JP2002201569A - ゴム補強用コード及び繊維強化ゴム材料 - Google Patents
ゴム補強用コード及び繊維強化ゴム材料Info
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Abstract
ベルト、ホース等の各種ゴム材料に好ましく使用でき
る、炭素繊維が使用されてなるゴム補強用コードおよび
繊維強化ゴム材料を提供せんとするものである。 【解決手段】本発明のゴム補強用コードは、結節強度が
500MPa以上の炭素繊維束に、ゴムラテックスを含
む樹脂組成物が含浸されてなることを特徴とするもので
ある。また、本発明の繊維強化ゴム材料は、かかるゴム
補強用コードにより、ゴムを含んでなる基材が補強され
てなることを特徴とするものである。
Description
ホース等の各種ゴム材料の補強材として好適に使用でき
るゴム補強用コード及び該ゴム補強用コードにより補強
されてなる繊維強化ゴム材料に関するものである。
料には、ナイロン繊維やポリエステル繊維等の有機繊維
とゴムからなる繊維強化ゴム材料が、実用的な耐疲労性
を有することから、広く利用されている。これらの繊維
強化ゴム材料は、ゴムを含んでなる基材が、撚りが付与
された強化繊維束の表層部に接着剤等を付着させてなる
コードにより補強されてなるものである。
率、耐熱性、耐水性、耐疲労性等の特性が要求される
が、中でも、外力による変形に耐性を持たせるため、耐
疲労性が重視される。
性、耐水性が良好なことから、炭素繊維が用いられた繊
維強化ゴム材料は、寸法安定性、耐候性等に優れている
がが、かかる繊維強化ゴム材料は、単繊維同士の擦過に
よるコードの破断やコードとゴムとの界面において剥離
が生じやすく、耐疲労性に劣りやすい。
ル−ホルムアルデヒド樹脂、ゴムラテックス及びエポキ
シ樹脂を含む樹脂組成物を炭素繊維束に含浸させる手法
が特開昭52−56181号公報や特開昭60−181
369号公報で開示されている。
ム材料の用途に実用上問題のない耐疲労性を有するゴム
補強用炭素繊維コードは、充分に満足されるものが得ら
れていないのが現状である。
技術の背景に鑑み、優れた耐疲労性を発現し、タイヤ、
ベルト、ホース等の各種ゴム材料に好ましく使用でき
る、炭素繊維が使用されてなるゴム補強用コードおよび
繊維強化ゴム材料を提供せんとするものである。
解決するために、次のような手段を採用する。すなわ
ち、本発明のゴム補強用コードは、結節強度が500M
Pa以上の炭素繊維束に、ゴムラテックスを含む樹脂組
成物が含浸されてなることを特徴とするものである。
るゴム補強用コードにより、ゴムを含んでなる基材が補
強されてなることを特徴とするものである。
以上である炭素繊維束に、ゴムラテックスを含む樹脂組
成物が含浸されてなるゴム補強用コード(以下、単にコ
ードという)でゴムを含んでなる基材を補強することに
より、高弾性率・高強度を有しながら、意外にも従来に
なく、屈曲変形に対する耐疲労性(以下、単に屈曲変形
という)に優れた繊維強化ゴム材料が得られることを見
出したものである。
結節強度が500MPa以上であることが必要であり、
好ましくは600MPa以上、より好ましくは700M
Pa以上であるのが良い。500MPa未満であると、
耐疲労性が不足しがちとなり、タイヤ、ベルト等の用途
に使用できないことがある。特に、結節強度が750M
Paあれば、本発明の効果を奏するに当たり、十分であ
ることが多い。
維として炭素繊維を用いるにもかかわらず耐疲労性に優
れたものとなる原因は、上記したような結節強度が特定
値以上の炭素繊維束を用いること及びゴムラテックスを
含有する柔軟な樹脂によって単繊維が保護されることの
組み合わせにより、単繊維同士の摩擦損傷が相乗効果的
に抑えられたことによるものと推定される。
成する単繊維の断面形状が、実質的に真円状であるのが
