JP2002203740A - チップ形電子部品 - Google Patents

チップ形電子部品

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JP2002203740A
JP2002203740A JP2000403429A JP2000403429A JP2002203740A JP 2002203740 A JP2002203740 A JP 2002203740A JP 2000403429 A JP2000403429 A JP 2000403429A JP 2000403429 A JP2000403429 A JP 2000403429A JP 2002203740 A JP2002203740 A JP 2002203740A
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JP
Japan
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lead wire
insulating plate
hole
elastic body
electronic component
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JP2000403429A
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Shinichi Suzuki
真一 鈴木
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Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チップ形電子部品に振動や回転力などの機械
的ストレスが加わった場合に、リード線に集中する機械
的ストレスを低減する。 【解決手段】 同一端面から導出された複数のリード線
を有する電子部品本体と、前記リード線導出側に当接さ
れた絶縁板からなり、前記リード線が前記絶縁板のリー
ド線貫通孔を貫通して、前記絶縁板の下面に沿って折曲
されてなるチップ形電子部品において、前記絶縁板のリ
ード線貫通孔の内側面と前記絶縁板のリード線貫通孔を
貫通したリード線との間に弾性体を介在させる。これに
より、振動や回転力などの機械的ストレスがチップ形電
子部品に加わった場合に、リード線に加わる機械的スト
レスを、前記弾性体が吸収し、機械的強度が弱くなって
いるリード線の折曲部に加わる前記機械的ストレスを低
減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に表
面実装されるチップ形電子部品、特には絶縁板を有する
縦置き用のチップ形電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の絶縁板を有する縦置き用のチップ
形電子部品は、図6に示すように、電子部品本体1から
導出されたリード線3を外装ケース13のリード線導出
側に当接された絶縁板2に貫通するとともに、前記絶縁
板2の下面に設けられた収納溝10に沿って折曲して収
納することで、接続電極として使用されているものが知
られている(特開昭59−211214号公報参照)。
このように縦置き用のチップ形電子部品は、電子部品本
体1に絶縁板2を装着することにより自立可能とし、表
面実装を可能としている。
【0003】図6に示すような従来の縦置き用のチップ
形電子部品は、電子部品本体1と、絶縁板2が別々の部
品からなり、両部品を一体化させ、自立可能及び表面実
装を可能とさせている。そのため、電子部品本体1から
導出されたリード線3を外装ケース13のリード線導出
側に当接された絶縁板2に貫通するとともに、絶縁板2
の下面に設けられた収納溝10に沿って折曲して収納す
ること、つまり、絶縁板2を電子部品本体1と電子部品
本体1から導出されたリード線3により挟み込むこと
で、電子部品本体1と絶縁板2を一体化している。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】しかしながら、図7に示すように、振動や
回転力などの機械的ストレスが電子部品本体1及び絶縁
板2に加わった場合、前記機械的ストレスは、電子部品
