に導入する。な
お、本実施例ではガス導入部180は処理室110の側
壁112に設けられて処理室110の側部から導入され
ているが、その位置は限定されず、例えば、シャワーヘ
ッドとして構成されて処理室110の上部から処理ガス
を導入してもよい。
【0061】アニールであればガス源はN2、Arな
ど、酸化処理であればO2、H2、H2O、NO2、窒化処
理であればN2、NH3など、成膜処理であればNH3
SiH2Cl2やSiH4などを使用するが、処理ガスは
これらに限定されないことはいうまでもない。マスフロ
ーコントローラはガスの流量を制御し、例えば、ブリッ
ジ回路、増幅回路、コンパレータ制御回路、流量調節バ
ルブ等を有し、ガスの流れに伴う上流から下流への熱移
動を検出することによって流量測定して流量調節バルブ
を制御する。ガス供給路は、例えば、シームレスパイプ
を使用したり、接続部に食い込み継ぎ手やメタルガスケ
ット継ぎ手を使用したりして供給ガスへの配管からの不
純物の混入が防止している。また、配管内部の汚れや腐
食に起因するダストパーティクルを防止するために配管
は耐食性材料から構成されるか、配管内部がPTFE
(テフロン(登録商標))、PFA、ポリイミド、PB
Iその他の絶縁材料により絶縁加工されたり、電解研磨
処理がなされたり、更には、ダストパーティクル捕捉フ
ィルタを備えたりしている。
【0062】排気部190は、本実施例ではガス導入部
180と略水平に設けられているが、その位置及び数は
限定されない。排気部190には所望の排気ポンプ(タ
ーボ分子ポンプ、スパッターイオンポンプ、ゲッターポ
ンプ、ソープションポンプ、クライオポンプなど)が圧
力調整バルブと共に接続される。なお、本実施例では処
理室110は減圧環境に維持されるが、本発明は減圧環
境を必ずしも必須の構成要素とするものではなく、例え
ば、133Pa乃至大気圧の範囲で適用可能である。排
気部190はヘリウムガスを次の熱処理前までに排気す
る機能も有する。
【0063】以下、被処理体Wの回転機構について図1
を参照して説明する。集積回路の各素子の電気的特性や
製品の歩留まり等を高く維持するためには被処理体Wの
表面全体に亘ってより均一に熱処理が行われることが要
求される。被処理体W上の温度分布が不均一であれば、
例えば、成膜処理における膜厚が不均一になったり、熱
応力によりシリコン結晶中に滑りを発生したりするな
ど、RTP装置100は高品質の熱処理を提供すること
ができない。被処理体W上の不均一な温度分布はランプ
130の不均一な照度分布に起因する場合もあるし、ガ
ス導入部180付近において導入される処理ガスが被処
理体Wの表面から熱を奪うことに起因する場合もある。
回転機構はウェハを回転させて被処理体Wがランプ13
0により均一に加熱されることを可能にする。
【0064】被処理体Wの回転機構は、サポートリング
150と、リング状の永久磁石170と、リング状のS
USなどの磁性体172と、モータドライバ320と、
モータ330とを有する。
【0065】サポートリング150は、耐熱性に優れた
セラミックス、例えば、SiCなどから構成された円形
リング形状を有する。サポートリング150は被処理体
Wの載置台として機能し、中空円部において断面L字状
に周方向に沿ってリング状の切り欠きを有する。かかる
切り欠き半径は被処理体Wの半径よりも小さく設計され
ているのでサポートリング150は切り欠きにおいて被
処理体W(の裏面周縁部)を保持することができる。必
要があれば、サポートリング150は被処理体Wを固定
する静電チャックやクランプ機構などを有してもよい。
サポートリング150は、被処理体Wの端部からの放熱
による均熱の悪化を防止する。
【0066】サポートリング150は、その端部におい
て支持部152に接続されている。必要があれば、サポ
ートリング150と支持部152との間には石英ガラス
などの断熱部材が挿入されて、後述する磁性体172な
どを熱的に保護する。本実施例の支持部152は中空円
筒形状の不透明な石英リング部材として構成されてい
る。ベアリング160は支持部152及び処理室110
の内壁112に固定されており、処理室110内の減圧
環境を維持したまま支持部152の回転を可能にする。
支持部152の先端には磁性体172が設けられてい
る。
【0067】同心円的に配置されたリング状の永久磁石
170と磁性体172は磁気結合されており、永久磁石
170はモータ330により回転駆動される。モータ3
30はモータドライバ320により駆動され、モータド
ライバ320は制御部300によって制御される。
【0068】この結果、永久磁石170が回転すると磁
気結合された磁性体172が支持部152と共に回転
し、サポートリング150と被処理体Wが回転する。回