良い。単繊維の断面形状が、それ以外の形状、例えば、
楕円状、空豆状、三つ葉状等であると、単繊維同士の擦
過が生じ易くなり、炭素繊維束の結節強度が不足するこ
とがある。
繊維の断面の外接円の半径Rと内接円の半径rの比(=
R/r)で定義される断面変形度が、1〜1.1の範囲
内であることをいう。
が、耐疲労性に優れた炭素繊維強化ゴム材料を得るため
に好ましい。具体的には、原子間力顕微鏡(AFM)に
より後述する方法により測定される表面積比が1.00
〜1.10である炭素繊維を用いることが耐屈曲疲労性
向上のため好ましいことがわかった。かかる表面積比は
炭素繊維の表面の実表面積と投影面積との比で、繊維表
面の粗さの度合いを表しており、表面積比が1に近づく
ほど断面が真円に近いことを示している。炭素繊維表面
に凹凸がまったくない場合に1.00となる。繊維表面
が滑らかであるほど、成形中に繊維間に樹脂が入りやす
く、結果として単繊維が個別に分散されやすくなる。そ
の意味で、表面積比が1.00〜1.05であれば特に
好ましい。表面積比が1.10を越えると耐疲労特性が
不十分となりやすい。※また、前記炭素繊維束は、その
目付が0.5〜1.2g/m、好ましくは0.6〜1.
1g/m、より好ましくは0.7〜1.0g/mである
のが良い。0.5g/m未満であると、ゴム材料の補強
効果が不足することがあり、1.2g/mを越えると、
コードに樹脂組成物が充分に含浸されないことがある。
ラテックスを含む樹脂組成物を含浸せしめてコード形状
の材料とする。ゴムラテックスが含まれないと、屈曲変
形等の応力変形を受けた際に、単繊維同士の擦過による
コードの破断が生じたり、ゴム界面においてコードとの
剥離が生じたりすることがある。
中に安定に分散しているものであり、コードの耐疲労性
を損なうボイドの発生を防ぐために、樹脂組成物を炭素
繊維束に含浸させた後、コード中に残存する水分を加熱
乾燥等により除去しておくのが好ましい。
ル−ブタジエンゴムラテックス、イソプレンゴムラテッ
クス、ウレタンゴムラテックス、スチレン−ブタジエン
ゴムラテックス、ビニルピリジン−スチレン−ブタジエ
ンゴムラテックス等が使用できる。中でも、ビニルピリ
ジン−スチレン−ブタジエンゴムラテックスは、耐疲労
性の向上に特に効果的であり、好ましく用いられる。
目付けは、乾燥後に0.1〜0.4g/m、好ましくは
0.12〜0.35g/m、より好ましくは0.14〜
0.3g/mであるのが良い。0.1g/m未満である
と、単繊維同士の擦過が有効に防止できず、コードの耐
疲労性が不足することがあり、0.4g/mを超える
と、いわゆる耐湿熱性が不足することがある。
スは、樹脂組成物100重量%に対して、乾燥後、30
〜70重量%、好ましくは35〜65重量%、より好ま
しくは40〜60重量%含まれてなるのが良い。30重
量%未満であると、コードの柔軟性が低下し、耐疲労性
が不足することがあり、70重量%を越えると、コード
の粘着性が過剰になり、取り扱い性が悪化することがあ
る。
上させるため、エポキシ樹脂やRFL接着剤(レゾルシ
ノール−ホルムアルデヒド樹脂とラテックスの混合物)
を炭素繊維束に含浸させる樹脂としてゴムラテックスと
組合わせて用いることが好ましい。
グリシジルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテ
ル、ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ポリエチ
レングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレン
グリコールジグリシジルエーテル等が使用できる。中で
も、グリセロールポリグリシジルエーテル、ソルビトー
ルポリグリシジルエーテルは、耐疲労性の向上に特に効
果的であり、好ましく用いられる。
重量%に対して、乾燥後、20〜80重量%、好ましく