本体1と絶縁板2を一体化させているリード線3、特に
は前記絶縁板2の下面に沿って折曲することより機械的
強度が弱くなっているリード線の折曲部6に集中する。
そのため、前記機械的強度が弱くなっているリード線の
折曲部6が損傷してチップ形電子部品の電気的特性の劣
化が生じたり、さらには、破断して動作不能となってし
まう可能性がある。
【0005】本発明は、この問題点に着目してなされた
もので、チップ形電子部品に振動や回転力などの機械的
ストレスが加わった場合に、リード線に集中する機械的
ストレスを低減することのできる縦置き用のチップ形電
子部品を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のチップ形電子部品は、同一端面から導出さ
れた複数のリード線を有する電子部品本体と、前記リー
ド線導出側に当接された絶縁板からなり、前記リード線
が前記絶縁板のリード線貫通孔を貫通して、前記絶縁板
の下面に沿って折曲されてなるチップ形電子部品におい
て、前記絶縁板のリード線貫通孔の内側面と前記絶縁板
のリード線貫通孔を貫通したリード線との間に弾性体が
介在されていることを特徴としている。この構成による
と、振動や回転力などの機械的ストレスが電子部品本体
及び絶縁板に加わった場合にリード線に加わる機械的ス
トレスを、前記絶縁板のリード線貫通孔の内側面と前記
絶縁板のリード線貫通孔を貫通したリード線との間に介
在された弾性体が吸収し、前記リード線、特には機械的
強度が弱くなっているリード線の折曲部に加わる前記機
械的ストレスを低減することができる。
【0007】前記弾性体が、前記絶縁板のリード線貫通
孔を貫通したリード線又は前記絶縁板のリード線貫通孔
の内側面に密着されていることを特徴としている。これ
によると、前記絶縁板のリード線貫通孔を貫通したリー
ド線又は前記絶縁板のリード線貫通孔の内側面に前記弾
性体が密着されているため、振動や回転力などの機械的
ストレスが電子部品本体及び絶縁板に加わった場合にリ
ード線に加わる機械的ストレスを前記弾性体がさらに吸
収し、リード線に加わる前記機械的ストレスをさらに低
減することができる。
【0008】前記弾性体が、前記絶縁板のリード線貫通
孔を貫通したリード線及び前記絶縁板のリード線貫通孔
の内側面に密着されていることを特徴としている。これ
によると、前記弾性体が、前記絶縁板のリード線貫通孔
を貫通したリード線及び前記絶縁板のリード線貫通孔の
内側面に密着されているため、振動や回転力などの機械
的ストレスが電子部品本体及び絶縁板に加わった場合に
リード線に加わる機械的ストレスを前記弾性体が最も吸
収し、リード線に加わる前記機械的ストレスを最も低減
することができる。また、電子部品本体と絶縁板の一体
化を、前記絶縁板を前記電子部品本体と電子部品本体か
ら導出されたリード線により挟み込むことに加えて、前
記弾性体を、前記絶縁板のリード線貫通孔を貫通したリ
ード線及び前記絶縁板のリード線貫通孔の内側面に密着
させ、前記絶縁板とリード線が前記弾性体の密着により
支持されることにより、前記電子部品本体と絶縁板との
一体性を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0010】図1は本発明の実施例1のチップ形電子部
品を示す外観斜視図である。図2は本発明の本実施例1
のチップ形電子部品の断面A―Aの断面図である。図3
は本発明の本実施例2のチップ形電子部品の断面図であ
る。図4は本発明の本実施例2のチップ形電子部品を示
す展開斜視図である。図5は本発明の実施例3のチップ
形電子部品の断面図である。
【0011】(実施例1)本実施例1のチップ形電子部
品は、同一端面から導出された複数のリード線を有する
電子部品本体1と、前記リード線導出側に当接された絶
縁板2からなり、前記リード線3が前記絶縁板2のリー
ド線貫通孔を貫通して、前記絶縁板2の下面に沿って折
曲されてなるチップ形電子部品として、縦置き用のチッ
プ形コンデンサを例示する。
【0012】本実施例1の縦置き用のチップ形コンデン
サは、図1に示すように、アルミニウム製の外装ケース
13の内部にコンデンサ素子12を収納し、前記外装ケ
ース13の開口部を封口部材4により封口し、前記開口
部より導出された複数のリード線3が前記封口部材4に
設けられた貫通部から導出されてなるコンデンサ本体1