転速度は、本実施例では例示的に90RPMであるが、
実際には、被処理体Wに均一な温度分布をもたらすよう
に、かつ、処理室110内でのガスの乱流や被処理体W
周辺の風切り効果をもたらさないように、被処理体Wの
材質や大きさ、処理ガスの種類や温度などに応じて決定
されることになるであろう。磁石170と磁性体172
は磁気結合されていれば逆でもよいし両方とも磁石でも
よい。
【0069】次に、RTP装置100の動作について説
明する。図示しないクラスターツールなどの搬送アーム
が被処理体Wを図示しないゲートバルブを介して処理室
110に搬入する。被処理体Wを支持した搬送アームが
サポートリング150の上部に到着すると、図示しない
リフタピン昇降系がサポートリング150から(例え
ば、3本の)図示しないリフタピンを突出させて被処理
体Wを支持する。この結果、被処理体Wの支持は、搬送
アームからリフタピンに移行するので、搬送アームはゲ
ートバルブより帰還させる。その後、ゲートバルブは閉
口される。搬送アームはその後図示しないホームポジシ
ョンに移動してもよい。
【0070】一方、リフタピン昇降系は、その後、図示
しないリフタピンをサポートリング150の中に戻し、
これによって被処理体Wをサポートリング150の所定
の位置に配置する。リフタピン昇降系は図示しないベロ
ーズを使用することができ、これにより昇降動作中に処
理室110の減圧環境を維持すると共に処理室102内
の雰囲気が外部に流出するのを防止する。
【0071】その後、制御部300はランプドライバ3
10を制御し、ランプ130を駆動するように命令す
る。これに応答して、ランプドライバ310は制御部3
00を駆動し、ランプ130は被処理体Wを、例えば、
約800℃まで加熱する。本実施例の熱処理装置100
は、2種類のランプ130により被処理体を均一に加熱
しているので所望の高速昇温を得ることができる。ラン
プ130から放射された熱線は石英ウインドウ120を
介して処理空間にある被処理体Wの上面に照射されて被
処理体Wを、例えば、800℃へ200℃/sの加熱速
度で高速昇温する。加熱と同時又はその前後に、排気部
190が処理室110の圧力を減圧環境に維持する。
【0072】更に、制御部300は温度制御機構を制御
し、ランプ130を冷却する。制御部300は図示しな
い温度計の情報によりフィードバック制御を行い、封止
部146aが0乃至350℃になるように冷却管148
aの温度を制御する。更に、冷却管148bも同様にフ
ィードバック制御を行い、発光部134及びリフレクタ
141が0乃至300℃になるように冷却管148bの
温度を制御する。かかる制御は、ランプ130の電極部
132の電極を構成するモリブデンの酸化を防止する。
また、反射膜のコート層の劣化を防止する範囲内で制御
する。ランプ130の長寿命化を達成できる。
【0073】同時に、制御部300はモータドライバ3
20を制御し、モータ330を駆動するように命令す
る。これに応答して、モータドライバ320はモータ3
30を駆動し、モータ330はリング状磁石170を回
転させる。この結果、支持部152(又は152A)が
回転し、被処理体Wがサポートリング150と共に回転
する。被処理体Wが回転するのでその面内の温度は熱処
理期間中に均一に維持される。
【0074】被処理体Wの温度は放射温度計200によ
り測定されて、制御部300はその測定結果に基づいて
ランプドライバ310をフィードバック制御する。本実
施例では、被処理体Wは回転しているためにその表面の
温度分布は均一であることが期待されるが、必要があれ
ば、放射温度計200は、被処理体Wの温度を複数箇所
(例えば、その中央と端部)測定することができ、放射
温度計200が被処理体W上の温度分布が不均一である
と測定すれば、制御部300は被処理体W上の特定の領
域のランプ130の出力を変更するようにランプドライ
バ310に命令することもできる。
【0075】放射温度計200は、チョッパやLED等
を使用しない単純な構造であるため安価であると共に装
置100の小型化と経済性向上に資する。また、本発明
の温度測定方法により放射率の高い波長を選択して検出
するため温度測定精度が高い。被処理体Wは、熱処理に
おいては高温環境下に長時間置かれると不純物が拡散し
て集積回路の電気的特性が悪化するため、高速昇温と高
速冷却が必要でありそのために被処理体Wの温度管理が
不可欠であるが、本実施例の温度測定方法はかかる要請
に応えるものである。この結果、RTP装置100は高
品質の熱処理を提供することができる。
【0076】次いで、図示しないガス導入部から流量制
御された処理ガスが処理室110に導入される。所定の
熱処理(例えば、10秒間)が終了すると制御部300
はランプドライバ310を制御してランプ130の加熱