は30〜70重量%、より好ましくは40〜60重量%
含まれているのが良い。20重量%未満であると、ゴム
界面においてコードとの接着性が不足することがあり、
80重量%を越えると、コードの柔軟性が低下し、耐疲
労性が不足することがある。
ば、水酸化ナトリウム等のアルカリ性化合物を含む水溶
液に、レゾルシノールとホルマリンを加えて、室温で数
時間静置し、レゾルシノールとホルムアルデヒドを初期
縮合させた後、ラテックスを加える方法等により製造さ
れるものである。
に対して、乾燥後、5〜40重量%、好ましくは8〜3
0重量%、より好ましくは10〜20重量%含まれてい
るのが良い。5重量%未満であると、ゴム界面において
コードとの接着性が不足することがあり、40重量%を
越えると、コードの柔軟性が低下し、耐疲労性が不足す
ることがある。
の柔軟性の指標となる曲げ荷重−たわみ曲線の初期勾配
が1000N/m以下であることが良く、好ましくは9
00N/m以下、さらに好ましくは800N/m以下で
ある。1000N/mを越えると、コードが柔軟性に乏
しくなり、ゴム材料が繰り返し変形を受けた際に、コー
ドに応力集中が生じ易く、耐屈曲疲労性が不充分になる
ことがある。
束を、ゴムラテックスとエポキシ樹脂等が貯留される樹
脂槽を通過させ、次いで、RFL接着剤が貯留される処
理液槽を通過させた後、さらに、加熱炉内を通過させ、
コード中の水分を乾燥除去する方法により製造すること
ができる。
したような方法により製造されるコードによりゴムを含
んでなる基材を補強してなるものである。
リルゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、イソプ
レンゴム、ウレタンゴム、エチレン−プロピレンゴム、
クロロプレンゴム、シリコーンゴム、スチレン−ブタジ
エンゴム、多硫化ゴム、天然ゴム、ブタジエンゴム、フ
ッ素ゴム等が使用できる。
料の改質等のため、カーボンブラック、シリカ等の無機
充填剤、クマロン樹脂、フェノール樹脂等の有機充填
剤、ナフテン系オイル等の軟化剤を配合しても良い。
ば、同一方向に引き揃えたコードを、両面からゴムを含
むシート状の基材で挟み込んだ後、得られたコード/ゴ
ム複合体をプレス機内で加熱・加圧してゴムを加硫さ
せ、成形する方法により製造することができる。
説明する。実施例では、コード及び繊維強化ゴム材料の
製造に当たり、次に示す原材料を用いた。 <原材料> (炭素繊維束) ・”M30S-18K-50C”(型番、東レ(株)製):結節強度
720MPa、目付け0.75g/m、単繊維の断面変
形度1.07、AFMによる表面積比1.03 ・”T700G-12K-31E”(型番、東レ(株)製):結節強
度750MPa、目付け0.80g/m、単繊維の断面
変形度1.05、AFMによる表面積比1.05 ・”T800H-12K-40B”(型番、東レ(株)製):結節強
度280MPa、目付け0.44g/m、単繊維の断面
変形度1.37、AFMによる表面積比1.09 ・”T300B-12K-50B”(型番、東レ(株)製):結節強
度270MPa、目付け0.80g/m、単繊維の断面
変形度1.25、AFMによる表面積比1.19(ゴム
ラテックス) ・ビニルピリジン−スチレン−ブタジエンゴムラテック
ス:”ニッポール”2518FS(商標、日本ゼオン(株)
製)、固形分濃度40.5% ・スチレン−ブタジエンゴムラテックス:”ニッポー
ル”LX110(商標、日本ゼオン(株)製)、固形分濃度
40.5% ・アクリロニトリル−ブタジエンゴムラテックス: ”
ニッポール”LX513 固形分濃度45% (エポキシ樹脂) ・グリセロールポリグリシジルエーテル:”デナコー
ル”EX-313(商標、ナガセ化成工業(株)製)、エポキ
シ当量141 ・ソルビトールポリグリシジルエーテル:”デナコー
ル”EX-614(商標、ナガセ化成工業(株)製)、エポキ