と、前記外装ケース13のリード線導出側に当接された
絶縁板2から主に構成されている。
【0013】本実施例1において使用されるコンデンサ
素子12は、アルミニウム等の弁作用金属からなる陽極
箔と陰極箔との間にセパレータを介して巻回して形成さ
れ、電解液が含浸されてなるコンデンサ素子や、前記電
解液の代わりにポリエチレンジオキシチオフェンなどの
導電性ポリマー層を用いた固体電解コンデンサ素子等が
使用されている。
【0014】本実施例1に用いられたチップ形コンデン
サは、図2に示すように、ゴムなどの弾性材料からな
り、リード線3を貫通させる貫通部を設けた封口部材4
をコンデンサ素子12に装着し、前記コンデンサ素子1
2を有底円筒状のアルミニウム製の外装ケース13の内
部に収納し、前記外装ケース13の側面部11及び上端
部を加締めて密封状態にすることで、コンデンサ本体1
を形成している。
【0015】前記絶縁板2は図1に示すように、コンデ
ンサ本体1のリード線導出側に当接され、略方形で所定
厚みを有し、電気絶縁性の樹脂から構成されている。前
記絶縁板2はコンデンサ本体1から導出されたリード線
3を貫通させるリード線貫通孔7が設けられている。前
記リード線貫通孔7にはその内側面5に接着剤を介して
弾性体8が密着されている。さらに、前記リード線3を
折曲して収納するための収納溝10が離反する方向に設
けられている。前記コンデンサ本体1から導出されたリ
ード線3は、内側面5に弾性体8が密着された絶縁板2
のリード線貫通孔7を貫通し、前記絶縁板2に設けられ
た収納溝10に沿って折曲して収納される。また、半田
付け面積を増やすために前記リード線3のプリント基板
に接する部分は偏平状に加工されている。
【0016】本実施例1では、前記絶縁板2のリード線
貫通孔7の内側面5に接着剤を介して弾性体8を密着さ
せることで、前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内側面
5と前記絶縁板2のリード線貫通孔7を貫通したリード
線3との間には弾性体8を介在させている。また、前記
弾性体8の外周径を前記絶縁板2のリード線貫通孔7の
内側面5の内周径とほぼ同一、もしくはより多きい径と
し、前記弾性体8を前記リード線貫通孔7に嵌入して密
着させることもできる。その他、コンデンサ本体1の構
造を変えることなく、弾性体8を絶縁板2のリード線貫
通孔7の内側面5と絶縁板2のリード線貫通孔7を貫通
したリード線3との間に介在させることができればよ
い。このように、前記弾性体8を前記リード線貫通孔7
の内側面5に密着させると、前記弾性体がリード線に加
わる機械的ストレスを効率的に低減することができる。
また、前記弾性体8を前記リード線貫通孔7の内側面5
に密着させ前記弾性体8を絶縁板2とあらかじめ一体化
させることで、前記リード線3を絶縁板2のリード線貫
通孔7に貫通する製造工程を簡易にすることができる。
【0017】実施例1では弾性体8は絶縁板2のリード
線貫通孔7の内側面5に密着されているが、密着されて
いなくても、つまり、前記弾性体8が前記絶縁板2のリ
ード線貫通孔7を貫通するリード線3及び絶縁板2のリ
ード線貫通孔7の内側面5の両側に密着されていなくて
も、絶縁板2のリード線貫通孔7を貫通するリード線3
に加わる機械的ストレスを前記弾性体8により低減する
ことができる。
【0018】また、前記絶縁板2のリード線貫通孔7の
内側面5と前記絶縁板2のリード線貫通孔7に貫通した
リード線3との間に弾性体8が介在されているが、前記
リード線貫通孔7の内側面5と前記絶縁板2のリード線
貫通孔7に貫通したリード線3との多くに間に前記弾性
体8を介在するほど前記機械的ストレスを低減すること
が可能であり、従って前記内側面5と前記リード線3と
の全ての間に弾性体8を介在することが望ましい。
【0019】このように、前記絶縁板2のリード線貫通
孔7の内側面5と前記絶縁板2のリード線貫通孔7に貫
通したリード線3との間に弾性体8を介在させること
で、前記コンデンサ本体1及び絶縁板2が受けた振動や
回転力などの外部からの機械的ストレスは前記弾性体8
により吸収され、リード線貫通孔7に貫通したリード線
3、特には機械的強度が弱くなっている前記リード線の
折曲部6に加わる前記機械的ストレスを低減することが