を停止するように命令する。これに応答して、ランプド
ライバ310はランプ130の駆動を停止する。
【0077】熱処理後に被処理体Wは上述したのと逆の
手順によりゲートバルブから処理室110の外へクラス
ターツールの搬送アームにより導出される。次いで、必
要があれば、搬送アームは被処理体Wを次段の装置(成
膜装置など)に搬送する。
【0078】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はその要旨の範囲内で種々の変形及び変更が
可能である。
【0079】
【発明の効果】本発明の例示的一態様である熱処理装置
によれば、CaF2製のウインドウと赤外光を射出可能
なランプを組み合わせることで、SOIウェハを従来の
石英ウインドウとハロゲンランプを組み合わせた熱処理
装置より低エネルギーで加熱することが出来る。また、
本発明の熱処理装置はSOIウェハの放射率が0.9以
上となる高い値で加熱することができ、放射温度計の測
定精度を高めることが出来る。よって、本発明の熱処理
装置は従来より高品質な製品を製造及び提供することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の例示的一態様としての熱処理装置の
概略断面図である。
【図2】 波長領域を4μm以上としたときのSOIウ
ェハの波長に対する放射率を示した図である。
【図3】 ハロゲンランプと石英ウインドウとの組み合
わせからなる熱処理装置でBulk−Siウェハを加熱
したときの、Bulk−Siウェハの波長に対する放射
率を示した図である。
【図4】 図1に示す加熱部の概略底面図である。
【図5】 図1に示す加熱部の一部を示す拡大断面図で
ある。
【図6】 図4に示すランプを示す概略断面図である。
【図7】 放射温度計及びその近傍の処理室の概略拡大
断面図である。
【図8】 温度及び基板厚さをパラメータとした、石英
基板の波長に対する放射率を示した図である。
【図9】 温度及び材料の厚さをパラメータとしたとき
の、SiC(炭化シリコン)基板の波長に対する放射率
を示した図である。
【図10】 温度及び材料の厚さをパラメータとしたと
きの、AlN(窒化アルミニウム)基板の波長に対する
放射率を示した図である。
【符号の説明】
100 熱処理装置 110 処理室 120 ウインドウ 130 ランプ 132 電極部 136 発光部 137 フィラメント 138 セラミックス製発光体 140 加熱部 141 リフレクタ 142 反射部 145 ランプ保持部 146 溝 150 サポートリング 160 ベアリング 170 磁石 180 ガス導入部 190 排気部 200 放射温度計 210 光ファイバ 220 フィルタ 230 放射検出器 300 制御部 310 ランプドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/302 B

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に熱処理を行う処理室と、 前記被処理体に赤外光を照射して加熱する光源と、 前記処理室に気密的に取り付けられ当該処理室を画定す
    るとともに、当該処理室の外部より前記被処理体に前記
    赤外光を照射可能なウインドウであって、石英の透過波
    長より長い波長を透過可能とする光学結晶から形成され
    る前記ウインドウとを有し、 前記被処理体はBulk‐Siウェハ又はSOIウェハ
    である熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記光源はハロゲンランプ、又は加熱に
    より赤外光を射出するセラミックス製発光体である請求
    項1記載の熱処理装置。
  3. 【請求項3】 前記光学結晶はCaF2、BaF2、Ge
    Br、KBr、CsI、LiFからなるグループより選
    択される請求項1記載の熱処理装置。
  4. 【請求項4】 被処理体に熱処理を行う処理室と、 前記被処理体に紫外光を照射して加熱する光源と、 前記処理室に気密的に取り付けられ当該処理室を画定す
    るとともに、当該処理室の外部より前記被処理体に前記
    放射光を照射可能なウインドウであって、石英の透過波
    長より短い波長を透過可能とする光学結晶から形成され
    る前記ウインドウとを有し、 前記被処理体はSOIウェハである熱処理装置。
  5. 【請求項5】 前記紫外光源はキセノンランプ又は水銀
    ランプである請求項4記載の熱処理装置。
  6. 【請求項6】 前記光学結晶はLiFである請求項4記
    載の熱処理装置。
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