シ当量167 ・ポリグリセロールポリグリシジルエーテル:”デナコ
ール”EX-521(商標、ナガセ化成工業(株)製)、エポ
キシ当量183 また、本発明において用いる炭素繊維束の評価方法は、
次に示すとおりである。 <炭素繊維束の結節強度>JIS L1013−1981に
準じて試料のつかみ間の中央に結節をつくり、引張強度
を測定した。
み込んで固定する。ここで、チャック間のサンプル長は
250mmとし、炭素繊維束の結び目が、チャック間の
中央部に位置するようにする。
速度50mm/分で、炭素繊維束を引張り、その最大荷
重値を測定する。
面積(=炭素繊維束の目付け÷炭素繊維束の密度)で除
した値を結節強度とする。
についてn=10(右結びと左結びについて各n=5)
の平均値を結節強度値とした。 <単繊維の断面形状>測定する炭素繊維を繊維軸と垂直
な方向からカミソリにより切断し、その断面を走査型電
子顕微鏡により、倍率1万倍、加速電圧15kVの条件
下で写真撮影する。
円をそれぞれ描き、外接円の半径(R)と内接円の半径
(r)の比(=R/r)を、単繊維の断面変形度とす
る。
について、n=5の平均値を断面変形度とする。 <AFMによる表面積比測定>炭素繊維の表面積比は次
のように測定する。すなわち、測定に供する炭素繊維を
試料台に固定し、Digital Instruments社製 NanoScope
IIIを用い、下記条件にて3次元表面形状の像を得る。 ・探針:Siカンチレバー一体型探針(オリンパス光学
工業社製 OMCL-AC120TS) ・測定環境:25℃大気中 ・観察モード:タッピングモード ・走査速度:0.3〜0.4Hz ・走査範囲:2.5μm×2.5μm ・ピクセル数:512×512 得られた像全体について、前期装置付属ソフトウエア
(NanoScopeIIIバージョン4.22r2、1次Flatten
フィルタ、Lowpassフィルタ、3次Plane Fitフィルタ使
用)によりデータ処理し、実表面積と投影面積を算出す
る。なお、投影面積については、繊維断面積の曲率を考
慮し近似した2次曲面への投影面積を算出したものを用
い、表面積比は以下の式で求める。
面積比とする。 <コード作製・評価> (1)樹脂含浸(コード作製)および繊維目付・樹脂目
付評価 炭素繊維束を10m/分の速度で搬送し、表1に示す組
成のゴムラテックス/エポキシ樹脂が含まれる処理液槽
(1浴目)を通過させ、次いで、表2に示す組成のRF
L接着剤が含まれる処理液槽(2浴目)を通過させた。
さらに、170℃の加熱炉内を通過させ、処理液に含ま
れる水分を除去し、ゴム補強用コードを得た。なお、乾
燥後コードのゴムラテックス/エポキシ樹脂の付着量、
RFL接着剤の付着量は、炭素繊維束100重量部に対
して、それぞれ22重量部、5重量部を目安とした。実
際の繊維目付、樹脂目付の測定は、一定長さあたりの炭
素繊維束の重量(すなわち炭素繊維束の目付)を予め測
定しておき、樹脂含浸後の同一長さのコード重量(すな
わち炭素繊維コードの目付)を測定することで、差分と
しての樹脂目付、重量部を計算した。 (2)ゴム補強用コードの応力−歪み曲線の初期勾配 ASTM D885−76に記載の方法に準じ次のよう
に測定した。いわゆる3点曲げにより、コードにかかる
荷重とコードのたわみ量を測定した。前記ゴム補強用コ
ードを長さ1mに切り出して、その一端に、金属製フッ
クを結び付け、他端に300gの重りを結び付け、空中
に72時間吊して、コードを鉛直にせしめ、測定試料を
得た。前記測定試料を長さ2cmに切り出して、スパン
間隔1cmの治具に載せ、金属製フックをスパン間の中
央部に掛けた。温度25℃、相対湿度40%に調節され
た環境下で、2cm/分の速度で金属製フックを下降さ
せ、曲げ荷重−たわみ曲線を得た。曲線の初期値におけ
る接線の傾きを、その初期勾配とした。荷重を縦軸、た
わみを横軸にとり、得られた曲線の初期値における接線