できる。そのため、前記リード線3、特にはリード線の
折曲部6の損傷による電気的特性の劣化や、さらには破
断による動作不良を防止することができる。また、前記
弾性体8を前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内側面5
に密着させることにより、前記弾性体8によりさらに前
記機械的ストレスを低減することができる。
【0020】(実施例2)本発明の実施例2におけるチ
ップ形電子部品として、実施例1と同様に、縦置き用の
チップ形コンデンサを例示する。
【0021】本実施例2のチップ形コンデンサは、図3
に示すように、アルミニウム製の外装ケース13の内部
にコンデンサ素子12を収納し、前記外装ケース13の
開口部を封口部材4により封口し、前記開口部より導出
された複数のリード線3が前記封口部材4に設けられた
貫通部から導出されてなるコンデンサ本体1と、前記外
装ケース13のリード線導出側に当接された絶縁板2か
ら主に構成されている。
【0022】前記絶縁板2はコンデンサ本体1から導出
されたリード線3を貫通させるリード線貫通孔7が設け
られており、前記リード線3を折曲して収納するための
収納溝10が離反する方向に設けられている。前記コン
デンサ本体1から導出されたリード線3は、絶縁板2の
リード線貫通孔7を貫通し、前記絶縁板2に設けられた
収納溝10に沿って折曲して収納されている。前記絶縁
板2のリード線貫通孔7の内側面5と前記コンデンサ本
体1から導出されたリード線3との間には弾性体8が介
在されており、前記弾性体8は前記リード線3に密着さ
れている。
【0023】本実施例2のチップ形コンデンサにおける
前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内側面5と、前記コ
ンデンサ本体1から導出されたリード線3との間の弾性
体8は、次のようにして介在されている。図4に示すよ
うに、まずゴム等の弾性体からなるチューブ8をコンデ
ンサ本体1から導出されたリード線3に装着させる。前
記チューブ8の内周径を、前記リード線3の外周径とほ
ぼ同一、もしくはより小さい径とし、前記リード線3に
密着させている。次に前記チューブ8を装着したリード
線3を絶縁板2のリード線貫通孔7に貫通し、前記絶縁
板2に設けられた収納溝10に沿って折曲して収納す
る。これにより、前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内
側面5と前記コンデンサ本体1から導出されたリード線
3との間に弾性体8を介在させている。このように、前
記弾性体8はコンデンサ本体1から導出されたリード線
3に密着され、前記弾性体を前記リード線ととあらかじ
め一体化させることで、前記リード線3を絶縁板2のリ
ード線貫通孔7に貫通する製造工程を簡易にすることが
できる。
【0024】このように、前記絶縁板2のリード線貫通
孔7の内側面5と前記絶縁板2のリード線貫通孔7に貫
通したリード線3との間に弾性体8を介在させること
で、前記コンデンサ本体1及び絶縁板2が受けた振動や
回転力などの外部からの機械的ストレスは前記弾性体8
により吸収されるため、リード線貫通孔7に貫通したリ
ード線3、特には機械的強度が弱くなっている前記リー
ド線の折曲部6に加わる前記機械的ストレスを低減する
ことができる。そのため、前記リード線3、特にはリー
ド線の折曲部6の損傷による電気的特性の劣化や、さら
には破断による動作不良を防止することができる。ま
た、前記弾性体8を前記絶縁板2のリード線貫通孔7に
貫通したリード線3に密着させることにより、前記弾性
体8によりさらに前記機械的ストレスを低減することが
できる。
【0025】(実施例3)本発明の実施例3におけるチ
ップ形電子部品として、実施例1と同様に、縦置き用の
チップ形コンデンサを例示する。
【0026】本実施例3のチップ形コンデンサは、図5
に示すように、アルミニウム製の外装ケース13の内部
にコンデンサ素子12を収納し、前記外装ケース13の
開口部を封口部材4により封口し、前記開口部より導出
された複数のリード線3が前記封口部材4に設けられた
貫通部から導出されてなるコンデンサ本体1と、前記外
装ケース13のリード線導出側に当接された絶縁板2か
ら主に構成されている。
【0027】図5に示すように、前記絶縁板2はコンデ
ンサ本体1から導出されたリード線3を貫通させるリー
ド線貫通孔7が設けられており、また、前記リード線3
を折曲して収納するための収納溝10が離反する方向に
設けられている。前記コンデンサ本体1から導出された
リード線3は、絶縁板のリード線貫通孔7を貫通し、前
記絶縁板2に設けられた収納溝10に沿って折曲して収
納されている。前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内側
面5と前記コンデンサ本体1から導出されたリード線3
との間には弾性体8が介在されており、前記弾性体8は
前記絶縁板2のリード線貫通孔7に貫通するリード線3
及び前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内側面5に密着
されている。
【0028】本実施例2のチップ形コンデンサにおける
前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内側面5と前記コン
デンサ本体1から導出されたリード線3との間の弾性体
8は次のようにして介在される。まず、実施例1で示し
たように、前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内側面5
に接着剤を介して弾性体8を密着させる、又は前記弾性
体8の外周径を前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内側
面5の内周径とほぼ同一、もしくはより多きい径とし、
前記弾性体8を前記リード線貫通孔7に嵌入して密着さ
せる。次に、前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内側面
5に密着された弾性体8の内周径を、前記絶縁板2のリ
ード線貫通孔7に貫通するリード線3の外周径とほぼ同
一、もしくはより小さい径として、前記リード線3を前
記リード線貫通孔7に貫通することで、前記弾性体8と
前記リード線3を密着させている。また、実施例2で示
したように、まずゴム等の弾性体からなるチューブ8を
コンデンサ本体1から導出されたリード線3に装着させ
る。前記チューブ8の内周径を、前記リード線3の外周
径とほぼ同一、もしくはより小さい径とし、前記リード
線3に密着させる。次に、前記チューブ8を装着したリ
ード線3を絶縁板2のリード線貫通孔7に貫通し、前記
絶縁板2に設けられた収納溝10に沿って折曲して収納
する。前記リード線3に装着したチューブ8の外周径
を、前記絶縁板2の貫通孔7の内周径とほぼ同一、もし
くはより大きい径とし、前記チューブ8を装着したリー
ド線3を絶縁板2に密着させている。これらにより前記
絶縁板2のリード線貫通孔7の内側面5と前記絶縁板2
のリード線貫通孔7に貫通したリード線3との間に弾性
体8を介在させている。
【0029】このように、前記絶縁板2のリード線貫通
孔7の内側面5と前記絶縁板2のリード線貫通孔7に貫
通したリード線3との間に弾性体8を介在させ、前記弾
性体8を、前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内側面5
及び前記弾性体8を前記絶縁板2のリード線貫通孔7に
貫通したリード線3に密着させることにより、リード線
貫通孔7に貫通したリード線3、特には機械的強度が弱
くなっている前記リード線の折曲部6に加わる前記機械
的ストレスを前記弾性体8により最も低減することがで
きる。そのため、前記リード線3、特にはリード線の折
曲部6の損傷による電気的特性の劣化や、さらには破断
による動作不良を最も防止することができる。
【0030】また、コンデンサ本体1と絶縁板2の一体
化を、前記絶縁板3を前記コンデンサ本体1とコンデン
サ本体1から導出されたリード線3により挟み込むこと
に加えて、前記絶縁板2のリード線貫通孔7の内側面5
に形成された前記弾性体8を、前記絶縁板2のリード線
貫通孔7を貫通したリード線3に密着させ、前記絶縁板
2とリード線3が前記弾性体8の密着により支持される
ことにより、前記コンデンサ本体1と絶縁板2との一体
性を向上させることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