の傾きを、曲げ荷重−たわみ曲線の初期勾配とした。 (3)ゴム補強用コードの耐屈曲疲労性 次の2種の方法により測定した。
方法であり、チューブ試験片を用いるものである。表3
の組成のゴムシートをドラムに捲回し、その上から、前
記ゴム補強用コードを55本/10cmの間隔で捲回
し、さらに、その上から、同一のゴムシートを捲回し
た。
ートの3層体をドラムから脱型してマンドレルに巻き付
けチューブ状とした。さらに、プレス機内で、ゴムを温
度160℃、圧力9.8MPa、時間30分の条件で加
硫させ、チューブ試験片を作製した。こうしてゴムチュ
ーブの軸方向とコードの配向が一致した繊維強化ゴム材
料(外径27mm、内径13mm、長さ24cm)を得
た。
折り曲げ、チューブ内に圧力0.3MPaの空気を送り
込み、温度25℃の雰囲気中でチューブの両端を同一方
向に850回/分の速さで回転させた。チューブが破壊
に至るまでの時間(破壊寿命)を、耐屈曲疲労性の指標
とした。
ある。コードを、6.4mmの等間隔にて同一方向に引
き揃え、表3に示す組成のゴムシートにより、両面から
挟み込んだ後、得られたコード/ゴム複合体をプレス機
を用い、温度160℃、圧力9.8MPa、時間30分
の条件下、ゴムを加硫させ、繊維強化ゴム材料とした。
方向とコードの配向方向を一致させて、1本の試験片の
中央部に1本のコードが包埋されるようにしつつ、幅
6.4mm、厚さ6.4mm、長さ76.2mmの試験
片を切り出した。
0%の環境下、短軸方向に振幅30mm、周波数5Hz
にて20万回屈曲させた後、長軸方向の引張強度を測定
した。試験片の屈曲疲労後の引張強度(Ta)と屈曲疲
労前の引張強度(Tb)との比を、引張強度保持率(=
Ta/Tb)とし、コードの耐屈曲疲労性の指標とした
(ここでは、引張試験機として、インストロン4208
(インストロン・ジャパン社製)を用いた)。
シート組成及び耐屈曲疲労性の評価結果については、下
表1〜5に纏めて示した。表4、5に示す評価結果から
判るように、本発明によるコードは、屈曲変形の繰り返
しに対して、極めて優れた耐疲労性を発現していること
が判る。
優れた耐屈曲疲労性を発現する繊維強化ゴム材料が得ら
れる。
タイヤ、ベルト、ホース等の各種ゴム材料に特に好適に
使用できる。
Claims (7)
- 【請求項1】結節強度が500MPa以上の炭素繊維束
に、ゴムラテックスを含む樹脂組成物が含浸されてなる
ことを特徴とするゴム補強用コード。 - 【請求項2】前記炭素繊維束を構成する単繊維の断面形
状が、実質的に真円状である請求項1記載のゴム補強用
コード。 - 【請求項3】前記炭素繊維束の目付けが、0.5〜1.
2g/mである請求項1又は2記載のゴム補強用コー
ド。 - 【請求項4】前記樹脂組成物の目付けが、0.1〜0.
4g/mである請求項1〜3のいずれかに記載のゴム補
強用コード。 - 【請求項5】前記樹脂組成物100重量%に対して、ゴ
ムラテックスの含有量が、30〜70重量%である請求
項1〜4のいずれかに記載のゴム補強用コード。 - 【請求項6】前記樹脂組成物100重量%中に、エポキ
シ樹脂が20〜80重量%含有されてなる請求項1〜5
のいずれかに記載のゴム補強用コード。 - 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のゴム補強
用コードによりゴムを含んでなる基材が補強されてなる
ことを特徴とする繊維強化ゴム材料。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001325060A JP2002201569A (ja) | 2000-11-06 | 2001-10-23 | ゴム補強用コード及び繊維強化ゴム材料 |
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