同一端面から導出された複数のリード線を有する電子部
品本体と、前記リード線導出側に当接された絶縁板から
なり、前記リード線が前記絶縁板のリード線貫通孔を貫
通して、前記絶縁板の下面に沿って折曲されてなるチッ
プ形電子部品において、前記絶縁板のリード線貫通孔の
内側面と前記絶縁板のリード線貫通孔を貫通したリード
線との間に弾性体が介在されていることにより、振動や
回転力などの機械的ストレスが電子部品本体及び絶縁板
に加わった場合にリード線に加わる機械的ストレスを、
前記弾性体が吸収し、前記リード線、特には機械的強度
が弱くなっているリード線の折曲部に加わる前記機械的
ストレスを低減することができる。
【0032】前記弾性体が、前記絶縁板のリード線貫通
孔を貫通したリード線又は前記絶縁板のリード線貫通孔
の内側面に密着されていることを特徴としている。これ
によると、前記絶縁板のリード線貫通孔を貫通したリー
ド線又は前記絶縁板のリード線貫通孔の内側面に前記弾
性体が密着されているため、振動や回転力などの機械的
ストレスが電子部品本体及び絶縁板に加わった場合にリ
ード線に加わる機械的ストレスを前記弾性体がさらに吸
収し、リード線に加わる前記機械的ストレスをさらに低
減することができる。
【0033】前記弾性体が、前記絶縁板のリード線貫通
孔を貫通したリード線及び前記絶縁板のリード線貫通孔
の内側面に密着されていることを特徴としている。これ
によると、前記弾性体が、前記絶縁板のリード線貫通孔
を貫通したリード線及び前記絶縁板のリード線貫通孔の
内側面に密着されているため、振動や回転力などの機械
的ストレスが電子部品本体及び絶縁板に加わった場合に
リード線に加わる機械的ストレスを前記弾性体が最も吸
収し、リード線に加わる前記機械的ストレスを最も低減
することができる。また、電子部品本体と絶縁板の一体
化を、前記絶縁板を前記電子部品本体と電子部品本体か
ら導出されたリード線により挟み込むことに加えて、前
記弾性体を、前記絶縁板のリード線貫通孔を貫通したリ
ード線及び前記絶縁板のリード線貫通孔の内側面に密着
させることにより、前記絶縁板とリード線が前記弾性体
の密着により支持されるため、前記電子部品本体と絶縁
板との一体性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のチップ形電子部品を示す外
観斜視図である。
【図2】本発明の実施例1のチップ形電子部品の断面A
−Aの断面図である。
【図3】本発明の実施例2のチップ形電子部品の断面図
である。
【図4】本発明の実施例2のチップ形電子部品を示す展
開斜視図である。
【図5】本発明の実施例3のチップ形電子部品の断面図
である。
【図6】従来の縦置き用のチップ形電子部品を示す斜視
図である。
【図7】従来の縦置き用のチップ形電子部品の断面B−
Bの断面図である。
【符号の説明】
1 電子部品本体(コンデンサ本体) 2 絶縁板 3 リード線 4 封口部材 5 内側面 6 リード線折曲部 7 リード線貫通孔 8 弾性部材(チューブ) 9 切り欠き部 10 収納溝 11 外装ケース側面部 12 コンデンサ素子 13 外装ケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一端面から導出された複数のリード線
    を有する電子部品本体と、前記リード線導出側に当接さ
    れた絶縁板からなり、前記リード線が前記絶縁板のリー
    ド線貫通孔を貫通して、前記絶縁板の下面に沿って折曲
    されてなるチップ形電子部品において、前記絶縁板のリ
    ード線貫通孔の内側面と前記絶縁板のリード線貫通孔を
    貫通したリード線との間に弾性体が介在されていること
    を特徴としたチップ形電子部品。
  2. 【請求項2】 前記弾性体が、前記絶縁板のリード線貫
    通孔を貫通したリード線又は前記絶縁板のリード線貫通
    孔の内側面に密着されていることを特徴とする請求項1
    記載のチップ形電子部品。
  3. 【請求項3】前記弾性体が、前記絶縁板のリード線貫通
    孔を貫通したリード線及び前記絶縁板のリード線貫通孔
    の内側面に密着されていることを特徴とする請求項1記
    載のチップ形電子部品。
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